JP2006084126A - 加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 調理室の清掃性に充分に優れるようにする。
【解決手段】 調理室を電熱ヒータにより被調理物を加熱調理するときの温度より低い温度に加熱した状態で(S2〜S4)、加熱した蒸気を蒸気供給機構により調理室に供給する(S6〜S9)清掃モードの実行を可能とした。この清掃モードでは、調理室に供給された加熱蒸気が調理室の壁面に触れて結露する。このとき、調理室は、電熱ヒータにより被調理物を加熱調理するときの温度より低い温度に加熱されており、蒸気を上述のように結露させると共に、調理室の壁面に付着している汚れを熱で軟化させるのにも効果を奏するから、結露の水分が汚れに浸透しやすくなって、汚れが充分にふやかされ、使用者による拭き取り性が充分に良くなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、調理室の清掃をするのに有効な機能を有する加熱調理器に関する。
従来より、オーブンレンジ等の加熱調理器においては、被調理物を調理室に収容して加熱調理するようになっており、それに伴い、調理室の壁面には被調理物から出た油や食品かす等の汚れが付着する。特に、被調理物に高熱を加えて焙るオーブン調理やグリル調理をしたときには、それによる加熱乾燥のために、調理室の壁面に付着した油が酸化してこびり付く。又、被調理物にマイクロ波を照射して加熱調理するレンジ調理をしたときには、調理室の壁面に付着した汚れが多い状況では、その汚れにマイクロ波が吸収されて、被調理物に対する加熱効率が低下したり、あるいはその汚れ自体が発熱して燃焼したりする可能性がある。
これに対して、一般的には、使用者が調理室壁面の汚れを布巾等で拭き取ることが行われており、更に、布巾に代えて専用の洗剤を含ませたレンジクリーナーなどで拭き取ることも行われている。しかしながら、これらの場合、加熱調理器の不使用時には、調理室の壁面に付着した汚れが乾燥して、多少擦った程度では充分に除去することができなかった。
一方、調理室に水溜部を設け、それに貯留した水を電熱ヒータにより加熱したり、あるいはマイクロ波を照射したりして蒸気を発生させ、これらの蒸気により調理室の壁面に付着した汚れをふやかして、使用者による拭き取り性を良くする考えもある。
特開2004−69175号公報 特開2004−170053号公報
しかしながら、上述のように単に調理室に蒸気を発生させるだけでは、それにマイクロ波による作用が加わっても、調理室の壁面に付着した汚れを充分にふやかすことができず、従って、使用者による拭き取り性(清掃性)も充分に良くはなかった。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、従ってその目的は、調理室の清掃性に充分に優れた加熱調理器を提供するにある。
上記目的を達成するために、本発明の加熱調理器においては、被調理物を収容する調理室と、この調理室に収容された被調理物を加熱する電熱ヒータとを具えると共に、加熱した蒸気を前記調理室に供給する蒸気供給機構を具え、前記調理室を前記電熱ヒータにより前記被調理物を加熱調理するときの温度より低い温度に加熱した状態で、加熱した蒸気を前記蒸気供給機構により前記調理室に供給する清掃モードの実行を可能としたことを特徴とする。
上記手段によれば、清掃モードで、加熱した蒸気が調理室に供給され、それが調理室の壁面に触れて結露する。このとき、調理室は、電熱ヒータにより被調理物を加熱調理するときの温度より低い温度に加熱されており、汚れの付着した壁面で蒸気を結露させると共に、その壁面に付着している汚れを熱で軟化させるのにも効果を奏する(マイクロ波では調理室の壁面を電熱ヒータによるほど温度上昇させることができない)。かくして、結露の水分が汚れに浸透しやすくなるから、調理室の壁面に付着している汚れは充分にふやかされ、使用者による拭き取り性が充分に良くなる。
以下、本発明の第1実施例(第1の実施形態)につき、図1ないし図5を参照して説明する。
まず、図2には、加熱調理器(この場合、オーブンレンジ)の外箱1を示しており、これの内部に内箱2を配設して、該内箱2により、調理室3を包囲形成している。調理室3(内箱2)は、前面が開口部3aで示すように開口しており、底部に回転皿4を有し、その上方に棚皿5を配置するための皿受け6を左右の両側壁(左側壁のみ図示)に複数段有している。
外箱1の前面部には、調理室3の前面開口部3aを開閉する扉7を設けると共に、操作パネル8を設けている。操作パネル8は、加熱調理器の使用に係る各種操作を行うためのもので、多数の操作キー9を有し、その中に後述する「清掃モード」を設定するための清掃キー9aが存している。このほか、操作パネル8は、調理に係る温度や時間を表示する表示部10を有している。
次いで、図3には、上記調理室3とその周辺の構成を示しており、調理室3には、内上部にファン11と上ヒータ12とを設け、外下部に下ヒータ13を設けている。ファン11は、調理室3の空気を攪拌するためのもので、特には後述のごとく供給される蒸気を調理室3に均一に分布させるべく働かせるようになっている。ヒータ12,13は、電熱式の加熱器、すなわち、電熱ヒータであり、中でも例えば面状ヒータやシーズ線ヒータ等である。
又、調理室3の、この場合、右側の側壁には、第1の温度センサ14を設けており、この第1の温度センサ14は、調理室3の壁面温度を検知するもので、温度検知手段である。
調理室3の外部(外箱1の内部)には蒸気供給機構15を設けている。この蒸気供給機構15は、この場合、調理室3の下方に配設した貯水タンク16と、この貯水タンク16に付設したポンプ17、調理室3の左側壁に取付けた蒸気発生器18、及びポンプ17と蒸気発生器18とを結んだ送水管19から成っている。
そのうち、貯水タンク16には使用者が機外から給水し得るようになっており、ポンプ17は貯水タンク16内の水を送水管19を通じて蒸気発生器18に送り込み得るようになっている。
蒸気発生器18は、詳細には、図4に示すほゞ矩形の薄箱状に例えばアルミダイキャストにて形成した器本体18aと、これに埋設した例えばシーズ線ヒータから成る加熱器である電熱ヒータ18b、並びに器本体18aに密に結合する蓋体(図示せず)にて構成したものである。その構成にて、器全体を電熱ヒータ18bの発熱により例えば180〔℃〕以上の温度に熱し、この状態で、前記ポンプ17から蓋体を通じて給水を受けることにより、受けた水を瞬時に蒸気化させ、そして、その加熱した蒸気を、器本体18aの複数箇所に形成した吐出口20から、前記調理室3の左側壁に図3に示すように形成した蒸気供給口21を通じて調理室3へと吹き出し供給するようになっている。
なお、上記蒸気発生器18には、サーミスタ等の第2の温度センサ(図4には図示せず)を温度検知手段として添設していて、それにより、ポンプ17から供給される水の加熱温度を上述の例えば180〔℃〕以上に維持するようにしている。
そして、そのほか、調理室3の外部には、図3には図示しないが、前記回転皿4を回転させるモータや、調理室3に熱風を送り込む電熱ヒータ及びファン、並びに調理室3にマイクロ波を供給するマイクロ波発生器であるマグネトロン及び導波管等をも配設している。
図5には、制御装置22を示している。この制御装置22は、前記操作パネル8の裏側に配設したもので、例えばマイクロコンピュータから成っており、加熱調理器の作動全般を制御する制御手段として機能する。
しかして、この制御装置22には、前記操作パネル8の各種操作キー9から成る操作入力部23より各種操作信号が入力されると共に、前記第1の温度センサ14から温度検知信号が入力され、前記蒸気発生器18に添設した第2の温度センサ24からも温度検知信号が入力されて、更に、前記扉7の開閉に応動する扉スイッチ25から扉開閉検知信号が入力されるようになっている。なお、扉スイッチ25は、扉7の開閉に応動することで扉7の開閉を検知する扉開閉検知手段として機能するものである。
そして、制御装置22は、それらの入力並びにあらかじめ記憶された制御プログラムに基づいて、前記表示部10に表示制御信号を与えると共に、報知手段である報知器(この場合、電子ブザー)26に報知制御信号を与え、そのほか、前記回転皿駆動用のモータ27と、ファン11、上ヒータ12、下ヒータ13、ポンプ17、蒸気発生器18の電熱ヒータ18b、前記熱風生成用のヒータ28、同熱風生成用のファン29、前記マグネトロン30、及び調理室3を照明すべく設けた庫内灯31、並びに調理室3に外気を取り込むべく設けた換気ファン32を駆動する駆動回路33に、駆動制御信号を与えるようになっている。
次に、上記構成のものの作用を述べる。
調理は、被調理物を調理室3に収容して回転皿4の上に置き、又は皿受け6に掛けた棚皿5の上に置いて、扉7を閉じ、操作パネル8の操作キー9を選択操作して調理を開始させる。すると、上ヒータ12や下ヒータ13、又は熱風生成用のヒータ28及びファン29、もしくはマグネトロン30が作動して、被調理物を加熱調理する。
そして、そのような加熱調理を繰り返すうちに、調理室3の壁面が被調理物から出た油や食品かす等で汚れ、清掃すべき段階に達したとき、使用者は、貯水タンク16に所定量の水を供給し、調理室3に被調理物を収容しない状態で、操作パネル8の清掃キー9aを操作して、「清掃モード」を実行させる。
図1は、「清掃モード」の実行内容を示しており、制御装置22が、上記清掃キー9aを操作した上での、スタートキーの操作に基づき、「清掃モード」を開始(清掃モードスタート)する。
「清掃モード」を開始すれば、最初に、庫内灯31を点灯させて調理室3を照明する(ステップS1)。
次いで、第1の温度センサ14による温度検知の結果から、調理室3の温度(壁面温度)が被調理物を加熱調理するときの温度より低い温度である、この場合、100〔℃〕以下であるか否かの判断をする(ステップS2)。
上記ステップS2で、100〔℃〕以下ではない(NO:100〔℃〕以上である)と判断されれば、ステップS2を繰り返し、100〔℃〕以下である(YES)と判断されれば、上ヒータ12及び下ヒータ13を発熱させて調理室3を加熱する(ステップS3)。
又、その後には、前記第1の温度センサ14による温度検知の結果から、調理室3の温度が調理室3の壁面に付着した汚れを後述のごとく水分と熱とでふやかすのに効果のある温度、この場合、40〔℃〕以上であるか否かの判断をする(ステップS4)。
上記ステップS4で、40〔℃〕以上ではない(NO:40〔℃〕以下である)と判断されれば、ステップS3、S4を繰り返し、40〔℃〕以上である(YES)と判断されれば、上ヒータ12及び下ヒータ13の発熱を停止させて調理室3の加熱を終了する(ステップS5)。
次いで、蒸気供給機構15の蒸気発生器18における電熱ヒータ18bを発熱させ(ステップS6)、その後に、第2の温度センサ24による温度検知の結果から、蒸気発生器18の温度が180〔℃〕以上に達したか否かの判断をする(ステップS7)。
上記ステップS7で、180〔℃〕以上に達していない(NO)と判断されれば、ステップS6、S7を繰り返し、180〔℃〕以上に達した(YES)と判断されれば、蒸気供給機構15のポンプ17を作動させると共に、ファン11を作動させる(ステップS8)。これにより、貯水タンク16に貯留された水が送水管19を通じて蒸気発生器18に送り込まれるので、蒸気発生器18ではそれを上述の180〔℃〕以上の熱により瞬時に蒸気化させ、そして、その加熱した蒸気を、器本体18aの吐出口20から、調理室3の蒸気供給口21を通じて調理室3へと吹き出し供給する。又、その供給先の調理室3では、供給された蒸気をファン11が均一に分布させる。
この状態で、その後、例えば0.5〜1時間程度の所定時間が経過したか否かの判断をし(ステップS9)、経過していない(NO)と判断されれば、ステップS8、S9を繰り返し、経過した(YES)と判断されれば、上記電熱ヒータ18bの発熱及びポンプ17の作動を停止させると共に、報知器26を所定時間作動させて清掃モードの実行の終了を報知する(ステップS10)。
しかして、その後、扉スイッチ25による扉7の開閉の検知結果から、扉7が開放されたか否かの判断をし(ステップS11)、開放された(YES)と判断されれば、その後、例えば1分以上等の所定時間が経過したか否かの判断をし(ステップS12)、その所定時間が経過した(YES)と判断されたところで、扉7が閉鎖されたか否かの判断をする(ステップS13)。このとき、扉7が開放されて閉鎖されるまでの間に、調理室3の壁面に付着した汚れを拭き取る清掃が行われる。
ステップS13で、扉7が閉鎖された(YES)と判断されれば、換気ファン32を所定時間作動させて調理室3に外気を取り込み、その分、調理室3の空気を外部に排出させる吸・排気を行う(ステップS14)。
又、ステップS11で、扉7が開放されていない(NO)と判断されれば、ステップS10の終了報知を例えば5回等の所定回数行ったか否かの判断をし(ステップS15)、所定回数行っていない(NO)と判断されれば、例えば2分等の所定時間が経過したか否かの判断をし(ステップS16)、所定時間が経過した(YES)と判断されたところで、ステップS10に戻って終了報知を再度行う。
そして、ステップS15で、所定回数行った(YES)と判断されれば、ステップS14に進んで、換気ファン32を作動させることによる調理室3の吸・排気を行う。
このように本構成のものでは、調理室3を電熱ヒータである上下のヒータ12,13により被調理物を加熱調理するときの温度より低い温度に加熱した状態で、加熱した蒸気を蒸気供給機構15により調理室3に供給する「清掃モード」の実行を可能としている。
これにより、「清掃モード」では、調理室3に供給された加熱蒸気が調理室3の壁面に触れて結露する。このとき、調理室3は、上記上下のヒータ12,13により被調理物を加熱調理するときの温度より低い温度に加熱されており、汚れの付着した壁面で蒸気を結露させると共に、その壁面に付着している汚れを熱で軟化させるのにも効果を奏する。かくして、結露の水分が汚れに浸透しやすくなるから、調理室3の壁面に付着している汚れは充分にふやかされ、使用者による拭き取り性が充分に良くなる。もって、調理室3の清掃性に充分に優れさせることができる。
又、特に本構成のものの場合、調理室3の壁面温度を検知する温度検知手段として第1の温度センサ14を具え、その温度検知に基づいて、「清掃モード」における蒸気供給機構15による蒸気の供給を制御するようにしている(ステップS2、S4)。よって、その「清掃モード」における上述の、調理室3を上下のヒータ12,13により被調理物を加熱調理するときの温度より低い温度に加熱した状態で、加熱した蒸気を蒸気供給機構15により調理室3に供給することが、調理室3の実際の壁面温度に応じて、より確かにできる。
更に、本構成のものの場合、上記第1の温度センサ14による調理室3壁面の検知温度が100〔℃〕以下であることを条件に、清掃モードにおける蒸気供給機構による蒸気の供給を実行するようにしている(ステップS2)。これにより、調理室3に供給した蒸気が調理室3の壁面に触れたときに確実に結露し、それでいて、被調理物を加熱調理した直後等の高温(100〔℃〕超)状態で調理室3の壁面に使用者が触れることのないようにすることができる。
なお、本構成のものの場合、上記第1の温度センサ14による調理室3壁面の検知温度が40〔℃〕以上であることをも条件に、清掃モードにおける蒸気供給機構による蒸気の供給を実行するようにしている(ステップS4)。これにより、調理室3の壁面に付着している汚れを熱で軟化させることがより確かにできる。又、その最低温度を60〔℃〕以上とすることにより、調理室3の壁面に付着している汚れに棲息する細菌類を除くことも可能である。
そのほか、本構成のものにおいては、報知手段として報知器26を具え、この報知器26によって、「清掃モード」の実行の終了を報知するようにしている。これにより、「清掃モード」の実行後に、調理室3の壁面の汚れを使用者が拭き取るのを忘れることのないようにできて、ふやけた汚れが調理室3の壁面を垂れたままになることのないようにできる。
又、調理室3の扉7の開閉を検知する扉開閉検知手段として扉スイッチ25を具え、「清掃モード」の実行の終了時に、扉7の開放そして閉鎖が検知されたことを条件に、調理室3の吸・排気をするようにしている。この場合、「清掃モード」の実行の終了時における扉7の開放そして閉鎖は、前述のように、調理室3の清掃が行われたと見ることのできるものであり、それを条件に、調理室3の吸・排気をすることによって、その清掃に要した水分を調理室3に残さず、その後の使用性を良くでき、しかも、調理室3の発錆や劣化を防ぐことができる。
更に、本構成のものの場合、「清掃モード」の実行の終了後の所定時間のあいだ扉7の開放が検知されないことを条件に、調理室3の吸・排気をするようにもしている。これにより、「清掃モード」の実行の終了後、所定時間が経過しても、調理室3の清掃が行われなかったと判断し、調理室3の吸・排気をすることによって、上述同様に、調理室3に水分を残さず、その後の使用性を良くでき、しかも、調理室3の発錆や劣化を防ぐことができる。
以上に対して、図6ないし図8は本発明の第2及び第3実施例(第2及び第3の実施形態)を示すもので、第1実施例と同一の部分には同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ述べる。
[第2実施例]
図6に示す第2実施例においては、調理室3の蒸気供給口21に、蒸気の吹出し方向を変える変向手段として可動ルーバ41を設け、これを調理室3外に配置したモータ42により矢印Aで示すごとく作動させることによって、蒸気供給口21から吹出される蒸気の方向を変化させるようにしている。このようにすることにより、蒸気を調理室3に、より効率良く、均一に供給することができる。
なお、この蒸気の吹出し方向を変える変向手段としては、可動ルーバ41以外に、可動ノズル等を用いるようにしても良い。又、蒸気を調理室3に、より効率良く、均一に供給する手段としては、前述の蒸気発生器18の器本体18aに設けた複数の吐出口20の各吐出方向を異ならせるようにしても良い。
[第3実施例]
図7及び図8に示す第3実施例においては、調理室3の壁面(内箱2の周壁内面)に親水性処理51を施している。この親水性処理51としては、例えばシリカ粉やアルミナ粉を所定量以上含んだ無機性の耐熱コーティングを調理室3の壁面に施せば良い。又、内箱2を酸化チタンを溶解した液体に浸漬しても良く、又、その酸化チタンを溶解した液体を調理室3の壁面にスプレー塗装しても良い。
このようにすることにより、水との親和性が調理室3の壁面で高くなるため、特に図8に示すように、調理室3の壁面に付着した汚れDと調理室3の壁面との間に水Wが浸透し、汚れDを浮かす。かくして、調理室3の壁面に付着した汚れを拭き取りやすくなり、清掃性を一層良くできる。
このほか、本発明は上記し且つ図面に示した実施例にのみ限定されるものではなく、特に、蒸気発生機構は貯水部を調理室に具え、この貯水部に貯留した水を加熱して蒸気を発生し調理室内に供給するものであって良いなど、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。
本発明の第1実施例を示す清掃モードのフローチャート 全体の開扉状態における外観斜視図 内部構成の概略図 蒸気発生器の蓋体を除く拡大正面図 電気的構成のブロック図 本発明の第2実施例を示す図3相当図 本発明の第3実施例を示す調理室壁の部分拡大断面図 作用状態にある図7相当図
符号の説明
図面中、3は調理室、7は扉、12は上ヒータ(電熱ヒータ)、13は下ヒータ(電熱ヒータ)、14は第1の温度センサ(温度検知手段)、15は蒸気発生機構、21は蒸気供給口、22は制御装置(制御手段)、25は扉スイッチ(扉開閉検知手段)、26は報知器(報知手段)、32は換気ファン、41は可動ルーバ(変向手段)を示す。

Claims (7)

  1. 被調理物を収容する調理室と、この調理室に収容された被調理物を加熱する電熱ヒータとを具えると共に、加熱した蒸気を前記調理室に供給する蒸気供給機構を具え、
    前記調理室を前記電熱ヒータにより前記被調理物を加熱調理するときの温度より低い温度に加熱した状態で、加熱した蒸気を前記蒸気供給機構により前記調理室に供給する清掃モードの実行を可能としたことを特徴とする加熱調理器。
  2. 調理室の壁面温度を検知する温度検知手段を具え、その温度検知に基づいて、清掃モードにおける蒸気供給機構による蒸気の供給を制御するようにしたことを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  3. 温度検知手段による調理室壁面の検知温度が100〔℃〕以下であることを条件に、清掃モードにおける蒸気供給機構による蒸気の供給を実行するようにしたことを特徴とする請求項2記載の加熱調理器。
  4. 報知手段を具え、この報知手段によって、清掃モードの実行の終了を報知するようにしたことを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  5. 調理室の扉の開閉を検知する扉開閉検知手段を具え、清掃モードの実行の終了時に、前記扉の開閉が検知されたことを条件に、調理室の吸・排気をするようにしたことを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  6. 調理室の扉の開閉を検知する扉開閉検知手段を具え、清掃モードの実行の終了後の所定時間のあいだ扉の開放が検知されないことを条件に、調理室の吸・排気をするようにしたことを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  7. 調理室への蒸気の供給に供する蒸気供給口に、蒸気の吹出し方向を変える変向手段を具えたことを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。

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