JP5506565B2 - 加熱調理器 - Google Patents
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Description
図1は本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の斜視図である。
図2は本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の機能ブロック図である。
図1、図2において、1は加熱調理器であるIHクッキングヒータであり、箱状の本体2の天面に、図示しない調理鍋等の被加熱物を載置して加熱調理を行う。3は本体2天面に備えた非磁性材よりなる耐熱ガラスにて形成されたトッププレートである。このトッププレート3は外周に設けられた枠体4に保持されている。トッププレート3の下方には、加熱調理器1の手前側左右に配設され、大径加熱コイルにより構成された左ヒータ加熱部5aおよび右ヒータ加熱部5bが設けられている。この左ヒータ加熱部5aおよび右ヒータ加熱部5bは、大径加熱コイルに流す高周波電流により、トッププレート3に載置された被加熱物を電磁誘導加熱する。さらに、トッププレート3の下方には、左ヒータ加熱部5aと右ヒータ加熱部5bとの中間奥に配置され、小径加熱コイルにより構成された中央ヒータ加熱部5cが設けられている。この中央ヒータ加熱部5cは、小径加熱コイルに流す高周波電流により、トッププレート3に載置された被加熱物を誘導加熱する。5dは調理庫を備えた両面焼きのロースターである。なお、左ヒータ加熱部5a、右ヒータ加熱部5b、中央ヒータ加熱部5c、およびロースター5dは、熱源5を構成する。なお、「本体2」は、本発明における「調理器本体」に相当する。
以下、図3の各ステップに基づき説明する。なお、加熱調理器1は電源スイッチ6bが操作されて電源が供給され、電源ランプ7aを点灯させた状態であるとする。
まず、制御手段11は操作部6の上面操作部6aからヒータ加熱部5a〜5cやロースター5dの熱源5の加熱開始要求が入力されたか否か判断し(ステップ1)、入力がない場合にはそのまま待ち続ける。ステップ1で加熱開始要求があった場合には、人体センサー8が人体を感知しない時間を計測するための人感タイマをリセットする(ステップ2)。次に制御手段11は、各ヒータ加熱部5a〜5cやロースター5dの熱源5が上面操作部6aから設定された加熱出力となるように加熱出力制御処理を行う(ステップ3)。
このため、使用者が加熱調理器1から離れた場合に、当該加熱調理器1が加熱動作状態であるか否かを認識しやすくすることができる。
また、加熱調理器1の周囲の人に加熱動作状態にあることを認識させることができる。
また、加熱動作状態にあることを認識させることができるので、加熱動作状態にあることを失念して被加熱物等を焦げ付かせてしまうことを低減することができる。
また、前面表示部7を本体2の前面に配置しているので、使用者は加熱調理器1から離れた位置から熱源5が加熱動作状態である旨の表示を認識しやすい。
このため、使用者が加熱調理器1の近くにいる場合には、上面表示部10により熱源5の加熱状態を認識することができる。
また、上面表示部10を本体2の上面に配置しているので、加熱調理器1の近くにいる使用者が熱源5の加熱状態の表示を認識しやすい。
また、使用者が加熱調理器1の近くにいる場合には前面表示部7の表示出力の一部または全部を中止するので、不要な表示を消灯して電力消費を削減し、前面表示部7の部品の寿命を延ばすことができる。
このため、使用者が加熱調理器1の近くにいない場合には認識しにくい上面表示部10の表示出力の一部または全部を中止または抑制することができ、不要な電力使用を削減し、上面表示部10の部品寿命を延ばすことができる。
よって、視覚的な不快感を軽減しつつ、所定時間経過後には前面表示部7への使用状態表示を再開して、加熱調理器1の近くに使用者がいない場合には周囲の人が加熱中であることに気づきやすくした加熱調理器1を得ることができる。
なお、この場合も、使用状態表示を強調表示で行うこととしてもよい。
上記実施の形態1では、加熱調理器1の加熱動作中に使用者が加熱調理器1の近くにいない場合には、離れた位置から見得る前面表示部7に、熱源5が加熱動作状態であるか否かの表示(使用状態表示)をした。本実施の形態2では、加熱調理器1の加熱動作中に使用者が加熱調理器1の近くにいない場合には、報知音発生手段9により報知音を発生させることにより、その加熱調理器1の周囲の人にその加熱調理器1が加熱中であることを知らせる。
ステップ1〜6、9は上記実施の形態1と同一である。ステップ6で、人体の接近を検出していない時間が所定時間継続していた場合には、制御手段11は、上面表示部10および前面表示部7の表示出力の一部または全部を中止(消灯)または抑制する(ステップ8a)。なお、表示出力の抑制とは、例えば、上面液晶表示部10bの輝度の低下またはバックライトの輝度低下若しくは消灯などをいう。次に、制御手段11は、報知音発生手段9のスピーカー9aにより、熱源5が加熱動作状態である旨の報知音を発生させる(ステップ8b)。この加熱動作状態である旨の報知音としては、例えばブザー音でも良いし、音声メッセージでも良い。そして、ステップ12へ移行する。
このため、使用者が加熱調理器1から離れた場合に、当該加熱調理器1が加熱動作状態であるか否かを認識しやすくすることができる。
また、加熱調理器1の周囲の人に加熱動作状態にあることを認識させることができる。
また、加熱動作状態にあることを認識させることができるので、加熱動作状態にあることを失念して被加熱物等を焦げ付かせてしまうことを低減することができる。
また、報知音発生手段9から報知音を発生させるので、使用者等が加熱調理器1を見ていない場合または見得る位置にいない場合であっても、加熱動作状態にあることを認識させることができる。
このため、使用者が加熱調理器1から離れている場合において、その加熱動作状態を所定時間間隔で報知することができる。
また、その調理器の周囲の人に加熱状態にあることを認識させることができる。
また、報知音を継続的に発生させる場合と比較して、報知音が使用者等にとって喧しく、煩わしくない。
このため、使用者が加熱調理器1の近くにいる場合には、上面表示部10および前面表示部7により熱源5の加熱状態を認識することができる。
このため、使用者が加熱調理器1の近くにいない場合には、上面表示部10および前面表示部7の表示出力の一部または全部を中止または抑制することができ、不要な電力使用を削減し、上面表示部10および前面表示部7の部品寿命を延ばすことができる。
よって、報知音による不快感を軽減しつつ、所定時間経過後には報知音発生手段9による報知音の発生を再開して、加熱調理器1の近くに使用者がいない場合には周囲の人が加熱中であることに気づきやすくした加熱調理器1を得ることができる。
図7は本発明の実施の形態3に係る加熱調理器の斜視図である。
図8は本発明の実施の形態3に係る加熱調理器の機能ブロック図である。
図7、図8においては、上記実施の形態1の図1および図2と同一の部分あるいは相当部分については同一の符号を付し、説明を省略する。
ステップ1〜6、8a、9、10aは上記実施の形態2と同一である。ステップ6で、人体の接近を検出していない時間が所定時間継続していた場合、上面表示部10および前面表示部7の表示出力の一部または全部を中止(消灯)または抑制し、(ステップ8a)、ステップ8cに移行する。ステップ8cでは、制御手段11は、送信手段13により熱源5が加熱動作状態である旨の情報を遠隔モニタ12へ送信させ、遠隔表示手段15および遠隔報知音発生手段16の少なくとも一方により、熱源5が加熱動作状態である旨を報知させる(ステップ8c)。そして、ステップ12へ移行する。遠隔モニタ12は、ステップ8cで送信手段13から送信され、受信手段14で受信した情報に基づき、遠隔表示手段15に本体2の熱源5の加熱動作状態を表示し、遠隔報知音発生手段16で本体2の熱源5が加熱動作中である旨の報知音を発生する。以降のステップ12、13は上記実施の形態2と同一である。
このため、使用者が加熱調理器1から離れた場合に、当該加熱調理器1が加熱動作状態であるか否かを認識しやすくすることができる。
また、加熱調理器1の周囲の人に加熱動作状態にあることを認識させることができる。
また、加熱動作状態にあることを認識させることができるので、加熱動作状態にあることを失念して被加熱物等を焦げ付かせてしまうことを低減することができる。
また、遠隔モニタ12に配置された遠隔表示手段15および遠隔報知音発生手段16の少なくとも一方により報知するので、使用者が加熱調理器1を見得る位置にいない場合や本体2に設けられたスピーカー9aからの報知音が届く範囲にいない場合であっても、遠隔モニタ12を使用者等の近くに配置することで、加熱調理器1が加熱動作状態にあることを認識させることができる。
このため、使用者が加熱調理器1の近くにいる場合には、上面表示部10および前面表示部7により熱源5の加熱状態を認識することができる。
このため、使用者が加熱調理器1の近くにいない場合には、上面表示部10および前面表示部7の表示出力の一部または全部を中止または抑制することができ、不要な電力使用を削減し、上面表示部10および前面表示部7の部品寿命を延ばすことができる。
よって、視覚的な不快感や報知音による不快感を軽減しつつ、所定時間経過後には遠隔表示手段15や遠隔報知音発生手段16による表示や報知音の発生を再開して、加熱調理器1の近くに使用者がいない場合には遠隔モニタ12の近くにいる使用者等が加熱中であることに気づきやすくした加熱調理器1を得ることができる。
図11は本発明の実施の形態4に係る加熱調理器の機能ブロック図である。
図11においては、上記実施の形態1の図2と同一の部分あるいは相当部分については同一の符号を付し、説明を省略する。なお、本実施の形態4に係る加熱調理器1の外観については、実施の形態1に係る加熱調理器において図1に示した斜視図と同等であり、図示は省略する。
ステップ1〜6、9は上記実施の形態1と同一である。ステップ6で、人体の接近を検出していない時間が所定時間継続していた場合、制御手段11は、電源表示部17の表示出力を変更させて熱源5が加熱動作状態である旨を報知させる(ステップ7a)。この加熱動作状態である旨の報知としては、例えば電源表示部17の電源ランプ7aの表示を周囲から目立つ強調表示とする。具体的には、電源ランプ7aの輝度を高くしたり、点灯色を変えたり、点滅させたりして、周囲から動作していることを視認しやすくする。次いで、制御手段11は、出力表示部18の表示出力の一部または全部を中止(消灯)または抑制する(ステップ8d)。なお、表示出力の抑制とは、例えば、出力表示部18の輝度の低下またはバックライトの輝度低下若しくは消灯などをいう。そして、ステップ12へ移行する。
このため、使用者が加熱調理器1から離れた場合に、当該加熱調理器1が加熱動作状態であるか否かを認識しやすくすることができる。
また、加熱調理器1の周囲の人に加熱動作状態にあることを認識させることができる。
また、加熱動作状態にあることを認識させることができるので、加熱動作状態にあることを失念して被加熱物等を焦げ付かせてしまうことを低減することができる。
このため、使用者が加熱調理器1の近くにいる場合には、出力表示部18により熱源5の加熱状態を認識することができる。
このため、使用者が加熱調理器1の近くにいない場合には、出力表示部18の表示出力の一部または全部を中止または抑制することができ、不要な電力使用を削減し、出力表示部18の部品寿命を延ばすことができる。
Claims (3)
- 被調理物を加熱する熱源を有する調理器本体と、
前記調理器本体への人体の接近を検出する人体センサーと、
前記熱源が加熱動作状態であるか否かを報知する報知手段と、
前記報知手段を制御する制御手段と、
前記調理器本体の上面に配置され、前記熱源の加熱状態に関する情報を表示する上面表示部と、
を備え、
前記報知手段は、
前記調理器本体の前面に配置され、前記熱源が加熱動作状態であるか否かの表示をする前面表示部を有し、
前記制御手段は、
前記熱源が加熱動作中であって、前記人体センサーが人体の接近を所定時間以上検出しない場合、前記前面表示部により前記熱源が加熱動作状態である旨の表示をさせ、
前記人体センサーが人体の接近を検出した場合、前記上面表示部により前記熱源の加熱状態に関する情報を表示させ、前記前面表示部の表示出力の一部または全部を中止させる
ことを特徴とする加熱調理器。 - 前記制御手段は、
前記熱源が加熱動作中であって、前記人体センサーが人体の接近を所定時間以上検出しない場合、前記上面表示部の表示出力の一部または全部を中止または抑制させる
ことを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。 - 前記報知手段による報知を中断させる操作を入力する報知中断指示入力手段を備え、
前記制御手段は、
前記報知中断指示入力手段からの操作入力により、前記報知手段による報知を所定時間の間、中止させる
ことを特徴とする請求項1または2記載の加熱調理器。
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