本発明の生脈散エキスを利用した生脈散豆腐で使用される漢方薬は生脈散と知られている薬剤として、東医宝鑑をはじめとする伝統的な医学書に補血、養血し、肝陰虚による倦怠不能・呼吸困難・目まい・咳嗽・熱感などの治療機能を持つ代表的な処方として記録された薬剤とこの構成薬剤は、蛇の髯、五味子、キバナオギ、紅参とカボチャです。上記のような薬が混在された生脈散は内外傷弁惑論によると、蛇の髯12g、人参6g、五味子5gで構成されるものと適応症は、肝陰虚による倦怠不能・呼吸困難・目まい・咳嗽・熱感などに使用され、効能は補氣生津して斂陰止汗の効能がある。主治は気陰不足により、体倦気短懶言、口渇多汗、咽干舌燥して脈が弱い症状と久咳による傷肺を気陰が両傷し表われる干咳短气、自咳などの症状を治療する。本発明は、上記の生脈散にカボチャを加味してエキスを製造し、これを豆腐の凝固剤として使用して生脈散豆腐を製造している。
本発明の生脈散エキス及びそのエキスを利用した生脈散豆腐から豆腐の凝固剤として使用される生脈散エキスの主要な構成部分である蛇の髯をはじめとする漢方薬剤は、慶東市場で購入し、蛇の髯、五味子、キバナオギ、紅参、カボチャの学名と主治、適応症は下記の通りである。蛇の髯は、ユリ科(ドムブルラン科)に属し、学名は沿階草Ophiopogon japonicus KER - GAWLER [小葉蛇の髯]で、槐根の乾燥品としてブドウ糖、沈着、少量のβ-シトステロル、ビタミンAの形の物質が含まれており、ユンゾセングジン(潤燥生津)、化痰止咳と知られている。起源は、ユリ科植物系秒の槐根を乾燥させたものの効能は養陰潤燥、生津止咳と主治は肝燥干咳、吐血 、喀血、肝、肝痛、咽干口燥、虚労煩熱などに使用されており、薬理実験で強心作用、利尿作用、痰消化作用、咳嗽止め作用、栄養作用、抗菌作用などが明らかになった。
五味子は、五味子科に属し、学名が北五味子(Schizandra chinensis BALL.)であり、成熟果実の乾燥品にcitralなどの精油、schizandrin、ビタミンAの形の物質、ビタミンC、有機酸、エーテル抽出物の様々な薬理が認められている。敘肝慈腎、センジンリョムヅ、澁精止瀉し、中枢神経系の興奮、鎭咳痰、子宮の興奮、抗菌性、Transaminase降下作用が認められて肝腎陰虚に使用される。本製品は五味を均等に備えており、特に、酸、味が卓越するため、消費される排気を収斂して益気生津して、同様に益賢气(イックシンギ)(韓国語)して、眞元を固摂する。その性質が暖かいが、乾燥していない肺腎の肝陰虚と陽虚を問わず、すべて使用することができる。一般的に肺虚による浅海、自汗、更には(盗汗)、腎虚による骨精、久瀉不止などの治療するために使用して、薬理実験で中枢神経系の興奮作用、疲労回復促進作用、心血管系の機能回復作用、血圧調節作用、胃液の分泌調節作用、血糖量低下作用、グリコーゲンの強化作用などが明らかになった。
本発明者達は、人参よりも効能が優秀な紅参を使用して生脈散エキスを製造している。最近、紅参に対する化学的組成と共にサポニンをはじめとする生理活性物質に対する関心が高まり、需要が増加している。紅参は水参の皮を除去せずに洗浄して蒸熟と乾燥過程の間、紅参自体に含まれる酵素によって消化された澱粉が分解し生成された麦芽糖、ブドウ糖や果糖などの還元糖と紅参自体に含まれるアミノ酸が非酵素的褐変化マイヤール反応が進行して褐変化したことを言う。
蒸熟と乾燥過程を通して変更される主要な成分はサポニン系と非サポーニン系のポリアセチレン、多糖体、アミノ酸などである。サポニン系成分を見ると、白参の22種だったのが紅参で30種に増加し、紅参と白参との両方に存在するサポニンは18種であり、紅参のみ特異に存在するサポニンは12種で、同一の水参を原料で製造した紅参と白参の微量のサポニンの含有量を見ると、白参よりも紅参の含量が高い。
紅参の主要な効能は、抗癌活性及び癌転移が抑制、血糖降下作用、抗疲労、抗ストレス作用などが報告されており、最近では、AIDSウイルスの増殖抑制、抗ダイオキシンと性機能を改善させるという報告もある。
キバナオギは、マメ科に属し、Astragalus membranaceus BUNGE.(キバナオギ)の根の乾燥品に葉酸、コリン(corin)、アミノ酸などを含めており、補気升陽、托毒排腋である。本品は気虚を治療する要薬として知られており、気虚不陷である場合に使用すると、補気升陽して、表虚不固の場合に使用すると、固表止汗で、気血不足に使用すると、益気生血し、気虚不腫を使用すると、温陽修了(温陽利水)し、気虚血痺を使用すると、温経和血である。ホロ(葫芦)は瓢科に属しLagenaria siceraria(MOLINA.)STANDL.(栗の木)の果実(ホロンバク)として、ブドウ糖、ペントサンなどを含有しており、利水、解熱、イックシンギゾング(韓国語)に使用しており、薬理実験で、強腸作用、免疫機能の調節作用、強心作用、利尿作用、血圧低下作用、抗炎症作用などが明らかになった。
カボチャは瓢科に属し、学名はCucurbita sppであり、東医宝鑑を見ると、カボチャの味は甘く、五臓を楽にし、目を良くする効果があると記録されている。そして、広く知られている効能は、出産後、体の腫れを押さえ、糖尿病や不眠症に効果がある。よく熟したカボチャはよく熟しているほど糖分が増え、甘みが増加するため、カボチャが持つ糖分は、消化吸収が良くできるため胃腸が弱い人や回復期の患者にとって非常によく、成人病、浮腫、下痢、咳、風邪、夜盲症、中風予防に良く、カボチャに多く含まれるカロチンは、体内に入るとビタミンAの効果を現わす、ビタミンAは粘膜を丈夫にして、風邪に対する抵抗力を作る。また、ミネラルやビタミンB、ビタミンCが豊富で新陳代謝や免疫力を良くし、体を温めるため、冷え性を持っている女性によく、黄色の野菜には抗酸化物質のベータカロチンが含まれており、肝癌、食道癌、胃癌、膀胱癌、喉頭癌、前立腺癌など、さまざまな種類の癌を予防する。よく熟したカボチャには、この成分が多く含まれており、腸内のウイルスと発癌物質の活性化を抑制する効能がある。
以下、本発明の属する技術分野における通常の知識を持つ者が容易に行えるように、本発明の具現例および実施例を詳細に説明する。
本発明の生脈散エキスは蛇の髯、五味子、キバナオギ、紅参とカボチャをそれぞれ100g、100g、80g、10〜20g、および70〜80g混ぜて、合計370gに蒸留水1850mlを加えて、3時間の間、120℃の温度で素焼きの器(デウン素焼きの器)で抽出し、ガーゼを使用して、一次ろ過し、8,000 x g で15分間遠心分離して生脈散エキスを抽出している。
上記生脈散エキスの構成成分である蛇の髯:五味:キバナオギ:紅参:カボチャの重量比は10:10:8:1〜2:7〜8が望ましく、その割合は、反復的な配合実験及び官能評価を通って修得した最適な配合である。
また、生脈散エキスを用いた生脈散豆腐は、上記で抽出された生脈散エキスを4℃に保管して、豆腐の凝固剤として準備し、公示された10%(v / v)豆乳エキスに豆腐の ぎょうこ剤として、上記の生脈散エキスを3〜5 %(v / v)添加し、両性の対照群として、20%塩化マグネシウム溶液2%(v / v)を添加して豆腐を製造している。
本発明で使用された生脈散豆腐を製造するために、通常の10%(v / v)豆乳液を製造した後、よく混ぜながら、上記の試料を40分間沸かした。この時、気泡が発生する場合、4〜5滴の大豆油を添加する。上記で沸かした豆乳液をガーゼを使用して濾過した後、豆乳(soybean milk)とコッド(bean curd refuse)を分離している。分離された豆乳を85〜90℃まで冷却させた後、50mlの豆乳をビーカーに分周している。ビーカーに豆腐の凝固剤として、上記の生脈散のエキスを、それぞれ3〜5%(v / v)を添加して混合し、陽性対照群として、20%塩化マグネシウム溶液2%(v / v)を添加し、陰性対照群では蒸留水を加えている。上記の豆腐凝固剤を添加した試料を室温で30分間放置して豆腐を製造している。
実施例1:実験動物と実験群の分類
実験動物は体重が100 ± 10gのSprague Dawley種の4週になる雄性白鼠を大韓実験動物センターから購入して、再度4週間の建国大学の動物飼育室で適応させた。4週間に適応する間に飼育室の温度と湿度はそれぞれ22 ± 2℃、55 ± 5%の恒温恒湿を維持していた。食事は、固形飼料(サムヤンサ製品)と水を自由に摂取するようにした。
4週間に適用される 体重が350g(8週齡)前後の白鼠7匹を1群にして、正常対照群(Normal Control)、陰性対照群(Negative Control)、陽性対照群(Positive Control)と実験群(Test群)に分類している。陰性対照群は、アルコールと水を、陽性対象群は市販されているJ社の二日酔い解消剤(二日酔いの解消や肝機能の回復機能)やアルコールを摂取するようにした。
実験群は、アルコールや市販されているP社の一般的な豆腐を投与したT1群(以下T1と表記)、アルコールと生脈散豆腐を投与したT2群(以下、T2と表記)、アルコールと生脈散エキス(蛇の髯+紅参+五味子+キバナオギ+カボチャ)を投与したT3郡(以下T3と表記)に設定している。この時の食事は、固形飼料(サムヤンサ製品)を自由供給し、アルコールは、マウス一匹あたりの5g/kg.bw/dayを摂取するように計算して、毎日の飲用水で希釈して供給している。各群の処理は、表1の通りである。
実施例2:試料の製造および投与
生脈散エキスは蛇の髯、五味子、キバナオギ、紅参とカボチャを混ぜて蒸留水を加えて加熱抽出した生脈散エキスを使用し、一般的な豆腐は、市販で購入し、生脈散豆腐は10%の豆乳液の量の3〜5 %分の生脈散エキスと実験室で直接豆腐を凝固させた。
一般的な豆腐と生脈散豆腐は60kgの大人が1日、豆腐250gを摂取することを基準にして、350g白鼠に応じた量を計算し生脈散エキスは、60kgの大人が1日漢方薬を100g摂取することを基準にしてやはり350g白鼠に合わせて量を計算して、経口投与した。
飼育の最後の日には動物を一晩中、16時間絶食させ、エチルエーテルに弱く麻酔させた状態で、腹部を切開し、注射器を使用して、後大静脈から3〜4ml血液を採取する。EDTAチューブに入れて血液が凝固するのを防止している。採取した血液は、乳酸脱水素酵素(lactate dehydrogenase:LDH)の分析と、血中アルコール濃度測定、アスパルテイトアミノギ転移酵素(aspartate aminotransferase:AST)、アラニンアミノギ転移酵素(alanine aminotransferase:ALT)、コレステロール、トリグリセリド(TG )、マーロンディアライヒドラ(malone dialdehyde:MDA)の分析に使用している。採血直後の肝臓と腎臓を摘出して、すぐに冷却された生理食塩水で洗浄し、濾紙で表面の水気を削除し、重量を測定した。
体重は、薬物の投与日から剖検する前日までの4週間の間、1週間ごとに一回、同じ時間に測定した。臓器の重量は、剖検後の実験動物の後大静脈を見つけて採血した後、肝臓、腎臓をそれぞれ抽出し、その重量を測定した。
実施例3:成長と体重変化量および長期の重量変化
ピロルラ(pirola)とlieberなど、[参照:Piola RC and Lieber CS. Energy wastage in rats given drugs that induce microsomalenzymes. J Nutr 105:1544-1548、1975]は、鼠にアルコールを摂取させた時の体重増加が低下したという研究結果を報告したものであり、これらの別の研究[参照:Piola RC and Lieber CS. The energy cost of the metabolism of drugs、including ethanol、Phamacology 7:185、1972]によると、人が全体のエネルギーの50%を糖質の代わりにアルコールで摂取した時に、体重が減少されたという研究結果を提示した。この理由は、アルコールの摂取により、酸素の消費が増加して代謝率が増加され、細胞内のマイクロ綿からアルコール酸化機構のATP生成が低下するからだ。[参照:Gruchow HW、Sobocinski KA、Barboriak JJ and Scheller JG.アルコールconsumption、nutrient intake and relative body weight among US adults. Am J Clin Nutr 42:289-595、1985]
本発明の結果も同様の傾向を示したのに実験動物のSprague - Dawley(オス)の試料投与後4週間の間の成長と体重の変化量を測定した結果を表2に、図1及び図2に表示されている。つまり、アルコールを投与した陰性対照群が他の群らに比べて、注意的に低体重の変化量を示し一般的な豆腐を投与したT1群生脈散豆腐を投与したT2群及び生脈散エキスを投与したT3郡の陰性対照群に比べて、体重が正常対照群に近い有意性のある増加を示し、特に生脈散豆腐を投与したT2郡で顕著な体重増加の効果を示した。一方、一般的な豆腐を投与したT1郡陰性対照群と同様の体重の変化量を示すことで、アルコール摂取による体重の減少をほぼ回復しなかったことを示します。
実施例4:臓器の重量
エタノールを長期的に摂取すると、脂肪肝や肝臓の繊維化で肝が肥大になる[参照:Han、B. H.、M.H. Park、L. K. Woo and Y.N. Han. (1979)Studies on the anti - oxidant components of Korea Ginseng、Korea Biochem. J. 、12:33]。肝の重量は、アルコール摂取によって肝臓の組織内に脂質が蓄積することによってアルコールを摂取させたすべての郡に増加された研究報告書[参照:Levy、RI、Bonnel、M. and Ernst、N.D. (1976)J. Am. Dieter. Assoc. 、58:406〜417.とLieber、C.S.、Don P. Jones. and M. DeCarli. (1965)Am. J. Clin. Nutr.、44(6):1009]と、本実験の結果も同様の傾向を示した。表2に示す結果を見ると、アルコールを長期に投与した陰性対照群は、アルコールを投与していない正常対照群に比べて、対体重間の比率(実験動物の体重100gあたり肝重量%)が、注意的に増加し、脂肪肝や肝臓の繊維化が進まれていたことがわかり、そのため、アルコールを長期投与すると、肝が肥大になることは上記の報告と一致することがわかる。それに対して生脈散豆腐や生脈散エキスを投与したT2群T3群は対体重間の比率が正常対照群に近い方の回復傾向を示して長期にアルコール投与による脂肪肝や肝臓の繊維化の治療および改善効果があることが分かった。対体重間の比率(実験動物の体重100gあたり腎臓重量%)は、すべての実験群が陰性対照群に有意性(p<0.5)を示しており、正常対照群に近い数値を示してアルコール摂取が原因で破損している腎臓の回復に効果があることを示した。特にT2群とT3群が回復効果を示しており、陽性対照群とのT1群もT2群やT3郡に及ばないものの、やや減少の数値を表し効果があることを示した。
実施例5:生化学的検査(LDH、アルコール濃度、AST、ALT、コレステロール、TG、MDA)
乳酸脱水素酵素(LDH)活性値LDHキット(Boehringer Mannheim、Germany)を使用して、自動生化学分析器(Hitachi747、Japan)で測定した。実験前白鼠を16〜18時間絶食させた後に一回目の投与は、実験物質+20%のアルコールをそれぞれ2mlずつ投与し、1時間経過後に2回目の投与時には20%のアルコールを2mlずつ投与後、1時間経過後3回目の投与時には20%のアルコール+試験物質を、それぞれ2mlずつ投与した後、最後の実験水を投与した3時間後に血液を採取し、常温で30分ほど放置した後、遠心分離(3000 x g.15分)の血清を分離して、全身疲労との関連が大きいことと知られた体内に蓄積された乳酸値を自動化学分析を利用して分析した。
エタノール濃度の測定は、エタノールキット(Roche、swizerland)を使用して、生物化学分析器(Cobas Integra、Roche、swizerland)で測定した。実験前白鼠を16〜18時間絶食させた後に1回の投与は、実験物質+20%のアルコールをそれぞれ2mlずつ投与し、1時間経過後に2回投与の時は20%のアルコールを2mlずつ投与後1時間経過後の3回目の投与時には20%のアルコール+試験物質を、それぞれ2mlずつ投与した後、最後の実験水を投与した後、90分後および180分後に血液をEDTA管に採取し、対照群の血液はアルコールの投与を開始30分前に採取して、それぞれの血中アルコール濃度を生物化学分析器で測定した。
採血した血を30分間室温に放置した後、3000 × gで15分間遠心分離して得た血漿のカタルエステートのアミノギ転移酵素(AST)活性値はASTキット(Boehringer Mannheim、Germany)を使用して測定した。血漿中のASTの作用でアスパラギン酸(aspartic acid)とα-ケトグルルタム酸はオクサルロアセトゥ酸(oxaloacetic acid)とL -グルタミン酸に変化する。このとき生成されるオクサルロアセトゥ酸は補酵素NADHの存在下でMDHの作用でマレプログラム(malate)に変更され、この時点でNADHがNAD+に酸化なる時の吸光度減少値を波長340 nmでの自動生化学分析器(Hitachi 747)で測定している。
アラニンのアミノギ転移酵素(ALT)の活性値はALT(Boehringer Mannheim、Germany)キットを使用して、自動生化学分析器(Hitachi 747)で測定した。血漿中のALT作用とL -アラニンとα-ケトグルルタミン酸はピルブ酸(pyruvic acid)とL-グルラタム酸に変わる。
生成されたピルブ酸塩(pyruvate)は、補酵素NADHの存在下でLDHの作用によりラクテイトゥ(lactate)に変更され、この時点でNADHがNAD+に酸化するときの吸光度減少値を波長340nmでの自動生化学分析器(Hitachi 747)に測定した。
トリグリセリド(TG)は、グリセロールヒ消去法によってTGキット(Boehringer Mannheim、Germany)を使用して自動分析(Hitachi 747)で測定し、コレステロールは、酵素の熱試験(enzymatic calorimetric test)によってT. chol.キット(Boehringer Mannheim、Germany)を使用して、自動分析(Hitachi 747)で測定した。
マルロンヂーアルヂヒド(MDA)の値はMDAキット(Bioxtech LPO - 586 Assay、Oxis International、Inc.America)を使用して、分光光度計(Spectrophotometer:HP8425A.Hewlette Packard.America)と分析している。体内で生成された活性酸素が体内脂肪と結合して過酸化脂質を生成し、体内の過酸化脂質は、各種の成人病に関連して、人間の老化の原因物質として作用するため、生脈散豆腐の抗酸化作用を確認するための過酸化脂質を自動分析器比色計で測定した。
*すべての実験の結果、測定値は一辺数分析法を使用して統計処理し、T -テストを使用して、p<0.5のレベルでは、各実験群間の有意性を検証した。すべてのデータは平均値±標準偏差(S.D.)で示した。
実施例6:生脈散エキスの抗疲労効果
表3と図3に本発明によって抽出される生脈散エキスの抗疲労効果を示した。肝機能障害物質を投与し、体内に乳酸が蓄積される数値の変化を誘導して生脈散エキス投与群と比較して、抗疲労効果を評価するために治療物質を摂食させた場合には、肝機能障害物質の摂食群と同様に、高乳酸の数値でが分かったが、生脈散エキスを摂食した動物の乳酸値はほぼ正常な状態に抑えられたものと見られて生脈散エキスが抗疲労作用をすることがわかった。
実施例7:生脈散エキスのアルコール分解効果
表4と図4に本発明によって得られる生脈散エキスのアルコール分解効果を示した。アルコールを投与した後、1時間30分後の測定値は、試料3が最も低い値が出たが、3時間後の血中アルコール濃度を測定した結果は、生脈散エキスを投与した群が、他の群よりアルコール濃度が著しく減少したこと表示することにより、生脈散エキスのアルコール分解作用はもちろん、宿酔解消と脂肪肝を予防することがあることを知ることができる。
実施例8:血漿トリグリセライト(TG)の含有量
表5と図5に血漿トリグリセライト(TG)の含有量を示した。アルコールだけの長期投与の陰性対照群は73.71 ± 61.20 mg / dLと正常対照群の39.57 ± 8.62 mg / dLに比べて、血漿内トリグリセライトの含有量が大幅に増加し、長期間のアルコールの投与により、高脂血症が引き起こされたことがわかった。報告されたところによると長期間のアルコール摂取は、トリグリセライトの含有量を大幅に高めて脂肪肝を誘導し、特に慢性アルコールの摂取は脂肪肝が発生し、栄養不良の主な原因になり[参照:Rahimtoola SH. (1985)コレステロールand coronary heart disease.J. Am. Med. Assoc. 253:2094〜2095およびCastelli WP、Wilson PW、Levy D、Anderson K. (1990)Serum Lipids and risk of coronary artery disease. Athe roscl. Rev. 21:7〜10.]これにより、食べ物の摂取量の減少、特に蛋白質、methionine、choline、vitamin E、Seなどの抗脂肪肝の因子の不足をもたらす[参照:Cutta、SK、PA Miller、L.B. Greenberg and O.A. Levander(1983)Celenium and acuteアルコールism. Am. J. Clin. Nutr. 38:713〜718].
本発明の結果T1群は30.20 ± 4.71 mg / dL、T2の群隊は26.57 ± 1.68 mg / dL、T3群は27.29 ± 6.96 mg / dLのヒ血漿内トリグリセリードの含有量を示している陰性対照群と比較するとT2群T3郡が大幅高脂血症を改善させる有意性のある(p<0.05、p<0.01)の研究結果を示したおりである生脈散エキス(蛇の髯、五味子、リン酸、キバナオギ、カボチャ)や、または生脈散豆腐が非常に効果的に高脂血症の治療または改善することが出来る意味の結果を示した.
実施例9:血漿の総コレステロール含有量
表5と図6の血漿内のコレステロール含有量を示した。正常群の95.71 ± 6.86 mg / dLに比べて、陰性対照群の血漿内のコレステロール含有量は113.80 ± 38.19 mg / dLに増加し、血漿内のトリグリセリードの含有量の場合と同様に、長期間のアルコールの投与により、高脂血症が誘発したことがわかた。実験群のT1の群隊は86.17 ± 5.58 mg / dL、T2の群隊は85.00 ± 5.76 mg / dLおよびT3郡は84.00 ± 9.20 mg / dLの数値を示し、すべての実験群から顕著にコレステロールを減らす有意性のある(p<0.05)の結果を示し、優れた高脂血症の改善や治療効果を期待できる可能性を示した。
血液中の高いコレステロール濃度が高血圧や動脈硬化などの心血管系疾患の原因の主要な因子として作用するという報告書[参照:Rahimtoola SH.(1985)コレステロールand coronary heart disease.J. Am. Med. Assoc. 253:2094〜2095、Castelli WP、Wilson PW、Levy D、Anderson K. (1990)Serum Lipids and risk of coronary artery disease. Atheroscl. Rev. 21:7〜10、およびMiettinen TA. (1987)Dietary fiber and lipids.Am. J. Clin. Nutr. 45:1237〜1242]の観点から各個人の血漿コレステロール濃度を下げる薬や機能性物質の開発に世界的に多くの研究と努力が進められており、特に人体への副作用が少ない天然物から、上記の薬剤、または機能性物質を開発した場合は、その付加価値は、膨大になろうかと期待される。このような観点から見ると、本研究の結果は、新規の天然高脂血症治療薬としての可能性を提示してくれる。
実施例10:血漿アスパルテイトアミノギ転移酵素(AST)、アラニンアミノギ転移酵素(ALT)の酵素活性度の変化
表6と図7、図8は、一般的な豆腐の投与群(T1)と生脈散豆腐投与群(T2)、そして生脈散エキス投与群(T3)の間の機能の活性効果を調べるため、4週間の間、試料投与後の血漿AST、ALTの数値の変化を示したものでASTは、L -アスパルデイト+α-ケトグルルタル酸塩に反応してオックサルロアセテイト(oxaloacetate)+グルロタメイト(glutamate)を発生させ、オオックサルロアセテイト(oxaloacetate)をピルブサンヨム(pyruvate)に変更させるプロセスに関与する酵素で、ALTは、DL -アラニン+α-ケトグルルタル酸塩に反応してピルブサンヨム(pyruvate)+グルロタメイト(glutamate)を発生させる転移酵素で、この酵素らは、その活性値が増加すると、肝機能が低下されたことを通知するため、肝臓疾患の判定酵素として知られている。
図6及び図7に示すように正常対照群の血漿中アスパルテイトアミノギ転移酵素(AST)値は84.43 ± 47.88 U / Lだったが、アルコールを長期投与の陰性対照群のAST値は254.57 ± 463.20 U / Lで約3倍ぐらいの上昇を示して長期間のアルコールの投与により、肝臓障害像が誘導されたことがわかった。これに対し、T2群T3群は61.00 ± 3.78 U / L、64.80 ± 6.24 U / LのAST活性値を表す陰性対照群はもちろん、陽性対照(positive control)の70.29 ± 12.60 U / Lと比較したとき、非常に優れたAST上昇の抑制効果を示したことを示しており、アルコールと一緒に一般的な豆腐を投与したT1の群隊は78.40 ± 36.77 U / LでASTの上昇抑制効果が表れたが有意性(p"0.5)が表示されてはいなかった。
表6及び図8にALTの酵素活性値を示した。正常群のアラニンアミノギ転移酵素(ALT)の数値は44.00 ± 9.04 U / Lに結果が現れ、これに比べ、陰性対照群は215.43 ± 428.93 U / Lと正常群に比べて非常に高い数値を示して長期アルコール投与による肝臓損傷を確認することができる。 T2群T3郡はそれぞれ34.14 ± 5.49 U / Lと36.40 ± 8.50 U / Lと正常群よりも注意的に(p<0.5)低い数値を示してアルコールと一緒に一般的な豆腐を投与したT1群やはりT2郡やT3郡に及ばないものの、37.83 ± 6.57 U / Lと低い活性値を示した。
一般的にアルコールの長期摂取はアスパルテイトアミノギ転移酵素酵素(AST)、およびアラニンアミノギ転移酵素(ALT)の活性値を増加させる傾向があり、これはすぐに肝機能の活性が減少されることを示唆することである。肝機能が低下するときに肝で一番最初に表示された臨床症状の1つは、AST、ALT活性の増加と見ることができる[参照:Kien、CL and H.E. Ganther(1983)Manifestations of chronic selenium deficiency in a child receiving total parenteral nutrition. Am. J. Clin. Nutr. 37:319〜328.およびThompson、J.N. and ML Scott(1970)Impaired lipid and Vitamin E absorption related to atrophy of the pancreas in selenium - deficient chicks. J. Nutr. 100:797〜809].特に、血漿ALTは、肝細胞の変性と壊死を敏感に反映して上昇するので、特に肝臓胆道疾患の有力な指標として広く利用されている[参照:ギムスンホ、ソンハンチョル、イウンヨプ、ジャンチョルフン(1999)の最新の臨床検査診断学、計測の文化史、pp . 50〜52].
本発明で表示された結果を見ると、長期のアルコール摂取に発生した肝機能障害に蛇の髯、五味子、キバナオギ、紅参、カボチャなどの漢方薬剤を複合処方した生脈散エキスだけではなく、この生脈散豆腐がかなりの回復効果を示すことが分かるており、長期投与した時に、肝機能障害の回復機能が生脈散のエキスを単独で投与したときよりも顕著に増加したことがわかった。
実施例11:血漿のMDA含量
表7と図9にマルロンデーアルデヒド(MDA)の含有量を示した。アルコールのみ投与した陰性対照群は5.7 ± 3.24マイクロμmolで正常対照群の4.40 ± 0.13に比べて血漿内MDAの含有量が顕著に増加し、長期間のアルコールの投与により、過酸化脂質の生成が引き起こされたことを知ることができる。報告されたところによると、体内の活性酸素が体内脂肪と結合して過酸化脂質を生成し、体内に形成された過酸化脂質は、各種の成人病に関連して、老化を促進し、老化の原因物質として知られている。
本実験の結果、一般的な豆腐を投与したT1郡は5.97±1.91μmolに陰性対照群と類似な高い数値を示す一方、生脈散豆腐を投与したT2郡は4.82±0.45μmolに有意性のある(P<0.1)低い数値を見せて生脈散豆腐が抗酸化や抗老化の効果を示していると判断された。
実施例12:生脈散エキスが生体に与える亜急性毒性試験
生脈散エキスが生体に与える亜急性毒性を実験するための実験動物は体重が250±10gのSprague - Dawley(SD)系の7週になった雄性の白鼠を大韓実験動物センターから購入して10日間の建国大学の動物飼育室で適応させた。適応する間に飼育室の温度と湿度はそれぞれ22 ± 2℃、55 ± 5%の恒温、恒湿を維持し食事は、固形飼料(サムヤンサ)と水を自由に摂取するようにした。
10日間、飼育室に適応させ体重が300g前後の白鼠6匹を1群にして、正常対照群(Normal control群)と実験群(Test群)に分類した。正常対照群は、飼料と水を自由摂食するようにし、毎日午前11時30分2mlの蒸留水を経口投与した。実験群1(以下T1と表記)は、飼料と水を自由摂食するようにし、毎日午前11時30分生脈散エキス2mlを経口投与した。このとき、式はサムヤンサの固形飼料を自由供給し、各群の処理は、表8のようになります。
漢薬試料は、慶東薬市場で購入した紅参(Panax ginseng CA Meyer、忠清南道グムサンサン)、キバナオギ(Astragalus membranaceus BUNGE、江原道ヤンヤンサン)、五味子(Schizandra chinensis)、蛇の髯(Liriope platyphylla)とカボチャ(Cucurbita spp.)を混合して、合計100gの漢方薬剤に3回蒸留水1,000mlを加えて、2時間30分煮て(デウン素焼きの器、DWP - 2000M)ガーゼで一次ろ過し、3MM紙で2回濾過した後、最終体積を400 mlとし、4℃冷蔵庫に保管しながら使用している。生脈散エキス400mlの人への1日投与される量を計算して、300gのラットに28日間毎日2mlずつ経口投与した。
試料投与時の一般的な状態の異常の有無を観察するために、毎日、少なくとも2回以上の動物の一般的な状態をよく観察した。通常の状態で、皮膚、被毛、眼膜、粘膜、排便、運動及びパターンなどについて、異常状態の発生時間、程度、持続時間を観察してお互いの攻撃性の増加の有無、自害の有無、組織の自己融解などを綿密に観察点検していた。そして群ごとに動物の数を必ず確認して、実験動物の失踪を確認した。
剖検後、各臓器の異常の有無を観察するために剖検後、腹腔内の各気管の色、サイズ、外形的変化などを肉眼で観察し、異常の有無をチェックし、肝臓と腎臓は保存液に保存している。
死亡率を測定するために、試料投与28日間、各群のラットの死亡率を測定した。また、体重測定(1回/ 1週間)及び器官の重量測定(死体解剖後)のために体重は、試料の投与後解剖し、前日までの4週間(1週間に1度)、同じ時間に測定し、臓器の重量は、解剖後の実験動物の後大静脈を探して採血した後、各群の実験動物の肝臓や腎臓を正確に抽出し、それぞれの重量を測定して、対体重の臓器の割合を計算した。
摂餌量及び摂水量を測定のために、試料投与28日間の1回/ 1日、毎日同じ時間に各群の摂餌量及び摂水量を測定して異常の有無を観察した。
血液学的検査(Hematological valuesおよびCBC differentiation測定)のためにEDTA管に満たされた血液は、すぐによく振って均等質にしてしてクルトJT(Coulter electronics Inc、USA、PN 4235846B)と白血球(WBC:White Blood Cell)、赤血球(RBC:Red Blood Cell)、ヘモグロビン(HGB:Hemoglobin)、血液の容積パーセント(HCT:Hematocrit)、血小板(Platelet)を測定した。エタノールに12時間浸した後、きれいに洗浄したスライドグラスに、綿棒の棒に血液を塗抹して、空気中で乾燥した後、ライトステイン(Wright stain:Yong Dong pharm、Co.Kyungki、Korea)液を10滴落として3分間の固定染色し、ライト緩衝溶液(Yong Dong pharm、Co.Kyungki、Korea)10滴で十分に混合させて5〜6分間染色した。この時、尖沙が付着しないように注意して、検鏡の不便を最小化した。このスライドガラスにはスプレーを使用して、三次の蒸留水で軽く水洗し、室温で乾燥した。十分に乾燥して油浸漬の下でカバースライド(cover slide)を使用せずに検鏡した。マニュアルWBC デーポレシャルカウンタ(differential counter)を使用して、白血球を種類別に区別しながら、総白血球の数の百を数えて割合での分布を測定し、顆粒球(granulocytes)は、クルト(coulter)の結果との二重チェック(double check)している。妄想赤血球(reticulocyte)頻度は毛細管(capillary)を使用して、三次蒸留水に溶解させ濾過し、室温で保管されている1%ニューメチレンブルー(new methylene blue:sigma)の血液と同量でよく混ぜ、3〜5分放置し、清浄に準備されたスライドグラスに塗抹した。妄想赤血球係数は、1000個の赤血球を計数する間に表示される妄想赤血球数の頻度をパーセントで示した。
血液生化学的検査(チョンダンベク、チョンコルレステロル、albumin、AST、ALT、alkaline phosphatase、総bilirubin測定)のためにEDTAプリドチューブ(freed tube)に満ちている血液を30分間室温に放置した後、3000 × gで15分間の遠心分離して得られた血清のアスパルテイトアミノギ転移酵素(AST)活性値はASTキット(Boehringer Mannheim、Germany)を使用して、自動生化学分析器(Hitachi 747)で測定した。アラニンのアミノギ転移酵素(ALT)の活性値はALT(Boehringer Mannheim、Germany)キットを使用して、自動生化学分析器(Hitachi 747)で測定した。総コレステロール(T-Chol.)は、酵素のカロリーのテストによって総コレステロールキット(Boehringer Mannheim、Germany)を使用して、自動生化学分析器(Hitachi 747)で測定した。アルブミン(albumin)は、pH4.2で、BCG(Brom Cresol - Green)と結合して化合物を形成し、この時の吸光度をALB(Boehringer Mannheim、Germany)kitを使用して、自動生化学分析器(Hitachi 747)で測定した。
アルカルポスパタジェ(Alkaline phosphatase:ALP)は、IFCC検査の原則のもとALP(Boehringer Mannheim、Germany)キットを使用して、自動生化学分析器(Hitachi 747)で測定した。総ビリルビン(Total bilirubin:T - Bil.)は、DPD法の下でBil - T(Boehringer Mannheim、Germany)キットを使用して、自動生化学分析器(Hitachi 747)で測定した。総蛋白質(Total protein:TP)はビューレット法の下でTP(Boehringer Mannheim、Germany)キットを使用して、自動生化学分析器(Hitachi 747)を用いて測定した。
尿検査(pH、尿潜血、尿蛋白、尿糖、尿ケトンの測定)をするために剖検する前日に、各群の実験動物をそれぞれ一匹ずつエチルアルコールで消毒されて藁が敷いてないケージに入れて尿を排出することを待って、排出された尿を滅菌キャップのチューブに収めた後、指示試験紙(Serotech Korea Co.Ltd.、Seoul)法を用いて、それぞれの実験動物の尿pH、尿蛋白、尿糖、尿ケトン及び尿潜血の程度をチェックしている。
飼育最終日の動物を一晩中、16時間絶食させ、体重を測定した。体重測定が終了したSD系のラットを25cm径のデシケーターに入れ、蒸溜された無数エーテル(TJ Baker Analized ACS reagent、USA)で3〜4分間の麻酔させた後、解剖台から腹部(ventral)が見えるようにして、四つの足を押しピン(thumb tag)で固定している。アルコール綿で腹部の前面を消毒した後、forcepで腹部の皮膚をつまんで解剖用のはさみで正中線に沿って切除し、解剖用のナイフで臓器が見えるように切開している。0.85%食塩水(Shinyo pure chemicals Co.LTD.、Japan)で洗浄し、臓器が乾かないように十分に食塩水を撒きながら、EDTAを処理していない注射器と試験管を使用して、後大腸菌から5〜6mlの血液を採取し、常温から30分経過した後、3000rpmで15分間、低温(4℃)遠心分離して血清を得た。これは、カタルエステートのアミノギ転移酵素(AST)、アラニンのアミノギ転移酵素(ALT)、アルカリファスファターゼ(ALP)、総コレステロール、総蛋白質、アルブミン、総ビリルビンの分析に使用している。EDTAチューブに血液を別々に採血して得られたEDTAの血液を利用して、血液学的検査(hematological valuesおよびCBC differentiation測定)を使用している。肝、腎臓の順に切除して重量を測定し、緩衝ホルマリン(buffered formalin)溶液(40%formaldehyde 10ml、0.65g sodium phosphate monobasic、sigma、0.4 g sodium phosphate dibasic、sigma/100mlTDW)に固定した後、室温に保管している。
すべての実験の結果、測定値は一辺数分析法を使用して統計処理し、Student's T -テストを使用して、p<0.05のレベルで各実験群間の有意性を検証した。すべてのデータは平均値±標準偏差で示した。
試料投与後、毎日、少なくとも2回以上の実験動物の一般的な状態をよく観察したところ試料投与期間中試験物質のため特異な異常の臨床症状は観察できなかった。すなわち、皮膚、被毛、眼膜、粘膜、排便、運動及びパターンなどについて、異常状態が全然観察できながったし相対飼育最終日の実験動物を一晩中、16時間絶食させ、エーテルで3〜4分間の麻酔させた状態で剖検後正常対照群とそれぞれの実験群の心臓、肺、肝臓、腎臓、脾臓、副腎、胃、精巣の異常の有無を観察した。 各実験群の臓器らは正常対照群の臓器らと比較して様子、大きさ、色、などで全然外形的異常変化が見られなかったし各臓器の色及び形がよく鮮明に観察され投与試料に起因した各臓器の特異な異常はなかった。試料投与後、4週間のあいだ正常対照群及び生脈散エキスを投与したT1群の摂餌量及び摂水量は一定で起伏はなかったし正常対照群と実験群はすべて死亡した実験動物もなかった。 実験動物のSprague - Dawley(オス)の試料投与後4週間の体重の変化量は正常対照群とほとんど差異は現われなかった。試料投与後、4週間のあいだに全体の体重の増加量を図9に現われたように、正常対照群に比べて有意性(p<0.05)の差異点を見せなかった。
つまり、試料を投与4週間の実験動物の週間体重変化量と総体重増加量は、T1が正常群と同様の数値を示すことで、投与試料は、体重の増減に特別な影響を与えないという研究結果を示した。実験動物の臓器重量の変化は、表9に表示されている。実験動物の体重当たりガン重量%は正常対照群で2.94 ± 0.077の数値を示したのにすべての実験群で有意性(p<0.05)の違いを示すものでいなかった投与試料は、実験動物の臓器重量に異常な影響を表さない結果を示した。実験動物の体重あたりの腎臓の重量%も0.711 ± 0.043の数値を示したに比べて、すべての実験群で有意性(p"0.05)の差異が見せなかった。
各群(n = 6)の実験動物から採取した尿に対して一般的な分析(routine urinalysis)の結果を表10に示した。通常検体の尿の変化は、腎臓、尿路系の病態をよく反映するため診断予後判定に有用であり、同様の体液の変化をよく反映するため、代謝障害、糖尿病、肝疾患、電解質の不均衡などの指標になる。
表10に表示され正常対照群と実験群の尿pHは7.5〜8.5を示す上群と実験群の間に大きな違いを示さないという結果が現れ、検尿の基準値に適合され、投与試料によって引き起こされる尿pHの特異点は表示されなかった。
各実験動物の尿蛋白は検尿に基準値上negative( - )〜trace(±)を示すのが正常ですが、本実験では、T1群6匹のうち1匹でtrace、4匹で1 positive 、1匹から2 positiveを現われ正常対照群でも6個体中1匹でtrace、3匹で1 positive、1匹から2 positiveを示すなど、ほぼすべての実験動物で尿蛋白が検出された。このように、正常対照群と実験群すべてのpositiveされた結果が表示されたのは投与試料が尿蛋白異常を誘発したとは判断できない。通常、正常対照群の尿蛋白が陰性なのに反し、試験群の尿蛋白が陽性に表示される場合は、投与薬剤によって引き起こされる糸求体性蛋白尿、細尿管性蛋白尿、 renalと postrenalなどの病的蛋白尿を疑うことができるのに反して、正常対照群と試料投与群の両方で蛋白尿が検出された時には運動性蛋白尿、機能性蛋白尿などの生理的蛋白尿(非病的蛋白尿)で判断することができる。本実験では正常対照群と実験群の両方で蛋白尿が検出されたのは夜行性ラットでは夜間に尿を採ることにより、活発な運動性の生理的蛋白尿が検出されたと判断され、剖検後、腎臓に何の異常の徴候を見つけることができなかった事も活発な運動により、運動性の生理的蛋白尿が検出されたとの判断を裏付けるものである。
検体の尿で糖が検出されることは、糖尿病、神聖糖尿病、内分泌疾患、膵臓疾患、肝硬変、脳腫瘍などの症状を反映するものである。表10に示すように正常対照群と生脈散のエキスを投与したT1群の両方で、糖が検出されていないとの研究結果が表示されて投与試料によって引き起こされる尿糖の異常状態は表示されない。
表10に正常対照群と実験群各群の尿ケトン測定結果を示した。尿ケトンは、脂肪酸酸化亢進するかどうかを診断するための主要な指標としてケトン体、生体エネルギーへの依存度が糖質よりも脂肪酸に傾くと同時に増加し、歯の増加は、インスリンの不足を反映している。そのため、検体の尿から検出されるのは検体が重症糖尿病であるか、または糖質の摂取不足の深刻な場合は飢餓状態に直面していることを示す。尿ケトンの本実験の研究結果では、正常対照群ラット6匹のうち2匹で1 positiveを示したおり、T1群は1匹で1 positiveを示した。上記のように正常対照群と実験群の両方で、positiveの結果が示されたのは投与試料が尿ケトン体異常を誘発したとは判断できない。むしろ実験動物たちが十分な食事を摂取した点と、すべての実験群で尿糖が検出されていない研究の結果として整理されて見ているときの実験動物が摂取するサムヤンサ飼料の組成(ジョダンベク22.1%以上、ジョジバン3.5%以上、粗繊維5.0%以下、ジョフェブン8.0%以下...)が上記のような結果をもたらすものと判断された。すなわち、正常対照群と実験群のラットが摂取した飼料が糖質で粗纖維の割合は極めて低く、相対的に組脂肪及び組蛋白の割合は、組繊維の5、6倍に達するほど高かったので、尿ケトンが増加したものと判断された。より正確な結果を得るためには、飼料を変えて摂食させた後、再実験が必要である。尿潜血は尿路の異常を診断する指標として表10に正常対照群と実験群各群の尿潜血の測定結果を示した。各群全てで尿潜血が検出されておらず、このため、投与試料によって引き起こされる異常の状態は、表示されていないと判断された。
4週間の実験物質の投与後の血液学的検査(hematological valuesおよびCBC differentiation測定)の結果を表11に示した。生脈散エキスを投与したT1郡RBC、WBC、HCT、HGB、PLT、Reticulocyte、WBC diff. count値をT -テストによって統計処理した結果、それぞれの実験群の小さな違いを示したが正常群のそれと比較して、注意的な差(p<0.05)を示す群は全然なかった。そのため、投与試料に引き起こされる血液学的毒性は、まったく表示されていないとの研究結果が明らかになった。
表12の4週間の実験物質の投与後の血液生化学的検査をした結果を示した。 T1群のTP、アルブミン、T - Bil、ALP、AST、ALT、T - Chol.数値を統計処理した結果、それぞれの実験群の小さな違いを示したが正常群のそれと比較して、注意的な差(p<0.05)を示す群隊は全くなかった。そのため、投与試料に引き起こされる血液生化学物質の毒性は、まったく表示されていないと判断された。