以下、図1〜図12を用い、実施形態を説明する。以下では、操作パネル1(表示入力装置に相当)を含む複合機100(画像形成装置に相当)を例に挙げ説明する。但し、本実施の形態に記載されている構成、配置等の各要素は、発明の範囲を限定せず、単なる説明例にすぎない。
(画像形成装置の概略)
まず、図1を用い、実施形態に係る複合機100の概略を説明する。図1は複合機100の一例を示す正面模型的断面図である。
図1に示すように、複合機100の正面前方には、複合機100に関して各種設定を行うための操作パネル1が設けられる(詳細は後述)。又、図1に示すように、本実施形態の複合機100は、上部に、画像読取部2aと原稿搬送部2bが設けられ、内部に、給紙部3a、搬送部3b、画像形成部4、中間転写部5a、定着部5b、排出搬送部3c、両面搬送部3d等を備える。
原稿搬送部2bは原稿トレイ21を有する。コピーやスキャンを行う原稿は原稿トレイ21に載置される。そして、原稿搬送部2bは原稿トレイ21から原稿を1枚ずつ、自動的に連続して読取位置(送り読取用コンタクトガラス22)に搬送する。又、原稿搬送部2bは図1の紙面奥側を支点として画像読取部2aに上下方向に開閉自在に取り付けられる。原稿搬送部2bは画像読取部2aのコンタクトガラス(送り読取用コンタクトガラス22及び載置読取用コンタクトガラス23)を上方から押さえるカバーとして機能する。
図1に示すように、画像読取部2aの上面には、送り読取用コンタクトガラス22と書籍等の原稿を1枚ずつ読み取る際に原稿を載置する載置読取用コンタクトガラス23が配される。又、画像読取部2a内には、ランプ、ミラー、レンズ、イメージセンサー等(不図示)が配される。イメージセンサーは原稿搬送部2bが送り読取用コンタクトガラス22を通過させる原稿、あるいは、載置読取用コンタクトガラス23に載置された原稿の反射光を元に、原稿を読み取る。そして、イメージセンサーは反射光を画像濃度に応じたアナログの電気信号に変換し、電気信号の量子化を行う。これにより、原稿の画像データが得られる。尚、本実施形態の画像読取部2aは、カラーでも読み取り可能であり、白黒でも読み取り可能である。
複合機100本体内の複数の給紙部3aはそれぞれ、各サイズ(例えば、A4、B4等のA型、B型の定型用紙やレターサイズ等)、各種用紙(例えば、コピー用紙、再生紙、厚紙、OHPシート等)を複数枚収容する。各給紙部3aはそれぞれ回転駆動する給紙ローラー31を備え、印刷時、1枚ずつ搬送部3bに用紙を送り込む。
搬送部3bは給紙部3aから画像形成部4まで装置内で用紙を搬送する通路である。そして、搬送部3bには、用紙の案内のためのガイド板や、用紙搬送時に回転駆動する搬送ローラー対32(図2おいて、上方から32a、32b、32cの計3つ)や、搬送される用紙を画像形成部4の手前で待機させ、形成されたトナー像の転写タイミングに合わせ用紙を送り出すレジストローラー対33等が設けられる。
画像形成部4は複数の画像形成ユニット40(ブラック用の40Bk、イエロー用の40Y、シアン用の40C、マゼンタ用の40M)と露光装置41を含む。画像形成ユニット40は回転駆動可能に支持された感光体ドラムや、感光体ドラムの周囲に配設された帯電装置、現像装置、清掃装置等を備える。露光装置41は画像読取部2aで読み取られた画像データや後述の記憶装置62(記憶部に相当)に記憶される画像データ等に基づき、レーザ光を点消灯しつつ出力し、各感光体ドラムを走査露光する。そして、各画像形成ユニット40と露光装置41により、各感光体ドラムの周面上にトナー像が形成される。
中間転写部5aは各画像形成ユニット40からトナー像の1次転写を受け、シートに2次転写を行う。中間転写部5aは、各1次転写ローラー51Bk〜51M、中間転写ベルト52、駆動ローラー53、複数の従動ローラー54(54a〜54c)、2次転写ローラー55、ベルト清掃装置56等を含む。中間転写ベルト52は、駆動ローラー53等に張架され、モータ等の駆動機構(不図示)に接続される駆動ローラー53の回転駆動により周回する。そして、各1次転写ローラー51Bk〜51Mには、転写用電圧が印加され、各感光体ドラムのトナー像は中間転写ベルト52に転写される。ずれなくトナー像を重畳して中間転写ベルト52に1次転写した後、所定の電圧を印加された2次転写ローラー55により、シートにトナー像が転写される。
定着部5bは用紙に転写されたトナー像を定着させる。定着部5bは発熱体を内蔵する加熱ローラー57とこれに圧接する加圧ローラー58を含む。そして、用紙が加熱ローラー57と加圧ローラー58のニップを通過すると、トナーが溶融・加熱され、トナー像が用紙に定着する。定着部5bから排出された用紙は、排出トレイ34方向に送られる。
排出搬送部3cは印刷済の用紙を排出トレイ34方向又は両面搬送部3dの方向に用紙搬送方向を仕分ける。そして、排出搬送部3cは正回転方向に回転駆動して排出トレイ34の方向に送り出す、或いは、両面印刷のため逆回転しスイッチバックを行う排出ローラー対35を有する。又、排出搬送部3cは、用紙の搬送方向を切り換えるため、切換弁36を有する。切換弁36は回動する。切換弁36は、両面搬送部3dを閉じて用紙を排出トレイ34方向に導く位置を基本位置とし、両面印刷の際、回動してスイッチバックされた片面印刷済みの用紙を両面搬送部3dに導く。両面搬送部3dは、定着部5bの下流側とレジストローラー対33の上流側とを結ぶ。両面搬送部3dには、両面印刷のため、回転駆動する複数の両面搬送ローラー対37〜39が設けられ、片面印刷済の用紙が搬送される。
(操作パネル1)
次に、図2を用いて、実施形態に係る操作パネル1の一例を説明する。図2は操作パネル1の一例を示す平面図である。
図1に示すように、操作パネル1は複合機100の正面上方に設けられる。そして、操作パネル1は表示部11、タッチパネル部12、ハードキー(例えば、数字入力用のテンキー部13やコピー等の処理開始指示用のスタートキー14等)を含む。
例えば、表示部11は液晶表示パネルである。表示部11は有機ELパネルなど他種の表示パネルでもよい。表示部11は複合機100の設定を行うためのメニューやキーを表示する。使用者は、表示部11に表示されたキーを指定して、複合機100の各種設定を入力できる。又、表示部11は複合機100等の状態メッセージ等の各種画像、画面を表示する。
又、表示部11の上面にタッチパネル部12が設けられる。タッチパネル部12は使用者がタッチした位置、座標を検知する。キーの表示位置とタッチされた位置を比較することで、使用者が指定するキーが特定され、使用者の入力が受け付けられる。
タッチパネル部12は同時にタッチされた複数の位置を認識できる。そのため、タッチパネル部12には投影型の静電容量方式のタッチパネルを用いることができる。尚、同時にタッチされた複数の位置を認識できればよく、必ずしも、タッチパネル部12は静電容量方式のものに限られない。
(複合機100等のハードウェア構成)
次に、図3を用いて、実施形態に係る複合機100や操作パネル1のハードウェア構成の一例を説明する。図3は複合機100や操作パネル1のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
まず、複合機100本体内には、主制御部6が設けられる。例えば、主制御部6は操作パネル1、原稿搬送部2b、画像読取部2a、給紙部3a、搬送部3b、画像形成部4、定着部5b、排出搬送部3c等と接続され、これらの制御を行う。
例えば、主制御部6はCPU61等の制御を行う素子を含む。CPU61は記憶装置62に格納され、展開される制御プログラムに基づき演算等を行い、複合機100の各部を制御する。尚、主制御部6は全体制御や画像処理を行うメイン制御部や、画像形成や各種回転体を回転させるモータ等のON/OFF等を行い、印刷を制御するエンジン制御部等、機能ごとに分割して複数種設けられてもよい。本説明では、これらの制御部を主制御部6としてまとめた形態を示し、説明する。
記憶装置62は主制御部6と接続される。記憶装置62はROM、RAM、HDD等の不揮発性と揮発性の装置を組み合わせたものである。記憶装置62は複合機100の制御用プログラム、制御用データ、設定データ、画像データ等の各種データを記憶できる。
そして、主制御部6は各種コネクタ、ソケットやFAXモデム等を備えたインターフェイス部(以下、通信部63)と接続される。通信部63はネットワークや公衆回線等により複数の外部のコンピューター200(例えば、パーソナルコンピューターやサーバー)や相手方FAX装置300(図6では、いずれも便宜上1つのみ図示)と接続される。例えば、画像読取部2aで得られた画像データを記憶装置62に記憶させることや(ボックス機能)、外部のコンピューター200や相手方FAX装置300に送信することができる(スキャナ機能、FAX機能)。又、外部のコンピューター200や相手方FAX装置300から送信され、複合機100に入力される画像データに基づき印刷、FAX送信等を行うこともできる(プリンター機能、FAX機能)。
又、例えば、主制御部6には、画像読取部2aで原稿を読み取って得られた画像データや通信部63を介して複合機100に入力された画像データに対し、画像処理を施す画像処理部64が設けられる。例えば、画像処理部64が処理した画像データは露光装置41に送信され、感光体ドラムの走査・露光に用いられたり、記憶装置62に記憶されたりする。
又、主制御部6は、操作パネル1になされた入力を認識し、使用者の設定にあわせてコピーやスキャンなどのジョブが行われるように複合機100を制御する。本実施形態の操作パネル1はパネル制御部10(認識部に相当)、表示部11、タッチパネル部12、ハードキー(例えば、テンキー部13やスタートキー14)、メモリー15(記憶部に相当)、ドライバー回路16、等を含む。パネル制御部10はCPUやIC等で構成される。パネル制御部10は表示部11の表示を制御し、タッチパネル部12の出力を受け、タッチされた位置(座標)を特定する。タッチパネル部12の出力と位置(座標)の対応を示すテーブル等のデータは、メモリー15に記憶される。メモリー15はROMやRAMを含む。パネル制御部10はタッチ位置とタッチされたときの表示部11が表示していた画面の画像データを比較し、タッチされた位置に表示されていたキーを認識する。これにより、パネル制御部10は使用者により指定されたキーを認識する。
そして、表示部11で表示される画面、画像の画像データは、例えば、操作パネル1内のメモリー15が記憶する。従って、パネル制御部10はタッチされた位置に表示されたキーに応じ、次に表示すべき画面や画像の画像データをメモリー15から読み出す。
又、表示部11は文字、数字、記号等によりメッセージをメッセージ表示領域8に表示する。メモリー15は表示部11がメッセージを表示するうえで用いるフォントのデータであるフォントデータ150を記憶する。又、フォントデータ150には複数種のフォントのデータが含まれる。これにより、表示部11はメッセージを様々なフォントで表示することができる。パネル制御部10はメモリー15に記憶されたフォントデータ150を用いて、表示部11にメッセージを表示させる。
尚、表示部11が表示する画面、画像の画像データや複数種のフォントのフォントデータ150は本体側の記憶装置62に記憶させてもよい。この場合、操作パネル1は表示部11で表示を行うための画像データやフォントデータ150を、主制御部6を介し記憶装置62から受ける。いずれにしても、パネル制御部10は表示部11の表示を実際に制御するドライバー回路16(例えば、表示部11が液晶表示パネルであれは、液晶ドライバーIC)に指示を与え、画像データやフォントデータ150に基づき表示部11に表示を行わせる。尚、操作パネル1には、パネル制御部10、メモリー15を設けず、主制御部6の構成(CPU61や記憶装置62)が、パネル制御部10やメモリー15の機能を代用しても良い。
又、タッチパネル部12にはタッチされた位置を検知するための位置検知部121が設けられる。例えば、位置検知部121はタッチ位置(タッチされた点の座標)を検知するためのICである。例えば、タッチパネル部12が静電容量方式で投影型のパネルを含むのであれば、位置検知部121はタッチパネル部12で静電容量の変化を検知し、1又は複数の同時にタッチされた位置を示す信号を出力する。パネル制御部10は位置検知部121の出力に基づき、タッチされた位置を認識する。
(メッセージ表示領域8)
次に、図4、図5を用いて、実施形態に係るメッセージ表示領域8を説明する。図4はコピー機能の初期設定画面71の一例を示す説明図である。図5は初期設定画面71内に設けられたメッセージ表示領域8の一例を示す説明図である。
まず、図4を用いて、メッセージ表示領域8を説明に用いるコピー機能の設定画面について説明する。操作パネル1にコピー機能を利用する旨が入力されると、パネル制御部10は最初に図4に示すようなコピー機能の初期設定画面71を表示部11に表示させる。
図4に示すように、例えば、コピー機能の初期設定画面71には、よく用いられる設定項目の設定を行うための複数の簡単設定キーK1〜K6が設けられる。図4では、「用紙選択」の設定項目の簡単設定キーK1や「拡大/縮小」の設定項目の簡単設定キーK2等が表示されている例を示している。
又、初期設定画面71に表示されない設定項目(例えば、枠消しの設定項目や余白の設定項目や読取解像度の設定項目や原稿種類の設定項目など多数)を設定するには、タブの表示位置をタッチする。表示部11は簡単設定タブTB1に並んで原稿/用紙/仕上げタブTB2や、カラー/画質タブTB3や、レイアウト編集タブTB4や、応用/その他タブTB5やプログラムタブTB6を表示する。それぞれの設定項目はいずれかのタブに予め関連づけられる。タブが表示された位置がタッチされると、パネル制御部10はタッチされたタブと関連する設定項目を示す設定キーを一覧的に表示した設定画面を表示部11に表示させる。
例えば、原稿/用紙/仕上げタブTB2が表示された位置がタッチされると、パネル制御部10は原稿サイズや用紙サイズや、原稿や用紙の向きや、給紙元など、原稿や用紙に関する設定項目を示す設定キーを表示する画面を表示部11に表示させる。カラー/画質タブTB3が表示された位置がタッチされると、パネル制御部10は印刷色(カラーかモノクロか等)や、解像度や、各色(ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー)の濃淡調整など、色や画質に関する設定項目を示す設定キーを表示する画面を表示部11に表示させる。又、レイアウト編集タブTB4が表示された位置がタッチされると、パネル制御部10は集約印刷や両面印刷など、画像の配置や画像データの編集に関する設定項目を示す設定キーを表示する画面を表示部11に表示させる。又、応用/その他タブTB5が表示された位置がタッチされると、パネル制御部10は余白の大きさや枠消し処理など、応用的な内容に関する設定項目を示す設定キーを表示する画面を表示部11に表示させる。
そして、使用者はタブの表示位置をタッチし、その後に表示されたいずれかの設定項目の設定キーの表示位置をタッチし、設定項目を指定する。これにより、パネル制御部10は指定された設定項目の設定画面を表示する。例えば、集約印刷の設定項目を指定したとき、集約印刷の設定画面では、2in1や4in1などの設定値や境界線の種別などの設定値を設定することができる。このように、設定画面を切り換えつつ、使用者は所望の設定項目について設定値を設定できる。
尚、コピー機能の設定画面についてのみ説明するが、複合機100の有する機能(スキャン機能や送信機能、ボックス機能等)毎に設定画面が用意され、パネル制御部10は用いる機能に応じた設定画面を表示部11に表示させる。
次に、図5を用いて、設定画面内に設けられるメッセージ表示領域8の一例を説明する。本実施形態のパネル制御部10は文字、数字、記号からなるメッセージを表示部11の表示領域内で予め定められたメッセージ表示領域8に表示させる。まず、本実施形態の操作パネル1では、設定画面を切り換えても表示される(固定的に表示される)メッセージ表示領域8a(図5〜図10で1点鎖線で囲まれた領域)とメッセージ表示領域8b(図5〜図10で2点鎖線で囲まれた領域)が設けられる。
メッセージ表示領域8aは一定の幅で表示部11の上縁に沿って設けられる。例えば、メッセージ表示領域8a内には、複合機100の状態に関するメッセージが表示される。メッセージ表示領域8aに表示するメッセージは予め定められている。例えば、パネル制御部10は「コピーできます」、「コピー中です」、「エラー発生」などのメッセージをメッセージ表示領域8aに表示させる。パネル制御部10は複合機100の状態に応じ、メッセージ表示領域8aにメッセージを表示させる。
メッセージ表示領域8bは表示部11の一定の幅で下縁部に沿って設けられる。例えば、メッセージ表示領域8bには、複合機100についての注意や確認すべき内容に関するメッセージが表示される。メッセージ表示領域8bに表示するメッセージは予め定められている。例えば、パネル制御部10は複合機100の状態に応じ、「トナーが残り少なくなっています」や、「ブラックのトナーコンテナーを交換して下さい」、「用紙を補給して下さい」といったメッセージをメッセージ表示領域8bに表示させる。
又、メッセージ表示領域8aやメッセージ表示領域8b以外にも、表示される画面に応じ、各種メッセージ表示領域8が設けられる。例えば、設定項目の設定を行うための複数の設定キー(図4以下に示すコピー機能の初期設定画面71では簡単設定キーK1〜K6)や表示を切り換えるためのタブ(図4以下に示すコピー機能の初期設定画面71ではタブTB1〜TB6)もメッセージ表示領域8として扱われる。キーやタブに含まれる文字、数字、記号は表示位置がキーやタブであることを示すメッセージとして機能しているためである。更に、各キーやタブを用いて設定された設定値を示す領域(図5〜図10で、破線で囲う領域)もメッセージ表示領域8として扱われる。尚、図4〜図10に示すコピー機能の初期設定画面71には表示されないが、機能や設定項目や設定される設定値に関して説明する記述など、その他の文字、数字、記号で表現される部分もメッセージ表示領域8として扱ってもよい。これらのキーや、タブや、設定された設定値を示す領域や、説明的な記述などは設定画面の種類により異なるので、便宜上、以下の説明では設定項目の設定値や説明的な記述部分を「メッセージ表示領域8c」と符号を付し、キーやボタンやタブに対して「メッセージ表示領域8d」と符号を付す。
尚、以下の説明では、キーや、タブや、設定された設定値を示す領域や、説明的な記述などをメッセージ表示領域8c、8dとして扱う例を説明するが、例えば、キーやタブなど、メッセージ表示領域8c、8dのうち、一部の種類についてはフォントを変えず、フォントは固定としてもよい。
(フォントの切り換え)
次に、図5〜図10を用いて、メッセージ表示領域8でのフォントの切り換えを説明する。図6はフォントを切り換えるメッセージ表示領域8を選択する操作の一例を示す説明図である。図7はフォントを切り換えるメッセージ表示領域8を選択するためのフォント切換対象選択画面72の一例を示す説明図である。図8はタッチされたメッセージ表示領域8と同等以下のフォントサイズのメッセージ表示領域8のフォントを切り換えたときの表示例の一例を示す説明図である。図9はタッチされたメッセージ表示領域8のみのフォントを切り換えたときの表示例の一例を示す説明図である。図10は全てのメッセージ表示領域8のフォントを切り換えたときの表示例の一例を示す説明図である。
まず、使用者はフォントの切り換えを行いたい場合、キーやボタンやタブ以外のメッセージ表示領域8の表示位置をタッチする。例えば、使用者はメッセージ表示領域8のフォントを切り換えるとき、コピー機能の初期設定画面71では、メッセージ表示領域8a〜8cの表示位置をタッチする。一方、パネル制御部10はキーやボタンやタブの表示位置(コピー機能の初期設定画面71でのメッセージ表示領域8d)が押された場合、タッチされたキーやボタンやタブに応じて表示部11に表示を切り換えさせる。
そして、本実施形態の操作パネル1では、図6に示すように、タッチされた指の移動方向に応じて、どのメッセージ表示領域8のフォントを切り換えるかが予め定められている。そのため、パネル制御部10はタッチパネル部12の出力に基づき、メッセージ表示領域8a〜8cをタッチした指の移動方向を認識する。
例えば、パネル制御部10は最初のタッチされた位置(メッセージ表示領域8a〜8cのタッチ位置)の座標と移動後のタッチ位置の座標を認識する。そして、パネル制御部10は2点の座標の縦方向での距離と横方向での距離の長短に基づき、移動方向を認識する。具体的には、パネル制御部10は最初のタッチ位置と移動後のタッチ位置の2点の横方向の距離と縦方向の距離を比較する。そして、パネル制御部10は横方向距離の方が長ければ、移動方向は左右方向と判断する。一方、パネル制御部10は縦方向距離の方が長ければ、移動方向は縦方向と判断する。尚、パネル制御部10は最初のタッチ位置と移動後のタッチ位置から角度を求め、求めた角度に基づき移動方向(上下左右)を認識してもよい。
そして、本実施形態の操作パネル1では、移動方向が上下方向(第1方向)であるとき、パネル制御部10は(最初に)タッチされたメッセージ表示領域8のフォントサイズ以下のフォントサイズでメッセージを表示しているメッセージ表示領域8のフォントの種類を表示部11に切り換えさせる。又、本実施形態の操作パネル1では、移動方向が左右方向(第2方向)であるとき、パネル制御部10はタッチされたメッセージ表示領域8のみフォントの種類を表示部11に切り換えさせる。尚、左右方向を第1方向とし、上下方向を第2方向としてもよい。
コピー機能の初期設定画面71を例にして説明する。まず、コピー機能の初期設定画面71では、上縁に表示されるメッセージ表示領域8aのフォントサイズが最も大きい。次に、下縁に表示されるメッセージ表示領域8bのフォントサイズが次に大きい。メッセージ表示領域8c、8dに表示されるメッセージのフォントサイズはいずれも同じであり、メッセージ表示領域8aやメッセージ表示領域8bよりもフォントサイズは小さい。
そして、以下では、コピー機能の初期設定画面71で「ふつう」と表示されたメッセージ表示領域8cをタッチして、フォントの切り換えを行う例を説明する。まず、図8では、コピー機能の初期設定画面71で「ふつう」と表示されたメッセージ表示領域8cをタッチし、タッチ位置を上下方向で移動させたときのフォントの切り換え後の状態の一例を示している。言い換えると、パネル制御部10はメッセージ表示領域へのタッチを認識し、タッチ位置が上下方向であると認識すると、タッチされた位置のフォントサイズ以下のメッセージ表示領域8のフォントの種類を表示部11に切り換えさせる。具体的に、図8はメッセージ表示領域8cとメッセージ表示領域8dのフォントがゴシック系のフォント(図5参照)から明朝系のフォントに切り換えられた例を示す。
又、コピー機能の初期設定画面71で「ふつう」と表示されたメッセージ表示領域8(メッセージ表示領域8c)をタッチして、タッチ位置を左右方向で移動させたときのフォントの切り換え後の状態の一例を図9に示している。言い換えると、パネル制御部10はメッセージ表示領域8cへのタッチされたことを認識し、タッチ位置の移動方向が左右方向であると認識すると、タッチされた位置のメッセージ表示領域8のみフォントの種類を表示部11に切り換えさせる。具体的に、図9は「ふつう」と表示されたメッセージ表示領域8cのフォントがゴシック系のフォント(図5参照)からポップ系のフォントに切り換えられた例を示す。
従って、使用者はメッセージ表示領域8の全てのフォントを切り換えたい場合、最もフォントサイズが大きいメッセージ表示領域8をタッチした後、タッチ位置を上下に移動させればよい。
コピー機能の初期設定画面71で「コピーできます。」と表示され、画面中、フォントサイズが最も大きいメッセージ表示領域8aをタッチして、タッチ位置を上下方向で移動させたときのフォントの切り換え後の状態の一例を図10に示している。言い換えると、パネル制御部10は最大のフォントサイズのメッセージ表示領域8aへのタッチされたことを認識し、タッチ位置の移動方向が上下方向であると認識する。そして、パネル制御部10はタッチされた位置のフォントサイズ以下のメッセージ表示領域8(全てのメッセージ表示領域8)のフォントの種類を表示部11に切り換えさせる。具体的に、図10はメッセージ表示領域8a〜8dのフォントがゴシック系のフォント(図5参照)から行書系のフォントに切り換えられた例を示す。
ここで、上記の説明では、フォント切り換えのため、いずれかのメッセージ表示領域8(キーやボタンやタブ以外のメッセージ表示領域8)をタッチし、タッチパネル部12をタッチしたまま指を移動させた移動方向により、フォントを切り換えるメッセージ表示領域8を選択できる例を説明した。言い換えると、パネル制御部10はタッチパネル部12をタッチしたまま指をいずれかの方向に移動させる操作をフォント切換操作と認識する例を説明した。しかし、フォント切り換えのためにメッセージ表示領域8のタッチがあったとき、パネル制御部10はフォントを切り換えるメッセージ表示領域8を選択するためのフォント切換対象選択画面72を表示してもよい。
例えば、キーやボタンやタブ以外のメッセージ表示領域8がタッチされた後、ほとんど移動されることなく指がタッチパネル部12から離されたことをタッチパネル部12が検知したとき、パネル制御部10はフォント切換対象選択画面72を表示部11に表示させるようにしてもよい。
図7にフォント切換対象選択画面72の一例を示す。フォント切換対象選択画面72内には、フォントを切り換えるメッセージ表示領域8の範囲を定めるための範囲設定キー73が複数設けられる。範囲設定キー73として、タッチしたメッセージ表示領域8のみをフォント切り換え範囲と定めるための範囲キー731や、タッチしたメッセージ表示領域8のフォントサイズ以下のメッセージ表示領域8のフォントの切り換えを選択するための範囲キー732や、全てのメッセージ表示領域8のフォントの切り換えを選択するための範囲キー733などが設けられる。
使用者は所望の範囲設定キー73の表示位置をタッチする。そして、複数の範囲設定キー73のうち、タッチパネル部12はタッチされた範囲設定キー73を検知する。パネル制御部10はタッチされた範囲設定キー73にて選択されたメッセージ表示領域8のフォントを表示部11に切り換えさせる。この場合、パネル制御部10はタッチパネル部12をタッチした後表示されたフォント切換対象選択画面72への操作をフォント切換操作と認識する。
(フォントの切り換え順)
次に、図11を用いて、メッセージ表示領域8でのフォントの切り換え順の一例を説明する。図11はフォントの切り換え順を示す切り換え順データ151の一例を示す説明図である。
本実施形態の操作パネル1ではメッセージ表示領域8のフォントを切り換えることができる。そして、フォントの切り換え順は予め定められる。
まず、操作パネル1のメモリー15(本体側の記憶装置62でもよい)は複数種のフォントのフォントデータ150を記憶する。そして、パネル制御部10はメモリー15や記憶装置62が記憶するフォントデータ150を用いて、表示部11にメッセージを表示させる。
更に、操作パネル1のメモリー15(本体側の記憶装置62でもよい)は図11に示すようなフォントの切り換え順を示す切り換え順データ151を記憶する。上述のように、操作パネル1のメモリー15や記憶装置62は切り換え順データ151に示されるフォントのデータを記憶している。尚、切り換え順データ151は使用者による操作パネル1への入力により、タッチパネル部12は切り換え順データ151の変更を受け付け、メモリー15や記憶装置62は入力内容に応じ、切り換え順データ151を更新してもよい。
そして、使用者によってメッセージ表示領域8のフォントの切り換える旨の入力があったとき、パネル制御部10は切り換え順データ151を参照して表示部11にフォントを切り換えさせる。例えば、図11の例で言えば、タッチされたメッセージ表示領域8のフォントが「○○ゴシック体」であるとき、フォントの切り換え指示がなされると、パネル制御部10は「□□明朝体」にメッセージのフォントの種類を切り換えさせる。そして、図11に示すように、最後の順番に到ると、先頭に戻り、フォントの切り換え順は巡回する。
ここで、メモリー15か記憶装置62が記憶するフォントの種類は大きく分けて、第1フォントと第2フォントの2種類がある。
まず、第1フォントはドットの組み合わせで文字が表現されたフォントである(例えば、ビットマップフォント)。第1フォントは表示サイズが小さくても文字、数字、記号がつぶれずに表示され、表示サイズが大きくなるほどジャギが目立ちやすくなるという傾向がある。従って、フォントサイズが小さいメッセージには、第1フォントを使うことが好ましい。
一方、第2フォントは文字、数字、記号の形状を線の情報としてもつフォントであり、スケーラブルなフォントである(例えば、アウトラインフォント)。第2フォントは表示サイズが小さいと文字、数字、記号がぼやけて表示され、表示サイズが大きくなってもラインをきれいに表示できるという傾向がある。従って、フォントサイズが大きいメッセージには、第2フォントを使うことが好ましい。
そこで、タッチされたメッセージ表示領域8でのフォントの表示サイズが予め定められたサイズよりも小さいとき、パネル制御部10はメッセージが第1フォントで表示されるように表示部11にメッセージの表示に用いるフォントを第1フォントに切り換えさせる。このとき、切り換え順データ151の順番から見て、次の順番が第1フォントでない場合(次の順番が第2フォントである場合)、パネル制御部10は順番をジャンプして、切り換え順データ151中、第1フォントでの先頭の順番に定義されたフォント(図11の例では「○○ゴシック体」)で表示部11にメッセージを表示させ、表示部11にフォントを切り換えさせる。尚、タッチされたメッセージ表示領域8でのフォントの表示サイズが予め定められたサイズよりも小さく、切り換え順データ151の順番から見て次の順番が第1フォントであれば、パネル制御部10は順番通りに表示部11にメッセージの表示に用いるフォントを切り換えさせる。
また、タッチされたメッセージ表示領域8でのフォントの表示サイズが予め定められたサイズ以上であるとき、パネル制御部10はメッセージが第2フォントで表示されるように表示部11にメッセージの表示に用いるフォントを第2フォントに切り換えさせる。このとき、切り換え順データ151の順番から見て、次の順番が第2フォントでない場合(次の順番が第1フォントである場合)、パネル制御部10は順番をジャンプして、切り換え順データ151中、第2フォントでの先頭の順番に定義されたフォント(図11の例では「●●ゴシック体」)で表示部11にメッセージを表示させ、表示部11にフォントを切り換えさせる。尚、タッチされたメッセージ表示領域8でのフォントの表示サイズが予め定められたサイズ以上であり、切り換え順データ151の順番から見て次の順番が第2フォントであれば、パネル制御部10は順番通りに表示部11にメッセージの表示に用いるフォントを切り換えさせる。
ここで、「予め定められたサイズ」は第1フォントで表示した場合、ジャギが目立つか否かと、第2フォントで表示した場合ぼやけて表示されるか否かの観点から定めることができる。
(フォントの切り換えの流れ)
次に、図12を用いて、フォントの切り換えの流れの一例を説明する。図12はフォントの切り換えの流れの一例を示すフローチャートである。
まず、図12のスタートは複合機100、操作パネル1に電源が供給され、操作パネル1を操作できる状態で、設定用のキーやボタンやタブなどのメッセージ表示領域8でないメッセージ表示領域8がタッチされた時点である。
まず、パネル制御部10はタッチパネル部12が検知した座標に基づき、フォント切り換えのためにタッチされたメッセージ表示領域8のフォントとフォントのサイズを認識する(ステップ♯1)。そして、指の移動方向やフォント切換対象選択画面72での操作に基づき、パネル制御部10は表示部11に表示されたメッセージ表示領域8のうち、フォントの切り換えを行うメッセージ表示領域8を認識する(ステップ♯2)。具体的には、パネル制御部10は全てのメッセージ表示領域8のフォントを切り換えるか、フォント切り換えのためにタッチされたメッセージ表示領域8のフォントのみ切り換えるか、フォント切り換えのためにタッチされたメッセージ表示領域8のフォントサイズ以下のフォントサイズのメッセージ表示領域8のフォントを切り換えるかの選択に基づき、フォントを切り換えるメッセージ表示領域8を認識する。
そして、パネル制御部10はフォント切り換えのためにタッチされたメッセージ表示領域8のフォントサイズが予め定められたサイズ以上であるか否かを認識する(ステップ♯3)。
予め定められたサイズよりも小さいとき(ステップ♯3のNo)、パネル制御部10はフォントの切り換えを行うメッセージ表示領域8のフォントを第1フォントに切り換えて表示部11にメッセージを表示させる(ステップ♯4)。一方、予め定められたサイズ以上であるとき(ステップ♯3のYes)、パネル制御部10はフォントの切り換えを行うメッセージ表示領域8のフォントを第2フォントに切り換えて表示部11にメッセージを表示させる(ステップ♯5)。そして、本フローは終了する。
もし、使用者が切り換え後のフォントを更に切り換えたいならば、メッセージ表示領域8を再びタッチしてフォント切換操作を行えばよい。これにより、パネル制御部10は切り換え順データ151に基づき表示部11に表示に用いるフォントを順番に切り換えさせる。やがて、使用者にとって好適なフォントで表示部11の画面が表示される。
このようにして、本実施形態に係る表示入力装置(操作パネル1)は複数種のフォントのフォントデータ150を記憶する記憶部(メモリー15、記憶装置62)と、記憶部に記憶されたフォントデータ150を用いて、画面、画像を表示し、予め定められたメッセージ表示領域8に文字、記号、数字を用いてメッセージを表示する表示部11と、表示部11に対して設けられ、使用者の入力を受け付け、タッチされた位置を検知するタッチパネル部12と、を含み、タッチパネル部12がメッセージ表示領域8の表示位置へのタッチを検知した後、予め定められたフォント切換操作がなされたことを検知したとき、表示部11は記憶部に記憶されたフォントデータ150に基づき、予め定められた順番に従い、表示に用いるフォントの種類を切り換える。これにより、使用者はメッセージに用いられる文字、数字、記号のフォントを所望のフォントに切り換えることができる。又、メッセージが確認しづらい場合でもフォントを切り換えることにより、文字、数字、記号のサイズを変えること無く、メッセージを読みやすくすることができる(例えば太目から細目のフォントへの切換)。メッセージ表示領域8をタッチし、更にタッチを行うだけで直感的、簡易にフォントの切換を行うことができる。
又、記憶部(メモリー15、記憶装置62)はドットの組み合わせで文字が表現されたフォントである第1フォントのフォントデータ150と、形状を線の情報として持つフォントである第2フォントのフォントデータ150を記憶し、表示部11は、タッチされたメッセージ表示領域8でのフォントの表示サイズが予め定められたフォントサイズよりも小さいとき、表示に用いるフォントを第1フォントに切り換え、タッチされたメッセージ表示領域8でのフォントの表示サイズが予め定められたフォントサイズ以上であるとき、表示に用いるフォントを第2フォントに切り換える。これにより、文字のサイズが大きくなるとジャギが目立ちやすい第1フォントと文字が小さいとぼやけやすい第2フォントを、予め定められたフォントサイズを基準とし、フォントのメリットが生かされるように使い分けることができる。従って、切り換え後のフォントには見やすいフォントが用いられ、メッセージを見やすくすることができる。
又、表示部11は複数のメッセージ表示領域8を表示し、フォント切換操作がなされたとき、タッチされた位置に表示されたメッセージ表示領域8のフォントサイズ以下のフォントサイズでメッセージを表示しているメッセージ表示領域8のフォントの種類を切り換える。これにより、フォントを切り換えるメッセージと同等以下のサイズの他のメッセージもあわせてフォントを切り換えることができる。従って、メッセージのサイズを基準としてフォントを変えるメッセージ表示領域8と変えないメッセージ表示領域8を選択することができる。
又、表示部11は複数のメッセージ表示領域8を表示し、フォント切換操作がなされたとき、表示している複数のメッセージ表示領域8のうち、タッチされた位置に表示されたメッセージ表示領域8のみ、表示に用いるフォントの種類を切り換える。これによりタッチした位置に表示されたメッセージ表示領域8についてのみフォントを変更することができる。
又、フォント切換操作はタッチパネル部12をタッチしたまま指を動かす操作であり、フォント切換操作でのタッチされた位置の移動方向を認識する認識部(パネル制御部10)を含み、表示部11は複数のメッセージ表示領域8を表示し、認識部(パネル制御部10)により認識された方向が予め定められた第1方向のとき、タッチされた位置に表示されたメッセージ表示領域8のフォントサイズ以下のフォントサイズでメッセージを表示しているメッセージ表示領域8のフォントの種類を切り換え、認識部(パネル制御部10)により認識された方向が予め定められた第2方向のとき、表示している複数のメッセージ表示領域8のうち、タッチされた位置に表示されたメッセージ表示領域8のみ、表示に用いるフォントの種類を切り換える。これにより、タッチしたまま指を動かす操作を動かす方向により、フォントを切り換えるメッセージ表示領域8を任意に選択することができる。
又、表示部11は、フォント切換操作がなされたとき、画面内の全てのメッセージ表示領域8の表示に用いるフォントの種類を切り換える。これにより、画面内の全てのメッセージ表示領域8で用いられるフォントを1つの操作で全て切り換えることができる。
又、画像形成装置(複合機100)は実施形態に係る表示入力装置(操作パネル1)を含む。
従って、使いやすい画像形成装置(複合機100)を提供することができる。
本発明の実施形態を説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。