JP5747622B2 - 給水ポンプ制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、給水ポンプの吸込側に圧力センサや流量センサを設置することなく押込圧力(給水ポンプの吸込側圧力)を検出し、推定末端圧力一定制御を行うようにした給水ポンプ制御装置に関するものである。
通常、ビルやマンションに設置される給水ポンプ制御装置では、給水ポンプの吐出側圧力を制御することにより、需要端における水圧をほぼ一定に制御する推定末端圧力一定制御が採用されている。
この推定末端圧力一定制御は、給水ポンプの吸込側に受水槽等が設置されていて押込圧力があまり変化しない給水管系統では支障なく適用可能である。しかし、給水管の途中に給水ポンプが直結されているような場合には、押込圧力が水の使用状態によって変化するため、給水ポンプの吐出側圧力を末端圧力一定になるように制御すると、要求給水量に対して最適な水量を供給することが困難である。
給水ポンプにおいては、揚程高さ(最大流量時の吐出側圧力)が明らかな場合、給水ポンプの吸込側に設置した圧力センサにより押込圧力を検出し、この押込圧力を適宜な数式に当てはめることで、給水ポンプの運転周波数と吐出側圧力との関係を示す簡易な周波数−圧力特性を得ることができる。この簡易な周波数−圧力特性に従い、推定末端圧力を一定にする吐出側圧力となるように給水ポンプの運転周波数を制御することにより、理論的には推定末端圧力一定制御が可能になる。
上記の方法によれば、最大流量時の吐出側圧力は簡易な周波数−圧力特性にほぼ一致するが、流量がゼロから最大値に至るまでの範囲では、流量と吐出側圧力との関係に誤差が発生する。
特に、ビルやマンションでは、給水ポンプを最大流量で長時間運転することはほとんどなく、通常は最大流量の半分以下で運転することが多い。従って、給水ポンプの実際の吐出側圧力と本来必要な吐出側圧力との間に誤差が生じやすく、結果として電気料金や水道料金の浪費を招き、省資源、省エネルギーに逆行するという問題がある。
また、実際の流量を検出する流量センサと吐出側の圧力センサとによる2つのアナログ検出値を用いて推定末端圧力一定制御を行うことも考えられるが、その場合には2個のセンサが必要である。
ここで、推定末端圧力一定制御による給水ポンプ制御装置としては、例えば特許文献1,2に記載されたものが公知となっている。
特許文献1に係る従来技術は、図5に示すように、ポンプPを駆動するためのインバータ装置106及びモータMと、給水管200上のポンプPの吸込側及び吐出側にそれぞれ設置された圧力センサ101,107と、圧力選択手段102と、目標圧力演算手段103と、回転速度制御手段104と、回転速度検出手段105と、を備えている。
特許文献1に係る従来技術では、目標圧力演算手段103が、モータMの回転速度に応じた目標圧力信号S3を、吸込側の圧力信号S2Xを用いて求め、目標圧力信号S3を回転速度制御手段104に出力する。目標圧力演算手段103には、第1の設定圧力PAと、圧力選択手段102からの圧力信号PBXが入力されている。圧力選択手段102は、第1の設定圧力PAより小さい第2の設定圧力PB、及び、圧力信号S2Xのうち、大きい方を圧力信号PBXとして出力する。
回転速度制御手段104は、吐出側の圧力信号S2が目標圧力信号S3に一致するようにインバータ装置106の出力周波数を制御し、モータMを運転する。
この従来技術によれば、吸込側の圧力信号S2Xが第2の設定圧力PBを超えた場合に、設定圧力PBを圧力信号S2Xに置き換えて運転を継続することにより、押込圧力が異常に高くなった場合でもポンプPの吐出側圧力が低下することができる。
また、特許文献2に係る従来技術は、図6に示すように、ポンプPの吸込側及び吐出側に設置された圧力センサ101,107と、減算器108と、最大周波数演算手段109及び最小周波数演算手段110と、末端目標圧力演算手段111と、移動平均手段112と、その出力である目標圧力と吐出側圧力検出値との偏差を求める減算手段113と、比例積分手段114と、その出力と実際のインバータ周波数finとを加算してインバータ装置106の周波数指令値を求める加算手段115と、を備えている。
なお、最大周波数演算手段109には最大流量Qmaxが入力され、末端目標圧力演算手段111には最大設定圧力Pmax、最小設定圧力Pmin、及びインバータ周波数finが入力されている。
特許文献2に係る従来技術では、ポンプPの吐出圧と吸込圧との差圧ΔP及び最大流量Qmaxから最大周波数fmax及び最小周波数fminを求め、末端目標圧力演算手段111が、最大周波数fmax、最小周波数fmin、最大設定圧力Pmax、最小設定圧力Pmin及びインバータ周波数finを用いて所定の数式により目標圧力Pを演算し、移動平均手段112により求めた目標圧力Pの移動平均値と吐出側圧力検出値との偏差を比例積分演算してインバータ周波数finに加算することにより、インバータ装置106の周波数指令値を演算する。
この従来技術では、ポンプPの吐出圧と吸込圧との差圧ΔPに基づく最大周波数fmax及び最小周波数fminを用いて目標圧力Pを演算しているため、外乱に影響されない高精度な推定末端圧力一定制御を可能にしている。
特開平5−133343号公報(段落[0013]〜[0019]、図1等) 特開2001−123962号公報(段落[0012]〜[0026]、図1,図2等)
特許文献1,2に係る従来技術によれば、ポンプPの吐出圧をほぼ一定に保って推定末端圧力一定制御を行うことが可能であるが、いずれもポンプPの吸込側圧力を検出する圧力センサ101が必要不可欠であるため、設備全体のコストが高くなるという問題がある。
そこで、本発明の目的は、ポンプの吸込側の圧力センサや流量センサを不要にして給水ポンプ制御装置の低コスト化を可能にすることにある。
また、本発明の他の目的は、ポンプの吐出圧を所定値に制御して推定末端圧力一定制御を行い、省資源、省エネルギーを達成することにある。
本発明は、給水管に設置された給水ポンプの吐出側圧力が管路抵抗曲線上に位置するように、インバータ装置により給水ポンプの運転速度を制御して推定末端圧一定制御を行う給水ポンプ制御装置を前提としている。
そして、本発明においては、インバータ装置の出力周波数と消費電力との関係を示すF−P特性と実際の動作点との間に誤差がある場合に、ポンプの押込圧力があると判定する。この押込圧力がある場合には、F−P特性と実際の動作点との間の誤差(インバータ装置の出力周波数の誤差)を用いて、インバータ装置の出力周波数とポンプの吐出側圧力との関係を示す周波数−圧力特性の補正量を自動的に計算し、この補正量とポンプの吐出側圧力検出値とを用いて周波数−圧力特性を補正する。以後は、補正後の周波数−圧力特性に基づくPID制御により、推定末端圧力一定制御を行う。
本発明によれば、ポンプの吸込側の圧力センサや流量センサを用いずにF−P特性上の押込圧力に相当する誤差を検出し、この誤差を用いて周波数−圧力特性を補正するため、設備の簡略化、低コスト化、省資源化が可能である。
また、周波数−圧力特性が管路抵抗曲線と一致することから、押込圧力分だけポンプの発生圧力を抑えて最適な回転数によりポンプを運転することができる。これにより、推定末端圧力一定制御を行う給水ポンプの省エネルギー運転が可能になる。
本発明の実施形態の全体的な構成を示すブロック図である。 図1において、ポンプの押込圧力がない場合のフィードバック制御系を等価的に示したブロック図である。 ポンプの押込圧力がない場合の流量−揚程特性(Q−H特性)1の説明図である。 図4(a)はポンプの押込圧力がある場合の流量−揚程特性(Q−H特性)2の説明図、図4(b)は周波数−揚程特性(F−H特性)の説明図、図4(c)は周波数−電力特性(F−P特性)の説明図である。 特許文献1に係る従来技術の構成図である。 特許文献2に係る従来技術の構成図である。
以下、図に沿って本発明の実施形態を説明する。
図1は、この実施形態の全体的な構成を示すブロック図であり、インバータ制御部300から出力される周波数指令fに基づいた周波数とこの周波数に対応した振幅の交流電圧をインバータ部401が発生してモータMを駆動し、給水ポンプPを運転する。なお、200は給水用の給水管である。
インバータ制御部300は、インバータ装置400に内蔵された制御処理手段であり、例えばCPU、メモリ、PID調節器、A/D変換器、入出力インターフェイス等によって構成され、このインバータ制御部300とインバータ部401とによりインバータ装置400が構成されている。
インバータ制御部300において、周波数−圧力特性301は、ポンプPの駆動周波数(インバータ部401の出力周波数)とポンプPの吐出側圧力との関係を示す特性である。図1では、ポンプPの押込圧力がない場合の周波数−圧力特性を実線により、押込圧力がある場合の周波数−圧力特性を破線により示してある。この実施形態では、ポンプPの押込圧力がある場合に、押込圧力がない場合の周波数−圧力特性を補正して使用することを特徴としており、実線の特性を補正前の周波数−圧力特性、破線の特性を補正後の周波数−圧力特性ともいう。
補正前の周波数−圧力特性は、推定末端圧力一定制御を行うために給水管路に応じて予め設定された管路抵抗曲線と実質的に同一であり、この周波数−圧力特性は関数またはデータテーブルとしてメモリ(図示せず)に記憶されている。
ここで、管路抵抗曲線は、図3に示すように流量−揚程特性(Q−H特性)ともいい、押込圧力がない場合の揚程はポンプ発生圧力に等しい。なお、便宜的に、図3に示す管路抵抗曲線を流量−揚程特性(Q−H特性)1とする。
図1において、周波数−圧力特性301の吐出側圧力から選ばれた目標圧力は、ポンプPの吐出側の圧力センサ402からの吐出側圧力検出値と共に、減算手段302に入力されている。減算手段302により算出された偏差は、PID制御手段303に入力され、その出力は切替手段309を介して加減速手段304に入力される。ここで、切替手段309は、後述するF−P特性誤差判定手段308によって動作が制御されるものであり、押込圧力がない平常時には、PID制御手段303の出力が切替手段309を介して加減速手段304に与えられるようになっている。また、切替手段311も、後述するF−P特性誤差判定手段308によって動作が制御されるものであり、「誤差なし」の場合に開路され、「誤差あり」の場合に閉路されるものである。
PID制御手段303は、上記偏差をゼロにするように比例・積分・微分演算を行う調節器によって構成されている。加減速手段304は、PID制御手段303の出力に基づいて周波数指令fを演算し、インバータ部401へ出力する。
ポンプPの押込圧力がない場合のフィードバック制御系を等価的に示すと、図2のようになる。
また、図1において、305はインバータ部401の消費電力を算出する消費電力算出手段である。この消費電力算出手段305は、インバータ部401の内部で生成される電圧指令V(あるいはインバータ部401の出力電圧検出値)とインバータ部401の出力電流検出値Iとに基づいてインバータ部401の消費電力を算出する。
306は、消費電力算出手段305により算出したインバータ部401の出力周波数と消費電力との関係を示す周波数−電力特性(F−P特性)であり、関数またはデータテーブルとしてメモリに記憶されている。このF−P特性306は、押込圧力の有無に関わらずほぼ一定であり、例えば図4(c)に実線で示すような特性である。このF−P特性306は、ポンプPの施工時やメンテナンス作業中の動作確認時に、インバータ部401の出力周波数に対するインバータ部401の消費電力を設定して記憶させる。このとき、ポンプPの駆動軸動力をインバータ部401の消費電力に置き換えることにより、F−P特性306を作成することが可能である。
いま、ポンプPの押込圧力がないと仮定すると、推定末端圧力一定制御を行うための所定の吐出側圧力を目標圧力としてPID制御手段303が動作し、加減速手段304により周波数指令fが演算されてインバータ部401に与えられる。この時のインバータ部401の出力周波数と吐出側圧力との関係は、例えば図4(b)の実線の周波数−圧力特性によって表すことができ、インバータ部401の周波数Fと吐出側圧力との関係は動作点Aに保たれている。なお、インバータ部401の周波数は流量と比例するため、図4(b)の実線の周波数−圧力特性は図3の管路抵抗曲線に一致している。
しかし、押込圧力がある場合、図3と図4(a)の管路抵抗曲線との比較から明らかなように、ポンプ発生圧力は、吸込側有効圧力としての押込圧力の分だけ少なくてよいはずである。ここで、図4(a)の管路抵抗曲線を、便宜的に流量−揚程特性(Q−H特性)2とする。
しかしながら、押込圧力がある場合にインバータ部401の運転を動作点Aにて継続すると、要求される給水量に対して余分にポンプPを回転させることになり、インバータ部401、モータM及びポンプPがエネルギーを浪費することになる。すなわち、この状態ではインバータ部401の図4(c)のF−P特性の動作点が最適値から外れているので、動作点をF−P特性上へ復帰させる(つまり、周波数−圧力特性を補正する)必要がある。
図4(c)において、押込圧力がある場合には、図4(b)の動作点Aに対応するインバータ部401の周波数Fと消費電力との関係は、図4(c)の動作点Pに示すように実線で示したF−P特性からずれている。図1のF−P特性誤差判定手段308は、加減速手段304が出力する周波数指令fと消費電力算出手段305により求めた消費電力とから動作点Pを求め、この動作点PとF−P特性との間にずれ(誤差)があるかどうかを判定する。その結果、動作点PとF−P特性との間に所定値以上のずれがあると判定したときに、切替手段309を「誤差あり」側に切り替えると共に、切替手段311を閉路するための信号を出力する。
図4(c)において、動作点Pのままで運転を継続することは、押込圧力に起因する消費電力の減少分ΔPを考慮せずに周波数Fでインバータ部401を高速運転することになり、エネルギーの浪費につながる。これを解決するには、動作点を動作点PからF−P特性上の動作点Pに移動させればよい。
そこで、図1の周波数−圧力補正制御手段307は、動作点P−P間の周波数差ΔFを算出し、この周波数差ΔFを、切替手段309を介して加減速手段304に入力する。このとき、切替手段309は、F−P特性誤差判定手段308の動作によって「誤差あり」側に切り替わっている。
加減速手段304は、周波数差ΔFに相当する信号を周波数指令fとして周波数−圧力特性補正手段310に入力する。この周波数−圧力特性補正手段310には、圧力センサ402からの吐出側圧力検出値も入力されている。
このとき、切替手段311は閉路されており、周波数−圧力特性補正手段310は、周波数指令f及び吐出側圧力検出値から、全揚程を上限圧力として周波数−圧力特性301を図4(b)に実線で示した補正前の周波数−圧力特性から図4(b)に破線で示した補正後の周波数−圧力特性に補正する。補正後の周波数−圧力特性は関数またはデータテーブルとしてメモリ(図示せず)に記憶され、図1における周波数−圧力特性301を構成することになる。
その後、切替手段309が「誤差なし」側に接続されると共に切替手段311が開路され、補正後の周波数−圧力特性301に基づいて選ばれた目標圧力と圧力センサ402からの吐出側圧力検出値との偏差がPID制御手段303に入力される。PID制御手段303の出力は切替手段309を介して加減速手段304に入力され、加減速手段304により周波数指令fが演算されてインバータ部401に与えられることになる。
以後は、補正後の周波数−圧力特性による目標圧力に従ったPID制御により周波数指令fを生成し、インバータ部401の出力周波数を制御してポンプPの吐出側圧力を目標圧力に保ち、推定末端圧力一定制御を行う。また、押込圧力に起因してF−P特性と動作点との間に誤差が発生する都度、上述した周波数−圧力特性の補正処理を繰り返せばよい。
なお、要求給水量またはポンプPの押込圧力が変化し、これによって吐出側圧力が変化した場合、周波数−圧力特性の補正量が小さいと、動作点が図4(c)のF−P特性から外れる。この場合は、動作点がF−P特性から外れたときの周波数差ΔFを算出して、補正後の周波数−圧力特性の目標圧力を徐々に減少させ、動作点がF−P特性上に復帰するように周波数−圧力特性を再度補正すればよい。
これとは逆に、周波数−圧力特性の補正量が大きいと、動作点はF−P特性上に存在するが、給水量が不足することになる。この場合には、周波数−圧力特性の目標圧力を徐々に増加させていき、動作点がF−P特性から外れたときの周波数差ΔFを算出して周波数と流量とが比例する関係を利用して周波数−圧力特性を補正し、図4(a)の管路抵抗曲線と対応させればよい。
200:給水管
300:インバータ制御部
301:周波数−圧力特性
302:減算手段
303:PID制御手段
304:加減速手段
305:消費電力算出手段
306:F−P特性
307:周波数−圧力補正制御手段
308:F−P特性誤差判定手段
309,311:切替手段
310:周波数−圧力特性補正手段
400:インバータ装置
401:インバータ部
402:圧力センサ
M:モータ
P:給水ポンプ

Claims (4)

  1. 給水管に設置された給水ポンプの吐出側圧力が管路抵抗曲線上に位置するように、インバータ装置により前記給水ポンプの運転速度を制御して推定末端圧一定制御を行う給水ポンプ制御装置において、
    前記給水ポンプの吐出側圧力を検出する圧力センサと、
    前記インバータ装置の出力周波数と前記吐出側圧力との関係を示す周波数−圧力特性を記憶する記憶手段と、
    前記インバータ装置の消費電力を算出する消費電力算出手段と、
    前記インバータ装置の出力周波数と消費電力との関係を示すF−P特性を記憶する記憶手段と、
    前記インバータ装置の出力周波数、消費電力、及び前記F−P特性に基づき、前記給水ポンプの押込圧力の有無を判定する判定手段と、
    前記判定手段により押込圧力ありと判定した場合に前記周波数−圧力特性を補正する補正手段と、
    を備えたことを特徴とする給水ポンプ制御装置。
  2. 請求項1に記載した給水ポンプ制御装置において、
    前記周波数−圧力特性における前記吐出側圧力を目標圧力とし、この目標圧力と前記給水ポンプの吐出側圧力検出値との偏差に基づいて周波数指令を生成することを特徴とする給水ポンプ制御装置。
  3. 請求項2に記載した給水ポンプ制御装置において、
    前記周波数指令と前記消費電力算出手段により算出した消費電力とから求めた動作点が前記F−P特性から所定値以上ずれているときに、前記判定手段により押込圧力ありと判定することを特徴とする給水ポンプ制御装置。
  4. 請求項2または3に記載した給水ポンプ制御装置において、
    前記判定手段により押込圧力ありと判定した場合に、前記圧力センサにより得た吐出側圧力検出値と前記周波数指令とを用いて前記周波数−圧力特性を補正することを特徴とする給水ポンプ制御装置。
JP2011087150A 2011-04-11 2011-04-11 給水ポンプ制御装置 Active JP5747622B2 (ja)

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