JP2005344536A - ポンプ並列運転制御装置および制御方法 - Google Patents

ポンプ並列運転制御装置および制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 ポンプの並列投入時や解列時の過度的圧力変動を抑えた並列ポンプ制御装置および制御方法を提供する。
【解決手段】 ポンプのQ−H特性を使用し、並列投入時、解列時の過度的圧力変動発生メカニズムを明らかにして数値化し、並列投入完了時、解列完了時に到達すべき目標周波数を予め演算しておき、並列投入時または解列開始時に、この目標周波数を調整可能な過減速時間を介して圧力制御用PI制御器の積分値に加算するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、吐出圧力一定制御、或いは、推定末端圧力一定制御によって制御されているインバータで駆動されている複数ポンプの並列運転制御装置に於いて、運転中のポンプに待機中のポンプ1台を並列投入する場合、および並列運転中の複数ポンプから任意の1台のポンプを解列する場合、その並列投入時、或いは、解列時に発生する過度的圧力変動を抑制するポンプ並列運転制御装置と制御方法に関する。
複数台のポンプが並列に運転出来る様に構成され、吐出圧力一定、または、推定末端圧力一定の圧力制御を行うポンプ並列運転制御装置に於いて、運転中のポンプに、待機中のポンプ1台を並列投入して並列運転を行う場合、または、複数台のポンプが並列運転中に、任意の1台のポンプを並列運転から解列する解列運転を行う場合、並列運転条件や解列運転条件が成立すれば直ちに、ポンプの並列運転、解列停止を行っている。このために、圧力制御系の応答遅れのために、並列投入時、または、解列時に過度的に圧力変動を生じていた。これを改善するための従来技術としては特許文献1がある。
図8は従来技術の給水装置の概略構成図である。図8において、101は第1ポンプ、102は第2ポンプ、103は第1モータ、104は第2モータ、105、106、110は逆止弁、107、108は仕切弁、109は圧力タンクまたはダイヤフラム、111は圧力センサ、112は制御装置である。また、図9は従来技術の運転手順を示すフローチャートである。図9においてステップS701で初期設定をし、ステップS702で圧力を検出する。ステップS703で使用量が少なくなったときに減速し、ステップS704て極低速度スタンバイへ移行して運転を続ける。ステップS705で一定時間タイミングをとる。ステップS706で圧力がH0以下かを確認し、もし以下になっていたら、ステップS707で追従器を極低速で始動準備をする。ステップS708でスタンバイ機をオフさせ、ステップS709で圧力が規定圧力以下かどうかを確認する。以上であればステップ707の状態で待機し、以下であれば追従機をNminから始動する。
このように従来技術では追従機を極低速度運転しその後100%速度に向かって増速するという方法を用いている。
特許第2872475号
しかしながら従来の方法では、吐出圧力一定制御や推定末端圧力一定制御の制御ループにこの極低速度から100%速度に向かって増速するまでの遅れ時間が直列に挿入されるため、並列投入時および解列時のポンプの圧力変動が大きくなり性能が低下する欠点があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、ポンプの並列投入時や解列時の過度的圧力変動を抑えた並列ポンプ制御装置および制御方法を提供する。本発明は、長配管長のポンプや大容量ポンプに対しても並列投入時および解列時の圧力変動を抑えることができると共に、滑らか切替により滑らかな切替をすることもできる。
請求項1記載の本発明は、並列に接続されたポンプのモータを駆動するインバータへ指令を生成するポンプ並列運転制御装置であって、圧力制御部と並列運転制御部で構成され、、圧力制御部は圧力指令とポンプ圧力の偏差をPI制御器でPI制御処理をして圧力指令どおりの圧力になるようにインバータを制御し、並列運転制御部は、運転中の第1ポンプに待機中の第2ポンプを並列投入する場合、および並列運転中のポンプから任意のポンプ1台を解列する場合に、あらかじめ計算で求めておいた並列投入完了後または解列完了後に到達するポンプ周波数と並列投入前または解列前の運転(並列運転性御時)または減算(解列運転制御時)周波数の差を、時間調整が可能な第1加減速手段を介してPI制御の積分値に加算するようにしたものである。
請求項2記載の本発明は、請求項1記載のポンプの並列運転制御装置において、並列運転制御部は、並列投入されるポンプを第2加減速手段を解して締切り周波数まで加速する手段と、第3加減速手段を介して締切り周波数から並列投入完了後に到達するポンプ周波数(並列目標周波数)まで加速する手段と、並列投入完了後前記第2ポンプの制御を第1ポンプの圧力制御に切替える手段とを有し、第2ポンプを第2加減速手段を介して締切り周波数まで加速して待機させ、第3加減速手段を介して並列目標周波数まで加速すると同時に記第1ポンプは並列目標周波数まで減速させ、並列目標周波数に減速が完了後、第2ポンプの制御を第1ポンプの制御に切替えるようにしたものである。
請求項3記載の本発明は、請求項1記載のポンプの並列運転制御装置において、並列運転制御部は、PI制御器の並列運転中の出力値である並列運転出力値を記憶する手段と、 第2ポンプの指令周波数を前記並列運転出力値に切替える手段と、並列運転出力値を調整可能な前記第3加減速手段を介して締切り周波数まで減速させる手段とを有し、第3加減速手段で第2ポンプを締切り周波数まで減速すると同時に、第1ポンプを解列完了後に到達するポンプ周波数(解列目標周波数)まで加速するようにしたものである。
請求項4記載の本発明は、請求項2および請求項3記載のポンプの並列運転制御装置において、第1〜第3の加減速手段はあらかじめシミュレーションで求めた最適な値を使用し、切替えるようにしたものである。
請求項5記載の本発明は、並列に接続されたポンプのモータを駆動するインバータへの指令を生成するポンプ並列運転制御装置の制御方法において、設定圧力とポンプ圧力の偏差をPI制御処理をするステップと、PI制御処置結果に基づいてインバータの第1目標周波数を生成するステップと、運転中の第1ポンプに待機中の第2ポンプを並列投入して並列運転をする場合、および並列運転中のポンプから任意のポンプ1台を解列する場合に、あらかじめ計算で求めておいた周波数と並列投入前または解列前の運転周波数の差を、時間調整が可能な第1加減速手段を介してPI制御の積分値に加算(並列運転制御時)または減算(解列運転制御時)するステップを備えるようにしたものである。
本発明は、並列投入後または解列後のポンプの目標周波数を求め、この値と並列投入前または解列前の運転周波数の差を調整可能な加減速手段を介して、PI制御器の積分値に加算しているため、ポンプ並列投入時、解列時の圧力変動を抑制することが出来るという効果がある。特に、配管長の長いポンプや大容量のポンプの並列、解列制御に於いて、並列投入されるポンプ、或いは解列されるポンプの制御に、圧力制御部とは別に、並列投入、解列制御を実行するポンプ並列運転制御装置を準備しているために、圧力制御ループ内に、並列投入または解列制御に必要な遅れ回路が直列に挿入されず、圧力制御の制御性能を低下させないようにする。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
以下、本発明の実施例について図を用いて説明する。図1は、可変電圧、可変周波数インバータで駆動される2台のポンプを並列に構成し、吐出圧力一定制御を行なっている受水槽式給水システムの全体構成図である。図2は、図1の構成に、本発明の並列運転制御装置を適用した場合の詳細と図1に示した公知の吐出圧力一定制御装置との繋ぎを、ブロック図にて示したものである。
図1において、1は第1ポンプ、2は第2ポンプ、3,4は逆止弁、5、6は締切り弁、7は受水槽、8,9は締切り弁、10は圧力センサ、11は第1モータ、12は第2モータ、13は第1インバータ、14は第2インバータ、15は圧力制御部、16は本発明のポンプ並列運転制御装置である。また圧力制御部15の内部の15.1は圧力設定器、15.2はPI制御器、15.3、15.4はD/A変換器である。
次に動作について説明する。図1において、第1インバータ13と第2インバータ14によってそれぞれ可変電圧、可変周波数制御される第1モータ11と第2モータ12で駆動される第1ポンプ、第2ポンプを示している。各ポンプは、図示の様に、その吐出側は、逆止弁3、4と締め切り弁5、6を介して吐出共通配管、また、吸込み側は、締切り弁8、9を介して吸込共通配管にてそれぞれ並列に接続されている。その吸込共通配管は、受水槽7に接続されている。給水量が深夜等の殆どゼロになる給水時間帯にポンプを停止させるために吐出共通配管に設けられる保圧用圧力タンクやその様な場合にポンプを停止するために設けられる小水量検出フロースイッチは、本発明の動作とは直接関係ないために図1では省略している。圧力センサ10は、ポンプの吐出圧力をHiとして検出し、圧力設定器15.1の設定値Hと比較され、その偏差は15.2のPI制御器に与えられる。PI制御器の出力はD/A変換器15.3、15.4を介して、インバータ13、14に周波数指令を与える。つまり、各モータの速度を可変電圧、可変周波数のインバータによって制御する吐出圧力一定制御回路が構成されている。ここで、インバータに与えられている制御信号、1RUN、2RUNは、インバータの運転、停止を制御する制御信号で、この信号がオンの場合のみ、D/A変換器の出力が有効になりインバータが運転出来る様に構成されている。
図1のPI制御器は、詳細を図2の15.2に示す様に、比例増幅器15.21、積分器15.22、リミッタ15.23で構成され、比例・積分動作を行う。リミッタ15.23は、積分演算値の最大値をリミットする保護機能である。
次に、本発明では、第1ポンプ運転中に第2ポンプを並列投入する場合と、第1ポンプと第2ポンプが並列運転中に、第2ポンプが解列する場合の制御について図2を用いて説明する。図2において、15.21は比例増幅器、15.22は積分器、15.23はリミッタである。並列制御部16のなかの、16.1、16.7、16.11、16.13はレジスタ、16.2と16.14はリレーPSの接点、16.5と16.16はリレーPの接点、16.6と16.12はリレーINDの接点、16.8はリレーPPSの接点、16.24はリレーTSの接点、16.3は第1加減速手段、16.9は第2加減速手段、16.15は第3加減速手段、16.4と16.10は符号反転器、16.17はD/A変換器、16.18はSEQ、16.19は並列待機スタート/ストップリレーPPS、16.20は並列/解列制御スタートリレーPS、16.21は並列運転選択リレー、16.22は解列運転選択リレーIND、16.23は制御モード切替えを行う制御リレーTSである。
次に動作について説明する。16.1は並列目標周波数と並列投入前の運転周波数の差の絶対値、または、解列目標周波数と解列前の運転周波数の差の絶対値を設定するレジスタで、周波数は、並列/解列制御スタートリレーPS16.20の接点16.2を介して、加減速手段16.3に入力される。加減速手段16.3は、加減速度が調整可能で、接点16.2がオンになれば、16.3の出力は、設定された時間で、16.1で設定された周波数まで増加する。16.5は、並列運転選択リレーP、16.21でONOFFする接点で、並列運転選択時にオンになる。解列運転選択リレーIND16.22でONOFFする接点16.6は解列選択時にオンになる。加減速手段16.3の出力は、並列投入時には、符号変換器16.4、並列運転選択リレー接点16.5を介して、PI制御器の積分器の出力に加算される。この場合、PI制御器で取扱う数値は、実際の周波数の値を内部演算に便利な数値に変換した数値で演算が実行されるが、ここでは、簡単のために、この換算係数が1である場合として記述する。従って、PI制御器の積分器の出力は、レジスタ16.1で設定された並列目標周波数まで設定された加減速度で減少することになる。
同様にして、解列時には、レジスタ16.1に設定された解列目標周波数までPI制御器の積分器の出力は、加減速手段16.3で設定された加減速度で増加することになる。レジスタ16.7からD/A変換器16.17までは、配管長の長いポンプや大容量のポンプを並列投入する場合、解列する場合の過度的圧力変動を抑制すると共にその制御を滑らかに遂行するために準備した滑らか並列、解列制御回路である。
ここでレジスタ16.7には、ポンプの締切り運転周波数が設定され、並列投入制御時に待機ポンプを締切り運転周波数迄加速するために使用する。また、解列時に於いては、締切り運転周波数からゼロ周波数迄減速させるのに使用する。
レジスタ16.11は、解列制御開始直前のPI制御器15.2の出力を転送、記憶し、レジスタ16.13は、並列目標周波数と締切り運転周波数の差、または、解列制御スタート直前のポンプ運転周波数と締め切り周波数の差をセットし、並列/解列制御スタートリレーPS16.20の接点16.14を介して加減速手段16.15に入力される。加減速手段16.15の出力は、加減速手段16.9の出力と加算される。ここに、16.15は、16.3と同様な遅れ時定数が調整可能な一次遅れ回路である。D/A変換器16.17は、並列、解列制御指令をインバータに与える。SEQ16.18は、並列、解列の制御シーケンスを実行する回路で、インバータのオンオフを行う制御信号1RUN、2RUNと各制御リレー、PPS、PS、P、IND、TSを制御する。
制御リレーTS16.3の接点16.24は、制御リレーTS16.3がオンの時、接点16.24は、C−2側が閉になる。逆に、制御リレーTS16.3がオフの時、接点16.24は、C−1側が閉になる。この制御リレーTS16.3は、滑らか切替え制御を選択しない場合には、常にオフしており、接点16.24は、C−1側が閉になる状態にロックされる。つまり、“滑らか切替えなし”の場合の並列、解列運転の制御は、PI制御器の積分器の出力に加算される目標周波数と、インバータのオン、オフは制御信号1RUN、2RUNによって遂行される。“滑らか切替え”の場合には、並列投入時には、制御リレーTSの接点16.24は、最初に接点C−2側が閉になり、並列投入完了で、接点C−1側に切替えられる。解列時には、解列制御開始時には、接点C−1側が閉なっており、解列制御時には、接点C−2側に切替えられる。
次に、本発明の並列投入制御、解列制御の動作を説明する。説明する前に、ポンプの並列投入時の圧力上昇、解列時の圧力降下が発生する理由を、図3を用いて説明する。図3にて、第1ポンプが運転中で、ポンプ特性は(i)で、流量はDであるとする。この状態で並列運転条件が成立し、第2ポンプが並列に投入されるとする。ポンプが並列投入された直後は、圧力制御部が全く制御動作をしないと仮定すると、ポンプ速度は変わらないから、ポンプ特性は、(ii)の2台運転(並列投入直後)の特性になる。つまりポンプ動作点は、AからBになる。つまり、圧力がAからBに跳ね上がる。流量がD点の値のままであると仮定すると、圧力制御によって、並列運転特性は(iii)の特性になって整定する。実際には、並列投入されるポンプ速度の立ち上がりは瞬間的ではなく、ある加速時間を要する。また、圧力制御によって先発ポンプの速度が下がってくるから、圧力上昇ピーク値は、A−Bの中間値になる。
逆にポンプ2台並列運転中、流量がD迄低下したとする。この時のポンプ並列特性は、(iii)の第1+第2の特性になっている。ここで、ポンプ1台を解列すると、ポンプ特性は(iv)の1台運転(解列直後)になり、圧力がAからCに落下する。その後、圧力制御によって、(i)の1台運転の特性になって落ち着く。同様に圧力降下のピーク値の実際値は、A−Cの中間値になる。以上がポンプを並列投入した場合の圧力上昇とポンプを解列した場合の圧力降下発生の理由である。
本発明では、図3に示した並列投入後、解列後に整定するQ−H特性、つまり、並列投入の場合には、ポンプ並列で(iii)の特性となるポンプ速度を目標速度として決定し、解列の場合には、1台運転で(i)の特性となるポンプ速度を目標速度として決定する。そして、それぞれ、この目標速度を加減速手段を介してPI制御器の積分値に加算する。加えて、本発明では、配管長の長いポンプや大容量ポンプを対象に、並列投入時あるいは、解列時の過度的圧力変動を抑える共に、その制御を滑らかに遂行するために、滑らか投入、解列制御方法を提案している。この制御方法では、並列投入時には、並列投入されるポンプを締切り運転周波数迄予め加速しておき、その後に並列投入する。また解列時には、並列運転中のPI制御器の出力の現在値を記憶する手段をおき、解列されるポンプの指令をPI制御器からこの記憶手段の出力に切替えると共に、この記憶手段の出力を調整可能な加減速手段を介して低下させることにより、ポンプを締切り周波数まで減速せしめ、他方、運転を継続するポンプは、その速度を目標周波数まで加速することにより圧力変動の少ない解列制御を達成する。その後に解列されたポンプを締切り周波数からゼロ周波数まで低下させ停止する。
以下、図2によって本発明の動作を説明する。最初に、“滑らか切替えなし”を説明する。前述の様に、制御モード切替えリレーTS16.23は接点C−1側が閉となり、ロックされる。今、第1ポンプが吐出圧力一定制御装置15とインバータ13によって吐出圧力一定制御を行っており、第2ポンプを並列投入する場合、SEQ16.18は、インバータ運転指令1RUNをオンにしている。一般に、並列投入条件としては、並列投入するポンプの運転準備完了しており、運転中のポンプの周波数が予め設定れた周波数以上であり、かつこの状態が一定時間継続したと云う三つのAND条件が用いられる。図示していないが、今SEQ16.18の中の並列投入条件リレーがオンしたとすると、並列運転選択リレー16.21、Pをオンにし、同時にレジスタ16.1には、式(1)で演算した並列運転目標速度と現在速度の差に相当する周波数の絶対値が設定される。
=((h+(b/4)q )/a)1/2 ・・・(1)
但し n=並列目標速度 p.u.≒f並列目標周波数 p.u.=F/F
=並列目標インバータ周波数 Hz
=定格インバータ周波数 Hz
=圧力設定 p.u.=H/H
=圧力設定 m
=ポンプ定格圧力 m
=並列要求流量 p.u.=Q/Q
=並列要求流量 m/min
=ポンプの定格流量 m/min
a=ポンプ定数
b=ポンプ定数
である。ここで、ポンプの圧力hは、式(2)で近似出来ることは、公知である。
≒an−bq ・・・(2)
但し、 n=ポンプ速度 p.u.=N/N
N=ポンプ速度 rpm N=ポンプ定格速度 rpm
q=流量 p.u.==Q/Q
Q=流量 m/min
吐出圧力一定制御を行っている時には、ポンプの圧力h≒hとなっているから、流量qで運転中に並列投入する時の並列目標速度が式(1)で計算出来る。例えば、a=1.46、b=0.46、q=1.0、h=1.0とすれば、n=0.874 p.u.となる。この様に、圧力設定値h、並列投入時の流量qとポンプa、b定数が分かれば、並列目標速度n、従って、並列目標インバータ周波数fが計算出来る。他方、並列投入時のインバータ周波数の現在値、fp.u.=F/Fは、コントローラの内部で検出可能であるから、f−f=Δfが求まる。並列投入条件リレーがオンすれば、レジスタ16.1に、このΔfの絶対値を設定する。この設定が完了すると、SEQ16.18は、シーケンスのステップを一つ進めて、並列/解列制御スタートリレーPS16.20をオンにする。
並列投入条件が成立し、P、PSがオンすると、インバータ14の運転指令2RUNがオンする。つまり、PI制御器の出力には、レジスタ16.1に設定されたΔfが、加減速手段を介して、符号変換されてFDCとして加算される。従って第1ポンプは、並列目標周波数に向かって設定された加減速度で減速する。同時に、第2ポンプは、ゼロから並列目標周波数に向かってインバータ内部に設定された直線指令器の加速時間で加速する。つまり、インバータ内部に設定された直線指令器の加速時間と16.3に設定された時間を調整することにより、並列投入時の過度的圧力変動を抑制することが出来る。
次に、第1ポンプと第2ポンプが並列運転している時、第2ポンプを解列する場合を説明する。
解列条件としては、通常、解列準備が完了し、ポンプ運転周波数が予め設定された周波数以下であり、この状態が設定された時間継続した三つのAND条件が用いられる。図示していないが、今、SEQ16.18の中の解列条件リレーがオンしたとすると、解列選択リレーIND16.22をオンにし、同時に、レジスタ16.1には、式(3)で演算した解列目標速度と現在速度の差の絶対値が周波数で設定される。
=((h+4bq )/a)1/2 ・・・(3)
但し n=解列目標速度 p.u.≒f解列目標周波数 p.u.=F/F
=解列目標インバータ周波数 Hz
=解列要求流量 p.u.=Q/Q
=解列要求流量 m/min
吐出圧力一定制御を行っている場合には、ポンプの圧力h≒hとなっているから、式(3)から、2台のポンプがそれぞれ流量qで運転中に、1台のポンプが解列する時、運転継続するポンプの速度、つまり解列目標周波数が式(3)で計算出来る。例えば、a=1.46、b=0.46、q=0.5、h=1.0とおけるので、n=1.0 p.u.と計算され、n≒fが求まる。他方、並列運転中のインバータ周波数の現在値fp.u.=F/Fは、コントローラの内部で検出可能であるから、f−f=Δfが求まる。16.18の内部に置かれた解列条件リレー(図示していない)がオンすれば、このΔfの絶対値をレジスタ16.1に設定する。この設定が完了すると、SEQ16.18は、シーケンスのステップを一つ進めて、並列/解列制御スタートリレーPS16.20をオンにする。
解列条件が成立し、IND、PSがオンすると、インバータ14の運転指令2RUNがオフする。同時にPI制御器の出力には、16.1に設定されたΔfが、加減速手段を介して、FDCとして加算される。よって、第1ポンプは、解列目標周波数に向かって設定された時定数で上昇し加速する。同時に第2ポンプは2RUNのオフによって、インバータ内部に設定された直線指令器の加減速時間で減速する。つまり、インバータ内部に設定された減速時間と加減速手段16.3に設定された値を調整することにより、解列時の過度的圧力変動を抑制することが出来る。
以上、本発明の実施例としては、式(1)、式(3)で目標速度を演算する方法を示した。この計算には、並列投入時、または、解列時のポンプ流量を知る必要がある。このために、並列制御部16には、図示していないが、式(2)より現在流量を推定する演算回路を内蔵している。
この演算回路を使用しない場合には、ポンプの並列投入時、または、解列時の周波数の現在値f、fとによって、流量の近似値を求める。当然のことながらこの場合、圧力設定のhの値を考慮する。この結果を、式(1)、式(3)に代入することにより、目標速度を演算する。
次に、本発明の方式を簡単化した実施例として、式(1)、式(3)を使用しない方法について説明する。
第1ポンプが周波数fで運転している時、PI制御器の積分器の出力は、ポンプ運転速度の現在値nに対応した周波数の値Mになっている。ここで、圧力設定hにおいて流量がゼロになる速度nは、式(4)で計算出来る。
00=(h/h1/2 ・・・(4)
ここに、h=ポンプ定格速度に於けるポンプの締切り揚程p.u.=H/H
=ポンプ定格速度に於けるポンプの締切り揚程 m
ポンプの締切り揚程Hは、ポンプ性能表としてポンプメーカから提示される。
一般に、吐出圧力一定制御を行っている場合、ポンプ流量とポンプ速度の間には、正確な比例関係はないことは知られている。しかし、締切り速度から定格速度迄の範囲に限定すれば、この範囲に於いては、速度∝流量が近似的に成立する。本発明ではこの特性を利用して、nからnに迄ポンプ速度が変化するとき、流量はゼロからqまで変化すると推定する。つまり、速度nに対応したPI制御器の積分器の出力Mが分かっているから、速度nに対する積分器の出力Mは、M×(n/n)として求めることが出来る。従って並列投入する時の目標周波数は、積分器の出力で、(M+M)/2として求めることが出来るこの値と積分器の現在値の差を前述の様な方法でPI制御器の積分器に、加減速手段もって代数的に加算する様に構成すれば、並列投入時の圧力変動を抑制する制御が可能になる。この方法によれば、前述の方法よりもその精度は低下するが、構成が簡単になる。また、式(4)は前もって計算出来、また、式(1)、式(3)の様な平方根演算の必要がなくなるので演算処理が簡単になる。
以上は、並列投入の場合について述べたが、解列の場合にも、同様に可能であることは明かである。
然しながら、この簡単化した方法もまた、並列時、解列時の目標速度を求め、この目標速度と現在速度の差の周波数をPI制御器の積分器の出力に加算することにより並列投入時や解列時の圧力変動を抑制すると云う原理に於いては、全く同一である。
次に、滑らか並列投入、滑らか解列制御について説明する。
この場合、前述の様に、並列投入制御時には、リレーTSの接点16.24は、最初に接点C−2側が閉になり、並列投入完了で、接点C−1側に切替えられる。解列制御時に於いては、解列前に、接点C−1側が閉なっており、解列開始時には、接点C−2側が閉になる様に切替えられる。
“滑らか切替え”が選択されると、SEQ16.18が制御モード切替えリレーTS16.23のロックを解除し、TSが動作可能の状態にする。今、第1ポンプが吐出圧力一定制御装置15とインバータ13によって吐出圧力一定制御を行っている場合、第2ポンプを並列投入する場合を説明する。この場合、SEQ16.18は、インバータ運転指令1RUNをオンにする。
今、図示していないが、SEQ16.18の中の並列投入条件リレーがオンしたとすると、並列選択リレーP16.21をオンにし、制御モード切替えリレー16.23がオンになり、接点16.24がC−2側に切替えられる。同時に、レジスタ16.1には、式(1)で演算した並列目標速度と現在速度の差の周波数Δfの絶対値が設定される。また、レジスタ16.7には、締切り運転周波数fが設定される。また、レジスタ16.13には、式(1)で求めた目標速度の周波数fとfの差の周波数が設定される。これ等の設定が完了すると、SEQ16.18は、シーケンスのステップを一つ進めて、待機スタート/ストップリレーPPS16.19をオンにする。P、PPSがオンすると、インバータ14の運転指令2RUNがオンする。つまり第2ポンプは、16.9で設定された加減速度とインバータ内部の直線指令器の加速時間の和に相当する遅れ時間で締切り運転周波数まで加速される。この制御モードの場合、インバータ内部の直線指令器の加速時間は、最小値の例えば0.5secに設定しておく。第2ポンプが締切り運転周波数迄加速完了しても、第2ポンプの逆止弁4が閉塞しているため、第2ポンプの流量はゼロのままである。ここで、SEQ16.18が第2ポンプが締切り運転周波数迄加速完了したことを検出すると、シーケンスステップを更に1つ進める。ここで、並列/解列制御スタートリレーPS16.21がオンする。この結果、PIコントローラの出力には、16.1に設定されたΔfが、加減速手段、符号変換器を介して、FDCとして加算される。第1ポンプは並列目標周波数fに向かって設定された加減速度で低下し減速する。同時に第2ポンプは、fから並列目標周波数にfに向かって、加減速手段16.15に設定された加減速度とインバータ内部の直線指令器の加速時間の和に相当する加速時間で加速する。ここで、図示していないが、D/A変換器16.17の出力とD/A変換器15.4の出力は、常時比較されている。両者の差が予め設定された値以下に小さくなると、SEQ16.18のは、制御モード切替えリレー16.23をオフにする。その結果、その接点16.24は、C−1側が閉になる様に切替えられ、第2ポンプは吐出圧力一定制御回路の周波数で制御される様になり第2ポンプの並列投入制御が完了する。即ち、加減速手段16.3に設定された加減速度と加減速手段16.15に設定された加減速度を長めに調整することにより、並列投入時の過度的圧力変動を小さく抑制すると共に第2ポンプの滑らか並列投入制御が達成される。
次に解列の動作を説明する。
今、SEQ16.18の中の解列条件リレーがオンしたとすると、解列選択リレーIND16.22をオンにし、レジスタ16.1には、式(3)で演算した解列目標速度n≒fと現在速度n≒fの差Δfの絶対値が設定される。同時に、レジスタ16.11には、PI制御器の出力、D/A変換器15.4の入力データが転送され、その時の値が記憶される。また、レジスタ16.13には、現在のポンプ運転周波数fと締切り周波数fとの差、f−fの周波数が設定される。データ転送、データ設定が完了すると、SEQ16.18はシーケンスステップを1つ進める。この結果、制御モード切替えリレー16.23がオンし、接点16.24をC−2側が閉になる様に切替える。同時に、並列/解列制御スタートリレーPS16.20がオンになる。その結果、第1ポンプは、解列目標周波数に向かって設定された時定数で加速する。同時に、第2ポンプは、現在周波数fから締切り周波数に向かって、16.15に設定された遅れ時定数とインバータ内部の直線指令器の加減速時間の和に相当する減速時間で締切り周波数迄減速する。ここで、インバータ内部の直線指令器の減速時間は最短時間の例えば0.5secに設定しておく。 SEQ16.18が、第2ポンプが締切り周波数迄減速したことを検出すると、待機運転スタート/ストップリレーPPS16.19をオンにする。その結果、その接点16.8が閉じ、第2ポンプは、締切り周波数からゼロ周波数迄低下される。
図示していないが、D/A変換器16.17の出力は、16.18のSEQに内蔵されたゼロ周波数検知器で監視されている。よって、D/A変換器16.17の出力が、殆どゼロになるとSEQ16.18が、第2インバータ運転指令2RUNをオフにする。これによって、解列制御が完了する。つまり、加減速手段16.3に設定された加減速度16.15に設定された時定数を長めに調整することにより、解列時の過度的圧力変動を小さく抑制すると共に第2ポンプの滑らか解列制御が達成される。
以上の本発明の説明では、並列投入制御の場合、第1ポンプが運転中に、第2ポンプを並列投入する例を述べたが、逆の第1ポンプを並列投入することも可能である。また、解列制御に於いては、第1ポンプと第2ポンプが並列運転している時、第2ポンプを解列する場合について述べたが、この逆の先発第1ポンプを解列する場合についても同様に適用出来ることは、明白である。
また、3台以上のポンプが並列運転する場合に於いて、ポンプが順次1台ずつ並列投入され台数が増していく場合、或いは順次1台ずつ解列され台数が減少していく場合にも、各ポンプのインバータ制御入力を本発明の制御方法に従って順次切替えることにより適用可能である。
以上説明したように、滑らか並列、解列制御は、インバータ内部の直線指令器の加減速時間を長くする対策では、圧力制御の性能が低下するために採用出来ない。また、並列ポンプ、解列ポンプの加速時間、減速時間を単に長くする対策では、並列/解列制御時間が延びるだけである。本発明で提示した様に、並列投入時には、ポンプを締切り運転周波数まで加速しておき、その後、締切り運転周波数より目標周波数までゆっくり加速する制御により、並列投入ポンプがゆっくり流量を分担することが可能になる。解列時には、締切り運転周波数までゆっくり減速する制御により運転継続ポンプが解列するポンプの分担流量をスムースに負担することが可能になる。
ここで、締切り運転周波数が、一般にかなり高い値になることを示しておきたい。例えば、ポンプ定数a=1.46、b=0.46で、h=1.0の設定とすれば、締切り速度n=0.828 p.u.となり、並列投入制御開始前の待機周波数は0.828p.u.と云う高い周波数となる。つまり、並列投入制御時間に制限がある場合、締切り周波数迄予め加速しておく本発明の方法によって、滑らか並列投入のための加速時間を長めに設定することが可能になることが分かる。
次に、以上に説明した本発明の特性を図4、図5、図6、図7にて説明する。
図4は従来方式での並列投入特性である。図では第2ポンプが運転中に第1ポンプを並列投入された場合の特性を示している。この例では、設定圧力0.245MPaに対して、並列投入時に0.381MPaの圧力上昇が発生している。図5は、このことをシミュレーションで確かめたものである。但し、ポンプ諸元は、図4とは異なっている。然し、同様な特性になることが示されている。図6は、本発明の“滑らか切替えなし”を選択した場合のシミュレーション結果である。図5に比べ、性能が大きく改善されていることが分かる。図7は、本発明の“滑らか切替え”を選択した場合のシミュレーション結果である。並列投入制御時の圧力変動が少なく、且つ、その制御が滑らかに遂行されていることが示されている。尚、図5、図6、図7の自乗誤差は圧力制御誤差の自乗の積分値を示している。
可変速ポンプポンプ2台の並列運転構成にて、吐出圧力一定制御を行っている場合の本発明の全体構成図 本発明の並列制御部のブロック線図と吐出圧力一定制御装置との繋ぎを示すブロック線図 ポンプ並列投入時の圧力上昇と解列時の圧力降下を説明するためのポンプのQ−H特性図 従来方式によるポンプ並列投入時の圧力上昇特性例 従来方式によるポンプ並列投入時の圧力上昇シミュレーション例 “滑らか切替えなし”を選択した場合の本発明のポンプ並列投入時の圧力上昇シミュレーション例 “滑らか切替え”を選択した場合の本発明のポンプ並列投入時の圧力上昇シミュレーション例 従来技術の給水装置の概略構成図 従来技術の運転手順を示すフローチャート
符号の説明
1 第1ポンプ
2 第2ポンプ
3、4 逆止弁
5、6 締切り弁 7 受水槽
8、9 締切り弁
10 圧力センサ
11、12 モータ
13、14 インバータ
15 圧力一定制御部
15.1 圧力設定器
15.2 PI制御器
15.3、15.4、16.17 D/A変換器
15.21 比例増幅器
15.22 積分器
15.23 リミッタ
16 並列制御部
16.1、16.7、16.11、16.13 レジスタ
16.2 リレーPSの接点
16.3、16.7、16.11、16.15 加減速手段
16.4、16.10 符号変換器
16.5 リレーPの接点
16.6 リレーINDの接点
16.8 リレーPPSの接点
16.12 リレーINDの接点
16.14 リレーPSの接点
16.16 リレーPの接点
16.18 SEQ
16.19 並列待機スタート/ストップリレーPPS
16.20 並列/解列制御スタートリレーPS
16.21 並列運転選択リレーP
16.22 解列運転選択リレーIND
16.23 制御モード切り替えを行う制御リレーTS
16.24 リレーTSの接点

Claims (5)

  1. 並列に接続されたポンプのモータを駆動するインバータへ指令を生成するポンプ並列運転制御装置であって、
    圧力制御部と並列運転制御部で構成され、
    前記圧力制御部は圧力指令とポンプ圧力の偏差をPI制御器でPI制御処理をして圧力指令どおりの圧力になるようにインバータを制御し、
    前記並列運転制御部は、運転中の第1ポンプに待機中の第2ポンプを並列投入する場合、および並列運転中のポンプから任意のポンプ1台を解列する場合に、あらかじめ計算で求めておいた並列投入完了後または解列完了後に到達するポンプ周波数と並列投入前または解列前の運転(並列運転性御時)または減算(解列運転制御時)周波数の差を、時間調整が可能な第1加減速手段を介して前記PI制御の積分値に加算することを特徴とするポンプ並列運転制御装置。
  2. 前記並列運転制御部は、並列投入されるポンプを第2加減速手段を解して締切り周波数まで加速する手段と、
    第3加減速手段を介して締切り周波数から並列投入完了後に到達するポンプ周波数(並列目標周波数)まで加速する手段と、
    並列投入完了後前記第2ポンプの制御を第1ポンプの圧力制御に切替える手段とを有し、
    前記第2ポンプを前記第2加減速手段を介して締切り周波数まで加速して待機させ、第3加減速手段を介して並列目標周波数まで加速すると同時に前記記第1ポンプは並列目標周波数まで減速させ、
    並列目標周波数に減速が完了後、第2ポンプの制御を第1ポンプの制御に切替えることを特徴とする請求項1記載のポンプ並列運転制御装置。
  3. 前記並列運転制御部は、前記PI制御器の並列運転中の出力値である並列運転出力値を記憶する手段と、
    第2ポンプの指令周波数を前記並列運転出力値に切替える手段と、
    前記並列運転出力値を調整可能な前記第3加減速手段を介して締切り周波数まで減速させる手段とを有し、
    前記第3加減速手段で第2ポンプを締切り周波数まで減速すると同時に、第1ポンプを解列完了後に到達するポンプ周波数(解列目標周波数)まで加速することを特徴とする請求項1記載のポンプ並列運転制御装置。
  4. 前記第1〜第3の加減速手段はあらかじめシミュレーションで求めた値を使用し、切替えることを特徴とする請求項2記載のポンプ並列運転制御装置。
  5. 圧力を設定圧力になるようPI制御する圧力制御部と、並列投入および解列を制御する並列運転制御で構成され、並列に接続されたポンプのモータを駆動するインバータへの指令を生成するポンプ並列運転制御装置の制御方法において、
    設定圧力とポンプ圧力の偏差をPI制御処理をするステップと、
    前記PI制御処理の結果に基づいてインバータの第1目標周波数を生成するステップと、
    運転中の第1ポンプに待機中の第2ポンプを並列投入して並列運転をする場合、および並列運転中のポンプから任意のポンプ1台を解列する場合に、あらかじめ計算で求めておいた周波数と並列投入前または解列前の運転周波数の差を、時間調整が可能な第1加減速手段を介して前記PI制御の積分値に加算(並列運転制御時)または減算(解列運転制御時)するステップを備えたことを特徴とするポンプ並列運転制御装置の制御方法。
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