JP5746914B2 - 会計処理システム - Google Patents
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Description
また、グループ全体で注文した商品の合計金額を、そのグループの人数で割り算し、1人当たりの支払額として、均等に分割した金額を算出して、その各個人ごとに同額のレシートを発行することにより、個別会計を行う場合もある。
また、グループ全体でオーダーした共通メニューの共通合計金額と、そのグループの個人がオーダーした個々のメニューの個別合計金額を算出し、個別合計金額による個人ごとの決裁処理や、共通合計金額をそのグループの人数で割った割勘金額による決裁処理等を行うことが可能な飲食店用注文受付装置が提案されている(特許文献1参照)。
このような場合に、従来のように均等に割勘した金額で個別の会計処理をするとすれば、グループの個人間で不公平となる。あるいは、たとえば、グループの幹事が個人ごとに追加したメニューを記録しておき、店への支払前に、個人ごとに追加メニューの料金の徴収をして精算調整を行った後、グループ全体の会計処理を行うことも考えられるが、その精算調整は非常に煩雑であり、また、個人ごとにレシートを発行するというような個別会計処理ができない。
退席時までの注文合計金額が確認できた場合、たとえば、退席者は、割勘金額や、自己が特別に注文した料理の代金を追加した現金を、幹事に預けておく必要がある。現金を幹事に預ける場合は、クレジットカードや電子マネーによる支払いができないので、退席者にとって不便である。
このように、退席者が出た場合の会計処理は、グループの幹事の負担が大きく、また、店舗にとっても退席者に対する個別会計処理を行った後、さらにグループ全体に対する会計処理や残った者に対する個別会計処理を行わなければならず、会計処理に時間がかかり面倒である。
これによれば、個別注文をしたグループの参加者の所有する携帯端末に、その個別注文情報に関する個別会計コードが送信され、この個別会計コードを用いて個別会計処理が行われるので、グループの幹事が直接個別注文品の会計処理に関係する必要はなくなり、個別注文品についての会計処理を円滑に行うことができる。
これによれば、グループ全体の会計処理とは別に、先に途中退席者についての個別会計処理が可能となり、グループの幹事の負担を軽減でき、途中退席者に対する会計処理を円滑にすることができる。
前記携帯端末の表示部に表示された個別会計コードから、前記途中退席情報を取得する退席情報取得部とを備え、前記途中退席者会計部が、前記取得した途中退席情報に基づいて、前記途中退席者に対する個別会計処理を行うことを特徴とする。
<この発明の会計処理システムの構成>
図1に、この発明の会計処理システムの第1の実施例の構成ブロック図を示す。
図1において、この発明の会計処理システムは、主として、サーバ(SV)1と、テーブル端末(TE)2とからなる。また、個別注文品の会計処理や、途中退席者の会計処理をするために携帯端末(MV)3を用いる。
サーバ(SV)1は、レストラン等の店舗に設置され、飲食後の会計処理を行うPOS制御部5を備え、入力された注文商品についての会計処理等を行う装置である。
また、この発明では、後述するようなテーブル端末2から送られてくる1つのグループに属する顧客の参加者情報や注文情報を記憶し、その記憶された情報に基づいてそのグループの支払合計金額等を計算してそのグループ全体の会計処理を行い、さらに、そのグループに属する個人が特別に注文した個別注文品についての個別会計処理や、そのグループに属し途中退席する者についての個別会計処理を行う。
テーブル端末(TE)2は、そのテーブルに着席した複数人からなる1つのグループの顧客に関する情報(以下、参加者情報と呼ぶ)や、飲食する商品の情報(たとえば、注文品名、注文数などを含む。以下、テーブル注文情報と呼ぶ)や、会計等の要求情報を入力する部分であり、入力した情報は、サーバ1へ送信される。
参加者情報は、複数人からなる1つのグループに属する参加者を識別するための情報であり、たとえば、グループに属する参加者それぞれの氏名あるいはニックネームと、各参加者が所有する携帯端末を特定するアドレス情報(メールアドレス)とを含む情報である。
ある携帯端末MVaを所有する個人Aが、テーブル端末2で特別に商品AAAを注文し、その個別注文情報がサーバ1へ送信された場合、その商品AAAについての代金の支払義務がグループ全体でなく、その個人Aにあったとすると、サーバ1からその個人Aの所有する携帯端末MVaに、個別会計コードが送信される。
2次元コードとしては、携帯端末MVで画像として表示可能なコードが望ましく、たとえば、QRコード、マイクロQRコード、PDF417などが用いられる。
参加者情報には、個人が所有する携帯端末のメールアドレスが含まれているので、このメールアドレスあてに、個別会計コードが添付されたメールを送信する。
この個別会計コードを受信した参加者は、受信したメールに添付された個別会計コードを携帯端末の画面上に表示させて、サーバ1に付属しているコードリーダ(スキャナ)によって読み取らせる。
コードリーダによって読み取られた個別会計コードを解析することにより、その参加者の個別会計処理が行われる。
すなわち、個別会計処理では、グループ全体の会計処理とは別に、その携帯端末の所有者が、個別会計コードに含まれる注文金額に基づいて、個別に注文した商品についての支払いを行う。
図1の実施例では、サーバ1の中に、POS制御部5を設けた構成を示したが、図2では、サーバ1とは別に、POS端末(POS)4を設けた構成を示している。
ここで、サーバ1と、テーブル端末2と、POS端末4とは、互いにネットワークを介して接続されている。ネットワークとしては、たとえば、有線LANあるいは無線LANを用いればよい。
POS端末4は、顧客が持参した注文伝票に基づいて会計処理を行う端末であり、図1のPOS制御部5に相当する処理を行うものである。
また、POS端末4は、個別会計コードを読み取るコードリーダ(スキャナ)を有している。
また、上記したように、個別注文情報がサーバ1に記憶されている場合には、個別会計処理を行うために、サーバ1から個別注文をした注文者の所有する携帯端末へ、個別会計コードが送信される。
この場合、個別会計コードを受信した者は、受信した個別会計コードをPOS端末に付属するコードリーダに読み取らせて、個別会計処理を行えばよい。
このように、参加者の携帯端末を利用して個別会計処理をすることにより、グループ全体の会計処理とは別に、個別注文に対する精算を容易にすることが可能となり、グループの幹事等の精算時の負担を軽減できる。
これによれば、グループ内の残りの参加者に途中退席者の支払金額を預けることなく、途中退席者の個別会計を行って、その後に、その途中退席者の会計分を除いたそのグループ全体の会計処理を行うことができるようになる。
以下、個別注文品に対する個別会計処理と、途中退席者の個別会計処理とを行うことができる会計処理システムの一実施形態について説明する。
図3に、この発明のテーブル端末(TE)2の一実施例の構成ブロック図を示す。
このテーブル端末2は、図1および図2のどちらでも使用される。
図3において、テーブル端末2は、主として、制御部11、入力部12、通信部13、表示部14、記憶部15、参加者情報生成部16、個別注文生成部17、テーブル注文生成部18、途中退席処理部19とを備える。
具体的には、主として次のような情報が入力される。
1)複数人からなる1つのグループに属する参加者を識別するための参加者情報
2)グループ全体に共通の注文者を特定しない商品に関する情報
3)グループに属する参加者が個別に注文し、その注文者を特定する個別注文品の情報
4)グループ全体に共通の注文品についての会計処理を要求する情報
5)個別注文品についての会計処理を要求する情報
6)途中退席者と、その途中退席者が支払うべき金額(途中退席処理の要求情報)
会計入力部によって、グループ全体の共通注文品についての会計処理を要求する場合は、通常、そのグループの全員が退店する場合と考えられる。
また、全員が退店する場合は、グループ全体の会計に加え、個別注文品についての個別会計も行われるべきものと考えられる。
したがって、会計入力部からの会計処理の要求があった場合は、共通注文品に関するテーブル注文情報に基づく会計要求と、個別注文情報が生成されている場合は、その個別注文情報に基づく会計要求とを、サーバに送信するようにすることが好ましい。
特に、レストラン等において、顧客が自ら情報を入力するためには、できるだけ入力操作が迅速かつ容易に行えることが好ましいので、タッチパネルを用いることが好ましい。
所定の入力項目を表示画面に表示させ、指などを使って画面上の所定の表示位置をタッチすることにより、所望の注文品等を入力できるようにすることが好ましい。
たとえば、サーバ1からテーブル端末2に対して、表示部14に表示する画面情報が送られ、テーブル端末2からサーバ1に対して、入力されたテーブル注文情報、個別注文情報および参加者情報が送信される。
表示部14は、たとえば、注文品の一覧表示や参加者情報を入力する画面などを表示する部分であり、LCDや有機EL素子などが用いられる。
テーブル端末2の表示画面例は、後述する図6から図15に例示する。
来店する顧客は1人の場合もあるが、複数人から構成されるグループの場合もある。この発明のシステムは、1人の場合の会計処理にも利用できるが、以下の実施例では、特に支払形態が複雑となる場合があるグループが来店した場合の会計処理について説明する。
1つのグループに属する各構成員を、参加者と呼ぶことにする。
1人の参加者は、たとえば氏名で特定されるので、入力部12を介して、各参加者に、自己を特定する情報として氏名を入力してもらう。
参加者を特定する情報としては、1つのグループに属する各人を区別できればよいので、実際の氏名の他に、他の情報を用いてもよい。たとえば、ニックネームや、数字、アルファベットなどを用いてもよい。
すなわち、参加者情報は、図19(a)に示すように、主として、氏名などの参加者を特定する情報と、その参加者が所有する携帯端末のメールアドレスとから構成される。
図19(a)では、たとえば、Aさんの参加者情報は、「Aさん」というようなニックネームと、このAさんが所有する携帯端末のアドレス(aaa@xxx.ne.jp)とから構成される。
なお、テーブル端末2と携帯端末3とが、互いに近距離無線通信機能を有している場合は、両者の間で所定のプロトコルに基づいて通信を行い、テーブル端末2が、各参加者の携帯端末3のメールアドレスを自動的に取得するようにしてもよい。これにより、その参加者がメールアドレスを手動入力する負担を軽減できる。
参加者情報生成部16は、1つのグループごとに、このような参加者情報を生成する部分である。参加者情報は、そのグループが着席したテーブルの番号と対応づけられて、記憶部15に記憶される。
個別注文情報は、入力部12を用いた所定の操作によって入力されるものであり、たとえば、図19(d)に示すような情報として記憶部15に記憶される。
図19(d)において、注文品名「DEF」の商品は、個別注文者名「Aさん」が独自に注文した商品であり、このAさんが属するグループの共通商品として注文されたものではないことを意味する。後述するように、この個別注文情報についての支払義務は、個別注文者にあるものとする。
たとえば、コースメニューを注文した場合、そのコースメニューがテーブル注文情報として生成され、記憶部15に記憶される。
図19(c)に、テーブル注文情報の一実施例を示す。
ここで、注文品名の「ABC」や「TUV」が1つのグループの共通商品として注文された商品である。
この共通商品の代金の支払義務はグループに属する参加者全員にあり、原則として、共通商品の合計金額(テーブル合計金額)を参加者の人数で割った金額を、各個人の支払金額とする。
具体的には、入力部12による所定の入力処理に基づいて、図19(e)に示すような途中退席情報が生成される。
図19に、これらの情報についての具体例を示す。
ここで、参加者情報15−1は、図19(a)に示すように、たとえば、参加者個人を特定する氏名と、各自が所有する携帯端末のアドレス情報とからなる。
このアドレス情報は、個別会計コードを含むメールを送信するあて先情報として用いる。
テーブル情報15−2は、図19(b)に示すように、たとえば、テーブル番号と、そのテーブルに属する座席の番号と、参加者名とからなる。参加者名は、参加者情報15−1の氏名に対応する情報である。
テーブル合計金額は、1つのグループで共通商品として注文した商品の合計金額であり、そのグループの会計処理を行うときに、そのグループが支払うべき金額である。
したがって、原則として、グループ内の参加者が独自に注文した個別注文品の金額は含まない。
ただし、個別注文については後で別に精算することを識別できるようにした上で、テーブル合計金額は、グループ共通の注文品に、グループに属する参加者が個別に注文した商品を加算した合計金額としてもよい。
個別注文情報15−4は、主として、テーブル番号、個別注文者名、注文品名、注文数、注文金額とからなる。
個別注文者名は、テーブル情報15−2の参加者名に対応するものである。
途中退席者名は、テーブル情報15−2の参加者名に対応し、支払金額は入力部12によって入力されるべき情報である。
この途中退席情報15−5は、途中退席者が、グループの会計処理をする前に、先に個別の会計処理をする場合に用いられる。
記憶部15に記憶される情報は、これらの情報に限られるものではなく、各機能を実行するために必要なデータを記憶してもよい。
図4に、この発明のサーバ(SV)1の一実施例の構成ブロック図を示す。
ここでは、図1に示したサーバ1の構成ブロック図を示す。
サーバ(SV)1は、主として、制御部31、入力部32、表示部33、通信部34、会計情報取得部35、記憶部36、個別会計コード生成部37、個別会計コード送信部38、個別会計部39、テーブル会計部40、途中退席者会計部41、出力部42とから構成される。
このサーバ1は、図1に示したPOS制御部5を有するものであり、従来から用いられているPOS端末の機能を実現する構成を有する。たとえば、入力部32、表示部33、通信部34、テーブル会計部40、出力部42は、従来のPOS端末でも備えられていた機能ブロックであり、POS制御部5に含まれるものである。
このコードリーダは、会計情報取得部35の一部に相当する。
表示部33は、LCD、CRT、有機EL素子などが用いられる。
出力部42は、主としてプリンタが用いられ、会計処理した結果であるレシートを発行する部分である。
特に、テーブル端末2で入力され取得される情報は、1つのグループで共通に注文される商品の会計情報と、個別注文された商品の会計情報とがある。
また、携帯端末3の表示画面に表示された個別会計コードを、スキャナで読み取ることにより、個別注文された会計情報を取得し、あるいは途中退席者が先に支払うべき金額を示した会計情報を取得する。
個別会計コード36−6は、個別会計コード生成部37によって生成されるものであり、他の情報(36−1〜36−5)は、テーブル端末2から送信されてきた情報、あるいは、この送信情報から生成された情報である。
個別会計コード36−6には、上記したように2次元コードが用いられ、この2次元コードには、たとえば、図19(d)に示したような個別注文情報が含まれる。
すなわち、個別会計コード生成部37によって生成された個別会計コード36−6を、テーブル端末2から送られ通信部34によって受信した参加者情報36−1に含まれていたアドレス情報のうち、個別注文情報36−4によって特定された参加者が所有する携帯端末のアドレス情報あてに送信する。
たとえば、図19(a)と図19(d)の情報が記憶されている場合、両情報の中に共通する「Aさん」に対応づけられて記憶されている携帯端末アドレス(aaa@xxx.ne.jp)が読み出され、このアドレスを送信宛先として、個別会計コード36−6が送信される。
すなわち、通信部34を介して受信された個別注文情報36−4を用いて、個別に注文した参加者に対して、個別注文品についての個別会計処理を行う部分である。
会計情報取得部35によって、個別会計コードが取得(読み取り)されると、そのコードを解析して個別注文情報を読み出し、記憶部36に予め記憶されている個別注文情報36−4と比較して、2つの個別注文情報が一致する場合には、その個別注文品のみについての会計処理を行う。
ここでの会計処理は、たとえば、店舗の従業員が、個別注文品についての支払金額を表示部33に表示して、その個別注文品を注文した参加者からその代金をもらい、入金処理をし、レシートを出力することを意味する。
個別注文や途中退席者がないとした場合、1つのグループで注文されたすべての商品についての合計金額(テーブル合計金額)に対する支払処理を行うものである。
ここでは、主として、テーブル端末2から送信され通信部34を介して受信され、記憶部36に記憶されたテーブル注文情報36−3の内容に基づいて、会計処理が行われる。
すなわち、テーブル注文情報のテーブル合計金額に基づいて、そのグループの支払金額を表示部33に表示し、たとえばグループの代表者からその代金をもらい、入金処理をして、レシートを出力する。
また、あるグループに属する途中退席者が、テーブル端末2を使って途中退席することと、その者の支払金額を入力することを前提とする。
これらの入力により図19(e)のような途中退席情報15−5が生成され、途中退席要求が、テーブル端末2からサーバ1に送信される。
サーバ1では、この要求を受信し、途中退席情報36−5を取得すると途中退席者の個別会計コード36−6を生成し、その個別会計コード36−6を、上記途中退席者の携帯端末3へ送信する。
また、後述するように、途中退席者に対する個別会計が行われた場合、テーブル会計部40が、受信したテーブル注文情報36−3に基づいて算出されたグループ全体として支払うべき合計金額から、途中退席者によって支払われた金額を減算する。
途中退席者は、自己の所有する携帯端末3に、受信された個別会計コード36−6を表示させて、サーバ1のコードリーダにより読み取らせる。
サーバ1において、コードリーダから個別会計コードを取得すると、そのコードを解析して途中退席情報の中の支払金額を読み出し、その支払金額に基づいて、途中退席者の会計処理を行う。
ここでは、たとえば、店舗の従業員が、読み出した支払金額を表示部33に表示して、その途中退席者からその代金をもらい、入金処理をして、レシートを出力することを行う。
携帯端末3は、一般的には図4に示した構成以外にも多くの機能を備えているが、この発明では、特に、個別会計コード受信部51、個別会計コード記憶部52、個別会計コード表示部53を備える。
個別会計コード受信部51は、サーバ1の個別会計コード送信部38から送信される個別会計コードを受信する部分であり、上記した第2受信部に相当する。
ここで受信される個別会計コードは、個別注文情報36−4に対応するコードと、途中退席情報36−5に対応するコードのいずれかである。ただし、このコードには、個別注文と途中退席の両情報が含まれる場合もある。
個別会計コード表示部53は、受信した個別会計コードを表示する部分であり、記憶された個別会計コードを読み出して、サーバ1のコードリーダで読み取れるように表示させる部分である。
携帯端末の所有者は、個別に注文した商品について会計処理をする場合と、途中退席する場合に、受信した個別会計コードを自己の携帯端末に表示させて、サーバ1に付属するコードリーダに読み取らせる必要がある。
しかし、このような個別の会計処理を行うことによって、グループ全体の会計処理をする場合に、退店前に支払調整等をするグループの幹事が個別注文品を考慮した複雑な計算をすることがなく、そのグループの幹事の負担を軽減させることができる。
図5に、サーバ1とPOS端末(POS)4とが分離され別々に設置されている会計処理システムについての一実施例の構成ブロック図を示す。
この構成は、図2の構成に対応したものである。
また、図4に示したサーバ1の構成のうち一部分は、図5のサーバ1に含まれ、他の一部分はPOS端末(POS)4に含まれる。
図4のサーバ1と同じ機能を持つブロックについては、図4と同じ符号を付与している。
図5において、POS端末(POS)4は、図4のサーバ1に備えられていたのと同様の入力部32、表示部33、通信部34、個別会計部39、テーブル会計部40、途中退席者会計部41、出力部42を有する。
個別会計コード取得部77は、携帯端末3に表示された個別会計コードを取得する部分であり、POS端末4に備えられたコードリーダ(スキャナ)に相当するものである。
このコードリーダによって、表示された個別会計コードが読み取られる。
個別会計コード解析部78は、読み取られた個別会計コードを解析して、そのコードに含まれている情報を取得する部分である。取得される情報は、個別注文情報36−4や、途中退席情報36−5に相当する情報である。
会計処理をしていい場合は、取得された情報が正しいものと判断され、サーバ1からPOS端末4へ、問合せに対する返答が送られる。この返答があった場合には、解析によって取得した情報に基づいて会計処理が行われる。
以下の実施例の説明では、図4の構成に基づいて、この発明の会計処理システムの処理を説明する。
図16に、この発明のテーブル端末2における注文処理等についてのフローチャートを示す。
図17および図18に、この発明のサーバ1における注文処理と会計処理についてのフローチャートを示す。
図17は、特に、個別注文処理を含む場合のフローチャートを示している。
また、図18は、途中退席者処理を含む場合のフローチャートを示している。
図6から図15に、この発明のテーブル端末の表示部14に表示される画面の表示例の説明図を示す。
まずテーブル端末2で行われる入力処理について説明する。
図16においては、この発明のテーブル端末における入力処理等の一実施例を示している。
以下の実施例では、4人の参加者(A,B,C,D)からなる1つのグループが、この会計処理システムを有する店舗に来店し、その店舗の中の1つのテーブルに着席し、商品を注文する場合について説明する。
ステップS1において、参加者情報が入力部12から入力されると、参加者情報生成部16が、その情報を参加者情報15−1として、記憶部15に記憶する。
ここで、参加者情報15−1は、図19(a)に示すようなデータであり、氏名と、携帯端末アドレスとから構成される。
表示部14にタッチパネルが備えられている場合は、表示画面に文字、数字などからなるキーボードを表示し、所望の文字部分を指でタッチしながら各自の氏名や携帯端末アドレスを入力すればよい。
ステップS2において、参加者全員の入力が完了したか否かをチェックする。たとえば、参加者全員の入力が終了したことを示すキー入力があるか否かチェックする。完了していない場合は、ステップS1へ戻り、完了した場合はステップS3へ進む。
このとき、たとえば、図7に示すような表示画面を表示させて、画面上でのタッチ操作により、各自の座席を入力してもよい。
図7において、4人の参加者(A,B,C,D)が1つのグループの参加者として入力された場合を示している。また、図7には参加者の氏名を示すアイコンが表示され、図7の番号1〜6は、テーブルの座席番号を示している。
ここで、4人の参加者(A,B,C,D)は、それぞれ、そのテーブルの座席位置1,2,4および5に着席していたとする。
たとえば、参加者Aさんは、「A」というアイコンを、座席1の位置まで移動させる。これにより、テーブル情報15−2に、参加者Aさんと座席番号「1」とが対応づけられて記憶される。
テーブル情報15−2の入力が完了した場合、その完了した時刻を、着席時間として、記憶部15に記憶してもよい。入力されたテーブル端末2のテーブル番号が001であったとすると、図19(b)に示すようなテーブル情報15−2が、記憶部15に記憶される。
サーバ1では、受信された情報を記憶部36に、参加者情報36−1と、テーブル情報36−2として記憶する。
この後、そのグループの参加者は、店舗のメニューを見ながら、テーブル端末2を利用して商品を注文していく。
その後、表示された多数のメニューの中から注文したい商品のアイコンを選択入力することにより、商品の注文を行う。
また、グループ内の各個人が、個別の注文をする場合は、たとえば、機能選択のための入力をし、図9に示すような表示画面を表示させる。
すなわち、「個別注文」と、「途中退席」と、「会計」の各機能選択が可能な状態を示している。
個別注文をする場合は、この図9の画面を表示させた状態で、個別注文をする参加者のアイコンをタッチし、その後、「個別注文」のアイコン部分をタッチする。この後、個別注文用のメニュー画面が表示され、所望の注文商品のアイコンを選択入力することにより、その参加者の個別注文を行えばよい。
商品を注文する入力がされた場合は、ステップS6へ進み、そうでない場合はステップS12へ進む。
ステップS6において、ステップS5の注文入力が、個別注文か否かチェックする。
上記したように、図9の表示画面において、「個別注文」が選択されていた場合は、ステップS9へ進む。
注文入力が、グループ全体に共通のテーブル注文の場合は、ステップS7へ進む。
たとえば、商品名「ABC」と「TUV」が、テーブル番号(001)のグループの共通商品として注文された場合、図19(c)のようなテーブル情報が生成される。
図19(c)において、単価200円の商品「ABC」が4つ注文され、単価300円の商品「TUV」が3つ注文されたことを示している。
また、ここでは、各商品の小計と、そのグループ全体としての合計金額(テーブル合計金額)も記憶している。
サーバ1は、この要求を受信すると、受信した情報をテーブル注文情報36−3として記憶部36に記憶する。
個別注文の注文者情報は、図9に示したように、「個別注文」のアイコンと、個別注文をする参加者の氏名を示すアイコンをタッチ入力することにより特定される。
図19(d)に、ステップS10で生成される個別注文情報15−4の一実施例を示す。
ここでは、テーブル番号001の参加者Aさんが、単価500円の商品「DEF」を個別注文した例を示している。
ステップS11において、生成された個別注文情報15−4を含む個別注文要求を、サーバ1へ送信する。
その後、ステップS5へ戻り、注文入力などのチェック処理を繰り返す。
サーバ1では、この要求を受信すると、受信した情報を、個別注文情報36−4として、記憶部36に記憶する。
図10に示すように、グループ全体の食事が終了し退出する場合、画面上の「会計」のアイコンにタッチすれば会計処理が実行される。
このように「会計」のアイコンがタッチされた場合、ステップS18において、制御部11は、会計要求を、サーバ1へ送信する。これにより、テーブル端末2におけるそのグループの処理は終了する。
この会計要求を受信したサーバ1では、そのグループ全体の会計処理を実行する。この会計処理の内容は、たとえば、図17のステップS41からS45に対応するものである。
図13に、途中退席を意味する入力がされた表示画面例を示す。
図13では、参加者「Bさん」が途中退席する場合を示している。
図13の表示画面において、途中退席しようとする「Bさん」は、画面上の「Bさん」のアイコンをタッチし、「途中退席」のアイコンをタッチすればよい。これにより、ステップS14からS17に示す途中退席処理が実行される。
ステップS15において、支払金額を入力してもらい、記憶する。
図13において、「途中退席」のアイコンをタッチした後、たとえば、図14に示すような表示画面を、表示部14に表示させる。
この表示画面の指示内容に従って、Bさんが支払うべき金額を入力してもらう。
図14では、途中退席するBさんが支払うべき金額として、3000円を入力した画面を示している。
この支払金額は、そのグループ内の参加者によって決定すべきものである。
このとき、図14に示すように、グループの共通商品として注文された商品の合計金額(たとえば14578円)を表示して、Bさんの支払金額を決める上で参考としてもよい。
図19(e)に、途中退席情報15−5の一実施例を示す。
ステップS17において、生成された途中退席情報を含む途中退席要求を、サーバ1に送信する。その後、ステップS5へ戻り、注文入力などのチェック処理を繰り返す。
サーバ1は、この要求を受信すると、途中退席者のための会計処理に必要な処理(図18のステップS108からS118)を実行する。
特に、個別注文した商品の会計と、途中退席者の会計をする場合において、表示画面を見ながら所定の入力をする必要があるが、従来のように、グループ内で支払金額の相談や調整を事前にしたり、グループ内での現金の受け渡しをする必要がなくなり、グループの幹事の負担を軽減でき、円滑に会計処理をすることができるようになる。
ここでは、サーバ1において行われる注文受付処理や、グループ全体の注文、個別注文、および途中退席者などの場合の会計処理について説明する。
図17および図18に、この発明のサーバにおける会計処理等の一実施例のフローチャートを示す。
図17では、個別注文が発生した場合の会計処理を含むフローチャートを示している。
図18では、途中退席者が出た場合の会計処理を含むフローチャートを示している。
これらの2つのフローチャートは、個別注文と途中退席の処理をわかりやすく説明するために分けたものであり、サーバでは実際にはこれらのすべての処理が実行される。
図17のステップS31において、サーバ1の制御部31は、テーブル端末2から、参加者情報とテーブル情報が受信されるか否かチェックする。
受信されない場合は、ステップS31をループし、受信された場合はステップS32へ進む。
ステップS32において、受信した参加者情報とテーブル情報とを、記憶部36に記憶する。
ステップS33において、テーブル端末2から、何らかの要求を受信するか否かチェックする。この受信がない場合は、ステップS33をループし、受信があった場合はステップS34へ進む。
テーブル注文要求を受信した場合は、ステップS35へ進み、そうでない場合は、ステップS37へ進む。
ステップS37において、個別注文要求を受信したか否かチェックする。
個別注文要求を受信した場合は、ステップS38へ進み、そうでない場合は、ステップS40へ進む。
ステップS40において、会計要求を受信したか否かチェックする。
会計要求を受信した場合は、ステップS41へ進み、そうでない場合は処理を終了するか、あるいはステップS33へ戻ってもよい。
ここでは、図19(c)に示すような情報が、テーブル注文情報36−3として、記憶される。
この情報は上記したように、そのテーブルに着席したグループ全体に共通商品として注文された商品であり、グループに属する参加者全員に対して、その代金については均等に支払義務があるものとする。
ここでは、図19(d)に示すような情報が、個別注文情報36−4として記憶される。
ステップS42において、記憶部36に記憶されているテーブル注文情報36−3の中から、受信したテーブル番号に対応づけられたテーブル注文情報36−3を読み出す。
ここでは、注文品ごとに、その単価と注文数とを乗算して小計を算出し、その小計を加算して全注文品の合計金額を算出する。そして算出した合計金額と、受信したテーブル注文情報のテーブル合計金額とを比較し、一致するか否かチェックして、一致する場合は支払い金額を確定する。
一致しない場合は、再チェックするか、あるいはレジの担当者に一致しない旨を通知してその後の対応を求める。
以上の処理により、1つのグループ全体で注文した共通商品についての会計処理が終了する。
個別注文情報36−4がある場合は、ステップS47へ進み、ない場合は処理を終了する。
ステップS48において、個別会計コード生成部37が、読み出した情報を含む個別会計コード(たとえば、QRコード)36−6を生成し、記憶する。たとえば、図20(a)に示すような情報に基づいて、QRコードを生成する。コードの生成は、そのコードについて標準化されたルールに従って行えばよい。
ここで、その個別注文者名に一致する氏名を、参加者情報36−1から探し出し、その氏名に対応づけられて記憶されている携帯端末アドレスを読み出す。そして、その読み出した携帯端末アドレスを送信先とし、送信情報に生成した個別会計コード36−6を添付して送信する。
図12に、表示部53に表示させる個別会計コードの一実施例を示す。
全個別注文処理が済んだ場合はステップS51へ進み、そうでない場合は、ステップS47へ戻り処理を繰り返す。
ここでは、携帯端末3の表示部53に表示された個別会計コードを、コードリーダによって読み取ったか否かチェックする。
上記したように、個別会計コードを受信した参加者は、自己の携帯端末の表示部53に個別会計コードを表示させ、コードリーダに読み取らせる操作をする。あるいは店舗の担当者に携帯端末を渡し、読み取り操作をしてもらってもよい。
個別会計コードが取得できた場合はステップS52へ進み、そうでない場合は、ステップS51をループする。
この解析により、たとえば、図19(d)に示すような個別注文情報36−4が取得され生成される。
ステップS53において、生成された個別注文情報36−4に基づいて、個別注文の会計処理を行う。
すなわち、個別注文情報36−4に含まれる個別注文者に対して、個別注文した商品についての会計処理を行う。
この会計処理では、たとえば、個別注文の内容を表示部33に表示させ、レシートを発行し、個別注文者に確認してもらい、個別注文者からその支払い金額を受け取って入金する処理を行えばよい。
すべての個別注文処理が終了していない場合はステップS51へ戻り、終了した場合は処理を終了する。
以上が、主として、1つのグループ全体のテーブル会計処理と、そのグループ内の個別会計処理の具体的内容である。
これによれば、会計処理を行う場合、グループ全体の会計処理と、個別注文された商品についての個別会計処理を明確に区別して行うことができ、グループの幹事の負担を軽減でき、円滑な会計処理が可能となる。
図18において、ステップS101からステップS106までの処理は、それぞれ図17のステップS31からステップS36までの処理と同様である。すなわち、テーブル注文については同様の処理が実行される。
ステップS107において、途中退席要求を受信したか否かチェックする。
途中退席要求を受信した場合は、ステップS108へ進み、受信しなかった場合はステップS119へ進む。
ステップS119において、受信した要求が会計要求であるか否かチェックする。
会計要求であった場合は、ステップS120へ進み、そうでない場合は処理を終了する。
たとえば、図19(e)に示すような情報を取得する。
この途中退席者要求に、途中退席情報が含まれている。
ここで、たとえば、図20(b)に示すような途中退席者の個別会計コード36−6が生成される。このコード36−6には、テーブル番号、途中退席者名、支払金額が含まれる。
このとき、図15に示すように、テーブル端末2の表示画面に、退席者の携帯端末3に個別会計コードを送信したことを表示してもよい。
これにより、途中退席者は、自己の携帯端末3へ送られた個別会計コードを確認して、会計処理をしなければならないことをより確実に認識できる。
そして、その表示された個別会計コードをコードリーダに読み取らせる操作をする。これにより、その個別退席者の個別会計処理が可能となる。
ステップS111において、携帯端末の表示部53に表示された個別会計コードを取得したか否か、チェックする。ここでは、ステップS51と同様に、コードリーダによって個別会計コードが読み取られたか否かをチェックする。
ステップS112において、読み取った個別会計コードを解析する。この解析により、図19(e)に示すような途中退席情報が取得される。
すなわち、途中退席者が、途中退席情報の支払金額に基づいて、現金による支払を行うと、入金処理を行い、会計処理を終了する。このとき、支払は現金でなくてもよく、たとえば、クレジットカードによる支払や、電子マネーによる支払をしてもよい。会計処理を終了した場合は、たとえば店舗の担当者が、処理終了を示す入力操作をすればよい。
ここで、途中退席者が2人以上いる場合は、処理を終了せずに、ステップS103へ戻り、次の途中退席者について、ステップS107からステップS113までの処理を行う。すべての途中退席者についての会計処理が終了した場合は、ステップS116へ進む。
たとえば、図19(e)の途中退席情報を処理した場合、図19(c)に示す同じテーブル番号のテーブル注文情報から、テーブル合計金額を読み出す。
ステップS117において、読み出した現在の合計金額から、途中退席者の支払金額を減算する。
ステップS118において、後に、そのグループの会計処理をするときの請求金額の確認を容易にするために、途中退席者の支払金額を記憶部36に記憶しておく。
これにより、後に、途中退席者がいたグループ全体の会計処理をする場合に、この減算後の合計金額に基づいて、そのグループの共通商品についてのテーブル会計処理が行われることになる。
その後、ステップS103へ戻る。
ここで、ステップS120からステップS123までの処理と、ステップS126の処理は、図17のステップS41からステップS45までの処理と同様である。ここでは説明を省略する。
途中退席者がいなかった場合は、ステップS126へ進む。
途中退席者がいた場合、ステップS125へ進み、途中退席者の支払金額が、そのグループの会計処理で発行されるレシートでもわかるように、レシートへの印刷データの中に、ステップS118で記憶した途中退席者の支払金額を含める。
図18の処理によれば、グループ全体の会計処理と、途中退席者の会計処理とが、それぞれの会計処理時に別々に行われ、途中退席者のために行うグループの幹事の負担が軽減され、両方の会計処理を円滑にすることができる。
2 テーブル端末
3 携帯端末
4 POS端末
5 POS制御部
11 制御部
12 入力部
13 通信部
14 表示部
15 記憶部
15−1 参加者情報
15−2 テーブル情報
15−3 テーブル注文情報
15−4 個別注文情報
15−5 途中退席情報
16 参加者情報生成部
17 個別注文生成部
18 テーブル注文生成部
19 途中退席処理部
31 制御部
32 入力部
33 表示部
34 通信部
35 会計情報取得部
36 記憶部
36−6 個別会計コード
37 個別会計コード生成部
38 個別会計コード送信部
39 個別会計部
40 テーブル会計部
41 途中退席者会計部
42 出力部
51 個別会計コード受信部
52 個別会計コード記憶部
53 個別会計コード表示部
Claims (10)
- 顧客が注文する商品の情報を入力するテーブル端末と、前記入力された注文商品についての会計処理を行うサーバとからなり、
前記テーブル端末が、複数人からなる1つのグループに属する参加者を識別するために、前記グループに属する参加者を特定する情報と、その参加者が所有する携帯端末を特定するアドレス情報とを含む参加者情報と、前記グループ全体に共通の注文者を特定しない商品に関する情報と、前記グループに属する参加者が個別に注文しその注文者を特定する個別注文品の情報とを入力する入力部と、前記グループ全体で支払うべき共通商品に関するテーブル注文情報を生成するテーブル注文生成部と、前記個別に注文された個別注文品とその注文者に関する個別注文情報を生成する個別注文生成部と、前記テーブル注文情報と個別注文情報と前記参加者情報とをサーバへ送信する通信部と、
前記入力部によって、途中退席者と、その途中退席者が支払うべき金額とを入力し、その入力された情報から途中退席情報を生成しサーバへ送信する途中退席処理部とを備え、
前記サーバが、前記参加者情報と、前記テーブル注文情報と、前記個別注文情報と、前記途中退席情報とを受信する受信部と、前記受信されたテーブル注文情報を用いて、前記グループ全体に共通の商品についての会計処理を行うテーブル会計部と、前記受信された個別注文情報を用いて、前記個別に注文をした参加者に対して前記個別注文品についての個別会計処理を行う個別会計部と、前記受信された参加者情報と、個別注文情報とから、前記個別会計処理を行うために用いる個別会計コードを生成する個別会計コード生成部と、前記生成された個別会計コードを、前記受信した参加者情報に含まれていたアドレス情報のうち、前記個別注文情報によって特定された参加者が所有する携帯端末のアドレス情報が示すあて先に送信する個別会計コード送信部と、前記受信部によって受信された前記途中退席情報に基づいて、前記途中退席者に対する個別会計処理を行う途中退席者会計部とを備え、
前記グループの参加者が所有する携帯端末をさらに備え、
前記携帯端末が、前記サーバから送信された個別会計コードを受信する第2受信部と、受信した個別会計コードを表示する表示部とを備え、
前記サーバが、前記表示部に表示された個別会計コードから個別注文情報を取得する会計情報取得部をさらに備え、前記個別会計部が、取得した個別注文情報を用いて、個別会計処理を行うことを特徴とする会計処理システム。 - 前記入力部は、前記グループ全体に共通の注文品についての会計処理を要求する会計入力部を備え、前記会計入力部から会計処理の要求があった場合に、前記通信部を介して、前記テーブル注文情報に基づく会計要求と、前記個別注文情報が生成されている場合は、その個別注文情報に基づく会計要求とをサーバに送信することを特徴とする請求項1に記載の会計処理システム。
- 前記サーバが、前記途中退席情報に基づいて、前記途中退席者の個別会計を行うための個別会計コードを生成する退席コード生成部と、
生成された個別会計コードを、前記途中退席者の参加者情報によって特定される携帯端末へ送信する退席コード送信部と、
前記携帯端末の表示部に表示された個別会計コードから、前記途中退席情報を取得する退席情報取得部とを備え、
前記途中退席者会計部が、前記取得した途中退席情報に基づいて、前記途中退席者に対する個別会計処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の会計処理システム。 - 前記途中退席者会計部により、途中退席者に対する個別会計が行われた場合、前記テーブル会計部は、受信したテーブル注文情報に基づいて算出されたグループ全体として支払うべき合計金額から、途中退席者によって支払われた金額を減算することを特徴とする請求項1に記載の会計処理システム。
- 顧客が注文する商品の情報を入力するテーブル端末と、前記入力された注文商品についての会計処理を行うサーバとからなり、
前記テーブル端末が、複数人からなる1つのグループに属する参加者を識別するための参加者情報と、前記グループ全体に共通の注文者を特定しない商品に関する情報と、前記グループに属する参加者が個別に注文しその注文者を特定する個別注文品の情報とを入力する入力部と、前記グループ全体で支払うべき共通商品に関するテーブル注文情報を生成するテーブル注文生成部と、前記個別に注文された個別注文品とその注文者に関する個別注文情報を生成する個別注文生成部と、前記テーブル注文情報と個別注文情報と前記参加者情報とをサーバへ送信する通信部とを備え、
前記サーバが、前記参加者情報と、前記テーブル注文情報と、前記個別注文情報とを受信する受信部と、前記受信されたテーブル注文情報を用いて、前記グループ全体に共通の商品についての会計処理を行うテーブル会計部と、前記受信された個別注文情報を用いて、前記個別に注文をした参加者に対して前記個別注文品についての個別会計処理を行う個別会計部とを備え、
前記テーブル端末は、前記入力部によって、途中退席者と、その途中退席者が支払うべき金額とを入力し、その入力された情報から途中退席情報を生成しサーバへ送信する途中退席処理部をさらに備え、
前記サーバは、前記受信部によって受信された前記途中退席情報に基づいて、前記途中退席者に対する個別会計処理を行う途中退席者会計部をさらに備えたことを特徴とする会計処理システム。 - 前記参加者情報は、前記グループに属する参加者を特定する情報と、その参加者が所有する携帯端末を特定するアドレス情報とを含み、
前記サーバが、前記受信された参加者情報と、個別注文情報とから、前記個別会計処理を行うために用いる個別会計コードを生成する個別会計コード生成部と、
前記生成された個別会計コードを、前記受信した参加者情報に含まれていたアドレス情報のうち、前記個別注文情報によって特定された参加者が所有する携帯端末のアドレス情報が示すあて先に送信する個別会計コード送信部とを備えることを特徴とする請求項5記載の会計処理システム。 - 前記グループの参加者が所有する携帯端末をさらに備え、
前記携帯端末が、前記サーバから送信された個別会計コードを受信する第2受信部と、受信した個別会計コードを表示する表示部とを備え、
前記サーバが、前記表示部に表示された個別会計コードから個別注文情報を取得する会計情報取得部を備え、前記個別会計部が、取得した個別注文情報を用いて、個別会計処理を行うことを特徴とする請求項6記載の会計処理システム。 - 前記入力部は、前記グループ全体に共通の注文品についての会計処理を要求する会計入力部を備え、前記会計入力部から会計処理の要求があった場合に、前記通信部を介して、前記テーブル注文情報に基づく会計要求と、前記個別注文情報が生成されている場合は、その個別注文情報に基づく会計要求とをサーバに送信することを特徴とする請求項7に記載の会計処理システム。
- 前記サーバが、前記途中退席情報に基づいて、前記途中退席者の個別会計を行うための個別会計コードを生成する退席コード生成部と、
生成された個別会計コードを、前記途中退席者の参加者情報によって特定される携帯端末へ送信する退席コード送信部と、
前記携帯端末の表示部に表示された個別会計コードから、前記途中退席情報を取得する退席情報取得部とを備え、
前記途中退席者会計部が、前記取得した途中退席情報に基づいて、前記途中退席者に対する個別会計処理を行うことを特徴とする請求項5に記載の会計処理システム。 - 前記途中退席者会計部により、途中退席者に対する個別会計が行われた場合、前記テーブル会計部は、受信したテーブル注文情報に基づいて算出されたグループ全体として支払うべき合計金額から、途中退席者によって支払われた金額を減算することを特徴とする請求項5に記載の会計処理システム。
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