JP7475961B2 - 取引処理システム - Google Patents
取引処理システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP7475961B2 JP7475961B2 JP2020088651A JP2020088651A JP7475961B2 JP 7475961 B2 JP7475961 B2 JP 7475961B2 JP 2020088651 A JP2020088651 A JP 2020088651A JP 2020088651 A JP2020088651 A JP 2020088651A JP 7475961 B2 JP7475961 B2 JP 7475961B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- processor
- act
- transaction
- data
- store
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000012545 processing Methods 0.000 title claims description 57
- 230000004044 response Effects 0.000 claims description 29
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 122
- 238000000034 method Methods 0.000 description 72
- 230000010365 information processing Effects 0.000 description 63
- 230000008569 process Effects 0.000 description 52
- 238000007726 management method Methods 0.000 description 42
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 35
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 30
- 230000006870 function Effects 0.000 description 28
- 230000008859 change Effects 0.000 description 27
- 238000012217 deletion Methods 0.000 description 21
- 230000037430 deletion Effects 0.000 description 21
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 19
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 17
- 101000962156 Homo sapiens N-acetylglucosamine-1-phosphodiester alpha-N-acetylglucosaminidase Proteins 0.000 description 16
- LZCXCXDOGAEFQX-UHFFFAOYSA-N N-Acryloylglycine Chemical compound OC(=O)CNC(=O)C=C LZCXCXDOGAEFQX-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 16
- 102100039267 N-acetylglucosamine-1-phosphodiester alpha-N-acetylglucosaminidase Human genes 0.000 description 16
- 101000935117 Homo sapiens Voltage-dependent P/Q-type calcium channel subunit alpha-1A Proteins 0.000 description 14
- 208000036758 Postinfectious cerebellitis Diseases 0.000 description 14
- 102100025330 Voltage-dependent P/Q-type calcium channel subunit alpha-1A Human genes 0.000 description 14
- SIEILFNCEFEENQ-UHFFFAOYSA-N dibromoacetic acid Chemical compound OC(=O)C(Br)Br SIEILFNCEFEENQ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 12
- 238000010295 mobile communication Methods 0.000 description 9
- FYLGZBNNVGZPIW-UHFFFAOYSA-N 1-[4-(1,4-dioxa-8-azaspiro[4.5]decan-8-yl)phenyl]ethanone Chemical compound C1=CC(C(=O)C)=CC=C1N1CCC2(OCCO2)CC1 FYLGZBNNVGZPIW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- 241000180579 Arca Species 0.000 description 4
- PLYRYAHDNXANEG-QMWPFBOUSA-N (2s,3s,4r,5r)-5-(6-aminopurin-9-yl)-3,4-dihydroxy-n-methyloxolane-2-carboxamide Chemical compound O[C@@H]1[C@H](O)[C@@H](C(=O)NC)O[C@H]1N1C2=NC=NC(N)=C2N=C1 PLYRYAHDNXANEG-QMWPFBOUSA-N 0.000 description 3
- 238000012508 change request Methods 0.000 description 3
- 238000013523 data management Methods 0.000 description 3
- DOIRQSBPFJWKBE-UHFFFAOYSA-N dibutyl phthalate Chemical compound CCCCOC(=O)C1=CC=CC=C1C(=O)OCCCC DOIRQSBPFJWKBE-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 3
- 241000948268 Meda Species 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 2
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 238000006467 substitution reaction Methods 0.000 description 1
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 1
- 230000008685 targeting Effects 0.000 description 1
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Cash Registers Or Receiving Machines (AREA)
- Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
Description
このサービスを効率的に提供するために、一人の代行者が複数の依頼者からの依頼に応じた買い物をまとめて行うケースがある。この場合には、複数の依頼者のそれぞれに応じた買い物を個別に会計することになる。このため代行者は、一人分の商品をピックアップして会計する作業を、依頼者数分繰り返して行う必要があり、不効率であった。
このような事情から、個別に会計する必要のある複数の取引の内容の登録にかかる作業者の負担を軽減できることが望まれていた。
図1は、本実施形態に係る取引処理システムの概略構成を示すブロック図である。
取引処理システムは、複数の店舗システム100、中継サーバ200及びユーザ端末300を、通信ネットワーク400を介して通信可能として構成される。
図1では、2つの店舗システム100を示している。これら店舗システム100は、取引処理システムを利用するそれぞれ異なる店舗A及び店舗Bにそれぞれ設けられる。取引処理システムを利用する店舗が3つ以上存在してもよく、店舗毎に店舗システム100が設けられる。なお以下において、各店舗に設けられた店舗システム100を区別する必要がある場合には、店舗Aに設けられた店舗システム100を店舗システム100-1と表し、店舗Bに設けられた店舗システム100を店舗システム100-2と表す。
店舗Aを運営する事業者は、店舗Bを運営する事業者と同じであっても、別であってもよい。その他の店舗で取引システムが利用される場合も、その店舗を運営する事業者は、店舗A又は店舗Bを運営する事業者と同じであっても、別であってもよい。
ユーザ端末300は、取引システムを利用した買い物を店舗にて行う客のためのユーザインタフェースとして機能する情報処理装置である。ユーザ端末300は、店舗システム100と無線通信する機能と、通信ネットワーク400と無線通信する機能とを備える。ユーザ端末300としては、スマートフォン又はタブレット端末等のデータ通信機能を備えた通信端末が利用できる。ユーザ端末300は、客により所有されていてもよいし、店舗にて客に貸与されてもよい。ユーザ端末300は、客が操作者となる。ただしユーザ端末300は、店員などにより客に代わって操作されることもある。
通信ネットワーク400としては例えば、インターネット、VPN(virtual private network)、LAN(local area network)、公衆通信網、移動体通信網などを、単独又は適宜に組み合わせて用いることができる。通信ネットワーク400としては典型的には、移動体通信網とインターネット又はVPNとが利用される。
仮想POSサーバ2は、外部からの要求に応じて取引毎の購入商品の登録及び当該購入商品の代金の決済などのための情報処理を行う。つまり仮想POSサーバ2は、既存のPOS端末が備える機能を仮想的に実現する。仮想POSサーバ2が行う情報処理は、店舗毎の運営方針の違いに適応するようにカスタマイズされる。つまり、例えば店舗システム100-1に備えられた店舗サーバ1が行う情報処理と、店舗システム100-2に備えられた店舗サーバ1が行う情報処理とでは、一部相違する場合がある。
通信サーバ4は、店舗サーバ1、仮想POSサーバ2、モバイルコントローラ3及び会計機5が、通信ネットワーク400を介して中継サーバ200等とデータを授受するための通信処理を行う。
店内通信ネットワーク7としては、インターネット、VPN、LAN、公衆通信網、移動体通信網などを、単独又は適宜に組み合わせて用いることができる。ただし典型的には、店内通信ネットワーク7は、LANである。
(1) 店舗システム100の動作バージョン。例えば、2次元コードTCIAが表すチェックインデータは、店舗システム100-1の動作バージョンを表す。2次元コードTCIBが表すチェックインデータは、店舗システム100-2の動作バージョンを表す。
(2) 店舗システム100が設けられる店舗を運営する事業者を識別するための事業者コード。例えば2次元コードTCIAが表すチェックインデータは、店舗Aを運営する事業者に割り当てられた事業者コードを表す。2次元コードTCIBが表すチェックインデータは、店舗Bを運営する事業者に割り当てられた事業者コードを表す。
(3) 店舗システム100が設けられる店舗を識別するための店舗コード。例えば2次元コードTCIAが表すチェックインデータは、店舗Aに割り当てられた店舗コードを表す。2次元コードTCIBが表すチェックインデータは、店舗Bに割り当てられた店舗コードを表す。なお店舗コードは、取引処理システムを利用する全ての店舗の個々を識別可能なものであってもよいし、同じ事業者により運営される複数の店舗の個々を識別可能なものであってもよい。
(5) 店舗システム100が設けられる店舗の名称。例えば2次元コードTCIAが表すチェックインデータは、店舗Aの名称を表す。2次元コードTCIBが表すチェックインデータは、店舗Bの名称を表す。
(6) 2次元コードTCIと2次元コードTCOとを区別するためのフラグ。チェックインデータにおける当該フラグは、チェックインデータであることを表す状態とされる。当該状態は、例えば“1”である。当該フラグは、全ての2次元コードTCIで共通である。
(8) 中継サーバ200のドメイン名。当該ドメイン名は、全ての2次元コードTCIで共通である。ただし、ドメイン名が互いに異なる複数の中継サーバ200が、店舗毎に使い分けられてもよい。そしてこの場合には、2次元コードTCIが表すチェックインデータは、対応する店舗で使用される中継サーバ200のドメイン名が表される。
(9) 電子レシートサーバのアドレス。電子レシートサーバは、図1に示す取引処理システムに含まれず、通信ネットワーク400を介して電子レシートサービスを提供する。例えば2次元コードTCIAが表すチェックインデータは、店舗Aを運営する事業者が利用する電子レシートサービスを提供する電子レシートサーバに通信ネットワーク400を介してアクセスするためのアドレスを表す。2次元コードTCIBが表すチェックインデータは、店舗Bを運営する事業者が利用する電子レシートサービスを提供する電子レシートサーバに通信ネットワーク400を介してアクセスするためのアドレスを表す。当該アドレスは、全ての2次元コードTCIで共通であってもよいし、複数のアドレスのいずれかが2次元コードTCI毎に表されていてもよい。
(11) アクセスポイント6を識別するためのSSID(service set identifier)。例えば2次元コードTCIAが表すチェックインデータは、店舗システム100-1に含まれるアクセスポイント6を識別するSSIDを表す。2次元コードTCIBが表すチェックインデータは、店舗システム100-2に含まれるアクセスポイント6のSSIDを表す。
(12) アクセスポイント6にアクセスするためのパスワード。例えば2次元コードTCIAが表すチェックインデータは、店舗システム100-1に含まれるアクセスポイント6に設定されているパスワードを表す。2次元コードTCIBが表すチェックインデータは、店舗システム100-2に含まれるアクセスポイント6に設定されているパスワードを表す。
(14) ユーザ端末300が中継サーバ200との接続に失敗したときにエラーとするか、エラーとすることなく運用を続けるかを識別するためのフラグ。例えば、店舗Aにおいては、ユーザ端末300が中継サーバ200との接続に失敗したときにエラーとする設定であるならば、2次元コードTCIAが表すチェックインデータは当該フラグとして例えば“1”を表す。また例えば、店舗Bにおいては、ユーザ端末300が中継サーバ200との接続に失敗しても運用を続ける設定であるならば、2次元コードTCIBが表すチェックインデータは当該フラグとして例えば“0”を表す。
(18) ログファイルを、通信ネットワーク400を介して中継サーバ200へとFTPにより送信する際に使用するユーザ名。
(19) ログファイルを、通信ネットワーク400を介して中継サーバ200へとFTPにより送信する際に使用するパスワード。
(20) 通信ネットワーク400を介して中継サーバ200へとFTPにより送信するログファイルのパス名。
(22) ユーザ端末300においてカメラ画面を自動遷移させるまでの時間。2次元コードTCIAが表すチェックインデータは当該時間として、店舗Aに関して予め設定された時間を表す。2次元コードTCIBが表すチェックインデータは当該時間として、店舗Bに関して予め設定された時間を表す。
(23) ユーザ端末300がアクセスポイント6を介して店舗システム100と通信を行う際のタイムアウト時間。2次元コードTCIAが表すチェックインデータは当該時間として、店舗Aに関して予め設定された時間を表す。2次元コードTCIBが表すチェックインデータは当該時間として、店舗Bに関して予め設定された時間を表す。
(25) ユーザ端末300が中継サーバ200を介して店舗システム100と通信を行う際のタイムアウト時間。2次元コードTCIAが表すチェックインデータは当該時間として、店舗Aに関して予め設定された時間を表す。2次元コードTCIBが表すチェックインデータは当該時間として、店舗Bに関して予め設定された時間を表す。
(26) ユーザ端末300と店舗システム100との中継サーバ200を介した通信がタイムアウトした場合にリトライを許容する回数。2次元コードTCIAが表すチェックインデータは当該回数として、店舗Aに関して予め設定された回数を表す。2次元コードTCIBが表すチェックインデータは当該時間として、店舗Bに関して予め設定された回数を表す。
(28) 店舗システム100の動作モードを識別するためのデータ。例えば、店舗システム100-1が、取引処理システムを通常に運用する通常モードに設定されているならば、2次元コードTCIAが表すチェックインデータは当該データとして例えば“1”を表す。また例えば、店舗システム100-2が、取引処理システムをデモ運用するデモモードに設定されているならば、2次元コードTCIBが表すチェックインデータは当該データとして例えば“2”を表す。
(29) 会計機5へのデータ転送のモードを識別するためのデータ。例えば、店舗システム100-1が、会計機5からモバイルコントローラ3にデータ転送を要求するモードに設定されているならば、2次元コードTCIAが表すチェックインデータは当該データとして例えば“1”を表す。また例えば、店舗システム100-2が、会計機5からの要求無しにモバイルコントローラ3から会計機5へとデータ転送するモードに設定されているならば、2次元コードTCIBが表すチェックインデータは当該データとして例えば“2”を表す。
(31) 購入者の年齢制限が定められている商品(以下、年齢制限商品と称する)のユーザ端末300での登録を許容するか否かを識別するためのフラグ。例えば、店舗Aでは年齢制限商品のユーザ端末300での登録が許容されるならば、2次元コードTCIAが表すチェックインデータは当該フラグとして例えば“1”を表す。また例えば、店舗Bでは当該のコード決済が許容されないならば、2次元コードTCIBが表すチェックインデータは当該フラグとして例えば“0”を表す。
(32) ポイント会員の会員コードの入力モードを識別するためのデータ。例えば、店舗システム100-1が、会員コードを手入力するモードに設定されているならば、2次元コードTCIAが表すチェックインデータは当該データとして例えば“1”を表す。また例えば、店舗システム100-2が、バーコードの読み取りにより会員コードを入力するモードに設定されているならば、2次元コードTCIBが表すチェックインデータは当該データとして例えば“2”を表す。
(34) チェックイン時にユーザ端末300のバッテリ残量のチェックをするための閾値。当該閾値は、店舗毎又は事業者毎に設定される。例えば店舗Aを運営する事業者が当該閾値を「20%」と定めている場合は、2次元コードTCIAが表すチェックインデータは当該閾値として例えば“20”を表す。また例えば店舗Bが当該閾値を「25%」と定めている場合は、2次元コードTCIBが表すチェックインデータは当該閾値として例えば“25”を表す。
以上が、チェックインデータが表す情報の例である。ただし、チェックインデータは、以上に示した各種の情報のうちの一部を含まなくてもよい。またチェックインデータは、以上に示した各種の情報とは別の情報を表してもよい。
店舗サーバ1は、プロセッサ11、メインメモリ12、補助記憶ユニット13、通信インタフェース14及び伝送路15を含む。プロセッサ11、メインメモリ12、補助記憶ユニット13及び通信インタフェース14は、伝送路15を介して通信可能とされている。そして、プロセッサ11、メインメモリ12及び補助記憶ユニット13が伝送路15により接続されていることによって、店舗サーバ1を制御するためのコンピュータが構成される。
伝送路15は、アドレスバス、データバス及び制御信号線等を含み、接続された各部の間で授受されるデータ及び制御信号を伝送する。
仮想POSサーバ2は、プロセッサ21、メインメモリ22、補助記憶ユニット23、通信インタフェース24及び伝送路25を含む。プロセッサ21、メインメモリ22、補助記憶ユニット23及び通信インタフェース24は、伝送路25を介して通信可能とされている。そして、プロセッサ21、メインメモリ22及び補助記憶ユニット23が伝送路25により接続されていることによって、仮想POSサーバ2を制御するためのコンピュータが構成される。なお、プロセッサ21、メインメモリ22、補助記憶ユニット23、通信インタフェース24及び伝送路25の機能の概略は、プロセッサ11、メインメモリ12、補助記憶ユニット13、通信インタフェース14及び伝送路15と同等であるので、その説明は省略する。
モバイルコントローラ3は、プロセッサ31、メインメモリ32、補助記憶ユニット33、通信インタフェース34及び伝送路35を含む。プロセッサ31、メインメモリ32、補助記憶ユニット33及び通信インタフェース34は、伝送路35を介して通信可能とされている。そして、プロセッサ31、メインメモリ32及び補助記憶ユニット33が伝送路35により接続されていることによって、モバイルコントローラ3を制御するためのコンピュータが構成される。なお、プロセッサ31、メインメモリ32、補助記憶ユニット33、通信インタフェース34及び伝送路35の機能の概略は、プロセッサ11、メインメモリ12、補助記憶ユニット13、通信インタフェース14及び伝送路15と同等であるので、その説明は省略する。
取引管理データベースDBCAは、店内で客が利用するユーザ端末300に関連付けられたデータレコードDRAの集合である。このため、店内に存在する客が1人であるときには、取引管理データベースDBCAはデータレコードDRAを1つ含む。また店内に存在する客が1人も居ないときには、取引管理データベースDBCAはデータレコードDRAを含まない。そしてデータレコードDRAは、フィールドFAA,FAB,FAC,FAD,FAE,FAF,FAG,FAHを含む。
登録データベースDBCBは、店内で買い回り中である客との取引に関連付けられたデータレコードDRBの集合である。そしてデータレコードDRBは、フィールドFBA,FBBを含む。データレコードDRBはまた、フィールドFBC,FBD,…を含み得る。
データレコードDRBには、関連付けられた取引に関して2つ以上の購入商品の登録が試みられている場合に、フィールドFBC以降のフィールドが含まれる。そしてフィールドFBC以降のフィールドにも、フィールドFBBと同様な登録データがセットされる。
通信サーバ4は、プロセッサ41、メインメモリ42、補助記憶ユニット43、通信インタフェース44、通信ユニット45及び伝送路46を含む。プロセッサ41、メインメモリ42、補助記憶ユニット43、通信インタフェース44及び通信ユニット45は、伝送路46を介して通信可能とされている。そして、プロセッサ41、メインメモリ42及び補助記憶ユニット43が伝送路46により接続されていることによって、通信サーバ4を制御するためのコンピュータが構成される。なお、プロセッサ41、メインメモリ42、補助記憶ユニット43、通信インタフェース44及び伝送路46の機能の概略は、プロセッサ11、メインメモリ12、補助記憶ユニット13、通信インタフェース14及び伝送路15と同等であるので、その説明は省略する。
通信ユニット45は通信ネットワーク400を介したデータ通信のための通信処理を行う。通信ユニット45としては、例えば周知のインターネット接続デバイスを適用できる。
ユーザ端末300は、プロセッサ301、メインメモリ302、補助記憶ユニット303、タッチパネル304、カメラ305、サウンドユニット306、センサ群307、無線通信ユニット308、モバイル通信ユニット309及び伝送路310等を備える。プロセッサ301と、メインメモリ302、補助記憶ユニット303、タッチパネル304、カメラ305、サウンドユニット306、センサ群307、無線通信ユニット308及びモバイル通信ユニット309とは、伝送路310を介して通信可能とされている。そして、プロセッサ301、メインメモリ302及び補助記憶ユニット303が伝送路310により接続されていることによって、ユーザ端末300を制御するためのコンピュータが構成される。なお、プロセッサ301、メインメモリ302、補助記憶ユニット303及び伝送路310の機能の概略は、プロセッサ11、メインメモリ12、補助記憶ユニット13及び伝送路15と同等であるので、その説明は省略する。
カメラ305は、光学系及びイメージセンサを含み、光学系により形成される視野内の像を表した画像データをイメージセンサにより生成する。
サウンドユニット306は、音声及びメロディなどの各種サウンドを出力する。
センサ群307は、角速度センサ及びGPS(global positioning system)センサなどの各種のセンサを含む。
モバイル通信ユニット309は、通信ネットワーク400を介したデータ通信のインタフェースである。モバイル通信ユニット309としては、例えば移動通信網を介したデータ通信を行うための周知の通信デバイスを利用できる。
なお、以下に説明する取引処理システムの動作により客に提供されるサービスをスマホPOSサービスと称する。
まず図9に示すACT101としてプロセッサ301は、メインメニュー画面をタッチパネル304に表示させる。メインメニュー画面は、スマホPOSアプリAPEAに基づいて行うべきいくつかの処理のいずれかの指定を受けるための画面である。メインメニュー画面には、買い物の開始を指定するためのGUI(graphical user interface)要素を含む、複数のGUI要素が配置されている。なおGUI要素は、例えばソフトキーである。
ACT103としてプロセッサ301は、買い物の開始以外の指定がなされたか否かを確認する。そしてプロセッサ301は、該当の指定が確認できないならばNOと判定し、ACT102へと戻る。
かくしてプロセッサ301はACT102及びACT103としては、メインメニュー画面での何らかの指定がなされるのを待ち受ける。そしてプロセッサ301は、買い物の開始以外の指定がなされたならば、ACT103にてYESと判定し、指定された処理へと進む。なおこの場合のプロセッサ301の処理についての説明は省略する。
プロセッサ301は、買い物の開始を指定するための操作が例えばタッチパネル304にて検出されると、ACT102にてYESと判定し、ACT104へと進む。
ACT104としてプロセッサ301は、チェックイン用のスキャン画面をタッチパネル304に表示させる。チェックイン用のスキャン画面は、チェックイン用の2次元コードTCIを読み取るように客に促す画面である。プロセッサ301は例えば、カメラ305を起動し、これによりカメラ305で得られた画像に、2次元コードTCIを読み取るように客に促す文字メッセージと、2次元コードTCを翳すべき位置の目安を示すラインとを重ねてスキャン画面を生成する。
ACT105としてプロセッサ301は、2次元コードが読み取れるのを待ち受ける。このときにプロセッサ301は、カメラ305で得られる画像を繰り返し解析し、2次元コードの読み取りを試みる。この2次元コードの読み取りは、スマホPOSアプリAPEAに基づく処理として行われてもよいし、2次元コードの読み取り用の別のアプリケーションプログラムに基づく処理として行われてもよい。そしてプロセッサ301は、2次元コードが読み取れたならばYESと判定し、ACT106へと進む。
ACT107としてプロセッサ301は、読み取ったチェックインデータを、メインメモリ302又は補助記憶ユニット303に保存する。
なお、以降において説明するユーザ端末300からモバイルコントローラ3への各種の要求は、上記と同様に、要求の理由を識別するための識別データを含んだ要求データをアクセスポイント6及び店内通信ネットワーク7を介してユーザ端末300からモバイルコントローラ3へと送ることにより実現される。
図15、図16、図17、図18、図19及び図20はプロセッサ31による情報処理のフローチャートである。
プロセッサ31は、チェックインを要求するための要求データが通信インタフェース34によって受信される毎に、当該情報処理を開始する。別の要求に基づいて開始した情報処理を既に実行している場合には、それに並行して新たな情報処理を開始する。つまりプロセッサ31は、複数のユーザ端末300をそれぞれ対象として情報処理を複数並行して実行する場合がある。以下においては、単に「ユーザ端末300」と表す場合には、説明中の情報処理の対象となっているユーザ端末300を指すこととする。
なお仮想POSサーバ2においてプロセッサ21は、取引の開始がモバイルコントローラ3から要求されたならば、予め定められたルールに従って取引コードを決定し、その取引コードに関連付けての購入商品の登録処理を開始する。またプロセッサ21は、決定した取引コードをモバイルコントローラ3に通知する。
ACT203としてプロセッサ31は、ユーザ端末300に対してエラーを通知する。プロセッサ31は例えば、エラー通知のための通知データを、店内通信ネットワーク7及びアクセスポイント6を介してユーザ端末300へと送信する。プロセッサ31は、エラーの通知であることを識別するための識別データを通知データに含める。プロセッサ31は、エラーの原因を表すエラーコードを通知データに含めてもよい。
なお、以降において説明するモバイルコントローラ3からユーザ端末300への各種の通知は、上記と同様に、通知の理由を識別するための識別データを含んだ通知データを店内通信ネットワーク7及びアクセスポイント6を介してモバイルコントローラ3からユーザ端末300へと送ることにより実現される。
そしてプロセッサ31は、図15乃至図20に示す情報処理を終了する。
プロセッサ31は一方、チェックイン処理を正常に完了することができたならばACT202にてYESと判定し、ACT204へと進む。
ACT204としてプロセッサ31は、ユーザ端末300に対してチェックイン完了を通知する。
ACT109としてプロセッサ301は、チェックイン完了が通知されたか否かを確認する。そしてプロセッサ301は、当該の通知を確認できないならばNOと判定し、ACT110へと進む。
ACT110としてプロセッサ301は、チェックインのエラーが通知されたか否かを確認する。そしてプロセッサ301は、当該の通知を確認できないならばNOと判定し、ACT109へと戻る。
かくしてプロセッサ301はACT109及びACT110としては、チェックインの完了又はエラーが通知されるのを待ち受ける。そしてプロセッサ301は、前述のエラー通知のための通知データが無線通信ユニット308により受信されたならばACT110にてYESと判定し、ACT111へと進む。
ACT112としてプロセッサ301は、一覧画面をタッチパネル304に表示させる。一覧画面は、登録済みの購入商品の一覧を表した画面である。
一覧画面SCAは、表示エリアARAA,ARAB及びボタンBUAA,BUAB,BUAC,BUAD,BUAEを含む。表示エリアARAAは、購入商品の総数と、購入商品の代金の総額とを表す。表示エリアARABは、購入商品の一覧を表す。ボタンBUAAは、購入商品の全てを取り消して買い物を中止することを客が宣言するためのソフトキーである。ボタンBUABは、購入商品として登録する商品のスキャンを開始することを客が宣言するためのソフトキーである。ボタンBUACは、会計を開始することを客が宣言するためのソフトキーである。ボタンBUADは、購入商品を登録する対象となる取引の変更を客が宣言するためのソフトキーである。ボタンBUAD内の文字は、選択中の取引がいずれであるかを表し、図21では第1の取引が選択されている状態を表している。ボタンBUAEは、予算の設定を行うことを客が宣言するためのソフトキーである。
なお、図21は、まだ購入商品の登録が行われていない状態の一覧画面SCAを示している。このため、表示エリアARAAには総数及び総額としていずれも“0”を表し、表示エリアARABには何も表さない。
ACT114としてプロセッサ301は、予算設定が指定されたか否かを確認する。そしてプロセッサ301は、該当の指定が確認できなければNOと判定し、ACT115へと進む。
ACT115としてプロセッサ301は、商品のスキャン開始が指定されたか否かを確認する。そしてプロセッサ301は、該当の指定が確認できなければNOと判定し、ACT116へと進む。
ACT116としてプロセッサ301は、数量の変更が指定されたか否かを確認する。そしてプロセッサ301は、該当の指定が確認できなければNOと判定し、ACT117へと進む。
ACT117としてプロセッサ301は、買い物の中止が指定されたか否かを確認する。そしてプロセッサ301は、該当の指定が確認できなければNOと判定し、ACT118へと進む。
ACT118としてプロセッサ301は、会計の開始が指定されたか否かを確認する。そしてプロセッサ301は、該当の指定が確認できなければNOと判定し、ACT113へと戻る。
かくしてプロセッサ301は、ACT113乃至ACT118として、取引変更、予算設定、スキャン開始、数量、中止、会計開始のいずれかが指定されるのを待ち受ける。
ACT119としてプロセッサ301は、モバイルコントローラ3に対して取引変更を要求する。
ACT205としてプロセッサ31は、取引変更が要求されたか否かを確認する。そしてプロセッサ31は、該当の要求が確認できなければNOと判定し、ACT206へと進む。
ACT206としてプロセッサ31は、予算設定が要求されたか否かを確認する。そしてプロセッサ31は、該当の要求が確認できなければNOと判定し、ACT207へと進む。
ACT207としてプロセッサ31は、登録が要求されたか否かを確認する。そしてプロセッサ31は、該当の要求が確認できなければNOと判定し、ACT208へと進む。
ACT208としてプロセッサ301は、数量変更が要求されたか否かを確認する。そしてプロセッサ31は、該当の要求が確認できなければNOと判定し、ACT209へと進む。
ACT209としてプロセッサ31は、購入商品の削除が要求されたか否かを確認する。そしてプロセッサ31は、該当の要求が確認できなければNOと判定し、ACT210へと進む。
ACT210としてプロセッサ31は、購入商品の取消が要求されたか否かを確認する。そしてプロセッサ31は、該当の要求が確認できなければNOと判定し、ACT211へと進む。
ACT211としてプロセッサ31は、会計が要求されたか否かを確認する。そしてプロセッサ31は、該当の要求が確認できなければNOと判定し、ACT205へと戻る。
かくしてプロセッサ31はACT205乃至ACT211としては、取引変更、予算設定、登録、数量変更、削除、取消及び会計のいずれかが要求されるのを待ち受ける。そしてプロセッサ31は、前述のようにユーザ端末300から取引変更が要求されたならばACT205にてYESと判定し、図16中のACT213へと進む。
ACT214としてプロセッサ31は、ユーザ端末300に関して複数取引があるか否かを確認する。プロセッサ31は例えば、上記データレコードDRAのフィールドFAFに無効値がセットされているならばNOと判定し、ACT215へと進む。
つまりプロセッサ31は、開始されている取引が1つのみである場合に、ACT215へと進む。
ACT216としてプロセッサ31は、上記の取得した第2の取引コードを、処理の対象となっているユーザ端末300に関する取引として管理するために取引管理データベースDBCAを更新する。プロセッサ31は、ACT213にてチェックしたデータレコードDRAのフィールドFAFに、上記の取得した第2の取引コードをセットする。
このようにプロセッサ31は、ユーザ端末300に関して1つの取引のみが処理対象となっている場合に取引変更が指定されたならば、新たな取引を第2の取引として処理対象に追加する。
なおプロセッサ31は、第2の取引が既に有効取引とされていて、第1のフラグが無効状態とされているときに取引変更が指定された場合には、ACT213にてNOと判定し、ACT214乃至ACT216をパスしてACT217へと進む。そしてこの場合にプロセッサ31は、フィールドFAEにセットされている第1のフラグを有効状態に変更し、フィールドFAHにセットされている第2のフラグを無効状態に変更することで、第1の取引を有効取引とする。
またプロセッサ31は、第2の取引が既に追加済みであり、かつ第1の取引が有効取引とされている場合には、ACT214にてYESと判定し、ACT215及びACT216をパスしてACT217へと進む。そしてこの場合にプロセッサ31は、フィールドFAEにセットされている第1のフラグを無効状態に変更し、フィールドFAHにセットされている第2のフラグを有効状態に変更する。
なお、以降において説明するモバイルコントローラ3からユーザ端末300への各種の指示は、上記と同様に、指示の理由を識別するための識別データを含んだ指示データを店内通信ネットワーク7及びアクセスポイント6を介してモバイルコントローラ3からユーザ端末300へと送ることにより実現される。
ACT120としてプロセッサ301は、一覧画面の表示が指示されるのを待ち受ける。そしてプロセッサ301は、前述のように一覧画面の表示がモバイルコントローラ3から指示されたならばYESと判定し、ACT112へと戻り、再び一覧画面SCAをタッチパネル304に表示させる。このときにプロセッサ301は、一覧画面SCAを、指示データに含まれた購入商品の商品名、価格及び個数を表す画面とする。
ACT121としてプロセッサ301は、設定画面をタッチパネル304に表示させる。設定画面は、設定する予算額を客が指定するための画面である。
設定画面SCBは、メッセージMEFA、入力欄FIBA,FIBB及びボタンBUBA,BUBBを含む。メッセージMEFAは、予算額を指定するように客に促す文字メッセージである。入力欄FIBAは、第1の取引に関する第1の予算額を入力するための欄である。なお図22においては、第1の予算額として「2、000」が入力されている状態を表している。入力欄FIBBは、第2の取引に関する第2の予算額を入力するための欄である。なお図22においては、第2の予算額が設定されていない状態を表している。ボタンBUBAは、入力欄FIBA,FIBBに入力済みの予算額を設定することを客が指定するソフトキーである。ボタンBUBBは、予算額の設定を取り消すことを客が指定するためのソフトキーである。
プロセッサ301はACT122として、設定が指定されたか否かを確認する。そしてプロセッサ301は、当該の指定が確認できないならばNOと判定し、ACT123へと進む。
ACT123としてプロセッサ301は、取消が指定されたか否かを確認する。そしてプロセッサ301は、当該の指定が確認できないならばNOと判定し、ACT122へと戻る。
かくしてプロセッサ301は、ACT122及びACT123としては、設定又は取消が指定されるのを待ち受ける。そしてプロセッサ301は、前述のように設定が指定されたならばACT122にてYESと判定し、ACT124へと進む。
ACT124としてプロセッサ301は、モバイルコントローラ3に対して予算設定を要求する。プロセッサ301は、ここで送信する要求データには、入力欄FIBA,FIBBに入力されている第1の予算額及び第2の予算額を含める。第1の予算額及び第2の予算額は、いずれも設定額の一例である。
ACT219としてプロセッサ31は、要求データに含まれた第1の予算額及び第2の予算額を記録するべく取引管理データベースDBCAを更新する。プロセッサ31は例えば、取引管理データベースDBCAにてユーザ端末300が関連付けられたデータレコードDRAのフィールドFAD,FAGに、要求データに含まれた第1の予算額及び第2の予算額をそれぞれセットする。かくして補助記憶ユニット33は、複数の取引のそれぞれに関する設定値としての第1の予算額及び第2の予算額を記憶する記憶手段に相当する。
ACT220としてプロセッサ31は、ユーザ端末300に対して設定完了を通知する。そしてプロセッサ31はこののち、図15中のACT205乃至ACT211の待受状態に戻る。
ACT125としてプロセッサ301は、完了通知を待ち受ける。そしてプロセッサ301は、前述のように設定完了がモバイルコントローラ3から通知されたならばYESと判定し、ACT112へと戻り、再び一覧画面SCAをタッチパネル304に表示させる。この場合には、購入商品の登録状態は変更されないので、プロセッサ301は、削除画面を表示する前に表示していたのと同じ状態の一覧画面SCAをタッチパネル304に再び表示させる。
ACT126としてプロセッサ301は、登録画面をタッチパネル304に表示させる。登録画面は、購入商品として登録する商品の商品コードを表したバーコードを読み取るように客に促す画面である。
登録画面SCCは、表示エリアARCA、メッセージMECA及びボタンBUCAを含む。表示エリアARCAは、カメラ305で得られた画像を表示する。メッセージMECAは、商品のバーコードを読み取るように客に促す文字メッセージである。ボタンBUCAは、商品コードのスキャンを中止することを客が宣言するためのソフトキーである。
プロセッサ301は例えば、カメラ305を起動し、これによりカメラ305で得られた画像に、表示エリアARCAの範囲を表すラインと、メッセージMECA及びボタンBUCAとを表した画像を重ねて登録画面SCCを生成する。
ACT128としてプロセッサ301は、スキャンの中止が指定されたか否かを確認する。そしてプロセッサ301は、該当の指定が確認できないならばNOと判定し、ACT127に戻る。
かくしてプロセッサ301は、ACT127及びACT128として、バーコードが読み取れるか、スキャン中止が指定されるのを待ち受ける。
ACT129としてプロセッサ301は、モバイルコントローラ3に対して登録を要求する。プロセッサ301は、ここで送信する要求データには、読み取ったバーコードが表すデータ(以下、バーコードデータと称する)を含める。このときにプロセッサ301は、バーコードに含まれた商品コードで識別される商品として商品を判定することになる。かくしてスマホPOSアプリAPEAに基づく情報処理をプロセッサ301が実行することによって、プロセッサ301を中枢部分とするコンピュータは判定手段として機能する。
ACT221としてプロセッサ31は、有効取引に関して予算額が設定済みであるか否かを確認する。プロセッサ31は例えば、取引管理データベースDBCAにてユーザ端末300が関連付けられたデータレコードDRAに関して、フィールドFAEにセットされた第1のフラグが有効状態であるならばフィールドFADに、またフィールドFAHにセットされた第2のフラグが有効状態であるならばフィールドFAGに、それぞれ有効な値がセットされているか否かを確認する。そしてプロセッサ31は、該当のフィールドに有効な値がセットされているならばYESと判定し、ACT222へと進む。
ACT223としてプロセッサ31は、確認画面の表示をユーザ端末300に対して指示する。プロセッサ31は、ここで送信する指示データには、超過額を含める。プロセッサ31は、加算額から予算額を差し引いた額として超過額を求める。
ACT130としてプロセッサ301は、確認画面の表示が指示されたか否かを確認する。そしてプロセッサ301は、該当の指示が確認できないならばNOと判定し、ACT131へと進む。
ACT131としてプロセッサ301は、一覧画面の表示が指示されたか否かを確認する。そしてプロセッサ301は、該当の指示が確認できないならばNOと判定し、ACT130へと戻る。
かくしてプロセッサ301はACT130及びACT102としては、確認画面又は一覧画面の表示が指示されるのを待ち受ける。そしてプロセッサ301は、上述のように確認画面の表示が指示されたことを確認したならば、ACT130にてYESと判定し、ACT132へと進む。
図24は確認画面SCDの一例を示す図である。
確認画面SCDは、メッセージMEDA,MEDB及びボタンBUDA,BUDBを含む。メッセージMEDAは、予算額を超過する旨を客に通知する文字メッセージである。メッセージMEDBは、通知データに含まれた超過額を表す文字メッセージである。ボタンBUDAは、商品を購入商品として追加することを客が宣言するためのソフトキーである。ボタンBUDBは、直前のバーコードスキャンに基づく商品登録を取り消すことを客が宣言するためのソフトキーである。
ACT134としてプロセッサ301は、取消が指定されたか否かを確認する。そしてプロセッサ301は、該当の指定が確認できないならばNOと判定し、ACT133へと戻る。
かくしてプロセッサ301は、ACT133及びACT134としては、追加又は取消が指定されるのを待ち受ける。
ACT135としてプロセッサ301は、モバイルコントローラ3に対して追加を要求する。
またプロセッサ301は、上述のように取消が指定されたならば、ACT134にてYESと判定し、ACT136へと進む。
ACT136としてプロセッサ301は、モバイルコントローラ3に対して取消を要求する。
ACT224としてプロセッサ31は、追加が要求されたか否かを確認する。そしてプロセッサ31は、該当の指定が確認できないならばNOと判定し、ACT225へと進む。
ACT225としてプロセッサ31は、取消が要求されたか否かを確認する。そしてプロセッサ31は、該当の指定が確認できないならばNOと判定し、ACT224へと戻る。
かくしてプロセッサ31は、ACT224及びACT225としては、追加又は取消が要求されるのを待ち受ける。
ACT226としてプロセッサ31は、有効取引の取引コードの通知を伴って、登録の要求を仮想POSサーバ2に転送する。プロセッサ31はこのとき、ユーザ端末300から送られてきた要求データに有効取引の取引コードを付加して仮想POSサーバ2に転送してもよいし、何らかの処理による変換後の要求データに有効取引の取引コードを付加して仮想POSサーバ2に送信してもよい。ただしプロセッサ31は、ユーザ端末300から送られてきた要求データに含まれたバーコードデータは、仮想POSサーバ2へと通知する。
ACT227としてプロセッサ31は、上記のようにして仮想POSサーバから送信される結果データを取得する。プロセッサ31は、取得した結果データをメインメモリ32又は補助記憶ユニット33に保存する。
このケースにてプロセッサ31は、処理対象となっている取引が関連付けられたデータレコードDRBに既に存在する最後のフィールドの次に新たなフィールドを追加し、当該フィールドに新たな登録データを追加する。プロセッサ31は、新たな登録データには、通知された商品コードと、エラーではないことを表す“0”としたエラーフラグと、通知された商品名及び価格と、“1”とした個数と、取り消されていないことを表す“0”とした取消フラグとを含める。かくしてこのケースで追加される登録データは、図6の右上側に示されるような構造となる。
このケースにおいてプロセッサ31は、上記の第1のケースの場合と同様に処理する。
このケースにおいてプロセッサ31は、通知された商品コードを含み、取消フラグが“0”となっている登録データに含まれる個数の値を、1つ大きな値に書き替える。
このケースにおいてプロセッサ31は、処理対象となっている取引が関連付けられたデータレコードDRBに既に存在する最後のフィールドの次に新たなフィールドを追加し、当該フィールドに新たな登録データを追加する。プロセッサ31は、新たな登録データには、通知されたバーコードデータと、エラーを表す“1”としたエラーフラグとを含める。かくしてこのケースで追加される登録データは、図6の右下側に示されるような構造となる。
なおプロセッサ31は、登録要求で送られてきたバーコードデータをメインメモリ32又は補助記憶ユニット33に保存しておき、上記の第4のケースにおいては、この保存してあるバーコードデータを登録データに含めてもよい。そしてこの場合には、仮想POSサーバ2においてプロセッサ21は、結果データにバーコードデータを含めなくてもよい。またプロセッサ31は、保存してあるバーコードデータから商品コードを取り出し、この商品コードに基づいて第1乃至第3のケースの処理を行ってもよい。また商品名及び価格は、プロセッサ31が商品コードに基づいて店舗サーバ1などから取得してもよい。
プロセッサ31はこののち、ACT229へと進む。なおプロセッサ31は、取消が要求されたならば、ACT225にてYESと判定し、ACT226乃至ACT228をパスしてACT229へと進む。
こののちプロセッサ31は、図15中のACT205乃至ACT211の待受状態に戻る。
ACT137としてプロセッサ301は、一覧画面の表示が指示されるのを待ち受ける。そしてプロセッサ301は、前述のように一覧画面の表示がモバイルコントローラ3から指示されたならば、ACT137にてYESと判定し、図10中のACT112へと戻り、再び一覧画面SCAをタッチパネル304に表示させる。このときにプロセッサ301は、一覧画面SCAを、指示データに含まれた購入商品の商品名、価格及び個数を表す画面とする。
このため、客はスキャン開始指定を繰り返し、登録しようとする商品のバーコードを順次にユーザ端末300に読み取らせることによって、商品を購入商品として登録してゆくことができる。そしてこのときに客は、取引変更指定を適宜に行うことにより、どの取引に関する購入商品として登録するかを自由に切り替えることができる。
(1) 第1の取引を有効取引とする。
(2) 第1の売り場にて第1の商品を購入商品として指定。
(3) 第2の取引を有効取引とする。
(4) 第1の売り場にて第2の商品を購入商品として指定。
(5) 第2の売り場にて第3の商品を購入商品として指定。
(6) 第1の取引を有効取引とする。
(7) 第2の売り場にて第3の商品を購入商品として登録。
(8) 第3の売り場にて第4の商品を購入商品として指定。
といった具合に操作することにより、第1の取引に関して第1乃至第3の商品を購入商品として登録し、また第2の取引に関して第2及び第4の商品を購入商品として登録することができる。
図25に示す一覧画面SCAは、第2の取引が有効取引である場合であり、その旨を表すべくボタンBUAD中の文字列は「カゴ2」とされている。またこの一覧画面SCAは、商品名が“AAA”であり、価格が120円である商品が1個、商品名が“BBB”であり、価格が98円である商品が2個、そして商品名が“CCC”であり、価格が1,024円である商品が1個、購入商品として登録済みである場合の例である。図25に示す一覧画面SCAでは、表示エリアARABには、これらの登録済みの商品に関する商品名、価格及び個数を表している。また表示エリアARAAには、総数として“4”を表すとともに、総額として“1,340”を表している。なお、商品名の左側の破線で囲まれたエリアは、アイコンを表示するためのエリアを表す。当該エリアを表す破線は、実際には一覧画面SCAには表されない。
ACT139としてプロセッサ301は、モバイルコントローラ3に対して数量変更を要求する。プロセッサ301はここで送信する要求データには、個数が指定された商品を特定するための特定データと指定数を含める。特定データは、商品コードでもよいし、購入商品のリスト内で各購入商品を識別するための番号などのようにモバイルコントローラ3でのみ購入商品を特定可能なデータであってもよい。なお、特定コードとして商品コードを用いるならば、プロセッサ31は、一覧画面の表示を指示するための指示データに、各購入商品に関する商品コードを含める。
ACT230としてプロセッサ31は、有効取引の取引コードの通知を伴って、数量変更の要求を仮想POSサーバ2に転送する。プロセッサ31はこのとき、ユーザ端末300から送られてきた要求データに有効取引の取引コードを付加して仮想POSサーバ2に転送してもよいし、何らかの処理による変換後の要求データに有効取引の取引コードを付加して仮想POSサーバ2に送信してもよい。ただしプロセッサ31は、ユーザ端末300から送られてきた要求データに含まれた個数は、仮想POSサーバ2へと通知する。また要求データに含まれる特定データが商品コードではないならば、プロセッサ31は、当該特定データを商品コードに置き換える。
ACT231としてプロセッサ31は、上記のようにして仮想POSサーバ2から送信される結果データを取得する。プロセッサ31は、取得した結果データをメインメモリ32又は補助記憶ユニット33に保存する。
ACT140としてプロセッサ301は、削除画面をタッチパネル304に表示させる。削除画面は、個数を0個とすることが指定された商品が購入商品から削除されることを客に報知する画面である。削除画面は、削除を指定するための削除ボタンと、個数を変更せずに個数の変更を指定する前の状態に戻ることを指定するための戻りボタンとを含む。
ACT142としてプロセッサ301は、戻りが指定されたか否かを確認する。そしてプロセッサ301は、該当の指定を確認できないならばNOと判定し、ACT141へと戻る。
かくしてプロセッサ301はACT141及びACT142としては、削除又は戻りが指定されるのを待ち受ける。
ACT143としてプロセッサ301は、モバイルコントローラ3に対して削除を要求する。プロセッサ301はここで送信する要求データには、削除が指定された商品を特定するための特定データを含める。
ACT234としてプロセッサ31は、有効取引の取引コードの通知を伴って、削除の要求を仮想POSサーバ2に転送する。プロセッサ31はこのとき、ユーザ端末300から送られてきた要求データに有効取引の取引コードを付加して仮想POSサーバ2に転送してもよいし、何らかの処理による変換後の要求データに有効取引の取引コードを付加して仮想POSサーバ2に送信してもよい。ただしプロセッサ31は、要求データに含まれる特定データが商品コードではないならば、プロセッサ31は、当該特定データを商品コードに置き換える。
ACT235としてプロセッサ31は、上記のようにして仮想POSサーバ2から送信される結果データを取得する。プロセッサ31は、取得した結果データをメインメモリ32又は補助記憶ユニット33に保存する。
ACT144としてプロセッサ301は、一覧画面の表示が指示されるのを待ち受ける。そしてプロセッサ301は、数量変更の要求に応じて、あるいは削除の要求に応じて、前述のように一覧画面の表示がモバイルコントローラ3から指示されたならばYESと判定し、図10中のACT112へと戻り、再び一覧画面SCAをタッチパネル304に表示させる。このときにプロセッサ301は、一覧画面SCAを、指示データに含まれた購入商品の商品名、価格及び個数を表す画面とする。この場合には、購入商品の登録状態が変更されるので、プロセッサ301は、数量変更又は削除が指定されるときに表示していたのとは異なる購入商品を表す状態の一覧画面SCAをタッチパネル304に表示させることになる。
ACT145としてプロセッサ301は、取消画面をタッチパネル304に表示させる。取消画面は、既に登録した購入商品の全てが取り消されることを客に報知する画面である。取消画面は、取消実行を指定するための実行ボタンと、個数を変更せずに個数の変更を指定する前の状態に戻ることを指定するための戻りボタンとを含む。
ACT147としてプロセッサ301は、戻りが指定されたか否かを確認する。そしてプロセッサ301は、該当の指定を確認できないならばNOと判定し、ACT146へと戻る。
かくしてプロセッサ301はACT146及びACT147としては、取消実行又は戻りが指定されるのを待ち受ける。
ACT148としてプロセッサ301は、モバイルコントローラ3に対して取消を要求する。
ACT238としてプロセッサ31は、有効取引の取引コードの通知を伴って、取消の要求を仮想POSサーバ2に転送する。プロセッサ31はこのとき、ユーザ端末300から送られてきた要求データに有効取引の取引コードを付加して仮想POSサーバ2に転送してもよいし、何らかの処理による変換後の要求データに有効取引の取引コードを付加して仮想POSサーバ2に送信してもよい。
ACT239としてプロセッサ31は、上記のようにして仮想POSサーバから送信される結果データを取得する。プロセッサ31は、取得した結果データをメインメモリ32又は補助記憶ユニット33に保存する。
ACT241としてプロセッサ31は、ユーザ端末300に対して取消を通知する。そしてプロセッサ31はこののち、図15中のACT205乃至ACT211の待受状態に戻る。
ACT149としてプロセッサ301は、モバイルコントローラ3から取消が通知されるのを待ち受ける。そしてプロセッサ301は、前述のように取消が通知されたならばYESと判定し、図9中のACT101へと戻る。
ACT150としてプロセッサ301は、モバイルコントローラ3に対して会計を要求する。
ACT242としてプロセッサ31は、処理対象となっている取引が複数有るか否かを確認する。そしてプロセッサ31は、例えば取引管理データベースDBCAにてユーザ端末300が関連付けられたデータレコードDRAのフィールドFAFに無効値がセットされているならばNOと判定し、ACT243へと進む。
ACT243としてプロセッサ31は、会計画面の表示をユーザ端末300に指示する。
ACT151としてプロセッサ301は、会計画面の表示が指示されたか否かを確認する。そしてプロセッサ301は、該当の指示を確認できないならばNOと判定し、ACT152へと進む。
ACT152としてプロセッサ301は、選択画面の表示が指示されたか否かを確認する。そしてプロセッサ301は、該当の指示を確認できないならばNOと判定し、ACT151へと戻る。
かくしてプロセッサ301はACT151及びACT152としては、会計画面又は選択画面の表示が指示されるのを待ち受ける。そしてプロセッサ301は、上述のように会計画面の表示が指示されたことを確認したならばACT151にてYESと判定し、ACT153へと進む。
ACT153としてプロセッサ301は、会計画面をタッチパネル304に表示させる。会計画面は、代金の決済のための操作をユーザ端末300及び会計機5のいずれで行うかを客が選択するための画面である。
会計画面SCEは、表示エリアAREA、メッセージMEEA及びボタンBUEA,BUEBを含む。表示エリアAREAは、購入商品の総数と、購入商品の代金の総額とを表す。メッセージMEEAは、代金の決済のための操作をユーザ端末300及び会計機5のいずれで行うかを指定するように客に促す文字メッセージである。ボタンBUEAは、ユーザ端末300を客が指定するソフトキーである。ボタンBUEBは、会計機5を客が指定するためのソフトキーである。
ACT155としてプロセッサ301は、会計機5が指定されたか否かを確認する。そしてプロセッサ301は、当該の指定が確認できないならばNOと判定し、ACT154へと戻る。
かくしてプロセッサ301はACT154及びACT155としては、ユーザ端末300又は会計機5が指定されるのを待ち受ける。そしてプロセッサ301は、上述のようにユーザ端末300が指定されたならば、ACT154にてYESと判定し、ACT156へと進む。
ACT157としてプロセッサ301は、会計バーコード画面をタッチパネル304に表示させる。会計バーコード画面は、会計機5が仮想POSサーバ2から取引の内容に関するデータ(以下、会計データと称する)を取得するために必要となるデータを表した会計バーコードを表した画面である。なお、詳細な処理の図示は省略しているが、プロセッサ301は、モバイルコントローラ3を介して仮想POSサーバ2から会計バーコードを取得して、当該会計バーコードを会計バーコード画面に表す。
ACT244としてプロセッサ31は、決済が要求されたか否かを確認する。そしてプロセッサ31は、当該の要求が確認できないならばNOと判定し、ACT245へと進む。
ACT245としてプロセッサ31は、決済完了が通知されたか否かを確認する。そしてプロセッサ31は、当該の通知が確認できないならばNOと判定し、ACT244へと戻る。
かくしてプロセッサ31はACT244及びACT245としては、決済要求又は決済完了通知を待ち受ける。そしてプロセッサ31は、前述のようにユーザ端末300から決済が要求されたならばACT244にてYESと判定し、ACT246へと進む。
ACT247としてプロセッサ31は、決済完了が仮想POSサーバ2から通知されるのを待ち受ける。そしてプロセッサ31は、上述のように仮想POSサーバ2が送信した、決済が完了したことを表した結果データが通信インタフェース34により受信されたならばYESと判定し、ACT260へと進む。またプロセッサ31は、前述のように会計機5での決済完了が通知されたならば、ACT245にてYESと判定し、ACT260へと進む。
ACT248としてプロセッサ31は、選択画面の表示をユーザ端末300に指示する。
ACT158としてプロセッサ301は、選択画面をタッチパネル304に表示させる。選択画面は、会計方法を客が選択するための画面である。
選択画面SCFは、表示エリアARDA、メッセージMEFA及びボタンBUFA,BUFB,BUFCを含む。表示エリアARDAは、有効取引に関しての購入商品の総数と、購入商品の代金の総額とを表す。メッセージMEFAは、会計方法を選択するように客に促す文字メッセージである。ボタンBUFAは、単独会計を客が指定するソフトキーである。ボタンBUFBは、連続会計を客が指定するためのソフトキーである。ボタンBUFCは、一括会計を客が指定するためのソフトキーである。
ACT159としてプロセッサ301は、単独会計、連続会計及び一括会計のいずれかを指定する操作を待ち受ける。そしてプロセッサ301は、いずれかの操作が行われたならばYESと判定し、ACT160へと進む。
ACT160としてプロセッサ301は、指定された会計モードをモバイルコントローラ3に対して通知する。
ACT249としてプロセッサ31は、単独会計が指定されたか否かを確認する。そしてプロセッサ31は、該当の指定が確認できないならばNOと判定し、ACT250へと進む。
ACT250としてプロセッサ31は、連続会計が指定されたか否かを確認する。そしてプロセッサ31は、該当の指定が確認できないならばNOと判定し、ACT251へと進む。
ACT251としてプロセッサ31は、一括会計が指定されたか否かを確認する。そしてプロセッサ31は、該当の指定が確認できないならばNOと判定し、ACT249へと戻る。
かくしてプロセッサ31はACT249乃至ACT251としては、単独会計、連続会計及び一括会計のいずれかが指定されるのを待ち受ける。
ACT252としてプロセッサ301は、単独会計画面の表示をユーザ端末300に指示する。プロセッサ301は、ここで送信する指示データには、有効取引に関する会計データを会計機5が仮想POSサーバ2から取得するためのデータを表した会計バーコードを含める。
ACT253としてプロセッサ301は、連続会計画面の表示をユーザ端末300に指示する。プロセッサ301は、ここで送信する指示データには、第1の取引及び第2の取引に関する会計データを会計機5が仮想POSサーバ2から取得するためのデータと、個別に決済するよう会計機5に指示するデータとを表した会計バーコードを含める。
ACT254としてプロセッサ301は、一括会計画面の表示をユーザ端末300に指示する。プロセッサ301は、ここで送信する指示データには、第1の取引及び第2の取引に関する会計データを会計機5が仮想POSサーバ2から取得するためのデータと、一括で決済するよう会計機5に指示するデータとを表した会計バーコードを含める。
ACT161としてプロセッサ301は、会計画面の表示が指示されるのを待ち受ける。そしてプロセッサ301は、上述のように単独会計画面、連続会計画面又は一括会計画面のいずれかの表示が指示されたならばYESと判定し、ACT162へと進む。
ACT162としてプロセッサ301は、指定された会計画面をタッチパネル304に表示させる。会計画面は、モバイルコントローラ3から送信された指示データに含まれた会計バーコードを表した画面である。
会計機5は、単独会計画面に表された会計バーコードを読み取った場合には、当該会計バーコードに基づいて1つの取引に関する会計データを仮想POSサーバ2から取得して、この会計データに基づいて定まる決済額を決済するための処理を実行する。会計機5は、決済を完了したならば、この決済の対象となった取引に関するレシートを発行する。
会計機5は、連続会計画面に表された会計バーコードを読み取った場合には、当該会計バーコードに基づいて2つの取引に関する会計データを仮想POSサーバ2からそれぞれ取得して、この会計データに基づいて定まる2つの決済額をそれぞれ個別に決済するための処理を実行する。会計機5は、決済を完了したならば、この決済の対象となった2つの取引のそれぞれに関するレシートを個別に発行する。この連続会計は、例えば客が2人の依頼者から個別に預かった金銭をそれぞれ用いて個別に決済を行う場合に好適である。
会計機5は、一括会計画面に表された会計バーコードを読み取った場合には、当該会計バーコードに基づいて2つの取引に関する会計データを仮想POSサーバ2からそれぞれ取得して、この会計データに基づいて定まる2つの決済額の総額を一括で決済するための処理を実行する。会計機5は、決済を完了したならば、この決済の対象となった2つの取引のそれぞれに関するレシートを個別に発行する。この一括会計は、例えば客が自らが所持する金銭により2人の依頼者の支払いを立て替える場合に好適である。
そして会計機5は、いずれの場合も、決済を完了したならば、その旨を仮想POSサーバ2に通知する。仮想POSサーバ2にてプロセッサ21は、会計機5から決済完了が通知されたならば、モバイルコントローラ3へと決済完了を通知する。なお、会計機5での決済完了は、会計機5からモバイルコントローラ3へと直接通知されてもよい。
ACT255としてプロセッサ31は、決済完了が通知されるのを待ち受ける。そしてプロセッサ301は、上述のように決済完了が通知されたならばYESと判定し、ACT256へと進む。
ACT256としてプロセッサ31は、決済が完了した取引に関する管理を終了するべく取引管理データベースを更新する。プロセッサ31は例えば、決済が完了した取引の取引コードが、フィールドFACにセットされている第1の取引コード又はフィールドFAFにセットされている第2の取引コードと一致するデータレコードDRAを、取引管理データベースDBCAから探し出す。そしてプロセッサ31は、第1の取引コードが一致するならば、該当するデータレコードDRAのフィールドFAF,FAG,FAHにセットされている第2の取引コード、第2の予算額及び第2のフラグを、第1の取引コード、第1の予算額及び第1のフラグとしてフィールドFAC,FAD,FAEにセットし、フィールドFAF,FAG,FAHに無効値をセットする。またプロセッサ31は、第2の取引コードが一致するならば、該当するデータレコードDRAのフィールドFAF,FAG,FAHに無効値をセットする。
ACT258としてプロセッサ31は、一覧画面の表示をユーザ端末300に対して指示する。プロセッサ31は、ここで送信する指示データには、有効取引が登録データベースDBCBにて関連付けられたデータレコードDRBに含まれている商品コード、商品名、価格及び個数を指示データに含める。
そしてプロセッサ31はこののち、図15中のACT205乃至ACT211の待受状態に戻る。
ACT163としてプロセッサ301は、決済完了が通知されたか否かを確認する。そしてプロセッサ301は、当該の通知を確認できないならばNOと判定し、ACT164へと進む。
ACT164としてプロセッサ301は、一覧画面の表示が指示されたか否かを確認する。そしてプロセッサ301は、当該の指示を確認できないならばNOと判定し、ACT163へと戻る。
かくしてプロセッサ301は、ACT163及びACT164としては、決済完了が通知されるか、一覧画面の表示が指示されるのを待ち受ける。そしてプロセッサ301は、前述のようにモバイルコントローラ3から一覧画面の表示が指示されたならば、ACT164にてYESと判定し、図10中のACT112へと戻り、再び一覧画面SCAをタッチパネル304に表示させる。このときにプロセッサ301は、一覧画面SCAを、指示データに含まれた購入商品の商品名、価格及び個数を表す画面とする。
ACT259としてプロセッサ31は、決済完了が通知されるのを待ち受ける。そしてプロセッサ31は、上述のように決済完了が通知されたならばYESと判定し、図19中のACT260へと進む。
ACT260としてプロセッサ31は、ユーザ端末300に対して決済完了を通知する。
ACT165としてプロセッサ301は、決済完了が通知されるのを待ち受ける。そしてプロセッサ301は、上述のようにモバイルコントローラ3から決済完了が通知されたならばYESと判定し、図14中のACT166へと進む。
またプロセッサ301は、ACT163及びACT164の待受状態にあるときに上述のようにモバイルコントローラ3から決済完了が通知されたならば、ACT164にてYESと判定し、ACT166へと進む。
ACT166としてプロセッサ301は、完了画面をタッチパネル304に表示させる。完了画面は、決済が完了したことを客に報知するための画面である。
ACT170としてプロセッサ301は、モバイルコントローラ3に対して、チェックアウトを要求する。
ACT261としてプロセッサ31は、チェックアウトが要求されるのを待ち受ける。そしてプロセッサ31は、上述のようにユーザ端末300からチェックアウトが要求されたならばYESと判定し、ACT262へと進む。
ACT263としてプロセッサ31は、チェックアウトの完了をユーザ端末300に通知する。そしてプロセッサ31は、図15乃至図20に示す情報処理を終了する。
ACT171としてプロセッサ301は、チェックアウト完了の通知を待ち受ける。そしてプロセッサ301は、上述のようにモバイルコントローラ3からチェックアウト完了が通知されたならばYESと判定し、ACT172へと進む。
ACT172としてプロセッサ301は、例えば図9中のACT107にて保存したチェックインデータなどのような、今回の買い物に関して一時的に利用する各種のデータをクリアする。そしてプロセッサ301はこののち、図9中のACT101に戻る。
1つの取引に関する全ての購入商品の登録を終えてから、もう1つの取引の購入商品を登録しなければならないのであれば、客は、店内を回って1つの取引に関する全ての購入商品をピックアップし終えてから、もう1つの取引に関する購入商品をピックアップするために店内を回り直さねばならず、同じ売り場に何度も出向くなどの不効率が生じる恐れがある。しかしながら本実施形態の取引処理システムでは、同じ売り場にて、2つの取引に関する購入商品を準じにそれぞれ登録することが可能であるから、上記に比べて効率的に登録を行うことができ、客の負担を軽減できる。
例えば、一覧画面SCAに、商品スキャンを指定するためのボタンBUBAを第1の取引及び第2の取引にそれぞれ関連付けた2つ表しておいて、商品スキャン毎にいずれの取引に登録するかを指定させてもよい。
決定手段としての機能は、ユーザ端末300におけるプロセッサ301による情報処理、あるいは仮想POSサーバ2におけるプロセッサ21による情報処理により実現することもできる。
登録手段としての機能は、ユーザ端末300におけるプロセッサ301による情報処理、あるいはモバイルコントローラ3におけるプロセッサ31による情報処理により実現することもできる。
通知手段としての機能は、ユーザ端末300におけるプロセッサ301による情報処理、あるいは仮想POSサーバ2におけるプロセッサ21による情報処理により実現することもできる。
つまり、上記実施形態の各種の処理は、仮想POSサーバ2におけるプロセッサ21、モバイルコントローラ3におけるプロセッサ31及びユーザ端末300におけるプロセッサ301の連携により適宜に分担して実行されてよい。
以下に、本願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1] 商品を判定する判定手段と、
操作者による操作に応じて、前記判定手段により判定された前記商品が複数の取引のいずれに関するかを、前記判定手段により前記商品が判定される毎に決定する決定手段と、
前記判定手段により判定された前記商品を、前記決定手段により決定された前記取引に関連付けて登録する登録手段と、
を具備した取引処理システム。
[付記2] 複数の前記取引のそれぞれに関する設定額を記憶する記憶手段と、
前記登録手段により登録済みの前記商品のうちの同じ取引に関連付けられた前記商品の合計額と、同じ取引に関して前記記憶手段により記憶された前記設定額と、が予め定められた関係にある場合に前記操作者に対して通知する通知手段と、
をさらに備える付記1に記載の取引処理システム。
[付記3] 前記通知手段は、前記判定手段により前記商品が判定されたときに、当該商品に関して前記決定手段により決定された前記取引に関連付けて登録済みの前記商品の合計額が、前記判定手段により判定された前記商品が前記登録手段により登録されることによって同じ取引に関して前記記憶手段により記憶された前記設定額を超える場合に前記操作者に通知する、
付記2に記載の取引処理システム。
[付記4] 前記登録手段は、前記通知手段による通知に伴って、前記判定手段により前記商品の登録の取り消しが前記操作者により指示されたことに応じて、当該商品の登録を行わない、
付記3に記載の取引処理システム。
[付記5] 前記登録手段は、複数の前記取引のうちの一部の取引に関する決済の完了後も、当該決済の対象ではない前記取引が前記決定手段により決定されたことに応じて、当該取引に関連付けて前記判定手段により判定された前記商品を登録する、
付記1乃至付記3のいずれか一項に記載の取引処理システム。
Claims (5)
- 商品を判定する判定手段と、
操作者による操作に応じて、前記判定手段により判定された前記商品が複数の取引のいずれに関するかを、前記判定手段により前記商品が判定される毎に決定する決定手段と、
前記判定手段により判定された前記商品を、前記決定手段により決定された前記取引に関連付けて登録する登録手段と、
複数の前記取引のそれぞれに関する設定額を記憶する記憶手段と、
前記登録手段により登録済みの前記商品のうちの同じ取引に関連付けられた前記商品の合計額と、同じ取引に関して前記記憶手段により記憶された前記設定額と、が予め定められた関係にある場合に前記操作者に対して通知する通知手段と、
を具備した取引処理システム。 - 前記通知手段は、前記判定手段により前記商品が判定されたときに、当該商品に関して前記決定手段により決定された前記取引に関連付けて登録済みの前記商品の合計額が、前記判定手段により判定された前記商品が前記登録手段により登録されることによって同じ取引に関して前記記憶手段により記憶された前記設定額を超える場合に前記操作者に通知する、
請求項1に記載の取引処理システム。 - 前記登録手段は、前記通知手段による通知に伴って、前記判定手段により前記商品の登録の取り消しが前記操作者により指示されたことに応じて、当該商品の登録を行わない、
請求項2に記載の取引処理システム。 - 前記登録手段は、複数の前記取引のうちの一部の取引に関する決済の完了後も、当該決済の対象ではない前記取引が前記決定手段により決定されたことに応じて、当該取引に関連付けて前記判定手段により判定された前記商品を登録する、
請求項1又は請求項2に記載の取引処理システム。 - 商品を判定する判定手段と、
操作者による操作に応じて、前記判定手段により判定された前記商品が複数の取引のいずれに関するかを、前記判定手段により前記商品が判定される毎に決定する決定手段と、
前記判定手段により判定された前記商品を、前記決定手段により決定された前記取引に関連付けて登録する登録手段と、
を具備し、
前記登録手段は、複数の前記取引のうちの一部の取引に関する決済の完了後も、当該決済の対象ではない前記取引が前記決定手段により決定されたことに応じて、当該取引に関連付けて前記判定手段により判定された前記商品を登録する、
取引処理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020088651A JP7475961B2 (ja) | 2020-05-21 | 2020-05-21 | 取引処理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020088651A JP7475961B2 (ja) | 2020-05-21 | 2020-05-21 | 取引処理システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021184127A JP2021184127A (ja) | 2021-12-02 |
JP7475961B2 true JP7475961B2 (ja) | 2024-04-30 |
Family
ID=78767395
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020088651A Active JP7475961B2 (ja) | 2020-05-21 | 2020-05-21 | 取引処理システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7475961B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012243243A (ja) | 2011-05-24 | 2012-12-10 | Sharp Corp | 会計処理システム |
JP2013182527A (ja) | 2012-03-02 | 2013-09-12 | Ok Kk | 買い物代行サポートシステム及び買い物代行サポート方法 |
JP2019057086A (ja) | 2017-09-20 | 2019-04-11 | 株式会社寺岡精工 | 商品販売データ管理装置、商品販売データ管理システム及びプログラム |
JP2021124894A (ja) | 2020-02-04 | 2021-08-30 | Necプラットフォームズ株式会社 | 商品登録装置、精算システム、精算方法及び精算プログラム |
-
2020
- 2020-05-21 JP JP2020088651A patent/JP7475961B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012243243A (ja) | 2011-05-24 | 2012-12-10 | Sharp Corp | 会計処理システム |
JP2013182527A (ja) | 2012-03-02 | 2013-09-12 | Ok Kk | 買い物代行サポートシステム及び買い物代行サポート方法 |
JP2019057086A (ja) | 2017-09-20 | 2019-04-11 | 株式会社寺岡精工 | 商品販売データ管理装置、商品販売データ管理システム及びプログラム |
JP2021124894A (ja) | 2020-02-04 | 2021-08-30 | Necプラットフォームズ株式会社 | 商品登録装置、精算システム、精算方法及び精算プログラム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021184127A (ja) | 2021-12-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7387860B2 (ja) | 商品データ処理装置及び制御プログラム、商品販売システム | |
US20210142306A1 (en) | Transaction processing system | |
CN113362055A (zh) | 交易处理系统、便携终端及存储介质 | |
JP2019061353A (ja) | 決済システム及び利用者管理装置 | |
JP7475961B2 (ja) | 取引処理システム | |
JP7348257B2 (ja) | 情報処理装置 | |
JP7478768B2 (ja) | 取引処理システム | |
JP6952144B2 (ja) | 取引処理システム、取引支援装置、情報処理プログラム及び取引処理方法 | |
JP7148703B2 (ja) | 取引処理システム、制御装置及び情報処理プログラム | |
JP7368573B2 (ja) | 取引処理システム、制御装置及び情報処理プログラム | |
JP6993443B2 (ja) | 取引処理システム、制御装置及び情報処理プログラム | |
JP7407656B2 (ja) | 情報処理装置及び情報処理プログラム | |
WO2022050383A1 (ja) | 取引処理装置、取引処理方法及びプログラム記録媒体 | |
US20220327510A1 (en) | Transaction processing system, transaction supporting apparatus, information processing program, and transaction processing method | |
US20210182819A1 (en) | Transaction processing system | |
US20230096680A1 (en) | Information processing device and information processing method | |
JP2022139573A (ja) | 商品販売処理システム | |
JP2022163828A (ja) | 情報処理システム、クライアント装置及び情報処理プログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20230104 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20230331 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20231117 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20231121 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20240110 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20240319 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20240417 |