JP5735014B2 - 蛍光体の製造方法 - Google Patents
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Description
本発明は、紫外線又は短波長領域で効率よく励起され発光する蛍光体に関する。
発光素子と、当該発光素子が発生する光により励起され当該発光素子とは異なる波長域の光を発生する蛍光体とを組み合わせることにより、所望の色の光を得るように構成された種々の発光装置が知られている。
特に近年、長寿命かつ消費電力が少ない白色発光装置モジュールとして、紫外線又は短波長可視光を発光する発光ダイオード(LED)やレーザダイオード(LD)等の半導体発光素子と、これらを励起光源とする蛍光体とを組み合わせることで白色光を得るように構成された発光モジュールが注目されている。
このような白色発光モジュールの具体例として、紫外線又は短波長可視光を発光するLEDと、紫外線又は短波長可視光によって励起され、青、黄等の色の光をそれぞれ発光する蛍光体を複数組み合わせる方式等が知られている(特許文献1参照)。
ところで、特許文献1に記載の黄色蛍光体にはハロゲン元素が含まれている。そのため、蛍光体の製造に用いる原料には、ハロゲン元素の供給源として、SrCl2、CaCl2などのハロゲン化金属が用いられている。
しかしながら、SrCl2、CaCl2は吸湿性が高く、大気中での取扱いに注意を要する。つまり、蛍光体の原料としてSrCl2、CaCl2を他の原料と大気中で混合すると、湿度によっては吸湿量が大きく変動し、製造される蛍光体の組成が安定しないおそれがある。その結果、蛍光体の特性を一定にするためには、設備や工程を工夫する必要がある。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、所望の範囲の特性を有する蛍光体を安定して製造する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の蛍光体の製造方法は、M1O3(M1は4価の金属元素)を主骨格とし、ハロゲン元素X(Xは、F、Cl、Br及びIからなる群より選ばれる少なくとも一種以上の元素)と2価の金属イオンM2及びEu2+を必須とした酸化物結晶からなる蛍光体の製造方法である。そして、蛍光体を合成する際の出発原料として、NH4Xの組成式で表される化合物を用いる。
一般的にNH4X(Xは、F、Cl、Br及びIからなる群より選ばれる少なくとも一種以上の元素)の組成式で表される化合物は潮解性が高くない。そこで、この態様によると、M1O3を主骨格とし、ハロゲン元素Xと2価の金属イオンM2及びEu2+を必須とした酸化物結晶からなる蛍光体の製造において、NH4Xの組成式で表される化合物を、蛍光体に含まれるハロゲン元素Xの供給原料として用いることで、幅広い環境で前述の蛍光体の製造が可能となる。換言すれば、潮解性を考慮した、つまり湿度を考慮した設備や工程を用いずに、または、簡略化して、所望の範囲の特性を有する蛍光体を製造することができる。
蛍光体の一般式が(M2 x,M3 y,M4 z)aM1O3Xb(ここで、M1はSi、Ge、Ti、Zr及びSnからなる群より選ばれる少なくともSiを含む1種以上の元素、M2はCa、Mg、Zn、Cd、Ni、Cu、Hg、Co、及びSnからなる群より選ばれる少なくともCaを含む1種以上の元素、M3はSr、Ba、及びPbからなる群より選ばれる少なくともSrを含む1種以上の元素、Xは少なくともClを含む1種以上のハロゲン元素、M4は希土類元素及びMnからなる群より選ばれる少なくともEu2+を含む1種以上の元素を示す。また、aは0.1≦a≦1.4、bは0.1≦b≦0.5の範囲である。また、x、y、zは、x+y+z=1、0<x<1、0<y<1、0.01≦z≦0.5の範囲である。)で表されていてもよい。これにより、大気中で出発原料を混合しても、安定した特性を持つ蛍光体が作製できる。
なお、aは0.8≦a≦1.3、bは0.25≦b≦0.45の範囲であってもよい。また、x、y、zは、x+y+z=1、0.18≦x≦0.59、0.26≦y≦0.66、0.07≦z≦0.37を満たす範囲であってもよい。
出発原料として下記(1)〜(5)の組成式で表される化合物を用いてもよい。
(1)M1O2
(2)M2O
(3)M3O
(4)NH4X
(5)M4
(ここで、M1はSi、Ge、Ti、Zr及びSnからなる群より選ばれる少なくともSiを含む1種以上の元素、M2はCa、Mg、Zn、Cd、Ni、Cu、Hg、Co、及びSnからなる群より選ばれる少なくともCaを含む1種以上の元素、M3はSr、Ba、及びPbからなる群より選ばれる少なくともSrを含む1種以上の元素、Xは少なくともClを含む1種以上のハロゲン元素、M4は希土類元素及びMnからなる群より選ばれる少なくともEu2+を含む1種以上の元素を示す。)
(1)M1O2
(2)M2O
(3)M3O
(4)NH4X
(5)M4
(ここで、M1はSi、Ge、Ti、Zr及びSnからなる群より選ばれる少なくともSiを含む1種以上の元素、M2はCa、Mg、Zn、Cd、Ni、Cu、Hg、Co、及びSnからなる群より選ばれる少なくともCaを含む1種以上の元素、M3はSr、Ba、及びPbからなる群より選ばれる少なくともSrを含む1種以上の元素、Xは少なくともClを含む1種以上のハロゲン元素、M4は希土類元素及びMnからなる群より選ばれる少なくともEu2+を含む1種以上の元素を示す。)
本発明の他の態様も、蛍光体の製造方法である。この蛍光体の製造方法は、出発原料として下記(1)〜(5)の組成式で表される化合物を用い、
A=M2O/(M2O+M3O+M4)
B=M4/(M2O+M3O+M4)
C=NH4X/(M2O+M3O+M4)
D=M1O2/(M2O+M3O+M4)
としたときに、0.19≦A≦0.59、0.07≦B≦0.37、0.29≦C≦1.11、0.05≦D≦4.35、となるように配合し、当該出発原料を混合及び焼成してもよい。
(1)M1O2
(2)M2O
(3)M3O
(4)NH4X
(5)M4
(ただし、M1はSi、Ge、Ti、Zr及びSnからなる群より選ばれる少なくとも1種の元素、M2はCa、Mg、Ba、Zn、Cd、Ni、Cu、Hg、Co、Sn及びPbからなる群より選ばれる少なくともCaを含む1種以上の元素、M3はSr、Mg、Ba、Zn、Cd、Ni、Cu、Hg、Co、Sn及びPbからなる群より選ばれる少なくともSrを含む1種以上の元素、XはF、Cl、Br及びIからなる群より選ばれる少なくとも1種以上の元素、M4は希土類元素及びMnからなる群より選ばれるEu2+を必須とする少なくとも1種の元素を示す。)
A=M2O/(M2O+M3O+M4)
B=M4/(M2O+M3O+M4)
C=NH4X/(M2O+M3O+M4)
D=M1O2/(M2O+M3O+M4)
としたときに、0.19≦A≦0.59、0.07≦B≦0.37、0.29≦C≦1.11、0.05≦D≦4.35、となるように配合し、当該出発原料を混合及び焼成してもよい。
(1)M1O2
(2)M2O
(3)M3O
(4)NH4X
(5)M4
(ただし、M1はSi、Ge、Ti、Zr及びSnからなる群より選ばれる少なくとも1種の元素、M2はCa、Mg、Ba、Zn、Cd、Ni、Cu、Hg、Co、Sn及びPbからなる群より選ばれる少なくともCaを含む1種以上の元素、M3はSr、Mg、Ba、Zn、Cd、Ni、Cu、Hg、Co、Sn及びPbからなる群より選ばれる少なくともSrを含む1種以上の元素、XはF、Cl、Br及びIからなる群より選ばれる少なくとも1種以上の元素、M4は希土類元素及びMnからなる群より選ばれるEu2+を必須とする少なくとも1種の元素を示す。)
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、などの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、所望の範囲の特性を有する蛍光体を安定して製造することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。
本実施の形態に係る蛍光体は、M1O3(M1は4価の金属元素)を主骨格とし、ハロゲン元素X(Xは、F、Cl、Br及びIからなる群より選ばれる少なくとも一種以上の元素)と2価の金属イオンM2及びEu2+を必須とした酸化物結晶からなる。
具体的には、紫外又は短波長可視光により励起され黄色波長域の可視光を発光する蛍光体であり、一般式が(M2 x,M3 y,M4 z)aM1O3Xb(ここで、M1はSi、Ge、Ti、Zr及びSnからなる群より選ばれる少なくともSiを含む1種以上の元素、M2はCa、Mg、Ba、Zn、Cd、Ni、Cu、Hg、Co、Sn及びPbからなる群より選ばれる少なくともCaを含む1種以上の元素、M3はSr、Mg、Ba、Zn、Cd、Ni、Cu、Hg、Co、Sn及びPbからなる群より選ばれる少なくともSrを含む1種以上の元素、Xは少なくともClを含む1種以上のハロゲン元素、M4は希土類元素及びMnからなる群より選ばれる少なくともEu2+を含む1種以上の元素を示す。また、aは0.1≦a≦1.4、bは0.1≦b≦0.5の範囲である。また、x、y、zは、x+y+z=1、0<x<1、0<y<1、0.01≦z≦0.4を満たす範囲である。)で表される蛍光体である。
前述の一般式で表される本実施の形態に係る蛍光体は、例えば、次のようにして得ることができる。蛍光体は、出発原料として下記組成式(1)〜(5)で表される化合物を用いることができる。
(1)M1O2(M1は、Si、Ge、Ti、Zr、Sn等の4価の元素を示す。)
(2)M2O(M2は、Ca、Mg、Ba、Zn、Cd、Ni、Cu、Hg、Co、Sn、Pb等の2価の元素を示す。)
(3)M3O(M3は、Sr、Mg、Ba、Zn、Cd、Ni、Cu、Hg、Co、Sn、Pb等の2価の元素を示す。)
(4)NH4X(Xは、F、Cl、Br、I等のハロゲン元素を示す。)
(5)M4(M4は、Eu2+等の希土類元素及び/又はMnを示す。)
(1)M1O2(M1は、Si、Ge、Ti、Zr、Sn等の4価の元素を示す。)
(2)M2O(M2は、Ca、Mg、Ba、Zn、Cd、Ni、Cu、Hg、Co、Sn、Pb等の2価の元素を示す。)
(3)M3O(M3は、Sr、Mg、Ba、Zn、Cd、Ni、Cu、Hg、Co、Sn、Pb等の2価の元素を示す。)
(4)NH4X(Xは、F、Cl、Br、I等のハロゲン元素を示す。)
(5)M4(M4は、Eu2+等の希土類元素及び/又はMnを示す。)
組成式(1)の原料として、例えば、SiO2、GeO2、TiO2、ZrO2、SnO2等を用いることができる。組成式(2)、(3)の原料として、例えば、2価の金属イオンの炭酸塩、酸化物、水酸化物等の酸素を含んだ金属化合物を用いることができる。組成式(4)の原料として、例えば、NH4F、NH4Cl、NH4Br、NH4I等を用いることができる。組成式(5)の原料として、例えば、Eu2O3、Eu2(CO3)3、Eu(OH)3、EuCl3、MnO、Mn(OH)2、MnCO3、MnCl2・4H2O、Mn(NO3)2・6H2O等を用いることができる。
組成式(1)の原料としては、M1が少なくともSiを含んでいることが好ましい。また、Siを、Ge、Ti、Zr及びSnからなる群より選ばれる少なくとも1種の元素で一部置き換えたものでもよい。この場合、M1に占めるSiの割合が80mol%以上である化合物が好ましい。組成式(2)の原料としては、M2が少なくともCaを含んでいることが好ましい。また、Caを、Mg、Ba、Zn、Cd、Ni、Cu、Hg、Co、Sn及びPbからなる群より選ばれる少なくとも1種の元素で一部置き換えたものでもよい。この場合、M2に占めるCaの割合が60mol%以上である化合物が好ましい。また、組成式(3)の原料としては、M3が少なくともSrを含んでいることが好ましい。また、Srを、Mg、Ba、Zn、Cd、Ni、Cu、Hg、Co、Sn及びPbからなる群より選ばれる少なくとも1種の元素で一部置き換えたものでもよい。この場合、M3に占めるSrの割合が60mol%以上である化合物が好ましい。組成式(4)の原料としては、Xが少なくともClを含んでいることが好ましい。また、Clを、他のハロゲン元素で一部置き換えたものでもよい。この場合、Clの割合が50mol%以上である化合物が好ましい。組成式(5)の原料としては、M4が2価のEuを必須とする希土類元素であることが好ましく、Mn又はEu以外の希土類元素等を含んでもよい。
組成式(1)〜(5)の原料のモル比を、0.19≦A≦0.59、0.07≦B≦0.37、0.29≦C≦1.11、0.05≦D≦4.35の割合で秤量し、秤量した各原料をアルミナ乳鉢に入れ約30分粉砕混合し、原料混合物を得るとよい。また、組成式(1)〜(5)の原料のモル比をの割合で秤量し、秤量した各原料をアルミナ乳鉢に入れ約30分粉砕混合し、原料混合物を得てもよい。この原料混合物をアルミナ坩堝に入れ、還元雰囲気の電気炉で、所定の雰囲気(H2:N2=5:95)、温度700℃以上1100℃未満で3〜40時間焼成し、焼成物を得る。この焼成物を温純水で丹念に洗浄し、余剰の塩化物を洗い流すことにより蛍光体を得ることができる。
本実施の形態に係る蛍光体は、紫外線又は短波長可視光により励起され可視光を発光する。また、本実施の形態に係る蛍光体は、励起光源と組み合わせることにより各種の発光モジュールとすることができる。励起光源としては、例えば、LEDやLD等の半導体発光素子、真空放電や熱発光からの発光を得るための光源、電子線励起発光素子等を用いることができる。
特に、本実施の形態に係る蛍光体は、特開2008−274240号公報記載の蛍光体と同種の結晶構造をしており、400nm付近の波長域で効率良く励起され高い発光強度の可視光を発光するため、400nm付近の波長域で発光する励起光源と組み合わせることが好ましい。
これらの励起光源と本実施の形態に係る蛍光体とを組み合わせるに当たっては、本蛍光体の粉末を耐光性の良好な透明樹脂(シリコーン、フッ素、ゾルゲルシリカ等)に分散させ、これをLED等の励起光源上に塗布し、透明樹脂を硬化させることで固定化することができる。このとき、透明樹脂への分散性や塗布性の観点から、蛍光体粉末の平均粒径が0.1〜20μmの範囲にあることが好ましい。
発光モジュールとしての用途は、例えば、LED、LD、蛍光灯、蛍光表示管(VFD)、フィールドエミッションディスプレイ(FED)、プラズマディスプレイパネル(PDP)、陰極線管(CCFL)などが考えられる。特に、本実施の形態に係る蛍光体は黄色系の発光に優れており、他の蛍光体及び/又は他の光源と組み合わせ加色混合することで白色発光モジュールを構成することができる。例えば、励起光源として紫外線又は短波長可視光を発光するLED又はLDを用い、これに本実施の形態に係る蛍光体と他の青色領域の蛍光体を組み合わせることで白色発光モジュールを構成することができる。
上述した蛍光体について、以下、実施例を用いて更に具体的に説明するが、下記の蛍光体の原料、製造方法、蛍光体の化学組成等の記載は本実施の形態に係る蛍光体の構成を何ら制限するものではない。なお、以下の蛍光体1〜9、12〜19では、蛍光体を合成する際の出発原料として、NH4Xの組成式で表される化合物、具体的には、主としてNH4Clを用いている。各蛍光体の組成比、原料のモル比を表1に示す。
<蛍光体1>
蛍光体1は、(Ca0.41,Sr0.44,Eu0.15)7/6SiO3Cl2/6で表される蛍光体である。蛍光体1は、前述の一般式(M2 x,M3 y,M4 z)aM1O3Xbにおいて、M1=Si、M2=Ca、M3=Sr、X=Cl、M4=Eu2+、a=7/6、b=2/6である。M2,M3,M4の各含有量x、y、zは、表1に示す。また、蛍光体1は、表1に示すSi=1.0としたときのモル比で各原料を秤量し、秤量した各原料を、大気中でアルミナ乳鉢に入れ約30分粉砕混合し、原料混合物を得た。この原料混合物をアルミナ坩堝に入れ、還元雰囲気の電気炉で所定の雰囲気(H2:N2=5:95)、温度1030℃で5〜40時間焼成し、焼成物を得た。得られた焼成物を温純水で丹念に洗浄し、蛍光体1を得た。
蛍光体1は、(Ca0.41,Sr0.44,Eu0.15)7/6SiO3Cl2/6で表される蛍光体である。蛍光体1は、前述の一般式(M2 x,M3 y,M4 z)aM1O3Xbにおいて、M1=Si、M2=Ca、M3=Sr、X=Cl、M4=Eu2+、a=7/6、b=2/6である。M2,M3,M4の各含有量x、y、zは、表1に示す。また、蛍光体1は、表1に示すSi=1.0としたときのモル比で各原料を秤量し、秤量した各原料を、大気中でアルミナ乳鉢に入れ約30分粉砕混合し、原料混合物を得た。この原料混合物をアルミナ坩堝に入れ、還元雰囲気の電気炉で所定の雰囲気(H2:N2=5:95)、温度1030℃で5〜40時間焼成し、焼成物を得た。得られた焼成物を温純水で丹念に洗浄し、蛍光体1を得た。
<蛍光体2>
蛍光体2は、(Ca0.59,Sr0.26,Eu0.15)7/6SiO3Cl2/6で表される蛍光体である。蛍光体2は、前述の一般式(M2 x,M3 y,M4 z)aM1O3Xbにおいて、M1=Si、M2=Ca、M3=Sr、X=Cl、M4=Eu2+、a=7/6、b=2/6である。M2,M3,M4の各含有量x、y、zは、表1に示す。また、蛍光体2は、表1に示すSi=1.0としたときのモル比で各原料を秤量し、秤量した各原料を、大気中でアルミナ乳鉢に入れ約30分粉砕混合し、原料混合物を得た。その後は蛍光体1と同様の方法で蛍光体2を得た。
蛍光体2は、(Ca0.59,Sr0.26,Eu0.15)7/6SiO3Cl2/6で表される蛍光体である。蛍光体2は、前述の一般式(M2 x,M3 y,M4 z)aM1O3Xbにおいて、M1=Si、M2=Ca、M3=Sr、X=Cl、M4=Eu2+、a=7/6、b=2/6である。M2,M3,M4の各含有量x、y、zは、表1に示す。また、蛍光体2は、表1に示すSi=1.0としたときのモル比で各原料を秤量し、秤量した各原料を、大気中でアルミナ乳鉢に入れ約30分粉砕混合し、原料混合物を得た。その後は蛍光体1と同様の方法で蛍光体2を得た。
<蛍光体3>
蛍光体3は、(Ca0.18,Sr0.66,Eu0.16)7/6SiO3Cl0.31Br0.01I0.01で表される蛍光体である。蛍光体3は、前述の一般式(M2 x,M3 y,M4 z)aM1O3Xbにおいて、M1=Si、M2=Ca、M3=Sr、X=Cl,Br,I、M4=Eu2+、a=7/6、b=2/6である。また、蛍光体3は、表1に示すSi=1.0としたときのモル比で各原料を秤量し、秤量した各原料を、大気中でアルミナ乳鉢に入れ約30分粉砕混合し、原料混合物を得た。蛍光体3は、SiO2の量が非常に多い蛍光体である。その後は蛍光体1と同様の方法で蛍光体3を得た。
蛍光体3は、(Ca0.18,Sr0.66,Eu0.16)7/6SiO3Cl0.31Br0.01I0.01で表される蛍光体である。蛍光体3は、前述の一般式(M2 x,M3 y,M4 z)aM1O3Xbにおいて、M1=Si、M2=Ca、M3=Sr、X=Cl,Br,I、M4=Eu2+、a=7/6、b=2/6である。また、蛍光体3は、表1に示すSi=1.0としたときのモル比で各原料を秤量し、秤量した各原料を、大気中でアルミナ乳鉢に入れ約30分粉砕混合し、原料混合物を得た。蛍光体3は、SiO2の量が非常に多い蛍光体である。その後は蛍光体1と同様の方法で蛍光体3を得た。
<蛍光体4>
蛍光体4は、(Ca0.40,Sr0.45,Eu0.15)7/6SiO3Cl2/6で表される蛍光体である。蛍光体4は、前述の一般式(M2 x,M3 y,M4 z)aM1O3Xbにおいて、M1=Si、M2=Ca、M3=Sr、X=Cl、M4=Eu2+、a=7/6、b=2/6である。M2,M3,M4の各含有量x、y、zは、表1に示す。また、蛍光体4は、表1に示すSi=1.0としたときのモル比で各原料を秤量し、秤量した各原料を、大気中でアルミナ乳鉢に入れ約30分粉砕混合し、原料混合物を得た。その後は蛍光体1と同様の方法で蛍光体4を得た。
蛍光体4は、(Ca0.40,Sr0.45,Eu0.15)7/6SiO3Cl2/6で表される蛍光体である。蛍光体4は、前述の一般式(M2 x,M3 y,M4 z)aM1O3Xbにおいて、M1=Si、M2=Ca、M3=Sr、X=Cl、M4=Eu2+、a=7/6、b=2/6である。M2,M3,M4の各含有量x、y、zは、表1に示す。また、蛍光体4は、表1に示すSi=1.0としたときのモル比で各原料を秤量し、秤量した各原料を、大気中でアルミナ乳鉢に入れ約30分粉砕混合し、原料混合物を得た。その後は蛍光体1と同様の方法で蛍光体4を得た。
<蛍光体5>
蛍光体5は、(Ca0.42,Sr0.43,Eu0.15)7/6SiO3Cl2/6で表される蛍光体である。蛍光体5は、前述の一般式(M2 x,M3 y,M4 z)aM1O3Xbにおいて、M1=Si、M2=Ca、M3=Sr、X=Cl、M4=Eu2+、a=7/6、b=2/6である。M2,M3,M4の各含有量x、y、zは、表1に示す。また、蛍光体5は、表1に示すSi=1.0としたときのモル比で各原料を秤量し、秤量した各原料を、大気中でアルミナ乳鉢に入れ約30分粉砕混合し、原料混合物を得た。その後は蛍光体1と同様の方法で蛍光体5を得た。
蛍光体5は、(Ca0.42,Sr0.43,Eu0.15)7/6SiO3Cl2/6で表される蛍光体である。蛍光体5は、前述の一般式(M2 x,M3 y,M4 z)aM1O3Xbにおいて、M1=Si、M2=Ca、M3=Sr、X=Cl、M4=Eu2+、a=7/6、b=2/6である。M2,M3,M4の各含有量x、y、zは、表1に示す。また、蛍光体5は、表1に示すSi=1.0としたときのモル比で各原料を秤量し、秤量した各原料を、大気中でアルミナ乳鉢に入れ約30分粉砕混合し、原料混合物を得た。その後は蛍光体1と同様の方法で蛍光体5を得た。
<蛍光体6>
蛍光体6は、(Ca0.31,Sr0.52,Eu0.17)7/6SiO3Cl2/6で表される蛍光体である。蛍光体6は、前述の一般式(M2 x,M3 y,M4 z)aM1O3Xbにおいて、M1=Si、M2=Ca、M3=Sr、X=Cl、M4=Eu2+、a=7/6、b=2/6である。また、蛍光体6は、表1に示すSi=1.0としたときのモル比で各原料を秤量し、秤量した各原料を、大気中でアルミナ乳鉢に入れ約30分粉砕混合し、原料混合物を得た。蛍光体6は、SiO2の量が非常に多い蛍光体である。その後は蛍光体1と同様の方法で蛍光体3を得た。
蛍光体6は、(Ca0.31,Sr0.52,Eu0.17)7/6SiO3Cl2/6で表される蛍光体である。蛍光体6は、前述の一般式(M2 x,M3 y,M4 z)aM1O3Xbにおいて、M1=Si、M2=Ca、M3=Sr、X=Cl、M4=Eu2+、a=7/6、b=2/6である。また、蛍光体6は、表1に示すSi=1.0としたときのモル比で各原料を秤量し、秤量した各原料を、大気中でアルミナ乳鉢に入れ約30分粉砕混合し、原料混合物を得た。蛍光体6は、SiO2の量が非常に多い蛍光体である。その後は蛍光体1と同様の方法で蛍光体3を得た。
<蛍光体7>
蛍光体7は、(Ca0.31,Sr0.52,Eu0.17)7/6SiO3Cl2/6で表される蛍光体である。蛍光体7は、前述の一般式(M2 x,M3 y,M4 z)aM1O3Xbにおいて、M1=Si、M2=Ca、M3=Sr、X=Cl、M4=Eu2+、a=7/6、b=2/6である。また、蛍光体7は、表1に示すSi=1.0としたときのモル比で各原料を秤量し、秤量した各原料を、大気中でアルミナ乳鉢に入れ約30分粉砕混合し、原料混合物を得た。蛍光体7は、SiO2の量が非常に少ない蛍光体である。その後は蛍光体1と同様の方法で蛍光体7を得た。
蛍光体7は、(Ca0.31,Sr0.52,Eu0.17)7/6SiO3Cl2/6で表される蛍光体である。蛍光体7は、前述の一般式(M2 x,M3 y,M4 z)aM1O3Xbにおいて、M1=Si、M2=Ca、M3=Sr、X=Cl、M4=Eu2+、a=7/6、b=2/6である。また、蛍光体7は、表1に示すSi=1.0としたときのモル比で各原料を秤量し、秤量した各原料を、大気中でアルミナ乳鉢に入れ約30分粉砕混合し、原料混合物を得た。蛍光体7は、SiO2の量が非常に少ない蛍光体である。その後は蛍光体1と同様の方法で蛍光体7を得た。
<蛍光体8>
蛍光体8は、(Ca0.56,Sr0.37,Eu0.07)7/6SiO3Cl2/6で表される蛍光体である。蛍光体8は、前述の一般式(M2 x,M3 y,M4 z)aM1O3Xbにおいて、M1=Si、M2=Ca、M3=Sr、X=Cl、M4=Eu2+、a=7/6、b=2/6である。また、蛍光体8は、表1に示すSi=1.0としたときのモル比で各原料を秤量し、秤量した各原料を、大気中でアルミナ乳鉢に入れ約30分粉砕混合し、原料混合物を得た。その後は蛍光体1と同様の方法で蛍光体8を得た。
蛍光体8は、(Ca0.56,Sr0.37,Eu0.07)7/6SiO3Cl2/6で表される蛍光体である。蛍光体8は、前述の一般式(M2 x,M3 y,M4 z)aM1O3Xbにおいて、M1=Si、M2=Ca、M3=Sr、X=Cl、M4=Eu2+、a=7/6、b=2/6である。また、蛍光体8は、表1に示すSi=1.0としたときのモル比で各原料を秤量し、秤量した各原料を、大気中でアルミナ乳鉢に入れ約30分粉砕混合し、原料混合物を得た。その後は蛍光体1と同様の方法で蛍光体8を得た。
<蛍光体9>
蛍光体9は、(Ca0.33,Sr0.30,Eu0.37)7/6SiO3Cl2/6で表される蛍光体である。蛍光体9は、前述の一般式(M2 x,M3 y,M4 z)aM1O3Xbにおいて、M1=Si、M2=Ca、M3=Sr、X=Cl、M4=Eu2+、a=7/6、b=2/6である。また、蛍光体9は、表1に示すSi=1.0としたときのモル比で各原料を秤量し、秤量した各原料を、大気中でアルミナ乳鉢に入れ約30分粉砕混合し、原料混合物を得た。その後は蛍光体1と同様の方法で蛍光体9を得た。
蛍光体9は、(Ca0.33,Sr0.30,Eu0.37)7/6SiO3Cl2/6で表される蛍光体である。蛍光体9は、前述の一般式(M2 x,M3 y,M4 z)aM1O3Xbにおいて、M1=Si、M2=Ca、M3=Sr、X=Cl、M4=Eu2+、a=7/6、b=2/6である。また、蛍光体9は、表1に示すSi=1.0としたときのモル比で各原料を秤量し、秤量した各原料を、大気中でアルミナ乳鉢に入れ約30分粉砕混合し、原料混合物を得た。その後は蛍光体1と同様の方法で蛍光体9を得た。
なお、本実施の形態に係る蛍光体の一般式(M2 x,M3 y,M4 z)aM1O3Xbにおいて、aは0.8≦a≦1.3、bは0.25≦b≦0.45の範囲であってもよい。また、x、y、zは、x+y+z=1、0.18≦x≦0.59、0.26≦y≦0.66、0.07≦z≦0.37を満たす範囲であってもよい。
(比較例)
<蛍光体10>
蛍光体10は、(Ca0.54,Sr0.37,Eu0.09)7/6SiO3Cl2/6で表される蛍光体である。蛍光体6は、前述の一般式(M2 x,M3 y,M4 z)aM1O3Xbにおいて、M1=Si、M2=Ca、M3=Sr、X=Cl、M4=Eu2+、a=7/6、b=2/6である。また、蛍光体10は、表1に示すSi=1.0としたときのモル比で各原料を秤量し、秤量した各原料を、大気中でアルミナ乳鉢に入れ約30分粉砕混合し、原料混合物を得た。その後は蛍光体1と同様の方法で蛍光体10を得た。
<蛍光体10>
蛍光体10は、(Ca0.54,Sr0.37,Eu0.09)7/6SiO3Cl2/6で表される蛍光体である。蛍光体6は、前述の一般式(M2 x,M3 y,M4 z)aM1O3Xbにおいて、M1=Si、M2=Ca、M3=Sr、X=Cl、M4=Eu2+、a=7/6、b=2/6である。また、蛍光体10は、表1に示すSi=1.0としたときのモル比で各原料を秤量し、秤量した各原料を、大気中でアルミナ乳鉢に入れ約30分粉砕混合し、原料混合物を得た。その後は蛍光体1と同様の方法で蛍光体10を得た。
<蛍光体11>
蛍光体11は、(Ca0.49,Sr0.34,Eu0.17)7/6SiO3Cl2/6で表される蛍光体である。蛍光体11は、前述の一般式(M2 x,M3 y,M4 z)aM1O3Xbにおいて、M1=Si、M2=Ca、M3=Sr、X=Cl、M4=Eu2+、a=7/6、b=2/6である。また、蛍光体11は、表1に示すSi=1.0としたときのモル比で各原料を秤量し、秤量した各原料を、窒素雰囲気中のグローブボックス中でアルミナ乳鉢に入れ約30分粉砕混合し、原料混合物を得た。その後は蛍光体1と同様の方法で蛍光体11を得た。
蛍光体11は、(Ca0.49,Sr0.34,Eu0.17)7/6SiO3Cl2/6で表される蛍光体である。蛍光体11は、前述の一般式(M2 x,M3 y,M4 z)aM1O3Xbにおいて、M1=Si、M2=Ca、M3=Sr、X=Cl、M4=Eu2+、a=7/6、b=2/6である。また、蛍光体11は、表1に示すSi=1.0としたときのモル比で各原料を秤量し、秤量した各原料を、窒素雰囲気中のグローブボックス中でアルミナ乳鉢に入れ約30分粉砕混合し、原料混合物を得た。その後は蛍光体1と同様の方法で蛍光体11を得た。
<蛍光体12>
蛍光体12は、XRD解析結果より、結晶ができていないことがわかり、組成式で表すことはできない。蛍光体12は、表1に示すSi=1.0としたときのモル比で各原料を秤量し、秤量した各原料を、大気中でアルミナ乳鉢に入れ約30分粉砕混合し、原料混合物を得た。その後は蛍光体1と同様の方法で蛍光体12を得た。
蛍光体12は、XRD解析結果より、結晶ができていないことがわかり、組成式で表すことはできない。蛍光体12は、表1に示すSi=1.0としたときのモル比で各原料を秤量し、秤量した各原料を、大気中でアルミナ乳鉢に入れ約30分粉砕混合し、原料混合物を得た。その後は蛍光体1と同様の方法で蛍光体12を得た。
<蛍光体13>
蛍光体13は、XRD解析結果より、結晶ができていないことがわかり、組成式で表すことはできない。蛍光体13は、表1に示すSi=1.0としたときのモル比で各原料を秤量し、秤量した各原料を、大気中でアルミナ乳鉢に入れ約30分粉砕混合し、原料混合物を得た。その後は蛍光体1と同様の方法で蛍光体13を得た。
蛍光体13は、XRD解析結果より、結晶ができていないことがわかり、組成式で表すことはできない。蛍光体13は、表1に示すSi=1.0としたときのモル比で各原料を秤量し、秤量した各原料を、大気中でアルミナ乳鉢に入れ約30分粉砕混合し、原料混合物を得た。その後は蛍光体1と同様の方法で蛍光体13を得た。
<蛍光体14>
蛍光体14は、XRD解析結果より、結晶ができていないことがわかり、組成式で表すことはできない。蛍光体14は、表1に示すSi=1.0としたときのモル比で各原料を秤量し、秤量した各原料を、大気中でアルミナ乳鉢に入れ約30分粉砕混合し、原料混合物を得た。その後は蛍光体1と同様の方法で蛍光体14を得た。
蛍光体14は、XRD解析結果より、結晶ができていないことがわかり、組成式で表すことはできない。蛍光体14は、表1に示すSi=1.0としたときのモル比で各原料を秤量し、秤量した各原料を、大気中でアルミナ乳鉢に入れ約30分粉砕混合し、原料混合物を得た。その後は蛍光体1と同様の方法で蛍光体14を得た。
<蛍光体15>
蛍光体15は、XRD解析結果より、結晶ができていないことがわかり、組成式で表すことはできない。蛍光体15は、表1に示すSi=1.0としたときのモル比で各原料を秤量し、秤量した各原料を、大気中でアルミナ乳鉢に入れ約30分粉砕混合し、原料混合物を得た。その後は蛍光体1と同様の方法で蛍光体15を得た。
蛍光体15は、XRD解析結果より、結晶ができていないことがわかり、組成式で表すことはできない。蛍光体15は、表1に示すSi=1.0としたときのモル比で各原料を秤量し、秤量した各原料を、大気中でアルミナ乳鉢に入れ約30分粉砕混合し、原料混合物を得た。その後は蛍光体1と同様の方法で蛍光体15を得た。
<蛍光体16>
蛍光体16は、XRD解析結果より、結晶ができていないことがわかり、組成式で表すことはできない。蛍光体16は、表1に示すSi=1.0としたときのモル比で各原料を秤量し、秤量した各原料を、大気中でアルミナ乳鉢に入れ約30分粉砕混合し、原料混合物を得た。その後は蛍光体1と同様の方法で蛍光体16を得た。
蛍光体16は、XRD解析結果より、結晶ができていないことがわかり、組成式で表すことはできない。蛍光体16は、表1に示すSi=1.0としたときのモル比で各原料を秤量し、秤量した各原料を、大気中でアルミナ乳鉢に入れ約30分粉砕混合し、原料混合物を得た。その後は蛍光体1と同様の方法で蛍光体16を得た。
<蛍光体17>
蛍光体17は、XRD解析結果より、結晶ができていないことがわかり、組成式で表すことはできない。蛍光体17は、表1に示すSi=1.0としたときのモル比で各原料を秤量し、秤量した各原料を、大気中でアルミナ乳鉢に入れ約30分粉砕混合し、原料混合物を得た。その後は蛍光体1と同様の方法で蛍光体17を得た。
蛍光体17は、XRD解析結果より、結晶ができていないことがわかり、組成式で表すことはできない。蛍光体17は、表1に示すSi=1.0としたときのモル比で各原料を秤量し、秤量した各原料を、大気中でアルミナ乳鉢に入れ約30分粉砕混合し、原料混合物を得た。その後は蛍光体1と同様の方法で蛍光体17を得た。
<蛍光体18>
蛍光体18は、XRD解析結果より、結晶ができていないことがわかり、組成式で表すことはできない。蛍光体18は、表1に示すSi=1.0としたときのモル比で各原料を秤量し、秤量した各原料を、大気中でアルミナ乳鉢に入れ約30分粉砕混合し、原料混合物を得た。その後は蛍光体1と同様の方法で蛍光体18を得た。
蛍光体18は、XRD解析結果より、結晶ができていないことがわかり、組成式で表すことはできない。蛍光体18は、表1に示すSi=1.0としたときのモル比で各原料を秤量し、秤量した各原料を、大気中でアルミナ乳鉢に入れ約30分粉砕混合し、原料混合物を得た。その後は蛍光体1と同様の方法で蛍光体18を得た。
<蛍光体19>
蛍光体19は、XRD解析結果より、結晶ができていないことがわかり、組成式で表すことはできない。蛍光体19は、表1に示すSi=1.0としたときのモル比で各原料を秤量し、秤量した各原料を、大気中でアルミナ乳鉢に入れ約30分粉砕混合し、原料混合物を得た。その後は蛍光体1と同様の方法で蛍光体19を得た。
蛍光体19は、XRD解析結果より、結晶ができていないことがわかり、組成式で表すことはできない。蛍光体19は、表1に示すSi=1.0としたときのモル比で各原料を秤量し、秤量した各原料を、大気中でアルミナ乳鉢に入れ約30分粉砕混合し、原料混合物を得た。その後は蛍光体1と同様の方法で蛍光体19を得た。
次に、前述の母体結晶に発光中心元素であるEuをドープした各蛍光体についての結晶X回折測定を行った。まず、粉末X線回折装置(RIGAKU製:RINT UltimaIII)により、CuのKα特性X線を用い、粉末X線回折測定を行った(以下、測定2と呼ぶ)。測定2で観測された回折パターンを図1、図2に示す。
図1は、本実施例に係る蛍光体1〜9(実施例1〜9)、本比較例に係る蛍光体10(比較例1)について、CuのKα特性X線を用いたX線回折の測定結果を示す図である。図2は、本比較例に係る蛍光体10〜19(比較例1〜10)について、CuのKα特性X線を用いたX線回折の測定結果を示す図である。図1、図2に示す回折角度[2θ]=22度付近のピークは、シリカを過剰に入れた場合に含まれるクリストバライトのピークである。図1に示すように、蛍光体1〜9、10は、X線回折パターンが非常によく一致しており、同じ結晶構造をした蛍光体であることがわかる。ここで、蛍光体10,11は、塩素源としてSrCl2を原料に使用し作製した試料である。また、蛍光体11は、グローブボックス内において乳鉢で混合した試料である。図2に示すように、蛍光体10,11(比較例1,2)の回折パターンは、蛍光体12〜19(比較例3〜10)の回折パターンと比較して明らかに異なっている。
次に、蛍光体1〜19について、発光ドミナント波長及びその発光強度比を表2に示す。なお、発光強度比は、蛍光体10にピーク波長400nmの励起光を照射したときに測定された発光強度を100としたときの比率で示している。
図3は、蛍光体1および蛍光体10の発光スペクトル(λEX=400nm)を示す図である。図4は、蛍光体2および蛍光体10の発光スペクトル(λEX=400nm)を示す図である。図5は、蛍光体3および蛍光体10の発光スペクトル(λEX=400nm)を示す図である。図6は、蛍光体4および蛍光体10の発光スペクトル(λEX=400nm)を示す図である。図7は、蛍光体5および蛍光体10の発光スペクトル(λEX=400nm)を示す図である。図8は、蛍光体6および蛍光体10の発光スペクトル(λEX=400nm)を示す図である。図9は、蛍光体7および蛍光体10の発光スペクトル(λEX=400nm)を示す図である。図10は、蛍光体8および蛍光体10の発光スペクトル(λEX=400nm)を示す図である。図11は、蛍光体9および蛍光体10の発光スペクトル(λEX=400nm)を示す図である。
以下では、A値〜D値を次のように定義する。A値は、原料に含まれるM1O2(SiO2)以外の金属化合物に対する、M2Oのモル比である。つまり、A=M2O/(M2O+M3O+M4)である。B値は、原料に含まれるM1O2(SiO2)以外の金属化合物に対する、M4(Eu2+)のモル比である。つまり、B=M4/(M2O+M3O+M4)である。C値は、原料に含まれるM1O2(SiO2)以外の金属化合物に対する、NH4Xのモル比である。つまり、C=NH4X/(M2O+M3O+M4)である。D値は、原料に含まれるM1O2(SiO2)以外の金属化合物に対する、M1O2のモル比である。つまり、D=M1O2/(M2O+M3O+M4)である。
表2に示すように、実施例の蛍光体1〜9は、発光ドミナント波長λdが572.3〜579.1nmの範囲にある黄色発光の蛍光体である。また、蛍光体に含まれるハロゲンの出発原料としてハロゲン化アンモニウム(NH4Cl)を用い、各原料を大気中で混合して製造された実施例の蛍光体1〜9の発光強度比は、100〜120%と高い値を示している。ここで、蛍光体に含まれるハロゲンの出発原料としてSrCl2・6H2Oを用い、各原料を大気中で混合して製造された蛍光体10の発光強度を100%としている。また、蛍光体10の製造における原料の計量や混合を窒素雰囲気中のグローブボックス内で行った蛍光体11は、大気中で行った蛍光体10と比較して発光強度が12%向上し、発光強度比は112%である。しかし、グローブボックス内での作製は工程処理が複雑になり、製造コストの上昇を招く。
このことから、ハロゲンの出発原料としてSrCl2・6H2Oを選択した場合、各原料を混合する際の雰囲気は窒素雰囲気が好ましいことがわかる。これは、SrCl2・6H2Oが潮解性を有しており、水分を含む大気中では潮解が進行するためである。特に、蛍光体の製造の際にSrCl2・6H2Oの原料を粉砕混合すると表面積が増えるため、潮解の進行が顕著となる。加えて、SrCl2・6H2Oを原料とした場合、焼成時に多量の結晶水が揮発し焼成炉の排気管に結露し、排気管を腐食する可能性がある。
そのため、ハロゲンの出発原料としてSrCl2・6H2Oを選択した場合、窒素雰囲気を確保するための装置や洗浄工程が必要となり、製造工程の複雑化、装置内での原料混合作業による作業性の低下、焼成炉の排気管の腐食を招く可能性がある。
一方、一般的にNH4X(Xは、F、Cl、Br及びIからなる群より選ばれる少なくとも一種以上の元素)の組成式で表される化合物は潮解性が高くない。そこで、ハロゲンの出発原料としてハロゲン化アンモニウム(NH4Cl)を選択した場合、各原料を混合する際の雰囲気は大気中でも可能である。そのため、一般式(M2 x,M3 y,M4 z)aM1O3Xbで表される蛍光体1〜9のように、M1O3を主骨格とし、ハロゲン元素Xと2価の金属イオンM2及びEu2+を必須とした酸化物結晶からなる蛍光体の製造において、NH4Xの組成式で表される化合物を、蛍光体に含まれるハロゲン元素Xの供給原料として用いている。これにより、原料混合の際の雰囲気が窒素雰囲気でなくても、幅広い環境で前述の蛍光体の製造が可能となる。換言すれば、潮解性を考慮した、つまり湿度を考慮した設備や工程を用いずに、または、簡略化して、所望の範囲の特性を有する蛍光体を安定して簡易に製造することができる。そのため、蛍光体1〜9のように、原料を大気中で混合して製造しても高い発光強度が得られる。
ここで、表3、表4に示す様に、実施例に係わる蛍光体1〜9は、A値が0.19〜0.59、B値が0.07〜0.37、C値が0.29〜1.11、D値が0.65〜4.35である。
以上、本発明を実施の形態や実施例をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本発明の蛍光体は、種々の灯具、例えば照明用灯具、ディスプレイ、車両用灯具、信号機等におけるLEDと組み合わせて利用することができる。
Claims (4)
- M1O3(M1は4価の金属元素)を主骨格とし、ハロゲン元素X(Xは、F、Cl、Br及びIからなる群より選ばれる少なくとも一種以上の元素)と2価の金属イオンM2及びEu2+を必須とした酸化物結晶からなる蛍光体の製造方法であって、
前記蛍光体を合成する際の出発原料として、NH4Xの組成式で表される化合物を用いることを特徴とする蛍光体の製造方法。 - 前記蛍光体の一般式が(M2 x,M3 y,M4 z)aM1O3Xb(ここで、M1はSi、Ge、Ti、Zr及びSnからなる群より選ばれる少なくともSiを含む1種以上の元素、M2はCa、Mg、Zn、Cd、Ni、Cu、Hg、Co、及びSnからなる群より選ばれる少なくともCaを含む1種以上の元素、M3はSr、Ba、及びPbからなる群より選ばれる少なくともSrを含む1種以上の元素、Xは少なくともClを含む1種以上のハロゲン元素、M4は希土類元素及びMnからなる群より選ばれる少なくともEu2+を含む1種以上の元素を示す。また、aは0.8≦a≦1.3、bは0.25≦b≦0.45の範囲である。また、x、y、zは、x+y+z=1、0.18≦x≦0.59、0.26≦y≦0.66、0.07≦z≦0.37を満たす範囲である。)で表され、
前記出発原料として少なくともNH4Clの組成式で表される化合物を用いることを特徴とする請求項1に記載の蛍光体の製造方法。 - 前記出発原料として下記(1)〜(5)の組成式で表される化合物を用いることを特徴とする請求項1に記載の蛍光体の製造方法。
(1)M1O2
(2)M2O
(3)M3O
(4)NH4X
(5)M4
(ここで、M1はSi、Ge、Ti、Zr及びSnからなる群より選ばれる少なくともSiを含む1種以上の元素、M2はCa、Mg、Zn、Cd、Ni、Cu、Hg、Co、及びSnからなる群より選ばれる少なくともCaを含む1種以上の元素、M3はSr、Ba、及びPbからなる群より選ばれる少なくともSrを含む1種以上の元素、Xは少なくともClを含む1種以上のハロゲン元素、M4は希土類元素及びMnからなる群より選ばれる少なくともEu2+を含む1種以上の元素を示す。) - 出発原料として下記(1)〜(5)の組成式で表される化合物を用い、
A=M2O/(M2O+M3O+M4)
B=M4/(M2O+M3O+M4)
C=NH4X/(M2O+M3O+M4)
D=M1O2/(M2O+M3O+M4)
としたときに、0.19≦A≦0.59、0.07≦B≦0.37、0.29≦C≦1.11、0.05≦D≦4.35、となるように配合し、当該出発原料を混合及び焼成する蛍光体の製造方法。
(1)M1O2
(2)M2O
(3)M3O
(4)NH4X
(5)M4
(ただし、M1はSi、Ge、Ti、Zr及びSnからなる群より選ばれる少なくとも1種以上の元素、M2はCa、Mg、Ba、Zn、Cd、Ni、Cu、Hg、Co、及びSnからなる群より選ばれる少なくともCaを含む1種以上の元素、M3はSr、Ba、及びPbからなる群より選ばれる少なくともSrを含む1種以上の元素、Xは少なくともClを含む1種以上のハロゲン元素、M4は希土類元素及びMnからなる群より選ばれる少なくともEu2+を含む1種以上の元素を示す。)
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