JP5733580B2 - 物品搬送装置及びそれを備えた物品収納設備 - Google Patents

物品搬送装置及びそれを備えた物品収納設備 Download PDF

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Description

本発明は、互いに間隔を隔てた状態で平面視で矩形状の角部に配設され、かつ、上下方向に沿う姿勢で立設された4本の昇降案内マストと、前記昇降案内マストに案内されて昇降移動自在な昇降台と、前記昇降台を吊下げ支持する4本の索状体と、前記4本の索状体の夫々が各別に巻き掛けられる複数の回転体と、前記昇降台に設けられて物品を移載する移載装置とを備えた物品搬送装置、及び、それを備えた物品収納設備に関する。
上記のような物品搬送装置として、互いに間隔を隔てた状態で平面視で矩形状の角部に配設され、かつ、上下方向に沿う姿勢で立設された4本の昇降案内マストに案内されて昇降移動する昇降台を備え、その昇降台に物品を移載する移載装置が設けられた物品搬送装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の物品搬送装置は、一対設けられる索状体にて昇降台が吊下げ支持されるように構成されている。一対の索状体の夫々は、昇降案内マスト夫々の上端部の高さに設けられる上方側回転体と下端部の高さに設けられる下方側回転体とに巻き掛けられ、上方側回転体から下方側に伸びて昇降台に接続される第1部分と、上方側回転体から下方側に伸びて下方側回転体に巻き掛けられる第2部分とを備えている。そして、下方側回転体を昇降用駆動装置にて回転駆動して、索状体の巻取り又は繰出しを行うことで、索状体を長手方向に移動させて昇降台を昇降させるようになっている。
特許文献1における物品搬送装置の2本の索状体は、2つの昇降用駆動装置によって各別に駆動されるように構成されている。このような構成では、2本の索状体により昇降台及び昇降台に載置支持される物品の全体の荷重を支持し、全体の荷重を2つの昇降用駆動装置で負担することになり、1つの昇降用駆動装置が大型化する。
そこで、昇降用駆動装置の小型化のために、特許文献2のように4本の索状体を各別の昇降用駆動装置にて駆動することが考えられる。
特許文献2には、4本の昇降案内マストを備える物品搬送装置において、昇降台を吊下げ支持する4本の索状体を4つの昇降用駆動装置にて駆動する技術が記載されている。
特許文献2の物品搬送装置における昇降台には、物品を支持自在な物品支持体を出退自在に備えた移載装置が設けられている。物品搬送装置は、物品支持体を、平面視で4本の昇降案内マストの内方に位置する昇降用領域の外部に位置する移載対象箇所に向けて突出した突出位置と、昇降用領域の内部に引退する引退位置とに出退自在に構成されている。移載対象箇所から物品を受け取る掬い動作又は移載対象箇所へ物品を受け渡す卸し動作を行う場合には、物品支持体を平面視で昇降用領域の外部の移載対象箇所側に突出する突出位置に突出させて、昇降台を昇降移動させる。
特開2001−163408号公報 特開2006−219233号公報
特許文献2の物品搬送装置においては、上記掬い動作又は卸し動作においては、物品支持体が平面視で4本の索状体の外部に位置する状態で物品を物品支持体により支持することとなる。ここで、特許文献2の物品搬送装置は、4本の索状体の第1部分が、平面視で物品支持体の出退方向及びこの方向と直交する方向の夫々に関して互いに離間する複数の箇所にて昇降台と接続されているため、昇降台の重心(昇降台、物品支持体及び当該物品支持体に物品が支持される場合にはその物品も含めて1つの剛体としてみた場合の重心)が物品支持体の出退方向で突出側に位置する2本の索状体側に偏る。
このため、昇降台を昇降駆動すべく4本の索状体を駆動させるとしても、それら4本の索状体のうち物品支持体の突出側に位置する2本の索状体(以下、突出側索状体と称する)は、物品支持体の引退側に位置する2本の索状体(以下、引退側索状体と称する)よりも大きな荷重を支持することになる。したがって、突出側索状体のテンションは引退側索状体のテンションよりも大きくなり、2本の突出側索状体を駆動する昇降用駆動装置(以下、突出側昇降用駆動装置と称する)は、2本の引退側索状体を駆動する昇降用駆動装置(以下、引退側昇降用駆動装置と称する)よりも大きな駆動能力が必要となる。
このため、昇降台の重量と物品の重量を合わせた重量による荷重を4つの昇降用駆動装置で均等に分担する場合に比べて、当該突出側昇降用駆動装置の駆動能力を大きくする必要があり、突出側昇降用駆動装置が物品支持体の引退側に位置する2本の索状体を駆動する昇降用駆動装置よりも大型化してしまう。
また、物品支持体がその出退方向の両側に向かって突出自在に構成される場合は、物品支持体の出退方向の一方側に位置する2本の索状体を駆動する昇降用駆動装置と、他方側に位置する2本の索状体を駆動する昇降用駆動装置との双方の駆動能力を大きくする必要があり、4つの昇降用駆動装置の全てが大型化するという問題が生じる。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、各昇降用駆動装置の大型化を回避することが可能な物品搬送装置、及び、それを備えた物品収納設備を提供することにある。
上記課題を解決するための本発明にかかる物品搬送装置の第1特徴構成は、互いに間隔を隔てた状態で平面視で矩形状の角部に配設され、かつ、上下方向に沿う姿勢で立設された4本の昇降案内マストと、前記昇降案内マストに案内されて昇降移動自在な昇降台と、前記昇降台を吊下げ支持する4本の索状体と、前記4本の索状体の夫々が各別に巻き掛けられる複数の回転体と、前記昇降台に設けられて物品を移載する移載装置と、を備えた物品搬送装置であって、
前記移載装置が、物品を支持自在な物品支持体を備え、前記物品支持体が、平面視で前記4本の昇降案内マストの内方に位置する昇降用領域の外部に位置する移載対象箇所に向けて突出した突出位置と、内部に引退する引退位置とに出退自在に構成され、前記4本の索状体が各別に巻き掛けられる回転体としての4つの上方側回転体が、前記昇降案内マストの上端部に設けられ、前記上方側回転体が従動回転体として構成され、前記4本の索状体が各別に巻き掛けられる回転体としての4つの下方側回転体が、前記昇降案内マストの下端部に設けられ、前記昇降台を昇降駆動すべく前記下方側回転体を回転駆動する昇降用駆動装置が、前記4つの下方側回転体に対して各別に設けられ、前記4つの昇降用駆動装置の駆動を制御する制御部が設けられ、前記制御部が、前記4つの下方側回転体同士の外周部の周方向に沿う前記索状体の移動量が同じになるように前記4つの下方側回転体を回転させるように前記4つの昇降用駆動装置の作動を制御するように構成され、
前記4本の索状体の夫々が、前記上方側回転体から下方側に伸びて前記昇降台に接続される第1部分と、前記上方側回転体から下方側に伸びて前記下方側回転体に巻き掛けられる第2部分とを有し、
前記4本の索状体における夫々の前記第1部分が、前記昇降台における、平面視で前記物品支持体の出退方向及び平面視でこれと直交する方向で互いに離間する複数の箇所にて前記昇降台に接続され、
前記4つの上方側回転体のうちの前記物品支持体の出退方向に並ぶ前記上方側回転体同士、又は、前記4つの下方側回転体のうちの前記物品支持体の出退方向に並ぶ前記下方側回転体同士のうちの少なくとも一方を連結する連結体が設けられている点にある。
すなわち、4本の索状体が、従動回転体として構成される4つの上方側回転体と昇降用駆動装置にて回転駆動される4つの下方側回転体とに各別に巻き掛けられ、4本の索状体の夫々が、上方側回転体から下方側に伸びて昇降台に接続される第1部分と、上方側回転体から下方側に伸びて下方側回転体に巻き掛けられる第2部分とを備えている。そして、4本の索状体における第1部分が昇降台と接続されているから、昇降台を4つの昇降用駆動装置にて昇降駆動することができる。
4本の索状体における第1部分は、昇降台における、平面視で物品支持体の出退方向及び平面視でこれと直交する方向で互いに離間する複数の箇所にて昇降台に接続されているから、昇降台の重心(昇降台、物品支持体及び当該物品支持体に物品が支持される場合にはその物品も含めて1つの剛体としてみた場合の重心)が平面視で4本の索状体で囲まれる領域の中央部分に位置していれば、4つの索状体に係る荷重はほぼ均等になる。ところが、例えば移載対象箇所に存在する物品を受け取る掬い動作や移載対象箇所に物品を受け渡す卸し動作を行うときには、物品支持体を突出位置に突出させた状態でかつ物品を物品支持体に支持した状態で昇降台を昇降作動させることになる。このとき、物品は4本の索状体の外方に位置する状態で物品支持体に支持されるから、昇降台の重心が物品支持体の突出側に位置する2本の索状体側に偏る。そのため、物品支持体の突出側に位置する2本の索状体(以下、突出側索状体と称する)は、物品支持体の引退側に位置する2本の索状体(以下、引退側索状体と称する)よりも大きな荷重を支持することになる。
本物品搬送装置の第1特徴構成によれば、4つの上方側回転体のうちの物品支持体の出退方向に並ぶ上方側回転体同士、又は、4つの下方側回転体のうちの物品支持体の出退方向に並ぶ下方側回転体同士のうちの少なくとも一方を連結する連結体が設けられているから、重心が物品支持体の突出側に位置する2本の索状体側に偏ったとしても、突出側索状体を駆動する昇降用駆動装置(以下、突出側昇降用駆動装置と称する)と引退側索状体を駆動する昇降用駆動装置(以下、引退側昇降用駆動装置と称する)との間における負荷の不均衡を緩和することができる。
説明を加えると、仮に4つの上方側回転体のうちの物品支持体の出退方向に並ぶ上方側回転体同士、又は、4つの下方側回転体のうちの物品支持体の出退方向に並ぶ下方側回転体同士の何れも連結しなければ、昇降台の重心が突出側索状体側に偏ることによって、突出側昇降用駆動装置が昇降台の昇降移動のための負荷を主に受け持つことになる。この場合、4つの昇降用駆動装置の間で昇降台及び移載装置(物品を支持していれば当該物品も含む)の荷重に基づく負荷を均等に負担する場合よりも、突出側昇降用駆動装置の駆動能力を大きくする必要があり、突出側昇降用駆動装置の大型化を招くことになる。
本物品搬送装置の第1特徴構成によれば、例えば、4つの下方側回転体のうちの物品支持体の出退方向に並ぶ下方側回転体同士を連結し、4つの上方側回転体のうちの物品支持体の出退方向に並ぶ上方側回転体同士を連結しない場合には、物品支持体の出退方向に並ぶ昇降用駆動装置同士を直接連結することになり、突出側昇降用駆動装置により回転駆動される下方側回転体に巻き掛けられた索状体にかかる荷重に基づく負荷の一部を、引退側昇降用駆動装置にて負担することができる。そのため、昇降用駆動装置間の負荷を平準化することができる。
また、例えば、4つの上方側回転体のうちの物品支持体の出退方向に並ぶ上方側回転体同士を連結し、4つの下方側回転体のうちの物品支持体の出退方向に並ぶ下方側回転体同士を連結しない場合には、上方側回転体と索状体との間にすべりがない又は少ない場合には、索状体の第2部分の繰出し長さが物品支持体の出退方向に並ぶ上方側回転体同士で同じとなるため、引退側昇降用駆動装置にも負荷が伝達される。したがって、突出側索状体の第1部分にかかる荷重を、突出側昇降用駆動装置だけでなく引退側昇降用駆動装置にも負担させることができる。このため、物品支持体の出退方向に並ぶ上方側回転体同士を連結することにより、突出側昇降用駆動装置の負荷の一部を引退側昇降用駆動装置に負担させることができる。したがって、昇降用駆動装置間の負荷を平準化することができる。
以上のように、昇降台の重心が突出側索状体側に偏っても、突出側昇降用駆動装置が負担する荷重の一部を、引退側昇降用駆動装置により補助することができるから、個々の昇降用駆動装置の大型化を防止することが可能となる。
このように、本物品搬送装置の第1特徴構成によれば、昇降用駆動装置間の負荷を平準化して、各昇降用駆動装置の大型化を回避することが可能な物品搬送装置を提供することができる。
本発明にかかる物品搬送装置の第2特徴構成は、上記物品搬送装置の第1特徴構成に加えて、前記連結体が、前記4つの上方側回転体のうちの前記物品支持体の出退方向に並ぶ前記上方側回転体同士を、当該上方側回転体同士の外周部の周方向に沿う前記索状体の移動量が同じになるように連動回転させるように構成されている点にある。
昇降台を吊下げ支持する索状体がその長手方向に沿う荷重を受けた場合、索状体は弾性変形により伸長し、テンションが発生する。そして、荷重が大きいほど索状体が伸長する長さは長くなり、テンションも大きくなる。
このため、上記のように昇降台の重心が物品支持体の突出側に偏っている場合には、2本の突出側索状体に2本の引退側索状体よりも大きな荷重がかかって伸長し、昇降台が物品支持体の突出側が低くなる状態で傾斜する虞がある。
索状体は長手方向に均一な材料及び構造で構成されるため、索状体の長手方向の各部分は、同じ荷重を受けた場合の伸長率は同じである。このため、索状体の長さが長いほど、同じ荷重がかかった場合の伸長量の総量が長くなる。
本物品搬送装置の第2特徴構成によれば、4つの上方側回転体のうちの物品支持体の出退方向に並ぶ上方側回転体同士が、当該上方側回転体同士の外周部の周方向に沿う索状体の移動量が同じになるように連動回転されるから、物品支持部の突出側に位置する索状体の第2部分(つまり、上方側回転体と下方側回転体の間の部分)と物品支持部の引退側に位置する索状体の第2部分とでテンションを等しくすることができる。
したがって、昇降台の重心が物品支持体の突出側に重心が偏っている場合に、突出側索状体と引退側索状体との間で荷重の偏りがあったとしても、突出側索状体と引退側索状体とでは、伸長量の差が索状体の第1部分(つまり、索状体における上方側回転体から昇降台までの部分)でしか発生しないことになる。
このため、物品支持体を突出させたときにおける昇降台の物品支持体出退方向での傾斜量を、極力小さくすることが可能となる。
本発明にかかる物品搬送装置の第3特徴構成は、上記物品搬送装置の第2特徴構成に加えて、前記4つの上方側回転体のうちの前記物品支持体の出退方向に並ぶ前記上方側回転体同士が、当該上方側回転体の外周部の周方向に沿う外周部長さが同じ長さになるように構成されている点にある。
すなわち、4つの上方側回転体のうちの物品支持体の出退方向に並ぶ上方側回転体同士は、外周部の周方向に沿う外周部長さが同じ長さであるから、4つの上方側回転体のうちの物品支持体の出退方向に並ぶ上方側回転体同士を、当該上方側回転体同士の外周部の周方向に沿う索状体の移動量が同じになるように連動回転させる場合に、単純に上方側回転体同士の回転軸を連結するだけ等の簡素な構成により実施できる。
本発明にかかる物品搬送装置の第4特徴構成は、上記物品搬送装置の第1〜第3のいずれかの特徴構成に加えて、前記索状体が歯付ベルトであり、前記上方側回転体及び前記下方側回転体が歯付プーリである点にある。
すなわち、索状体が歯付ベルトであり、上方側回転体が歯付プーリである場合、索状体と上方側回転体とが互いにすべりのない状態となる。
このため、上方側回転体が回転したときの上方側回転体の外周部の周方向に沿う外周部の移動量と、索状体の長手方向の移動量とが等しくなり、例えば、4つの上方側回転体のうちの物品支持体の出退方向に並ぶ上方側回転体同士を連結した場合には、物品支持部の突出側に位置する索状体の第2部分(つまり、上方側回転体と下方側回転体の間の部分)と物品支持部の引退側に位置する索状体の第2部分とでテンションを等しくすることができる。
これにより、移載装置(物品を支持していれば当該物品も含む)及び昇降台の重心が物品支持体の突出側に偏った場合に、荷重の偏りによって突出側索状体と引退側索状体との間で荷重の偏りがあったとしても、突出側索状体と引退側索状体とにおける伸長量の差を索状体の第1部分でしか発生させないようにすることができる。
このため、物品支持体を突出させたときにおける昇降台の物品支持体出退方向での傾斜を、極力小さくすることが可能となる。
また、索状体が歯付ベルトであり、下方側回転体が歯付プーリである場合、索状体と下方側回転体とが互いにすべりのない状態となる。このため、昇降用駆動装置によって駆動される下方側回転体の回転を索状体に確実に伝達することができる。
また、例えば、4つの下方側回転体のうちの物品支持体の出退方向に並ぶ下方側回転体同士を連結する場合には、上述のように索状体と下方側回転体とに滑りが発生しないので、突出側索状体にかかる荷重の一部を引退側昇降用駆動装置により確実に負担できる。
本発明にかかる物品収納設備の特徴構成は、上記第1〜第4特徴構成のいずれかを有する物品搬送装置を備えた物品収納設備であって、前記4本の昇降案内マストが、走行経路上を走行移動自在な走行台車に立設され、少なくとも上下方向に物品収納部が複数並べて備えられた物品収納棚が前記走行経路に沿って設けられ、前記移載対象箇所として、少なくとも前記物品収納部が設定されている点にある。
すなわち、走行台車には昇降案内マストが立設されるため、昇降用駆動装置を配設するスペースが限られる。とくに、物品を移載する移載装置を備え、物品収納棚の側方を走行して物品収納部との間で物品を移載する場合に、走行台車と物品収納棚との間には昇降用駆動装置を配設するための大きなスペースは確保し難い。そこで、走行台車の走行前後方向に昇降用駆動装置を配設するためのスペースをとる構成とすると、走行台車の走行前後方向において、昇降案内マストと走行台車端部との間に大きなスペースを確保する必要が生じる。このため、走行経路の長手方向における物品収納部の設置可能範囲が小さくなる等、空間の利用効率が悪くなる虞がある。
また、昇降台が傾斜すると物品支持体も傾斜し、物品支持体に支持される物品も傾斜することになる。このため、物品支持体を物品収納部側に突出させて掬い動作又は卸し動作を行うにしても、物品が傾斜しているために物品の下端から上端までの距離が長くなる。このため、物品収納部の上下方向の幅を、上記のように傾斜した物品の下端から上端までの距離に合わせて設定する必要があり、空間の利用効率が悪くなる虞がある。
本物品収納設備の特徴構成によれば、昇降用駆動装置の大型化を抑制することで、走行経路の長手方向に対する物品収納部の設置可能範囲が小さくなることを抑制でき、かつ、物品支持部を突出位置に突出させた際の昇降台の傾斜を抑制することで、物品収納棚における物品収納部の上下方向の間隔を極力小さくできる。
このため、空間の利用効率を極力高めることができる物品収納設備を提供できるに至った。
本実施形態に係る物品搬送装置を備えた物品収納設備の斜視図 本実施形態に係る物品搬送装置の全体斜視図 上方側回転体、下方側回転体及び索状体の構成図 物品搬送装置の制御構成を示す図 物品支持体の出退方向に並ぶ上方側回転体同士を連結した場合の説明図 図5における各索状体にかかる荷重と伸長量との関係を説明する図 物品支持体の出退方向に並ぶ下方側回転体同士を連結した場合の説明図 図7における各索状体にかかる荷重と伸長量との関係を説明する図 図5における物品支持体の突出側と引退側とでの索状体の伸長量の差を表す図 図7における物品支持体の突出側と引退側とでの索状体の伸長量の差を表す図
以下、本発明の実施形態について、図面に基づいて説明する。
図1は、スタッカークレーンS(本発明の物品搬送装置の一例)を備えた自動倉庫設備J(本発明の物品収納設備の一例)の斜視図である。
自動倉庫設備Jは、物品Bを載置支持した状態で収納する物品収納部1bを上下方向及び左右方向に複数並べて備えた物品収納棚1を、物品収納部1bの物品出し入れ口が対向する形態で一対備え、その一対の物品収納棚1の間に走行経路が形成されている。走行経路の床面には2本の走行レール8が互いに離間して敷設されている。
物品Bは、例えば液晶等のFPD用ガラス基板を複数枚保持自在なカセット等が考えられる。このような物品Bは、数百kg〜1トンといった重量となる。
図2に示すように、スタッカークレーンSは、一対の走行レール8上を転動自在な走行車輪を備えた平面視矩形状の走行台車10と、その走行台車10に互いに間隔を隔てた状態で平面視で矩形状の角部に配設され、かつ、上下方向に沿う姿勢で立設された4本の昇降案内マスト11と、4本の昇降案内マスト11に案内されて昇降移動自在な昇降台12とを備えている。
昇降台12には、物品Bを載置支持自在な物品支持体としてのスライド式のフォーク13を備えた移載装置が設けられている。フォーク13は、平面視で4本の昇降案内マスト11の内方に位置する昇降用領域の外部に位置する移載対象箇所に向けて突出した突出位置と、内部に引退する引退位置とに出退自在に構成されている。
昇降台12は索状体としての4本の歯付ベルト14にて吊下げ支持されている。昇降案内マストの上端部には、4本の歯付ベルト14の夫々が各別に巻き掛けられる回転体としての4つの上方側回転体PU(歯付プーリ31、32、33、34。図3参照)が設けられ、昇降案内マストの下端部には、4本の索状体の夫々が各別に巻き掛けられる回転体としての下方側回転体PS(歯付プーリ21、22、23、24。図3参照)が設けられている。
上方側回転体PUとしての歯付プーリ31、32、33、34は、径が同じとなるように形成されている。また、下方側回転体PSとしての歯付プーリ21、22、23、24の夫々も、上方側回転体PUと同様に径が同じとなるように形成されている。
すなわち、4つの上方側回転体PUの夫々のうちのフォーク13の出退方向に並ぶ上方側回転体PU同士は、外周部の周方向に沿う外周部長さが同じ長さになるように構成されている。
4本の昇降案内マスト11夫々の下端部近傍には、4つの下方側回転体PSの夫々に対応して、昇降台12を昇降駆動すべく下方側回転体PSを回転駆動する4つの昇降用駆動装置としての昇降用モータK(昇降用モータK1、K2、K3、K4)が設けられている。つまり、4つの下方側回転体PSの夫々は駆動回転体として構成されている。これに対して、4つの上方側回転体PUの夫々は、従動回転体として構成されている。
4本の歯付ベルト14の夫々は、上方側回転体PUから下方側に伸びて昇降台12に接続される第1部分141と、上方側回転体PUから下方側に伸びて下方側回転体PSに巻き掛けられる第2部分142とを備えて構成されている。
そして、4本の歯付ベルト14における第1部分141が、昇降台12の平面視での角部近傍に留め具12Sにて接続されている。
すなわち、4本の歯付ベルト14における第1部分141は、平面視でフォーク13の出退方向に離間し、且つ、平面視でフォーク13の出退方向と直交する方向に離間する複数(4つ)の箇所にて昇降台12と接続されている。
図2及び図5に示すように、歯付プーリ31と歯付プーリ32とは、連結体としての連結シャフト16を回転軸心として一体回転自在に連結されている。また、歯付プーリ33と歯付プーリ34とも、同様に、連結体としての連結シャフト16を回転軸心として一体回転自在に連結されている。
すなわち、4つの上方側回転体PUのうちのフォーク13の出退方向に並ぶ上方側回転体PU同士の間(すなわち、歯付プーリ31と歯付プーリ32との間、及び、歯付プーリ33と歯付プーリ34との間)が連結シャフト16にて連結されている。
歯付プーリ31及び歯付プーリ32、及び、歯付プーリ33及び歯付プーリ34は上述の如く同径に構成されているので、連結シャフト16は、歯付プーリ31と歯付プーリ32との外周部の周方向に沿う歯付ベルト14の移動量が同じになるように連動回転させることになる。また、同様に、連結シャフト16は、歯付プーリ33と歯付プーリ34との外周部の周方向に沿う歯付ベルト14の移動量が同じになるように連動回転させることになる。
すなわち、連結シャフト16は、4つの上方側回転体PUのうちのフォーク13の出退方向に並ぶ上方側回転体PU同士を、当該上方側回転体PU同士の外周部の周方向に沿う歯付ベルト14の移動量が同じになるように連動回転させるように構成されている。
図4に示すように、スタッカークレーンSには、4つの昇降用モータK(K1、K2、K3、K4)の駆動を制御する制御部としてのクレーン制御装置Hが設けられている。クレーン制御装置Hは、4つの昇降用モータK(K1、K2、K3、K4)の回転位相の変化を同期させて回転させるように、昇降用モータK1、K2、K3、K4夫々に供給する電流量を制御する。
次に、本実施形態におけるスタッカークレーンSにて物品Bの移載動作を行なう場合の作用を、図5、図6及び図9に基づいて説明する。
図5は、フォーク13を突出位置に突出させた状態で物品Bをフォーク13に載置支持した状態を示す縦断面図である。また、図6(a)はフォーク13の突出側に位置する歯付ベルト14aにかかるテンションを、図6(b)はフォーク13の引退側に位置する歯付ベルト14bにかかるテンションを示す図である。
図5に示すように、昇降台12、フォーク13、及び、そのフォーク13に載置支持された物品B全体を1つの剛体とみなした場合の重心(矢印Gで示す)は、フォーク13の出退方向における一対の歯付ベルト14(歯付ベルト14a、歯付ベルト14b)の間よりも、フォーク13突出側に偏った位置となり、偏荷重が生じる。
歯付プーリ31と歯付プーリ32との間、及び、歯付プーリ33と歯付プーリ34との間が連結されているので、図6に示すように、歯付ベルト14aの第2部分142に生じているテンションF2aと、歯付ベルト14bの第2部分142に生じているテンションF2bとは等しくなり、昇降台12の偏荷重に伴うテンションの差異は、歯付ベルト14aの第1部分141に生じているテンションF1aと、歯付ベルト14bの第1部分141に生じているテンションF1bとの間にのみ現れる。つまり、テンションF2a=テンションF2b、テンションF1a>テンションF1bとなる。
ここで、比較例として、4つの上方側回転体PUのうちのフォーク13の出退方向に並ぶ上方側回転体PU同士の間、及び4つの下方側回転体PSのうちのフォーク13の出退方向に並ぶ下方側回転体PS同士の間の何れも連結しない構成を考える。このような比較例では、歯付ベルト14aに生じるテンションF1aとテンションF2aとが同じ大きさとなり、テンションF2aがフォーク13の突出側の昇降用モータK1、K3に作用する。また、歯付ベルト14bに生じるテンションF1bとテンションF2bとが同じ大きさとなり、テンションF2bがフォーク13の引退側の昇降用モータK2、K4に作用する。
この場合、テンションの大きさは、テンションF2a>テンションF2bとなるから、フォーク13の突出側の昇降用モータK1、K3に作用するテンションとフォーク13の引退側の昇降用モータK2、K4に作用するテンションとが異なることになる。このため、大きなテンションF2aが作用するフォーク13の突出側の昇降用モータK1、K3が、昇降台12を昇降させるためのトルクを受け持つこととなる。
これに対して、本実施形態によれば、上述のように、歯付ベルト14aの第2部分142に生じているテンションF2aと、歯付ベルト14bの第2部分142に生じているテンションF2bとが等しいので、フォーク13の突出側の昇降用モータK1、K3とフォーク13の引退側の昇降用モータK2、K4との間でトルクを分担して受け持つことができ、昇降用モータK1〜K4の間で負荷を平準化して、各昇降用モータKの大型化を抑制できる。
また、上記比較例のように、4つの上方側回転体PUのうちのフォーク13の出退方向に並ぶ上方側回転体PU同士の間、及び4つの下方側回転体PSのうちのフォーク13の出退方向に並ぶ下方側回転体PS同士の間の何れも連結しない構成とした場合には、昇降台12の偏荷重に伴うテンションが第1部分141及び第2部分142の何れにおいても歯付ベルト14b側よりも歯付ベルト14a側で大きくなるため、歯付ベルト14aの伸長量(第1部分141及び第2部分142の伸長量の和)が歯付ベルト14bの伸長量(第1部分141及び第2部分142の伸長量の和)よりも大きくなる状態となる。
このように歯付ベルト14aの伸長量と歯付ベルト14bとの伸長量に差異が生じると、昇降台12が、歯付ベルト14aが接続されている端部側が上下方向で低い位置となる形態で傾斜する。
これに対して、本実施形態では、歯付ベルト14aの第2部分142に生じているテンションF2aと、歯付ベルト14bの第2部分142に生じているテンションF2bとは等しいので、歯付ベルト14aの第2部分142の伸長量と歯付ベルト14bの第2部分142の伸長量とは等しくなり、昇降台12の偏荷重に伴うテンションの差異による歯付ベルト14a及び歯付ベルト14bの伸長量の差異は、歯付ベルト14aの第1部分141と歯付ベルト14bの第1部分141とでのみ生じることになるため、昇降台12が、歯付ベルト14aが接続されている端部側が上下方向で低い位置となる形態で傾斜するにしても、その傾斜量を小さく抑えることができる(このときの昇降台12の歯付ベルト14a接続側と歯付ベルト14b接続側との高低差を図9のαで示す)。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、4つの上方側回転体PUのうちのフォーク13の出退方向に並ぶ上方側回転体PU同士の間を連結シャフト16にて連結する構成を説明したが、図7、図8及び図10に示すように、4つの下方側回転体PS(歯付プーリ21、22、23、24)のうちのフォーク13の出退方向に並ぶもの同士の間(すなわち、歯付プーリ21と歯付プーリ22との間、及び、歯付プーリ23と歯付プーリ24との間)を連結シャフト16にて連結する構成としてもよい。
この場合、駆動回転体である歯付プーリ21と歯付プーリ22との間、及び、歯付プーリ23と歯付プーリ24との間を直接連結しているので、フォーク13の突出側の昇降用モータK1、K3とフォーク13の引退側の昇降用モータK2、K4との間でトルクを確実に分担して受け持つことができ、昇降用モータK1〜K4の間で負荷を平準化して、各昇降用モータKの大型化を抑制できる。
なお、このとき、歯付ベルト14aに生じるテンションはテンションF1a=テンションF2aとなり、歯付ベルト14bに生じるテンションはテンションF1b=テンションF2bとなるが、これらのテンションの差が歯付ベルト14a及び歯付ベルト14bの夫々において、第1部分141及び第2部分142の双方に亘ってかかるから、歯付ベルト14aの伸長量(図7におけるLa)と歯付ベルト14bの伸長量(図7におけるLb)との差異が大きなものとなる。このため、この伸長量の差異に伴う昇降台12の歯付ベルト14a接続側と歯付ベルト14b接続側との高低差は、図10においてβで示すように、4つの上方側回転体PUのうちのフォーク13の出退方向に並ぶ上方側回転体PU同士の間を連結シャフト16にて連結した場合における昇降台12の歯付ベルト14a接続側と歯付ベルト14b接続側との高低差(図9におけるα)よりも大きくなる。
(2)上記実施形態では、走行台車10を平面視矩形状とする例を説明したが、走行台車の平面視形状は矩形状以外の形状(例えば楕円形等)としてもよい。
(3)上記実施形態では、クレーン制御装置Hが、4つの昇降用モータK(K1、K2、K3、K4)の回転位相の変化を同期させて回転させるように、昇降用モータK1、K2、K3、K4夫々に供給する電流量を制御する構成を例示したが、昇降用モータKをステッピングモータとし、クレーン制御装置Hが4つの昇降用モータKの回転位相の変化を同期させて回転させるように昇降用モータK1、K2、K3、K4夫々への供給パルス数を制御するものであってもよく、昇降用モータKの夫々の回転位相の変化を同期させることができるものであれば、昇降用モータの回転駆動方式及び制御方式は自由に変更可能である。
(4)上記実施形態では、フォーク13の出退方向に並ぶ上方側回転体PU同士を同径とするように構成したが、このような構成に限定されるものではなく、フォーク13の出退方向に並ぶ上方側回転体PU同士を異径とする構成でもよい。この場合、4つの上方側回転体のうちのフォーク13の出退方向に並ぶもの同士の外周部の周方向に沿う歯付ベルト14の移動量が同じになるように、連結体に差動機構又は減速機構を備えさせることになる。
(5)上記実施形態では、索状体を歯付ベルトとし、上方側回転体PU及び下方側回転体PSを歯付プーリとするように構成したが、このような構成に限定されるものではなく、例えば、索状体をチェーンとし、上方側回転体PU及び下方側回転体PSをスプロケットとする等、索状体と上方側回転体PU及び下方側回転体PSとは、その間でスリップが発生しないような各種の構成を用いることができる。
(6)上記実施形態では、本発明の物品搬送装置を走行経路上を走行移動自在なスタッカークレーンに適用した例を説明したが、このような構成に限定されるものではなく、本発明の物品搬送装置を、走行経路上を走行するものではなく床面に固定設置されるものとして構成してもよい。
(7)上記実施形態では、4本の昇降案内マスト11の全てが同じ長さとなるように構成したが、このような構成に限定されるものではなく、例えば4本の昇降案内マスト11のうち、2本ずつを同じ長さとする構成としてもよい。
このとき、平面視でフォーク13の出退方向に直交する方向に並ぶ昇降案内マスト11が同じ長さとするのが好ましい。
(8)上記実施形態では、物品支持体としてのスライド式のフォーク13を備える構成としたが、物品支持体をスカラアーム等の屈伸アームにて構成し、この屈伸アームを揺動させて物品を移載するようにしてもよい。すなわち、物品支持体としては、4本の昇降案内マスト11の内方に位置する昇降用領域の外部に位置する移載対象箇所に向けて突出した突出位置と内部に引退する引退位置とに出退させる出退機能を備えるものであればよい。
(9)上記実施形態では、4つの上方側回転体及び4つの下方側回転体の回転軸を、フォーク13の出退方向に沿う方向とする例を説明したが、このような構成に限定されるものではなく、例えば、4つの上方側回転体及び4つの下方側回転体の回転軸を、平面視でフォーク13の出退方向に直交する方向としてもよい。
この場合、連結体を、連結シャフト16に代えて、4つの上方側回転体PUのうちのフォーク13の出退方向に並ぶ上方側回転体PU同士、又は、4つの下方側回転体PSのうちのフォーク13の出退方向に並ぶ下方側回転体PS同士を同期回転させるチェーンとスプロケットとして構成してもよい。
1 物品収納棚
1b 物品収納部
10 走行台車
11 昇降案内マスト
12 昇降台
13 物品支持体
14 索状体(歯付ベルト)
141 第1部分
142 第2部分
B 物品
H 制御部
K 昇降用駆動装置
PS 下方側回転体
PU 上方側回転体

Claims (5)

  1. 互いに間隔を隔てた状態で平面視で矩形状の角部に配設され、かつ、上下方向に沿う姿勢で立設された4本の昇降案内マストと、
    前記昇降案内マストに案内されて昇降移動自在な昇降台と、
    前記昇降台を吊下げ支持する4本の索状体と、
    前記4本の索状体の夫々が各別に巻き掛けられる複数の回転体と、
    前記昇降台に設けられて物品を移載する移載装置と、を備えた物品搬送装置であって、
    前記移載装置が、物品を支持自在な物品支持体を備え、
    前記物品支持体が、平面視で前記4本の昇降案内マストの内方に位置する昇降用領域の外部に位置する移載対象箇所に向けて突出した突出位置と、内部に引退する引退位置とに出退自在に構成され、
    前記4本の索状体が各別に巻き掛けられる回転体としての4つの上方側回転体が、前記昇降案内マストの上端部に設けられ、
    前記上方側回転体が従動回転体として構成され、
    前記4本の索状体が各別に巻き掛けられる回転体としての4つの下方側回転体が、前記昇降案内マストの下端部に設けられ、
    前記昇降台を昇降駆動すべく前記下方側回転体を回転駆動する昇降用駆動装置が、前記4つの下方側回転体に対して各別に設けられ、
    前記4つの昇降用駆動装置の駆動を制御する制御部が設けられ、
    前記制御部が、前記4つの下方側回転体同士の外周部の周方向に沿う前記索状体の移動量が同じになるように前記4つの下方側回転体を回転させるように前記4つの昇降用駆動装置の作動を制御するように構成され、
    前記4本の索状体の夫々が、前記上方側回転体から下方側に伸びて前記昇降台に接続される第1部分と、前記上方側回転体から下方側に伸びて前記下方側回転体に巻き掛けられる第2部分とを有し、
    前記4本の索状体における夫々の前記第1部分が、前記昇降台における、平面視で前記物品支持体の出退方向及び平面視でこれと直交する方向で互いに離間する複数の箇所にて前記昇降台に接続され、
    前記4つの上方側回転体のうちの前記物品支持体の出退方向に並ぶ前記上方側回転体同士、又は、前記4つの下方側回転体のうちの前記物品支持体の出退方向に並ぶ前記下方側回転体同士のうちの少なくとも一方を連結する連結体が設けられている物品搬送装置。
  2. 前記連結体が、前記4つの上方側回転体のうちの前記物品支持体の出退方向に並ぶ前記上方側回転体同士を、当該上方側回転体同士の外周部の周方向に沿う前記索状体の移動量が同じになるように連動回転させるように構成されている請求項1に記載の物品搬送装置。
  3. 前記4つの上方側回転体のうちの前記物品支持体の出退方向に並ぶ前記上方側回転体同士が、当該上方側回転体の外周部の周方向に沿う外周部長さが同じ長さになるように構成されている請求項2に記載の物品搬送装置。
  4. 前記索状体が歯付ベルトであり、前記上方側回転体及び前記下方側回転体が歯付プーリである請求項1〜3のいずれか1項に記載の物品搬送装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の物品搬送装置を備えた物品収納設備であって、
    前記4本の昇降案内マストが、走行経路上を走行移動自在な走行台車に立設され、
    少なくとも上下方向に物品収納部が複数並べて備えられた物品収納棚が前記走行経路に沿って設けられ、
    前記移載対象箇所として、少なくとも前記物品収納部が設定されている物品収納設備。
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