JPH07115341B2 - 成形品の自動処理装置における搬入・搬出ステ−シヨンの基枠駆動装置 - Google Patents

成形品の自動処理装置における搬入・搬出ステ−シヨンの基枠駆動装置

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JPH07115341B2
JPH07115341B2 JP61156172A JP15617286A JPH07115341B2 JP H07115341 B2 JPH07115341 B2 JP H07115341B2 JP 61156172 A JP61156172 A JP 61156172A JP 15617286 A JP15617286 A JP 15617286A JP H07115341 B2 JPH07115341 B2 JP H07115341B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 本発明は、成形品に養生等の後処理を施すのに、多列・
多段の移動収納棚を用い、この移動収納棚の各段に対し
て処理前の成形品と処理後の成形品を搬入、搬出するた
めの搬入ステーション・搬出ステーションの基枠の駆動
装置に関し、基枠は重量ある部材を載置して昇降するに
もかかわらず、小さい消費電力で基枠を駆動しうる装置
を提供するものである。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、成形品を養生・その他の後処理を施すための
自動化の装置に関し、成形品は粉体を圧縮・振動等の手
段により製造されたコンクリート製品、モルタル製品、
セラミック製品等を対象とし、特に自動化のために移動
収納棚を用い、この移動収納棚の各段に対し搬入ステー
ション・搬出ステーションにおける重量ある基枠の駆動
装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、成形機に養生等の後処理を施すために、成形品を
養生室へ搬送、養生室から搬出を行なう自動化装置がな
く、人手と時間を要していた。しかも、未養生の成形品
は振動や衝撃に弱く、半自動的装置においても、不良品
を生じる欠点を有していた。
〔発明が解決しょうとする課題〕
本発明は、成形品の養生等の後処理を、多列・多段の移
動収納棚を用いて行なう構成を採用し、このため成形品
を移動収納棚に収納・排出するための搬入ステーション
と搬出ステーションとを設け、この搬入ステーションと
搬出ステーションには移動収納棚の各段に対して昇降し
うる基枠が配置され、該基枠は成形品を収納・排出する
ための手段を有し、この可成の重量をもつ基枠を小さい
動力により且つ水平に昇降しうるための装置を提供する
ものである。
〔発明が解決しょうとする課題〕
本発明は、成形品に養生等の後処理を施すための処理室
を有し、該処理室内で往復移動する多列・多段の移動収
納棚に対して、成形品を搬入し、後処理された成形品を
搬入と同時に同数個を搬出する搬入・搬出ステーション
を両側に設けてなる成形品の自動処理装置において、搬
入・搬出ステーションには多列・多段の移動収納棚の各
段の収容室に対応して成形品を搬入・搬出する位置に移
動することができる昇降可能の基枠が設けられ、各基枠
は駆動手段により同期して駆動されると共に、一端が前
記基枠の一端の上下面に係止された第1のチェーンと、
一端が前記各基枠の一端の上面に係止された第2のチェ
ーンと、一端が前記基枠の他端の上面に係止された第3
のチェーンと、前記第2、第3のチェーンの他端に固定
された重錘とから形成され、前記基枠の駆動をバランス
させる制御手段を備えることを特徴とするものである。
また本発明は、前記構成において、前記各基枠は単一の
モータの回転により駆動されて同期することを特徴とす
るものである。
〔作用〕
本発明の構成において、多段・多列の移動収納棚に対し
て、成形品を搬入し、後処理された成形品を搬出する位
置には、搬入ステーションおよび搬出ステーションが設
けられ、二つのステーションに配置された各基枠は、バ
ランス用制御手段を介して同期駆動されるため、最小の
消費電力により移動収納棚の各段の収容室に対応する位
置に水平状態を保って昇降させることができる。
〔実施例〕
第1図,第2図には本発明に用いられる成形品の自動処
理装置のレイアウトが示される。Aはセメント質材料、
セラミック組成物等の材料の圧縮成形機であり、例えば
特公昭54−20209号公報に記載される真空吸着式のもの
を用いることができ、このような成形機により製造され
た成形品はパレットに載置され、二本の紐状ベルトから
なる搬送装置Bにより搬入ステーションCに送られ、パ
レットに載置された成形品は搬入ステーションCの差込
手段により、多列・多段の移動収納棚Fの所定収納孔に
搬入されると共に、多列・多段の移動収納棚Fの所定収
納孔内に位置した既に養生処理を完了した成形品は搬出
ステーションD側に送り出され、搬出ステーションD側
から二本の紐状ベルトからなる搬送装置Eにより成形品
取出部Gに送られ、成形品取出部Gにおいて成形品はパ
レットから分離され、成形品取出側に送られる。パレッ
トは搬送装置Hにより自動圧縮成形機A側に送られる。
Jは、搬入ステーションC、搬出ステーションDの前方
に位置し、移動収納棚F内の成形品を養生するための養
生室である。
本発明は、多列・多段の移動収納棚Fを用いるものであ
り、この多列・多段の移動収納棚Fに成形品を収納し、
移動収納棚Fを養生室Jに送り込み、一定時間経過後、
移動収納棚Fを養生室Jから引き出し、成形品を取り出
すものであって、成形品の収納と成形品の取り出しを同
時に行なうものである。
このため、養生室Jの入口前方には、移動収納棚Fの各
段に対して成形品を収納すると同時に処理された成形品
を排出できる、搬入ステーションCと搬出ステーション
Dが移動収納棚Fの両側に設けられている。
搬入ステーションCと搬出ステーションDはそれらのス
テーションに設けた基枠14の上下移動により移動収納棚
Fの各段に対応でき、移動収納棚Fの列に対しては、移
動収納棚Fを列に相当する距離だけ前進させることによ
り、搬入ステーションC、搬出ステーションDに対応さ
せることができる。
搬入ステーションC、搬出ステーションDは、移動収納
棚Fの上下の各段に対して成形品を順次搬入、搬出する
ための基枠14を夫々備え、この基枠14が上下移動するた
め、この基枠14に端部を取付けている搬送装置B、搬送
装置Eは夫々自動圧縮成形機A側と成形品取出部G側を
中心に搬入ステーションC、搬出ステーションDの各側
を上下動しうるように構成されている。
搬送装置Bと搬送装置Eとは、前者は自動圧縮成形機A
側から搬入ステーションCに成形品を送り込み、後者は
搬出ステーションDから成形品を成形品取出部G側に送
り出すという機能において相違するが、構成上全く同じ
であり、搬送装置Bについて説明する。
第3図に示されるように、搬送装置Bは、二つのベルト
区域b1,b2からなり、夫々のベルト区域b1,b2は二本の組
成ベルト4a,4bが掛け渡されている。
搬送装置Bの圧縮成形機A側の端部には、凹状の固定支
持体1が設けられ、軸2の軸受部を構成している。軸2
は一定間隔をおいてプーリー5,5を固定すると共にこの
外側に設けたコ字状のフレーム10,10を貫通している。
コ字状のフレーム10,10の中間位置に従動軸6を軸支
し、この軸6にプーリー7,7、プーリー8,8を支持し、且
つコ字状のフレーム10,10の端部は搬入ステーションC
における基枠14上において水平に摺動しうるフレーム1
5,15の端部と重合され、フレーム10,10、フレーム15,15
を貫通して軸3が設けられ、該軸3には、プーリー9,
9、プーリー16,16が設けられている。
プーリー5,5とプーリー7,7との間に、紐状ベルト4a,4
a、プーリー8,8とプーリー9,9との間に紐状ベルト4b,4b
が架設されており、紐状ベルト4a,4aは駆動モータ11に
より減速機構を介して軸2とこれに固定されたプーリー
5を駆動し、紐状ベルト4b,4bは駆動モータ12により減
速機構を介して軸3とこれに固定されたプーリー9を駆
動し、且つ駆動モータ11,12は搬送装置Bの適宜位置に
設けられた検知手段により、駆動・停止の制御が行なわ
れ、搬入ステーションCにおける移動収納棚Fへの成形
品の搬入を円滑にしている。紐状ベルト4a,4aと紐状ベ
ルト4b,4bは夫々フレーム10,10に取付けられた案内車1
3,13…により支持され、成形品とパレットの重量による
紐状ベルト4a,4a、4b,4bの撓みを防止している。
搬入ステーションCと搬出ステーションDにおける基枠
14,14′の上下動は、移動収納棚Fの所定の列に対応し
て搬入ステーションCに運び込まれた成形品を多数の段
をなす移動収納棚Fの所定の段に差し込みうるように駆
動制御されるものであり、このため搬出ステーションD
の基枠14′も、所定の列の所定の段に対応して搬入ステ
ーションCからの成形品の差し込みに応じて移動収納棚
Fに位置する養生を終った成形品を受けるように搬入ス
テーションCの基枠14の駆動制御と同期して作動され、
搬入ステーションC、搬出ステーションDの基枠14,1
4′の駆動機構は全く同じであり、搬入ステーションC
の基枠14の上下動機構について第4図により説明する。
搬入ステーションCには、コ字状をなす四本の支柱17A,
17B,17C,17Dが下端部及び上端部を結合し、支持本体を
構成している。支柱17A,17Bと支柱17C,17Dの対向面に各
支柱のコ字状の溝19を向い合せ、後述する上下動しうる
基枠14に設けた案内用車輪18が該コ字状の溝19に嵌合し
ている。
搬入ステーションCの支柱17A,17B,17C,17Dの上端部に
は、電動モータ20を配置し、電動モータ20は基枠14を移
動収納棚Fの各段の位置に対応して間欠的に駆動され
る。このモータ軸20aから減速駆動される軸21が搬入ス
テーションC、搬出ステーションDに設けられた軸受22
に支持され、該軸21の両端に設けられた歯車23,23′
が、一方は搬入ステーションCの後方支柱17A,17C側の
上端部の軸受24,24に支承された軸25に設けた歯車26と
係合し、他方は搬出ステーションDの上端部の軸受2
4′,24′に支承された軸25′に設けた歯車26′と係合し
ている。
軸25には、その両側に夫々二個の鎖車27,28と27,28が固
定されている。
搬入ステーションCの前方支柱17B,17D側の上端部の軸
受29,29に支持された軸30の両端にも夫々二個の鎖車31,
32と31,32が固定されている。
搬入ステーションCの後方支柱17A,17C側の下端部の軸
受33,33には軸34が支持され、該軸34の両端には鎖車35,
35が取付けられている。
搬入ステーションCの外側支柱17A,17B側と内側支柱17
C,17D側には、チェーン36,37,41と36,37,41が夫々鎖
車、基枠等に掛け渡されており、チェーンの掛け方は、
外側支柱側、内側支柱側のいずれも同じであるから、内
側支柱17C,17D側について説明をする。
チェーン36は、一端を基枠14の後端側の上面取付部38に
固定し、後方支柱上方の鎖車27、後方支柱下方の鎖車35
を介して他端を基枠14の後端側の下面取付部39に固定し
ている。
チェーン37は、一端を基枠14の後端側の上面取付部38に
固定すると共に後方支柱上方の鎖車28、前方支柱上方の
鎖車31を経て、他端をバランス用重錘40の上端部に固定
されている。
チェーン41は、一端を基枠14の前端側の上面取付部42に
固定し、前方支柱上方の鎖車32を経て他端をバランス用
重錘40の上端部に固定している。
基枠14の外側側面と内側側面には、外側支柱17A,17Bの
コ字状溝19a,19b、内側支柱17C,17Dのコ字状溝19c,19d
とに夫々嵌合しうる案内用車輪18a,18b(外側側面)、1
8c,18d(内側側面)が設けられている。
移動収納棚Fの所定の段への成形品の差込みが終ると、
駆動モータ20の回転に基づき、基枠14は移動収納棚Fの
次段に対応する位置まで水平状態を保って駆動される。
また基枠14は、移動収納棚Fの所定の列に対して、下か
ら上へ順次間欠的に駆動されると、次列に対しては上か
ら下へと順次間欠的に駆動されるように、設定されてい
る。
搬入ステーションCの基枠14は、多列・多段の移動収納
棚Fの各段に対応して、下から上、上から下へと間欠的
に移動するものであり、基枠14の間欠的上下移動に伴
い、搬送装置Bは圧縮成形機A側の軸2を中心として搬
送装置Bの搬入ステーションC側の軸3に円弧を描く動
き、すなわち回動を生ぜしめる。
なお、搬送装置Bと搬入ステーションCの基枠搬出ステ
ーションDの基枠と搬送装置Eとの関連構成を第5図に
より、また各基枠上の搬送方向の切替手段を第5図,第
6図により夫々説明する。
この搬送装置Bの回動に伴う、搬送装置Bから搬入ステ
ーションCの基枠14への成形品の搬送を円滑に行なうた
めの調整手段(第5図)として、搬送装置Bの紐状ベル
ト4,4の通路に対応する、基枠14の外側・内側の通路位
置に夫々二個の支柱43,43を固定し、この支柱43,43に案
内用車輪44,44が回動自在に軸支され、この案内用車輪4
4,44により前後に誘導されるコ字状の摺動フレーム15が
基枠14の外側・内側に配置されている。
コ字状の摺動フレーム15の端部は、搬送装置Bのコ字状
のフレーム10の端部と重合され、該重合端部は軸3によ
り結合され、軸3には、搬送装置Bの紐状ベルト4bを駆
動するプーリー9が固定されると共に、紐状ベルト45を
保持するプーリー16が取付けられている。紐状ベルト45
はコ字状の摺動フレーム15の前端に設けられた軸46に固
定されたプーリー47と前記プーリー16との間に掛け渡さ
れ、紐状ベルト45はプーリー47側に設けられた駆動モー
タ48により制御され、搬入ステーションCの基枠14上の
所定位置に成形品を送ることができる。
搬入ステーションCにおいて搬送装置Bから送られた成
形品を基枠14上の所定位置に紐状ベルト45により送り込
み、しかる後、成形品を移動収納棚Fの所定の段の挿入
口に送り込むための紐状ベルト50が、紐状ベルト45に直
交して配置される。
このため、紐状ベルト45,45は、直交する紐状ベルト50,
50の通路に相当する部分を凹状部に形成し、紐状ベルト
45,45に形成される凹状部は、紐状ベルト50,50の通路に
対応した位置に三個の誘導ローラー51,52,53が基枠14上
に固定した支柱に回転自在に設けられ、中央の誘導ロー
ラー52は両側に配置した誘導ローラー51,53よりも低く
設けられている。そしてプーリー47、誘導ローラー51
間、誘導ローラー53、誘導ローラー51′間、誘導ローラ
ー53′、プーリー16間のいずれも紐状ベルト45は水平状
態に保たれている。
搬入ステーションCにおける基枠14の昇降に応じて、コ
字状の摺動フレーム15、紐状ベルト45は前後に移動する
が、この紐状ベルト45の移動は前記固定の三個の誘導ロ
ーラー51,52,53により、直交する紐状ベルト50,50に対
して何らの影響を及ぼすことはない。
紐状ベルト45に設けられた三個の誘導ローラー51,52,53
により形成した凹状部には、紐状ベルト50,50が配置さ
れ、この紐状ベルト50,50は成形品を移動収納棚F収納
孔に搬送し、また移動収納棚Fの収納孔から出てくる成
形品を搬出する役割を果すものであり、搬入ステーショ
ンCと搬出ステーションDとにおいて、搬入・搬出の機
能上の相違のため、紐状ベルト50,50の駆動方向の相違
があるほか、全く構成として同じであるため、搬入ステ
ーションCの場合について説明をする。
基枠14上には基台54が設けられ、基台54上に設けられた
両端支持腕にプーリー55,56と、これらの中間に案内ロ
ーラー57,58とにより、紐状ベルト50は、紐状ベルト45
の凹状部内に位置して水平状態に架設され、且つプーリ
ー55を経た紐状ベルト50は、支持腕に設けられたプーリ
ー59,60,61を経てプーリー56に掛け渡され、基台54上に
設けられた駆動モータ62により減速機構を介してプーリ
ー59の軸59aを駆動する。
基台54には、停止部材49が設けられ、紐状ベルト45,45
により送られて来た成形品は、停止部材49により移動収
納棚Fの収納孔と対応する位置に持ち来たされ、停止部
材49の位置に成形品が到達したことを検知すると、基枠
14と基台54との間に設けられた空気シリンダー63,63を
作動し、基台54に設けられた紐状ベルト50,50は紐状ベ
ルト45の凹状部内から突出する位置に上昇し、成形品を
紐状ベルト45から紐状ベルト50上に載置させ、同時に駆
動モータ62を作動して紐状ベルト50を移動収納棚Fの収
納孔側へ移動させる。
この駆動モータ50の作動と同時に紐状ベルト50に載置さ
れた成形品を移動収納棚Fの収納孔に差込むための差込
装置64が作動される。
差込装置64は、第7図に示されるように、基枠14に固定
され、移動収納棚Fと反対側に伸びた支持枠体65を有
し、支持枠体65は基枠14と共に昇降する。支持枠体65の
後部65bには、空気シリンダー66が設けられ、支持枠体6
5の前部65aには、ピストン先端に設けた差込部材67を移
動収納棚Fの方向に向かって案内する誘導桿68が固定さ
れている。
多列・多段の移動収納棚Fは、台車70上に一列の上下方
向に26段、長さ方向に20列、巾方向に2列の成形品収納
スペースを備えており、この成形品収納スペースは、成
形品の形状、大きさ等に応じて台車70に対して取換える
ことができる。
台車70に複数個の車軸71に車輪72を設け、この適当数の
車軸71部分には、駆動モータが配置され、搬入ステーシ
ョンC、搬出ステーションDにおいて、一段に2個、一
列の上下方向26段に合計52個の成形品が収納されると、
一列分の距離だけ、移動収納棚Fは軌道73上を駆動され
る。
移動収納棚Fの軌道73は、圧縮成形機Aと成形品取出部
Gとの間の位置から、移動収納棚Fの長さに相当する位
置に設けられた搬入ステーション、搬出ステーションD
の間を経て、この前方に配置された養生室Jの内部まで
敷設されている。
搬送装置Eから送られてきた成形品に対して、成形品を
パレットから分離して成形品を取出側に送り、且つパレ
ットを自動圧縮成形機A側に送る役割を行なう成形品取
出部Gが設けられている(第8図)。
成形品をパレットから分離するために、搬送路74上に真
空吸着手段75が設けられ、成形品が該位置に来たことを
検知して真空吸着手段75は成形品を吸着上昇し、隣接し
た成形品取出搬送路74aまで空気シリンダー81で案内部
材76により移動し、成形品を成形品取出搬送路74aの位
置で降下し吸着を解除して、成形品取出搬送路74aによ
り成形品は取り出される。
成形品が取除かれたパレットは、搬送路74の端部におい
て停止部材77に当接すると、搬送路74の紐状ベルト78,7
8と直交する方向に架設された紐状ベルト79,79は、紐状
ベルト78,78に形成された凹状部80,80から、突出し、パ
レットは搬送路74の紐状ベルト78,78から搬送装置Hの
紐状ベルト79,79により圧縮成形機A側へ搬送される。
この搬送方向の切替機構は、搬入ステーションC、搬出
ステーションDにおける紐状ベルト45,45と紐状ベルト5
0,50の切替機構とは紐状ベルト50,50の摺動機構を除い
て同一である。
以上の構成により、圧縮成形機Aにより製造され、パレ
ット上に載置された成形品は、搬送装置Bに送られる。
搬送装置Bは二つのベルト区域b1,b2からなり、搬入ス
テーションCにおける成形品の搬入状態、及び搬入ステ
ーションCと搬送装置B上の成形品の進行を検知するセ
ンサによって、二つのベルト区域b1,b2は夫々の駆動モ
ータ11,12により駆動・停止を繰り返し、成形品を搬送
する。
多列・多段の移動収納棚Fは、養生室Jから引出され、
移動収納棚F内の成形品は養生され、移動収納棚Fの最
先端の列が搬入・搬出ステーションC,Dに対応してお
り、搬入・搬出ステーションC,Dの基枠14は移動収納棚
Fの最先端の列の最下段に対応している。
そこで、搬入・搬出ステーションC,Dの基枠14,14′と移
動収納棚との間で最下段に対して二個の成形品の搬入・
搬出が終了すると、駆動モータ20に信号が与えられ、移
動収納棚Fの一段分の高さに相当する距離だけ、搬入ス
テーションCと搬出ステーションDの各基枠14,14′が
上昇するように駆動され、且つリミットスイッチにより
停止される。この駆動モータ20の回転は減速機構を介し
て、基枠14,14′の両者を同時に駆動するため、軸21に
より、該軸21に設けた歯車23,23′を搬入ステーション
C側と搬出ステーションD側の軸25,25′に設けた歯車2
6,26′と係合し、これにより軸25,25′の両端部に固定
した鎖車27・28,27′・28′を駆動し、この鎖車27の回
転は第一チェーン36を駆動し、基枠14に直接作用を及ぼ
し、鎖車28の回転は第二チェーン37を駆動し、基枠14の
一端に対して重錘40の作用を与え、鎖車28の回転は軸30
を駆動し、軸30上の鎖車32を回動して第三チェーン41を
駆動し、基枠14の他端に対して重錘40の作用を与える。
この結果、搬入ステーションCと搬出ステーションDの
各基枠14,14′は共に四隅を重錘40の作用によって引き
上げられ、各基枠14,14′上に位置する差込部材からな
る空気シリンダー装置66や各基枠14,14′の端部に支持
された搬送装置B,Hからなる重量物を一緒に引き上げる
のに、小さいパワーで、且つ水平に上昇しうるものであ
る。
なお、基枠14の下降の場合も、重錘40は基枠に加わる重
量物の荷重とバランスをとり、基枠は駆動モータの小さ
い消費電力により水平状態を保って下降される。
移動収納棚Fの最下段に対して一段分、搬入ステーショ
ンCと搬出ステーションの基枠14,14′が上昇すると、
この段に対して前記同様、二個の成形品が順次、搬入、
搬出され、更に、基枠14,14′の上昇と成形品の搬入・
搬出は、移動収納棚Fの最上段迄、繰り返される。
移動収納棚Fの最上段への成形品の搬入、搬出が終る
と、多列・多段の移動収納棚Fは移動収納棚Fの台車70
の下端に設けられた駆動モータにより、移動収納棚Fの
一列分の長さに相当する距離だけ車軸71を駆動し、所定
位置でリミットスイッチ等の作動により停止する。
搬入スイッチC、搬出ステーションDは移動収納棚Fの
二列目に対応し、成形品は、基枠14,14′が移動収納棚
Fの最上段に対応しているため、最上段から順次一段づ
つ下方へと最下段迄、前記の場合と同様に搬入・搬出を
行なう。次に、移動収納棚Fの一列分の前進により第三
列目は最下段より最上段へと成形品の搬入・搬出が行わ
れ、以下、移動収納棚Fの最終列まで、前記作動を繰り
返し、移動収納棚Fは未養生の成形品に置き換えられ
る。
移動収納棚F内の未養生の成形品は、搬入ステーション
C・搬出ステーションDの前方に位置する養生室Jで一
定時間、所定の養生を施され、しかる後、養生を終えた
成形品は、移動収納棚Fを軌道73に沿って後方位置まで
戻すことにより、搬入ステーションC、搬出ステーショ
ンDとの間に移動収納棚Fの最先端列が対応し、未養生
の成形品が搬入されることにより、養生された成形品が
搬出されるという前述の作動を行なう。
〔効 果〕
本発明の多列・多段の移動収納棚に成形品を収納・排出
する搬入ステーション・搬出ステーションの基枠の昇降
機構において、搬入・搬出の両ステーションの基枠を同
期駆動せしめると共に、三つのチェーンを夫々基枠の両
端に係架し、しかも二つのチェーンの一端にバランス用
重錘を設けたことにより、基枠の上昇駆動の際、重錘は
重量ある基枠の上昇を助け、基枠の下降駆動の際、重錘
は基枠の下降とのバランスを取り、いずれの場合にも重
量を有する基枠の昇降を小さい駆動力により所定位置へ
の駆動・停止を確実に行ないうる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の全体の平面図であり、第2図は、第
1図の側面図であり、第3図は、本発明の搬送装置の一
部及び搬送装置と基枠との関連の一部を示す斜視図であ
り、第4図は、本発明の搬入・搬出ステーションの基枠
駆動装置の斜視図であり、第5図,第6図,第7図は、
搬入ステーションの基枠上の構成の分解斜視図であり、
第5図は搬送部、第6図は第5図の搬送部と直交する搬
送部、第7図は差込装置を示し、第8図は、成形品取出
部の斜視図である。 A……成形機、B……搬送装置、C……搬入ステーショ
ン、D……搬出ステーション、E……搬送装置、J……
養生室、14……基枠、27,28,31,32,35……鎖車、36,37,
41……チェーン、40……重錘。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】成形品に養生等の後処理を施すための処理
    室を有し、該処理室内で往復移動する多列・多段の移動
    収納棚に対して、成形品を搬入し、後処理された成形品
    を搬入と同時に同数個を搬出する搬入・搬出ステーショ
    ンを両側に設けてなる成形品の自動処理装置において、
    搬入・搬出ステーションには、多列・多段の移動収納棚
    の各段の収容室に対応して成形品を搬入・搬出する位置
    に移動することができる昇降可能の基枠が設けられ、各
    基枠は駆動手段により同期して駆動させられると共に、
    一端が前記基枠の一端の上下面に係止された第1のチェ
    ーンと、一端が前記各基枠の一端の上面に係止固定され
    た第2のチェーンと、一端が前記基枠の他端の上面に係
    止固定された第3のチェーンと、前記第2、第3のチェ
    ーンの他端に固定された重錘とから形成され、前記基枠
    の駆動をバランスさせる制御手段を備えることを特徴と
    する成形品の自動処理装置における搬入・搬出ステーシ
    ョンの基枠駆動装置。
  2. 【請求項2】前記各基枠は単一のモータの回転により駆
    動されて同期することを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の成形品の自動処理装置における搬入・搬出ステ
    ーションの基枠駆動装置。
JP61156172A 1986-07-04 1986-07-04 成形品の自動処理装置における搬入・搬出ステ−シヨンの基枠駆動装置 Expired - Lifetime JPH07115341B2 (ja)

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