JPH06345252A - 垂直搬送方法及び装置 - Google Patents

垂直搬送方法及び装置

Info

Publication number
JPH06345252A
JPH06345252A JP13772293A JP13772293A JPH06345252A JP H06345252 A JPH06345252 A JP H06345252A JP 13772293 A JP13772293 A JP 13772293A JP 13772293 A JP13772293 A JP 13772293A JP H06345252 A JPH06345252 A JP H06345252A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
conveyor belt
mounting table
vertical
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP13772293A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeharu Yokoya
重治 横矢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Kanetsu KK
Original Assignee
Toyo Kanetsu KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Kanetsu KK filed Critical Toyo Kanetsu KK
Priority to JP13772293A priority Critical patent/JPH06345252A/ja
Publication of JPH06345252A publication Critical patent/JPH06345252A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)
  • Intermediate Stations On Conveyors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 載置台の揺動を防止し搬送物を規定位置に載
置し、且つ搬送物の形状寸法に関係なく、載置台を一定
方向に定速度で回動せしめ積み卸しの容易な垂直搬送方
法及び装置を提案する。 【構成】 垂直方向に立設したフレーム3に複数の回動
自在な載置台8を設け、載置台8にはパンタグラフリン
ク7を備えた駆動用ローラ15を係合させ、このローラ
軸を挟んで上下に配した各2本の左右ローラ10にエン
ドレスベルト12を架設し、前記駆動用ローラ15が必
要位置で横方向に移動するガイド部材16を設け、この
ガイド部材16と駆動用ローラ15との作動時に前記エ
ンドレスベルト12を可動せしめ、搬送物の載置台8へ
の積み卸しを行なわせるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、垂直方向に回動するチ
ェーンに搬送物を載置する載置台を複数個設けておき、
この載置台を連続的に回動せしめ搬送物を搬送するため
の垂直搬送方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、垂直方向に搬送物を搬送する装置
としては、トレーエレベータや連続昇降荷役装置が広く
知られていた。トレーエレベータとして例えば特公昭5
5−3241号公報に記載の装置がある。この装置は図
8に示すように、床面上に垂直方向に立設されたフレー
ム51の上下に、スプロケットホイール52をそれぞれ
回転自在に設け、このスプロケットホイール52にエン
ドレスのチェーン53を懸架してある。このチェーン5
3には、搬送物を各層に搬送するための載置台54を、
各層の高さに等しい間隔を保って複数個を回動自在に懸
吊してある。そして、前記フレーム51の一方の面側に
搬送物を載置台54上に送り込むための送込み装置55
を設けると共に、前記フレーム51の対応する他方の面
側に搬送物を載置台54より取り出すための送出し装置
56を設けてある。これ等の送込み装置55と送出し装
置56とは、いずれも載置台54を形成する、所定間隙
を有して配置された複数の台爪57の間に挿入される複
数条のコンベヤで構成される。このコンベヤは、前記台
爪57の間に挿入され搬送物を送り込んだり取り出すよ
うに形成されている。
【0003】上記した構成によるトレーエレベータ50
は、スプロケットホイール52を常時回転させておきチ
ェーン53を介して載置台54を一定速度で一定方向に
回動させる。そして、前記送込み装置55上に搬入され
た搬送物を載置台54上に掬い上げ、上部のスプロケッ
トホイールを越えてチェーン53の下降側に突出された
送出し装置56上に移載し、空になった載置台54を下
方のスプロケットホイール52を介して上昇側に回動さ
せる。前記送出し装置56上の搬送物はベルトの駆動に
よって機外へ搬出される。
【0004】連続昇降荷役装置として、例えば特公昭5
5−281号公報に記載の装置がある。この装置は図9
に示すように、垂直方向に立設されたフレーム61の上
下四隅にスプロケットホイール62を回転自在に設け、
これらのスプロケットホイール62に外側チェーン63
を懸架してある。この外側チェーン63の内側に別に設
けた内側スプロケットホイール64と、上部のスプロケ
ットホイールと下部のスプロケットホイールの一方側と
の同軸上で別に設けた各内側のスプロケットホイールと
に懸架された内側チェーン65を設けておき、この外側
チェーン63と内側チェーン65との間に載置台66を
上下に等間隔をおいて複数枢支させてある。
【0005】この載置台66は剛性のある枠体67にロ
ーラを並設したもので、内側チェーン65に枢支される
枠体67には長穴68が設けてあって、外側チェーン6
3と内側チェーン65との間隔に応じて内側チェーン6
5の枢支位置は、前記長穴68内を摺動して対応できる
ようになっている。この載置台66はフレーム61の上
部になると垂直方向に支持され、後方の内側チェーン6
5と外側チェーン63とが重なる位置では垂直方向に保
持されるようになっている。
【0006】このような構成をとる連続昇降荷役装置6
0の外側チェーン63に隣接する位置には、昇降台69
を備えた移送用コンベヤ70が設けてある。この移送用
コンベヤ70は搬送物を載置台66上に積み卸しをする
もので、前記昇降台69は載置台66に係止され載置台
66と共に上下方向にのみ従動できる構成となってい
る。したがって、移送用コンベヤ70上に置かれた搬送
物は、前記昇降台69が移動中の載置台66に係止され
従動されている間に積むことができる。また、上記とは
逆に載置台66上の搬送物を卸すこともできる。
【0007】この連続昇降装置60は主駆動モータの正
転もしくは逆転により、載置台66を上方向もしくは下
方向に移動させ、その移動中に前記昇降台69を係止し
て搬送物の積み卸しが行える構成になっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たトレーエレベータは、載置台がチェーンによって中央
部のみで懸吊されているため、載置台の移動中に揺動状
態が発生し搬送物を載置台上の正しい位置に載置させる
ことが困難であり、載置台を懸吊するチェーンの一方側
に荷重が掛り他方側のチェーンがスプロケットホイール
から外れるという事態を生ずる欠点がある。また、載置
台が台爪により形成されていることから、搬送物の大き
さも自ら制限されるという問題点がある。
【0009】後者の連続昇降装置では、載置台の一方の
面側にのみ昇降台を備えてあるため、載置台への搬送物
の積み卸しに際しては載置台を移動する方向によっては
連続的に運行させることができず、その運行を一時的に
停止せしめて主駆動モータを逆転させなければならず、
操作上のロスを起こすという問題がある。また、載置台
の移動に伴なう昇降台の従動についても構造が複雑化さ
れる他、昇降台上に取り付けられているモータにより載
置台上のローラを駆動することから、複雑で安定した回
転を伝達することが困難であるという欠点がある。
【0010】本発明は、上記した事情に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、載置台が揺動される
ことなく常に搬送物を正しい位置に載置し、搬送物の大
きさに対しても制限がなく載置台を常に水平方向に支持
して一定方向に且つ定速度で回動させながら、搬送物の
積み卸し時には、載置台のみが一時的に停止して積み卸
しを容易に行え、構造上も簡単な垂直搬送方法及び装置
を提案しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る上記目的
は、下記構成により達成される。 (1) 垂直方向に立設され所定間隔を置いて水平方向
に設けられた複数の階層を有する建造物の所定階層に搬
送物を移送する垂直搬送方法において、上下方向に伸縮
自在なパンタグラフリンクの動きに、水平方向に移動可
能なコンベヤベルトの動きを連動させ、前記パンタグラ
フリンクと前記コンベヤベルトを上下方向にエンドレス
に回動させる過程で両者に相対移動を生じさせることに
より、所定の階層で搬送物を移送することを特徴とする
垂直搬送方法。
【0012】(2) 垂直方向に立設されたフレームの
左右側上部と下部とにそれぞれ回転自在に軸支されたス
プロケットホイールとこれらのスプロケットホイールの
右側及び左側にそれぞれ懸架されたエンドレスチェーン
と、このエンドレスチェーンに等間隔で架設された複数
個のキャリーベースの各々に、上下方向に伸縮自在なパ
ンタグラフリンクを介して垂下されて水平方向に支持さ
れ、前記エンドレスチェーンの前面側に突設され前記フ
レームの前面及び後面に回動される載置台とを有し、こ
れらの載置台は前後枠体に回転自在に枢支される左右側
上下各1対のローラと、これらの各ローラの外周面を包
絡するコンベヤベルトと、前記各1対のローラの左右側
より中間に挿入され前記コンベヤベルトを外方より内方
に押し込み且つコンベヤベルトの移動に伴って互に反対
方向に回転する2つの中間ローラと、これら2つの中間
ローラの隣接距離を保って中間ローラを回転自在に軸支
すると共に前記各ローラに架設されたコンベヤベルトを
接続するためのジョイント金具とからなり、前記中間ロ
ーラの一方はその回転軸が前記パンタグラフリンクの一
方に接続係止され該回転軸の先端に駆動用ローラが設け
られ、この駆動用ローラは前記フレームの前面及び後面
で前記載置台の移動面に沿って設けられた垂直方向の2
本の溝部と、この溝部の前記階層に沿って水平方向に設
けられた複数の溝部とよりなるガイド溝部に係合され、
前記駆動用ローラを必要ある時に回転可能に開放するラ
ッチ装置と、駆動用ローラの下降時にその移動方向を水
平方向に切り換える切換え装置とを備えたことを特徴と
する垂直搬送装置。
【0013】
【作用】上記した構成による本発明の垂直搬送方法及び
装置は、フレームに懸架されたチェーンにキャリーベー
スを固定し、チェーンの回動によりキャリーベースを一
定方向で一定速度にて回動させておき、このキャリーベ
ースにパンタグラフリンクを介して載置台を垂下させ、
この載置台に設けた駆動用ローラを垂直方向及び各階層
に沿う水平方向の溝部を有するガイド溝部に係合させて
おき、搬入搬出の必要ある階層の位置でラッチ装置の解
除により駆動用ローラを開放すると、駆動用ローラは先
行するキャリーベースのパンタグラフリンクに引かれ
て、水平方向のガイド溝部に係合されて載置台は所定階
層に停止する。この停止時においてもなお前記キャリー
ベースは移動し、この移動に伴って駆動用ローラを回転
させ載置台上のコンベヤ移送部のベルトが回転される。
このベルトの回転時に搬送物を載置台上に搬入すれば、
搬送物は載置台上の所定位置に載置され、コンベヤ移送
部は駆動用ローラが最初と反対位置の溝部に入るので停
止される。そして、搬送物を載置した載置台はフレーム
の最上段で後面側に移行される。この時、前記載置台は
パンタグラフリンクが伸び切った状態で運ばれ、駆動用
ローラは前面側のガイド溝部より外れた状態を保ってい
る。
【0014】次に、キャリーベースがフレームの後面上
に達すると、駆動用ローラは後面側の垂直方向の溝部に
嵌合され載置台はキャリーベースの下方向への移動に伴
って降下する。この降下の途中で必要とする階層に設け
た切換え装置により駆動用ローラを水平方向の溝部にガ
イドすることにより、載置台の下降は一時的に停止さ
れ、駆動用ローラの逆方向への回転によりベルトは搬出
方向へ移動され、載置台上の搬送物は所定階層の搬送手
段へ移載される。そして、駆動用ローラが反対側の垂直
溝部に入ると前記ラッチ装置は駆動用ローラを固定し、
キャリーベースは載置台を近接させた状態でフレームの
最下段を回動し上方向のフレーム位置に達する。
【0015】この間には、複数個設けられた他の載置台
が上記したと同様の動作を経て、搬送物をそれぞれ所定
の階層に連続的に搬送授受し、極めて高能率で搬送する
ことができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の垂直搬送方法に係わる垂直搬
送装置の一実施例を、図1ないし図7を参照して詳細に
説明する。図1において、垂直搬送装置1は、各階層2
を垂直方向に貫いて立設されたフレーム3を備えてい
る。このフレーム3は垂直方向に互いに平行に設けられ
た前枠3Fと後枠3Rとよりなり、適当な箇所を横部材
4で接続されたやぐら状に形成されたフレーム構成であ
って、前枠3Fの内側対応面と後枠3Rの内側対応面と
には、上下動自在なキャリーベース4が複数個所定間隔
を置いて取り付けてある。このキャリーベース4をそれ
ぞれ取り付けたフレーム3の上部及び下部(下部は省
略)には、前枠3Fの左右両端部と後枠3Rの左右両端
部とに、それぞれフレーム3側より軸支されていたスプ
ロケットホイール5が回転自在に設けてある。これらの
スプロケットホイール5には右側と左側とに分けて懸架
されたチェーン6が設けてあり、このチェーン6はその
途中で前記キャリーベース4に接続されている。別に設
けた原動機によってスプロケットホイール5を回転させ
ることにより、前記キャリーベース4は図の前枠3F上
を下方から上方へ引き上げられ、前記上部のスプロケッ
トホイール5を越えると後枠3R側へ移され、次後枠3
Rの内側対応面に沿って上方から下方へ回動されるよう
になっている。
【0017】このキャリーベース4には、たすき掛け状
に交差されたパンタグラフリンク7が設けてあって、こ
のパンタグラフリンク7の下端には載置台8が設けてあ
り、パンタグラフリンク7の伸縮によって載置台8は水
平状態を保ってキャリーベース4に近接遠隔自在に設け
てある。載置台8は前後に枠体9が設けてあって、この
前後の枠体9には、キャリーベース4に対して直角方向
に架設され回転自在に設けられた左右側各2本のローラ
10がそれぞれ設けてある。これらのローラ10はいず
れも上下方向に同一径の2つの中間ローラ11を挟む程
度の間隔をおいて設けてあり、これら4つのローラ10
の外周上にはコンベヤベルト12が設けてあって、この
コンベヤベルト12の左右端側は前記中間ローラ11に
よって内方に湾曲されている。
【0018】このコンベヤベルト12を湾曲させた2つ
の中間ローラ11は、略T字形に形成されたジョイント
金具13の水平方向の両端部に回転自在に軸支されてお
り、前記コンベヤベルト12の両端部分はジョイント金
具13の下側に突出されているジョイント部にて係合さ
れ、エンドレス状となって各ローラ10と中間ローラ1
1とに密接されている。
【0019】前記中間ローラ11の一方(図2の左側)
は前記ジョイント金具13の奥側に支軸を突設させ、こ
の支軸は前記枠部9の後部側に設けた水平方向の長孔1
4を介して突出し、その先端に前記パンタグラフリンク
7の一方の端部を係止し、駆動用ローラ15(図2の中
間ローラ11の奥側で同径)を回転自在に軸支してい
る。
【0020】この駆動用ローラ15は、図1の前枠3F
及び後枠3Rの後面側に設けられたガイド部材16F及
び16Rに係合されている。このガイド部材16F及び
16Rは少し厚肉の板部材で、ともに、前記パンタグラ
フリンク7の移動範囲を規制するガイドであって、パン
タグラフリンク7が伸び切った時の駆動用ローラ15の
位置を決めるガイド溝17と、パンタグラフリンク7が
縮んだ時の駆動用ローラ15の位置を決めるガイド溝1
8とを、フレーム3の垂直方向に平行に設けてある。
【0021】前記垂直方向のガイド溝17と18とに対
して、図1に示した各階層2に設けられた搬送手段であ
るコンベヤ搬送装置19の上面で搬送面に対し、同一高
さで載置台8を静止させるべく水平方向に設けられた横
溝20が形成してある。そして、この横溝20はガイド
溝18側と接触する下面側に湾曲部21が、ガイド溝1
7側と接触する位置の上面側には湾曲部22がそれぞれ
設けてあって、前記駆動用ローラ15の入出を無理なく
行えるように形成してある。
【0022】また、前記載置台8の左側には図2に示す
ラッチ装置23が設けてある。このラッチ装置23は前
記駆動用ローラ15を係止固定するものであって、例え
ばラッチ装置23の後端部にエアシリンダのロッド(図
示せず)を当接させることによって、先端側のフック2
4は駆動用ローラ15を開放するようになっている。そ
して、このフック24は常時バネ力によってフック24
を水平方向に引張るように形成してある。
【0023】前記ガイド部材16R側もガイド部材16
F側と同様に形成されているが、ガイド部16R側の垂
直方向に設けられたガイド溝17で、前記横溝20とガ
イド溝17との交線上には、ガイド溝17側から横溝2
0に対して先端が突入される駒部材25がシリンダ装置
26を付随して設けてある切換え装置27が取り付けて
ある。
【0024】以上のように構成された垂直搬送装置1
は、図5に示すように、各載置台8はチェーン6の回動
により前枠フレーム3F上を下方から上方へ移動する。
そして、最上階層のコンベヤ搬送装置19により搬送物
が送り出されてくると、当該階層付近を回動している載
置台8のラッチ装置23が開放されると、載置台8は自
重で少し下がりキャリーベース4の引き上げによって上
昇する。そして、駆動用ローラ15がパンタグラフリン
ク7の作用でガイド溝18の内側面に摺動して、載置台
8上のコンベヤベルトを回転させる。
【0025】そして、駆動用ローラ15が図3に示す横
溝20内に入ると、キャリーベース4は上昇するが、載
置台8は駆動用ローラ15が横溝20内にあるため、キ
ャリーベース4だけが上昇する。このキャリーベース4
の上昇によりパンタグラフリンクは駆動用ローラ15側
を他の右側のローラ方向へ引き付ける、この引き付けに
より駆動用ローラ15はコンベヤベルト12を図7に示
す実線矢印方向に移動し、搬送物を載置台8上に搬入す
る。そして、パンタグラフリンク7が立ち上って駆動用
ローラ15をガイド溝部17側に引きよせると、駆動用
ローラ15はガイド溝17内を上昇する。そして、最上
階層より更に引き上げられるとキャリーベース4の後枠
3R側への移動が始まり、載置台8もガイド部材16F
より外れて後側へ移動する。
【0026】この移動後、駆動用ローラ15はガイド部
材16Rのガイド溝17に嵌合し、キャリーベース4の
降下により駆動用ローラ15はガイド溝17に沿って降
下する。そして、搬送物を受け入れる階層の切換え装置
27のシリンダ装置26の付勢により、駒部材25は図
4に示したようにガイド溝17に突出すると、駆動用ロ
ーラ15は当該階層の横溝20内に入り、キャリーベー
ス4の降下によるパンタグラフリンク7に押され回転し
ながらガイド溝18側へ移る、この横溝20内の移行時
にコンベヤベルト12は点線矢印方向へ移動し、搬送物
を所定階層のコンベヤ搬送装置19へ移行させる。
【0027】以上、説明したように、本実施例の垂直搬
送装置1は、載置台8のコンベヤベルトと当該階層に沿
って設けた横溝20によって行うので確実であり、搬送
物を載置する面がコンベヤベルト12であることから大
きさには無関係である。
【0028】なお、キャリーベースと載置台との上下を
逆にして同様の作用効果を得ることができる。特に、キ
ャリーベースを下方にすることにより、キャリーベース
に加わる力(下降時)は小さくてすむ利点がある。ま
た、ラッチ装置はシリンダによる作動を説明したが、横
溝への開閉でもよく、その他、適宜の変更により別の態
様でも実施し得るものである。
【0029】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の垂
直搬送方法及び装置は、載置台がパンタグラフリンクを
介してキャリーベースに取付けたので、載置台が揺動す
ることはなく、搬送物は形状大小にかかわらず常に正し
い位置に置かれる。また、載置台の駆動系を間欠駆動せ
ずに常に一定方向に一定速度で回動させながら、載置台
を積み卸し位置に正確に位置決めできるので、搬送物の
積み卸しが容易かつ確実であり、構造も簡単でメンテナ
ンスも容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例で、垂直搬送装置の主要部斜
視図である。
【図2】図1におけるキャリーベースと載置台との詳細
を示す正面図である。
【図3】図2の主要部の詳細を示す正面部分図である。
【図4】図1の他部の正面部分図である。
【図5】図1に示した垂直搬送装置の作動説明図であ
る。
【図6】図2の作動を示す正面図である。
【図7】図6の別の作動を示す正面図である。
【図8】従来差の第1の側面図である。
【図9】従来例の第2の側面図である。
【符号の説明】
1 垂直搬送装置 3 フレーム 4 キャリーベース 5 スプロケットホイール 6 チェーン 7 パンタグラフリンク 8 載置台 9 枠体 10 ローラ 11 中間ローラ 12 コンベヤベルト 13 ジョイント金具 15 駆動用ローラ 17 ガイド溝 18 ガイド溝 20 横溝 23 ラッチ装置 27 切換え装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直方向に立設され所定間隔を置いて水
    平方向に設けられた複数の階層を有する建造物の所定階
    層に搬送物を移送する垂直搬送方法において、 上下方向に伸縮自在なパンタグラフリンクの動きに、水
    平方向に移動可能なコンベヤベルトの動きを連動させ、
    前記パンタグラフリンクと前記コンベヤベルトを上下方
    向にエンドレスに回動させる過程で両者に相対移動を生
    じさせることにより、所定の階層で搬送物を移送するこ
    とを特徴とする垂直搬送方法。
  2. 【請求項2】 垂直方向に立設されたフレーム(3) の左
    右側上部と下部とにそれぞれ回転自在に軸支されたスプ
    ロケットホイール(5) とこれらのスプロケットホイール
    (5) の右側及び左側にそれぞれ懸架されたエンドレスチ
    ェーン(6) と、 このエンドレスチェーン(6) に等間隔で架設された複数
    個のキャリーベース(4) の各々に、上下方向に伸縮自在
    なパンタグラフリンク(7) を介して垂下されて水平方向
    に支持され、前記エンドレスチェーン(6) の前面側に突
    設され前記フレーム(3) の前面及び後面に回動される載
    置台(8) とを有し、 これらの載置台(8) は前後枠体(9) に回転自在に枢支さ
    れる左右側上下各1対のローラ(10)と、これらの各ロー
    ラ(10)の外周面を包絡するコンベヤベルト(12)と、前記
    各1対のローラ(10)の左右側より中間に挿入され前記コ
    ンベヤベルト(12)を外方より内方に押し込み且つコンベ
    ヤベルト(12)の移動に伴って互に反対方向に回転する2
    つの中間ローラ(11)と、これら2つの中間ローラ(11)の
    隣接距離を保って中間ローラ(11)を回転自在に軸支する
    と共に前記各ローラ(10)に架設されたコンベヤベルト(1
    2)を接続するためのジョイント金具(13)とからなり、 前記中間ローラ(11)の一方はその回転軸が前記パンタグ
    ラフリンク(7) の一方に接続係止され該回転軸の先端に
    駆動用ローラ(15)が設けられ、 この駆動用ローラ(15)は前記フレーム(3) の前面及び後
    面で前記載置台(8) の移動面に沿って設けられた垂直方
    向の2本の溝部(17)(18)と、この溝部(17)(18)の前記階
    層に沿って水平方向に設けられた複数の溝部(20)とより
    なるガイド溝部に係合され、 前記駆動用ローラ(15)を必要ある時に回転可能に開放す
    るラッチ装置(23)と、駆動用ローラ(15)の下降時にその
    移動方向を水平方向に切り換える切換え装置(27)とを備
    えたことを特徴とする垂直搬送装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の垂直搬送装置において、
    前記キャリーベース(4) の上部にパンタグラフリンク
    (7) を配設し、その上端に駆動用ローラ(15)及びコンベ
    ヤベルト(12)を備えた載置台(8) を設けてなることを特
    徴とする垂直搬送装置。
JP13772293A 1993-06-08 1993-06-08 垂直搬送方法及び装置 Withdrawn JPH06345252A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13772293A JPH06345252A (ja) 1993-06-08 1993-06-08 垂直搬送方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13772293A JPH06345252A (ja) 1993-06-08 1993-06-08 垂直搬送方法及び装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06345252A true JPH06345252A (ja) 1994-12-20

Family

ID=15205305

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13772293A Withdrawn JPH06345252A (ja) 1993-06-08 1993-06-08 垂直搬送方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06345252A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9758300B2 (en) 2014-05-29 2017-09-12 Kabushiki Kaisha Toshiba Cargo handling apparatus and method
KR101893980B1 (ko) * 2018-03-15 2018-08-31 이호재 층간 반송 시스템
CN108861511A (zh) * 2018-07-26 2018-11-23 广州现代康体设备有限公司 一种智能车间自动运料系统及方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9758300B2 (en) 2014-05-29 2017-09-12 Kabushiki Kaisha Toshiba Cargo handling apparatus and method
US9896267B2 (en) 2014-05-29 2018-02-20 Kabushiki Kaisha Toshiba Cargo handling apparatus and method
US10549913B2 (en) 2014-05-29 2020-02-04 Kabushiki Kaisha Toshiba Cargo handling apparatus and method
US11001441B2 (en) 2014-05-29 2021-05-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Cargo handling apparatus and method
KR101893980B1 (ko) * 2018-03-15 2018-08-31 이호재 층간 반송 시스템
CN108861511A (zh) * 2018-07-26 2018-11-23 广州现代康体设备有限公司 一种智能车间自动运料系统及方法
CN108861511B (zh) * 2018-07-26 2020-01-10 新疆克拉玛依市迪马有限责任公司 一种智能车间自动运料系统及方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3665645B2 (ja) 高速度収納装置
JPH0220528B2 (ja)
JP6256694B2 (ja) コンテナ昇降搬送装置
JP4707166B2 (ja) コンテナ昇降装置
JPH06345252A (ja) 垂直搬送方法及び装置
CN114955510B (zh) 一种自动装箱设备
JPS59190116A (ja) パレツト荷積み装置
JPS6130979Y2 (ja)
JPH0462967B2 (ja)
JP3807147B2 (ja) 搬送設備
JPS6256046B2 (ja)
JPH10226408A (ja) 垂直搬送装置
JPH08198437A (ja) 物品供給装置
JPH0672518A (ja) 荷積用コンベア
JPH0761571A (ja) 物品の連続搬送装置
JP3041580U (ja) コンベアライン移載姿勢制御装置
JPH0649540Y2 (ja) 物品の搬送装置
JP2583404Y2 (ja) 物品保管棚の入出庫口のトレー昇降装置
JPH06199421A (ja) ケース積下ろし装置
JPS6144772B2 (ja)
JPS6323373Y2 (ja)
CN116331876A (zh) 一种铁路物流装卸装置及其使用方法
JPH07179223A (ja) 重箱状トレーへの製品積載装置
JPH0417854B2 (ja)
JP2002240909A (ja) 荷受け渡し装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000905