JPH1149344A - スペーサ搬送コンベア装置 - Google Patents

スペーサ搬送コンベア装置

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JPH1149344A
JPH1149344A JP20935397A JP20935397A JPH1149344A JP H1149344 A JPH1149344 A JP H1149344A JP 20935397 A JP20935397 A JP 20935397A JP 20935397 A JP20935397 A JP 20935397A JP H1149344 A JPH1149344 A JP H1149344A
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JP
Japan
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spacer
spacers
conveyor
conveyor device
lowering
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Application number
JP20935397A
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English (en)
Inventor
Shigeru Ushijima
茂 牛島
Hisamitsu Hane
久満 羽根
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Ube Techno Eng Co Ltd
Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
Ube Techno Eng Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スペーサ供給コンベア装置に載置されたスペ
ーサを払出し装置により1本づつスペーサ配列コンベア
側に移送し、エンドレス状に張架されたチェーンに一定
ピッチに固設されたスペーサ係止部材によりスペーサを
係止し搬送を行なうとともに、ストッパを最終的に固定
ストッパに委譲することで、スペーサチャック装置でス
ペーサを確実に把持する。 【解決手段】 スペーサローダから搬送された単段多列
のスペーサを一定ピッチとなるようにスペーサの払出し
装置を介して下流側に搬送するスペーサ供給コンベア装
置と、スペーサ供給コンベア装置と連設されるとともに
スペーサ供給コンベア装置から搬送されてきたエンドレ
ス状に張架されたチェーンコンベアに一定ピッチとなる
ように固設された係止部材にスペーサを係止させて下流
側に搬送するスペーサ配列コンベア装置から構成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は押出プレス装置で得
られた長尺の製品型材(または製品という)の搬送時に
下方から支承するスペーサをスペーサローダーにて多列
単段で台車に積載されたスペーサのうち、一単位分のス
ペーサSをスペーサ供給コンベア装置上に供給した後、
さらに該スペーサがスペーサ供給コンベア装置と縦列に
連設されたスペーサ配列コンベア装置上で一定ピッチに
配列されるようにしたスペーサ搬送コンベア装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、型材を載置するために、コンベア
上にスペーサSを一定ピッチに配置するために、スペー
サ取出装置1とスペーサボックス2内に積層されたスペ
ーサSを一定ピッチにて搭載して所定位置まで搬送する
ためのスペーサ搬送装置(図示略)から構成されてい
る。
【0003】スペーサ取出装置1は、該スペーサボック
ス2内に積層されたスペーサSを、該スペーサボックス
2の下方に配置されたスペーサ昇降装置3によって一定
位置まで降下させ得るようになっている。該スペーサ昇
降装置3は受取手段6とガイドロッド21から構成され
ている。該受取手段6は架台20に取付けされた左右一
対の挿通孔(図示略)を挿通する左右一対のガイドロッ
ド21を有し、該ガイドロッド21を介して受取手段6
を上方に位置するスペーサボックス2内に積層されたス
ペーサSを取り出すために、シリンダ5のピストンロッ
ド5aを伸張させ、該受取手段6の上にスペーサSを載
置させた後にピストンロッド5aを縮退させて後述する
左右一対の係止部材18(18R、18L)の下限位置
まで降下させるようになっている。
【0004】引続き、シリンダ7のピストンロッド7a
を縮退させると移動不可能に軸支された支軸8を中心に
リンク9が傾転回動するようになっている。リンク9の
一端には移動可能でかつ回動自在な支軸10と移動不可
能でかつ該スペーサボックス2の外側に配設されて回動
自在な支軸12で屈曲自在にリンク11a、11bが接
続されている。該リンク11bの途中に下部ラック14
の一端が回動自在に軸支されるとともに、該下部ラック
14の上端部にはラック歯車13が刻設してある。
【0005】該下部ラック14と噛合するピニオン15
が回動自在に配設してあり、該ピニオン15を中心に下
部ラック14と対向する上部位置にラック歯車17を有
した上部ラック16がピニオンと噛合した状態で図23
上、左右に移動可能となっている。該上部ラック16の
先端部には断面が略L字形状の係止部材18Rが配設し
てある。
【0006】一方、該リンク9の他端には移動可能でか
つ回動自在な支軸22と移動不可能でかつかつ該スペー
サボックス2の外側に配設されて回動自在な支軸23で
屈曲自在にリンク24a、24bが接続されている。該
リンク24bの途中に下部ラック25の一端が回動自在
に軸支されるとともに、該下部ラック25の上端部には
ラック歯車26が刻設してある。
【0007】該下部ラック25と噛合するピニオン27
が回動自在に配設してあり、該ピニオン27を中心に下
部ラック25と対向する上部位置にラック歯車26を有
した上部ラック28がピニオンと噛合した状態で図23
上、左右に移動可能となっている。該上部ラック28の
先端部には断面が略L字形状の係止部材18Lが配設し
てある。
【0008】さらに、図23に示すようなスペーサ昇降
装置3の下方には、エンドレス状に回動可能なように一
対のチェーンコンベア(図示略)を有するスペーサ搬送
装置(図示略)が配設され、該チェーンコンベア上には
一定ピッチに固設された係止手段(図示略)が設けられ
ており、チェーンコンベアの上流側に設けられたスペー
サボックス2から1本づつ排出されるスペーサSをチェ
ーンコンベアの回動に伴って該係止手段に係止して下流
側に搬送し、チェーンコンベアを所定の位置に停止した
時、チェーンコンベアの上面に突出している係止ロッド
(図示略)に当接することにより、チェーンコンベア上
でスペーサSが一定ピッチにて配設された状態を呈する
ようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述したス
ペーサ搬送装置の場合は、エンドレス状に回動可能なよ
うに一対のチェーンコンベアが使用されているため、長
期間使用しているとチェーンコンベアが伸びてしまい、
先端のスペーサSを検知してチェーンコンベアが停止す
ると、スペーサSが該係止ロッドに当接する前に停止す
ることとなり、スヘーサS間のピッチが異なったり、あ
るいは、左右のチェーンの伸びの違いによりスペーサS
間のピッチが異なるため、スペーサチャック装置(スペ
ーサSを把持するための把持手段は一定ピッチに固定さ
れている)でスペーサSを把持しようとしても、把持が
確実に行えないといった問題があった。
【0010】本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされ
たもので、本発明の目的は、スペーサ供給コンベアに載
置されたスペーサを払出し装置により1本づつスペーサ
配列コンベア側に移送し、スペーサを一定ピッチに確実
に配列するようにしたスペーサ搬送コンベア装置を提供
するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る第1の発明では、離間された両方の支
脚間に懸架された懸架部の下方には懸架部に沿って配置
された複数の台車と、各台車上に多列多段に積載された
最上部のスペーサを一単位分として把持し次工程まで搬
送を行なうスペーサローダーと、該スペーサローダーか
ら搬送された単段多列のスペーサを一定ピッチとなるよ
うにスペーサの払出し装置を介して下流側に搬送するス
ペーサ供給コンベア装置と、該スペーサ供給コンベア装
置と連設されるとともにスペーサ供給コンベア装置から
搬送されてきたエンドレス状に張架されたチェーンコン
ベアに一定ピッチとなるように固設されたスペーサ係止
部材にスペーサを係止させて下流側に搬送するスペーサ
配列コンベア装置とから構成し、第1の発明を主体とす
る第2の発明では、スペーサ供給コンベア装置は、一対
のエンドレス状に張架されて幅広いスパンを有する外側
ベルトコンベアと、該外側ベルトコンベアの下流側にあ
って一対のエンドレス状に張架されて幅狭いスパンを有
する内側ベルトコンベアとから構成されるとともに、該
外側ベルトコンベアの下流側の内方に一部をラップする
ように該内側ベルトコンベアを設けた構成とした。ま
た、第1の発明を主体とする第3の発明では、スペーサ
供給コンベア装置の途中に上流側から搬送されてくる複
数のスペーサを1本づつ一定ピッチを有した状態で下流
側に払出しが行えるように払出し装置を設け、第3の発
明を主体とする第4の発明では、払出し装置から払出し
されたスペーサがスペーサ供給コンベア装置の軸心と直
交するように、該内側ベルトコンベアの下流端側方の軸
心方向に一対のウレタンゴムを配設した。第4の発明を
主体とする第5の発明では、ウレタンゴム上に停止して
いるスペムーサをエンドレス状に張架された一対のチェ
ーンコンベアに一定ピッチに固設されたスペーサの係止
部材に係止して上流側から下流側に搬送が行えるような
スペーサ配列コンベア装置を設け、第5の発明を主体と
する第6の発明では、スペーサ配列コンベア装置におい
て、係止部材に係止したまま予め所望された位置に停止
しているスペーサの下方位置に待機中のスペーサ昇降装
置の昇降によりスペーサを係止部材からスペーサ昇降装
置側に移載可能な構成にした。さらに、第6の発明を主
体とする第7の発明では、スペーサ昇降装置はエアーシ
リンダに係合した動力源を有し上下動するスペーサ昇降
源動装置と、該スペーサ昇降源動装置からピニオン軸を
介して伝動されて該スペーサ昇降源動装置と同期して上
下動するスペーサ従動装置とから構成し、第7の発明を
主体とする第8の発明では、スペーサ昇降装置は車輪を
介してレール上を前後動可能に設けられた移動架台上に
一定ピッチに配列した。また、第8の発明を主体とする
第9の発明では、移動架台の後端部側に押付けエアーシ
リンダを連結させ、該移動架台を前進させて移動架台に
配設されたスペーサ昇降装置よりスペーサ受取り装置に
スペーサを引き渡すように該移動架台を前後動可能に設
けた。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係るスペーサ搬
送コンベア装置を図1〜図21を用いて詳細に説明す
る。
【0013】図1は本発明のスペーサ供給コンベア装置
の上流側の平面図、図2は図1のスペーサ供給コンベア
装置の正面図、図3は図2のA〜Aからみた正面図、図
4は図2のB〜Bからみた正面図、図5は図1のC〜C
からみた正面拡大図、図6はスペーサの払出し装置の説
明図、図7はスペーサの払出し装置の説明図、図8は本
発明のスペーサ配列コンベア装置の上流側の平面詳細
図、図9はスペーサ配列コンベア装置の平面図、図10
はスペーサ配列コンベア装置の正面図、図11はスペー
サ配列コンベア装置の移動架台の接続部近傍の正面図、
図12は図11のD〜Dからみた側面図、図13は図1
1のE〜Eからみた側面図、図14は長尺の製品型材の
積込設備の平面図、図15は図14のF〜Fからみた正
面図、図16は図14のG〜Gからみた正面図、図17
は図14のH〜Hからみた正面図、図18は図14のI
〜Iからみた正面図、図19は図15のI〜Iからみた
切断正面図、図20はスペーサローダーチャック部の切
断部分拡大断面図、図21はスペーサローダーチャック
部の部分拡大正面図、図22はスペーサの把持状態を示
す説明図である。
【0014】まず、図14を用いて積込設備30の全体
構造を説明する。積込設備30は押出プレスによって押
出しされた押出材は、長尺材のまま冷却するとともにス
トレッチャーによって押出材の変形等を防止すべくスト
レッチング処理を施し、ダイマーク除去のための端揃え
を行なった後、所望の製品寸法に切断したものを傷のつ
かないようにベルトコンベア上に一定間隔に配置された
スペーサS上に載置して、例えば製品ごとスペーサSと
一緒に多段上にパレット等に積込む場合に使用する設備
である。
【0015】本発明における積込設備30は、搬送テー
ブル40、スペーサローダー50、積込装置80、スペ
ーサ供給コンベア装置100、スペーサ配列コンベア装
置120、フリーローラコンベア装置148などから構
成されており、長短尺の型材X1 、X2 、X3 、X4
積込が可能な構成となっている。
【0016】例えば、長尺の型材X1 を搬送テーブル4
0に載置したまま矢印Y1 の方向からスペーサ配列コン
ベア装置120上に載置可能なようにスペーサ配列コン
ベア120と交叉方向に複数配列されている。該搬送テ
ーブル40はエンドレス状に回転可能になっており、搬
送テーブル40の反転部は図18に示すようにスペーサ
配列コンベア装置120より若干オーバーハングした構
造を有することから、搬送テーブル40上に載置されて
搬送されてくる長尺の型材X1 の最終端位置(図17)
はスペーサ配列コンベア装置120の中央部域に位置す
るようになっている。
【0017】一方、前記長尺の型材X1 を支承するスペ
ーサSは図16に示すような台車51の上に多列多段に
積載されている。図15に示すように、両端部に立脚し
た支脚52間に懸架部53を橋渡し門型状の架台54が
構成されている。そして、前記架台54の側端面に配設
されたリニアガイド55を介してスペーサローダー50
が懸架部53を図15の実線部分と2点鎖線部分間を左
右に走行自在に設けらけている。
【0018】図14に示すスペーサローダー50は、ス
ペーサSが多段多列に積載された複数の各台車51(5
1A、51B)とスペーサSをコンベア上に供給するス
ペーサ供給コンベア装置100間を反復移動し、台車5
1(51A、51B)のスペーサSをスペーサ供給コン
ベア装置100を構成する外側ベルトコンベア101に
供給するようにしたものである。スペーサローダー50
は、ローダ本体56、移動フレーム57、スペーサロー
ダーチャック装置58、モータ59、昇降シリンダ62
および一対のガイドロッド63から構成されている。懸
架部53上にはラック61が水平方向に配設してあり、
該ラック61と噛合するピニオン60は移動フレーム5
7の側端部の架台64上に載置されたモータ59に軸着
されている。このため、モータ59が回動するとピニオ
ン60が回動してピニオン60と噛合したラック61に
沿ってスペーサローダー50は懸架部53上を左右に移
動するようになっている。
【0019】スペーサローダー50の走行位置決め装置
75は、モータ59、ピニオン(図示略)、ラック61
および図示を省略したリミットスイッチ(台車51A、
51Bとスペーサローダー50の真上に配設してある)
から構成されている。スペーサローダー50は、図15
に実線で記載された(1)位置と、台車51Aが配置さ
れて破線で示す(3)位置かまたは台車51Bが配置さ
れて破線で示す(2)位置のいずれかの位置間で反復移
動することができるものとなっている。
【0020】スペーサローダー50は所望する台車51
A、51Bおよびスペーサ供給コンベア装置100を構
成する外側ベルトコンベア101の各真上に停止位置可
能なようにリミットスイッチがそれぞれ配設してあり、
台車51Aを選択した場合は、操作盤(図示略)上で台
車51Bのリミットスイッチをけらないようにセットで
きるようになっている。なお、本実施例では、リミット
スイッチを用いた場合について述べたが、これに限定せ
ずにモータ59の軸部にロータリーエンコーダ(図示
略)を取り付けておき、スペーサローダー50の停止位
置を決めるようにしてもよい。
【0021】移動フレーム57は図15および図19に
示す懸架部53の側端部にてリニアガイド55を介して
左右に走行自在に設けらけている。また、前記移動フレ
ーム57の上下左右には貫通孔を有したリング部材73
が固着されており、当該リング部材73には立設した一
対のガイドロッド63が挿通され、該リング部材73に
対して摺動自在になっているため、昇降シリンダ62の
ピストンロッドの伸縮によって該ピストンロッドの先端
部に固着されたスペーサローダーチャック装置58をス
ムースに上下摺動自在な構成となっている。
【0022】前記スペーサローダーチャック装置58
は、ローダ本体56、スペーサ押え具65(65A、6
5B)、スペーサチャックシリンダ67(67A、67
B)、スペーサローダーチャック部68(68A、68
B)、係止ピン69および圧縮ばね70で構成される。
図15および図22に示すようにローダ本体56の軸心
上にピストンロッド67aを外側に向けてスペーサチャ
ックシリンダ67(67A、67B)が設けられてお
り、各スペーサチャックシリンダ67A、67Bのピス
トンロッド67aの先端部には、ローダ本体56の両端
部に該ローダ本体56と交叉方向に配設された各スペー
サローダーチャック部68(68A、68B)の長手方
向の中央部の内側端部に固着されている。
【0023】このため、図22に示すように該ピストン
ロッド67aの伸縮に伴って一対のスペーサローダーチ
ャック部68(68A、68B)はローダ本体56の軸
心方向に接離動可能になっており、離間方向から接離方
向に移動する際に、スペーサローダーチャック部68
(68A、68B)の内側に対向して等間隔で突出して
いる複数の係止ピン69によって、台車51上に多列多
段に積載されたスペーサSのうち、最上段の一単位分の
スペーサSを同時に係止するようになっている。
【0024】一対のスペーサ押え具65(65A、65
B)は図15および図19に示すように、スペーサロー
ダーチャック部68(68A、68B)と平行で、かつ
スペーサローダーチャック部68(68A、68B)の
内側に一対対向配置してあり、挿通軸71に複数の円形
形状を有した短管72を挿通した後、該挿通軸71の両
端部を軸部で軸支した構成となっている(図19)。台
車51上に多段に載置してあるスペーサSのうち最上段
の一単位分のスペーサSを複数の係止ピン69で係止す
る場合に、スペーサSが同一平面上に配列されているこ
とを条件にスペーサSの両端をスペーサ押え具65(6
5A、65B)で押えた後に、一対のスペーサローダー
チャック部68(68A、68B)をスペーサSの軸方
向に近接させて、横断面が中空の矩形形状を有したスペ
ーサSを複数の係止ピン69で一斉に把持するように構
成されている。なお、スペーサSはアルミ、銅などが用
いられるとともに、把持される両端部を除き主体部分は
合成樹脂や耐熱ゴムなどで被覆されたものが使用され
る。
【0025】すなわち、スペーサローダーチャック部6
8(68A、68B)が台車51上のスペーサSのう
ち、最上段の一単位のものの両端部に接近し、その一部
に当接すると、係止ピン69はスペーサSの端面によっ
て圧宿ばね70が押し縮められて後退するものと、スペ
ーサローダーチャック部68(68A、68B)から突
出したまま断面が中空矩形状の空間部に進入するものと
があり、後者の係止ピン69は、昇降シリンダ62を介
してローダー本体56を上昇させたときに、スペーサS
の端部と係合するので、一単位のスペーサSを一斉に支
持して上方に搬送することができる。
【0026】また、スペーサローダーチャック部68
(68A、68B)が台車51上のスペーサSを把持す
る場合、図21に示すようにスペーサ押え具65(65
A、65B)の取付け位置をスペーサSの高さ分だけス
ペーサローダーチャック部68(68A、68B)を下
方向にずらして取付けることにより、スペーサローダー
50を(1)位置から例えば(2)位置に移動させて台
車51上のスペーサSを把持する際に、単にスペーサロ
ーダーチャック部68(68A、68B)を離間させた
状態でスペーサローダー50を台車51の上方から下方
に向けて下降させ、スペーサ押え具65(65A、65
B)をスペーサSに当接するだけで、仮に相互のスペー
サSに高さ方向のズレがあっても、複数のスペーサSを
同一平面となるようにズレを防止できるようになってい
る。
【0027】引続き、スペーサSに対してスペーサロー
ダーチャック部68(68A、68B)を近接方向に移
動させることにより、仮にスペーサSの端部が不揃いで
あってもスペーサ押え具65(65A、65B)をスペ
ーサSに当接した状態でスペーサSの端部の不揃いも容
易に解消できるようになっている。この理由は、スペー
サ押え具65(65A、65B)に円形形状の短管72
を使用することにより、断面形状が矩形のスペーサSの
上面に当接した場合に点接触となり、スペーサSを押え
た場合の接触面が小さいことから、相互間の摩擦抵抗が
小さいためである。
【0028】さらに、図21に示すように、一対のスペ
ーサローダーチャック部68(68A、68B)の対向
面には、多数の係止ピン69が等間隔で突出している。
前記スペーサローダーチャック部68A、68Bの内外
壁面を貫通して突出側に突出配設された各係止ピン69
は、スペーサローダーチャック部68A、68B内で係
止ピン69の周辺に弾装された圧宿ばね70によって突
出側に付勢されている。
【0029】次に、積込装置80、スペーサ供給コンベ
ア装置100、スペーサ配列コンベア装置120および
フリーローラコンベア装置140について説明する。ま
ず、スペーサ供給コンベア装置100とスペーサ配列コ
ンベア装置120は連設されるとともに、縦列に配設し
てあり、スペーサローダー50を用い、複数のスペーサ
Sを単段のものを一単位として一旦スペーサ供給コンベ
ア装置100の上流側に載置した後、スペーサ払出し装
置106によって先端スペーサSから順次間欠的に排出
し、スペーサ配列コンベア装置120を構成するチェー
ンコンベア123に固設されたスペーサ係止部材127
によって1本づつスペーサSが係止され、所定間隔に等
ピッチで配列されるようになっている。
【0030】図14に示すように、スペーサローダー5
0の走行を支承する架台54と、縦列配列されて直交方
向に配設されたスペーサ供給コンベア装置100とスペ
ーサ配列コンベア120とはL字型を有しており、台車
51(51A、51B)上に積層されたスペーサSをス
ペーサローダーチャック装置58(58A、58B)で
最上段の一単位のスペーサSを把持してスペーサ供給コ
ンベア装置100の上に載置可能になっている。
【0031】先に、図1ないし図7を用いて本発明のス
ペーサ供給コンベア装置100について述べる。スペー
サ供給コンベア装置100は、エンドレス状に形成され
た左右一対の外側ベルトコンベア101、第1駆動モー
タ102、第1駆動軸103、第1従動軸104、テン
ションプーリ105、払出し装置106、エンドレス状
に形成された一対の内側ベルトコンベア107、第2駆
動モータ108、第2駆動軸109、第2従動軸110
から構成される。
【0032】外側ベルトコンベア101は、第1駆動軸
103と第1従動軸104にそれぞれ装着されたプーリ
ーにエンドレス状に張架されている。第1駆動軸103
にはチェーンホィール113が取付けられている。一
方、外側ベルトコンベア101を駆動するために、第1
駆動モータ102の駆動軸にチェーンホィール114が
取付けられており、両チェーンホィール113、114
間に張架されたチェーン115によって第1駆動モータ
102の動力を伝動し、左右一対の外側ベルトコンベア
101を矢印Y2 の方向に回動するようになっている。
【0033】一方、内側ベルトコンベア107は、前記
外側ベルトコンベア101の下流側に一部オーバーラッ
プするような形で配設されており、第2駆動軸109と
第2従動軸110にそれぞれ装着されたプーリーにエン
ドレス状に張架されるとともに、テンションプーリ11
2を介して内側ベルトコンベア107を張架するように
なっている。第2駆動軸109にはチェーンホィール1
16が取付けられている。さらに、内側ベルトコンベア
107を駆動するために、第2駆動モータ108の駆動
軸にチェーンホィール117が取付けられており、両チ
ェーンホィール116、117間に張架されたチェーン
118によって第2駆動モータ108の動力を伝動し、
左右一対の内側ベルトコンベア107を矢印Y2 の方向
に回動するようになっている。
【0034】さらに、左右一対の外側ベルトコンベア1
01の途中にスペーサSの払出し装置106が設けられ
ている。スペーサSの払出し装置106は、係止ロッド
150、挟持ロッド151、シリンダ152、挟持板1
53および連結リンク154から構成されている。そし
て、離間して配設された係止ロッド150と挟持ロッド
151は、連結リンク154でそれぞれ支軸155、1
56で軸支されるとともに、連結リンク154の中心部
は支軸157で移動不可能に軸支され、ピストンロッド
152aの伸縮により挟持ロッド151は上下動するの
である。そして、挟持ロッド151の動きは連結リンク
154を介して係止ロッド150の上下動に変換される
ように構成されている。
【0035】そして、図5および図6に示すように、ピ
ストンロッド152aを縮退して挟持ロッド151を下
降させると、逆に係止ロッド150が上昇して外側ベル
トコンベア101の上面より突出して、外側ベルトコン
ベア101上を搬送されてくる複数のスペーサSのう
ち、先頭のスペーサSを停止するようになっている。係
止ロッド150と挟持ロッド151間の距離は図5に示
すように、スペーサSが係止ロッド150に当接して停
止した時、先頭から2番目のスペーサSは挟持板153
と挟持ロッド151間に挟持可能に位置するように構成
される。
【0036】また、係止ロッド150と挟持ロッド15
1の先端部にはそれぞれ該ロッド150と151の径よ
り大きいプレート150a、151aが固設されてお
り、該プレート150a、151aと架台158間には
ばね159が弾装されて、該ばね159は常時係止ロッ
ド150と挟持ロッド151をそれぞれ上方に移行する
方向に伸張するようになっている。
【0037】このため、スペーサローダーチャック装置
58(58A、58B)で最上段の一単位のスペーサS
を把持して外側ベルトコンベア101の上流側に載置
し、搬送されたスペーサSを払出し装置106により一
時停留するとともに、先頭のスペーサSから順次、間欠
的に排出するようになっている。
【0038】払出し装置106から一本づつ排出された
スペーサSは、内側ベルトコンベア107の下流側の内
側に併設してあるウレタンゴム(図示略)によって搬送
途中に傾いたスペーサSを内側ベルトコンベア107の
軸心に対して直交するようになっている。また、スペー
サ供給コンベア装置100の下流側にはスペーサ配列コ
ンベア120が縦列配置されている。
【0039】次に、スペーサ配列コンベア装置120に
ついて述べる。スペーサ配列コンベア装置120は、固
定ストッパ122、エンドレス状に形成された一対のチ
ェーンコンベア123、第3駆動モータ124、第3駆
動軸125、第3従動軸126、スペーサ係止部材12
7、スペーサ昇降装置128、移動架台130および押
付けエアーシリンダ131から構成されている。
【0040】第3駆動モータ124と第3駆動軸125
間に張架されたチェーン132によって第3駆動モータ
124の動力が第3駆動軸125に伝動されるようにな
っている。さらに、第3駆動軸125と第3従動軸12
6間には一対のチェーンコンベア123が張架されてお
り、スペーサ供給コンベア装置100から受け継いだス
ペーサSを一対のチェーンコンベア123上に一定間隔
に取付けられて略L字形状の係止部材127によって複
数(本発明では、例えば10本)のスペーサSは確実に
係止され、係止したままチェーンコンベア123の走行
方向Y3 に搬送可能なように構成されている。
【0041】図17に示すように、第3駆動軸125と
第3従動軸126間にエンドレス状に張架された上下の
チェーンコンベア123の中央部に前後に細長い移動架
台130(130A、130B)が車輪134を介して
脱落不可能にレール135の上を走行可能に配設されて
いる。また、該移動架台130はチェーンコンベア12
3の上流側に位置する第1移動架台130Aと、チェー
ンコンベア123の下流側に位置する第2移動架台13
0Bとから構成され、第1移動架台130Aと第2移動
架台130Bの両方は、途中連結部材130Cで連結さ
れている。
【0042】第1移動架台130Aと第2移動架台13
0Bの構造はほぼ同一なので、ここでは、第1移動架台
130Aを代表して説明する。該第1移動架台130A
の一端部は押付けエアーシリンダ131に連結されてお
り、押付けエアーシリンダ131に圧縮エアを給排する
ことにより、移動架台130(130A、130B)を
決められた範囲で積込装置80のスペーサ支持部85の
位置に併せて前後移動可能となっている。一方、前記移
動架台130には、チェーンコンベア123上に一定間
隔に取付けられて略L字形状の係止部材127に併せて
一定間隔にスペーサ昇降装置128が上下自在に配設さ
れている。
【0043】次に、スペーサ昇降装置128について述
べる。スペーサ昇降装置128は、チェーンコンベア1
23上に一定間隔に取付けられて略L字形状の係止部材
127に係止された状態で、チェーンコンベア123の
回動に伴って搬送され、所望位置で停止したスペーサS
を、スペーサ昇降装置128を昇降させる過程で受取っ
て上昇限まで昇降し、その後固定ストッパ122に引渡
した後、後述する積込装置80のスペーサ支持部85が
確実にスペーサSを把持するようにしたものである。
【0044】図9、図12および図13に示すように、
スペーサ昇降装置128は、スペーサ昇降源動装置13
6とスペーサ昇降従動源装置143とから構成される。
また、図13に示すスペーサ昇降源動装置136は、昇
降ラック部材137、ピニオン軸138、スペーサ受部
139、昇降台140、ガイドロッド141および昇降
シリンダ142から構成されている。
【0045】昇降シリンダ142は第1移動架台130
Aに上下方向に位置するように配設されており、昇降シ
リンダ142のピストンロッド142aの伸縮によりガ
イドロッド141がガイドされながら図13の実線位置
から破線位置まで上下動可能な構成となっている。な
お、前述したようにチェーンコンベア123の回動に伴
ってスペーサSが所定の位置まで搬送されるまでは、昇
降台140の両端部には配設されたスペーサ受部139
が搬送中のスベーサSと干渉しないように、図13の実
線位置に待機するようになっている。
【0046】そして、スペーサSがスペーサ係止部材1
27に係止された状態で所望の位置に停止すると、昇降
シリンダ142に圧縮エアを導入してピストンロッド1
42aを伸張させて昇降台140を上昇させるようにな
っている。上昇途中にスペーサ係止部材127に係止さ
れているスペーサSはスペーサ受部139に引き継がれ
て図13の破線位置まで上昇するようになっている。こ
の場合、チェーンコンベア123が長期間の使用により
伸びてしまって固定ストッパ122との間に多少距離が
あっても、押付けエアーシリンダ131をピストシンロ
ッド131aを伸張することにより、積込装置80のス
ペーサ支持部85に併せるように、スペーサSをスペー
サ受部139から固定ストッパ122に押付けるように
なっている。なお、スペーサ受部139が広く形成され
ているため、昇降台140の上昇の際にスペーサSの引
継が確実に行われるようになっている。
【0047】次に、図12を用いてスペーサ昇降従動源
装置143について説明する。スペーサ昇降従動源装置
143は、昇降ラック部材144、ピニオン軸138、
スペーサ受部139、ガイドロッド145および昇降台
146から構成されている。
【0048】昇降シリンダ142のピストンロッド14
2aの伸縮により昇降ラック部材137が上下動し、こ
の上下動の動きはピニオン軸138に伝達され、スペー
サ昇降従動源装置143を構成する昇降ラック部材14
4の上下動の動きへと変換されるとともに、スペーサ昇
降源動装置136の昇降台140とスペーサ昇降従動源
装置143を構成する昇降ラック部材144の上下動の
動きは同期して同一の動きを呈するようになっている。
【0049】したがって、スペーサ昇降源動装置136
の昇降台140と同様に、チェーンコンベア123の回
動に伴ってスペーサSが所定の位置まで搬送されるまで
は、昇降台140の両端部には配設されたスペーサ受部
139が搬送中のスベーサSと干渉しないように、図1
2の実線位置に待機するようになっている。そして、ス
ペーサSがスペーサ係止部材127に係止された状態で
所望の位置に停止すると、昇降シリンダ142に圧縮エ
アを導入してピストンロッド142aを伸張させて昇降
台140に連動して昇降台146も同期上昇させるよう
になっている。
【0050】上昇途中にスペーサ係止部材127に係止
されているスペーサSはスペーサ受部139に引き継が
れて図12の破線位置まで上昇するようになっている。
この場合、チェーンコンベア123が長期間の使用によ
り伸びてしまって固定ストッパ122との間に多少距離
があっても、押付けエアーシリンダ131をピストシン
ロッド131aを伸張することにより、積込装置80の
スペーサ支持部85の把持位置に併せるように、スペー
サSをスペーサ受部139から固定ストッパ122に押
付けるようになっている。
【0051】次に、固定ストッパ122側に受渡しの完
了した複数のスペーサSは、積込装置80を用いてスペ
ーサSを把持し上昇する際に、スペーサSを介して製品
81をも同時に持ち上げることが可能な構成となってい
る。図17および図18に示すように、積込装置80
は、同一長手方向に離間して配列された懸架部83上を
走行可能なように、スペーサ配列コンベア装置120と
フリーローラコンベア装置148間に配設されている。
【0052】積込装置80は、昇降部84、スペーサ支
持部85、昇降駆動軸86、駆動モータ87、減速機8
8、走行部89、サーボモータ92、ピニオン96およ
びラック97から構成される。
【0053】符号84は昇降部を示し、スペーサ配列コ
ンベア装置120上に支承されたスペーサSの両端部を
スペーサ支持部85により支持して、型材としての製品
81をフリーローラコンベア装置148上に移載するた
めに架台82ごと上昇したり、あるいはスペーサ配列コ
ンベア装置120の上方で架台82ごと下降させ、スペ
ーサSを介してフリーローラコンベア装置148上に載
置可能なようになっている。
【0054】昇降部84の上方には、上昇限を検知する
図示しない上昇限検知リミットスイッチが配設してあ
り、上昇限を検知すると昇降部84を停止するようにな
っている。符号86は昇降駆動軸であり、駆動モータ8
7からの動力は減速機88を介して昇降駆動軸86を回
動し、該昇降駆動軸86の両端部に刻設されたピニオン
96と該ピニオン96と噛合し立設する一対の昇降部8
4に刻設されたラック97により昇降自在となってい
る。
【0055】昇降部84には降下量を制御するためのサ
ーボ機構が設けられている。該サーボ機構は、昇降部8
4の降下量を正しく降下させるため、上昇限検知リミッ
トスイッチの上昇限を基点とし、昇降駆動軸86の回転
数を降下量に換算可能となっている。符号89は走行部
であり、走行部89には車輪98が取付けられている。
そして、スペーサ配列コンベア装置120とフリーロー
ラコンベア装置148間に配設された一対の懸架部83
上に一対のレール94と該レール94に沿って一対のラ
ック90がそれぞれ敷設され、車輪98はレール94上
を転動しながらその上を走行可能となっている。
【0056】走行部89の走行は、図示を省略した走行
位置検知リミットスイッチをけることにより走行を停止
可能となっている。また、走行部89の前後の駆動源は
サーボモータ92であり、該サーボモータ92からの駆
動力をピニオンを介して伝動可能な、いわゆるラックピ
ニオン機構を有した構成となっている。符号95はショ
ックアブソーバを示す。符号148はフリーローラコン
ベア装置であり、短寸のローラを軸に挿通させたものを
多数列に等ピッチで縦列配置した構成のものとなってい
る。
【0057】以上述べた積込設備30を構成するスペー
サ搬送コンベア装置の動作について述べる。
【0058】まず、多列多段に多数のスペーサSを積載
した台車51A(図3の3位置)上にスペーサローダー
50を位置させるために、モータ59を回動する。モー
タ59の回動によりピニオン60が回動し、移動フレー
ム57をラック61に沿って移動させ、リミットスイッ
チ(図示略)をけって所望の台車51Aの真上に位置さ
せるのである。
【0059】続いて、昇降シリンダ62のピストンロッ
ド62aを下降させ、スペーサSの直近に移動すると、
先にスペーサ押え具65A、65BにてスペーサSを押
圧する。この時、スペーサSが複数の一単位のスペーサ
Sが平面上に配列されていない時は、該スペーサ押え具
65A、65BによってスペーサS同士の段違いが解除
されるのである。
【0060】次に、スペーサSに対してスペーサローダ
チャック部68A、68Bを互いに接近させると、係止
ピン69がスペーサSの端部空間に入り込んで一単位の
スペーサSを両端面方向から把持する。その後、昇降シ
リンダ62のピストンロッド62aを縮退させるとスペ
ーサローダチャック部68A、68BでスペーサSを把
持したまま、一旦台車51Aの上方へ移動する。
【0061】引続き、モータ59を回動するとピニオン
60が回動し、ピニオン60と噛合したラック61に沿
ってスペーサローダー50はスペーサ供給コンベア装置
100の外側ベルトコンベア101(図15の1位置)
の上方位置まで移動し、図示を省略したリミットスイッ
チをけることにより所望の位置に停止する(図15、図
17)。
【0062】図15の1位置に実線で示すスペーサロー
ダー50のスペーサローダチャック部68A、68Bで
スペーサSを把持したまま降下させ、スペーサ供給コン
ベア装置100の外側ベルトコンベア101の上流側に
載置する。外側ベルトコンベア101上に載置された複
数のスペーサSは束になって矢印Y2 の方向に搬送さ
れ、払出し装置106において一旦停止する。
【0063】払出し装置106において、束になって矢
印Y2 の方向から搬送されてきたスペーサSは、係止ロ
ッド150と挟持ロッド151とが交互に上下動して一
本づつ一定間隔となるように払出しされ、外側ベルトコ
ンベア101の下流側へと搬送される。一旦払出し装置
106から一本づつ排出されたスペーサSは、内側ベル
トコンベア107の下流側の内側に併設してあるウレタ
ンゴム(図示略)とスペーサSとの摩擦によって搬送途
中に傾いたスペーサSを内側ベルトコンベア107の軸
心に対して直交するとともに、一旦停止するのである。
なお、本実施例では、ウレタンゴムについて述べるが、
これに限定するものでなく、スペーサSとの摩擦によっ
て搬送途中に傾いたスペーサSを軸心と直交方向に軌道
修正可能なものであれば、他のものを用いてもよい。
【0064】一方、ウレタンゴム上で停止しているスペ
ーサSは、スペーサ供給コンベア装置100の下流側に
縦列配列されてスペーサ配列コンベア装置120を構成
する第3駆動軸125と第3従動軸126間に張架され
るとともに、第3駆動モータ124の回動動力によりチ
ェーンコンベア123は矢印Y3 の方向に回動されてい
る。この場合、チェーンコンベア123に一定ピッチで
等間隔に配設されたスペーサ係止部材127によって次
々に係止されたまま下流側に搬送されるのである。
【0065】図17に示すように、10本のスペーサS
が係止されたままチェーンコンベア123の下流側まで
搬送されると、リミットスイッチ(図示略)をけること
により所望の位置に停止する。ついで、チェーンコンベ
ア123と干渉しない位置に待機している昇降台14
0、146を上昇させるとチェーンコンベア123の係
止部材127に係止されているスペーサSはスペーサ昇
降装置128の上昇によりスペーサ受部139に引き継
がれて所定の位置まで持ち上げられる。
【0066】この後、押付けエアーシリンダ131のピ
ストンロッド131aを伸張させると移動架台130
(130A、130B)が前進し、昇降台140、14
6のスペーサ受部139に引き継がれているスペーサS
を、さらに固定ストッパ122に引き継ぐのである。次
いで、固定ストッパ122に引き継がれて所定の位置に
待機しているスペーサSを把持するために、積込装置8
0のスペーサ支持部85を作動させるのである。
【0067】他方、搬送テーブル40上には、図18に
示すように形材X1 の製品81がすでに搬送を完了して
いる。このような状態下で、固定ストッパ122に引き
継がれているスペーサSを積込装置80のスペーサ支持
部85で把持するために、まず、駆動モータ87を回動
させて昇降部84を下方に伸張すると架台82が下降す
る。次いで、固定ストッパ122に引き継がれて所定の
位置で待っているスペーサSをスペーサ支持部85によ
り把持するのである。
【0068】スペーサSをスペーサ支持部85で把持し
た後、再度駆動モータ87を逆方向に回動させると、動
力は減速機88、昇降駆動軸86を介して昇降部84に
伝えられ昇降部84を上昇するのである。このように、
スペーサSをスペーサ支持部85で把持した状態で上昇
する際に、搬送テーブル40上に搬送により載置され待
機している型材X1 の製品81をスペーサSを介して上
昇限まで持ち上げることとなる。
【0069】引続き、サーボモータ92を回動すると、
動力はピニオンラック機構により伝えられ走行部89に
取付けられた車輪98が懸架部83上に敷設されている
レール94上を走行することとなり、図示しないリミッ
トスイッチをけることにより2列あるフリーローラコン
ベア装置148のうち、一方のフリーローラコンベア装
置148上で停止する。
【0070】ついで、駆動モータ87を回動させると、
動力は減速機88、昇降駆動軸86を介して昇降部84
に伝えられ昇降部84は下降する。事前にフリーローラ
コンベア装置148の上にパレット(図示略)が載置し
てあり、スペーサSをスペーサ支持部85で把持したま
ま該パレットの上にスペーサSを介して型材X1 の製品
81を載置するのである。
【0071】このようにして、該パレット上には、スペ
ーサSを介して型材X1 の製品81が交互に層状に積層
されることとなり、積層後は、パレットのままフリーロ
ーラコンベア装置148外に搬出される。
【0072】
【発明の効果】以上説明したことからも明らかなよう
に、本発明においては、台車上に積層されているスペー
サをスペーサローダーで把持してスペーサ供給コンベア
装置の上流側に載置した場合、途中スペーサの払出し装
置で1本づつ下流側に払出されたスペーサはスペーサ供
給コンベア装置の下流側に配設されたウレタンゴムによ
ってスペーサ供給コンベア装置の軸心と直交方向になる
ように配列されるため、エンドレル状に張架されたスペ
ーサ配列コンベア装置のチェーンコンベアに取付けられ
た係止部材によって確実に係止される。また、係止部材
によって係止されスペーサ配列コンベア装置上で一定ピ
ッチ間隔で配列されたスペーサは、停止位置の下方に待
機しているスペーサ昇降装置の上昇時に引き継がれてそ
のまま上昇し、押付けエアーシリンダの作動により移動
架台を前進させて固定ストッパに押付けて引き継がすこ
とで、積込装置の固定された間隔を有するスペーサ支持
部にスペーサを確実に把持できる。このため、製品型材
は複数のスペーサにわたり支承されることとなり、製品
型材の積込みの作業効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスペーサ供給コンベア装置の上流側の
平面図である。
【図2】図1のスペーサ供給コンベア装置の正面図であ
る。
【図3】図2のA〜Aからみた正面図である。
【図4】図2のB〜Bからみた正面図である。
【図5】図1のC〜Cからみた正面拡大図である。
【図6】スペーサの払出し装置の説明図である。
【図7】スペーサの払出し装置の説明図である。
【図8】本発明のスペーサ配列コンベア装置の上流側の
平面詳細図である。
【図9】スペーサ配列コンベア装置の平面図である。
【図10】スペーサ配列コンベア装置の正面図である。
【図11】スペーサ配列コンベア装置の移動架台の接続
部近傍の正面図である。
【図12】図11のD〜Dからみた側面図である。
【図13】図11のE〜Eからみた側面図である。
【図14】長尺の製品型材の積込設備の平面図である。
【図15】図14のF〜Fからみた正面図である。
【図16】図14のG〜Gからみた正面図である。
【図17】図14のH〜Hからみた正面図である。
【図18】図14のI〜Iからみた正面図である。
【図19】図15のJ〜Jからみた切断正面図である。
【図20】スペーサローダーチャック部の切断部分拡大
断面図である。
【図21】スペーサローダーチャック部の部分拡大正面
図である。
【図22】スペーサの把持状態を示す説明図である。
【図23】従来のスペーサ取出装置の正面図である。
【符号の説明】
1 スペーサ取出装置 2 スペーサボックス 3 スペーサ昇降装置 5 シリンダ 6 受取手段 7 シリンダ 8、10、12 支軸 9、11a、11b リンク 13 ラック歯車 14 下部ラック 15 ピニオン 16 上部ラック 17 ラック歯車 18(18R、18L) 係止部材 20 架台 21 ガイドロッド 22、23 支軸 24a、24b リンク 25 下部ラック 26 ラック歯車 27 ピニオン 28 上部ラック 30 積込設備 40 搬送テーブル 50 スペーサローダー 51(51A、51B) 台車 52 支脚 53 懸架部 54 架台 55 リニアガイド 56 ローダー本体 57 移動フレーム 58(58A、58B) スペーサローダーチャック装
置 59 モータ 61 ラック 62 昇降シリンダ 63 ガイドロッド 64 架台 65(65A、65B) スペーサ押え具 67(67A、67B) スペーサチャックシリンダ 68(68A、68B) スペーサローダーチャック部 69 係止ピン 70 圧縮ばね 71 挿通軸 72 短管 75 スペーサローダーの走行位置決め装置 80 積込装置 81 製品 82 架台 83 懸架部 84 昇降部 85 スペーサ支持部 86 昇降駆動軸 87 駆動モータ 88 減速軸 89 走行部 92 サーボモータ 94 レール 95 ショックアブソーバ 98 車輪 100 スペーサ供給コンベア装置 101 外側ベルトコンベア 102 第1駆動モータ 103 第1駆動軸 104 第1従動軸 105 テンションプーリ 106 払出し装置 107 内側ベルトコンベア 108 第2駆動モータ 109 第2駆動軸 110 第2従動軸 112 テンションプーリ 113、114 チェーンホイール 118 チェーン 120 スペーサ配列コンベア装置 122 固定ストッパ 123 チェーンコンベア 124 第3駆動モータ 125 第3駆動軸 126 第3従動軸 127 スペーサ係止部材 128 スペーサ昇降装置 130 移動架台 130A 第1移動架台 130B 第2移動架台 130C 連結部材 131 押付けエアーシリンダ 132 チェーン 134 車輪 135 レール 136 スペーサ昇降源動装置 137 昇降ラック部材 138 ピニオン軸 139 スペーサ受部 140 昇降台 141 ガイドロッド 142 昇降シリンダ 143 スペーサ昇降従動源装置 144 昇降ラック部材 145 ガイドロッド 146 昇降台 148 フリーローラコンベア装置 150 係止ロッド 151 挟持ロッド 152 シリンダ 153 挟持板 154 連結リンク 155、156 支軸 158 架台 159 ばね S スペーサ X1 、X2 、X3 、X4 製品型材

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 離間された両方の支脚間に懸架された懸
    架部の下方には懸架部に沿って配置された複数の台車
    と、各台車上に多列多段に積載された最上部のスペーサ
    を一単位分として把持し次工程まで搬送を行なうスペー
    サローダーと、該スペーサローダーから搬送された単段
    多列のスペーサを一定ピッチとなるようにスペーサの払
    出し装置を介して下流側に搬送するスペーサ供給コンベ
    ア装置と、該スペーサ供給コンベア装置と連設されると
    ともにスペーサ供給コンベア装置から搬送されてきたエ
    ンドレス状に張架されたチェーンコンベアに一定ピッチ
    となるように固設されたスペーサ係止部材にスペーサを
    係止させて下流側に搬送するスペーサ配列コンベア装置
    とから構成されたことを特徴とするスペーサ搬送コンベ
    ア装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のスペーサ供給コンベア装
    置は、一対のエンドレス状に張架されて幅広いスパンを
    有する外側ベルトコンベアと、該外側ベルトコンベアの
    下流側にあって一対のエンドレス状に張架されて幅狭い
    スパンを有する内側ベルトコンベアとから構成されると
    ともに、該外側ベルトコンベアの下流側の内方に一部を
    ラップするように該内側ベルトコンベアを設けたことを
    特徴とするスペーサ搬送コンベア装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のスペーサ供給コンベア装
    置の途中に上流側から搬送されてくる複数のスペーサを
    1本づつ一定ピッチを有した状態で下流側に払出しが行
    えるように払出し装置を設けたことを特徴とするスペー
    サ搬送コンベア装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の払出し装置から払出しさ
    れたスペーサがスペーサ供給コンベア装置の軸心と直交
    するように、該内側ベルトコンベアの下流端側方の軸心
    方向に一対のウレタンゴムを配設したことを特徴とする
    スペーサ搬送コンベア装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のウレタンゴム上に停止し
    ているスペムーサをエンドレス状に張架された一対のチ
    ェーンコンベアに一定ピッチに固設されたスペーサの係
    止部材に係止して上流側から下流側に搬送が行えるよう
    なスペーサ配列コンベア装置を設けたことを特徴とする
    スペーサ搬送コンベア装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のスペーサ配列コンベア装
    置において、係止部材に係止したまま予め所望された位
    置に停止しているスペーサの下方位置に待機中のスペー
    サ昇降装置の昇降によりスペーサを係止部材からスペー
    サ昇降装置側に移載可能な構成にしたことを特徴とする
    スペーサ搬送コンベア装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のスペーサ昇降装置はエア
    ーシリンダに係合した動力源を有し上下動するスペーサ
    昇降源動装置と、該スペーサ昇降源動装置からピニオン
    軸を介して伝動されて該スペーサ昇降源動装置と同期し
    て上下動するスペーサ従動装置とから構成されることを
    特徴とするスペーサ搬送コンベア装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のスペーサ昇降装置は車輪
    を介してレール上を前後動可能に設けられた移動架台上
    に一定ピッチに配列されたことを特徴とするスペーサ搬
    送コンベア装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の移動架台の後端部側に押
    付けエアーシリンダを連結させ、該移動架台を前進させ
    て移動架台に配設されたスペーサ昇降装置より固定スト
    ッパにスペーサを引き渡すように該移動架台を前後動可
    能に設けたことを特徴とするスペーサ搬送コンベア装
    置。
JP20935397A 1997-08-04 1997-08-04 スペーサ搬送コンベア装置 Pending JPH1149344A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108100694A (zh) * 2018-02-05 2018-06-01 王子韬 复合分拣设备以及装卸货物设备
CN112276915A (zh) * 2020-09-07 2021-01-29 江苏力维智能装备有限公司 一种重叠双机头桁架机械手

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