JPH0592235U - インライン滞留装置 - Google Patents

インライン滞留装置

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JPH0592235U
JPH0592235U JP4113492U JP4113492U JPH0592235U JP H0592235 U JPH0592235 U JP H0592235U JP 4113492 U JP4113492 U JP 4113492U JP 4113492 U JP4113492 U JP 4113492U JP H0592235 U JPH0592235 U JP H0592235U
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JP
Japan
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conveyor
descending
ascending
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chains
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Application number
JP4113492U
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English (en)
Inventor
光男 和沢
弘 今村
Original Assignee
光男 和沢
弘 今村
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 搬送ラインに設置された乾燥室や加熱室など
の内部で搬送物を一定時間滞留させる装置に関するもの
で、構造や制御が簡単で乾燥室や加熱室をコンパクトに
できる装置を得ることである。 【構成】 搬送ライン1a、1bの上流側と下流側に隣
接して上昇コンベア11aと下降コンベア11bとを配
置する。コンベア11a、11bは、一定ピッチで水平
方向の支持バー5a、5bを装架した周回チェン3a、
3bによって構成され、周回チェン3aと3bとは、そ
の支持バー5a、5bが同一高さで停止しながら互いに
逆方向に間歇的に周回するように駆動する。上昇コンベ
ア11aの上方部にはプッシャ15を設け、このプッシ
ャ15をコンベア11a、11bの停止中に動作させ、
搬送物を上昇コンベア11aの支持バー5aから下降コ
ンベア11bの支持バー5bへと引き渡す。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、搬送ラインに設置された乾燥機などの内部で搬送物を一定時間滞 留させるために用いる装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
搬送ラインに沿って送られる搬送物を乾燥室や加熱室内で一定時間滞留させる ために用いるインライン滞留装置として、従来は多段コンベアや昇降コンベアを 用いた装置が知られている。
【0003】 多段コンベアを用いる装置は、乾燥室や加熱室内に搬送速度の遅いコンベアを 多段に設け、その入口と出口にエレベータを設け、入口のエレベータで搬送ライ ンで送られてきた搬送物を多段コンベアの各段に分配し、出口側のエレベータで 多段コンベアの各段から順次送り出されてくる搬送物を1本の搬送ライン上に送 り出すというものである。
【0004】 また昇降コンベアを用いる装置は、平行リンクや懸吊構造によって常に水平状 態を保って周回する荷台を備えた垂直方向のコンベアを設け、搬送ラインで送り 込まれてくる搬送物を昇降コンベアの受台に移し替え、昇降コンベアの間歇駆動 によって搬送物を乾燥室や加熱室内で上昇および下降させ、下降した搬送物を順 次搬出側の搬送ラインに移し替えるというものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
これらの従来装置では、たとえば多段式コンベアを用いるものにおいては、搬 送物を多段コンベアの各段に分配するエレベータの構造や制御が複雑になり、ま た昇降コンベアを用いるものでは、受台を水平に維持するための機構が複雑にな ったり、受台の間隔が大きくなって乾燥室や加熱室の容積が大きくなるなどの問 題があった。
【0006】 そこでこの考案は、構造が簡単でコンパクトなインライン滞留装置を得ること により、上記の問題を解決することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
搬送ライン1a、1bの上流側と下流側に隣接して間歇駆動する上昇コンベア 11aと下降コンベア11bとを配置する。上昇コンベア11aおよび下降コン ベア11bは、搬送ライン1a、1bの両側に対向して配置された周回チェン3 a、3bによって構成され、各周回チェン3a、3bには一定ピッチで水平方向 の支持バー5a、5bを装架する。上昇側周回チェン3aと下降側周回チェン3 bとは、その支持バー5a、5bが同一高さで停止しながら互いに逆方向に間歇 的に周回するように駆動する。上昇コンベア11aの上方部には上昇コンベア1 1aの支持バー5aから下降コンベア11bの支持バー5bへと搬送物を押動す るプッシャ15を設け、このプッシャ15を上昇コンベア11aおよび下降コン ベア11bの停止中に動作させる。
【0008】
【作用】
搬送物は矩形のパレットないしトレー(以下、「トレー」と総称する。)33 に乗せて搬送される。搬送ライン1a、1b上のトレー33が上昇コンベア11 aの2つの周回チェン3a、3aの間に搬送されたタイミングで、上昇コンベア 11aを1ピッチ間歇駆動する。ここで言う1ピッチは、支持バー5a、5bの 配設ピッチである。上昇コンベア11aが1ピッチ間歇駆動されると、対向する 支持バー5aがトレー33の両側に引っ掛けられてトレー33を1ピッチ持ち上 げる。このようにして上昇コンベア11aは、1ピッチずつ間歇駆動される毎に 搬送コンベア1aで送り込まれたトレー33を受けとって間歇的に上昇させてい く。
【0009】 トレー33が上昇コンベア11aの上端の位置に達したときに、プッシャ15 が上昇および下降コンベア11a、11bの停止中に動作して、最上段に搬送さ れたトレー33を上昇コンベア11aから下降コンベア11bへと移し替える。 この移し替えは、トレー33を上昇コンベア11aの支持バー5aから下降コン ベア11bの支持バー5b上へと水平移動させることによって行われる。下降コ ンベア11bは、上昇コンベア11aが1ピッチ上昇するときにこれと同期して 1ピッチ下降する。すなわち、上昇コンベア11aおよび下降コンベア11bの 1ピッチ毎の停止期間中にプッシャ15が動作して、上昇コンベア11aで上昇 してきたトレー33は順次下降コンベア11bへと移し替えられる。そして下降 コンベア11bの支持バー5bで支持されたトレー33が送り出し側の搬送ライ ン1bの高さに達すると、支持バー5bの下降時にトレー33は搬送ライン1b に引き渡され、搬送ライン1bの移送動作によって当該トレー33は下降コンベ ア11bの2つの周回チェン3b、3bの間から搬出される。
【0010】
【実施例】
図1ないし4はこの考案の一実施例を示した図である。搬送コンベアは、搬入 側のもの1aと搬出側のもの1bとに分割されており、両者1a、1bは同期駆 動されている。搬入コンベア1aの下流側の両側にスプロケット軸21a、22 aを搬送路と平行にした垂直方向の周回チェン3a、3aが配置されている。各 周回チェン3a、3aは、スプロケット軸21a、22aの両側に固定したスプ ロケット4a、4aに巻回された2本のチェン3a、3aの間に一定ピッチで掛 け渡された複数本の支持バー5a・・・を備えている。この上昇コンベア11a のスプロケット軸21a、22aは、後述する下降コンベアのスプロケット軸2 1b、22bに回転自在に嵌装されたパイプ材からなり、対向する2個の周回チ ェン3a、3aの上方のスプロケット軸22aの端部には、それぞれ同形の歯車 6aが固着され、両歯車6a、6aがフレーム10に自由回転状態で軸支した2 つの中間歯車7a、7aを介して連結されて同期駆動されるようになっている。 なおこの2つの中間歯車7aがスプロケット軸22aから上方に偏倚させて配置 されているのは、後述するプッシャ15との干渉を避けるためである。
【0011】 下降コンベア11bは、上昇コンベア11aに隣接させて搬出ライン1bの上 流側の両側に配置された対向する一対の周回チェン3b、3bで形成される。こ の下降コンベアの周回チェン3b、3bは、そのスプロケット軸21b、22b を上昇コンベア11aのスプロケット軸21a、22aと前述した構造により同 軸にしてかつ反対方向に回転可能に軸架されている。下降コンベア11bは、そ のスプロケット軸の構造、コンベアの回転方向および両側の周回チェンを同期さ せる中間歯車7b、7bの配置位置が異なる点を除き、上昇コンベア11aと同 一である。下降コンベア11bでは、後述するプッシャ15との干渉が生じない ので、中間歯車7b、7bをスプロケット軸22bと同じ高さに軸支することが できる。
【0012】 上昇コンベア11aの上側のスプロケット軸22aおよび下降コンベア11b の上側のスプロケット軸22bのそれぞれ1本の軸端には、スプロケット8a、 8bが固定されており、このスプロケット8a、8bとモータ9a、9bとの間 にチェン12a、12bが巻回され、上昇コンベア11aと下降コンベア11b とはそれぞれのモータ9a、9bで個別に駆動されている。そして各間歇回転時 のスプロケット軸22a、22bの回転角は、図示しないセンサによって検出さ れており、これらのセンサは支持バー5a、5bの1ピッチに相当する角度だけ スプロケット軸22a、22bが回転したときに停止指令を与え、後述するプッ シャ15に動作指令を与える。そしてプッシャ15の動作終了(復帰)を確認し た後、必要ならば所定時間待機して、モータ9a、9bに次の間歇回転の駆動指 令を与える。なお当然のことながら、上昇コンベアのスプロケット軸22aと下 降コンベアのスプロケット軸22bとの回転方向は逆である。
【0013】 プッシャ15は、フレーム10の上端に搬送コンベア1a、1bの搬送方向と 平行な方向に摺動自在に架設したコの字形の部材16を備え、コ字形部材16の 下側ビーム17を上昇コンベア11aおよび下降コンベア11bの最上段の位置 に上昇コンベア11a側から臨ませた構造を備えており、搬送コンベア1a、1 bの搬送方向と直交する方向のスプロケット軸18、18を有するチェン19に 連結されてモータ20でチェン19を往復駆動することにより、プッシャ15が 上昇コンベア11aの2つの周回チェン3a、3aの中間部に挿入され、上昇コ ンベア11aによって最上段まで持ち上げられたトレーを、下降コンベアの最上 段の位置に移送する。
【0014】 以上のように構成された滞留装置は、乾燥室や加熱室を形成するための隔壁3 0によって囲まれた空間内に設けられ、その隔壁には搬送物の搬入部と搬出部と に扉31、32が設けられる。なお、以上の実施例装置の作動は、前記作用の項 で説明したので、ここでは省略する。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したこの考案の装置では、搬送ラインと上昇コンベアおよび下降コン ベアとの間での搬送物の移替えが簡単な動作で行われ、また上昇コンベアや下降 コンベアの位置制御が必要なく、単に間歇的に同期駆動するだけでよいから、装 置の構造および制御が極めて簡単になり、また装置全体をコンパクトに構成でき るので、乾燥室や加熱室の容積を小さくできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示す断面側面図
【図2】実施例の正面図
【図3】実施例の背面図
【図4】上昇コンベアの横断面図
【符号の説明】
1a 搬入側コンベア 1b 搬出側コンベア 3a 周回チェン 3b 周回チェン 5a 支持バー 5b 支持バー 11a 上昇コンベア 11b 下降コンベア 15 プッシャ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送ライン(1a)、(1b)の上流側と下流側
    に隣接して間歇駆動する上昇コンベア(11a) と下降コン
    ベア(11b) とが配置されており、上昇コンベア(11a) お
    よび下降コンベア(11b) は、搬送ライン(1a),(1b) の両
    側に対向して配置された水平方向の支持バー(5a),(5b)
    を有する周回チェン(3a),(3b) によって構成され、上昇
    側周回チェン(3a)と下降側周回チェン(3b)とはその支持
    バー(5a),(5b) が同一高さで停止しながら互いに逆方向
    に間歇的に周回駆動されており、上昇コンベア(11a) の
    上方部には上昇コンベア(11a) の支持バー(5a)から下降
    コンベア(11b) の支持バー(5b)と搬送物を押動するプッ
    シャ(15)が上昇コンベア(11a) および下降コンベア(11
    b) の停止中に動作するべく設けられていることを特徴
    とする、インライン滞留装置。
JP4113492U 1992-05-22 1992-05-22 インライン滞留装置 Pending JPH0592235U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010125388A (ja) * 2008-11-27 2010-06-10 Shibuya Machinery Co Ltd パレット洗浄システム
WO2011058698A1 (ja) * 2009-11-11 2011-05-19 三鈴工機株式会社 多目的バーティカル装置
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