JP5732119B2 - 半導体装置の作製方法 - Google Patents
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Description
基板及び半導体装置の作製方法に関する。
縁層の上に薄い単結晶半導体層を設けたSOI構造を有する半導体基板(以下、SOI基
板という。)が開発されている。SOI基板上に設けた集積回路は、トランジスタの寄生
容量が小さいため、動作速度の向上と消費電力の低減に有効であると考えられている。そ
のためマイクロプロセッサなどの高性能な半導体装置への応用が期待されている。
ば、特許文献1を参照)。水素イオン注入剥離法は、シリコンウエハーに水素イオンを注
入することで表面から所定の深さに微小気泡層を形成し、これを別のシリコンウエハーに
貼り合わせて該微小気泡層を劈開面とすることで、当該別のシリコンウエハーに薄いシリ
コン層(以下、SOI層という。)を形成する技術である。この技術によれば、SOI層
を剥離する熱処理を行うことに加え、酸化性雰囲気での熱処理によってSOI層に酸化膜
を形成した後に該酸化膜を除去し、その後1000℃から1300℃の還元性雰囲気中で
熱処理を行って接合強度を高める必要があるとされている。また、接合強度を高めるため
には、貼り合わせる面の平坦性を高くすることが有効であると考えられている。
されている(特許文献2を参照)。この半導体装置は、歪み点が750℃以上の結晶化ガ
ラスの全面を絶縁性シリコン膜で保護し、水素イオン注入剥離法により得られる単結晶シ
リコン層が該絶縁性シリコン膜上に固着された構成を有する。
半導体装置を作製することができることが知られている(特許文献3を参照)。可撓性基
板上に半導体層を有する半導体装置を作製する方法として、可撓性基板上に半導体層を直
接形成する方法がある。しかし、好ましくは、ある程度の耐熱性を有する基板上に剥離層
を形成し、該剥離層上に半導体層を有する素子を形成し、該剥離層をきっかけとして可撓
性基板に素子を転置する方法を用いる。このとき、剥離層は、例えば、スパッタリング法
等により設けられる。
る方法を提供することを課題の一とする。
半導体装置を歩留まりよく作製する方法を提供することを課題の一とする。更には、該作
製方法を適用して作製される、高速動作が可能で信頼性の高い半導体装置を提供すること
を課題の一とする。
挙げられる。従って、本発明は、可撓性基板(特に、可撓性のプラスチック基板)上にS
OI構造を有する半導体基板を作製することを課題の一とする。また、該半導体基板を用
いて信頼性の高い半導体装置を歩留まりよく作製する方法を提供することを課題の一とす
る。更には、該作製方法により作製される、高速動作が可能で信頼性の高い半導体装置を
提供することを課題の一とする。
層を形成し、第1の基板と半導体基板を貼り合わせ、該剥離層上には半導体素子を形成し
、該半導体素子を第2の基板(可撓性基板等)に移し替える(転置する)ことで半導体装
置を作製する。
前記基板上に剥離層を形成し、前記剥離層を平坦化し、前記剥離層を有する前記基板に損
傷領域を有する半導体基板を貼り合わせ、前記半導体基板を損傷領域で引き剥がすことを
特徴とする半導体装置の作製方法である。
剥離層上にスパッタリング法又は化学気相成長法により絶縁膜を形成する工程と、半導体
基板の表面から一定の深さに損傷領域を形成する工程と、を有し、前記第1の基板上に形
成された前記絶縁膜と、前記半導体基板と、を貼り合わせて前記半導体基板を損傷領域で
引き剥がすことで、前記第1の基板上に半導体層を形成し、前記半導体層を有する半導体
素子を形成し、前記半導体素子を第2の基板上に転置することを特徴とする半導体装置の
作製方法である。
剥離層上にスパッタリング法又は化学気相成長法により絶縁膜を形成する工程と、半導体
基板の表面から一定の深さに損傷領域を形成し、該損傷領域が形成された半導体基板上に
絶縁膜を形成する工程と、を有し、前記第1の基板上に形成された前記絶縁膜と、前記半
導体基板上に形成された前記絶縁膜と、を貼り合わせて前記半導体基板を損傷領域で引き
剥がすことで、前記第1の基板上に半導体層を形成し、前記半導体層を有する半導体素子
を形成し、前記半導体素子を第2の基板上に転置することを特徴とする半導体装置の作製
方法である。
成された半導体基板上に剥離層を形成し、該剥離層を平坦化し、該平坦化された剥離層上
にスパッタリング法又は化学気相成長法により絶縁膜を形成する工程を有し、第1の基板
と、前記半導体基板上に形成された前記絶縁膜と、を貼り合わせて前記半導体基板を損傷
領域で引き剥がすことで、前記第1の基板上に半導体層を形成し、前記半導体層を有する
半導体素子を形成し、前記半導体素子を第2の基板上に転置することを特徴とする半導体
装置の作製方法である。
成された半導体基板上に剥離層を形成し、該剥離層を平坦化し、該平坦化された剥離層上
にスパッタリング法又は化学気相成長法により絶縁膜を形成する工程と、第1の基板上に
絶縁膜を形成する工程と、を有し、前記第1の基板上に形成された前記絶縁膜と、前記半
導体基板上に形成された前記絶縁膜と、を貼り合わせて前記半導体基板を損傷領域で引き
剥がすことで、前記第1の基板上に半導体層を形成し、前記半導体層を有する半導体素子
を形成し、該半導体素子を第2の基板上に転置することを特徴とする半導体装置の作製方
法である。
基板の表面から一定の深さに損傷領域を形成し、該損傷領域が形成された半導体基板上に
スパッタリング法又は化学気相成長法により絶縁膜を形成する工程と、を有し、前記第1
の基板上に形成された前記剥離層と、前記半導体基板上に形成された前記絶縁膜と、を貼
り合わせて前記半導体基板を損傷領域で引き剥がすことで、前記第1の基板上に半導体層
を形成し、前記半導体層を有する半導体素子を形成し、前記半導体素子を第2の基板上に
転置することを特徴とする半導体装置の作製方法である。
成された半導体基板上に剥離層を形成し、該剥離層を平坦化する工程と、第1の基板上に
スパッタリング法又は化学気相成長法により絶縁膜を形成する工程と、を有し、前記第1
の基板上に形成された前記絶縁膜と、前記半導体基板上に形成された前記剥離層と、を貼
り合わせて前記半導体基板を損傷領域で引き剥がすことで、前記第1の基板上に半導体層
を形成し、前記半導体層を有する半導体素子を形成し、前記半導体素子を第2の基板上に
転置することを特徴とする半導体装置の作製方法である。
縁膜の表面は、下地の形状を反映したものとなる。そのため、剥離層を平坦化することが
有効であるといえる。
剥離層の平坦化には逆スパッタリング法を用いることが好ましい。剥離層の形成と平坦化
を同一装置内で行うことができ、スループットが高いためである。
ス基板は大面積のものを作製することが可能であり、絶縁性基板としてガラス基板を用い
ることで生産性を高めることができるためである。
い。半導体基板として単結晶の基板を用いることで、高速動作が可能な半導体装置を作製
することができるためである。また、シリコン基板を用いることで、汎用性の高いプロセ
スを採用することができるためである。
設けられた積層構造、タングステン層上に酸化シリコン層が設けられた積層構造、または
タングステン層上に酸化アルミニウム層が設けられた積層構造などが挙げられるが、剥離
層はタングステン層上に酸化シリコン層が形成された積層構造であることが好ましい。こ
のような積層構造とすることで、作製工程において要求される密着性を確保しやすいため
である。
ることを可能とする程度以上であればよい。なお、貼り合わせ面において、平均面粗さR
a≦0.7nm且つ自乗平均面粗さRms≦0.9nmであって、最大高低差Rmax≦
9.2nmであるときに第1の基板と半導体基板を良好に貼り合わせることが可能である
。
)で表される4点により囲まれる長方形の領域とし、この面積をS0と表す。測定面をS
、測定面における粗さを関数f(x)で表すと、平均面粗さRaは次の式(1)にて定義
される。
を用いると、次の式(3)にて定義される。
中における最高温度以下である基板をいう。つまり、耐熱性が低い基板とは、半導体装置
の作製工程中における最高温度において、当該基板が変形し、または損傷等してしまう基
板をいう。また、同様に、耐薬品性が低い基板とは、半導体装置の作製工程で用いる薬品
等により変形し、または損傷等してしまう基板をいう。
。ここで、接触角とは、滴下したドットのふちにおける、固体表面と液滴の接線がなす角
度θのことをいう(図13を参照)。固体表面に水を滴下した際の接触角が0°以上90
°以下であるときには該固体表面は親水性であるとし、90°以上180°以下であると
きには該固体表面は撥水性であるとする。
た半導体素子と他の一の基板(第2の基板)とを接合させる工程と、半導体素子を第1の
基板から剥離させる工程とを有する。このような転置工程により半導体素子は第2の基板
に形成された状態になる。
製することができる。これにより、可撓性基板(例えば、プラスチック基板)上にSOI
構造を設けることができる。そのため、高速動作が可能で、信頼性の高い可撓性の半導体
装置を歩留まりよく作製することができる。
の説明に限定されるものではない。本発明の趣旨及びその範囲から逸脱することなくその
形態及び詳細を様々に変更し得ることは、当業者であれば容易に理解されるからである。
したがって、本発明は以下に示す実施の形態及び実施例の記載内容のみに限定して解釈さ
れるものではない。なお、図面を用いて本発明の構成を説明するにあたり、同じものを指
す符号は異なる図面間でも共通して用いる。
本実施の形態では、本発明に係る半導体装置の作製方法の例について、図面を参照して
説明する。なお、以下の説明では、第1の基板100と半導体基板200を用いる。
、基板の材料は特定のものに限定されない。例えば、ガラス基板、石英基板、シリコン基
板若しくはステンレス基板等又はこれらの基板上に絶縁膜を設けた基板を用いることがで
きる。本実施の形態では、ガラス基板を用いる。ガラス基板は大面積のものを作製するこ
とが可能であるため、生産性を高めることができる。また、ガラス基板上に半導体素子(
例えば、薄膜トランジスタ)を作製する技術は、ほぼ確立されつつあり、汎用性の高いプ
ロセスを採用することができるからである。
たは、ガリウムヒ素、インジウムリン等の化合物半導体を用いてもよい。また、半導体基
板200は単結晶半導体基板に限定されず、多結晶半導体基板であってもよい。本実施の
形態では、単結晶シリコン基板を用いる。半導体基板として単結晶の基板を用いることで
、高速動作が可能な半導体装置を作製することができ、シリコン基板を用いることで、汎
用性の高いプロセスを採用することができるからである。
層102は単層であってもよいし、複数の層を積層して形成してもよい。本実施の形態で
は、剥離層102は積層構造を有し、第1の剥離層104上に第2の剥離層106が形成
されている。
ン、タンタル、ニオブ、ニッケル、コバルト、ジルコニウム、亜鉛、ルテニウム、ロジウ
ム、パラジウム、オスミウム、イリジウム及びシリコンから選択された元素、又はこれら
の元素を主成分とする合金材料、又はこれらの元素を主成分とする化合物材料からなる層
を、単層で、又は複数の層を積層して形成する。シリコンを含む層の結晶構造は、非晶質
、微結晶、多結晶のいずれであってもよい。
はタングステンとモリブデンの混合物、またはこれらを含む材料により形成する。または
、タングステンの酸化物若しくはタングステンの酸化窒化物を含む材料、モリブデンの酸
化物若しくはモリブデンの酸化窒化物を含む材料、又はタングステンとモリブデンの混合
物の酸化物若しくは酸化窒化物を含む材料により形成する。なお、タングステンとモリブ
デンの混合物としては、例えば、タングステンとモリブデンの合金が挙げられる。
目として金属酸化物層を形成する。代表的には、1層目として、タングステン、モリブデ
ン、又はタングステンとモリブデンの混合物を含む層を形成し、2層目として、これらの
酸化物、窒化物、酸化窒化物又は窒化酸化物を含む層を形成する。
には、1層目の金属層としてタングステンを含む層を形成し、その上に金属酸化物からな
る絶縁層を形成することで、タングステンを含む層と絶縁層との界面に2層目の金属酸化
物層としてタングステンの酸化物を含む層が形成されるが、これを利用してもよい。ここ
で、金属酸化物からなる絶縁層は、第2の剥離層106に相当する。さらには、金属層の
表面に対して、熱酸化処理、酸素プラズマ処理、又はオゾン水等の酸化力の強い溶液によ
る処理等を行って金属酸化物層を形成してもよい。例えば、タングステン上に酸化シリコ
ン膜を成膜して、タングステンと酸化シリコンとの間にタングステン酸化物を形成しても
よい。しかし、タングステンの酸化物と酸化シリコンとは密着し難いため、剥離には有利
であるが、作製工程中において意図せず剥離してしまうおそれがある。一方、タングステ
ンと酸化シリコンとの間にタングステン窒化物を形成すると、作製工程中における意図し
ない剥離を防止することはできるが、剥離し難くなるという問題がある。そのため、剥離
層102として設ける層は、作製工程に応じて適宜設定するとよい。
化物層を設けてもよい。代表的には、1層目にタングステンを含む層を形成し、2層目に
窒化タングステン層若しくは酸化窒化タングステン層を形成すればよい。
よく、スループットを極端に低下させない程度の厚さで形成すればよい。本実施の形態で
は、第1の剥離層104として30nmのタングステン膜を形成し、第2の剥離層106
として250nmの酸化シリコン膜を形成する。第1の剥離層104及び第2の剥離層1
06は、例えばスパッタリング法又はCVD法等により形成することができる。
CVD法により酸化シリコン膜を形成する場合には、第1の剥離層104であるタングス
テン膜を成膜した直後にN2Oプラズマ処理を行うことが好ましい。N2Oプラズマ処理
を行うことで、酸化タングステン層を厚く形成することができる。タングステン層と酸化
シリコン層の界面に形成される酸化タングステン層が厚く形成なることで、作製工程にお
いて要求される密着性を確保しつつ、良好に剥離することが可能となる。
い。特に、剥離層102がスパッタリング法により形成された場合にはこれが顕著である
。表面に凹凸を有すると、後の工程にて二つの基板上の接合層を接合する際に、接合層間
の接触面積が小さくなり、十分な接合強度を確保することが困難である。そのため、剥離
層を平坦化する工程が必要である。
更には、平坦化は、剥離層形成工程又は接合層形成工程と同一の装置内で行うことが可能
な、簡略な工程によることが好ましい。このような工程として、例えば、剥離層102を
スパッタリング法により形成した場合の逆スパッタリング法が挙げられる。本実施の形態
では、平坦化は逆スパッタリング法により行う。なお、本発明はこれに限定されず、平坦
性を高めることのできる処理であれば、処理方法は特に問わない。処理として、物理的エ
ッチング方法又は化学的エッチング方法を用いることができる。しかし、剥離層をスパッ
タリング法により形成した場合には、逆スパッタリング法によって平坦化を行うことで、
剥離層の形成から平坦化までを同一の装置内にて行うことができるため、スループットが
向上し、好ましい。
し、被処理面に対して電界をかけることでプラズマ状態として行う。プラズマ中には電子
とArの陽イオンが存在し、陰極方向にArの陽イオンが加速される。加速されたArの
陽イオンは被処理面をスパッタする。このとき、該被処理面の凸部は優先的にスパッタさ
れ、平坦化される。
08を形成することができる(図1(B−1)を参照)。更には、本発明を適用すること
で、剥離層の形成及び剥離層の平坦化を連続して一括で同一の装置内にて行うことができ
るため、半導体装置の作製工程におけるスループットが向上し、好ましい。
を成膜してもよいし、タングステン膜を酸化シリコン膜により挟持した構造としてもよい
。
)。第1の接合層110は、スパッタリング法又はCVD法等により形成されるため、そ
の表面は平坦な剥離層108の形状を反映することになる。第1の接合層110は、表面
の平坦性が高く、且つ表面が親水性を有するような材料により設ける。第1の接合層11
0としては、例えば酸化シリコン膜を用いればよい。特にシランガス、ジシランガス、ト
リシランガス又は有機シランガス等のシラン系ガスを用いて化学気相成長法により作製さ
れる酸化シリコン膜が好ましい。シランガスを用いる場合、二酸化窒素又は一酸化二窒素
との混合ガスを用いることが好適である。有機シランガスとしては、珪酸エチル(TEO
S:化学式Si(OC2H5)4)、トリメチルシラン(TMS:(CH3)3SiH)
、テトラメチルシクロテトラシロキサン(TMCTS)、オクタメチルシクロテトラシロ
キサン(OMCTS)、ヘキサメチルジシラザン(HMDS)、トリエトキシシラン(S
iH(OC2H5)3)又はトリスジメチルアミノシラン(SiH(N(CH3)2)3
)等のシリコン含有化合物を用いることができる。化学気相成長法としては、プラズマC
VD、熱CVD又は光CVDを用いればよい。第1の接合層110として、窒化シリコン
膜を用いてもよいし、窒化シリコン膜上に窒化酸化シリコン膜を積層したものを用いても
よいし、窒化シリコン膜上に酸化窒化シリコン膜を積層したものを用いてもよい。または
、酸化アルミニウム膜を用いてもよい。
上500nm以下の厚さで設けるとよい。第1の接合層110を上記の厚さで形成するこ
とで、第1の接合層110が表面に下地の形状を反映して形成される絶縁膜であっても、
接合面における下地の形状の影響を小さくすることが可能である。また、第1の接合層1
10を厚く形成することで、接合する基板間に生じる歪みを緩和することができる。
8は逆スパッタリング法等により平坦化されたものである。そのため、第1の接合層11
0を薄く形成することができる。具体的には5nm以上50nm以下とすることができる
。第1の接合層110を薄く形成することができるため、半導体装置の作製工程のスルー
プットを向上させることができる。しかし、第1の接合層110を50nmよりも厚く形
成する場合であっても本発明を適用することができる。剥離層を厚く形成する場合であっ
ても最表面の平坦性を十分なものとすることができない場合があり、この場合にも本発明
を適用することで、第1の接合層110と第2の接合層210とを強固に接合することが
できるからである。
ことができ、製造工程の歩留まりが向上する。更には、接合層間の剥離が生じ難く、これ
に起因する不良を低減することができる。そのため、信頼性の高い半導体装置を作製する
ことができる。
を行う。
(図1(A−2)を参照)。損傷領域202は、電界で加速されたイオンを、清浄化され
た半導体基板200の表面から所定の深さまで打ち込むことで形成される。イオンの打ち
込みは、第1の基板100上に形成する単結晶半導体層又は多結晶半導体層(以下、これ
をLTSS層とよぶ)の厚さを考慮して加速電圧等を調整して行う。LTSS層の厚さは
、5nm以上500nm以下、好ましくは10nm以上200nm以下とする。損傷領域
202の形成には、水素、不活性ガス又はハロゲンを用いる。不活性ガスとしてはヘリウ
ムが挙げられ、ハロゲンとしてはフッ素が挙げられる。
00の表面が粗くなる場合がある。この表面の荒れを防ぐためには、イオンが打ち込まれ
る表面に、保護膜を設けておくとよい。この保護膜は、酸化シリコン膜、窒化シリコン膜
又は窒化酸化シリコン膜等により0.5nm以上200nm以下の厚さで設ければよい。
。このドーズ条件により、損傷領域202が半導体基板表面からどれだけの深さの位置に
形成されるかが決定される。例えば、加速電圧を60kV、ドーズ量を2.0×1016
cm−2とすると、半導体基板表面から約150nmの深さの位置に損傷領域202が形
成される。
2)を参照)。第2の接合層210は、シリコンを含む絶縁膜、特に酸化シリコン膜によ
り形成することが好ましい。酸化シリコン膜としては上述のように有機シランガスを用い
て化学気相成長法により形成される酸化シリコン膜が好ましく、シランガス、ジシランガ
ス又はトリシランガス等のシラン系ガスを用いて、化学気相成長法により形成される酸化
シリコン膜を適用してもよい。化学気相成長法による成膜では、半導体基板200に形成
した損傷領域202から脱ガスが起こらない温度(例えば、350℃以下)とする。また
、単結晶半導体基板若しくは多結晶半導体基板からLTSS層を剥離する熱処理には、成
膜温度よりも高い温度が適用される。
ればよい。特にTEOSとO2によるプラズマCVD法を用いて、又はSiH4とNO2
による熱CVD法を用いて形成すると、接合層に適した平坦な酸化シリコン膜を低温(3
50℃以下)で形成する事ができるため好ましい。
液、またはオゾン水で形成することもできる。その場合には、膜厚は0.5nm以上5n
m以下とすればよい。また、第2の接合層210は水素又はフッ素で終端した半導体表面
であってもよい。または、第2の接合層210となる酸化シリコン膜は、塩化水素を含む
薬液により形成することもできる。このような薬液として、例えば、ジクロロエチレンが
挙げられる。
れば、第2の接合層210を形成することなく、第1の接合層110と半導体基板200
とを直接接合してもよい。
であれば、第1の接合層110を形成することなく、平坦な剥離層108と第2の接合層
210とを直接接合してもよい。
上の双方に接合層を形成しなくともよい。接合層を形成しないことで、半導体装置の作製
工程におけるスループットを向上させることができる。
形成された第2の接合層210とを密接させて接合する(図1(D)を参照)。これによ
り、第3の接合層112が形成される。第1の接合層110と第2の接合層210とを密
接させることで、室温で接合することも可能である。より強固に接合するためには、第1
の基板100と半導体基板200に対して、接合面と垂直な方向に加圧すればよい。更に
は、熱処理を加えることが好ましい。加圧した状態で熱処理をしてもよい。加圧した状態
で熱処理を行うことで、第1の接合層110と第2の接合層210との接合がより強固に
なるため、接合層間の剥離を低減することができ、歩留まりが向上する。また、得られる
半導体装置の信頼性が向上する。
清浄化するとよい。清浄化した第1の接合層110と第2の接合層210とを密接させる
と、表面間引力により第3の接合層112が形成される。清浄化した表面を親水性表面と
するためには、多数の水酸基を付着させればよい。例えば、第1の接合層110又は第2
の接合層210の表面を、酸素プラズマ処理若しくはオゾン処理することで、これらの表
面を親水性にすることができる。このように表面を親水性にする処理を加えると、表面の
水酸基が作用して水素結合し、強固な接合が形成される。
接合を形成する面に原子ビーム若しくはイオンビームを照射する。原子ビーム若しくはイ
オンビームを用いる場合、アルゴン等の、不活性ガス中性原子ビーム若しくは不活性ガス
イオンビームを照射することができる。特に、イオンビームを照射すると、第1の接合層
110又は第2の接合層210の表面に未結合手が露出し、非常に活性な表面が形成され
る。または、プラズマ照射若しくはラジカル処理を行ってもよい。接合を形成する面に対
してこのような表面処理を行うことにより、第1の接合層110と第2の接合層210が
異種材料であっても、200℃乃至400℃程度の温度で第3の接合層112を形成しや
すくなる。表面を活性化して接合する方法は、当該表面を高度に清浄化しておくことが要
求されるので、真空中で行うことが好ましい。また、更に好ましくは高真空中で行う。
ことが好ましい。特に、第3の接合層112が室温にて貼り合わせられた場合には、接合
後に熱処理を行うことが好ましい。加熱処理又は加圧処理を行うことで、接合する面にお
ける接合に寄与する主な結合が水素結合から共有結合に変わり、接合強度が向上する。加
熱処理の温度は、第1の基板100の耐熱温度以下で行う。加圧処理では、接合面に対し
て垂直な方向に圧力を加える。ここで加える圧力は、第1の基板100と半導体基板20
0の機械的強度等を考慮して決定する。
損傷領域202内の任意の位置を劈開面として、半導体基板200を第1の基板100か
ら剥離する(図1(E)を参照)。剥離には物理的手段を用いればよい。また、熱処理の
温度は第1の接合層110及び第2の接合層210の成膜温度以上、第1の基板100の
耐熱温度以下で行うことが好ましい。例えば、400℃乃至600℃の熱処理を行うこと
により、損傷領域202に形成された微小な空洞の体積が変化し、損傷領域202に沿っ
て劈開させることが可能となる。第3の接合層112は第1の基板100と接合している
ので、第1の基板100上には半導体基板200と同じ結晶性のLTSS層が残存するこ
ととなる。
的エネルギー)を変化させる何らかの手段を指しており、その手段は、代表的には機械的
な力を加えること(例えば、人間の手や把治具で引き剥がす処理や、ローラーを回転させ
ながら分離する処理)である。
cal Polishing)等を用いて、平坦化及び薄膜化されることが好ましい(図
1(F)を参照)。例えば、単結晶半導体基板の所定の深さに、水素若しくはヘリウムに
代表される不活性ガス、又はフッ素に代表されるハロゲンのイオンを導入し、その後熱処
理を行って表層の単結晶シリコン層を剥離する、イオン注入剥離法で形成することができ
る。また、ポーラスシリコン上に単結晶シリコンをエピタキシャル成長させ、ポーラスシ
リコン層をウオータージェットで劈開して剥離する方法を適用してもよい。LTSS層1
16の厚さは5nm乃至500nm、好ましくは10nm乃至200nmである。なお、
本発明はこれに限定されず、LTSS層の平坦化及び薄膜化も逆スパッタリング法によっ
て行ってもよい。更には、CMPと逆スパッタリング法を併用して平坦化と薄膜化を行っ
てもよい。
行うためのきっかけを形成してもよい。さらには、半導体基板200を剥離する際、第1
の基板100又は半導体基板200の少なくとも一方の表面に光又は熱により剥離可能な
粘着シートを設けて、第1の基板100及び半導体基板200のいずれかを固定し、他方
を引き剥がすと、剥離が更に容易になる。このとき、第1の基板100又は半導体基板2
00の他方(接合していない面の少なくとも一方)に支持部材を設けることで、容易に引
き剥がすことができる。
けてもよい。バリア層は、第1の基板100として用いられるガラス基板からアルカリ金
属若しくはアルカリ土類金属のような可動イオン不純物が拡散してLTSS層116が汚
染されることを防止できる材質の膜により設ければよい。また、剥離層からの不純物の拡
散を防止することもできる。バリア層として、例えば、窒素を含有した絶縁層を用いるこ
とができる。窒素を含有した絶縁層としては窒化シリコン膜、窒化酸化シリコン膜若しく
は酸化窒化シリコン膜を単層で、又は積層して形成したものが挙げられる。例えば、LT
SS層116側から酸化窒化シリコン膜と、窒化酸化シリコン膜とを積層して形成するこ
とで、窒素を含有した絶縁層によるバリア層を設けることができる。
いものであって、好ましくは、ラザフォード後方散乱法(RBS:Rutherford
Backscattering Spectrometry)及び水素前方散乱法(H
FS:Hydrogen Forward Scattering)を用いて測定した場
合に、濃度範囲として酸素が50〜70原子%、窒素が0.5〜15原子%、シリコンが
25〜35原子%、水素が0.1〜10原子%の範囲で含まれるものをいう。また、窒化
酸化シリコン膜とは、その組成として、酸素よりも窒素の含有量が多いものであって、好
ましくは、RBS及びHFSを用いて測定した場合に、濃度範囲として酸素が5〜30原
子%、窒素が20〜55原子%、シリコンが25〜35原子%、水素が10〜30原子%
の範囲で含まれるものをいう。但し、酸化窒化シリコンまたは窒化酸化シリコンを構成す
る原子の合計を100原子%としたとき、窒素、酸素、シリコン及び水素の含有比率が上
記の範囲内に含まれるものとする。
10が不要な場合には特に形成しなくてもよい(図2を参照)。または、第2の接合層2
10が不要な場合には特に形成しなくてもよい(図3を参照)。なお、接合層が不要な場
合とは、接合層を形成しなくとも、貼り合わせ面と被貼り合わせ面が良好に貼り合わせら
れる場合をいう。第1の接合層110及び第2の接合層210の一方のみを形成し、又は
双方を形成しないことで、工程が削減され、スループットが向上する。
層の表面を平坦にすることができる。従って、可撓性基板上にSOI構造を形成すること
ができる。また、可撓性基板上に形成される半導体装置を歩留まりよく作製することがで
きる。更には、作製される高速動作が可能な半導体装置の信頼性をも向上させることがで
きる。
本発明は、実施の形態1にて説明した形態に限定されず、例えば、剥離層を半導体基板
上に形成してもよい。このような形態について、以下に説明する。なお、重複する点につ
いては、説明を省略する。
する(図4(A−2)を参照)。
層102を形成する(図4(B−2)を参照)。
る。なお、平坦化は逆スパッタリング法により行うことが好ましい(図4(C−2)を参
照)。
第1の接合層110を形成する(図4(A−1)を参照)。
。つまり、実施の形態1と同様に、第1の接合層110と第2の接合層210とを接合さ
せ、第3の接合層112を形成することができる(図4(D)を参照)。
を形成する(図4(E)を参照)。更には、半導体層を平坦化することで、LTSS層1
16を形成する。
形成しなくてもよい(図5を参照)。または、第2の接合層210が不要な場合には特に
形成しなくてもよい(図6を参照)。なお、接合層が不要な場合とは、接合層を形成しな
くとも、貼り合わせ面と被貼り合わせ面が良好に貼り合わせられる場合をいう。第1の接
合層110及び第2の接合層210の一方のみを形成し、又は双方を形成しないことで、
工程が削減され、スループットが向上する。
実施の形態1及び実施の形態2にて説明したように、SOI基板を作製し、該SOI基
板を用いて半導体装置を作製することができる。本実施の形態では、本発明を適用した薄
膜集積回路の作製方法について、図面を参照してより詳細に説明する。
を示す。まず、SOI基板のLTSS層116を所望の形状となるようパターン形成する
(図7(B)を参照)。パターンの形成にはレジストマスクを用いる。所望のパターンを
有するレジストマスクが形成された状態でLTSS層116をエッチングすることでLT
SS層118を形成する。このときのエッチング条件は、LTSS層に対するエッチング
レートが高く、第3の接合層112に対するエッチングレートの低い条件とすればよく、
ドライエッチング又はウエットエッチングのいずれかを選択する。
し、LTSS層118にソース領域及びドレイン領域126及びLDD領域128を形成
する(図7(C)を参照)。
シリコン等により形成する。形成には、CVD法、スパッタリング法又はプラズマCVD
法等を用いればよい。膜厚は、5nm以上200nm以下とするとよい。なお、ゲート絶
縁膜120は、図示する構造に限定されず、全面に形成されていてもよい。
ることができる。ゲート電極層122は、タンタル、タングステン、チタン、モリブデン
、アルミニウム、銅から選ばれた元素又は前記元素を主成分とする合金材料若しくは化合
物材料で形成すればよい。ゲート電極層122にアルミニウムを使用する際には、タンタ
ルを添加して合金化したAl−Ta合金を用いるとヒロックが抑制される。また、ネオジ
ムを添加して合金化したAl−Nd合金を用いると、ヒロックが抑制されるだけでなく、
抵抗の低い配線を形成することができる。そのため、Al−Ta合金又はAl−Nd合金
を用いることが好ましい。また、リン等の不純物元素をドーピングした多結晶シリコンに
代表される半導体膜やAgPdCu合金を用いてもよい。また、単層でも積層でもよい。
例えば、窒化チタン膜とモリブデン膜から構成される2層の積層構造又は膜厚50nmの
タングステン膜と膜厚500nmのアルミニウムとシリコンの合金膜と膜厚30nmの窒
化チタン膜を積層した3層の積層構造としてもよい。また、3層の積層構造とする場合、
第1の導電膜のタングステンに代えて窒化タングステンを用いてもよいし、第2の導電膜
のアルミニウムとシリコンの合金膜に代えてアルミニウムとチタンの合金膜を用いてもよ
いし、第3の導電膜の窒化チタン膜に代えてチタン膜を用いてもよい。ゲート電極層12
2は単層で形成してもよいし、積層して形成してもよい。例えば、モリブデンを主成分と
する膜により形成すればよい。
の形成は、絶縁膜を全面に形成し、選択的に異方性エッチングすることにより行う。なお
、絶縁膜種はゲート絶縁膜120と同様である。
を添加することにより形成することができる。ソース領域及びドレイン領域126は一導
電型の不純物が高濃度に導入された高濃度不純物領域であり、LDD領域128は一導電
型の不純物が低濃度に導入された低濃度不純物領域である。濃度の異なる領域を作り分け
るためには、低濃度不純物領域は絶縁膜(ここでは、サイドウォール124)を介したド
ープにより形成し、高濃度不純物領域は半導体膜が露出された状態でドープすることによ
り形成すればよい。または、低濃度不純物領域及び高濃度不純物領域の双方に低濃度に不
純物を導入し、その後、高濃度不純物領域にのみ不純物を高濃度に導入してもよい。なお
、LDD領域とは、半導体層が多結晶シリコン膜により形成されているTFTにおいて、
信頼性の向上を目的として形成される領域をいう。半導体層が多結晶シリコンであるTF
Tにおいてオフ電流を抑えることは重要であり、特に、画素回路などのアナログスイッチ
として用いる場合には十分に低いオフ電流が要求される。しかし、ドレイン接合部の逆バ
イアス強電界により、オフ時にも欠陥を介するリーク電流が存在する。そこで、LDD領
域により、ドレイン端近傍の電界を緩和するため、オフ電流を低減させることができる。
また、ドレイン接合部の逆バイアス電界をチャネル形成領域とLDD領域の接合部と、L
DD領域とドレイン領域の接合部とに分散させることができ、電界が緩和されるため、リ
ーク電流が低減される。その後アニールを行うことで、不純物の活性化を行えばよい。
れた開口部を介して、LTSS層118のソース領域及びドレイン領域に接続されるよう
に、ソース電極及びドレイン電極を形成する。その後、絶縁膜134を形成する(図7(
D)を参照)。なお、絶縁膜134は必要のない場合には設けなくてもよい。絶縁膜13
0は選択的に形成される。絶縁膜130はポリイミドやアクリル等に代表される有機材料
からなる膜を、スピンコート法等により形成すればよい。パターンの形成に際しては、ソ
ース領域及びドレイン領域126を露出するように開口部を形成する。なお、酸化シリコ
ン膜、窒化シリコン膜、酸化窒化シリコン膜、又は窒化酸化シリコン膜のような無機材料
からなる膜上に有機材料からなる膜を形成してもよい。即ち、絶縁膜130は積層構造で
あってもよい。または、これらの無機材料のみで形成してもよい。
薄膜トランジスタにより構成された薄膜集積回路を可撓性基板に移し替える。
としては、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PEN(ポリエチレンナフタレート
)、PES(ポリエーテルスルホン)、ポリプロピレン、ポリプロピレンサルファイド、
ポリカーボネート、ポリエーテルイミド、ポリフェニレンサルファイド、ポリフェニレン
オキサイド、ポリサルフォン、ポリフタールアミド等からなるプラスチック基板または繊
維質の材料からなる紙が挙げられる。
に作製されるSOI基板や半導体装置の点圧、線圧による破壊を防ぐことが可能である。
プリプレグの代表例としては、ポリビニルアルコール系繊維、ポリエステル系繊維、ポリ
アミド系繊維、ポリエチレン系繊維、アラミド系繊維、ポリパラフェニレンベンゾビスオ
キサゾール繊維、ガラス繊維、または炭素繊維等の繊維体に、エポキシ樹脂、不飽和ポリ
エステル樹脂、ポリイミド樹脂又はフッ素樹脂等のマトリックス樹脂を有機溶剤で希釈し
たワニスを含浸させた後、乾燥して有機溶剤を揮発させ、マトリックス樹脂を半硬化させ
たものである。
はバリウムホウケイ酸ガラスのような電子工業用に使われる各種ガラス基板を薄くしたも
のを用いることもできる。
離する(図8(F)を参照)。剥離は、剥離層の材料に応じて加熱処理又はウエットエッ
チング等を用いて行えばよい。
施の形態は一例に過ぎない。即ち、本発明は本実施の形態に限定されず、実施の形態1又
は実施の形態2にて説明したSOI基板を用いて作製する、あらゆるトランジスタにも適
用することができる。
次に、実施の形態1又は実施の形態2を適用して作製したSOI基板を用いて作製した
半導体装置の一例として、マイクロプロセッサ300を図9に示す。このマイクロプロセ
ッサ300は、演算回路301(Arithmetic Logic Unit。ALU
ともいう。)、演算回路制御部302(ALU Controller)、命令解析部3
03(Instruction Decoder)、割り込み制御部304(Inter
rupt Controller)、タイミング制御部305(Timing Cont
roller)、レジスタ306(Register)、レジスタ制御部307(Reg
ister Controller)、バスインターフェース308(Bus I/F)
、ROM309(Read Only Memory)、及びROMインターフェース3
10(ROM I/F)を有する。
命令解析部303に入力され、デコードされた後、演算回路制御部302、割り込み制御
部304、レジスタ制御部307及びタイミング制御部305に入力される。演算回路制
御部302、割り込み制御部304、レジスタ制御部307及びタイミング制御部305
は、デコードされた命令に基づき各種制御を行う。具体的には、演算回路制御部302は
、演算回路301の動作を制御するための信号を生成する。また、割り込み制御部304
は、マイクロプロセッサ300のプログラム実行中に、外部の入出力装置や周辺回路から
の割り込み要求を、その優先度やマスク状態から判断して処理する。レジスタ制御部30
7は、レジスタ306のアドレスを生成し、マイクロプロセッサ300の状態に応じてレ
ジスタ306の読み出しや書き込みを行う。タイミング制御部305は、演算回路301
、演算回路制御部302、命令解析部303、割り込み制御部304、レジスタ制御部3
07の動作のタイミングを制御する信号を生成する。例えば、タイミング制御部305は
、基準クロック信号CLK1を参照して内部クロック信号CLK2を生成する内部クロッ
ク生成部を備えており、クロック信号CLK2を上記の各種回路に供給する。なお、図9
に示すマイクロプロセッサ300は、その構成を簡略化して示した一例にすぎず、実際に
はその用途によって多種多様な構成を備えることができる。
位が概ね一定の単結晶半導体層(LTSS層)によって集積回路が形成されているので、
処理速度の高速化のみならず低消費電力化をも図ることができる。
について図10を参照して説明する。図10は無線通信により外部装置と信号の送受信を
行って動作するコンピュータ(以下、RFCPUという。)の一例を示す。RFCPU3
11は、アナログ回路部312及びデジタル回路部313を有している。アナログ回路部
312は、共振容量を有する共振回路314、整流回路315、定電圧回路316、リセ
ット回路317、発振回路318、復調回路319、及び変調回路320を有している。
デジタル回路部313は、RFインターフェース321、制御レジスタ322、クロック
コントローラ323、CPUインターフェース324、CPU325、RAM326及び
ROM327を有している。
が受信した信号は共振回路314により誘導起電力を生じさせる。誘導起電力は、整流回
路315を経て容量部329に充電される。この容量部329は、セラミックコンデンサ
ーや電気二重層コンデンサーなどのキャパシタで形成されていることが好ましい。容量部
329はRFCPU311と同一の基板上に形成されている必要はなく、別部品としてR
FCPU311を構成する絶縁表面を有する基板に取り付けられていればよい。
る。例えば、電源電圧の上昇に遅延して立ち上がる信号をリセット信号として生成する。
発振回路318は、定電圧回路316により生成される制御信号に応じて、クロック信号
の周波数とデューティー比を変更する。ローパスフィルタで形成される復調回路319は
、例えば振幅変調(ASK)方式の受信信号の振幅の変動を二値化する。変調回路320
は、送信データを振幅変調(ASK)方式の送信信号の振幅の変動により送信する。変調
回路320は、共振回路314の共振点を変化させることで通信信号の振幅を変化させて
いる。クロックコントローラ323は、電源電圧等に応じてクロック信号の周波数とデュ
ーティー比を変更するための制御信号を生成する。電源電圧の監視は電源管理回路330
が行う。
後、RFインターフェース321で制御コマンドやデータなどに分解される。制御コマン
ドは制御レジスタ322に格納される。制御コマンドには、ROM327に記憶されてい
るデータの読み出し、RAM326へのデータの書き込み、CPU325への演算命令な
どが含まれている。CPU325は、CPUインターフェース324を介してROM32
7、RAM326及び制御レジスタ322にアクセスする。CPUインターフェース32
4は、CPU325が要求するアドレスより、ROM327、RAM326及び制御レジ
スタ322のいずれかに対するアクセス信号を生成する機能を有する。
せておき、起動とともにプログラムを読み出し実行する方式を採用すればよい。また、専
用の演算回路を設けて、演算処理をハードウェア的に処理する方式を採用することもでき
る。ハードウェアとソフトウェアを併用する方式では、専用の演算回路で一部の処理を行
い、プログラムを用いて残りの演算をCPU325が実行する方式を適用することができ
る。
る基板上に接合された結晶方位が概ね一定の単結晶半導体層(LTSS層)を用いて集積
回路が形成されているので、処理速度の高速化のみならず低消費電力化をも図ることがで
きる。従って、電力を供給する容量部329を小型化しても長時間の動作が可能である。
体層(LTSS層)を用いるため移動度が高く、高速動作が可能である。しかし、高速動
作が可能であるだけでなく、信頼性も高い。更には、本発明を適用することで歩留まりよ
く作製することも可能になる。
Uを作製することができる。しかし、本実施の形態は一例に過ぎない。即ち、本発明は本
実施の形態に限定されず、実施の形態1又は実施の形態2にて説明したSOI基板を用い
て作製する、あらゆる半導体装置にも適用することができる。
本発明を適用して表示パネルを作製することも可能である。そこで、次に、実施の形態
1及び実施の形態2を適用して作製したSOI基板を用いた表示パネルについて説明する
。
、第1の基板100上にLTSS層116を形成する場合を示す。大面積基板からは複数
の表示パネルを切り出すため、LTSS層116は、表示パネル331の形成領域に合わ
せて接合することが好ましい。単結晶半導体基板に比べて、表示パネルを形成する大面積
基板は面積が大きい。そのため、LTSS層116は図11に示すように分割して配置す
ることが好ましい。表示パネル331は、走査線駆動回路領域332、信号線駆動回路領
域333及び画素形成領域334を有し、これらの領域が含まれるようにLTSS層11
6を第1の基板100に接合する。
の画素の断面図の一例を示す。
。図12(A)において、画素トランジスタ401は第1の電極402に接続され、第1
の電極402上にはEL層403が設けられ、EL層403上には第2の電極404が設
けられている。転置される第2の基板としては、プラスチック基板405を用いている。
なお、図12(A)では、第1の剥離層104と第2の剥離層106との境界にて剥離さ
れているが、本発明はこれに限定されない。
板406を設けた構成を示す。このようにプラスチック基板406を設けることで、発光
表示パネルの耐衝撃性等を高め、信頼性を向上させることができる。
できる。しかし、本実施の形態は一例に過ぎない。即ち、本発明は本実施の形態に限定さ
れず、実施の形態1又は実施の形態2にて説明したSOI基板を用いて作製する、あらゆ
る表示装置に適用することができる。
とも可能である。LTSS層で構成されるトランジスタは、キャリアの移動度が高く、半
導体としての性能が非常に高いため、小型化が可能である。従って、高精細化が可能にな
る。また、実施の形態4にて説明したマイクロプロセッサも同一基板上に形成することが
できるため、表示パネル内にコンピュータの機能を搭載することもできる。同様に、非接
触でデータの入出力が可能なディスプレイを作製することもできる。
層の平坦化が可能であることを確認するための実験結果について説明する。具体的には、
スパッタリング法によりガラス基板上にタングステン膜を30nm成膜し、同様にスパッ
タリング法により該タングステン膜上に酸化シリコンを250nm成膜した試料Aの表面
、及び試料Aに対して逆スパッタリング法により平坦化処理を行った試料Bの表面におけ
る粗さを調べた。表面の粗さの測定にはAFM(Atomic Force Micro
scopy)を用いた。
sccm、酸素を30sccmの流量で導入し、チャンバー内の圧力を0.4Pa、RF
電力を3kWとした。平坦化を目的とした逆スパッタリングでは、チャンバー内へアルゴ
ンを50sccmの流量で導入し、チャンバー内の圧力を0.6Pa、RF電力を0.2
kWとした。逆スパッタリングは5分間行った。
求めた。
Mにより得られた表面の粗さ(凹凸)を表す関数である。
)=1.97nm、Ra(試料B)=0.50nmであった。本発明のように第1の基板
上に半導体基板を貼り合わせることにより半導体装置を作製するには、Raは0.7nm
以下である必要がある。そのため、試料Aでは貼り合わせが良好に行われず、試料Bでは
良好に貼り合わせられることになる。更には、逆スパッタリング法を用いて平坦化するこ
とが可能であるため、スパッタリング法による剥離層の形成と、逆スパッタリング法によ
る剥離層の平坦化を同一装置内にて行うことができる。そのため、本発明を適用すること
で、高いスループットで半導体装置を作製することができる。
102 剥離層
104 第1の剥離層
106 第2の剥離層
108 平坦な剥離層
110 第1の接合層
112 第3の接合層
116 LTSS層
118 LTSS層
120 ゲート絶縁膜
122 ゲート電極層
124 サイドウォール
126 ドレイン領域
128 LDD領域
130 絶縁膜
134 絶縁膜
136 可撓性基板
200 半導体基板
202 損傷領域
210 第2の接合層
300 マイクロプロセッサ
301 演算回路
302 演算回路制御部
303 命令解析部
304 制御部
305 タイミング制御部
306 レジスタ
307 レジスタ制御部
308 バスインターフェース
309 ROM
310 ROMインターフェース
311 RFCPU
312 アナログ回路部
313 デジタル回路部
314 共振回路
315 整流回路
316 定電圧回路
317 リセット回路
318 発振回路
319 復調回路
320 変調回路
321 RFインターフェース
322 制御レジスタ
323 クロックコントローラ
324 CPUインターフェース
325 CPU
326 RAM
327 ROM
328 アンテナ
329 容量部
330 電源管理回路
331 表示パネル
332 走査線駆動回路領域
333 信号線駆動回路領域
334 画素形成領域
401 画素トランジスタ
402 電極
403 EL層
404 電極
405 プラスチック基板
406 プラスチック基板
Claims (7)
- 第1の基板上に剥離層を形成し、前記剥離層を平坦化し、該平坦化された剥離層上に絶縁膜を形成し、
前記第1の基板に形成された前記絶縁膜と、損傷領域を有する半導体基板と、を貼り合わせ、
前記半導体基板を前記損傷領域で引き剥がすことで、前記第1の基板上に半導体層を形成し、
前記半導体層を用いた半導体素子を形成し、
前記半導体素子の設けられた前記第1の基板と、第2の基板と、を接合させ、
前記剥離層において、前記第1の基板に設けられた前記半導体素子を剥離して前記第2の基板上に移し替え、
前記平坦化は、前記第1の基板及び前記第2の基板の貼り合わせを行う面において、平均面粗さが0.7nm以下、自乗平均面粗さが0.9nm以下、且つ最大高低差が9.2nm以下となるように行うことを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 第1の基板上に剥離層を形成し、前記剥離層を平坦化し、該平坦化された剥離層上に絶縁膜を形成し、
半導体基板の表面から一定の深さに損傷領域を形成し、該損傷領域が形成された半導体基板上に絶縁膜を形成し、
前記第1の基板に形成された前記絶縁膜と、前記半導体基板上に形成された前記絶縁膜と、を貼り合わせ、
前記半導体基板を前記損傷領域で引き剥がすことで、前記第1の基板上に半導体層を形成し、
前記半導体層を用いた半導体素子を形成し、
前記半導体素子の設けられた前記第1の基板と、第2の基板と、を接合させ、
前記剥離層において、前記第1の基板に設けられた前記半導体素子を剥離して前記第2の基板上に移し替え、
前記平坦化は、前記第1の基板及び前記第2の基板の貼り合わせを行う面において、平均面粗さが0.7nm以下、自乗平均面粗さが0.9nm以下、且つ最大高低差が9.2nm以下となるように行うことを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 半導体基板の表面から一定の深さに損傷領域を形成し、該損傷領域が形成された半導体基板上に剥離層を形成し、該剥離層を平坦化し、該平坦化された剥離層上に絶縁膜を形成し、
第1の基板と、前記半導体基板上に形成された前記絶縁膜と、を貼り合わせ、
前記半導体基板を前記損傷領域で引き剥がすことで、前記第1の基板上に半導体層を形成し、
前記半導体層を用いた半導体素子を形成し、
前記半導体素子の設けられた前記第1の基板と、第2の基板と、を接合させ、
前記剥離層において、前記第1の基板に設けられた前記半導体素子を剥離して前記第2の基板上に移し替えることを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 半導体基板の表面から一定の深さに損傷領域を形成し、該損傷領域が形成された半導体基板上に剥離層を形成し、該剥離層を平坦化し、該平坦化された剥離層上に絶縁膜を形成し、
第1の基板上に絶縁膜を形成し、
前記第1の基板上に形成された前記絶縁膜と、前記半導体基板上に形成された前記絶縁膜と、を貼り合わせ、
前記半導体基板を前記損傷領域で引き剥がすことで、前記第1の基板上に半導体層を形成し、
前記半導体層を用いた半導体素子を形成し、
前記半導体素子の設けられた前記第1の基板と、第2の基板と、を接合させ、
前記剥離層において、前記第1の基板に設けられた前記半導体素子を剥離して前記第2の基板上に移し替えることを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 請求項3または請求項4において、
前記平坦化は、前記第1の基板及び前記第2の基板の貼り合わせを行う面において、平均面粗さが0.7nm以下、自乗平均面粗さが0.9nm以下、且つ最大高低差が9.2nm以下となるように行うことを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 請求項1乃至請求項5のいずれか一において、
前記剥離層は、タングステンを含むことを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 請求項1乃至請求項5のいずれか一において、
前記剥離層は、1層目として金属層を形成し、2層目として金属酸化物層を形成することを特徴とする半導体装置の作製方法。
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