JP5729728B2 - 幼児座席用カバー - Google Patents

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Description

本発明は、幼児座席用カバーに関し、特に自転車に搭載される幼児座席に取り付けて使用するものに関する。
ハンドル及び荷台にそれぞれ幼児座席を設けた3人乗り又は2人乗り自転車が市販されている。この幼児座席に取り付けられる風雨をよけるためのカバーが開示されている(例えば、特許文献1〜3)。上記特許文献1には、背もたれ部を覆う背もたれ後ろカバー部と、その両側に側面カバー部と、背もたれ後ろカバー部と向かい合う前掛け部が環状につながり、その上部と下部が開口し、下部の開口には、紐状コード材を内部に通過させている伸縮性縁部を有する幼児座席用カバーが開示されている。
また、上記特許文献2及び3には、ファスナー開口部を設け、レインカバーを取り外すことなく、子供の乗せ降ろしを可能にした幼児座席用カバーが開示されている。
特開2012-11816号公報 登録実用新案第3166314号 登録実用新案第3164560号
上記特許文献1〜3に記載の幼児座席用カバーは、図22、図23に示すようにいずれも天井面が幼児座席のヘッドレストに支えられる構造である。図22は自転車のハンドル199に設けられる前用幼児座席200に幼児座席用カバー202を取り付けた状態で3歳児204A、2歳児204B、1歳児204Cがそれぞれ着席した様子を示す。幼児の座高は月齢で異なり、1歳児〜3歳児の座高はおよそ47cm〜55cm程度である。幼児がヘルメットを着用した場合、ヘルメットの厚さ分が加わり平均座高は49cm〜57cmとなる。前用幼児座席200の座面からヘッドレスト201上端までの長さは約46〜48cmである。したがって本図に示す通り、幼児座席用カバー202は、天井面が幼児座席のヘッドレストに支えられる構造であるため、座高がある高さを超えると天井面が前用幼児座席200に着席した幼児の頭部に接触する。
同様に図23は自転車の荷台(図示しない)に設けられる後用幼児座席210に幼児座席用カバー212を取り付けた状態で5歳児214A、4歳児214B、3歳児214Cが着席した様子を示す。3歳児〜5歳児の座高はおよそ55cm〜62cm程度である。幼児がヘルメットを着用した場合、ヘルメットの厚さ分が加わり平均座高は57cm〜64cmとなる。後用幼児座席210の座面からヘッドレスト211上端までの長さは約55〜60cmである。したがって本図に示す通り、幼児座席用カバー212は、天井面が幼児座席のヘッドレストに支えられる構造であるため、座高がある高さを超えると天井面が後用幼児座席210に着席した幼児の頭部に接触する。
そうすると上記特許文献1〜3に記載の幼児座席用カバーは、いずれも座高がある高さを超えると天井面が幼児座席に着席した幼児の頭部に接触するので、幼児座席に着席した幼児の頭部の周囲に十分な空間を確保することが困難である。前用幼児座席のヘッドレストは、幼児を前用幼児座席に乗り降りさせる際に邪魔になるため、下げた状態で使われることが多い。このような場合、幼児座席用カバーは天井面が前用幼児座席に着席した幼児の頭部に接触し易い。したがって幼児座席に着席した幼児の頭部の周囲に十分な空間が形成されず、快適性が失われてしまうという問題がある。
また、幼児座席に着席した幼児の頭部の周囲に十分な空間が形成されないと、幼児座席に着席した幼児が振り向くことができず、さらに身体を前に倒せないため年齢によっては幼児座席に設けられたハンドルを掴むことができない、という問題がある。
また、上記特許文献1〜3に記載の幼児座席用カバーは、ヘッドレストを有しない幼児座席に取り付けるのが困難であるという問題がある。
そこで本発明は、着席した幼児の頭部の周囲に、より広い空間を形成することができる自転車の幼児座席用カバーを提供することを目的とする。
本発明に係る幼児座席用カバーは、一対の側面用シートと、前記一対の側面用シートの外周縁に接続され、前記幼児座席の上側及び前側に配置される天井用シートとを備え、前記側面用シートの外周縁に弾性変形可能な枠部が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、側面用シートの外周縁に弾性変形可能な枠部が設けられていることにより側面用シートはその平面形状が保持されるので、側面用シートが幼児座席の側壁の外側に自立した状態で保持される。これにより一対の側面用シート間に配置された天井用シートは側面用シートの外縁とおよそ同じ高さに保持されるので、幼児座席に着席した幼児の頭部の周囲に、より広い空間を形成することができる。
本実施形態に係る幼児座席用カバーが適用される自転車の全体構成を示す前方から見た斜視図である。 本実施形態に係る幼児座席用カバーが適用される自転車の全体構成を示す後方から見た斜視図である。 本実施形態に係る幼児座席用カバーの使用状態を示す斜視図である。 本実施形態に係る前席用カバーの全体構成を示す前方から見た斜視図である。 本実施形態に係る前席用カバーの全体構成を示す後方から見た斜視図であり、図5Aは天井用シートを閉じた状態、図5Bは天井用シートを開いた状態を示す図ある。 本実施形態に係る前席用カバーの展開図を示す平面図であり、図6Aは表面、図6Bは裏面を示す図ある。 本実施形態に係る後席用カバーの全体構成を示す前方から見た斜視図である。 本実施形態に係る第2連結部の構成を示す平面図である。 本実施形態に係る後席用カバーの全体構成を示す後方から見た斜視図であり、図9Aは天井用シートを閉じた状態、図9Bは天井用シートを開いた状態を示す図ある。 本実施形態に係る後席用カバーの展開図を示す平面図であり、図10Aは表面、図10Bは裏面を示す図ある。 本実施形態に係る幼児座席用カバーの取付方法を示す前方から見た斜視図である。 本実施形態に係る幼児座席用カバーの取付方法を示す後方から見た斜視図である。 本実施形態に係る前席用カバーの取付方法を示す部分斜視図である。 本実施形態に係る幼児座席用カバーの取付方法を示す後方から見た斜視図であり、図14Aは前席用カバー、図14Bは後席用カバーを示す図である。 本実施形態に係る前席用カバーの使用状態を示す側面図であり、図15Aは前用幼児座席、図15Bは3歳児が着席した状態、図15Cは2歳児が着席した状態、図15Dは1歳児が着席した状態を示す図である。 本実施形態に係る後席用カバーの使用状態を示す側面図であり、図16Aは後用幼児座席、図16Bは5歳児が着席した状態、図16Cは4歳児が着席した状態、図16Dは3歳児が着席した状態を示す図である。 本実施形態に係る前席用カバーを適用する前用幼児座席を示す正面図であり、図17Aは前席用カバー取付前、図17Bは前席用カバー取付後の状態を示す図である。 本実施形態に係る前席用カバーの使用状態を示す斜視図である。 本実施形態に係る前席用カバーの使用状態を示す斜視図であり、図19Aはフックとファスナースライダーの持ち手部の結合前、図19Bはフックとファスナースライダーの持ち手部の結合後の状態を示す図である。 本実施形態に係る後席用カバーの使用状態の変形例を示す部分斜視図である。 本実施形態に係る前席用カバーの変形例を示す斜視図であり、図21Aは前面下用シートの長さを調節する前、図21Bは前面下用シートの長さを調節した後の状態を示す図である。 従来例に係る前席用カバーの使用状態を示す側面図であり、図22Aは3歳児が着席した状態、図22Bは2歳児が着席した状態、図22Cは1歳児が着席した状態を示す図である。 従来例に係る後席用カバーの使用状態を示す側面図であり、図23Aは5歳児が着席した状態、図23Bは4歳児が着席した状態、図23Cは3歳児が着席した状態を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
(1)全体構成
(1−1)自転車の構成
(自転車)
まず、本実施形態に係る幼児座席用カバーを適用することができる自転車の構成について説明する。なお以下に説明する自転車の構成は一例であり、本発明に係る幼児座席用カバーが適用される自転車は以下に説明する自転車に限定されない。
図1及び図2に示す自転車10は、3人乗りの自転車である。自転車10は、自転車本体12と、当該自転車本体12に設けられたサドル14と、サドル14の前方に設けられたハンドル16と、サドル14の後方に設けられた荷台18と、前用幼児座席20と、後用幼児座席22とを備える。自転車本体12には、前方に前輪11F、後方に後輪11Rがそれぞれ回転自在に支持されている。なお自転車10は3人乗りに限定されるものではなく、前用幼児座席20と後用幼児座席22のうち少なくともいずれか一方を備えていればよい。
ハンドル16は、正面視においてU字形に形成されたハンドル本体15と、ハンドル本体15の両端にそれぞれ設けられたグリップ部17とを有している。当該ハンドル16には、前用幼児座席20が取り付けられている。またハンドル本体15には、前用幼児座席20の側面の上方となる位置に第1雄型部24が、下方となる位置に第2雄型部26が、それぞれ設けられている。第1雄型部24と第2雄型部26とはそれぞれ帯状部23、25に固定されている。当該帯状部23、25はハンドル本体15に巻き付けた状態で固定されている。後用幼児座席22は荷台18に取り付けられている。
(前用幼児座席)
前用幼児座席20は、座席本体30と、ヘッドレスト部32とを備える。座席本体30は、座部27と、背もたれ部28と、側壁部34と、前壁部36と、前下壁部38とを有する。座部27は、ハンドル本体15に固定されており、後方に背もたれ部28が立ち上がるように形成されている。また座部27の側面には、それぞれ側壁部34が形成されている。側壁部34の後端は、背もたれ部28に接続され、背もたれ部28と一体に形成されている。
側壁部34の前端は、座部27の前方を横断するように接続されており、これにより前壁部36が形成されている。前壁部36の下部には、前下壁部38が設けられている。前下壁部38は、下方へ引き出すことにより、座部27に着席した幼児の足置きとして使用することができる。また前下壁部38は、上方へ押し上げて前壁部36及び座部27と一体化することにより荷物入れとしても使用することができる。
ヘッドレスト部32は、座部27に着席した幼児の頭部に対し後から左右両脇に向けて張り出すように形成されている。ヘッドレスト部32は、背もたれ部28に、上下方向に移動可能に支持されている。これによりヘッドレスト部32は、座部27に着席した幼児の頭部を後方向及び左右方向から保護し得るように設けられている。
(後用幼児座席)
後用幼児座席22は、座席本体44と、ヘッドレスト部46とを備える。座席本体44は、座部40と、背もたれ部42と、側壁部48と、ハンドル部50と、足乗せ部52とを有する。座部40は、荷台18に固定されており、後方に背もたれ部42が立ち上がるように形成されている。
座部40の側面には、それぞれ側壁部48が形成されている。側壁部48の後端は、背もたれ部42に接続され、背もたれ部42と一体に形成されている。また座部40の両側に足乗せ部52が設けられている。
座部40の前端には、ハンドル部50が上方に立ち上がるように形成されている。ハンドル部50には第4雄型部54が設けられている。第4雄型部54は帯状部55に固定されている。当該帯状部55は、ハンドル部50に巻き付けた状態で固定されている。
ヘッドレスト部46は、前用幼児座席20と同様に形成されている。ヘッドレスト部46は、背もたれ部42に形成された案内部49に挿入される支柱47を有する。ヘッドレスト部46は、支柱47を上下方向に移動することにより背もたれ部42に対する高さを調節し得る。後用幼児座席22の支柱47には第2雌型連結部109Bが設けられた帯状部107が固定されている。背もたれ部42には、後用幼児座席22に着席した幼児に装着するシートベルト(図示しない)を通す通し穴140が設けられている。
(1−2)幼児座席用カバーの構成
本実施形態に係る幼児座席用カバーの構成について図を参照して説明する。図3に示すように幼児座席用カバーは、前用幼児座席20に取り付けられる前席用カバー56と、後用幼児座席22に取り付けられる後席用カバー58とからなる。本図においては前席用カバー56と後席用カバー58の両方を取り付けた状態を示しているが、いずれか一方のみ取り付けることとしてもよい。
(前席用カバー)
図4に示すように前席用カバー56は、一対の側面用シート60と、側面用シート60同士の間に設けられた天井用シート62及び前面下用シート64とを備え、前用幼児座席20に被せるように取り付けられる。
一対の側面用シート60は、シート本体59と、枠部66と、ハンドル通し窓部72と、調整機構としての第1固定部74及び第2固定部78とを有し、左右対称に形成されている。
シート本体59は、透明部68と撥水部70とを有し、外周が滑らかな曲線で形成され全体として略楕円形状を有している。透明部68は、透明な防水性材料で形成されている。撥水部70は、撥水処理がされた非透明の防水性材料で形成される。本実施形態において撥水部70は、非透明材料で形成した場合について図示しているが、本発明はこれに限らず透明であってもよい。本実施形態の場合、シート本体59は、略上半分が透明部68で構成され、残りの略下半分が撥水部70で構成されている。撥水部70は、柔軟性の高い材料で形成されるのが好ましい。
シート本体59は、外周縁全体に帯状リボン67が設けられている。帯状リボン67内には、枠部66が挿入されている。枠部66は弾性変形可能な線材で構成されている。この枠部66によりシート本体59は平面形状が保持される。
シート本体59には、ハンドル通し窓部72が形成されている。本実施形態の場合、ハンドル通し窓部72は撥水部70に形成されている。ハンドル通し窓部72は、撥水部70の表面に形成された開口73と、当該開口73に形成された板状部83と、開口73及び板状部83を覆うように形成されたハンドルカバー85とを有する。板状部83は、一辺が開口73の縁に固定されている。板状部83は特に限定されないが、柔軟性が高く厚みと強度のある材料、例えば補強生地が接着された軟質樹脂シートが好ましい。ハンドルカバー85は特に限定されないが、例えば透明部68と同じ材料で形成されるのが好ましい。
ハンドル通し窓部72には、第1固定部74が形成されている。第1固定部74は、第1上段雌型部75と、第1中段雌型部76と、第1下段雌型部77とを有する。第1上段雌型部75、第1中段雌型部76、第1下段雌型部77は、上から順に一列に並べて板状部83に形成されている。第1上段雌型部75、第1中段雌型部76、第1下段雌型部77は、第1雄型部24と着脱自在に嵌め合うように形成されており、特に限定されないが、好ましくは雌型ホックが用いられる。
シート本体59の下端には、第2固定部78が設けられている。本実施形態の場合、第2固定部78は、シート本体59の下端に接合された板状部69に形成されている。板状部69は特に限定されないが、柔軟性が高く厚みと強度のある材料、例えば補強生地が接着された軟質樹脂シートが好ましい。第2固定部78は、第2上段雌型部79と、第2中段雌型部80と、第2下段雌型部81とを有する。第2上段雌型部79、第2中段雌型部80、第2下段雌型部81は、上から順に一列に並べて板状部69に形成されている。第2上段雌型部79、第2中段雌型部80、第2下段雌型部81は、第2雄型部26と着脱自在に嵌め合うように形成されており、特に限定されないが、好ましくは雌型ホックが用いられる。
透明部68の下端と撥水部70の上端は、互いに接合されており、表面に帯状の接合部87が設けられている。接合部87は、一方の側面用シート60の表面を後方端60Rから前方端60Fへ横断し、そのまま所定の間隔を開けて配置された他方の側面用シート60の前方端60Fへ架け渡される。さらに接合部87は、当該他方の側面用シート60の表面を前方端60Fから後方端60Rへ横断するように配置されている。側面用シート60の後方端60Rには帯状部86がそれぞれ設けられている。
天井用シート62は、透明部68と同じシート材で形成されている。天井用シート62の下端62Bは、一対の側面用シート60の間に架け渡された接合部87に接続されている。天井用シート62の幅方向の外縁は、天井用ファスナー90を介して側面用シート60の略上半分の外縁に接続されている。天井用ファスナー90は、特に限定されないが、例えばスライドファスナーを用いることができる。
前面下用シート64は、座部27に着席した幼児の足置きとして使用される前下壁部38を前方から覆うように形成される。前面下用シート64は、位置合わせ部として第1貫通穴82及び第2貫通穴84が形成されている。
図5に示すように天井用シート62は、ファスナースライダー91を操作して天井用ファスナー90を開閉することにより、側面用シート60に対し開閉可能となる。天井用シート62は、接合部87に接続された下端の逆側である上端部分に、フック92が設けられている。
側面用シート60には、接合部87に沿って後方の外縁の内側からハンドル通し窓部72の開口73まで通じる側面用ファスナー61が設けられている。側面用ファスナー61を開くことにより、ハンドル通し窓部72の開口73が側面用シート60の後方にかけて大きくなり得る。側面用ファスナー61は、特に限定されないが、例えばスライドファスナーを用いることができる。
帯状部86は、一端及び他端が一対の側面用シート60の後方端60Rから突出しており、当該突出した部分が長さ調整可能に形成されている。帯状部86は、一端に第1雌型連結部88A、他端に第1雄型連結部88Bが設けられている。第1雄型連結部88Bを第1雌型連結部88Aに挿入し結合させることにより、第1連結部88が構成される。第1連結部88は、特に限定されないが、例えばバックルを用いることができる。
前席用カバー56は、天井用シート62を閉じた状態において当該天井用シート62の上端62Aと側面用シート60の後方端60Rとが略一致する。前席用カバー56は、側面用シート60の略下半分側が常に開放されている。
次に図6を参照して、前席用カバー56の展開図について説明する。本図に示すように前席用カバー56は、縦長形状の天井用シート62を中心として左右対称に形成されている。天井用シート62の下端の左右にそれぞれ側面用シート60の前方端60Fが接合部87を介して接続されている。天井用ファスナー90は、天井用シート62の下端62Bと側面用シート60の前方端60Fの接合部分を基端として天井用シート62の上端及び側面用シート60の後方端60Rに向かって伸びている。天井用シート62は、中央部分62Mの幅W1が、上端62Aの幅W2及び下端62Bの幅W3に比べ短くなるように形成されている。
前面下用シート64は、横長形状を有しており、天井用シート62と同じシート材で形成されている。前面下用シート64の上端縁の中央部分は、天井用シート62が接続されている接合部87の下端縁に、接続されている。前面下用シート64の四隅には、上記第1貫通穴82及び第2貫通穴84が形成されている。本実施形態の場合、四隅の内、下側の2か所に第1貫通穴82、上側の2か所に第2貫通穴84が形成されている。
(後席用カバー)
次に後席用カバー58の構成について図面を参照して説明する。なお、上記前席用カバー56と同様の構成については同様の符号を付し、説明を省略する。
図7に示すように後席用カバー58は、一対の側面用シート94と、側面用シート94同士の間に設けられた天井用シート96及び前面下用シート98とを備え、後用幼児座席22に被せるように取り付けられる。
一対の側面用シート94は、シート本体99と、枠部66と、調整機構としての第3固定部108とを有し、左右対称に形成されている。
シート本体99は、透明部102と撥水部104とを有し、外周が滑らかな曲線で形成され全体として略楕円形状を有している。透明部102及び撥水部104は上記前席用カバー56と同様に形成される。本実施形態の場合、シート本体99は、略上半分が透明部102で構成され、残りの略下半分が撥水部104で構成されている。
シート本体99は、外周縁全体に帯状リボン67が設けられている。帯状リボン67内には、枠部66が挿入されている。枠部66は弾性変形可能な線材で構成されている。この枠部66によりシート本体99は平面形状が保持される。
第3固定部108は、第2連結部109と板状部117とを有する。板状部117は、一辺が側面用シート94の外縁に接続されている。板状部117は、特に限定されないが、柔軟性が高く厚みと強度のある材料、例えば補強生地が接着された軟質樹脂シートが好ましい。板状部117の前記一辺と逆側の他辺側に、第3上段雌型部119と、第3中段雌型部121と、第3下段雌型部123とが形成されている。第3上段雌型部119、第3中段雌型部121、第3下段雌型部123は、上から順に一列に並べて板状部117に形成されており、特に限定されないが、好ましくは雌型ホックが用いられる。
透明部102の下端と撥水部104の上端は、帯状部106で接続されている。帯状部106は、一方の側面用シート94の表面を後方端94Rから前方端94Fへ横断し、そのまま所定の間隔を開けて配置された他方の側面用シート94の前方端94Fへ架け渡される。さらに帯状部106は、当該他方の側面用シート94の表面を前方端94Fから後方端94Rへ横断するように配置されている。
天井用シート96は、透明部102と同じシート材で形成されている。天井用シート96の下端は、一対の側面用シート94の間に架け渡された帯状部106に接続されている。天井用シート96の幅方向の外縁は、天井用ファスナー90を介して側面用シート94の上端の外縁に接続されている。
天井用シート96の下端であり、帯状部106が一対の側面用シート94の間に架け渡された部分に第4雌型部110が設けられている。第4雌型部110は、特に限定されないが本実施形態の場合、左右に1個、合計2個設けられている。第4雌型部110は、第4雄型部54と着脱自在に嵌め合うように形成されており、特に限定されないが雌型ホックが好ましい。
前面下用シート98は、足乗せ部52を前方から覆うように形成される。前面下用シート98の前面には、自転車10の後輪11Rとの干渉を防ぐための凹部112が形成されている。前面下用シート98は保持部125において側面用シート94に連結されている。
図8に示すように第2連結部109は、第2雄型連結部109Aと、帯状部113と、第3雄型部115とを有する。第2雄型連結部109Aを第2雌型連結部109Bに挿入し結合させることにより、第2連結部109が構成される。第2連結部109は、特に限定されないが、例えばバックルを用いることができる。
帯状部113は、一端に第2雄型連結部109Aが設けられ、略中央部分に第3雄型部115が形成されている。第3雄型部115は、第3上段雌型部119、第3中段雌型部121、第3下段雌型部123と着脱自在に嵌め合うように形成されており、特に限定されないが雄型ホックが好ましい。
図9に示すように天井用シート96は、ファスナースライダー91を操作して天井用ファスナー90を開閉することにより、側面用シート94に対し開閉可能となる。後席用カバー58は、側面用シート94の略下半分側が常に開放されている。
次に図10を参照して、後席用カバー58の展開図について説明する。本図に示すように後席用カバー58は、縦長形状の天井用シート96を中心として左右対称に形成されている。天井用シート96の下端の左右にそれぞれ側面用シート94の前方端94Fが帯状部106を介して接続されている。天井用シート96は、中央部分M2の幅W4が、上端96Aの幅W5及び下端96Bの幅W6に比べ短くなるように形成されている。側面用シート94の下方には、保持部125を構成する第5雄型部125Aが設けられている。第5雄型部125Aは、特に限定されないが、好ましくは雄型ホックが用いられる。
前面下用シート98は、横長形状を有しており、天井用シート96と同じシート材で形成されている。前面下用シート98の上端縁の中央部分は、天井用シート96が接続されている帯状部106の下端縁に、接続されている。前面下用シート98の下端の中央に凹部112が形成されている。前面下用シート98の上方の隅には、保持部125を構成する第5雌型部125Bが設けられている。第5雌型部125Bは、第5雄型部125Aと嵌め合うように形成されており、特に限定されないが、好ましくは雌型ホックが用いられる。
(1−3)取付方法
次に上記のように構成された幼児座席用カバーの取付方法について図11〜図14を参照して説明する。まず前席用カバー56の取付方法を説明する。
前席用カバー56は、前面を前用幼児座席20の前壁部36側に配置すると共に、側面用シート60を前用幼児座席20の側壁部34側に配置した状態で、前用幼児座席20の上方に保持する(図11及び図12)。次いで、開放された下方から前席用カバー56を前用幼児座席20に被せる。そして側面用シート60において側面用ファスナー61を予め開いておき、広く開放した開口73に側面用シート60の内側からハンドル16を挿入する(図13)。側面用ファスナー61を閉じることにより、ハンドル通し窓部72からハンドル16のグリップ部17が側面用シート60の外側へ突出する。側面用シート60の外側へ突出したハンドル16と開口73の間の隙間は、ハンドルカバー85によって覆われる。
次いで、前席用カバー56の第1固定部74を、ハンドル本体15に設けた第1雄型部24に固定する。同様に、前席用カバー56の第2固定部78を、ハンドル本体15に設けた第2雄型部26に固定する。さらに側面用シート60の後方端60Rから突出した帯状部86を、前用幼児座席20の背もたれ部28の後方へ巻き付けるようにして、帯状部86の端部に設けた第1雄型連結部88Bと第1雌型連結部88Aを連結する(図14A)ことにより第1連結部88を形成する。このようにして前席用カバー56を前用幼児座席20に取付ける。
次に後席用カバー58の取付方法を説明する。後席用カバー58は、前面を後用幼児座席22の前方に配置すると共に、側面用シート94を後用幼児座席22の側壁部48側に配置した状態で、後用幼児座席22の上方に保持する(図11及び図12)。次いで、開放された下方から後席用カバー58を後用幼児座席22に被せる。
そして支柱47に固定された第2雌型連結部109Bに後席用カバー58の第2雄型連結部109Aを連結する(図14B)ことにより第2連結部109を形成する。次いで、後席用カバー58の第4雌型部110を、後用幼児座席22のハンドル部50に設けた第4雄型部54に固定する。これにより後席用カバー58を後用幼児座席22に取付る。なお前面下用シート98は第5雌型部125Bを側面用シート94の第5雄型部125Aに固定して保持部125を形成することにより、足乗せ部52をより確実に覆うことができる。
(2)作用及び効果
次に本実施形態に係る前席用カバー56及び後席用カバー58の作用及び効果を説明する。まず前席用カバー56について説明する。前席用カバー56は、側面用シート60の外周縁に弾性変形可能な枠部66が設けられている。これにより側面用シート60はその平面形状が保持される。そうすると前用幼児座席20に取付られた前席用カバー56は、側面用シート60が前用幼児座席20の側壁34の外側に自立した状態で保持される。これにより一対の側面用シート60間に配置された天井用シート62は側面用シート60の外縁とおよそ同じ高さに保持されるので、前方からの風による変形を防いで、前用幼児座席20に着席した幼児の頭部の周囲に、より広い空間を形成することができる。
また、前席用カバー56は、ヘッドレスト部32を下げた状態で使用することができるので、幼児を容易に乗せたり降ろしたりすることができると共に、前用幼児座席20に着席した幼児が容易に振り向くこともできる。
前席用カバー56は、第1固定部74と第2固定部78により前用幼児座席20に対する高さを調整することができる。この点に関し、図15を参照してより詳細に説明する。1歳児〜3歳児の座高は、ヘルメット分も合わせると上述した通りおよそ49cm〜57cmである。以下、座高が57cm、54cm、49cmの場合についてそれぞれ説明する。
まず座高が57cmの幼児130Aの場合、第1固定部74において第1下段雌型部77を第1雄型部24に固定する。同時に第2固定部78において第2下段雌型部81を第2雄型部26に固定する(図15B)。これにより本図に示す通り、前席用カバー56は、側面用シート60の上端縁が幼児130Aの頭部よりも上側に保持されることにより、幼児130Aの頭部の周囲により広い空間を形成することができる。また、前面下用シート64の第2貫通穴84を間に挟んだ状態で第2下段雌型部81を第2雄型部26に固定する。これにより前面下用シート64は、風によってめくれたりたるんだりすることがないため、前用幼児座席20に着席した幼児130Aの足元をより確実に覆うことができる。また、ヘッドレスト部32を下げた状態で使用することができるため、幼児を前用幼児座席20に容易に乗せたり降ろしたりすることができる。
次に座高が54cmの幼児130Bの場合について説明する。座高(54cm)に合わせ、第1固定部74において第1中段雌型部76を第1雄型部24に固定し、第2固定部78にいて第2中段雌型部80を第2雄型部26に固定する(図15C)。これにより側面用シート60を幼児130Bの座高に合わせ適切な姿勢に保持することができる。
次に座高が49cmの幼児130Cの場合について説明する。座高(49cm)に合わせ、第1固定部74において第1上段雌型部75を第1雄型部24に固定し、第2固定部78にいて第2上段雌型部79を第2雄型部26に固定する(図15D)。これにより側面用シート60を幼児130Cの座高に合わせ適切な姿勢に保持することができる。また、前面下用シート64の第1貫通穴82を間に挟んだ状態で第2上段雌型部79を第2雄型部26に固定する。これにより前面下用シート64は、前用幼児座席20に着席した幼児130Cの足の長さに応じ調節した前下壁部38の位置に合わせて長さを短くすることができる。
次に後席用カバー58について説明する。後席用カバー58は、側面用シート94の外周縁に弾性変形可能な枠部66が設けられているので、上記前席用カバー56と同様の効果を奏することができる。
また後席用カバー58は、第3固定部108により後用幼児座席22に対する高さを調整することができる。この点に関し、図16を参照してより詳細に説明する。
3歳児〜5歳児の座高はおよそ57cm〜64cmとなる。以下、座高が64cm、61cm、57cmの場合についてそれぞれ説明する。
まず座高が64cmの幼児132Aの場合、第3固定部108において第2連結部109の第3雄型部115を板状部117の第3下段雌型部123に固定した上で、第2雄型連結部109Aを支柱47に取り付けた第2雌型連結部109Bに連結する。これにより図16Bに示す通り、前席用カバー56は、側面用シート94の上端縁が幼児132Aの頭部よりも上側に保持されることにより、幼児132Aの頭部の周囲により広い空間を形成することができる。
次に座高が61cmの幼児132Bの場合について説明する。座高(61cm)に合わせ、第3固定部108において第2連結部109の第3雄型部115を板状部117の第3中段雌型部121に固定した上で、第2雄型連結部109Aを支柱47に取り付けた第2雌型連結部109Bに連結する。これにより側面用シート94を幼児132Bの座高に合わせ適切な姿勢に保持することができる。
次に座高が57cmの幼児132Cの場合について説明する。座高(57cm)に合わせ、第3固定部108において第2連結部109の第3雄型部115を板状部117の第3上段雌型部119に固定した上で、第2雄型連結部109Aを支柱47に取り付けた第2雌型連結部109Bに連結する。これにより側面用シート94を幼児132Cの座高に合わせ適切な姿勢に保持することができる。
また、本実施形態に係る前席用カバー56は、天井用シート62は、中央部分62Mの幅W1が、上端62Aの幅W2及び下端62Bの幅W3に比べ短くなるように形成されている。そうすると前席用カバー56は、図17に示すように側面用シート94は、上部が自転車10の内側に角度αだけ傾いた状態で保持される。これにより前席用カバー56は、側面用シート60をより確実に前用幼児座席20に保持することができる。
また、本実施形態に係る前席用カバー56は、ファスナースライダー91を操作して天井用ファスナー90を開閉することにより、天井用シート62を側面用シート60に対し開くことができる。このとき天井用シート62は、図18に示すように長さ方向に丸めて小さくまとめることができる。
さらに天井用シート62に設けられたフック92は、図19に示すように基部132と、当該基部132に対し回転自在に支持された引掛け部134とを備える。当該引掛け部134をファスナースライダー91の持ち手部136に形成された貫通穴138に引掛けることにより、天井用シート62を丸めた状態で保持することができる。しかも天井用シート62は、中央部分62Mの幅W1が、上端62Aの幅W2及び下端62Bの幅W3に比べ短くなるように形成されていることにより、丸めた状態でフック92が幅方向の外側に確実に突出するので、容易に引掛け部134をファスナースライダー91の貫通穴138に引掛けることができる。
前席用カバー56は、枠部66が弾性変形可能であって、滑らかな閉ループ状に形成されていることにより、一対の側面用シート60を重ねて同時にねじることにより小さく折りたたむことができる。
さらに側面用シート60は、シート本体59が撥水部70を有することにより、当該撥水部70にデザインを施すことができるので、全体としてデザインの自由度を向上することができる。また側面用シート60は、撥水部70を柔軟性の高い材料で形成することにより、容易に折りたたむことができる。
前席用カバー56は、帯状部86を、前用幼児座席20の背もたれ部28の後方へ巻き付けるようにして、第1雄型連結部88Bと第1雌型連結部88Aを連結することとしたから、より強固に前用幼児座席20に固定できるので、風などで側面用シート60がばたつくことを防止することができる。
後席用カバー58は、中央部分M2の幅W4が、上端96Aの幅W5及び下端96Bの幅W6に比べ短くなるように形成されているので、前席用カバー56と同様の効果を奏することができる。
さらに後席用カバー58は、天井用ファスナー90、フック92、枠部66を備えると共に、シート本体99が撥水部104を有するので、前席用カバー56と同様の効果を奏することができる。
(3)変形例
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨の範囲内で適宜変更することが可能である。
上記実施形態の場合、第2雌型連結部109Bを後用幼児座席22の支柱47に固定する場合について説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、図20に示すように、後用幼児座席22の背もたれ部42に形成された通し穴140に帯状部107を挿入して第2雌型連結部109Bを後用幼児座席22に固定することとしてもよい。これにより後席用カバー58は、ヘッドレスト部46を有していない後用幼児座席22にも確実に取り付けることができる。
また図21に示すように、変形例に係る前席用カバー150は、前面下用シート64の下端縁中央部分に長さ調節部89を設けることとしてもよい。長さ調節部89は、前面下用シート64の下端縁に設けられた帯状の補強部93に左右に一組ずつ形成されている。長さ調節部89は、特に限定されないが例えば、所定の間隔を開けて設けられた一組のスナップボタンで構成することができる。長さ調節部89を構成するスナップボタンを接合することにより、前面下用シート64の下端が山折りされ、第1折返し面151と、左右一対の第2折返し面152が形成される(図21B)。当該第1折返し面151と、左右一対の第2折返し面152は前下壁部38の底面の外周に密着する。これにより、前席用カバー150は、前用幼児座席20の前下壁部38に前面下用シート64を密着させることができるので、前用幼児座席20に着席した幼児の足元をより確実に覆うことができ、風でばたつくことを防止することができる。なお、図21では、帯状の補強部93を設けた場合について説明したが本発明はこれに限らず、前面下用シートに直接長さ調節部89を設けることにより補強部93を省略することもできる。
上記実施形態の場合、第1固定部74、第2固定部78、第3固定部108はいずれも雌型部であり、雄型部に連結し得るように形成されている場合について説明したが、本発明はこれに限らず、着脱自在に固定することができれば足り、雌型部と雄型部を入れ替えて構成してもよい。同様に第1連結部88、第2連結部109、保持部125についても同様に雄型と雌型を入れ替えて構成してもよい。
第1固定部74、第2固定部78、第3固定部108はいずれも上段、中段、下段の3個を有する場合について説明したが、本発明はこれに限らず、1個でもよいし、2個又は5個以上に段階的に形成することとしてもよい。
枠部は、シート本体の外周縁全体に設けた帯状リボン内に挿入した場合について説明したが、本発明はこれに限らず、シート本体の外周縁に直接縫い付けたり接着剤で固定したりしてもよい。
天井用ファスナー90及び側面用ファスナー61はスライドファスナーで構成した場合について説明したが、本発明はこれに限らず、例えば面ファスナーを用いてもよい。
第1連結部88及び第2連結部109はバックルで構成した場合について説明したが、本発明はこれに限らず、例えばホックやDカンを用いてもよい。
天井用シート62,96及び前面下用シート64,98は、接合部87に接続されている場合について説明したが、本発明はこれに限らず、スライドファスナーなどにより脱着可能に接合部87に接続することとしてもよい。
位置合わせ部として第1貫通穴82及び第2貫通穴84を設けた場合について説明したが、本発明はこれに限らず、前面下用シート64に雌雄両面を備えたホックを設け、当該ホックを間に挟んだ状態で第2固定部78を第2雄型部26に固定することとしてもよい。
また、位置合わせ部として第1貫通穴82及び第2貫通穴84を設けた場合について説明したが、本発明はこれに限らず、第3貫通穴、第4貫通穴を設けることとしてもよい。
前用幼児座席20及び後用幼児座席22は、ヘッドレスト部32,46を有する場合について説明したが、本発明はヘッドレスト部32,46を有しない前用幼児座席20及び後用幼児座席22に適用することもできる。またヘッドレスト部32,46は上下方向に移動可能に支持されている場合について説明したが、本発明はこれに限らず、座席本体30,44に固定されていてもよい。
前用幼児座席20は、前下壁部38が下方へ引き出せる場合について説明したが、本発明はこれに限らず、前下壁部38の側面に座席本体30に回転自在に支持する軸部を設け、当該軸部を中心に前下壁部38が下方へ回転するように形成してもよい。
後用幼児座席22は、ハンドル部50が座部40の前端に設けられている場合について説明したが、本発明はこれに限らず、座席本体44の側面に平行に設けられていてもよい。
10 自転車
20 前用幼児座席
22 後用幼児座席
56 前席用カバー
58 後席用カバー
60 側面用シート
62 天井用シート
66 枠部
74 第1固定部(調整機構)
78 第2固定部(調整機構)
90 天井用ファスナー
94 側面用シート
96 天井用シート
104 撥水部
108 第3固定部(調整機構)

Claims (5)

  1. 自転車に設置される幼児座席に着脱自在に取付けられる幼児座席用カバーにおいて、
    一対の側面用シートと、
    前記一対の側面用シートの外周縁に接続され、前記幼児座席の上側及び前側に配置される天井用シートと
    を備え、
    前記側面用シートの外周縁に弾性変形可能な枠部が設けられており、
    前記枠部は滑らかな閉ループ状に形成されていることを特徴とする幼児座席用カバー。
  2. 自転車に設置される幼児座席に着脱自在に取付けられる幼児座席用カバーにおいて、
    一対の側面用シートと、
    前記一対の側面用シートの外周縁に接続され、前記幼児座席の上側及び前側に配置される天井用シートと
    を備え、
    前記側面用シートの外周縁に弾性変形可能な枠部が設けられており、
    前記天井用シートは、長手方向の中央部分の幅が長手方向の端部の幅に比べ狭く形成されていることを特徴とする幼児座席用カバー。
  3. 自転車に設置される幼児座席に着脱自在に取付けられる幼児座席用カバーにおいて、
    一対の側面用シートと、
    前記一対の側面用シートの外周縁に接続され、前記幼児座席の上側及び前側に配置される天井用シートと
    を備え、
    前記側面用シートの外周縁に弾性変形可能な枠部が設けられており、
    前記幼児座席に対する姿勢を調整する調整機構が設けられていることを特徴とする幼児座席用カバー。
  4. 前記側面用シートは、撥水性を有する材料で形成された撥水部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の幼児座席用カバー。
  5. 前記天井用シートは、開閉自在に前記一対の側面用シートに接続されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の幼児座席用カバー。
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