JP6153186B1 - 自転車用チャイルドシートカバー - Google Patents

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Abstract

【課題】チャイルドシートに着座した子供の頭部の周囲により広い空間を確保しつつ、自転車から取り外して、容易に比較的コンパクトな状態で収納することが可能な自転車用チャイルドシートを提供する。【解決手段】チャイルドシートの前方を覆う前面シートと、チャイルドシートの後方を覆う後面シートと、前面シート及び後面シートのそれぞれの右端部と接続され、チャイルドシートの右側面を覆う右側面シートと、前面シート及び後面シートのそれぞれの左端部と接続され、チャイルドシートの左側方を覆う左側面シートと、チャイルドシートの上方を覆う上部シートと、を備え、前面シート、後面シート、右側面シート、及び左側面シートは、それぞれ、外縁の全周に亘って設けられる、弾性変形可能な閉ループ状のフレーム部材を有すると共に、幅方向の寸法が略同一である。【選択図】図1

Description

本発明は、自転車用チャイルドシートカバーに関する。
従来、比較的低年齢の子供(幼児等)を乗せる自転車用チャイルドシートに着座する子供を風雨から守るカバー(自転車用チャイルドシートカバー)が知られている(例えば、特許文献1等参照)。
特許文献1では、自転車用チャイルドシートカバーの2枚の対向する側面用シートに弾性変形可能な枠部が設けられており、その平面形状が保持されるので、側面用シートがチャイルドシートの側壁の外側に自立した状態で保持される。そのため、一対の側面用シートの間に配置される、チャイルドシートの前側及び上側に設けられる天井用シートは側面用シートの外縁と略同じ高さに保持されるので、チャイルドシートに着座した子供の頭部の周囲により広い空間を確保することができる。
特許第5729728号公報
ところで、自転車用チャイルドシートカバーは、風雨から子供を守る必要がある場合に自転車に取り付けると共に、それ以外の場合には、取り外して、例えば、携帯可能な態様でコンパクトに収納できることが望ましい。
しかしながら、特許文献1等の自転車用チャイルドシートカバーのように、チャイルドシートに着座した子供の頭部の周囲に広い空間を確保する構成を採用すると、高さ方向を中心として全体のサイズが大きくなる。そのため、自転車から取り外しても、例えば、容易に折りたたむ等することができず、コンパクトに収納することができない可能性がある。
そこで、上記課題に鑑み、チャイルドシートに着座した子供の頭部の周囲により広い空間を確保しつつ、自転車から取り外して、容易に比較的コンパクトな状態で収納することが可能な自転車用チャイルドシートを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一実施態様において、
自転車に設けられるチャイルドシートを覆う態様で、前記自転車及び前記チャイルドシートの少なくとも一方に着脱可能に取り付けられる自転車用チャイルドシートカバーであって、
前記チャイルドシートの前方を覆う前面シートと、
前記チャイルドシートの後方を覆う後面シートと、
前記前面シート及び前記後面シートのそれぞれの左端部と接続され、前記チャイルドシートの左側方を覆う左側面シートと、
前記前面シート及び前記後面シートのそれぞれの右端部と接続され、前記チャイルドシートの右側面を覆う右側面シートと、
前記チャイルドシートの上方を覆う上部シートと、を備え、
前記前面シート、前記後面シート、前記左側面シート、及び前記右側面シートは、それぞれ、外縁の全周に亘って設けられる、閉ループ状の弾性変形可能なフレーム部材を有すると共に、幅方向の寸法が略同一である、
自転車用チャイルドシートカバーが提供される。
本実施形態によれば、チャイルドシートの前後左右を覆う4枚のシート(前面シート、後面シート、左側面シート、及び右側面シート)の外縁には、それぞれ、全周に亘って閉ループ状の弾性変形可能なフレーム部材が設けられる。従って、4枚のシートは、閉ループ状のフレーム部材の作用により、チャイルドシートの前後左右の端部に面支持される態様で自立することができる。そのため、4枚のシートの上方に接続される上部シートの高さは、4枚のシートの上端部の外縁と同じ高さに保持されるため、4枚のシートの高さ寸法を適宜設定することにより、チャイルドシートに着座する子供の頭部の周囲により広い空間を確保することができる。また、チャイルドシートの前後左右を覆う各シートは、幅方向の寸法が略同一であるため、接続端で折りたたむことにより、幅方向において、シート1枚に相当するサイズまで折りたたむことが可能になる。また、各シートは、上述の如く、その外縁全周に閉ループ状の弾性変形可能なフレーム部材を有するため、シート1枚に相当するサイズまで折りたたんだ上で、例えば、ポップアップ式のテント等のように、フレーム部材をねじりながら、更に小さくし、適当な大きさの袋等に収納することができる。よって、チャイルドシートに着座した子供の頭部の周囲により広い空間を確保しつつ、自転車から取り外して、比較的コンパクトに収納することができる。
本実施の形態によれば、チャイルドシートに着座した子供の頭部の周囲により広い空間を確保しつつ、自転車から取り外して、容易に比較的コンパクトな状態で収納することが可能な自転車用チャイルドシートを提供することができる。
チャイルドシートカバーの構成の一例を概略的に示す斜視図である。 チャイルドシートカバーの構成の一例を概略的に示す正面図、右側面図、及び左側面図である。 チャイルドシートカバーの側面部分の展開図である。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。
図1は、本実施形態に係るチャイルドシートカバー1の一例を示す外観斜視図である。図2は、本実施形態に係るチャイルドシートカバー1の一例を示す正面図(図2(a))、左側面図(図2(b))、及び後面図(図2(c))である。図3は、チャイルドシートカバー1の部分的な展開図であり、具体的には、前面シート10、後面シート20、左側面シート30、及び右側面シート40の展開図である。
尚、本明細書における前、後、左、右、上、下の方向に関する記載は、チャイルドシートカバー1が取り付けられる自転車2の前、後、左、右、上、下に対応する(図1、図2参照)。
チャイルドシートカバー1(自転車用チャイルドシートカバーの一例)は、自転車2の後部に設けられるチャイルドシート3を覆う態様で、後述の如く、チャイルドシート3に着脱可能に取り付けられる。チャイルドシートカバー1は、前面シート10、後面シート20、左側面シート30、右側面シート40、上部シート50、保持部材60、庇部70、スカート部80、線ファスナ部90等を含む。
尚、チャイルドシートカバー1は、チャイルドシート3が取り付けられる自転車2に取り付けられてもよいし、自転車2とチャイルドシート3の双方に固定点が設けられる態様で、取り付けられてもよい。即ち、チャイルドシートカバー1は、自転車2及びチャイルドシート3の少なくとも一方に取り付けられる態様であればよい。
前面シート10は、上下方向に長い長方形の角を比較的大きい曲率半径で丸めたオーバル形状を有し、チャイルドシート3の前方を覆う。前面シート10は、そのオーバル形状の左端の直線部で左側面シート30と接続され、右端の直線部で右側面シート40と接続される。前面シート10には、そのオーバル形状の上部に、チャイルドシートカバー1の内部と外部との間での空気の入れ替えが可能な通気部12が設けられる。これにより、後述するように、透明な素材で構成される前面シート10や左側面シート30及び右側面シートの透明部32,42が曇ってしまうような事態を抑制することができる。通気部12は、チャイルドシートカバー1の内部と外部との空気の入れ替えが可能であれば、任意の構成で実現されてよい。例えば、通気部12は、単純に開放されているだけの態様でもよいし、チャイルドシートカバー1の内部への異物や虫等の侵入を防止するため、メッシュ生地で覆う態様であってもよい。前面シート10は、通気部12を除き、例えば、透明なPVC(PolyVinyl Chloride:ポリ塩化ビニル)製であってよい。これにより、チャイルドシートカバー1で覆われたチャイルドシート3に着座する子供は、前面シート10を通じて、チャイルドシートカバー1の外側(自転車2の前方)を視認することができ、子供への圧迫感等を抑制することができる。また、前面シート10の外縁には、全周に亘って閉ループ状の弾性変形可能なフレーム部材11が設けられる。フレーム部材11は、例えば、弾性変形可能な金属製或いは樹脂製の線材であってよく、前面シート10の外縁を内側に織り込んで構成される袋部分に内包される態様で保持されてよい。以下、後述するフレーム部材21,31,41の保持態様も同様であってよい。また、前面シート10の下端部には、チャイルドシートカバー1をチャイルドシート3に取り付けるための前側取付部13が設けられる。前側取付部13は、例えば、前面シート10の下端部から下方に延出するコード部と、該コード部の先端に設けられ、チャイルドシート3に取り付けられる前側被取付部としてのDリングに引っ掛ける態様で、取付可能なフック部を含んで構成されてよい。
後面シート20は、前面シート10と同様、上下方向に長い長方形の角を比較的大きい曲率半径で丸めたオーバル形状を有し、チャイルドシート3の後方を覆う。後面シート20は、前面シート10と同様、そのオーバル形状の左端の直線部で左側面シート30と接続され、右端の直線部で右側面シート40と接続される。後面シート20は、例えば、防水加工或いは撥水加工が施された、綿、ナイロン等の繊維生地(以下、単に繊維生地)製であってよい。また、後面シート20は、前面シート10と同様、外縁の全周に亘って設けられる、閉ループ状の弾性変形可能なフレーム部材21を有する。また、後面シート20の上下方向の中央よりやや下方には、左右方向に帯状の補強部材22が設けられると共に、補強部材22の左右方向の中央部に後側取付部23が設けられる。後側取付部23は、チャイルドシート3の背もたれの裏側の面(後面)に別途設けられる後側被取付部(不図示)と対を成し、後側取付部23と被取付部とが接続されることにより、チャイルドシートカバー1は、後面シート20がチャイルドシート3の背もたれの後面に面支持される態様で固定される。後側取付部23は、例えば、補強部材22の中央部に設けられる左右に長い長円状の孔の外縁の全周に亘る雌型留め具であり、被取付部は、雌型留め具の孔に挿し込み可能な凸部を有し、該凸部が略挿し込み方向を中心軸として回動可能な雄型のひねり留め具であってよい。
尚、チャイルドシートカバー1(後面シート20)の後側取付部23、及びチャイルドシート3の背もたれの後面に設けられる被取付部の上下方向の位置は、チャイルドシートカバー1がチャイルドシート3に取り付けられた状態で、チャイルドシート3に着座する、ヘルメットを被った子供の上方に十分な空間が存在するように、適宜設定される。
左側面シート30は、前面シート10等と同様、上下方向に長い長方形の角を比較的大きい曲率半径で丸めたオーバル形状を有し、チャイルドシート3の左方を覆う。左側面シート30は、そのオーバル形状の前端の直線部で前面シート10と接続され、後端の直線部で後面シート20と接続される。また、左側面シート30には、そのオーバル形状の前端の直線部に沿って直径部分が配置される半円形の透明部32が設けられる。これにより、チャイルドシートカバー1で覆われたチャイルドシート3に着座する子供は、左側面シート30の透明部32を通じて、チャイルドシートカバー1の外側(自転車2の左方)を視認することができ、子供への圧迫感等を抑制することができる。左側面シート30は、透明部32を除き、例えば、防水加工或いは撥水加工が施された繊維生地製であってよく、透明部32は、透明なPVC製であってよい。また、左側面シート30は、前面シート10等と同様、外縁の全周に亘って設けられる、閉ループ状の弾性変形可能なフレーム部材31を有する。
右側面シート40は、前面シート10等と同様、上下方向に長い長方形の角を比較的大きい曲率半径で丸めたオーバル形状を有し、チャイルドシート3の右方を覆う。右側面シート40は、そのオーバル形状の前端の直線部で前面シート10と接続され、後端の直線部で後面シート20と接続される。また、右側面シート40は、左側面シート30と同様、そのオーバル形状の前端の直線部に沿って直径部分が配置される半円形の透明部42が設けられる。これにより、チャイルドシートカバー1で覆われたチャイルドシート3に着座する子供は、右側面シート40の透明部42を通じて、チャイルドシートカバー1の外側(自転車2の右方)を視認することができ、子供への圧迫感等を抑制することができる。右側面シート40は、透明部42を除き、例えば、防水加工或いは撥水加工が施された繊維生地製であってよく、透明部42は、透明なPVC製であってよい。また、右側面シート40は、前面シート10等と同様、外縁の全周に亘って設けられる、閉ループ状の弾性変形可能なフレーム部材41を有する。
図3に示すように、前面シート10、後面シート20、左側面シート30、右側面シート40のそれぞれの幅W1,W2,W3,W4は、略同一であり、前面シート10、後面シート20、左側面シート30、右側面シート40の接続体は、平面視で略正方形を成す。また、前面シート10、後面シート20、左側面シート30、右側面シート40は、上述の如く、外縁の全周に亘って、閉ループ状のフレーム部材11,21,31,41を有するため、前側取付部13及び後側取付部23によって、前面シート10及び後面シート20が固定されることにより、倒れることなく、自立することができる。
尚、前面シート10、後面シート20、左側面シート30、右側面シート40の高さ寸法は、後側取付部23及び被取付部(不図示)の上下方向の位置と同様、チャイルドシートカバー1がチャイルドシート3に取り付けられた状態で、チャイルドシート3に着座する、ヘルメットを被った子供の上方に十分な空間が存在するように、適宜設定されてよい。
上部シート50は、平面視で略正方形を成す前面シート10、後面シート20、左側面シート30、及び右側面シート40の各々の上端部に接続され、チャイルドシート3の上方を覆う。上部シート50は、例えば、防水加工或いは撥水加工が施された繊維生地であってよい。上部シート50は、後述の如く、保持部材60の作用により、上に凸形状に保持されるため、チャイルドシート3の上方を平面で覆う場合よりも広い表面積を有する。
また、上部シート50は、後述の如く、水平方向の一端を中心軸として開放可能に構成される、即ち、ドアとしての機能を有する左側面シート30の上部の外縁に沿って配置されるアーチ状のフレーム部材51を含む。
保持部材60は、図1に示すように、上部シート50を上に凸形状に保持する。これにより、チャイルドシートカバー1の内部で、チャイルドシート3に着座する、ヘルメットを被った子供の頭上に十分な空間を確保することが可能となり、子供の圧迫感等を抑制することができる。また、雨が上に凸形状の上部シート50の傾斜に沿って下に流れ落ちるため、上部シート50に水が溜まってしまうような事態を積極的に抑制することができる。保持部材60は、例えば、図1に示すように、弾性変形可能な金属製或いは樹脂製の比較的長い2本の線材であってよい。当該2本の線材は、例えば、一方の両端が上部シート50の右前端部と左後端部とに固定され、他方の両端が上部シート50の左前端部と右後端部とに固定されることにより、対角線状に配置されると共に、弾性変形し、上部シート50を上に凸形状に保持する。
尚、保持部材60は、当該構成に限定されず、例えば、上部シート50の外側(上側)から上部シート50を上に凸形状に保持する態様(具体的には、弾性変形可能な金属製或いは樹脂製の比較的長い2本の線材が上部シート50を上から吊り下げる態様等)であってもよいし、例えば、上部シート50の内側(下側)に設けられるヘルメット状の部材であってもよい。また、保持部材60は、省略することも可能である。この場合、上部シート50の外縁と接続される前面シート10、後面シート、右側面シートのフレーム部材11,21,41と、左側面シート30の上部の外縁に沿って配置される上部シート50のフレーム部材51の作用により、上部シート50が下に凹まない状態(比較的平面に近い状態)で保持される。そのため、上部シート50に水が溜まってしまう事態を抑制することができる。
庇部70は、前面シート10の上部の外縁(具体的には、そのオーバル形状の上側の曲線部分)から、左右方向の中央部が最も長く、中央部から左右に離れるにつれて短くなるように、前方に延出する態様で設けられる。これにより、前面シート10の上部に設けられる通気部12からの雨の降り込み等が抑制される。庇部70の前端部の外縁には、弾性変形可能なフレーム部材71が取り付けられ、フレーム部材71の両端部は、庇部70の左右の両端部(前面シート10との接続部分の左右の下端部)に固定される。そのため、庇部70は、その両端部を支点としてフレーム部材71が後方に移動されることにより、前面シート10の上端部の外縁且つ上部シート50の前端部の外縁付近に折りたたむことができる。
スカート部80は、前面シート10、後面シート20、左側面シート30、及び右側面シート40の下部(具体的には、そのオーバル形状の下側の曲線部分)から下方に延出し、自転車2の後輪の左右に隣接する態様で配置される、チャイルドシート3の足載せ部を覆うことが可能な態様で設けられる。これにより、チャイルドシート3に着座する子供の足が雨で濡れてしまうような事態を抑制できる。スカート部80の下部の外縁には、全周に亘って、弾性部81が設けられる。弾性部81は、例えば、スカート部80の下部の外縁を内側に織り込んで構成される袋部分に内包され、自然長がスカート部80の下部の外縁の全周よりも短いゴム紐である。これにより、スカート部80の下部の外縁は内側に収縮されるため、チャイルドシート3の足載せ部の下方に巻き込んで、チャイルドシート3に着座する子供の足が雨で濡れてしまうような事態を更に抑制できる。また、スカート部80の下部の外縁がチャイルドシート3の足載せ部の下方に巻き込むことにより、スカート部80がチャイルドシート3の足載せ部に沿う形で保持されるため、上述の如く、比較的少ない取付点数(前後2点)で固定される態様であっても、チャイルドシートカバー1が自転車2に対して相対的に移動してしまうような事態を抑制することができる。
また、スカート部80のうちの前面シート10の下端部から下方に延設される部分(スカート前部)80Aは、図1に示すように、左右方向に自転車2の後輪を跨ぐ態様で設けられるため、その左右方向の中央部は、その左右の端部と比較して、上下の長さが短くなるように構成される。
また、スカート前部80Aの下端の左右方向の中央部には、サドルカバー82が設けられる。サドルカバー82は、下方が開放された袋状の形状を有し、図2(b)の点線部分で示すように、ユーザがスカート前部80Aを前方に広げることにより、自転車2のサドル2Aを上方から覆う位置まで移動させることができる。そして、サドルカバー82は、その下側の開放部分から内部にサドル2Aを内包させることができ、開放部分の外縁に設けられる弾性部(例えば、開放部分の外縁を内側に織り込んで構成される袋部分に内包され、自然長が開放部分の外縁の全周よりも短いゴム紐)の作用により、サドル2Aを内容する状態を保持することができる。これにより、例えば、雨の日に自転車を屋外に放置する際、サドル2Aが濡れないようにすることができる。
尚、ユーザがスカート前部80Aを前方に広げたときに、チャイルドシート3の前方に設けられる自転車2のサドル2Aを上方から覆うことが可能であると共に、サドル2Aを上方から覆う状態を保持可能であれば、サドル2Aを内包するサドルカバー82の態様に限定されない。例えば、スカート前部80Aは、その中央部が弾性繊維生地(ストレッチ生地)製であってよく、ユーザが前方に広げたときに、サドル2Aの上方を覆う態様で伸びて、サドル2Aの前端から下方に巻き込まれることにより、スカート部80の下部の外縁に設けられる弾性部81の作用で、サドル2Aの前端部に保持される態様であってよい。また、例えば、スカート前部80Aは、その中央部が上下方向に織り込まれ、ファスナやスナップボタン等の所定の保持具により保持されると共に、織り込まれた当該部分が開放されることにより、サドル2Aの上方を覆うことが可能な態様であってもよい。これにより、例えば、雨の日に自転車を屋外に放置する際、スカート前部80Aでサドル2Aを上方から覆う態様で保持させることにより、サドル2Aが濡れないようにすることができる。
線ファスナ部90は、左側面シート30と上部シート50との間の接続部分に相当する稜線、左側面シート30と前面シート10との間の接続部分に相当する稜線、及びスカート部80のうちの左側面シート30から下方に延設される部分(スカート左側部)80Bと前面シート10から下方に延設されるスカート前部80Aとの間の接続部分に相当する稜線に亘って設けられる。よって、ユーザは、線ファスナ部90を開放することにより、左側面シート30及びスカート左側部80Bを、水平方向の一端(具体的には、左側面シート30の後端部)を中心軸として、外側に回動させて開放することができる。そのため、チャイルドシートカバー1をチャイルドシート3に取り付けた状態であっても、ユーザは、チャイルドシート3に子供を乗せる作業やチャイルドシート3から子供を降ろす作業を容易に行うことができる。また、上述の如く、上部シート50には、左側面シート30の上部の外縁に沿って配置されるフレーム部材51が配置されるため、左側面シート30を外側に開放させた場合に、上部シート50の左側面が垂れ下がる事態を抑制できる。よって、例えば、雨が降っている状況で、左側面シート30を外側に開放した場合に、上部シート50からチャイルドシートカバー1の左側面側に水が流れ落ち、子供や子供を乗降させる作業中の大人等にかかってしまうような事態を抑制することができる。
尚、線ファスナ部90は、左側面シート30及びスカート左側部80Bのうち、左側面シート30だけを外側に開放可能な態様で設けられてもよい。即ち、線ファスナ部90は、左側面シート30と上部シート50との間の接続部分に相当する稜線、左側面シート30と前面シート10との間の接続部分に相当する稜線、及び左側面シート30とスカート部80(スカート左側部80B)との間の接続部分に相当する稜線に亘って設けられてもよい。また、線ファスナ部90は、チャイルドシートカバー1の左側面に加えて、或いは、代えて、同様の態様で、右側面に設けられてもよい。即ち、線ファスナ部90は、右側面シート40、或いは、右側面シート40及びスカート部80のうちの右側面シート40から下方に延設される部分を、水平方向の一端(具体的には、右側面シート40の後端部)を中心軸として、外側に回動させて開放することが可能な態様で設けられてもよい。また、線ファスナ部90は、チャイルドシートカバー1の左側面に代えて、同様の態様で、前面に設けられてもよい。即ち、線ファスナ部90は、前面シート10、或いは、前面シート10及びスカート部80のうちの前面シート10から下方に延設されるスカート前部80Aを、水平方向の一端(具体的には、前面シート10の左右の端部の何れか)を中心軸として、外側に回動させて開放することが可能な態様で設けられてもよい。
このように、本実施形態では、チャイルドシート3の前後左右を覆う4枚のシート(前面シート10、後面シート20、左側面シート30、及び右側面シート40)の外縁には、それぞれ、全周に亘って閉ループ状の弾性変形可能なフレーム部材11,21,31,41が設けられる。従って、4枚のシートは、閉ループ状のフレーム部材11,21,31,41の作用により、チャイルドシートの前後左右の端部に面支持される態様で自立することができる。そのため、4枚のシートの上方に接続される上部シートの高さは、4枚のシートの上端部の外縁と同じ高さに保持されるため、4枚のシートの高さ寸法を適宜設定することにより、チャイルドシートに着座する子供の頭部の周囲により広い空間を確保することができる。また、4枚のシートは、幅方向の寸法が略同一である。そのため、接続端で折りたたむことにより、幅方向において、シート1枚に相当するサイズまで折りたたむことが可能になる。また、各シートは、その外縁全周に閉ループ状の弾性変形可能なフレーム部材11,21,31,41を有するため、シート1枚に相当するサイズまで折りたたんだ上で、例えば、ポップアップ式のテント等のように、フレーム部材11,21,31,41をねじりながら、更に小さくし、適当な大きさの袋等に収納することができる。よって、チャイルドシートに着座した子供の頭部の周囲により広い空間を確保しつつ、自転車から取り外して、比較的コンパクトに収納することができる。
また、本実施形態では、上述の如く、4枚のシートは、閉ループ状のフレーム部材11,21,31,41の作用により、チャイルドシート3の前後左右の端部に面支持される態様で自立することができる。そのため、チャイルドシートカバー1を自転車2及びチャイルドシート3の少なくとも一方に対する取付点数を比較的少なくすることができる(本実施形態の場合、前側取付部13、後側取付部23の2点)。
また、本実施形態では、チャイルドシートカバー1は、上部シート50を上に凸形状に保持する保持部材60を備える。これにより、上述の如く、チャイルドシートカバー1の内部で、チャイルドシート3に着座する、ヘルメットを被った子供の頭上に十分な空間を確保し、子供の圧迫感等を抑制することができると共に、上部シート50に水が溜まってしまうような事態を抑制することができる。
また、本実施形態では、前面シート10、左側面シート30、及び右側面シート40のうちの少なくとも1つは、水平方向の一端を中心軸として外側に開放可能なドアとして構成される。これにより、上述の如く、チャイルドシートカバー1をチャイルドシート3に取り付けた状態であっても、ユーザは、チャイルドシート3に子供を乗せる作業やチャイルドシート3から子供を降ろす作業を容易に行うことができる。
また、本実施形態では、チャイルドシートカバー1は、前面シート10、後面シート20、左側面シート30、及び右側面シート40の下端から下方に延設されるスカート部80を備え、スカート部80のうちの前面シート10から下方に延設されるスカート前部80Aは、ユーザが前方に広げたときに、チャイルドシート3の前方に設けられるサドル2Aを上方から覆うことが可能であると共に、サドル2Aを上方から覆う状態を保持可能に構成される。具体的には、スカート前部80Aの下端の左右方向の中央部に、下方が開放される袋状のサドルカバー82が設けられる。これにより、上述の如く、例えば、雨の日に自転車を屋外に放置する際、サドル2Aが濡れないようにすることができる。
以上、本発明を実施するための形態について詳述したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
例えば、上述した実施形態において、チャイルドシートカバー1は、自転車2の後部に設けられるチャイルドシート3を覆う態様で取り付けられるが、自転車2の前部に設けられるチャイルドシートを覆う態様で取り付けられてもよい。この場合、自転車2の前部に設けられるチャイルドシートは、後部に設けられるチャイルドシートよりも適用年齢が低いため、上下方向の寸法、即ち、前面シート10、後面シート20、左側面シート30、及び右側面シート40の上下方向の寸法は、比較的小さく設定される。また、サドルカバー82は、省略される。
1 チャイルドシートカバー(自転車用チャイルドシートカバー)
10 前面シート
11 フレーム部材
20 後面シート
21 フレーム部材
23 後側取付部(取付部)
30 左側面シート
31 フレーム部材
40 右側面シート
41 フレーム部材
50 上部シート
51 フレーム部材
60 保持部材
80 スカート部
80A スカート前部
82 サドルカバー
90 線ファスナ部

Claims (4)

  1. 自転車に設けられるチャイルドシートを覆う態様で、前記自転車及び前記チャイルドシートの少なくとも一方に着脱可能に取り付けられる自転車用チャイルドシートカバーであって、
    前記チャイルドシートの前方を覆う前面シートと、
    前記チャイルドシートの後方を覆う後面シートと、
    前記前面シート及び前記後面シートのそれぞれの左端部と接続され、前記チャイルドシートの左側方を覆う左側面シートと、
    前記前面シート及び前記後面シートのそれぞれの右端部と接続され、前記チャイルドシートの右側面を覆う右側面シートと、
    前記チャイルドシートの上方を覆う上部シートと、を備え、
    前記前面シート、前記後面シート、前記左側面シート、及び前記右側面シートは、それぞれ、外縁の全周に亘って設けられる、閉ループ状の弾性変形可能なフレーム部材を有すると共に、幅方向の寸法が略同一である、
    自転車用チャイルドシートカバー。
  2. 前記前面シート、前記左側面シート、及び前記右側面シートのうちの少なくとも1つは、水平方向の一端を中心軸として外側に開放可能に構成される、
    請求項1に記載の自転車用チャイルドシートカバー。
  3. 前記上部シートは、前記前面シート、前記左側面シート、及び前記右側面シートのうちの水平方向の一端を中心軸として外側に開放可能に構成されるシートの上部の外縁に沿って配置されるフレーム部材を含む、
    請求項2に記載の自転車用チャイルドシートカバー。
  4. 前記前面シート、前記後面シート、前記左側面シート、及び前記右側面シートの下端から下方に延設されるスカート部を更に備え、
    前記スカート部のうちの前記前面シートから下方に延設される部分は、ユーザが前方に広げたときに、前記チャイルドシートの前方に設けられるサドルを上方から覆うことが可能であると共に、前記サドルを上方から覆う状態を保持可能に構成される、
    請求項1乃至3の何れか一項に記載の自転車用チャイルドシートカバー。
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