JP2009262595A - ベビーカー用補助カバー - Google Patents
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Abstract
【課題】幌部付きのベビーカーに取付け可能で、日除け又は虫除けの機能を有するベビーカー用補助カバーを提供する。
【解決手段】補助カバー10は、幌カバー部1と前掛部2とを有し;幌カバー部1は、弧状フレーム部11と袋状被覆シート部12とを含み、弧状フレーム部の両端部にベビーカー4への取付手段16を有し;前掛部は、袋状防護シート部と巾着型調整手段とを含み;巾着型調整手段は、紐状コード材と環状口部と紐状コード材係止手段とを含み;幌カバー部の伸縮性弦型縁部と、前掛部の伸縮性楕円状縁部の上部とが連結して幌カバー部と前掛部とが連結しており;ベビーカー補助具を取付けた場合に、幌カバー部はベビーカー幌部を外側から覆うと共に幌部の前方先端よりも前方側に突出可能で、前掛部はベビーカーの前方を覆うことができ、環状口部は幌カバー部によって覆われる位置に設けられている。
【選択図】図1
【解決手段】補助カバー10は、幌カバー部1と前掛部2とを有し;幌カバー部1は、弧状フレーム部11と袋状被覆シート部12とを含み、弧状フレーム部の両端部にベビーカー4への取付手段16を有し;前掛部は、袋状防護シート部と巾着型調整手段とを含み;巾着型調整手段は、紐状コード材と環状口部と紐状コード材係止手段とを含み;幌カバー部の伸縮性弦型縁部と、前掛部の伸縮性楕円状縁部の上部とが連結して幌カバー部と前掛部とが連結しており;ベビーカー補助具を取付けた場合に、幌カバー部はベビーカー幌部を外側から覆うと共に幌部の前方先端よりも前方側に突出可能で、前掛部はベビーカーの前方を覆うことができ、環状口部は幌カバー部によって覆われる位置に設けられている。
【選択図】図1
Description
本発明は、ベビーカー用補助カバーに関する。本発明のベビーカー用補助カバーを、ベビーカーに取付けることにより、ベビーカーの幌による日除け機能を更に補強することができると共に、ベビーカーに着座している乳幼児に対する虫除け、又は雨・雪除けの機能を追加することができる。
ベビーカーに着座している乳幼児を蚊や虫から守る技術が提案されている(例えば、特許文献1及び2)。しかしながら、これらの技術は、いずれも、ベビーカーを単に蚊帳で覆うものであり、蚊帳の寸法を長くして虫除け機能を向上させると、蚊帳の下部が車輪に絡まる。一方、蚊帳の寸法を短くして、蚊帳の下部が車輪に絡まないようにすると、蚊帳の下部が露出して虫除け機能が損なわれ、目的を十分に達成することができない。また、大きさの異なるベビーカーに取付けるための手段を備えていないので、種々の大きさのベビーカーに取付けると、蚊帳の下部が長くなりすぎて車輪に絡まったり、短くなりすぎて十分な虫除け効果を得ることができなくなる。
また、ベビーカーには、上部に日除け用の幌を備えるものが数多く市販されている。このような日除け用幌は、上部より降り注ぐ日光から乳幼児の頭部を保護することができるが、前方からの日差しを防ぐ点では十分ではないので、補助日除けも種々提案されている(例えば、特許文献3及び4)。しかしながら、補助日除けに、虫除け機能を追加した補助カバーは提案されていない。
特開2000−159122号公報
特開2005−14871号公報
特開2005−254837号公報
特開2006−117056号公報
従って、本発明の課題は、大きさの異なる種々のベビーカーに取付けても、着座者(乳幼児)をほぼ完全に蚊帳で覆うことにより、十分な虫除け効果を得ることができると共に、蚊帳の下部が車輪に絡まず、しかも補助日除け機能も備える補助カバーを提供することにある。
前記の課題は、本発明により、
幌部を備えたベビーカーに着脱自在に取付けることができ、幌カバー部と前掛部とを有するベビーカー用補助カバーであって、
前記幌カバー部は、弧状フレーム部と袋状被覆シート部とを含み、前記袋状被覆シート部の開口部は、前記弧状フレーム部の全長にわたって固定連結された弧状縁部と、前記弧状フレーム部の弦に相当する位置を占める伸縮性弦型縁部とから形成され、
前記弧状フレーム部の両端部に、ベビーカーへの取付手段を有し、
前記前掛部は、伸縮性楕円状縁部を開口部とする袋状防護シート部と、その袋状防護シート部の長さを調整することのできる巾着型調整手段とを含み、
前記巾着型調整手段は、紐状コード材と、その紐状コード材を内部に通過させて含み、紐状コード材を締めて閉じるか緩めて開くことのできる環状口部と、その環状口部の外側に出ている紐状コード材を係止する手段とを含み、
前記幌カバー部の伸縮性弦型縁部の少なくとも一部と、前記前掛部の伸縮性楕円状縁部の上部の一部とが連結することによって前記幌カバー部と前記前掛部とが連結しており、
前記ベビーカー補助具をベビーカーに取付けた場合に、
前記幌カバー部はベビーカーの幌部を外側から覆うと共にベビーカーの幌部の前方先端よりも前方側に突出することができ、前記前掛部はベビーカーの前方を覆うことができ、前記環状口部は、その上方を前記幌カバー部によって覆われる位置に設けられていることを特徴とする、
前記のベビーカー用補助カバーによって解決することができる。
幌部を備えたベビーカーに着脱自在に取付けることができ、幌カバー部と前掛部とを有するベビーカー用補助カバーであって、
前記幌カバー部は、弧状フレーム部と袋状被覆シート部とを含み、前記袋状被覆シート部の開口部は、前記弧状フレーム部の全長にわたって固定連結された弧状縁部と、前記弧状フレーム部の弦に相当する位置を占める伸縮性弦型縁部とから形成され、
前記弧状フレーム部の両端部に、ベビーカーへの取付手段を有し、
前記前掛部は、伸縮性楕円状縁部を開口部とする袋状防護シート部と、その袋状防護シート部の長さを調整することのできる巾着型調整手段とを含み、
前記巾着型調整手段は、紐状コード材と、その紐状コード材を内部に通過させて含み、紐状コード材を締めて閉じるか緩めて開くことのできる環状口部と、その環状口部の外側に出ている紐状コード材を係止する手段とを含み、
前記幌カバー部の伸縮性弦型縁部の少なくとも一部と、前記前掛部の伸縮性楕円状縁部の上部の一部とが連結することによって前記幌カバー部と前記前掛部とが連結しており、
前記ベビーカー補助具をベビーカーに取付けた場合に、
前記幌カバー部はベビーカーの幌部を外側から覆うと共にベビーカーの幌部の前方先端よりも前方側に突出することができ、前記前掛部はベビーカーの前方を覆うことができ、前記環状口部は、その上方を前記幌カバー部によって覆われる位置に設けられていることを特徴とする、
前記のベビーカー用補助カバーによって解決することができる。
本発明によるベビーカー用補助カバーの好ましい態様によれば、前記前掛部が、メッシュ材からなる虫除け部であるか、又は防水性材料からなる雨除け部である。
また、本発明によるベビーカー用補助カバーの別の好ましい態様によれば、前記前掛部が、更に、外部から開閉可能な扉部を有する。
更に、本発明によるベビーカー用補助カバーの更に別の好ましい態様によれば、前記前掛部が、更に、側部固定手段及び/又はフット部固定手段を有する。
また、本発明によるベビーカー用補助カバーの別の好ましい態様によれば、前記前掛部が、更に、外部から開閉可能な扉部を有する。
更に、本発明によるベビーカー用補助カバーの更に別の好ましい態様によれば、前記前掛部が、更に、側部固定手段及び/又はフット部固定手段を有する。
本発明によるベビーカー用補助カバーの更に別の好ましい態様によれば、前記幌カバー部が、更に、中間弧状フレーム部を有する。
本発明によるベビーカー用補助カバーの更に別の好ましい態様によれば、前記幌カバー部が、更に、幌カバー部の位置を調整して固定する手段を有する。
本発明によるベビーカー用補助カバーの更に別の好ましい態様によれば、前記幌カバー部が、更に、幌カバー部の位置を調整して固定する手段を有する。
本明細書において、位置関係を示す用語(例えば、上部、上方、下部、下方、前方、後方、又は側方)は、本発明によるベビーカー用補助カバーをベビーカーに取付け、そのベビーカーを通常の方法で使用している状態での位置関係について用いるものとする。従って、本発明によるベビーカー用補助カバーをベビーカーから取り除いた保管状態などでの位置関係を限定するものではない。
本発明のベビーカー用補助カバーは、前掛部の袋状防護シート部(例えば、メッシュ材からなる蚊帳用の虫除け部)の長さを調整することのできる巾着型調整手段を有しているので、取付けたベビーカーの大きさに応じて袋状防護シート部の長さを調整して、十分な封鎖性を維持した状態で、車輪に絡まないようにすることができる。また、本発明によるベビーカー用補助カバーは、種々のタイプのベビーカー、すなわち、B型ベビーカー又はバギータイプのベビーカーのいずれにも取付け可能である。なお、B型ベビーカーとは、約6ヶ月以下の乳幼児(おすわりのできない乳幼児)用のA型ベビーカーとは異なり、約6ヶ月以上の乳幼児(おすわりができる乳幼児)用のベビーカーである。
また、本発明のベビーカー用補助カバーにおいては、巾着型調整手段の環状口部が空隙の開口部、すなわち、口の部分に袋状防護シート部の材料がない開口部であっても、その上を幌カバー部が覆っているので、封鎖性が損なわれることがない。
また、本発明のベビーカー用補助カバーにおいては、巾着型調整手段の環状口部が空隙の開口部、すなわち、口の部分に袋状防護シート部の材料がない開口部であっても、その上を幌カバー部が覆っているので、封鎖性が損なわれることがない。
本発明によるベビーカー用補助カバーの代表的な実施態様について、以下、添付図面に沿って説明する。
図1は、本発明によるベビーカー用補助カバー10を、図4に示すバギータイプベビーカー4に取付けた状態を示す斜視図である。図2は、図1のベビーカー用補助カバー10を下方から見た斜視図であり、図3は、図2において、バギータイプベビーカー4の左側前輪43を取り外した状態の斜視図である。また、図5は、本発明によるベビーカー用補助カバー10を、図6に示すB型ベビーカー5に取付けた状態を示す斜視図である。図7は、図1に示す状態において、ベビーカー用補助カバー10が取付けられている状態を内側(ベビーカーの座席側)から示す目的で、バギータイプベビーカー4のみを仮想的に取り除いた状態を示す斜視図であり、図8は、図7において、ベビーカーへの取付手段や各種固定手段を取り外して解放した状態を示す斜視図であり、図9は、図8に示す状態の底面図であり、図10及び図11は、図8の分解斜視図であり、図10は、幌カバー部1の斜視図であり、図11は、前掛部2の斜視図である。
図1は、本発明によるベビーカー用補助カバー10を、図4に示すバギータイプベビーカー4に取付けた状態を示す斜視図である。図2は、図1のベビーカー用補助カバー10を下方から見た斜視図であり、図3は、図2において、バギータイプベビーカー4の左側前輪43を取り外した状態の斜視図である。また、図5は、本発明によるベビーカー用補助カバー10を、図6に示すB型ベビーカー5に取付けた状態を示す斜視図である。図7は、図1に示す状態において、ベビーカー用補助カバー10が取付けられている状態を内側(ベビーカーの座席側)から示す目的で、バギータイプベビーカー4のみを仮想的に取り除いた状態を示す斜視図であり、図8は、図7において、ベビーカーへの取付手段や各種固定手段を取り外して解放した状態を示す斜視図であり、図9は、図8に示す状態の底面図であり、図10及び図11は、図8の分解斜視図であり、図10は、幌カバー部1の斜視図であり、図11は、前掛部2の斜視図である。
幌カバー部1は、弧状フレーム部11(又は先端弧状フレーム部11)と袋状被覆シート部12とを含む。前記袋状被覆シート部12の開口部13は、前記弧状フレーム部11の全長にわたって固定連結された弧状縁部14と、前記弧状フレーム部11の弦に相当する位置を占める伸縮性弦型縁部15とから形成される。袋状被覆シート部12は、ベビーカーの幌に一般的に用いられる材料(例えば、合成繊維や天然繊維)から形成され、日除けや雨除けなどの機能を有していることが好ましい。弧状フレーム部11は、例えば、形状保持性の金属材料やプラスチック材料からなる弧状フレームに、袋状被覆シート部12を縫いつけて形成されている。また、伸縮性弦型縁部15は、その縁部に沿って、ゴム製部材やバネ部材などの伸縮性部材が縫い込まれており、伸縮性を有している。なお、図7〜図10に示す伸縮性弦型縁部15は、伸びた状態でバギータイプベビーカー4に取付けられているので、バギータイプベビーカー4から取り外された状態では、収縮した状態になる。
幌カバー部1は、弧状フレーム部11の両端部11a,11bに、ベビーカーへの取付手段16a,16bを備えており、この取付手段16a,16bによって、バギータイプベビーカー4(図1及び図4)や、B型ベビーカー5(図5及び図6)の側方フレームに着脱自在に取付けることができる。取付手段16a,16bは、ベビーカーのフレームに巻き付けて固定することのできる手段であれば特に限定されず、例えば、面ファスナーやボタンなどを先端に備えたベルトなどを用いることができる。
また、幌カバー部1は、前記取付手段16a,16bによってベビーカーの側方フレームに取付ける共に、図1及び図5に示すように、伸縮性弦型縁部15の伸縮性を利用して、バギータイプベビーカー4(図1及び図4)の幌41の上や、B型ベビーカー5(図5及び図6)の幌51の上に載置して取付けることができる。なお、幌カバー部1を伸縮性弦型縁部15の伸縮性のみで支持すると、幌カバー部1の自重で前方にずれて移動してしまうので、位置調整手段17a,17bによって伸縮性弦型縁部15の載置位置とベビーカーのフレームとの距離を一定に維持しながら固定するのが好ましい。
更に、幌カバー部1は、袋状被覆シート部12の中央部に中間弧状フレーム部18を有することができる。中間弧状フレーム部18の両端部も、前記先端弧状フレーム部11の両端部11a,11bと共通の位置にあり、先端弧状フレーム部11と中間弧状フレーム部18との間に、前方シート部12fが形成される。前方シート部12fは、形状維持性のフレーム部によって包囲されており、中間弧状フレーム部18の位置を、バギータイプベビーカー4(図1及び図4)の幌41の先端41Aや、B型ベビーカー5(図5及び図6)の幌51の先端51Aよりも進行方向前方に突出させ、その中間弧状フレーム部18の位置から前方シート部12fを下方に垂れ下げるか、あるいは斜め前方に傾斜させながら下方に垂れ下げることができる。こうして、バギータイプベビーカー4(図1及び図4)の幌41や、B型ベビーカー5(図5及び図6)の幌51に対して補助的な日除け効果を得ることができる。なお、中間弧状フレーム部18の位置は、位置調整手段17a,17bによって前後方向に適宜調整することができる。位置調整手段17a,17bもベビーカーのフレームに巻き付けて固定することのできる手段であれば特に限定されず、例えば、面ファスナーやボタンなどを先端に備えたベルトなどを用いることができる。また、幌カバー部1は、中間弧状フレーム部18の中央部に、指で摘むことのできるタグ片19を有していることができ、前方に垂れ下がっている前方シート部12fを後方に折りたたむ際や、後方に折り畳まれている前方シート部12fを前方に突出させる際に用いることができる。
前掛部2は、伸縮性楕円状縁部21を開口部22とする袋状防護シート部23と、その袋状防護シート部23の長さを調整することのできる巾着型調整手段3とを含む。伸縮性楕円状縁部21は、これを虫除け部として利用する場合は、例えば、蚊帳と同様の材料、例えば、メッシュ材からなり、雨・雪除け用として利用する場合は、防水性材料からなることができる。これらのいずれの場合も、着座者の視界を妨げないように、透明ないし半透明材料からなることが好ましい。
袋状防護シート部23は、伸縮性楕円状縁部21の連結部21a,21bにおいて前記幌カバー部1の弧状フレーム部11の両端部11a,11bと連結しており、2つの前記連結部21a,21bの間の半円周状上部伸縮性楕円状縁部24において、前記幌カバー部1の伸縮性弦型縁部15と連結している。半円周状上部伸縮性楕円状縁部24と伸縮性弦型縁部15との連結は、例えば、面ファスナーなどによって着脱自在に連結させるか、あるいは両者を一体的に縫込むことによって連結させることもできる。一体的に連結する場合は、前記幌カバー部1の伸縮性弦型縁部15と、前掛部2の上部伸縮性楕円状縁部24とは、共通の伸縮性縁部から形成することができる。例えば、ゴム製部材やバネ部材などの伸縮性部材を縫い込んで形成した伸縮性弦型縁部15に、袋状防護シート部23の端部を縫い込んで、上部伸縮性楕円状縁部24とすることができる。
2つの前記連結部21a,21bの間の半円周状上部伸縮性楕円状縁部24とは反対側の半円周部に相当する下部伸縮性楕円状縁部25は、例えば、ベビーカーの下部に取り付けられ、その伸縮性を利用して、ベビーカーの内部空間を閉鎖することができる。この閉鎖効果を向上させるために、図1〜図3などに示すように、前掛部2に側部固定手段26a,26bを設けて、下部伸縮性楕円状縁部25をベビーカーの側部フレームに密着して固定させることができる。同様に、前掛部2の下部に、フット部固定手段27a,27b,28a,28bを設けて、下部伸縮性楕円状縁部25をベビーカーのフット部フレームに密着して固定させることができる。なお、フット部固定手段27a,27b,28a,28bをベビーカーのフット部フレームに固定させる操作によって、本発明によるベビーカー用補助カバー10をベビーカーにきわめて簡便に取り付けることができるが、ベビーカーに着座している乳幼児の脚部の後ろ側(ふくら脛)が露出するので、更に閉鎖性を向上させるために、下部伸縮性楕円状縁部25の先端をフット部フレームの下側で前方から後方に通過させた後、下部伸縮性楕円状縁部25の先端をベビーカーの後ろ側で座席部フレームまで引き上げて、フット部固定手段27a,27b,28a,28bをベビーカー背面の座席部フレームに連結させることもできる。前記の側部固定手段26a,26bや、フット部固定手段27a,27b,28a,28bも、ベビーカーのフレームに巻き付けて固定することのできる手段であれば特に限定されず、例えば、面ファスナーやボタンなどを先端に備えたベルトなどを用いることができる。
前記巾着型調整手段3は、紐状コード材31と、環状口部32と、紐状コード材31aの係止手段33とを含む。環状口部32は、その端縁に沿って紐状コード材31を内部に通過させて含み、紐状コード材31を締めて環状口部32を閉じるか、紐状コード材31を緩めて環状口部32を開くことができる。また、係止手段33は、環状口部32の外側に出ている紐状コード材31aを係止することができる。
次に、本発明によるベビーカー用補助カバー10を、例えば、図4に示すバギータイプベビーカー4に取付ける操作手順、及び前記巾着型調整手段3を用いて、前記前掛部2の袋状防護シート部23の長さを調整する方法を、図12及び図13に沿って説明する。図12は、図4に示すバギータイプベビーカー4に、本発明のベビーカー用補助カバー10を取付け、袋状防護シート部23の長さを調整する前の状態を、幌カバー部1を取り除いて示す斜視図であり、図13は、図12の状態から、巾着型調整手段3を用いて、袋状防護シート部23の長さを調整した後の状態を、幌カバー部1を取り除いて示す斜視図である。
本発明によるベビーカー用補助カバー10を、例えば、図1〜図3に示すように、図4に示すバギータイプベビーカー4に取付ける際には、最初に、弧状フレーム部11の両端部11a,11bに設けた取付手段16a,16bによって、幌カバー部1及び前掛部2を、弧状フレーム部11の両端部11a,11bでベビーカー4の座席近辺の側面フレームに緊密に固定する。続いて、ベビーカー4が備える幌41の先端41Aから前方シート部12fを前方に突出させる程度に応じて、幌41上における伸縮性弦型縁部15の載置位置を決定し、位置調整手段17a,17bによって幌カバー部1を幌41の上に被せる。
次に、前掛部2の伸縮性楕円状縁部21の伸縮性を利用して、伸縮性楕円状縁部21でベビーカー4の側面とフットレスト部を覆い、袋状防護シート部23の中段部を側部固定手段26a,26bによってベビーカー4の中段フレームに固定し、袋状防護シート部23の下端部をフット部固定手段27a,27b,28a,28bによってベビーカー4のフットレストフレームなどに固定する。この状態では、図12に示すように、巾着型調整手段3の環状口部32は開いており、袋状防護シート部23の下端部は垂れ下がっているので、この状態のままでベビーカー4を走行させると、袋状防護シート部23の下端部がベビーカーの車輪に絡まってしまう。
そこで、図13に示すように、紐状コード材31を環状口部32から引き出すことによって環状口部32を締めて閉じると、袋状防護シート部23が上方に引き込まれるので、袋状防護シート部23の下端部の垂れ下がりが消失する。引き出した紐状コード材31aは、係止手段33によって固定する。なお、環状口部32を締めて閉じる操作を行う際は、幌カバー部1をベビーカー4の背もたれ部42側に倒して、環状口部32を露出させて実施するのが好ましい。続いて、図14に波線で示すように、幌カバー部1をベビーカー4の背もたれ42側から、再度、幌41の上に倒して被せる。従って、袋状防護シート部23の長さを調整操作の後で環状口部32が開いていて、空隙部35が存在しても、閉鎖性が損なわれることがない。また、図15に示すように、袋状防護シート部23の長さを調整操作の後で環状口部32が大きく開いていて、比較的に大きな空隙部35が存在しても、図15にて波線で示すように、幌カバー部1によって覆われているので、閉鎖性が損なわれることがない。なお、環状口部32の空隙部35は、袋状防護シート部23と同様の材料で封鎖されていてもよい。
本発明によるベビーカー用補助カバー10を、例えば、図4に示すバギータイプベビーカー4から取り外す場合は、紐状コード材31を緩めて環状口部32を開いてから、側部固定手段26a,26bやフット部固定手段27a,27b,28a,28bをベビーカーフレームから取り外し、続いて、位置調整手段17a,17b及び取付手段16a,16bをベビーカーフレームから取り外す。また、幌41上における伸縮性弦型縁部15の載置位置を変更して、前方シート部12fを前方に突出させる程度を変更する場合も、その変更に伴って、紐状コード材31を締めて、環状口部32を更に閉じるか、あるいは紐状コード材31を緩めて環状口部32を更に開くことができる。
本発明によるベビーカー用補助カバー10をベビーカーに装着して利用すると、前掛部2の内部に着座している乳幼児が完全に封鎖状態で包囲されることになる。一方、乳幼児は、緊急に世話をする必要の生じることがあり、側部固定手段26a,26bやフット部固定手段27a,27b,28a,28bを取り外す操作よりも簡便な操作で、ベビーカー用補助カバー10の内部の乳幼児に直接触れることができるように、前掛部2の袋状防護シート部23の一部に、緊急時に開放可能な扉部を設けておくことが好ましい。この緊急開放用扉部は、例えば、長方形型であり、その3辺を面ファスナーなどで着脱自在に袋状防護シート部23に係止し、もう1辺を折りたたみ可能にしておき、通常は閉鎖状態で、前掛部2の封鎖性を損なうことがないが、緊急時に、その扉を開いて内部に着座している乳幼児を直接に世話するか、あるいはベビーカーの座席から外部に簡単に取り出すことができる適当な位置に設け、適当な大きさを有することが好ましい。なお、前記の緊急開放用扉部は、円形ないし楕円形であることもできる。
本発明のベビーカー用補助カバーは、幌部を備えたベビーカーに着脱自在に取付けることができ、ベビーカーの幌による日除け機能を更に補強することができると共に、ベビーカーに着座している乳幼児に対する虫除け、又は雨・雪除けの機能を追加することができる。
1・・・幌カバー部;2・・・前掛部;3・・・巾着型調整手段;
4・・・バギータイプベビーカー;5・・・B型ベビーカー;
10・・・ベビーカー用補助カバー;11・・・弧状フレーム部;
11a,11b・・・弧状フレーム部両端部;12・・・袋状被覆シート部;
12f・・・前方シート部;13・・・袋状被覆シート部の開口部;
14・・・弧状縁部;15・・・伸縮性弦型縁部;16a,16b・・・取付手段;
17a,17b・・・位置調整手段;18・・・中間弧状フレーム部;
19・・・タグ片;21・・・伸縮性楕円状縁部;
21a,21b・・・伸縮性楕円状縁部の連結部;22・・・袋状防護シート部開口部;
23・・・袋状防護シート部;24・・・半円周状上部伸縮性楕円状縁部;
25・・・下部伸縮性楕円状縁部;26a,26b・・・前掛部の側部固定手段;
27a,27b,28a,28b・・・フット部固定手段;31・・・紐状コード材;
31a・・・外側に出ている紐状コード材;32・・・環状口部;
33・・・紐状コード材の係止手段;35・・・空隙部;41,51・・・幌;
41A,51A・・・幌の先端;42・・・ベビーカーの背もたれ部;
43・・・バギータイプベビーカーの左側前輪。
4・・・バギータイプベビーカー;5・・・B型ベビーカー;
10・・・ベビーカー用補助カバー;11・・・弧状フレーム部;
11a,11b・・・弧状フレーム部両端部;12・・・袋状被覆シート部;
12f・・・前方シート部;13・・・袋状被覆シート部の開口部;
14・・・弧状縁部;15・・・伸縮性弦型縁部;16a,16b・・・取付手段;
17a,17b・・・位置調整手段;18・・・中間弧状フレーム部;
19・・・タグ片;21・・・伸縮性楕円状縁部;
21a,21b・・・伸縮性楕円状縁部の連結部;22・・・袋状防護シート部開口部;
23・・・袋状防護シート部;24・・・半円周状上部伸縮性楕円状縁部;
25・・・下部伸縮性楕円状縁部;26a,26b・・・前掛部の側部固定手段;
27a,27b,28a,28b・・・フット部固定手段;31・・・紐状コード材;
31a・・・外側に出ている紐状コード材;32・・・環状口部;
33・・・紐状コード材の係止手段;35・・・空隙部;41,51・・・幌;
41A,51A・・・幌の先端;42・・・ベビーカーの背もたれ部;
43・・・バギータイプベビーカーの左側前輪。
Claims (6)
- 幌部を備えたベビーカーに着脱自在に取付けることができ、幌カバー部と前掛部とを有するベビーカー用補助カバーであって、
前記幌カバー部は、弧状フレーム部と袋状被覆シート部とを含み、前記袋状被覆シート部の開口部は、前記弧状フレーム部の全長にわたって固定連結された弧状縁部と、前記弧状フレーム部の弦に相当する位置を占める伸縮性弦型縁部とから形成され、
前記弧状フレーム部の両端部に、ベビーカーへの取付手段を有し、
前記前掛部は、伸縮性楕円状縁部を開口部とする袋状防護シート部と、その袋状防護シート部の長さを調整することのできる巾着型調整手段とを含み、
前記巾着型調整手段は、紐状コード材と、その紐状コード材を内部に通過させて含み、紐状コード材を締めて閉じるか緩めて開くことのできる環状口部と、その環状口部の外側に出ている紐状コード材を係止する手段とを含み、
前記幌カバー部の伸縮性弦型縁部の少なくとも一部と、前記前掛部の伸縮性楕円状縁部の上部の一部とが連結することによって前記幌カバー部と前記前掛部とが連結しており、
前記ベビーカー補助具をベビーカーに取付けた場合に、
前記幌カバー部はベビーカーの幌部を外側から覆うと共にベビーカーの幌部の前方先端よりも前方側に突出することができ、前記前掛部はベビーカーの前方を覆うことができ、前記環状口部は、その上方を前記幌カバー部によって覆われる位置に設けられていることを特徴とする、
前記のベビーカー用補助カバー。 - 前記前掛部が、メッシュ材からなる虫除け部であるか、又は防水性材料からなる雨除け部である、請求項1に記載のベビーカー用補助カバー。
- 前記前掛部が、更に、外部から開閉可能な扉部を有する、請求項1又は2に記載のベビーカー用補助カバー。
- 前記前掛部が、更に、側部固定手段及び/又はフット部固定手段を有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載のベビーカー用補助カバー。
- 前記幌カバー部が、更に、中間弧状フレーム部を有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載のベビーカー用補助カバー。
- 前記幌カバー部が、更に、幌カバー部の位置を調整して固定する手段を有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載のベビーカー用補助カバー。
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JP2008110959A JP2009262595A (ja) | 2008-04-22 | 2008-04-22 | ベビーカー用補助カバー |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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GB2528763A (en) * | 2014-06-05 | 2016-02-03 | Amy Murray Jones | An auxiliary cover for apparatus for receiving a child |
WO2018074079A1 (ja) * | 2016-10-19 | 2018-04-26 | 株式会社カーメイト | 蚊帳付き日除け、ベビーカー |
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2008
- 2008-04-22 JP JP2008110959A patent/JP2009262595A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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GB2528763A (en) * | 2014-06-05 | 2016-02-03 | Amy Murray Jones | An auxiliary cover for apparatus for receiving a child |
GB2528763B (en) * | 2014-06-05 | 2020-08-05 | Murray Jones Amy | An auxiliary cover for apparatus for receiving a child |
WO2018074079A1 (ja) * | 2016-10-19 | 2018-04-26 | 株式会社カーメイト | 蚊帳付き日除け、ベビーカー |
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