JP2006015883A5 - - Google Patents

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乳母車用日除け装具
この発明は、直射日光、紫外線をはじめ、風、粉塵、排気ガスなどの外的要因から乳幼児を保護するために、乳母車に装着して用いられる例えば、乳母車用日除け装具に関する。
従来から乳児を上記外的要因から保護するために、乳母車に取り付けて用いる様々な器具が提案されている。
例えば、下記特許文献1において、乳母車の略全体に覆い被して用いられるベビーカー用ウィンドスクリーンアセンブリ(以下、アセンブリという)と呼ばれるものが提案されている。
上記アセンブリは、乳母車に取り付けたとき、乳母車の左右両側に配されるパネル部材を有している。該パネル部材の周縁部には、弾性材からなるループと呼ばれる部材を形成している。
さらに、上記乳母車の左右両側に有する上記ループ間には、該乳母車と略同じ幅を有するカバー部材を形成している。
しかし、例えば、上記アセンブリを乳母車への取り付ける際には、上記乳母車の略全体に覆い被して行う。このため、該アセンブリを乳母車の上部高さまで持ち上げて着脱する必要があり、面倒である。
また、上記アセンブリは、そのサイズが予め決まっているため、乳母車のサイズ、種類などによって、乳母車に対して安定して取り付けることができない事態が生じる。このため、乳母車に取り付けたとき、表面に皺や弛みが生じて、取り付け後の見栄えが悪化することや、風が吹いたときに、取り付け状態が不安定になることもある。
その他、乳児とコンタクトをとる場合、或いは、乳母車周辺の環境が変化した場合においても、上記アセンブルは、乳母車から取り外すか、装着しておくかのいずれかの状態しか選択することができず、不便である。
特開2000−142421号公報
そこで本発明では、如何なるサイズ、種類の乳母車に対しても見栄えよく装着でき、装着した状態のまま乳児の世話などもできる乳母車用日除け装具の提供を目的とする。
本発明の乳母車用日除け装具は、乳母車へ装着して用いられる乳母車用日除け装具であって、紫外線非透過性と伸縮性を有する本体シート部を設け、該本体シート部を上記乳母車の上方を覆う大きさに形成し、上記本体シート部の外周部に、たわみ変形可能な棒状の芯材を、上記本体シート部を展開すべく、たわみ変形させて取り付け、上記本体シート部に、上記乳母車に対する固定を行う固定手段を設けたことを特徴とする。
上記芯材は、例えば、アルミニウム、弾性プラスチック、チタン合金、形状記憶合金、銅などで形成することができる。
上記固定手段は、例えば、紐状の部材に面ファスナ、スナップ、フォックを取り付けて形成したものや、乳母車のフレーム軸に対して嵌合により取り付け可能な例えば、C環状の部材であってもよい
記乳母車用日除け装具は、上記芯材を、上記本体シート部における左右両端部から前側にかけて円弧を描くように取り付け、上記芯材が存在しない前記本体シート部の後端部に、上記芯材の左右両端部同士が互いに近接する方向に付勢する伸縮可能な付勢部材を設けた構成とすることができる。
上記付勢部材には、例えば、ゴム紐やコイルバネなどを含む。
上記乳母車用日除け装具は、上記本体シート部の左右両側における前記芯材よりも外側の部位に、耳部を設け、前記固定手段を、上記耳部と、該耳部の先端部に設けた耳部側固定手段とで構成することができる。
上記乳母車用日除け装具は、前記耳部を伸縮性を有して形成し、上記耳部の基部を、上記芯材の後端部位置から前方側へかけての所定の幅を有して形成することができる。
上記耳部を、基部側に開口部を有する袋状に形成することができる。
加えて、上記耳部の内部には、例えば、哺乳瓶などの物品を収納する物品収納用の袋体を設けてもよい。
さらに、上記耳部を、通気性を有するメッシュ地で構成してもよい。
また、上記乳母車用日除け装具は、当該乳母車用日除け装具を上記乳母車に対して装着したとき、上記本体シート部の前側を、上記乳母車の前側が開放される所望の反り返り状態に保持する変形保持手段を具備することができる。
上記変形保持手段は、例えば長さ方向の一方の端部を上記本体シート部の前端部に取り付け、他方の端部を上記本体シート部の後端部、又は、その近傍に取り付けて、これら両側部どうしを繋止する繋止部材で形成することができる。
また、上記乳母車用日除け装具は、上記本体シート部に、当該乳母車用日除け装具を前記乳母車に対して装着したとき、弓状へとたわみ変形して上記本体シート部を支持する棒状の支持用芯材を、上記本体シート部における上記芯材に対して内側を横切るように取り付けてもよい。
乳母車用日除け装具は、上記本体シート部に対して上記支持用芯材が一体に装着された構成であっても、着脱可能な構成であってもよい。
また、乳母車用日除け装具は、芯材をたわみ変形させて本体シート部に取り付けて形成しているため、その復元力が、本体シート部が伸張するよう作用する。このため、本体シート部に皺や弛みが生じにくい。
さらに、乳母車用日除け装具を乳母車に取り付けたとき、乳母車に備えた幌などによっても支持された状態となるため、伸縮性を有する本体シート部は、さらに伸張し、皺や弛みが生じにくくなる。よって、乳母車に取り付けたときの見栄えを良好に保つことができる。
上記芯材は、たわみ変形が可能であるため、収納時には、小さく畳むことができる。そして、使用時には、収納用の袋などから取り出しただけで、すぐに乳母車に装着できる状態へと本体シート部を自発的に展開することができる。
上記耳部の基部を所定の幅を有して形成することで、乳母車用日除け装具を乳母車へ装着したとき、乳母車の前方を開放すべく、芯材を反り返らせても、乳母車用日除け装具を乳母車に安定して取り付けることができる。
耳部を袋状に形成すれば、乳母車へ装着時には物品を収納でき、乳母車から取り外した後は、折り畳んだ本体シート部、及び、芯材などを収容することができる。このため、乳母車用日除け装具の持ち運びが容易となり、別途、収納用袋を用意する必要もない。
上記耳部の内部に物品収納用の袋体を設ければ、袋体に、哺乳瓶などを安定して収容することができる。生地を重合して形成しているため、哺乳瓶の保温性を確保することができる。
耳部をメッシュ地に形成すれば、乳母車用日除け装具の通気性を確保することができる。このため、乳児の快適性を確保することができる。勿論、本体シート部が存在するため、紫外線などから乳児を保護することができる。
上記変形保持手段を具備すれば、乳母車用日除け装具を、日差しの強さ、日差しの差し込む角度などに応じて変更した形態に保持することができる。このため、乳母車用日除け装具をいちいち乳母車から取り外す手間を要しない。
上記支持用芯材を具備すれば、乳母車に幌がなくても、本体シート部を支持し、皺や弛みがない状態で、乳母車用日除け装具を見栄えよく安定して乳母車に取り付けることがでる。
この発明の一実施形態を、以下図面を用いて説明する。
図1は、乳母車Aに本実施形態に係る乳母車用日除け装具11を取り付けたときの乳母車用日除け装具11の表面を示し、図2は、該乳母車用日除け装具11の裏面を示す。
上記図1、図2に示したように、上記乳母車用日除け装具11の中央部には、本体シート部12を有している。上記本体シート部12は、メリヤス生地で形成し、非紫外線透過性と伸縮性を有している。
上記本体シート部12は、乳母車Aの上方を覆う大きさに形成し、一方の側(図1の下部側)は平面視矩形形状に形成し、他方の側(図1の上部側)は、平面視略円弧状に形成している。
さらに、上記本体シート部12の後端部を除いた外周部沿いに、たわみ変形可能な合成樹脂製の棒状の芯材13を、略逆U字形にたわみ変形させて取り付けている。これにより、本体シート部12を、展開した状態に保つことができる。
また、上記本体シート部12における上記芯材13が存在しない後端部沿いには、ゴム紐14を縫着している。
これにより、芯材13の左右後端部が互いに近接される方向に付勢するため、本体シート部12の後端側は、幅小となっている。
また、本体シート部12の後端における幅方向の両側には、ベルト状の紐部材15の一端側を縫着している。そして、上記紐部材15には、図3に示したように、その表面における先端側、及び後端側には、一対の面ファスナ16a,16bをそれぞれ縫着している。
また、本体シート部12の左右両側には、正面視三角形状をした耳部17(17a,17b)をフラップ状に縫着している。
本体シート部12の左右各側の耳部17の基部18(底辺側部)の幅は、該耳部17を本体シート部12に取り付けたとき、棒状の芯材13の長さの3分の1程度を占める幅を備えて形成している。
さらに、耳部17の先端部にも、本体シート部12と同様にベルト状の紐部材21の一端側が縫着され、該紐部材21の表面における先端側、及び、後端側には一対の面ファスナ22a,22bが縫着されている。
なお、上記一対の面ファスナ(16a,16b、又は22a,22b)に限定せず、その他フォック、スナップなどでもよい。或いは、直接、フレーム軸に対して紐部材(15、又は21)で結び留める構成であってもよい。
そして、耳部17も、本体シート部12と同様にメリヤス生地で形成している。但し、上記耳部17は、2枚のメリヤス生地を重合させて形成している。
具体的に、上記耳部17は、互いに重合させたメリヤス生地の周縁部を縫着することにより、一体としている。
さらに、耳部17における表面側であって、耳部17の基部18側における幅方向の中間部位には、開口部23を形成し、耳部17を、袋状に形成している。
加えて、図1における右側に位置する側の袋状に形成した耳部17aには、図4に示したように、その内部に、物品収納用の袋体24を形成している。
これにより、上記袋体24に哺乳瓶Bなどを収納しておくことができる。なお、2枚の生地の内部に設けた袋体24に哺乳瓶Bを収納することができるため、該哺乳瓶Bの保温性も確保できる。
また、上述したように耳部17を袋状に形成することにより、例えば、乳母車用日除け装具11における左側の耳部17aを除いた全ての部位を、畳んでいき、その畳んだ部位を図5に示したように袋状の耳部17a内に収容することができる。
なお、上記耳部は、予め、該耳部以外の部位を畳んで収納可能な大きさに形成し、特に、芯材は、耳部内に収納可能な程度にたわみ変形可能に形成されている。
なお、図5では、左側の耳部17aに乳母車用日除け装具11における上記畳んだ部位を収納した状態を示す。
勿論、芯材13はたわみ変形するため、畳んで収納する際は、芯材13も含めて、袋状の耳部17に収納することができる。
このように、コンパクトに収納できるため、乳母車用日除け装具11の持ち運びが容易である。また、乳母車用日除け装具11の収納用の袋を別途、用意する必要もない。
再度、乳母車用日除け装具11を使用する際には、袋状の耳部17内から乳母車用日除け装具11における折り畳んだ部位を取り出すだけで乳母車用日除け装具11を、直ぐに使用できる状態に復元できる。
なぜなら、袋状の耳部17から取り出した部位は、たわみ変形させた芯材13の復元力が作用するためであり、この復元力により乳母車Aへ取り付け可能な状態へ乳母車用日除け装具11は、自発的に展開されるためである。
上記構成を採る乳母車用日除け装具11は、図6のように乳母車Aに取り付けることができる。乳母車Aへの具体的な取り付け手順は、まず、例えば図20に示したような乳母車Aに予め取り付けられた幌体Cなどの上側に、乳母車用日除け装具11における本体シート部12を覆う。
そして、本体シート部12の後端側に有する上記2本の紐部材15をハンドルA1近傍の左右両側のフレーム軸A2に巻き付けた後、一対の面ファスナ16a,16bどうしを重合させて取り付ける。
続いて、耳部17の先端側に有する上記紐部材21についても、適度に張力が作用するよう乳母車Aの下側に耳部17を伸張させた状態で該紐部材21をフレーム軸A5に取り付ける。
そして、乳母車Aに取り付けた状態で、前側に有する芯材13を適宜、反り返らせて紫外線などを遮る度合いを調節すればよい。
また、耳部17に着目すると、このように芯材13を下ろした状態のときは、図7に示したように耳部17の基部18における幅方向の中央部と先端側との間が特に伸張した状態となる。
このように、耳部17が積極的に伸張することで、本体シート部12は、該幌体Cに密着し、安定するとともに見栄えよく乳母車Aに取り付けることができる。
さらに、上述したように乳母車用日除け装具11を乳母車Aに対して取り付ければ、乳母車Aの上方、及び前方には、紫外線非通過性を有する本体シート部12が存在し、乳母車Aの左右両側においても紫外線非通過性を有する耳部17が存在する。
このため、乳母車Aの前方から差し込む日差しや紫外線を本体シート部12、及び、耳部17により、さらに吸収、或いは、遮断することができる。
また、乳母車Aの背面について着目すると、図8に示したように、幌体Cと背凭れ部A3との間の隙間も、本体シート部12によって閉塞することができる。しかも、本体シート部12の後側が背凭れ部A3の上部を覆った状態で後端側に有するゴム紐14が背凭れ部A3に密着する。これにより、本体シート部12の後端側が弛んだり、風などで捲りあがったりすることもない。
続いて、例えば、保護者が世話をする場合などにおいて、乳母車Aの前方を開放する手順について説明する。
まず、図9に示したように乳母車Aの前方を開放したい分だけ芯材13の前部を上側に反り返らせる。芯材13をこのような形態とした場合は、図10に示したように耳部17における基部18の幅方向の両側が積極的に伸張する。このため、乳母車用日除け装具11がこの形態の場合であっても、本体シート部12が幌体Cに密着した状態に保つことができる。
すなわち、反り返った芯材13の復元力が作用しても、幌体C上に有する本体シート部12が前方に摺動することなく芯材13が反り返った状態を保つことができる。
以上により、乳母車用日除け装具11をいちいち乳母車Aから取り外さなくても、上述したように、適宜、乳母車Aの前方を開放したり、開放する度合いを調節するだけで、乳児の世話をしたり様子を伺うことなどができる。
次に、他の実施形態に係る乳母車用日除け装具31として、図11に示したように、耳部32(32a,32b)は、メッシュ地で構成することができる。なお、本実施形態における耳部32は、1枚の生地で形成し、上述のように袋状には形成していない。
上述のように上記耳部32を形成すれば、図12のように本体シート部12を下げている状態であっても、乳母車用日除け装具31の通気性が向上するため、乳母車Aに乗車している乳児の快適性を確保することができる。しかも、本体シート部12により、乳母車Aの上方、或いは前方から入射してくる紫外線や日光は、本体シート部12が遮断、或いは、吸収するため、乳児を紫外線などから保護することができる。
次に、乳母車Aの前方が開放するよう芯材12の前方側を反り返り状態に保持するための繋止部材について説明する。
本実施形態における繋止部材の構成は、以下のとおりである。まず図13(a)に示したように、上記本体シート部12の表面における後端部には、ベルト状のゴム紐35と、折り畳んだ該ゴム紐35を収納可能な大きさを有する収納用片部材36とを縫着している。
上記ゴム紐35には、その先端側に一方の面ファスナ37aを縫着している。上記収納用片部材36には、該収納用片部材36を2つ折りにしたとき、互いに係止可能な部位に一対のスナップ38を幅方向の両端に固着している。
さらに、図13(c)に示したように、本体シート部の裏面における前方側には、上記一方の面ファスナ37aと係合する他方の面ファスナ37bを縫着している。
上記構成を採る乳母車用日除け装具71は、芯材13を上方に反り返した状態において、ゴム紐35を前方側に配し、上記一方の面ファスナ37aと他方の面ファスナ37bとを係合させることができる。
これにより、上記ゴム紐35によって、図14に示したように乳母車用日除け装具71の前方側と後方側とを繋止することができ、乳母車Aの前方が開放された状態に保持することができる。
一方、本体シート部12の前側を下げ降ろした場合、ゴム紐35は不要となるので、図13(b)のように、該ゴム紐35を折り畳んで収納用片部材36の近傍に配し、スナップ38により係止することで収納用片部材36に収納することができる。
さらに、他の繋止部材に係る実施形態として、乳母車用日除け装具41には、繋止用紐部材42を具備してもよい。上記繋止用紐部材42は、一方の端部側において2つに分岐して略Y字形に形成している。そして、それぞれの端部にフック43a,43bが取り付けられ、合計3つのフック43a,43bを備えている。
上記構成を採る繋止用紐部材42は、図1に示したように当該繋止用紐部材42の分岐している側の2つのフック43aを乳母車Aの左右両側のフレーム軸A2に係合し、分岐していない側のフック43bを本体シート部12の前端側へ係合する。
これにより、芯材13が反り返らせた状態のままであっても該芯材13が下がってくることがない。例えば、歩行中に乳母車Aが振動しても、芯材13がずれ下がることがないため、いちいち取り外すことなく、取り付けた状態のままでも、安心して歩行できる。
さらに、上記芯材13の前側を反り返り状態に保持する他の実施形態として、図16のように構成してもよい。
すなわち、本実施形態に係る乳母車用日除け装具81には、乳母車Aのフレーム軸A2に取り付け可能なゴム紐45aの一端側にフック45bを取り付けた係合部材45を具備している。
上記本体シート48部には、上記係合部材45が芯材13に係合可能なスリット47を形成している。
上記構成の場合、上記2つの係合部材45をそれぞれ、乳母車Aの左右両側において取り付けるとともに、芯材13に係合させることで、該芯材13を積極的に下側にたわみ変形させることができる。この状態を維持することで、本体シート部48が幌体Cにより密着させて、芯材13を反り返った状態を保持することができる。
次に、他の実施形態に係る乳母車用日除け装具51として、図17に示したように、本体シート部12に支持用芯材12を具備してもよい。具体的には、たわみ変形可能な支持用芯材52を、乳母車用日除け装具51の表面における前後方向の略中間部において、左右方向にかけて湾曲させて配している。
上記構成を採る乳母車用日除け装具51を乳母車Aに対して装着したとき、支持用芯材52は、弓状へとたわみ変形する。そして、該支持用芯材52は、上記本体シート部12を支持することができる。
すなわち、乳母車Aに幌体Cが取り付けられていなくても、乳母車用日除け装具51であれば乳母車Aに対して、見栄えよく取り付けることができる。支持用芯材52は、芯材13を上側に反り返した形状とした場合においても、芯材13の反り返り状態が保たれるよう収縮した状態の本体シート部12が前方へ摺動しないよう支持することができる。
また、乳母車用日除け装具51は、本体シート部12、及び耳部17に対して上記支持用芯材52を着脱可能に形成している。このため、不使用時には、乳母車用日除け装具51を乳母車Aから取り外した後、横架させている支持用芯材52を抜き取れば、これらを互いに分離できる。
上記支持用芯材52を抜き取った乳母車用日除け装具51は、上述したように畳んで耳部17に収容し、支持用芯材52については、たわみ変形させて、該耳部17内に一緒に収容すればよい。
なお、上記支持用芯材52は、一本に限定せず、2本以上具備してもよい。また、必要であれば、縦方向に配してもよい。
さらに、他の実施形態に係る乳母車用日除け装具61として、乳母車用日除け装具61は、乳母車Aに対して図18に示した取り付け形態となるよう形成することができる。
すなわち、図18に示したように、上記耳部62(62a,62b)は、乳母車Aの背面側を包囲可能な、大きさ、及び、形状に形成している。そして、左右両側の上記耳部62における先端部沿いには、一対のスライドファスナ64を縫着している。
さらに、本体シート部63の後端側には、上記ゴム紐14は形成せず、後方側フラップ65を形成し、該後方側フラップ65と上記耳部62とが重合する部位には、それぞれ一対のスナップ66を固着している。
上記構成を採れる乳母車用日除け装具61の乳母車Aへの取り付けは、乳母車Aの背面側を左右両側から上記耳部62で包囲し、互いに対向する耳部62の端部どうしをスライドファスナ64で係合する。さらに、本体シート部63の後方側フラップ65により耳部62の上部を被覆し、耳部62と後方側フラップ65とが重合する部位をスナップ66で係止すれば、取り付けることができる。
このように取り付ければ、上記紐部材15,21などを用いて耳部62をフレーム軸A2,A5に直接、取り付ける必要がなく、しかも、乳母車Aの背面側へ耳部62を取りまわすことで、該耳部62を積極的に伸張させることができる。
よって、乳母車用日除け装具61を、より強固に乳母車Aへ取り付けることができる。
また、後方側フラップ65を設けることで、上記ゴム紐14を設けた場合と同様、本体シート部63と背凭れ部A3との間に隙間が生じることもない。
次に、他の実施形態に係る乳母車用日除け装具について説明する。
乳母車用日除け装具は、畳んで上述したように耳部17内に収納できる(図5参照)。しかし、実際には、本体シート部12が展開する上で必要となる芯材の弾性力、耳部17や乳母車A自体の大きさなどの要因により、芯材13をたわみ変形させて耳部17内に収容することが困難となる場合がある。この場合において、本実施形態に係る乳母車用日除け装具91は有効となる。
すなわち、芯材55は、長さ方向における所定部位において分割された長さを有する連結用芯材56を連結して構成するとよい。
具体的には、図19(a)に示したように、上記連結用芯材56も、弾性体で形成し、連結される端部側には、連結部57を形成している。
なお、図19は、図6中の本体シート部58前側における領域Xの部位に相当する部位である。
上記連結用芯材56の一方の連結部57には、突起部57aを形成し、該連結用芯材56と連結される他方の連結用芯材56における連結部57には、上記突起部57aに差し込み可能な差し込み穴部57bを形成している。
なお、上記突起部57aは、単に芯材55をたわみ変形させた程度では抜けず、積極的に差し込み穴部57bから抜こうとしなければ抜けないような嵌め合い公差、及び差し込み長さで形成している。
上記構成を採る芯材55は、本体シート部12の縁部に通された状態で一体に縫着されているが、芯材55を通したとき、連結部57に相当する部位には、該連結部57が外部に露出するよう本体シート部12の生地が存在しない形態としている。
なお、本実施形態における芯材55は、2分割が可能に2つの連結用芯材56を連結して形成している。
乳母車に対して乳母車用日除け装具91の装着時には、上記芯材55は、上述した分割不可能な芯材13と同様にたわみ変形させて用いることができる。すなわち、上記芯材55は、たわみ変形させても、図19(a)に示したように連結部57を、連結用芯材56が連結した状態に維持できる。
また、乳母車用日除け装具91を収納する場合は、本体シート部12の生地から上記露出した連結部57を図19(b)のように分離させてから連結用芯材56ごとにたわみ変形させながら畳み、耳部17内に容易に、且つ、コンパクトに収納できる。
上記連結部57は、上記形態に限定せず、例えば、螺合により連結する形態であってもよい。或いはゴム管などのアダプタを介して連結する形態であってもよい。
さらに、支持用芯材52も連結可能に分割して形成してもよい。
上述の実施形態と、この発明の構成との対応において、この実施形態の紐部材15、及び一対の面ファスナ16、又は、耳部17,32,62、紐部材15、及び、一対の面ファスナ22は、この発明の固定手段に対応し、以下同様に、
紐部材15、及び、一対の面ファスナ22は、耳部側固定手段に対応し、
ゴム紐14は、付勢部材に対応し、
繋止部材、又は、係合部材45は、変形保持手段に対応するも、この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
表側から視た乳母車用日除け装具を示す平面図。 裏側から視た乳母車用日除け装具を示す平面図。 乳母車用日除け装具の紐部材、及び面ファスナを示す外観図。 乳母車用日除け装具の袋状の耳部を示す外観図。 乳母車用日除け装具を収納した状態を示す外観図。 乳母車用日除け装具を装着した状態の乳母車の外観図。 乳母車用日除け装具を装着した状態の乳母車の右側面図。 乳母車用日除け装具を装着した状態の乳母車の背面図。 乳母車用日除け装具を装着した状態の乳母車の外観図。 乳母車用日除け装具を装着した状態の乳母車の右側面図。 他の乳母車用日除け装具を示す平面図。 他の乳母車用日除け装具を装着した状態の乳母車の外観図。 他の乳母車用日除け装具の要部を示す説明図。 繋止用紐部材を取り付けた状態を示す説明図。 他の繋止用紐部材を取り付けた状態を示す説明図。 他の乳母車用日除け装具を示す側面図。 他の乳母車用日除け装具を示す平面図。 他の乳母車用日除け装具を装着した状態の乳母車の平面図。 図6における領域Xに相当する部位の拡大図。 幌体が装着された乳母車を示す外観図。
符号の説明
11,31,41,51,61,71,81,91…乳母車用日除け装具
12,63,58…本体シート部
13,55…芯材
14…ゴム紐
15…紐部材
16…面ファスナ
18…基部
17,32,62…耳部
21…紐部材
22…面ファスナ
23…開口部
24…物品収納用袋体
42…繋止用紐状体部材
52…支持用芯材
43a,43b…フック
A…乳母車

Claims (10)

  1. 乳母車へ装着して用いられる乳母車用日除け装具であって、
    紫外線非透過性と伸縮性を有する本体シート部を設け、該本体シート部を上記乳母車の上方を覆う大きさに形成し、
    上記本体シート部の外周部に、たわみ変形可能な棒状の芯材を、上記本体シート部を展開すべく、たわみ変形させて取り付け、
    上記本体シート部に、上記乳母車に対する固定を行う固定手段を設けた
    乳母車用日除け装具。
  2. 記芯材を、前記本体シート部における左右両端部から前側にかけて円弧を描くように取り付け、
    上記芯材が存在しない前記本体シート部の後端部に、前記芯材の左右両端部同士が互いに近接する方向に付勢する伸縮可能な付勢部材を設けた
    請求項1に記載の乳母車用日除け装具。
  3. 前記本体シート部の左右両側における前記芯材よりも外側の部位に、耳部を設け
    前記固定手段を、上記耳部と、該耳部の先端部に設けた耳部側固定手段とで構成した
    請求項1、又は、請求項2に記載の乳母車用日除け装具。
  4. 前記耳部を、伸縮性を有して形成し、
    上記耳部の基部を、前記芯材の端部位置から前方側へかけて所定の幅を有して形成し
    求項3に記載の乳母車用日除け装具。
  5. 前記耳部を、基部側に開口部を有する袋状に形成した
    請求項4に記載の乳母車用日除け装具。
  6. 前記耳部の内部に物品収納用の袋体を設けた
    請求項5に記載の乳母車用日除け装具。
  7. 前記耳部を、通気性を有するメッシュ地で構成した
    請求項から請求項6のいずれか一項に記載の乳母車用日除け装具。
  8. 当該乳母車用日除け装具を前記乳母車に対して装着したとき、上記本体シート部の前側を、上記乳母車の前側が開放される所望の反り返り状態に保持する変形保持手段を具備した
    請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の乳母車用日除け装具。
  9. 前記変形保持手段を、長さ方向の一方の端部を前記本体シート部の前端部に取り付け、他方の端部を上記本体シート部の後端部、又は、その近傍に取り付けて、これら両側部どうしを繋止する繋止部材で形成した
    請求項8に記載の乳母車用日除け装具。
  10. 前記本体シート部に、当該乳母車用日除け装具を前記乳母車に対して装着したとき、弓状へとたわみ変形して上記本体シート部を支持する棒状の支持用芯材を、上記本体シート部における前記芯材に対して内側を横切るように取り付けた
    請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の乳母車用日除け装具。
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