JP6937515B2 - 子供座席用カウリング - Google Patents
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Description
特許文献1では、自転車の前部(ハンドル上又はハンドル前方)に取り付けた子供座席に使用するレインカバーと、自転車の後部(後部荷台上)に取り付けた子供座席に使用するレインカバーとが各別に開示されている。
特許文献1には芯材を形成している素材について言及されていないが、弾性が必要であると説明されていることから、おそらくはバネ鋼製線材やピアノ線、ステンレス線などの金属製線材(針金)であると推察され、従って線材の断面形状は小さな円形であると推察される。
また自転車後部の子供座席に対してこのレインカバーを取り付けるには、カバー下部に設けた前部固定具を子供座席のハンドルへ結合させ、またカバー後部に設けた後部固定具を子供座席の背もたれ部裏面へ回して連結するようにしている。
例えば、透明シート等のカバー材料による荷重負担だけでも、芯材のリング形は簡単に弾性変形してしまうことがあり、子供座席の真上に配置される天井部分では雨水等が溜まって垂れ下がりやすく、また子供座席の正面に配置される正面窓部分では自転車走行中などの空気抵抗を受けて起立に向かうような変形を生じやすいということもあった。そのため、それらによってレインカバー内の子供(子供座席に座る子供)には狭隘感や圧迫感を与えるおそれがあった。
態になる(特許文献1の図18)。
ところが、これら左右の側窓部分は、それぞれに芯材を有した構造とは言え、前記のように芯材がひ弱で且つ固定されていないために、自転車の走行時など、正面からの風で簡単に左右外方へ傾いて口開き状に広がってしまうという重大な問題があった。このようになると、もはや自転車の走行すらも困難になってしまう。
即ち、本発明に係る子供座席用カウリングは、両端部を有し、その一端の前部固定端が子供座席の前方左側に固定され、他端の後部固定端が前記子供座席の後部左側に固定されて、上膨らみのカーブ形に弾性変形可能となる素材によって形成された左芯材と、両端部を有し、その一端の前部固定端が前記子供座席の前方右側に固定され、他端の後部固定端が前記子供座席の後部右側に固定されて、上膨らみのカーブ形に弾性変形可能となる素材によって形成された右芯材と、少なくとも前記左芯材と前記右芯材との左右間に透明窓部を配置させた状態でこれら左右芯材の長手方向に沿って張り渡されるカバー体と、を有していることを特徴とする。
前記カバー体は、前記子供座席の前面部、天井部、背面部にわたるセンターカバー部と、前記センターカバー部の左側の外周部及び右側の外周部に接合状態で配置される左右一対のサイドカバー部と、を有しており、前記左サイドカバー部には外周部から右方へ張り出して前記左芯材を通す芯収納袋が設けられていると共に前記右サイドカバー部には外周部から左方へ張り出して前記右芯材を通す芯収納袋が設けられ、少なくとも前記左サイドカバー部と当該左サイドカバー部に設けられた前記芯収納袋との間には、当該芯収納袋の長手方向に沿って線ファスナー部が設けられているものとしてもよい。
また、本発明に係る子供座席用カウリングは、子供座席の前方左側に固定する前部固定端及び前記子供座席の後部左側に固定する後部固定端を有して上膨らみのカーブ形に弾性変形可能となる素材によって形成された左芯材と、前記子供座席の前方右側に固定する前部固定端及び前記子供座席の後部右側に固定する後部固定端を有して上膨らみのカーブ形に弾性変形可能となる素材によって形成された右芯材と、少なくとも前記左芯材と前記右芯材との左右間に透明窓部を配置させた状態でこれら左右芯材の長手方向に沿って張り渡されるカバー体と、を有し、前記子供座席の前方で自転車の後部荷台に対して取り付ける前端固定台と、前記自転車の前記後部荷台に装着する子供座席の背もたれ部裏面に設けられる後端固定部又は前記子供座席の背もたれ部裏面に対して取り付ける後端固定具と、を付属しており、前記前端固定台には、前記左芯材及び前記右芯材の各前部固定端を挿入して係止する左右一対の端部挿入孔が左右方向に離れて上向きに開口形成されていることを特徴とする。
図1乃至図15は、本発明に係る子供座席用カウリング1の実施形態を示している。本実施形態のカウリング1は、図1に示すように、自転車2の後部荷台3上(サドル4の後方)へ取り付ける子供座席5に対して装着するものを挙例する。
なお、例示した子供座席5(図10参照)は、幼児を着座させる(幼児の尻部を支持する)座部6と、この座部6の後部で立ち上がって幼児の背中を支える背もたれ部7と、背もたれ部7の上部で上下位置調節自在に設けられたヘッドレスト8と、座部6の前方で立ち上がる子供用ハンドル9と、座部6の下部で左右両側に振り分け配置された左右一対の脚載せ部10とを備えたものとしている。
本実施形態のカウリング1は、子供座席5と、この子供座席5に座る子供、更には子供座席5に子供を乗せたり降ろしたりするために子供座席5の上方等に必要とされる空間に対して、その全体を上方から包み込むことができるようにしたものを例示している。
まず、左芯材12及び右芯材13について説明する。
左芯材12及び右芯材13は、長手方向の曲げに対して弾性変形可能で、且つ変形させた後には弾性反発力により元の直線形状に形状回復可能となる素材によって形成されてい
る。このような素材を採用することで、上膨らみのカーブ形(図10参照)に弾性変形させることができ、また上膨らみのカーブ形にしたときには常に形状回復作用が維持されるようになるので、この形状回復作用により、可及的且つ自発的に上膨らみ形が保形されるようになっている。
これら左芯材12は前部固定端12a(図12参照)及び後部固定端12b(図15参照)を有したものであり、同じく右芯材13は前部固定端13a及び後部固定端13bを有したものであって、いずれも両端部を有したものであり、曲げなどの外力を加えない常態においては直線状を呈する。なお、リング形等の閉ループを形成することを除外するものではない。
本実施形態において、この前端固定台20には、左芯材12及び右芯材13の前部固定端12a,13aを挿入するための左右一対の端部挿入孔21が上向きに開口形成され、これら端部挿入孔21へ挿入された前部固定端12a,13aを抜け止めできる状態に係止したりこの係止を解除したりすることができる着脱ボタン22が設けられているものを例示する。
図示は省略するが、着脱ボタン22による係止と係止解除の構造について一例を示せば、前部固定端12a,13aに設けた孔や切欠、或いは突起等による被係合部(図例は前後方向に貫通する係合孔23とした)に対し、着脱ボタン22に設けた係合部が着脱ボタン22に対する押し操作の有無によって前後移動することに伴い、係止と離脱とに切り換えられるものとし、このうち係止状態をバネなどで自己保持できる機構(待機状態がこの自己保持状態になる)などを採用すればよい。
このような前端固定台20を自転車2の後部荷台3へ固定するには、抱きつきベルト25を用いた構造を採用するのが、構造の簡潔化や着脱の容易性、軽量化、低コスト化などが得られる点で好適である。
このような構造を採用すれば、自転車2の後部荷台3に広く採用されているワイヤタイプの柵構造に汎用性をもって取り付けることができるものである。また、後部荷台3に対する着脱が、いとも簡単に行える点で優れている。
り付け金具と取り付けネジを用いた構造などを採用することができる。また、後部荷台3に対して前端固定台20を一体的に設けておくこともできる。
一方、図15に示すように、左芯材12の後部固定端12b及び右芯材13の後部固定端13bは、子供座席5の後部に固定するためのものである。固定には、子供座席5における背もたれ部7の裏面(後面)に対して、別途、取り付けるようにする後端固定部30を用いる。
アジャストバー31は、上端部に左芯材12や右芯材13の後部固定端12b,13bを差し込む端部連結部35が設けられ、この端部連結部35より下方側には、やや径大になるようにリング状に突出する複数の係止鍔36が、上下方向に所定間隔をおいて設けられたものとなっている。
これに対し、バーホルダー32は、ゴムなどの弾性豊富材料により形成されており、アジャストバー31を挿通させるための上下貫通孔を有した抱き筒部40と、この抱き筒部40から横向きに突出して設けられたアンカー部41とを有している。
このような構造を採用すれば、子供座席5の背もたれ部7に取り付けたバーホルダー32に対し、抱き筒部40へ差し込むアジャストバー31の高さ位置を適位置の係止鍔36によって係止させることで、アジャストバー31と連結関係にした左芯材12や右芯材13の長さ調節ができるものとなる。
なお、後端固定部30のうち、バーホルダー32は、子供座席5の背もたれ部7裏面に対して、一体的に設けられる構造としてもよい。また、アジャストバー31とバーホルダー32との組み合わせとする他、アジャストバー31に高さ調節方向の長孔を形成させておき、この長孔に対し、子供座席5における背もたれ部7の裏面に直接的、又は間接的に螺合させる調節ボルトを差し込んで固定するという構造を採用することもできる。長孔は、アジャストバー31を省略して左右芯材12,13に直接設けることもできる。
図2及び図3に示すように、カバー体15は、センターカバー部45と、このセンターカバー部45の左側の外周部に接合する左サイドカバー部46と、センターカバー部45の右側の外周部に接合する右サイドカバー部47とを有している。
センターカバー部45と左サイドカバー部46との接合間に、前記した左芯材12が設けられており(図4及び図5を併せて参照)、同様に、センターカバー部45と右サイドカバー部47との接合間に、前記した右芯材13が設けられている。
センターカバー部45は、子供座席5に座る子供を基準として、当該子供の正面に配置
される前面部50と、この子供の頭上に配置される天井部51と、この子供の背後に配置される背面部52とを有して、これら前面部50、天井部51、背面部52にわたるように形成されている。前面部50、天井部51、背面部52はそれらの配置から見たおおよその概念とし、それらの境界には物理的な区別がない場合を含む。勿論、明確に区別できる構造としてもよい。
一方、左サイドカバー部46及び右サイドカバー部47は、センターカバー部45や左右の芯材12,13により保形される上膨らみのカーブ形を、側方から閉鎖できる大きさを有して形成されている。そのため、子供座席5に座る子供に対し、横から吹き込むような冷気や風雨から保護できるようになっている。
また、左サイドカバー部46には、子供座席5における座部6の前部近傍からヘッドレスト8の後端近傍にかけて凹カーブで切開可能にする開放ラインが設けられており、この開放ラインに沿って下側配置となる線ファスナー部57(図3参照)が設けられている。この線ファスナー部57には、その全長を上から覆うようにして庇カバー58が縫製などにより付設されている(図3では庇カバー58の下に隠れる下側配置の線ファスナー部57が理解し易いように庇カバー58を分離させた状態で描いてあるが実際に分離可能になっているわけではない)。
この芯収納袋55は、前記したように上側配置の線ファスナー部56を挟んで左サイドカバー部46が配置された関係にある。そのため、上側配置の線ファスナー部56を噛合解除することによって左サイドカバー部46の一部領域を左方へ折り開いたり、或いは下側配置の線ファスナー部57をも噛合解除することによって左サイドカバー部46を取り外したりした際にあっても、噛合解除によって半割状態となった上側配置の線ファスナー部56は、芯収納袋55(内部の左芯材12)によって上膨らみのカーブ形を保形されて
いることになる。
本実施形態では、右サイドカバー部47についても、左サイドカバー部46とほぼ同様な構造を備えたものとしてある。すなわち概説すれば、右サイドカバー部47はその外周部から左方へ張り出すようにして芯収納袋60が設けられ、これら右サイドカバー部47と芯収納袋60との間に上側配置となる線ファスナー部61が設けられている。
そして、下側配置となる線ファスナー部62に沿った配置となっている芯収納袋60は、右芯材13を通すためのもので、右芯材13の前部固定端13a及び後部固定端13bを抜け出させて露出状態にすることができるようになっている。
すなわち、一般的には子供座席5の左側に介助者が立って子供座席5に対する子供の乗せ降ろしをすることが多いが、道路事情や介助者の利き腕などの諸事情に応じて、子供座席5に対する子供の乗せ降ろしを、左右、いずれ側からも行える(そのときどきに応じて便利な方を選択できる)という利点に繋がっている。
なお、センターカバー部45の前面部50をはじめとして、天井部51や背面部52では、子供座席5に座る子供にとっての閉塞感や狭隘感、圧迫感等を払拭させ、またカウリング1の外部から中の子供を監督できるようにするために、左芯材12と右芯材13との左右間に透明窓部を形成させるのがよい。
これらセンターカバー部45、左サイドカバー部46、右サイドカバー部47を子供座席5に被せて結合させるには、面ファスナー(一般に「マジックテープ(登録商標)」等と呼称されているもの)やホックボタン(金具)、ボタン(ボタンホールに係合するもの)などの着脱操作具を採用してある。場合によっては、線ファスナーや紐による結合構造を採用することもできる。
なお、芯材12を帯ベルトとしてあることに伴い、芯収納袋55が左右方向に偏平な袋形状に形成されていることが、上部の雌部材67を支持するのに好都合となっていることを付言しておく。
これに対し、センターカバー部45では、左右のサイドカバー部46,47に設けられた各3箇所の雌部材67にそれぞれ対向するようになる計6箇所に、雌部材67と係着する雄部材68(又は雌部材)が設けられている。
まず、図3に示すように、左サイドカバー部46及び右サイドカバー部47には、子供座席5における脚載せ部10の下端を包み込むように(図1参照)、裾を径方向内方へ絞りあげる裾止め72を設けてある。この裾止め72は、左サイドカバー部46及び右サイドカバー部47の前部側から背面接合部48,49へ至るようにして、ゴム紐などの伸縮紐(非伸縮性の紐でもよい)を摺動自在に組み込み、背面接合部48,49から紐端を外部へ露出させたものである。
次の付加構造は、図7及び図8に示すように、センターカバー部45の天井部51から背面部52へわたる部位に、巻取紐74を設けたところにある。
そのため、センターカバー部45の前面部50を、恰もスダレのように下端側から上方へ向けて巻き上げるようにしたときに、天井部51から背面部52にかけた箇所で、丸めて収納することができる。
この換気装置77は、センターカバー部45の前面部50と天井部51との間付近に、天井部51が前面部50の上にオーバーハングするような切開部78を形成させたうえで、この切開部78の開口端へ折り畳み自在にした支柱79を設けたものである。支柱79は、例えば、面ファスナー等の係着具80を利用して起立状態を保持させるようにすればよい。
以上詳説したところから明らかなように、本発明に係る子供座席用カウリング1では、自転車2に取り付ける子供用座席装置をはじめベビーカーなどの子供座席5に対し、確実且つ簡単に装着ができ、それでいて高い保形性を有して風などの影響による変形に強く対抗できるものであり、これにより自転車2の運転やベビーカーの走行等に悪影響を及ぼしたり子供座席5に座る子供に狭隘感や圧迫感、風雨や寒さによる不快感等を与えたりすることもない。
宜変更可能である。
例えば、左芯材12及び右芯材13は、円形や正方形などの断面形状を有した素材で形成することも可能である。
左芯材12の後部固定端12b及び右芯材13の後部固定端13bは、自転車2の後部荷台3などに対して固定するようにしてもよい。
カバー体15は、少なくともセンターカバー部45を備えたものである。すなわち、左右のサイドカバー部46,47は省略することもできる。
2 自転車
3 後部荷台
4 サドル
5 子供座席
6 座部
7 背もたれ部
8 ヘッドレスト
9 子供用ハンドル
10 脚載せ部
12 左芯材
12a 前部固定端
12b 後部固定端
13 右芯材
13a 前部固定端
13b 後部固定端
15 カバー体
20 前端固定台
21 端部挿入孔
22 着脱ボタン
23 係合孔
25 ベルト
26 バックル部
27a 雄面
27b 雌面
30 後端固定部
31 アジャストバー
32 バーホルダー
35 端部連結部
36 係止鍔
37 係合孔
38 弾性爪
40 筒部
41 アンカー部
42 貫通孔
45 センターカバー部
46 左サイドカバー部
47 右サイドカバー部
48 背面接合部
49 背面接合部
50 前面部
51 天井部
52 背面部
55 芯収納袋
56 線ファスナー部
57 線ファスナー部
58 庇カバー
60 芯収納袋
61 線ファスナー部
62 線ファスナー部
63 庇カバー
65 縁カバー
66 ゴム紐
67 雌部材
68 雄部材
72 裾止め
74 巻取紐
74a 固定端
74b 自由端
75 ホックボタン
77 換気装置
78 切開部
79 支柱
80 係着具
82 メッシュシート
Claims (5)
- 両端部を有し、その一端の前部固定端が子供座席の前方左側に固定され、他端の後部固定端が前記子供座席の後部左側に固定されて、上膨らみのカーブ形に弾性変形可能となる素材によって形成された左芯材と、
両端部を有し、その一端の前部固定端が前記子供座席の前方右側に固定され、他端の後部固定端が前記子供座席の後部右側に固定されて、上膨らみのカーブ形に弾性変形可能となる素材によって形成された右芯材と、
少なくとも前記左芯材と前記右芯材との左右間に透明窓部を配置させた状態でこれら左右芯材の長手方向に沿って張り渡されるカバー体と、
を有していることを特徴とする子供座席用カウリング。 - 子供座席の前方左側に固定する前部固定端及び前記子供座席の後部左側に固定する後部固定端を有して上膨らみのカーブ形に弾性変形可能となる素材によって形成された左芯材と、
前記子供座席の前方右側に固定する前部固定端及び前記子供座席の後部右側に固定する後部固定端を有して上膨らみのカーブ形に弾性変形可能となる素材によって形成された右芯材と、
少なくとも前記左芯材と前記右芯材との左右間に透明窓部を配置させた状態でこれら左右芯材の長手方向に沿って張り渡されるカバー体と、を有し、
前記左芯材及び前記右芯材は、左右方向に長辺を設定した断面長方形の樹脂製帯ベルト素材により形成されていることを特徴とする子供座席用カウリング。 - 前記カバー体は、前記子供座席の前面部、天井部、背面部にわたるセンターカバー部と、
前記センターカバー部の左側の外周部及び右側の外周部に接合状態で配置される左右一対のサイドカバー部と、を有しており、
前記左サイドカバー部には外周部から右方へ張り出して前記左芯材を通す芯収納袋が設けられていると共に前記右サイドカバー部には外周部から左方へ張り出して前記右芯材を通す芯収納袋が設けられ、
少なくとも前記左サイドカバー部と当該左サイドカバー部に設けられた前記芯収納袋との間には、当該芯収納袋の長手方向に沿って線ファスナー部が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の子供座席用カウリング。 - 前記左右一対のサイドカバー部には、前記子供座席の下端を包み込むように裾を径方向内方へ絞りあげる裾止めが設けられていることを特徴とする請求項3に記載の子供座席用カウリング。
- 子供座席の前方左側に固定する前部固定端及び前記子供座席の後部左側に固定する後部固定端を有して上膨らみのカーブ形に弾性変形可能となる素材によって形成された左芯材と、
前記子供座席の前方右側に固定する前部固定端及び前記子供座席の後部右側に固定する後部固定端を有して上膨らみのカーブ形に弾性変形可能となる素材によって形成された右芯材と、
少なくとも前記左芯材と前記右芯材との左右間に透明窓部を配置させた状態でこれら左右芯材の長手方向に沿って張り渡されるカバー体と、を有し、
前記子供座席の前方で自転車の後部荷台に対して取り付ける前端固定台と、
前記自転車の前記後部荷台に装着する子供座席の背もたれ部裏面に設けられる後端固定部又は前記子供座席の背もたれ部裏面に対して取り付ける後端固定具と、を付属しており、
前記前端固定台には、前記左芯材及び前記右芯材の各前部固定端を挿入して係止する左右一対の端部挿入孔が左右方向に離れて上向きに開口形成されていることを特徴とする子供座席用カウリング。
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