JP3115561U - 乳幼児の抱っこ用又はおんぶ用覆い - Google Patents

乳幼児の抱っこ用又はおんぶ用覆い Download PDF

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Abstract

【課題】 抱っこ又はおんぶされた乳幼児に対し、夏期では日除け、虫除けできるようにする。
【解決手段】 下側部にポケット19a,19bを形成し且つ左右両側部の後側に素材折り返し部20により空間部16を形成した虫除け用覆いネット13を、日除け用フード14に組み付けて用いるようにする。日除け用フード14の両端側に固定した2本の吊り紐32に取り付けたホック体34a,34bと、虫除け用覆いネット13に取り付けたホック体21a,21bとを係合させる。又、日除け用フード14の両端部に取り付けた腰ベルト23を、虫除け用覆いネット13の左右両側部に設けたベルト通し孔24に通して外側へ出す。上記吊り紐32を大人の首にかけ、腰ベルト23を大人の腰に締め付けることにより、虫除け用覆いネット13と日除け用フード14を一体として装着できる。
【選択図】図1

Description

本考案は、乳幼児を抱っこ又はおんぶして外出するときに乳幼児を包み込むようにする抱っこ用又はおんぶ用の覆いに関するもので、詳しくは、素材を替えることにより虫除け、日除け用とすることができたり、防寒用とすることができるようにした乳幼児の抱っこ用又はおんぶ用覆いに関するものである。
乳幼児を抱っこ紐で抱っこしたり、あるいは、おんぶ紐でおんぶした状態で外出する際、特に、外気が冷たい冬期や肌寒さを感じる日等では、抱っこ又はおんぶしている乳幼児を、冷たい外気から守ることが必要であり、そのための対策はこれまで採られて来ており、種々のものが提案されている。一方、暑い時期で且つ蚊等の虫が出るような季節では、日中の強い日射しから乳幼児を守るようにしたり、虫に刺されないように守ってやることが望まれるが、これまでに、抱っこしたり、あるいはおんぶしている乳幼児に対し日除けや虫除けをするようにしたものとして特に工夫したものはない。
上記寒い時期に乳幼児を冷たい外気から守るようにしたものとしては、図7に一例を示すようにしたものが提案されている。
すなわち、キルティング等の保温性の高い生地、綿等吸水性の高い生地で形成した亀の甲本体1の下端側の裾部分1aを内側へ一様に折り返して袋状とし、且つ該亀の甲本体1の上端側に、同一素材の衿部2を備えると共に、左右の両端側に、ループ状にした吊り紐3を取り付けると共に、絞り込み用の紐4を左右対称的に取り出すようにしてある。更に、上記衿部2側の表面には、フード5を取外し可能に取り付けるようにするためのストロングホック6を取り付け、又、上記亀の甲本体1の左右両側部には、紐7を取り付けた構成としてある。これにより、乳幼児を抱っこ紐で抱いた状態で、抱っこ紐の前側部分に取り付けたくるみボタンに、吊り紐3を係止して、亀の甲本体1を乳幼児の背面側に掛けるようにする。次いで、絞り込み用の紐4を止め具8をずらすことにより絞り込むようにして亀の甲本体1を乳幼児の肩にかけるようにすると共に、裾部分1aに乳幼児の足を入れ、更に、ストロングホック6にフード5を取り付け、紐7を引張って乳幼児を抱く人の腰に巻き付けるようにすることにより、乳幼児を全体的に包み込むようにしたものが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
又、同様に、図8(イ)(ロ)に示す如く、乳幼児を抱っこする際に防寒を目的として、乳幼児の体を隙間なく包み込むようにするため、足ポケット9を折り曲げ形成したおくるみ10の左右両側の上端部を上方へ延ばし、該上方へ延ばした一方の延長部と他方の延長部を抱く人の首の後で係止具11にて止めるようにし、首から吊るすようにして乳幼児の体をおくるみ10で包み込むようにし、更に、外側に帽子12を取り付けてなるものも提案されている(たとえば、特許文献2参照)。
実用新案登録第3011639号公報 特開2002−119392号公報
ところが、特許文献1に記載のものは、亀の甲本体1の上端部を絞り込むためには、両側の絞り込み用の紐4に沿い止め具8をずらす動作をして絞り込むことが必要であり、手間がかかり面倒である。又、フード5は、亀の甲本体1の外側のストロングホック6に取り付けて、使用時には、外側からフード5を持ち上げて乳幼児の頭に被せるようにするものであり、亀の甲本体1の左右両側部とフード5との間には隙間が生じるおそれがある。
一方、特許文献2に記載のものも、おくるみ10の上端部の外側に、帽子12が取り付けられているもので、帽子12を使用するときに、帽子12とおくるみ10の上端部との間に隙間が生じるおそれがある。そのため、特許文献1に記載されている亀の甲本体1や、特許文献2に記載されているおくるみ10を、乳幼児を抱っこするときの虫除けに使用しようとしても、虫除けにはならず、したがって、蚊等が多い時期に使用することには適さないものである。
そこで、本考案は、乳幼児を抱っこしたり、おんぶしたときに夏期であれば、虫の侵入を防止できるようにして虫除けとして最適なものとすると共に、素材の変更で防寒用とすることもできる乳幼児の抱っこ用又はおんぶ用覆いを提供しようとするものである。
本考案は、上記課題を解決するために、抱っこ又はおんぶされている乳幼児の両足を入れるポケットを形成し且つ該ポケットの上方部に空間部を形成して周縁部を伸縮できるようにした覆い本体と、両端部から中央部分へ向けて幅広となるようにして両端部を、乳幼児を抱っこ又はおんぶする大人の腰に当てるようにし且つ両端側に吊り紐を備えて覆い本体と着脱可能に一体化できるようにしたフードとを備え、覆い本体とフードを上記大人の体に支持させるようにした構成とし、具体的には、覆い本体の左右両側部に、該左右両側部同士を留めることができるようにした係止具を取り付け、フードの両端側に各一端を固定して備えた吊り紐にそれぞれ係止具を取り付け、該吊り紐の係止具と上記覆い本体の係止具とを係止させ、且つ上記フードの両端部に取り付けた腰ベルトを、覆い本体の左右両側部を通して外側へ出すようにした構成とする。
又、上記構成において、フードの両端部に、後方へ湾曲させて突出させるようにした金属製の線材の両端部を取り付け、該線材を乳幼児と覆い本体との間に位置させるようにしたり、フードを折り畳みできるようにする。
更に、覆い本体を、やわらかくて細かい網目を有する素材からなる虫除け用覆いネットとし、フードを、通気性を有する素材からなる日除け用フードとした構成とする。
本考案の乳幼児の抱っこ用又はおんぶ用覆いによれば、次の如き優れた効果を奏し得る。
(1)抱っこ又はおんぶされている乳幼児の両足を入れるポケットを形成し且つ該ポケットの上方部に空間部を形成して周縁部を伸縮できるようにした覆い本体と、両端部から中央部分へ向けて幅広となるようにして両端部を、乳幼児を抱っこ又はおんぶする大人の腰に当てるようにし且つ両端側に吊り紐を備えて覆い本体と着脱可能に一体化できるようにしたフードとを備え、覆い本体とフードを上記大人の体に支持させるようにした構成としてあるので、覆い本体とフードを一体にしたもので乳幼児を包み込むことができ、しかも、覆い本体は、周縁部を伸縮できるようにしてあることから、収縮力により覆い本体を丸くすることができて、乳幼児と大人との間に覆い本体の下端側の周辺部が入り込むようになり、乳幼児を包み込むことができる。又、フードは両端部が大人の腰に当てることから、安定させることができる。
(2)覆い本体の左右両側部に、該左右両側部同士を留めることができるようにした係止具を取り付け、フードの両端側に各一端を固定して備えた吊り紐にそれぞれ係止具を取り付け、該吊り紐の係止具と上記覆い本体の係止具とを係止させ、且つ上記フードの両端部に取り付けた腰ベルトを、覆い本体の左右両側部を通して外側へ出すようにした構成とすることにより、フードと覆い本体を一体として大人に支持させることができて、覆い本体の上端側の左右両側部は大人の肩の方へ引き寄せることができると共に、覆い本体の下側の左右両側部は腰ベルトで押えることができ、乳幼児を全面にわたり覆うことができる。
(3)フードの両端部に、後方へ湾曲させて突出させるようにした金属製の線材の両端部を取り付け、該線材を乳幼児と覆い本体との間に位置させるようにした構成とすることにより、線材を乳幼児の外側に位置させて、覆い本体と乳幼児との間に所要の隙間を形成させることができる。
(4)フードを折り畳みできるようにすることにより、使用中にフード部を開放することができ、又、不使用時は折り畳んでコンパクトにすることができて、持ち運びを容易に行うことができると共に、収納に広いスペースを必要としなくてすむ。
(5)覆い本体を、やわらかくて細かい網目を有する素材からなる虫除け用覆いネットとし、フードを、通気性を有する素材からなる日除け用フードとした構成とすることにより、蚊等の虫が多い暑い時期に、乳幼児を暑さから守ることができると共に、虫の侵入も防止して虫に刺されることなく守ることができる。
以下、図面に基づき本考案を実施するための最良の形態を説明する。
図1乃至図6は本考案の実施の一形態として虫除け、日除け用の覆いとしたものを示すもので、覆い本体としての虫除け用覆いネット13とフードとしての日除け用フード14とからなる構成として、日除け用フード14に虫除け用覆いネット13を沿わせて着脱可能に組み付け、抱っこされた乳幼児又はおんぶされた乳幼児を、虫除け用覆いネット13と日除け用フード14とで包み込むことができるようにする。
以下、詳述する。
上記虫除け用覆いネット13は、通気性を有し且つ蚊等が入り込まないような細かい網目に織ってある蚊帳あるいはカーテン生地製のやわらかい素材により、左右両側部と下端部を後側から内側へ折り曲げるようにして、空間部を形成するようにすると共に、下側の空間部の中央付近を引き上げて左右に足ポケット9を形成させるようにする。すなわち、上記素材を、抱っこ又はおんぶされている乳幼児を余裕をもって包み込めるような長さ及び幅を有するように矩形状(たとえば、長さ130cm×幅100cm)に裁断し、長辺となる左右方向に延びる上端辺と下端辺のうち、上端辺の辺縁部を、シャーリングテープ15を僅かに引張った状態で縫い付けることにより或る程度の収縮力を持たせるようにし、一方、短辺側となる左右両端部の上下方向に延びる左右の辺縁部と下端辺縁部に、シャーリングテープ15を強く引張った状態で一連に縫い付けて、三辺が大きい収縮力を有するようにし、全体を左右両側部及び下側部が後側へ折り曲げられてから更に内側に折り返されて後側の中央部が上方へ開放した形状として、周辺部の左右と下部に空間部16と17が形成された袋形状となるようにする。更に、下側部の空間部17は、中央部付近の素材を引き上げて素材の表部分に糸18で縫い合わせることにより固定して左右に分割し、左右のポケット19a,19bを形成させるようにする。又、左右のポケット19a,19bは、素材折り返し部20に、シャーリングテープ15を引張りながら縫い付けて、ポケット19a,19bがシャーリングテープ15の部分で伸縮できるようにする。
更に、上記虫除け用覆いネット13には、左右両側部の素材折り返し部20の上端側位置に、係止具としてのホックを構成する雄側又は雌側ホック体21aと雌側又は雄側ホック体21bを、素材折り返し部20の内側へ向くように取り付けると共に、中央部分の上端位置の裏面側に、日除け用フード14に取り付ける面ファスナに係止させるために面ファスナ22を取り付け、又、左右両側部の素材折り返し部20の所要個所に、日除け用フード14に取り付けられる後述する腰ベルト23を通すためのベルト通し孔24を左右対称的に設けた構成としてある。
一方、上記日除け用フード14は、図1及び図3乃至図5に示す如く、可撓性を有する金属製又は樹脂製の帯状部材25aを半円状に折り曲げて形成したフレーム25と、上記帯状部材25aよりも長い同一材質の帯状部材26aを、上記フレーム25と同一幅で円弧形状に折り曲げて形成した大きいフレーム26と、たとえば、通気性を有するシースルー素材を両端部から中央部分へ向けて幅広となるように裁断すると共に、UVカットを施こして、幅方向の端縁部を上記フレーム25と26に取り付けるようにしたフード体27とからなり、該フード体27の幅方向の端縁部をフレーム25と26にそれぞれ取り付けると共に、上記一方のフレーム25の両端部と他方のフレーム26の両端部を重ね合わせて連結ピン28にて連結した構成としてあり、フレーム25と26が相対的に連結ピン28を中心に回動することにより、フード体27が展張されたり、折り畳まれたりできるようにしてある。更に、上記日除け用フード14には、上記連結ピン28を利用して、球状押付部材29を対向するよう内向きに左右対称的に取り付け、且つ上記左右の連結ピン28の近傍位置には、乳幼児の体の外側に位置させるように乳幼児の体に合わせて湾曲させた金属製の線材(針金)30の両端を取り付けると共に、前記した腰ベルト23の端がそれぞれ取り付けてある。該腰ベルト23は、左右のいずれか一方又は双方を長さ調節可能なものとして、端部にバックル31を有し、乳幼児を抱いたり、おんぶする人(以下、大人という)の腰に巻くことができるようにしてある。
又、上記日除け用フード14におけるフレーム25の内側には、図1、図4に示す如く、左右両側部に1本ずつの吊り紐32の一端を取り付け、該両吊り紐32の各他端側を、長さ調節可能な結び具33で結ぶようにしてループ状にし、上記球状押付部材29を該大人の腰骨の上に当接させて固定した状態で吊り紐32を、乳幼児を抱いている大人の首にかけて長さを調節することにより、日除け用フード14を吊り下げ支持できるようにする。上記各吊り紐32のうち、一方の吊り紐32には、たとえば、フレーム25に固定した一端側の位置に、前記した虫除け用覆いネット13に取り付けた雄側又は雌側ホック体21aに対応する雌側又は雄側ホック体34aを取り付けると共に、他方の吊り紐32には、一方の吊り紐32へのホック体34aの取付位置と同じような位置に、虫除け用覆いネット13に取り付けられた雌側又は雄側ホック体21bに対応する雄側又は雌側ホック体34bを取り付け、上記各ホック体34aと34bを、虫除け用覆いネット13のホック体21aと21bに係止させて留めることにより、吊り紐32を介して虫除け用覆いネット13が大人の肩の方向へ引き寄せられるようにしてある。
35はシースルー素材製のフード体27の外表面に前後方向へ延びるように取り付けた面ファスナで、虫除け用覆いネット13に取り付けた面ファスナ22を任意の位置で係止させることができるようにしてある。36は日除け用フード14を展張した状態に保持したり、二つ折り状態に折り畳むことができるようにするロック用治具で、該治具36を直線状に伸ばすことにより、日除け用フード14を展張した状態に保持でき、又、該治具36を中央部分でくの字状に折ることにより、日除け用フード14を折り畳むことができるようにしてある。
上記のような構成としてあるので、乳幼児に対して直射日光が当らないようにすると共に、虫の侵入を防ぐようにする場合は、本考案の覆いを、虫除け用覆いネット13が日除け用フード14と一体になった状態で使用するようにする。この場合は、先ず、上記日除け用フード14を、ロック用治具36を真直ぐに伸ばしてフレーム25と26間のフード体27を張った状態にセットした後、虫除け用覆いネット13を日除け用フード14の後側から掛けて、該虫除け用覆いネット13の中央部上端位置の面ファスナ22を、フード体27の表面の面ファスナ35の任意の位置に係止させるようにする。
次いで、虫除け用覆いネット13の左右両側部を、日除け用フード14のフレーム25部に沿わせて、図1に示す如く、素材折り返し部20の上部で日除け用フード14を包み込むようにする。
次に、日除け用フード14の内側に一端部が縫い付けられて固定されている吊り紐32の途中位置のホック体34aと34bを、虫除け用覆いネット13の左右両側部に取り付けてあるホック体21aと21bにそれぞれ係止させて、吊り紐32と虫除け用覆いネット13とを留めるようにする。
又、上記作業と並行して、あるいは、上記作業の後、日除け用フード14の両端部に取り付けた腰ベルト23を、虫除け用覆いネット13に設けたベルト通し孔24に通して、該虫除け用覆いネット13の素材折り返し部20の後側へ取り出しておくようにする。
上記のようにして本考案の覆いが、虫除け用覆いネット13が日除け用フード14に組み付けられたものとなる。本考案の覆いを、乳幼児を抱いた人が使用するときは、抱っこ紐で大人に抱っこされている乳幼児の両足を虫除け用覆いネット13のポケット19a,19bに入れると共に、乳幼児の両手を左右両側部の素材折り返し部20の内側の空間部16に入れるように装着させるようにする。
日除け用フード14を所定の高さに位置させると、両端部の球状押付部材29を大人の腰骨の上に押し当てるようにしてからループ状の吊り紐32を首にかけて長さを調節することにより、日除け用フード14を安定した状態で固定させることができる。しかる後、腰ベルト23を大人の腰に回わして、腰の後ろでバックル31を装着し、必要に応じて腰ベルト23の長さを調節して、腰に締め付けるようにする。これにより、虫除け用覆いネット13を大人の体に引き寄せるようにすることができ、虫除け用覆いネット13の左右両側部の素材折り返し部20と下側部のポケット19a,19bの部分を、乳幼児の体と大人の体との間に挟み込むようにすることができて、乳幼児を完全に包み込むことができる。この際、日除け用フード14に後方へ湾曲するように折り曲げて取り付けた針金30が、抱っこされた乳幼児の背中の外側に配置されるようにしてあるので、虫除け用覆いネット13は、該針金30よりも外側に位置することになり、乳幼児と虫除け用覆いネット13との間には所要の隙間を形成して保持することができ、通気性を有する素材の虫除け用覆いネット13を通して通気することから、乳幼児を快適な状態に置くことができる。
又、この際、日除け用フード14は虫除け用覆いネット13と大人との間の上方部分を塞ぐことができて日除けの機能を十分に果すことができることになる。
このように本考案の覆いを装着した状態において、虫除け用覆いネット13に形成してある左右のポケット19a,19bにハーブを使ったポプリ等を入れておくようにすれば、防虫効果をより高めることができる。
本考案の覆いにおける虫除け用覆いネット13は、乳幼児の体格の大きさに応じて、あるいは、乳幼児の成長に合わせて大きさを調整することができる。乳幼児が小さいときは、虫除け用覆いネット13の上端部に取り付けてある面ファスナ22を、日除け用フード14のフード体の外表面に前後方向に長くして取り付けてある面ファスナ35の前端側に係止させるようにして、虫除け用覆いネット13を引き上げ、日除け用フード14の後側のフレーム25と虫除け用覆いネット13の左右のポケット19a,19bとの間の長さを短かくするようにする。一方、乳幼児が成長して来て背が高くなったときは、日除け用フード14の面ファスナ35と虫除け用覆いネット13の面ファスナ22との係止位置を、上記面ファスナ35の後端側へ移動させるようにする。これにより、虫除け用覆いネット13が日除け用フード14から垂れ下がる長さを長く調整することができる。したがって、虫除け用覆いネット13の長さを、日除け用フード14側の面ファスナ35の長さ分調整することができ、1つの虫除け用覆いネット13を長期にわたって使用することができる。
又、日除け用フード14は、両端側のロック用治具36を中央部分より折り曲げることにより、二つ折り状に折り畳むことが可能であり、使用中に折り畳むようにすれば、虫除け用覆いネット13の上方部分を開放させることが容易にできて、乳幼児の顔を直接見るようにすることができる。又、不使用時に、日除け用フード14を折り畳むようにすると、該日除け用フード14をコンパクトにすることができて、虫除け用覆いネット13とともにコンパクトに折り畳んで小さい袋にも容易に収納することができ、持ち運びを容易に行うことができるようになる。
なお、本考案は、上記した実施の形態のみに限定されるものではなく、たとえば、日除け用フード14と虫除け用覆いネット13とを一体に組み付けて用いる場合を説明したが、別体としてそれぞれ単品として使用することもできることは当然である。虫除け用覆いネット13を単品で使用するときは、虫除け用覆いネット13で乳幼児を包んだ後、該虫除け用覆いネット13の上端側を大人の体に巻きつけ、ホック体21aと21bを大人の体の後側で係止させるようにすれば、虫除けだけに使用することができる。
日除け用フード14の表面と虫除け用覆いネット13の裏面に面ファスナ35と22を取り付けた場合を示したが、面ファスナ35に代えて、複数のホックの如き留め具を取り付け、面ファスナ22に代えて、これに対応する留め具を取り付けて留めるようにしてもよい。
又、上記の実施の形態では、日除けと虫除け用として使用する場合を示したが、日除け用フード14として、フード体27にシースルー素材製のものを用いる場合において、防水性の布素材製としたものをシースルー素材製としたフード体に被せるようにして、雨除けとして使用するようにしてもよい。
更に、本考案の覆いは、抱っこされた乳幼児に対して用いる場合を示したが、おんぶされた乳幼児に対して使用するようにしてもよい。この際、自由端が結ばれていて大人の首にかけるようループ状にしてある吊り紐32の輪の中に大人の足を入れて、ズボンをはくように、その足に沿わせて吊り紐32を上方へ引き上げながら日除け用フード14と虫除け用覆いネット13を持ち上げるようにすれば、簡単に装着することができる。この場合は、おんぶされた乳幼児を虫除け用覆いネット13で後方から包み込み、且つ日よけ用フード14で上方を覆うようにした状態で、吊り紐32に大人の両腕をたすき掛けのように通し、吊り紐32を首の後で長さ調節することにより、抱っこした場合と同様に乳幼児を全身包み込むことができる。
又、以上の説明は、夏期に用いる場合について行ったが、フード体27や覆いネット13の素材を防寒用の素材に変えることにより、外気が冷たい冬期に用いるようにして乳幼児を外気から守るようにすることができることは勿論である。その他本考案の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更を加え得ることは勿論である。
本考案の覆いの実施の一形態を示す概略背面図である。 図1に示す覆いにおける虫除け用覆いネットの概要を示す正面図である。 図1に示す覆いにおける日除け用フードの概要を示す正面図である。 図3に示す日除け用フードの背面図である。 図3に示す日除け用フードの側面図で、(イ)は展開した状態を、(ロ)は折り畳んだ状態をそれぞれ示した図である。 図1に示す本考案の覆いの使用状態の一例を示す概略図である。 従来提案されている抱っこされた乳幼児を寒さから守るようにした一例を示す図である。 従来提案されている抱っこされている乳幼児を寒さから守るようにした他の例を示すもので(イ)は正面図、(ロ)は背面図である。
符号の説明
13 虫除け用覆いネット(覆い本体)
14 日除け用フード(フード)
16,17 空間部
21a,21b ホック体(係止具)
23 腰ベルト
27 フード体
30 線材
32 吊り紐
34a,34b ホック体(係止具)

Claims (5)

  1. 抱っこ又はおんぶされている乳幼児の両足を入れるポケットを形成し且つ該ポケットの上方部に空間部を形成して周縁部を伸縮できるようにした覆い本体と、両端部から中央部分へ向けて幅広となるようにして両端部を、乳幼児を抱っこ又はおんぶする大人の腰に当てるようにし且つ両端側に吊り紐を備えて覆い本体と着脱可能に一体化できるようにしたフードとを備え、覆い本体とフードを上記大人の体に支持させるようにしたことを特徴とする乳幼児の抱っこ用又はおんぶ用覆い。
  2. 覆い本体の左右両側部に、該左右両側部同士を留めることができるようにした係止具を取り付け、フードの両端側に各一端を固定して備えた吊り紐にそれぞれ係止具を取り付け、該吊り紐の係止具と上記覆い本体の係止具とを係止させ、且つ上記フードの両端部に取り付けた腰ベルトを、覆い本体の左右両側部を通して外側へ出すようにした請求項1記載の乳幼児の抱っこ用又はおんぶ用覆い。
  3. フードの両端部に、後方へ湾曲させて突出させるようにした金属製の線材の両端部を取り付け、該線材を乳幼児と覆い本体との間に位置させるようにした請求項1又は2記載の乳幼児の抱っこ用又はおんぶ用覆い。
  4. フードを展張状態に保持したり、該展張状態から前後方向に折り畳みできるようにした請求項1、2又は3記載の乳幼児の抱っこ用又はおんぶ用覆い。
  5. 覆い本体を、やわらかくて細かい網目を有する素材からなる虫除け用覆いネットとし、フードを、通気性を有する素材からなる日除け用フードとした請求項1、2、3又は4記載の乳幼児の抱っこ用又はおんぶ用覆い。
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