JP5770817B2 - 自転車用後部チャイルドシートカバー - Google Patents
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Description
このチャイルドシートのその他の構成部材としては、両側下方の足載せ部や座面前方の取手部が設けられている点を挙げることができるが、これらの構成要素は従前のチャイルドシートと同様であるが、その造作はよりデラックスなものとなっている。
そして、このチャイルドシートの全体を被覆できる雨除け用等のカバーとして、下記特許文献に記載の従来例を挙げることができる。
これらの課題の内、本発明においては、特にその幼児の居住性をより向上させることをその第一の目的としており、降雨時には、雨が浸入しないことは勿論のことであるが、雨が止んで未だ雨が降るかも知れないという蒸し蒸しした雨模様の状態のときに、よりカバー内部の温度上昇や蒸し暑さを抑制して居住性を向上させることをその課題とするものである。
両側面部の前面部側には、それぞれメッシュ生地からなる外気導入口が設けられ、背面部には排気口を設けているために、通気性が良好である。
同様に、排気口の上記構成、即ち上方生地と下方生地の重ね合わせ構造によって、排気口からも雨水が浸入する恐れが少ない。
更に、本発明においては、カバー前面部下方に第2外気導入口を設けているために、雨が止んで未だ雨模様の蒸し蒸しした状態のときに、母親等が外部からこのスライドファスナーからなる第2外気導入口を開放することにより、更に外気をカバー内部に導入させることができ、カバー内部の温度上昇を抑え、かつ蒸し暑さをも抑制して、カバー内の居住性を良好に維持することができることとなるのである。
即ち、第2外気導入口及び被覆部を前面部の左右全体に渡り設け、この被覆部の両端部を両側面部の前面部側の縫製部位に縫着し、第2外気導入口であるスライドファスナーに沿う下方縁部、及び被覆部内部に可撓性を有する芯材を配設し、これによって、スライドファスナーを開放した際に、前方から受ける風圧により第2外気導入口が良好に開放した状態を維持できるようにした。
これにより、雨模様の蒸し蒸しした状態のときに、カバー内部にさらに外気を導入させて、カバー内部の温度上昇を抑制し、蒸し暑さを防ぎ、カバー内部の居住性を向上させることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る自転車用後部チャイルドシートカバーの前方側から見た装着状態の説明図である。
図2は、上記実施形態に係るカバーを後方側から見た装着状態の説明図である。
これら2図に基づき以下説明を加える。
このチャイルドシートは、腰掛け部の後方から上方に長い背もたれ部Bを有し、この背もたれ部Bの上端部には上下摺動可能なヘッドレストHが設けられ、腰掛部の両側には足載せ部が設備され、また腰掛部の前方には取手部Tが設けられた大型のものである。
このカバー10は、その全体が底面開口の略ボックス形状を有しており、即ち、その前面部11と、両側の側面部12、12と、前面部11と反対側の背面部13と、これらの上端部に位置する頂面部14とから成り、底面部は開口した状態に形成されている。
このスライドファスナー15を開放して、カバー10を前記チャイルドシートに被覆することができ、また幼児をチャイルドシートに腰掛けさせる際にもこのスライドファスナー15を開放して行うのである。
両側面部12、12の前面部11の側には、それぞれメッシュ生地から成る外気導入口16が形成され、この外気導入口16の表面側には被覆部材17がそれぞれ配設されている。この被覆部材17は、カバー10を構成するポリエステル生地と同じ生地を用いている。
更に、図2に示したとおり、被覆部材17の周縁部の略中央部裏面には、係着部材17bを設けて、カバー10の対応する位置に設けた係着部材10bと相互に係着可能に形成している。これら係着部材17bと係着部材10bは、それぞれ面ファスナーを利用している。
雨が弱いときには、この引張り片17fを引っ張って、被覆部材17をカバー10から分離した状態として使用し、より外気を導入させることができ、雨が強いときには、この引張り片17fを利用してカバー10の係着部材10bに係着したままの状態で使用することができる。
本発明に係るカバー10の背面部13は、その上方の上方生地13uとその下方に配された下方生地13sとから構成されている。
そして、上方生地13uの下端縁部13kが、下方生地13sの上端縁部13jの位置よりも下方に且つその上面に位置するように配置している。
これにより、上方生地13uの下端部分と下方生地13sの上端部分が相互に重ね合わされるように重合され、上方生地13uの側が上に来るように構成した。
更に、これら重合部分の略中央部で、上方生地13uと下方生地13sを相互に縫着したのである。
これによって、上方生地13uと下方生地13sの重合部分で、ステッカー23の部位以外は、相互に縫着されないままとなっており、この縫着されないままの部分がカバー10内部のエアーを外部に排出する排気口13h、13hとなるのである。
これらの排気口13hによって、外気導入口16から導入された外気がカバー10内部から良好に外部に排出されるのである(図2中、矢印で示す。)。
この第2外気導入口20は、次の図3により詳説するが、カバー10の前面部11の透明部11tの下端部で、その左右横方向の略全体に設けている。
これらの紐部材20s、20sを設けた理由は、第2外気導入口20の表面側に被覆部27を設けているためである。
そして、この被覆部27の両端部は、前面部11と両側面部12の左右両側の縫着線と同じ部位で縫製されている。
従って、この被覆部27は、前方からの風圧によって完全に上方には捲くれ上がらないように形成している。
従って、前方からの風圧により被覆部27は、完全には上方に捲くれ上がることは無いものであり、即ち雨水が浸入する恐れは少なく、他方、雨が止んだ状態では、この第2外気導入口20であるスライドファスナーを開放することにより、前方からの風圧により良好にこの第2外気導入口20から外気が導入され、カバー10内部の温度上昇等を抑制することができるのである。
本発明に係る第2外気導入口20は、カバーの前面部11の透明部11tの下方左右横方向の全体に設けられている。
使用者は、これらの紐部材20sを相互に左右方向に引っ張ることにより、この第2外気導入口20を開閉させることができる。
この開放幅に応じて、外気の導入量を調整することができるのである。スライダー20r、20rを左右2個設けたのはそのためである。
従って、この被覆部27は、前方からの風圧により捲くれ上がることはなく、雨水が浸入する恐れもない。
この芯材配設部20kと被覆部27の構成により、雨が上がった後未だ雨模様で、カバーを取り外す状況ではないときに、この第2外気導入口20を必要な幅だけ開放することにより、前方からの風圧により、第2外気導入口20に外気が良好に流れ込むことができ、カバー内部の温度上昇を抑え、内部の蒸し暑さを抑制することが可能となるのである。
本発明に係るチャイルドシートカバーの形状、大きさ等は、必要に応じて種々設計変更可能であり、既存の後部チャイルドシートの形状や大きさに良好に適合するような形状、大きさに設計すればよい。
このスライドファスナーは、必ずしも、その境界部に沿ってその全体に設けなくとも実施可能であり、頂面部の少し下方から下端開口部にかけて設けてもよい。
外気導入口は、メッシュ生地を利用したが、外気が導入できる形態のものであれば、どのような生地を利用してもよい。
外気導入口の表面側の被覆部材に設けた引張り片は、これを設けずに実施することができる。被覆部材の周縁部を把持して係着部材を係着しかつ離脱することができるからである。
上記実施形態では、ステッカー又は商標の表示部材を縫着する部位に合わせて、連結部を形成したものだからである。つまり、これらの表示部材と無関係に、敵数箇所で縫着して連結することもできる。
しかし、上記実施形態のように、芯材を設けたものにおいては、その縫製の都合上、左右全体に設けることが極めて便利であり、その効果も一番大きなものとなる。
第2外気導入口であるスライドファスナーのスライダーに設けた引張り紐も、これを設けずに実施することができる。
上記実施形態では、その頂面部から前面部に渡り透明としたが、その一部、即ち、幼児の顔に対応する部分のみを透明とすることもできる。
11 前面部
12 側面部
13 背面部
13u 上方生地
13s 下方生地
13k 下端縁部
13j 上端縁部
13h 排気口
14 頂面部
15 スライドファスナー
16 外気導入口
17 被覆部材
10b、17b 係着部材
20 第2外気導入口
27 被覆部
Claims (5)
- 自転車の後部荷台に取り付け固定されたヘッドレスト付きチャイルドシートの全体を被覆することができる底面開口のボックス形状を有し、少なくともその前面部の上方部分が透明に形成された雨除け用のチャイルドシートカバーにおいて、
前面部(11)と少なくとも一方の側面部(12)の境界部上下方向にスライドファスナー(15)を設けて開閉自在とし、カバー(10)をチャイルドシートに被覆し、装着することができ、
両側面部(12, 12)の前面部(11)側にはメッシュ生地等からなる外気導入口(16, 16)を設け、これら外気導入口(16, 16)の表面側には外気導入口(16, 16)を被覆する雨除け用の被覆部材(17, 17)を設け、
背面部(13)は、上方生地(13u)と下方生地(13s)から構成され、上方生地(13u)の下端縁部(13k)を下方生地(13s)の上端縁部(13j)を覆うように重ね合わせて配設し、その重合部分の一部を連結することにより、当該連結部以外をカバー内部のエアーを外部に排出することができる排気口(13h)と成し、
更に、前面部(11)の下方部分の横方向の全体又はその一部に開閉自在のスライドファスナーからなる第2外気導入口(20)を設け、この第2外気導入口(20)の表面には被覆部(27)を配設し、
雨が止んだ後未だ雨模様の際に、この第2外気導入口(20)を開放することによって更に外気を導入できるようにしてカバー(10)内の温度上昇や蒸し暑さを抑制できることを特徴とする自転車用後部チャイルドシートカバー。 - 前記外気導入口(16)を被覆する被覆部材(17)の裏面側にカバー(10)の側面部(12)と係着する係着部材(17b)を少なくとも1つ設け、この係着部材(17b)に対応するカバー(10)の側面部(12)の部位にも係着部材(10b)を設けて相互に係着できるようにし、
且つ、この被覆部材(17)の上端縁部はカバー側面部(12)に縫着して雨が外気導入口(16)からカバー(10)内部に浸入しないようにしたことを特徴とする請求項1に記載の自転車用後部チャイルドシートカバー。 - 前記第2外気導入口(20)及び被覆部(27)を前面部(11)の左右全体に渡り設け、この被覆部(27)の両端部を前記前面部(11)の両側縁に縫着し、第2外気導入口(20)であるスライドファスナーに沿う下方縁部、及び被覆部(27)内部に可撓性を有する芯材を配設し、スライドファスナーを開放した際に、前方から受ける風圧により第2外気導入口(20)が良好に開放した状態を維持できることを特徴とする請求項1又は2に記載の自転車用後部チャイルドシートカバー。
- カバー(10)の頂面部(14)から前面部(11)の第2外気導入口(20)までの部分を透明に形成したことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の自転車用後部チャイルドシートカバー。
- 前記第2外気導入口(20)の位置が、チャイルドシートの前方に設備されている取手部に対応する位置に設けられていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の自転車用後部チャイルドシートカバー。
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