JP3196934U - 自転車用リアチャイルドシートカバー - Google Patents

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Abstract

【課題】不使用時にチャイルドシートカバーを畳んでヘッドレストの背面部に保持できる自転車用リアチャイルドシートカバーを提供する。【解決手段】自転車の後部荷台に固定されたヘッドレスト付きチャイルドシートの全体を被覆することができ、カバーの前面部と側面部の境界線部にスライドファスナーを設ける。背面部の内側にはこの背面部をヘッドレストHに装着するための装着部材19を設け、カバー10を使用しないときは装着部材19を中心としてカバー10を裏返してその全体をヘッドレストHの背面部側に配置し、これを小さく折り畳んでヘッドレストHの背面部に収束させる。この状態を保持部材29により保持させ、別体の収納袋30を畳まれたカバー10に被覆し、その開口部を収束させる。【選択図】図4

Description

本考案は、自転車の後部座席に固定されたヘッドレスト付きチャイルドシートの略全体を被覆でき、主に降雨時に使用し、不使用時には小さく折り畳んで収納することができる自転車用チャイルドシートカバーに関するものである。
現在、自転車の後部座席に固定することのできる幼児用の座席(以下、「チャイルドシート」という。)として、幼児の体の全体を保護するように背もたれが上下に長く設けられ、その背もたれの上端部には上下往復動可能なヘッドレスト(又はヘッドサポートという。)が設けられた大型のものが流通している。
このチャイルドシートのその他の構成要素としては、両側下方の足載せ部や座面前方の逆U字形状の取手部を挙げることができるが、これらの構成要素は従前のチャイルドシートと同様であるが、その造作はよりデラックスなものとなっている。
更には、3点式又は5点式のシートベルトが装備されたものも存在する。
そして、このチャイルドシートの全体を被覆できる雨除け用等のカバーとして、下記特許文献に記載の従来例を挙げることができる。
特許第4673441号公報 実用新案登録第3164560号公報
本考案においても、上記従来のチャイルドシートカバーと同様の課題及び効果を発揮するものであり、その装着が容易であること、雨天、強風、或いは寒冷時にも使用することができ、通気性も考慮し、内部の幼児の居住性をも良好にすることを基本課題としている。
更に、本考案においては、不使用時に、その全体を取り外して分離して収納するのではなく、カバー内部の装着部材をそのままシートのヘッドレストに装着したまま、その背面部側で折り畳んで収納することができるようにすることをその第一の課題としている。
上記課題を解決するために、本考案の第1のものは、自転車の後部荷台に取り付け固定されたヘッドレスト付きチャイルドシートの略全体を被覆することができる底面開口のボックス形状を有し、前面部、両側面部、天面部及び背面部とからなるチャイルドシートカバーにおいて、前記前面部と少なくとも一方の側面部との境界部上下方向に係合部材を設けて開閉自在と成し、前記背面部の内側にはこの背面部を前記シートのヘッドレストに装着するための装着部材が設けられ、カバーを使用しないときには、前記装着部材を中心としてカバーを裏返してその全体をヘッドレストの背面部側に配置し、これを適宜小さく折り畳んでヘッドレストの背面部に収束させ、この状態を保持するための保持部材により折り畳まれたカバーをヘッドレスト背面に保持できることを特徴とする自転車用リアチャイルドシートカバーである。
本考案の第2のものは、上記第1の考案において、前記保持部材が少なくとも2つの伸縮自在の環状ゴムバンドからなり、これらの環状ゴムバンドをヘッドレストの両側端部から挿通してチャイルドシートカバーをヘッドレストの背面に保持できることを特徴とする自転車用リアチャイルドシートカバーである。
本考案の第3のものは、上記第1考案において、前記保持部材が両端部に相互に係止する係止部を有する少なくとも2つの環状ベルトからなり、これらの環状ベルトをヘッドレストに縦方向に巻き付けて両端部を係止することによってチャイルドシートカバーをヘッドレストの背面に保持できることを特徴とする自転車用リアチャイルドシートカバーである。
本考案の第4のものは、上記第1の考案において、前記保持部材がカバー前面部の内側下端部分に設けられ、この保持部材は少なくとも2本の帯状部材からなり、その両端部には相互に係止できる係止部が設けられており、ヘッドレストの背面部にカバーを折り畳んだ状態で、これらの帯状部材が折り畳まれたカバーの背面側に位置し、これにより、これら帯状部材をヘッドレストに縦方向に巻き付けるようにして両端部の係止部を相互に係止して、折り畳まれたカバーがヘッドレストの背面部に保持されることを特徴とする請求項1に記載の自転車用リアチャイルドシートカバーである。
本考案の第5のものは、上記何れかの考案において、前記カバーとは別体の収納袋を、ヘッドレストの背面に折り畳まれ保持されたカバーに被覆し、その開口部を収束させて取り付けることができ、この収納袋は巾着形態を有し、この収納袋の開口部の周縁部に挿通された挿通部材を収束させることによりその開口部が収束されることを特徴とする自転車用リアチャイルドシートカバーである。
本考案の第1のものにおいては、チャイルドシートの全体を被覆できるチャイルドシートカバーであって、このカバーをシートに装着する際には、カバーの背面部内側に設けられている装着部材を利用してこれをシートのヘッドレストに装着し、適切にシートに被覆し、装着することができる。
具体的には、カバーの前面部と一方の側面部との境界線部に設けられたスライドファスナー等の係合部材を開放して、シートにカバーを被覆し、その状態で、背面部内側に設けられている装着部材をヘッドレストに装着すれば、カバー背面部がヘッドレストに接合するように取り付けられて適切にシートに被覆される。
その他のカバーの部分は、その前面部はシート前方の取手部に、その両側面部はシートのそれぞれの側面部に沿うようにその全体がボックス形状に保持され、適切にシートを被覆することができることとなる。
更に、本考案において重要な特徴は、使用しないときには、このカバーを小さく折り畳んでシートのヘッドレストの背面部に保持させることができるということである。
つまり、カバー背面部の内側に設けられた前記装着部材をヘッドレストに装着したまま、これを中心としてカバーを裏返してその全体をヘッドレストの背面部側に配置し、これを更に適宜小さく折り畳んでヘッドレストの背面部に収束させ、この状態を保持するための保持部材により折り畳まれたカバーをヘッドレスト背面に保持させることができることとなるのである。
これにより、チャイルドシートカバーは、不使用時ヘッドレストの背面部に保持されたままとなり、特別にこれを片付け、収納する場所も必要なく、使用する際には前記保持部材を解いて又は取り外してシートに簡単に被覆することができることとなる。
本考案の第2のものにおいては、前記保持部材の形態をより具体化したものである。
即ち、この保持部材としては、例えば2つの環状ゴムバンドを利用することができ、この環状ゴムバンドをシートの背面部から上方に伸長させたヘッドレストの両側端部から中央部側に向かって挿通して、折り畳まれたカバーをヘッドレストの背面部に保持させることができるのである。
本考案の第3のものにおいては、上記第2の考案と同様に、前記保持部材の他の形態を特定したものである。
即ち、この保持部材としては、両端部に相互に係止する係止部を有する少なくとも2つの環状バンドからなり、これらの環状バンドをヘッドレストに縦方向に巻き付けて両端部を係止することによってチャイルドシートカバーをヘッドレストの背面に保持することができることとなるのである。
本考案の第4のものにおいては、上記第2及び第3の考案と同様に、前記保持部材の他の形態を特定したものである。
即ち、この保持部材はカバー前面部の内側下端部分に設けられた、少なくとも2本の帯状部材からなり、その両端部には相互に係止できる係止部が設けられているものから成る。
そして、ヘッドレストの背面部にカバーを折り畳んだ状態で、これらの帯状部材は折り畳まれたカバーの背面側に位置し、これにより、これら帯状部材をヘッドレストに縦方向に巻き付けるようにして両端部の係止部を相互に係止して、折り畳まれたカバーがヘッドレストの背面部に保持されることとなるのである。
本考案の第5のものにおいては、カバーを折り畳んでヘッドレストの背面部に保持させた状態で、収納袋を被覆させることができ、これにより裏返しされたカバーの内側の汚れや雨水による水濡れ等を防止することができることとなる。
そして、この収納袋は巾着形態を有し、この収納袋の開口部の周縁部に挿通された収束紐や収束ゴム紐等の挿通部材を収束させることによりその開口部が収束される形態を有するものである。
これにより、挿通部材を収束させることによって簡単にこの収納袋が折り畳まれたカバーを被覆し、この収納袋自体も取り付けられ、これにより裏返しされたカバーの汚れ等を防止することができることとなるのである。
本考案の一実施形態に係る自転車用リアチャイルドシートカバーの前方側から見た装着状態の説明図である。 上記実施形態に係るチャイルドシートカバーをその装着部材を中心として裏返し、ヘッドレストの背面側に配置した状態を図示する説明図である。 上記実施形態に係るカバーをヘッドレストの背面部に小さく折り畳んだ状態を示す説明図である。 上記図3に示したヘッドレストの背面部に小さく折り畳まれたカバーを保持した状態を示す説明図であり、その(A)が保持部材によってカバーが保持されている状態を示し、その(B)が収納袋を被覆した状態を示している。 本考案に係るチャイルドシートカバーの保持部材の他の実施形態を図示する説明図である。
以下添付の図面と共に、本考案の実施形態について説明する。
図1は、本考案の一実施形態に係る自転車用リアチャイルドシートカバーの前方側から見た装着状態の説明図である。
本考案に係る自転車用リアチャイルドシートカバー10(以下、単に「カバー」という。)は、自転車の後部荷台に固定された大型のチャイルドシートSの略全体を被覆することができるものである。
このチャイルドシートSは、座席部の背凭れ部となる背面部Bを有し、この背面部Bの上端部には上下摺動可能なヘッドレストH(「ヘッドサポート」ともいう。)が設けられ、座席部の両側下方には図1では隠れているが、足載せ部が設備され、また座席部の前方には取手部Tが設けられた大型のものである。
本考案に係るカバーは、この大型のチャイルドシートSの全体を被覆するように装着できるもので、幼児がこのチャイルドシートSに着席した状態で、幼児及びチャイルドシートS共にその全体を被覆することができる。
このカバー10は、その全体が底面開口の略ボックス形状を有しており、即ち、その前面部11と、両側の側面部12、12と、前面部11と反対側の背面部13と、これらの上端部に位置する天面部14とから成り、底面は開口した状態に形成されている。
このようにボックス形状からなるカバー10の前面部11と一方の側の側面部12との境界線部上下方向にスライドファスナー15を、天面部14から下端開口部に至るまで設けている。このスライドファスナー15が係合部材となる。
このスライドファスナー15を開放して、カバー10を前記チャイルドシートSに被覆することができ、また幼児をチャイルドシートSに着席させる際にもこのスライドファスナー15を開放して行うのである。
この実施形態では、天面部14及び前面部11の上方部分には透明の合成樹脂製シート(PVC)を利用して配設している。
両側面部12、12の前面部11の側には、それぞれメッシュ生地から成る外気導入口16が形成され、この外気導入口16の表面側には被覆部材17がそれぞれ配設されている。この被覆部材17は、カバー10を構成するポリエステル生地と同じ生地を用いている。
この被覆部材17の上縁部17eはカバー10に縫着され、被覆部材17の上端部から雨水が浸入しないように形成している。
尚、本考案に係るカバー10の背面部13は、この図1には現れていないが、その上方の上方生地とその下方に配された下方生地とから構成されている。
そして、上方生地の下端縁部が、下方生地の上端縁部の位置よりも下方に且つその上面に位置するように配置されている。
これにより、上方生地の下端部分と下方生地の上端部分が相互に重ね合わされるように重合され、上方生地の側が上に来るように構成している。
更に、これら重合部分の略中央部で、上方生地と下方生地を相互に縫着したのである。
従って、上記中央部が縫着されているために、上方生地と下方生地の重合部分で、中央部以外は、相互に縫着されないままとなっており、この縫着されないままの部分がカバー10内部のエアーを外部に排出する排気口の役目を果たすものとなる。
これらの排気口によって、側面部12に設けた外気導入口16から導入された外気がカバー10内部から良好に外部に排出されるのである。
本考案においては、更に、カバー10の前面部11の下方部に設けた第2外気導入口20が設けられている。
この第2外気導入口20は、カバー10の前面部11の透明部11tの下端部で、その左右横方向の略全体に設けている。
この第2外気導入口20は、スライドファスナーから形成され、スライダーを2つ設け、スライダーの先端にはそれぞれ紐部材20sを設けて、この紐部材20sをそれぞれ引っ張って簡単に左右に開放させることができる。
これらの紐部材20s、20sを設けた理由は、第2外気導入口20の表面側に被覆部27を設けているためである。
本実施形態に係るカバー10の下端開口部の周縁部には、適宜伸縮自在のゴム紐等の弾性部材を縫い込んで、その開口端縁部がチャイルドシートSの下端部の外形形状に沿って適切に収縮又は集束するように構成した点は、従来のものと同様である。
この弾性部材は、上記のようなゴム紐でなく、通常の伸縮しない紐部材でも実施することができる。
以上の通り、本考案に係るリアチャイルドシートカバーの外形形態の一例を示したが、その諸部分の構成は全く自由に設計変更することができ、要するにチャイルドシートの全体を被覆できる底面開口の略ボックス形態のものであればよいものである。
更に、この実施形態に係るシート10の背面部13の内側には、この背面部13をチャイルドシートSの背面部Bに設けられたヘッドレストHに装着するための装着部材19、19が設けられている。
この2つの装着部材19、19は、それぞれ環状ゴムバンドから成る。
即ち、これら2つの装着部材19である環状ゴムバンドをカバー10の背面部13の内側に縫着して、取り付けておくのである。
これにより、カバー10のスライドファスナー15を開放して、カバー10をシートに被覆した後、前記環状ゴムバンドをヘッドレストHの両側端部から挿通することによりカバー10の背面部13がシートのヘッドレストHに接合するようにその形が維持されて装着されることとなるのである。
カバー10のその他の面に関しては、その前面部11は、シートの取手部Tに内側から支持され、その両側面部12、12は、シートの両側面部に内側から支持され、これによりカバー10の全体形状は、縦長の略ボックス形状に維持されることとなるのである。
さて、本考案においては、上記カバー10が小さく折り畳まれて、ヘッドレストHの背面部に収束されて保持されることがその最大の特徴である。
以下図2乃至図4を用いて、本考案に係る上記カバー10がヘッドレストの背面部に小さく折り畳まれて保持される手順について説明する。
図2は、上記実施形態に係るチャイルドシートカバーをその装着部材を中心として裏返し、ヘッドレストの背面側に配置した状態を図示する説明図である。
この図では、カバー10は柔軟な素材から形成され、裏返した状態ではボックス形状を維持しないのであるが、理解し易くするためにそのボックス形状を維持させたままに図示している。
図3は、上記実施形態に係るカバーをヘッドレストの背面部に小さく折り畳んだ状態を示す説明図である。
この図2から解る通り、カバー10の前面部11と一方の側面部12との境界線部に設けたスライドファスナー15を開放した状態で、カバー10の全体を裏返すのである。
その際、装着部材19、19は、ヘッドレストHに装着したままであるために、この装着部材19、19の部分を中心として裏返して表裏反転させるのである。
こうして、カバー10の略ボックス形状が崩れずに維持されたものとすると、図2のような状態となるのである。
この状態からカバー10を適宜小さく折り畳んで行けばよいのである。
この折り畳み方は自由であるが、その前後方向の厚みを薄くし、下方から蛇腹形式に順次折り畳んでゆくか、巻き込むように折り畳んで行けば、図3のような状態となる。
この図3の状態においては、保持部材によってカバー10は未だ保持された状態ではない。
図4は、上記図3に示したヘッドレストの背面部に小さく折り畳まれたカバーを保持した状態を示す説明図であり、その(A)が保持部材によってカバーが保持されている状態を示し、その(B)が収納袋を被覆した状態を示している。
図4(A)においては、2つの保持部材29、29は、2つの環状ゴムバンドから形成されている。
即ち、ヘッドレストHの背面部に小さく折り畳まれたカバー10を挟みつけるように、保持部材29、29を伸長させて、それぞれヘッドレストHの両側端部から挿通して折り畳まれたカバー10の上から取り付ければ良いのである。
尚、この保持部材29、29は、環状ゴムバンドでなくともよく、単なる帯状ベルトであって、その両端部に相互に係止する係止部が設けられたものであってもよい。
この係止部としては、面ファスナーを利用することができるが、その他相互に掛止できるものであれば、雌雄のバックルでも、留めホックでも、ボタンとボタンホールであってもよい。
要するに、この折り畳まれたカバー10をヘッドレストHに保持させることができるものであれば、どのような形式のものであっても良いのである。
そして、カバー10がヘッドレストHの背面部に保持されたのちは、図4(B)に図示した通り、収納袋30をカバー10に被覆し、当該収納袋30の開口部を収束させて取り付けが完了する。
この収納袋30を取り付けるのは、カバー10は裏返されているために、その内側面の汚れを防止するためである。
この収納袋30は、より詳しくは、巾着袋形式のものであって、折り畳まれたカバー10を内部に収納できるサイズと大きさの袋状のものであって、その開口部の周縁部に紐部材31、31を挿通したものである。
紐部材31の端部には収束止め具33が配備され、この収束止め具33を絞るように引き絞ることによって、収納袋30の開口部が収束されるのである。
上記紐部材31が当該収納袋30の開口部の周縁部に挿通された挿通部材となる。この挿通部材としては、ゴム紐部材であってもより、開口部を収束できるものであれば、どのようなものであってもよい。
これにより、この収納袋30を折り畳まれたカバー10に被覆して、上記紐部材31を収束止め具33によってその開口部を収束させることにより、図4(B)に図示した通り、収納袋30がカバー10を適切に被覆して、取り付けられることとなるのである。
図5は、本考案に係るチャイルドシートカバーの保持部材の他の実施形態を図示する説明図である。
上記実施形態においては、保持部材29として環状ゴムバンドや両端部に係止部が設けられた環状ベルトを利用したが、この実施形態では、その保持部材39として2本の帯状のベルト部材(帯状部材)を利用し、その帯状部材の両端部には、相互に係止できる係止部が設けられたものである。
この2本の保持部材39、39は、それぞれ同じ構成を有しており、その端部がカバー10の前面部11の下端部の内側に縫着されている。
そして、その縫着された端部には、係止部38として面ファスナーを設け、他方の自由端の端部の両面にも面ファスナーからなる係止部38を設けている。
自由端側に係止部38を両面に設けたのは、カバー10の使用時には、この保持部材39は、カバー10の前面部11の下方端の内側に配置されているために、これらの両端部を相互に係止して邪魔にならないようにしたものである。
或いは、保持部材39がカバー10の前面部11から下方に垂れ下がらないにすることを意図したものである。
使用の仕方としては、シートを被覆した状態のカバーを裏返して、その装着部材を中心として裏返し、カバーをシートのヘッドレストの背面部側に配置して、適宜小さくカバーを折り畳んで行く。
この際にカバーの背面側下端部に保持部材39が2本配置するので、この保持部材39、39が最終的に折り畳んだカバー10の背面側に来るように順次小さく字蛇腹状に折り畳んで行くのである。
このようにして折り畳んだ状態を図5が図示しているのである。
この状態で、保持部材39の自由端部をヘッドレストHに縦方向に巻き付けて、その自由端部に設けた係止部38を他方の縫着された端部の係止部38に係止するのである。
これによって、ヘッドレストHの背面部に小さく折り畳まれたカバー10が保持されることとなるのである。
最後に収納袋を被覆し、取り付けて完了となる。
以上、本考案の実施形態について説明したが、本考案においては以下の通りその形態を種々変更して実施することができる。
本考案に係るチャイルドシートカバーの形状、大きさ等は、必要に応じて種々設計変更可能であり、既存の後部チャイルドシートの形状や大きさに良好に適合するような形状、大きさに設計すればよい。
上記実施形態では、カバー前面部と一方の側面部との境界部に係合部材としてスライドファスナーを設けたが、これを両側の側面部との境界線部にそれぞれ設けることもできる。
このスライドファスナーは、必ずしも、その境界部に沿ってその全体に設けなくとも実施可能であり、天面部の少し下方から下端開口部にかけて設けてもよい。
この係合部材は、面ファスナーを使用することもできる。
外気導入口は、メッシュ生地を利用したが、外気が導入できる形態のものであれば、どのような生地を利用してもよい。
この外気導入口を設けるエリア、形状又は面積は、必要に応じて設定することができるが、外気の流通を考慮すれば、側面部の前面部側に設けるのがより好適である。
カバー背面部に設けた排気口も、上記実施形態では、その中央部位で上方生地と下方生地を縫着して連結したが、この連結部位は、1箇所でなく、複数個所であってもよい。
本考案に係る第2外気導入口も、上記実施形態では、前面部の下方部分の左右全体に渡り設けたが、左右全体でなく、その一部分に設けるものであってもよい。
第2外気導入口であるスライドファスナーのスライダーに設けた引張り紐も、これを設けずに実施することができる。
本体部の下端開口部に設けた弾性部材も、弾性部材でなく、単なる紐状部材を挿通して、これを引き絞る形態とすることもできる。
上記実施形態では、その天面部から前面部に渡り透明としたが、その一部、即ち、幼児の顔に対応する部分のみを透明とすることもできる。
カバー背面部の内側に設けた装着部材は、上記実施形態では環状ゴムバンドを用いたが、これ以外に、両端部に係止部が設けられた帯状のベルト部材を利用することもできる。
つまり、図5に示した実施形態の保持部材と同じ形態のものとして実施することもできる。
このようなベルト部材を使用することにより、わざわざヘッドレストの両側の端部から挿通させる必要がなくなるのである。
保持部材の両端部に設けた係止部も面ファスナーでなく、プラスチック製の雌雄ワンタッチバックルを用いて相互に係止できるようにすることも可能である。
以上、本考案は、自転車の後部荷台に固定したヘッドレスト付きチャイルドシートの全体を被覆できるものであって、不使用時にこれを取り外して別途収納する必要がなく、簡単にシートのヘッドレストの背面部に折り畳み、収納袋を被覆させて取り付けたままとすることができる便利なリアチャイルドシートカバーを提供することができたものである。
10 チャイルドシートカバー
11 前面部
12 側面部
13 背面部
14 天面部
15 スライドファスナー
16 外気導入口
17 被覆部材
19 装着部材
20 第2外気導入口
30 収納袋
29、39 保持部材
38 係止部
B 背面部
H ヘッドレスト
S チャイルドシート
T 取手部

Claims (5)

  1. 自転車の後部荷台に取り付け固定されたヘッドレスト付きチャイルドシートの略全体を被覆することができる底面開口のボックス形状を有し、前面部、両側面部、天面部及び背面部とからなるチャイルドシートカバーにおいて、
    前記前面部と少なくとも一方の側面部との境界部上下方向に係合部材を設けて開閉自在と成し、
    前記背面部の内側にはこの背面部を前記シートのヘッドレストに装着するための装着部材が設けられ、
    カバーを使用しないときには、前記装着部材を中心としてカバーを裏返してその全体をヘッドレストの背面部側に配置し、これを適宜小さく折り畳んでヘッドレストの背面部に収束させ、この状態を保持するための保持部材により折り畳まれたカバーをヘッドレスト背面に保持できることを特徴とする自転車用リアチャイルドシートカバー。
  2. 前記保持部材が少なくとも2つの伸縮自在の環状ゴムバンドからなり、
    これらの環状ゴムバンドをヘッドレストの両側端部から挿通してチャイルドシートカバーをヘッドレストの背面に保持できることを特徴とする請求項1に記載の自転車用リアチャイルドシートカバー。
  3. 前記保持部材が両端部に相互に係止する係止部を有する少なくとも2つの環状ベルトからなり、
    これらの環状ベルトをヘッドレストに縦方向に巻き付けて両端部を係止することによってチャイルドシートカバーをヘッドレストの背面に保持できることを特徴とする請求項1に記載の自転車用リアチャイルドシートカバー。
  4. 前記保持部材がカバー前面部の内側下端部分に設けられ、
    この保持部材は少なくとも2本の帯状部材からなり、その両端部には相互に係止できる係止部が設けられており、ヘッドレストの背面部にカバーを折り畳んだ状態で、これらの帯状部材が折り畳まれたカバーの背面側に位置し、これにより、これら帯状部材をヘッドレストに縦方向に巻き付けるようにして両端部の係止部を相互に係止して、折り畳まれたカバーがヘッドレストの背面部に保持されることを特徴とする請求項1に記載の自転車用リアチャイルドシートカバー。
  5. 前記カバーとは別体の収納袋を、ヘッドレストの背面に折り畳まれ保持されたカバーに被覆し、その開口部を収束させて取り付けることができ、
    この収納袋は巾着形態を有し、この収納袋の開口部の周縁部に挿通された挿通部材を収束させることによりその開口部が収束されることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の自転車用リアチャイルドシートカバー。
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