JP7308420B2 - 自転車用前部チャイルドシートカバー - Google Patents
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また、この種のシートとしては、上記ヘッドレストが上下に摺動しない固定式のタイプも存在する。
下記特許文献1に記載の発明は、本願出願人が先に提案した自転車用前部チャイルドシートカバーに関するものであり、幼児を着席し易くし、幼児の頭部の収納空間を広く取れるカバーを提供することを課題とするものである。
即ち、自転車ハンドル部の略U字形状に湾曲した部分にそのチャイルドシートが予め固定されたものであって、そのチャイルドシートに被覆するものであった。
後付けシートの場合には、通常の自転車のハンドル部には略U字形状の湾曲部がないために、そのヘッドレストの上端部位置がかなり高位置となる。
そこで、本願発明においては、自転車運転者の視界をできる限り遮らないような形態とすることが第一の課題となる。
更には、カバー内部のシートへの乗降を容易とすること、カバー内部への外気の導入をより良好に行うこと、またその取り付けに際しても容易に行うことができるようにすること等も本願発明の課題となるものである。
尚、上記発明において、「前方」と記載したのは、カバーを装着する自転車の進行方向を意味する。
上記カバー上部の背面側又は両側面背面側に設けた係合部材とその前方に設けた連結部材は、その何れを先に係合し又は連結してもよい。
即ち、装着補助プレートをヘッドレストの背面に装着する際に、既にカバー上部が装着補助プレートと連結又は接続された状態であってもよく、これにより、より容易に装着が可能となる。
即ち、本発明に係るカバー上部の天部の背面側も上下に移動可能となり、その内部空間を上方に拡張させることが可能となるのである。
即ち、カバー上部の内部空間が上方に広がることが可能となるのである。
これにより、仮に内部に着席した幼児の頭部が天部に接触しても、その天部は上方向に移動でき、内部空間が広がることとなるのである。
これにより、カバー本体部の背面側に連結ベルトが配設されて、カバー本体部の両側面部の後方縁部同士がこの連結ベルトによって連結され、より適切に張設されて装着されることとなる。
というのも、本発明に係るカバーは、シートの背面に装着された装着補助プレートにカバー上部及びカバー本体部とが連結又は接続されるのであるが、その連結手段は上記係合部材及び連結部材並びに係止部材となり、カバー本体部とカバー上部とはその境界部の全体が連続的に接続されているわけではないために、両者の境界部には隙間が存在することとなるからである。この隙間から外気が流出することが可能となるのである。
これにより、本発明の構成をより容易に理解できることとなる。
これにより、例えば、カバー上部を使用しない時(例えば雨が降っていない時等)には、このカバー上部を巻回し又は折り畳んで装着補助プレートの背面側で前記収束ベルトによって収束し又は結束した状態で、換言すれば、カバー上部を装着補助プレートの背面に収束又は結束した状態で、幼児がシートに着席して使用することができ、カバー上部の保管場所を考慮する必要が無くなることとなるのである。
これにより、カバー上部の背面部の下方縁部が適宜高さ位置に維持されることになるのである。
このように、本発明に係る係合部材は、カバー上部の背面部の下縁部と連結固定されていなくともよく、単に上記クリップ部材やフック部材と嵌合したものであっても、その高さ位置を保持又は維持することができるものである。
図1は、本発明の第1実施形態に係る前部チャイルドシートカバーを前部チャイルドシートに装着した状態を示す斜め前方から見た全体説明図である。
図2は、同じく上記実施形態の側方から見た全体説明図である。
図3は、同じく上記実施形態の斜め後方上部から見た全体説明図である。
これら3図からカバー10の3つの構成部材を見て取ることは難しいが、後の図面を用いてこれら構成部材のそれぞれについては順次説明をする。
装着補助プレート13は、内部に芯材が設けられた板状のものからなり、ヘッドレストSの背面側と両側面側に沿うように接合し、装着される。
この装着補助プレート13の一部は、図3に表示されており、その中央部材13cと一方の側方部材13sとを見て取ることができる。
より詳しくは、この装着手段は、上記ヘッドレストHに巻回することのできるベルト部材17からなり、その一端にはバックル17bが設けられており、前記ベルト部材17の先端部17tをヘッドレストHに縦方向に巻き付け、その後、上記中央部材13cに設けた挿通孔17hに挿通させて、前記バックル17bに挿通して締着することができる。
尚、図面では、上記ベルト部材や後に説明する帯状部材等のベルト状の構成部材に関しては、図示簡略化のために、その厚みの図示を省略している。後の図でも同様である。
この帯状部材18には係合部材20が上下移動可能に設けられるのである。
この貫通孔20hに上記帯状部材18が挿通するために、この係合部材20は、帯状部材18に沿って上下に移動可能となる。
より具体的には、カバー上部12の側面背面側の下端部分には、上端部がカバー上部12に縫着されたベルト部材21の下端に上記係合部材22が設けられており、この係合部材22の先端部(下端部)が係合部(図では嵌合状態を示しているために目視できない。)となり、上記係合部材20の上部の係合部20kと相互に係合できる構成である。
このストッパー部材25を適宜位置に固定することにより、上記係合部材20の上下位置が決定される。
これによりカバー上部12の背面側は帯状部材18に沿って上下に移動可能となるのである。
勿論、ストッパー部材25を一番高い位置に固定することによって、カバー上部12の天部を一番高い位置にしておくことができるのであるが、自転車運転者の目線を考慮するならば、カバー上部12の高さは前方視野を確保するためにより低くした方が見易いために、上記ストッパー部材25を設けたのである。
上記カバー上部12の前面下方部分に設けた連結ベルトを分離し、その後、このカバー上部12を折り畳み又は巻回して小さく丸めて、上記収束ベルト30を巻回し、収束ベルト30の先端を、装着補助プレート13の上縁部に設けた環状部材31に挿通して折り返し、その先端に設けた面ファスナーを対応する収束ベルト30に設けた面ファスナーと相互に係着して、丸めたカバー上部12を装着補助プレートの背面で収束又は結束することができることとなる。これについては再度後に説明する。
切込み14kからハンドルグリップG等を外部に露出させた後に上記留めホック14を係止できる。
この半透明部15は、裏面側に透明のPVCシートを配設し、その表面側には合成繊維製のメッシュシートを接合したものからなる。
このように表面側にメッシュシートを配設することにより、上記カバー上部12の下端部分との接触が滑らかなものとなり、このカバー上部12が容易に上下に移動できることとなる。実際には、カバー上部12の背面側が上下に移動する。
この連結部材16は、ベルト部材の端部に雌雄のバックルが設けられたものからなり、相互にワンタッチで着脱自在に連結・離脱することができるものである。この連結部材16を連結すると、カバー上部12の前面側は上下に移動しないことになり、その背面側のみが上下に移動する。
この際、カバー上部12の背面側に設けた一対の係合部材22は、装着補助プレート13に設けた一対の係合部材20と予め係合しておくと便利である。
即ち、そのベルト部材17を前方に取り回してヘッドレストHに巻き付け、その先端部を装着補助プレート13に設けた挿通孔17hに挿通させて背面側に取り出し、その後ベルト17の先端部17tを前記挿通孔17hの上方に設けたバックル17bに挿通させて締着して固定する。
その後カバー本体部11の両側面部11sに設けた切込み11kの部分に自転車のハンドルグリップGやブレーキレバー等を位置させてカバーの外部に露出させる。
その後に、カバー本体部11の両後方縁部の適宜位置に設けた連結ベルト部材35、35を相互に連結してカバー本体部11のシートへの装着が完了する。
シートへの幼児の乗降は、カバー上部12の前面部の連結部材16を分離してカバー上部12を背面側に反転して開放し、一方の側の係止部材19を分離して行うこともできるし、これに加えてさらに切込み部11kに設けた係止部材14を分離して行うこともできる。
図5は、図4の側面説明図である。
図6は、上記実施形態において、カバー上部を折り畳んで収束ベルトで収束した状態を示す背面説明図である。
カバー本体部11の上縁部には半透明部15が設けられており、この半透明部15とカバー本体部11の前面部11fとの境界部11gの中央部に上記連結部材16と相互に連結するカバー本体部11側の連結部材16が設けられている。
この外気導入口には、多数の小孔を有するメッシュシートが配設されている。
被覆部11jの表面に現れている四角部分は、カバーの商標等が記されるラベルLを示している。
図5の側面説明図では、カバー上部12が開放された状態を見て取ることができる。
装着補助プレート13は、ヘッドレストHへの装着手段であるベルト部材17、17によってヘッドレストHに装着される。
収束ベルト30は、下端部が二股となっており、収束した状態で逆Y字形状をなす。
雨等が止んだ状態で、嵩を低くして、ヘッドレストH(装着補助プレート13)の背面に収束できるようにしたものである。
図8は、図7において、上記係合部材の下方への移動ができない状態を図示した左後方から見た説明図である。
この装着補助プレート13の右側部分が、図7に表示されており、その中央部材13cと一方の側方部材13sとが表示されている。
即ち、この装着手段は、ヘッドレストHに巻回することのできるベルト部材17からなり、その下端にはバックル17bが設けられており、前記ベルト部材17の先端部17tをヘッドレストHに縦方向に巻き付け、その後、上記中央部材13cに設けた挿通孔17hに挿通させて、前記バックル17bに挿通して締着することができる。
図7では、その右側の一方の装着手段が表示されているが、図中向こう側にも同じ構成のベルト部材17が設けられている。
この帯状部材18に係合部材20が上下移動可能に設けられている。
この貫通孔20hに上記帯状部材18が挿通するために、この係合部材20は、帯状部材18に沿って上下に移動可能となる。
より具体的には、カバー上部12の側面背面側の下端部分には、上端部がカバー上部12に縫着されたベルト部材21の下端に上記係合部材22が設けられており、この係合部材22の先端部(下端部)が係合部22kとなり、上記係合部材20の上部の係合部20kと相互に係合できる構成である。
このストッパー部材25を適宜位置に固定することにより、上記係合部材20の上下位置が決定される。
これによりカバー上部12の背面側は帯状部材18に沿って上下に移動可能となるのである。
ここで、カバー上部12の背面側というのは、カバー上部12の背面部及び両側面部の後方縁部(背面側)を含む意味で使用している。
この状態で、係合部材20、22は、下方に移動しないこととなる。
他方、前図の図7では、ストッパー部材25が帯状部材18の下方位置に位置するために、係合部材20、22は、矢印で示した通り上下に移動可能な状態である。
勿論、ストッパー部材25を上方位置に固定する(図8の状態)ことによって、カバー上部12の天部をより高い位置にしておくこともできるのであるが、自転車運転者の目線及び視界を考慮するならば、カバー上部12の高さは前方視野を確保するためにより低くした方が安全であるために、上記ストッパー部材25を設けたのである。
バックル部25fの基部を軸着して、回動できる構成で、その先端部により圧接固定できるものであればよい。
このストッパー部材の構成は自由に採用することができる。
図中、網目上に示した部分が上記半透明部15であり、ハンドルの上方及び自転車の両側上部を被覆する部分である。
カバー本体部11の両側面部11sには、斜め横方向に切込み11kが設けられ、ハンドルグリップ等を外部に露出させることができる。
この外気導入口11wにはメッシュ生地が配設されている。
カバー本体部11の両側面部11sの下方部にはそれぞれ足乗せ部被覆部11bが設けられ、この足乗せ部被覆部11bは袋状に形成され、その周縁部には伸縮自在のゴム紐が縫着されている。
この図からよく解る通り、この装着補助プレート13は、その中央に位置する中央部材13cとその両側に配設された側方部材13s、13sとからなる。
これら中央部材13cと側方部材13cの内部には芯材が配設され、両者の縦方向接続部で容易に折れ曲がることができ、芯材も湾曲可能なものからなり、従って、ヘッドレストの背面に良好に湾曲して接合することができる素材からなる。
この係合部材20の構成は、上記した通り、下端部の貫通孔20hを有し、その上部の係合部20kとからなり、後者の係合部20kが、カバー上部に設けた係合部材22の係合部と着脱自在に係合できる。
即ち、カバー上部を折り畳んで或いは丸めて装着補助プレート13の中央部材13cの背面に配置し、収束ベルト30の先端部30tをその上端縁に設けた環状部材31に挿通させ、その後折り返して締め付け、先端部30tの一方の面に設けた面ファスナーを係着させて上記カバー上部を収束又は結束することができる。
この図により、上記実施形態に係るチャイルドシートカバーが被覆する前部チャイルドシートを簡単に説明する。
この種のシートは、ハンドル部分に後から取り付けるものであり、予めハンドル部に固定された備え付けシートとその構成は多少異なり、何よりもそのヘッドレストの高さ位置が上記備え付けシートと比較すると高位置となるものである。
図13は、上記実施形態を斜め後方から見た全体説明図である。
図14は、上記実施形態においてカバー上部を開放した状態の側面説明図である。
上記構成要素のそれぞれの細かい点で、上記第1実施形態と異なっている。
これらの係止部材19は、ベルト部材の先端にワンタッチ式バックルが設けられたものから成り、簡単に係止及び離脱が可能なものである。
そして、この装着補助プレート13の両側に設けた係合部材23(図13及び図14)がこの第2実施形態では異なっている。
この係合部材23も上記第1実施形態と同様に帯状部材18に沿って上下に滑動し、上下往復移動することができる。
つまり、ストッパー部材25は、上記係合部材23と共に帯状部材18に沿って上下に移動又は摺動することができるのである。
この実施形態では、これら係合部材23とストッパー部材25は、輪状の帯部材によって連結され、上記帯状部材18に沿って、共に上下に摺動できるように構成している。
また、カバー本体部11の両側面部11sの後方縁部同士は、連結ベルト部材35によって着脱自在に連結されている点も上記第1実施形態と同じである。
これらの構成は次の図15及び図16によって更に説明する。
尚、上記裏側生地26は通気が可能なメッシュ生地を使用している。メッシュ生地を使用した理由は後に記載する。
図16は、同じく上記連結部分を後方側から見て拡大した状態の説明図である。
この裏側生地26が通気性のあるメッシュ生地から形成されている理由は後の図19によって明らかになる。
図18は、上記実施形態に係るカバーをシートに装着した状態を後方から見た説明図である。
この第2実施形態では、装着補助プレート13は、1枚の板状のものから成る。つまり、上記第1実施形態のような側方部材は設けていない。
というのも、この第2実施形態では、装着補助プレート13の背面部にベルト部材17と帯状部材18の両者を左右一対ずつ共に設けているからである。
また、装着補助プレート13に設けた挿通孔17hにベルト部材17を挿通させて縦方向に巻回することもできる。
そして、上記係合部材23は、上記した通り、U字形状のクリップ状又はフック状のクリップ部材又はフック部材から成り、カバー上部12の背面部12hの下縁部12kが嵌合できる。
従って、カバー上部12の天部の高さを下げるためには、上記ストッパー部材25の固定を解除して下方に摺動させて係合部材23の位置を下方に移動させればよいのである。他方、天部の高さを高くするためには逆の動作を行えばよいのである。
この係止部材19は、カバー本体部11の後方部を装着補助プレート13と連結固定するためのものであり、ベルトの先端部にワンタッチ式雌雄のバックルを設けたものから成る。これらの係止部材19は、装着補助プレート13の両側に一対設けられている。
この日除けシート12mもメッシュ生地から形成しており、透明の天部の前後に渡り内部に着席する幼児の日除けの効果を発揮するものとなっている。
この図からカバー上部12の前面部12fの下縁部分の構成を見て取ることができる。
これらの連結部材16、16rは全て留めホックを利用している。
まず、カバー上部としては、第1実施形態のように底部開口のボックス形状のものとしたが、その形状は全く自由であり、単なる袋状のものでもよく、幼児の頭部及びヘッドレストを被覆できる形状及び形態であればよい。
その材質も透明のPVCを使用したが、透明の他の素材を使用することもできる。
芯材は、プラスチック製又は繊維製のものでよく、外被素材もポリエステル生地等の各種繊維生地を利用することができる。
上記第2実施形態では、その中央部材のみで構成した。
芯材は適当な弾力性のある素材を利用することが好ましい。
カバー本体部の両側面部に設けたハンドルグリップ等のための切込みは、孔部によって代えることができる。
切込みの接合面に面ファスナーを設けることも自由である。
同様に、カバー本体部とカバー上部をその前面で相互に着脱自在に連結できる連結部材も同様に各種のワンタッチ式のバックルを利用することができる。
これら係合部材及び連結部材を設ける数も自由に設定することができる。
第2実施形態では、カバー上部の前面部下縁内側に設けた裏側生地に特徴があり、この裏側生地として通気性のあるものを使用することによって、当該裏側生地を通気口とすることができるのである。
要は、係合部材がそのストッパー部材の位置よりも下方向に移動することができない最下端の位置を規定できるものであればよいのである。
11 カバー本体部
11b 足乗せ部被覆部
11f 前面部
11g 境界部
11j 被覆部
11k 切込み
11s 側面部
11w 外気導入口
12 カバー上部
12f 前面部
12h 背面部
12s 側面部
13 装着補助プレート
13c 中央部材
13s 側方部材
14、19 係止部材
15 半透明部
16、16r 連結部材
17 ベルト部材
17b バックル
17h 挿通孔
17t 先端部
18 帯状部材
19 係止部材
20、22、23 係合部材
20k、22k 係合部
20h 貫通孔
21 ベルト部材
25 ストッパー部材
26 裏側生地
27、30 収束ベルト
31 環状部材
35 連結ベルト部材
B 背凭れ
F 足乗せ部
G ハンドルグリップ
H ヘッドレスト
K 取付部
S チャイルドシート
T 取手部
Z 座部
Claims (19)
- 自転車のハンドル及びハンドルポストに装着固定できるヘッドレスト付き前部チャイルドシートを被覆するためのチャイルドシートカバーであって、
前記チャイルドシートの少なくとも前方部と足乗せ部を含む両側方部を被覆できるカバー本体部と、前記チャイルドシートに腰かけた幼児の頭部を被覆するための底部が開口したボックス形状又は袋形状のカバー上部と、これらカバー本体部とカバー上部を取り付けるために前記チャイルドシートのヘッドレスト及び/又は背凭れの背面に装着できる装着補助プレートとからなり、
前記装着補助プレートの背面側又は両側面背面側には、前記カバー上部の背面側又は両側面背面側下方部に設けた係合部材と相互に係合する係合部材が設けられ、前記カバー上部を前記装着補助プレートに着脱自在に且つ上下移動可能に係合することができ、
前記カバー本体部の両側面部のそれぞれの後方縁部には、前記装着補助プレートの両側部に設けた係止部材と相互に係止する係止部材が設けられ、前記カバー本体部を前記装着補助プレートに着脱自在に係止することができ、
前記カバー本体部の左右ハンドルグリップ対応部にはこれらハンドルグリップを外部に露出させるための孔部又は切込み部が形成され、
前記カバー上部の前方下縁には前記カバー本体部の前方上方部と相互に連結分離可能な連結部材を設けたことを特徴とする自転車用前部チャイルドシートカバー。 - 前記カバー上部に係合部材を2個設け、これに対応するように前記装着補助プレート側にもその係合部材を2個設け、後者のそれぞれの係合部材は、前記装着補助プレートの背面側又は両側面背面側の上下方向に設けた帯状部材に沿って上下に移動できるようにして上下移動可能としたことを特徴とする請求項1に記載の自転車用前部チャイルドシートカバー。
- 前記カバー上部に設けた係合部材と前記装着補助プレートに設けた係合部材が、雌雄のバックル部材からなり、前記装着補助プレートに設けた係合部材の下端部に環状部を形成し、この環状部に前記帯状部材を挿通して前記環状部が前記帯状部材に沿って上下に移動でき、
更に、前記帯状部材にストッパー部材を設け、このストッパー部材を上下の特定の位置に固定することにより前記係合部材の最下方位置が規定されることを特徴とする請求項2に記載の自転車用前部チャイルドシートカバー。 - 前記カバー上部の前方下縁と前記カバー本体部の前方上方部に設けた連結部材が雌雄のバックル部材からなることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の自転車用前部チャイルドシートカバー。
- 前記装着補助プレートを前記チャイルドシートのヘッドレストの背面部に装着するための装着部材が一対のベルト部材からなり、これらのベルト部材は、前記装着補助プレートの上下方向に配設されて前記ヘッドレストに縦方向に巻き付けて装着固定できることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の自転車用前部チャイルドシートカバー。
- 前記カバー本体部の両側面部のそれぞれの後方縁部に設けた係止部材及び前記装着補助プレートの両側部に設けた係止部材が相互に着脱自在に係止できる雌雄の留めホックからなることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の自転車用前部チャイルドシートカバー。
- 前記カバー本体部の両側面部の両後方縁部に相互に連結離脱できる連結ベルトを設け、このカバー本体部をチャイルドシートに装着して前記連結ベルトを相互に連結して装着することができることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の自転車用前部チャイルドシートカバー。
- 前記カバー本体部の前方上方部の適宜位置に、覆い部材を有する外気導入口を設けたことを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の自転車用前部チャイルドシートカバー。
- 前記カバー上部が透明の素材から形成されていることを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の自転車用前部チャイルドシートカバー。
- 前記カバー本体部の前方上方部および側面部上方部に芯材を配設したことを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の自転車用前部チャイルドシートカバー。
- 前記カバー本体部の前記チャイルドシートの足乗せ部に対応する周縁部に伸縮自在の伸縮部材を設けて、当該足乗せ部周縁部を前記チャイルドシートの足乗せ部に引っ掛けて装着できることを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項に記載の自転車用前部チャイルドシートカバー。
- 前記カバー本体部の左右ハンドルグリップ対応部に設けた切込み部の切込み端部にはそれぞれ着脱自在の雌雄の係止留めホックを設けたことを特徴とする請求項1乃至11の何れか1項に記載の自転車用前部チャイルドシートカバー。
- 前記チャイルドシートに幼児を乗降させる際には、前記カバー上部の前方の連結部材又は背面側又は両側面背面側の係合部材を分離して前記カバー上部を背面側に又は前方側に反転させ、前記カバー本体部の何れかの側面部の係止部材を分離し、又は更に前記ハンドルグリップ対応部の切込み部の係止留めホックを分離して行うことができることを特徴とする請求項12に記載の自転車用前部チャイルドシートカバー。
- 前記装着補助プレートの略中央上下方向に収束ベルトを設け、前記カバー上部の前方の連結部材を分離してこのカバー上部を巻回し又は折り畳んで装着補助プレートの背面側に反転させて、前記収束ベルトで収束又は結束することができることを特徴とする請求項1乃至13の何れか1項に記載の自転車用前部チャイルドシートカバー。
- 自転車のハンドル及びハンドルポストに装着固定できるヘッドレスト付き前部チャイルドシートを被覆するためのチャイルドシートカバーであって、
前記チャイルドシートの少なくとも前方部と足乗せ部を含む両側方部を被覆できるカバー本体部と、前記チャイルドシートに腰かけた幼児の頭部を被覆するための底部が開口したボックス形状又は袋形状のカバー上部と、これらカバー本体部とカバー上部を取り付けるために前記チャイルドシートのヘッドレストの背面に装着できる装着補助プレートとからなり、
前記装着補助プレートの背面側には上下移動可能でストッパー部材が連接された係合部材を設け、前記カバー上部の背面部の下方縁部を前記係合部材に係合させて、前記カバー上部の下方縁部を適宜高さ位置に維持することができ、
前記カバー本体部の両側面部のそれぞれの後方縁部には、前記装着補助プレートの両側部に設けた係止部材と相互に係止する係止部材が設けられ、前記カバー本体部を前記装着補助プレートに着脱自在に係止することができ、
前記カバー本体部の左右ハンドルグリップ対応部にはこれらハンドルグリップを外部に露出させるための孔部又は切込み部が形成され、
前記カバー上部の前方下縁には前記カバー本体部の前方上方部と相互に連結分離可能な連結部材を設けたことを特徴とする自転車用前部チャイルドシートカバー。
- 前記装着補助プレートに前記係合部材を2個設け、それぞれの係合部材は、前記装着補助プレートの背面側の上下方向に設けた帯状部材に沿って上下に移動できるようにして上下移動可能としたことを特徴とする請求項15に記載の自転車用前部チャイルドシートカバー。
- 前記装着補助プレートに設けた係合部材が、略U字形状のクリップ部材又はフック部材から成り、これらの係合部材に前記カバー上部の背面部の下縁部が嵌合し、固定されていないことを特徴とする請求項15又は16に記載の自転車用前部チャイルドシートカバー。
- 前記カバー上部の前方下縁と前記カバー本体部の前方上方部に設けた連結部材が留めホックからなり、前記カバー上部の前方下縁の裏側に裏側生地を設け、この裏側生地が前記カバー本体部の前面部上縁の裏面側に配設され連結部材で連結されることを特徴とする請求項15乃至17の何れか1項に記載の自転車用前部チャイルドシートカバー。
- 前記裏側生地をメッシュ生地から形成し、前記カバー上部の前面部の下縁部分の両側にスライドファスナーを設けて、前記カバー上部の前面部の下縁部分を上方に捲り上げて巻回して結束することにより、前記裏側生地が現出して外気導入口となることを特徴とする請求項18に記載の自転車用前部チャイルドシートカバー。
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