JP3206480U - チャイルドシートカバー - Google Patents

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真輔 渡部
真輔 渡部
菜央 岡田
菜央 岡田
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裕士 若槻
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【課題】自転車の後部座席やベビーカー等に搭載されるヘッドレスト付きチャイルドシートの略全体を被覆でき、主に降雨時に使用し、不使用時にはポケッタブルにコンパクト化して収納することができるチャイルドシートカバーを提供する。【解決手段】ヘッドレスト付きチャイルドシートを覆うことができる底面開口のボックス形状を有し、前面部11、両側面部12、天面部14及び背面部とからなるチャイルドシートカバー10であって、背面部内側には、裏返しに折り畳まれたカバー本体を収納する収納袋21が取り付けられている。これによりカバー本体と収納袋21とが一体化されているので、袋を紛失しない。またカバーを使用するときは、カバー内部に設けられた収納袋21をポケットとして使用することができる。【選択図】図1

Description

本考案は、自転車の後部座席やベビーカー等に搭載されるヘッドレスト付きチャイルドシートの略全体を被覆でき、主に降雨時に使用し、不使用時にはポケッタブルにコンパクト化して収納することができるチャイルドシートカバーに関するものである。
現在、自転車の後部座席に固定することのできる幼児用の座席(以下、「チャイルドシート」という。)として、幼児の体の全体を保護するように背もたれが上下に長く設けられ、その背もたれの上端部には上下往復動可能なヘッドレスト(又はヘッドサポートという。)が設けられた大型のものが流通している。
このチャイルドシートのその他の構成要素としては、両側下方の足載せ部や座面前方の逆U字形状の取手部を挙げることができるが、これらの構成要素は従前のチャイルドシートと同様であるが、その造作はよりデラックスなものとなっている。
更には、3点式又は5点式のシートベルトが装備されたものも存在する。
そして、このチャイルドシートの全体を被覆できる雨除け用等のカバーとしては、下記特許文献に記載の従来例を挙げることができる。
特許第4673441号公報 実用新案登録第3164560号公報 実用新案登録第3196934号公報
これらの従来例は、いずれもカバー本体とは別に、それを収納するための袋があるので、カバー本体を使用する時には、空になった袋の保管場所を考慮しなければならず、ときには、それが紛失して困るなどの課題がある。
上記課題を解決するために、本考案の第1のものは、ヘッドレスト付きチャイルドシートを覆うことができる底面開口のボックス形状を有し、前面部、両側面部、天面部及び背面部とからなるチャイルドシートカバーであって、前記背面部内側には、裏返しに折り畳まれた前記カバーを収納する収納袋が取り付けられていることを特徴とする。
また、第2のものは、上記第1の考案において、前記収納袋は、チャイルドシートに被せた状態では、カバーの背面部内側にあって、小物入れ用のポケットとして使用できる形状に形成されていることを特徴とする。
さらに第3のものは、前記収納袋には、折り畳んで収納されたカバーを袋ごと、前記チャイルドシートのヘッドレストに取り付けるための保持部材が設けられていることを特徴とする。
さらに第4のものは、前記カバーには、前面部と側面部との境界部に係合部材が設けられ、該カバーをチャイルドシートに被せた状態では、前記前面部を捲りあげることにより、該前面部が開放されることを特徴とする。
使用に際しては、収納袋からカバーを取り出して拡げた後、カバー下部の開口部を大きく開放して、チャイルドシートのヘッドレスト部よりカバーを被せ、続いてフットレスト部へ適切に装着すれば、チャイルドシートのフットレッストの下部にカバー下部の環状ゴムバンドの開口部が接合して適切にチャイルドシートに被覆することができる。このとき、カバーに取り付けられた収納袋が、カバーの背面部内側に位置して、小物入れ用のポケットとして使用できるので、袋内に雨水等が入らないばかりか、小物入れとしても使用できる。
そして、雨が止み、それをチャイルドシートから取り除くときは、カバーの内側に取り付けられた収納袋が表側に出るように、カバーを裏返しにして小さく折り畳み、その状態で収納袋内に収納する。その際、雨に濡れたカバーの外側が内側に折り畳まれるから、収納袋内を濡らさずに済む。
本考案の第1のものは、裏返しに折り畳まれたカバーを収納する収納袋が、カバーの内側に一体的に取り付けられているので、収納袋を紛失する心配がない。またカバーを使用するときは、収納袋がカバーの内側に位置し、それが小物入れ用のポケットになるので、収納袋内が雨に濡れないばかりか、そこに小物が収納できるメリットがある。
さらに、カバーが収納された収納袋をベルト等の保持部材によりヘッドレストに取り付けておけば、チャイルドシートにカバーを常備することができるから、突然の夕立に遭っても子供を濡らさずに済む。その上、カバーの収納場所にも困らない効果がある。
加えて、カバーには、前面部と側面部との境界部に係合部材が設けられ、該カバーをチャイルドシートに被せた状態では、前記前面部を捲りあげることにより、該前面部が開放されるから、カバーをチャイルドシートに被せたまま、子供をチャイルドシートから乗降させることができる。
本考案の一実施形態に係るチャイルドシートカバーの前方側から見た装着状態の説明図である。 上記実施形態に係るチャイルドシートカバーの装着状態と比較するための、チャイルドシートカバー未装着状態の説明図である。 上記実施形態に係るチャイルドシートカバーの前面部にあるカバーを開放した状態の説明図である。 上記実施形態に係るチャイルドシートカバーを裏返し、ポケッタブル化し、ヘットレストの背面側に配置した状態を図示する説明図である。 上記図1に示したチャイルドシートカバーの装着状態から、カバーを裏返して、ポケッタブルするまでの経過を図示する説明図である。 上記図5に示したチャイルドシートカバーが収納袋に収納された状態を示す説明図であり、(A)がチャイルドシートカバーが収納された袋の外観を示し、(B)がさらに二つ折りにする経過を示し、(C)が二つ折りにされてコンパクト化された状態の収納袋の外観を示す説明図である。 上記図3に示したチャイルドシートカバーの前面部にあるカバーを開放して固定するまでを示す説明図であり、(A)がチャイルドシートカバーの背面部にある係止部の場所を示し、(B)が前面部にあるカバーを捲りあげた状態と、前面部にある係止部の場所を示し、(C)が背面部に前面部のカバーを固定した状態を示す説明図である。
以下添付の図面と共に、本考案の実施形態について説明する。
図1は、本考案の一実施形態に係るチャイルドシートカバーの前方側から見た装着状態の説明図である。
このチャイルドシートカバー10(以下、単に「カバー」という。)は、自転車の後部荷台に固定された大型のチャイルドシートC(図2参照)の略全体を覆うことのできるものである。
このチャイルドシートCは、座席部の背凭れ部となる背面部Bを有し、この背面部Bの上端部には上下摺動可能なヘッドレストH(「ヘッドサポート」ともいう。)が設けられ、足載せ部F(「フットレスト」ともいう。)が設備され、また座席部の前方には取手部Tが設けられた大型のものである。
本考案の一実施形態に係るカバー10は、この大型のチャイルドシートCの全体を覆うように装備できるもので、幼児がこのチャイルドシートCに着席した状態で、幼児及びチャイルドシートC共にその全体を覆うことができる。
このカバー10は、その全体が底面開口の略ボックス形状を有し、その前面部11と、両側12、12と、前面部11と反対側の背面部13と、これらの上端部に位置する天面部14とから成り、底面は開口した状態に形成されている。
このようなボックス形状からなるカバー10の前面部11と一方の側の側面部12との境界線部上下方向にスライドファスナー15を、天面部14から下端開口部中ほどまで設けている。
このスライドファスナー15を開放して、カバー10の前記チャイルドシートCに覆うことができ、また幼児をチャイルドシートCに着席させる際にもこのスライドファスナーを開放して行うものである。
図7は、チャイルドシートカバーの前面部にあるカバーを開放して固定するまでを示している。図1、図3の前面部11のスライドファスナー15を開放し、前面部11を捲りあげ、背面部13の面ファスナーで形成された係止部23と前面部11内側の面ファスナーで形成された係止部24とを合致させることによって、前面部を開放した状態に維持することができる。
この実施形態では、前面部11の上方部分には透明の合成樹脂シート(PVC)を利用して配設している。
また前面部11の下方部分には、メッシュ生地から成る外気導入口16が形成され、この外気導入口16の表面側には被覆部材17が配設されている。この被覆素材17は、カバー10を構成するポリエステル生地と同じ生地を用いている。
カバー10の背面部13と一方の側の側面部12との境界線部上下方向に面ファスナーを、天面部14から下端開口部まで間隔を空けて設けている。この面ファスナーが係合部材となる。またこの面ファスナーと面ファスナーとの間隔が、カバー10内部のエアーを外部に排出する排気口の役目を果たすものとなる。
また前述した前面部11のスライドファスナーを開放して幼児をチャイルドシートCに着席させると同様に、この面ファスナーを開放して、チャイルドシートCに幼児を乗降させることができる。
本実施形態に係るカバー10の下端開口部の周縁部には、適宜伸縮自在のゴム紐等の弾性部材を縫い込んで、その開口端縁部がチャイルドシートCの足載せ部Fを含む下端部の外形形状に沿って適切に収縮又は収束するように構成した点は、従来のものと同様である。
この弾性部材は、上記のようにゴム紐ではなく、通常の伸縮しない紐部材でも実施することができる。
以上の通り、一実施形態に係るチャイルドシートカバーの外形形態の一例を示したが、その諸部分の構成は全く自由に設計変更することができ、要するにチャイルドシートの全体を被覆できる底面開口の略ボックス形態のものであればよいものである。
更に、この実施形態に係るカバー10の背面部13の内側には、カバー10を裏返して収納できる収納袋21が設けられている。
この収納袋21は、カバー10をチャイルドシートに被せた際には、小物等を収納できるポケットとして利用することができるように、その開口部22が収納袋21の上部に形成され、そこから裏返しにしたカバー10を収納したり、取り出したりできるようになっている。
図5は、この開口部22から折り畳まれたカバー本体を一部取り出した状態を示している。すなわち、図5に示す襟のような形状の上部は、ゴム紐が設けられたカバー10の下端部であり、そこから開口部22に向けて天地が逆になった状態で連なっている。そしてカバー10を収納袋21から完全に取り出して収納袋21を裏返すと、図1に示すように、収納袋21がカバー10の背面部の内側に位置するようになっている。
収納袋21の裏面には、図5、図6に示すように、チャイルドシートCのヘッドレストHの背面部に装着するための保持部材18、19が設けられている。
この保持部材18は、両端部に面ファスナーを設けた係止部を持つ帯状のベルト部材から成り、他方の保持部材19は、環状の紐部材から成る。
図4は、上記実施形態に係るチャイルドシートカバーを裏返し、収納袋21に収納した状態のものを、ヘットレストHの背面側に配置した状態を図示する説明図である。
ヘッドレストHの背面部にカバー10が収納された収納袋21を挟みつけるように、保持部材18をそれぞれ上方と下方から巻き付け、保持部材の両端部に設けられた係止部で環状状態にして保持する。
更に、保持部材19を、それぞれヘッドレストHの両側端部から挿入することによって、しっかりと保持することができる。
尚、この保持部材18は、両端部に面ファスナーを設けた係止部を持つ帯状のベルト部材でなくともよく、単なる環状ゴムであってもよい。
また係止部としては、面ファスナーを利用しているが、その他相互に掛止できるものであれば、雌雄のバックルでも、留めホックでも、ボタンとボタンホールであってもよい。
要するに、このポケッタブル化された収納袋21をヘッドレストHに保持させることができるものであれば、どのような形式のものであっても良いのである。
図6は、カバー10が収納袋21に収納された状態を示す説明図であり、
(A)が、カバー10が収納された収納袋21の外観を示し、(B)がさらにそれを二つ折りにする経過を示し、(C)が二つ折りにされた状態を示す説明図である。
本考案では、カバー10を収納した収納袋21をチャイルドシートのヘッドレストの背面部に取り付けることを想定しているが、カバー10が不要の場合にコンパクトに収納することができるように、図6(B)のようにさらに折り畳み、保持部材19を使用して、図6(C)の状態にできるものである。
図5は、図1に示したチャイルドシートカバーの装着状態から、カバーを裏返して、ポケッタブルするまでの経過を図示する説明図である。
この図では、カバー10は柔軟な素材で形成され、チャイルドシートCから取り外して裏返した状態では、ボックス形状を維持しないのであるが、理解しやすくするためにそのボックス形状を維持させたものとすると、図5のような状態となる。
この状態からカバー10を適宜小さく折り畳んで行けばよいのである。
この折り畳み方は自由であるが、その前後方向の厚みを薄くし、上方から蛇腹形式に順次折り畳んで行くか、巻き込むように折り畳んで行き、収納袋21の開口部22から収納すれば、図6(A)のような状態となる。
この図6(A)の状態においては、保持部材によってカバー10は未だ保持された状態ではない。
またカバー10を裏返してポケッタブル化することは、雨水等によって濡れたカバーの表面を裏返して収納することによって、水気を外側へ漏れ出し難くする。
以上、本考案の一実施形態について説明したが、本考案においては以下の通りその形態を種々変更して実施することができる。
本考案に係るチャイルドシートカバーの形状、大きさ等は、必要に応じて種々設計変更可能であり、既存の後部チャイルドシートの形状や大きさに良好に適合するような形状、大きさに設計すればよい。
上記実施形態では、カバー背面部と一方の側面部との境界部に係合部材として面ファスナーを設けたが、これを両側の側面部との境界線部にそれぞれ設けることもできる。
この面ファスナーは、必ずしも、その境界部に沿ってその全体に設けなくとも実施可能であり、天面部の少し下方から下端開口部にかけて設けてもよい。
この係合部材は、スライドファスナーを使用することもできる。
外気導入口は、メッシュ生地を利用したが、外気が導入できる形態のものであれば、どのような生地を利用してもよい。
この外気導入口を設けるエリア、形状又は面積は、必要に応じて設定することができるが、外気の流通を考慮すれば、側面部の前面部側に設けるのがより好適である。
カバー10本体の下端開口部に設けた弾性部材も、弾性部材でなく、単なる紐状部材を挿通して、これを引き絞る形態とすることもできる。
上記実施形態では、その天面部から前面部を透明としたが、その一部、即ち、幼児の顔に対応する部分のみを透明とすることもできる。
上記実施形態では、自転車の後部荷台に固定したヘッドレスト付きチャイルドシートの全体を被覆できるカバーとしたが、ベビーカー等のチャイルドシートに対しても使用することができる。
以上、本考案は、チャイルドシートカバーが、不使用時にポケッタブル化し、チャイルドシートのヘッドレストの背面部に取り付けることができ、別途収納袋が不要になる便利なチャイルドシートカバーを提供することができたものである。
10 チャイルドシートカバー
11 前面部
12 側面部
13 背面部
14 天面部
15 スライドファスナー
16 外気導入口1
17 被覆部材
18、19 保持部材
20 乗降部 兼 外気導入口2
21 収納袋
22 開口部
23、24 係止部
B 背面部
C チャイルドシート
F 足載せ部
H ヘッドレスト部
T 取手部

Claims (4)

  1. ヘッドレスト付きチャイルドシートを覆うことができる底面開口のボックス形状を有し、前面部、両側面部、天面部及び背面部とからなるチャイルドシートカバーであって、前記背面部内側には、裏返しに折り畳まれた前記カバーを収納する収納袋が取り付けられているチャイルドシートカバー。
  2. 前記収納袋は、チャイルドシートに被せた状態では、前記カバーの背面部内側にあって、小物入れ用のポケットとなる形状に形成されている請求項1に記載のチャイルドシートカバー。
  3. 前記収納袋には、折り畳んで収納された前記カバーを収納袋ごと、前記チャイルドシートのヘッドレストに取り付けるための保持部材が設けられている請求項1又は2に記載のチャイルドシートカバー。
  4. 前記カバーには、前記前面部と前記側面部との境界部に係合部材が設けられ、該カバーをチャイルドシートに被せた状態では、前記前面部を捲りあげることにより、該前面部が開放されることを特徴とする請求項1に記載のチャイルドシートカバー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20200057619A (ko) * 2018-11-16 2020-05-26 콤비 가부시키가이샤 커버, 유모차용 수납 주머니 부착 커버 및 유모차

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