JP4948264B2 - 自転車用荷籠カバー - Google Patents

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Description

本発明は、自転車の後部荷台に固定した荷籠を上方より被覆することができる荷籠カバーの改良に関するものである。
従来から自転車の後部荷台に固定した荷籠に被覆する荷籠カバーの一例としては、底面に開口部が設けられた略直方体形状を有する袋状の本体部からなり、底面の開口部周縁には、伸縮自在のゴム紐が挿通され、その開口部が自在に拡縮しうるもので、その開口部を拡開して容易に荷籠に上方から被覆することが出来るものがある。
この荷籠カバーは、柔軟なシート状体のものからなる袋形状を有し、自転車の後部荷台に固定した荷籠に、簡単に取り付けることができるために重宝がられている。
また、この荷籠カバーは、各種の荷物をこの荷籠に一時的に収納して荷物置き場として使用した場合に、目隠し又は盗難防止のためにも使用されているものである。
更に従来の荷籠カバーとしては、下記特許文献に記載のものを挙げることができる。
特許文献1の特開2000−153791号公報に記載の荷籠カバーは、本発明の発明者が創案したもので、荷籠に入れる物品が荷籠内からはみ出すような場合でも、荷籠が上方に延長して、その内容量を大きく変更できるものである。
特許文献2の特開平11−99976号公報に記載の荷籠カバーは、荷籠を自転車に取り付け固定した状態で着脱できるものである。
また特許文献3の特開平11−79029号公報に記載の荷籠カバーは、簡単に体裁よく装着できるものである。
特開2000−153791号公報 特開平11−99976号公報 特開平11−79029号公報
しかしながら、これらの文献に記載の荷籠カバーは、基本的に前籠に装着するものであり、しかもとりわけその構造が複雑で、特殊な機能をそれぞれ有するものである。
本発明においては、上記の第一の従来例のような底面に開口部を有し、略直方体形状の袋状の本体部を有したもので、荷籠の上方から容易に被覆できるタイプの荷籠カバーの改良に係わるものである。
ところで、近年、マーケットやコンビニエンス・ストア等では、省資源、省エネの観点からレジ袋の有料化や、レジ袋廃止の方向に時代の趨勢が流れている。
このような背景から、現在マーケットやコンビニ等で使用されているプラスチック製の買物籠が個人所有を目的として有料で販売されている。つまり、消費者は、それまでマーケットやコンビニで一時的に貸与されていた買物籠を、いわば自分のマイ籠(以下、「マイ籠」という。)として購入して、買物を行う際にはこれを持参して、ショッピングを行うようになっている。
これに対応して、自転車の後方荷台に固定して使用する荷籠に、上記マイ籠がすっぽりと納まるような荷籠が要請され、これまでよりも大きさの大きい荷籠が製造され、販売されて来ている。
しかも、この大型の荷籠は、少ない荷物にも対応できるように、或は、使用していないときにはより小さくしておけるように、その荷籠の後方部が前後方向にスライドして、その大きさを縮小・拡大することができ、その大きさを拡大することにより上記マイ籠を収納することができるように形成されたものである。
このような状況のもと、上記第一の従来例の荷籠カバーにおいては、上記荷籠の後方部分が後ろにスライドされ、その大きさが大きくなった際には、被覆することができなくなってしまうという大きな問題が生じた。
当然ながら、マイ籠が入る大きさの荷籠に合わせて大型の荷籠カバーを製造し、これを需要者が購入すればよいのであるが、結局、通常の大きさのものと、大型のものとの2つを用意しなければならないということになるのである。
そこで本発明の第一の課題は、上記のように荷籠の後方部がスライド可能で、その大きさを通常のサイズからマイ籠が入る程度の大型サイズに変更されたとしても、その通常サイズと大型サイズとの両サイズにも対応して、好適に被覆できる荷籠カバーを提供することである。
また、カバーを荷籠に被覆し易いこと、カバーが荷籠から外れ落ちてしまわないこと、さらには、カバーを荷籠に取り付けた後でも、その荷籠の内容物を容易に取り出せるようにすることも本発明の課題である。
上記課題を解決するために、本発明の第1のものは、底面に開口部を有し、自転車の後方荷台に固定した荷籠を上方より被覆することができる袋状の本体部からなる荷籠カバーにおいて、本体部の前面又は後面で横方向に離隔させた少なくとも一対の係着自在の係着部材を設け、本体部の前面又は後面の上縁部分には1又は2以上の係止部材を設け、且つこれらの係止部材と上下方向に間隔を置いてこの係止部材が着脱自在に係止する係止受部を本体部の前面又は後面に設け、これにより、上記係着部材を相互に係着し、且つ上記係止部材を係止受部にそれぞれ係止することにより、カバーの大きさが縮小し、逆にこれらの係着及び係止を解除するとカバーの大きさが拡大することを特徴とする自転車用荷籠カバーである。
ここで本体部の「前面」又は「後面」というのは、自転車の荷籠に取り付けた際にサドル側を前面と、その反対側を後面と言う。
ここでいう「横方向」というのは、上下方向に対する横方向で、略水平方向を意味する。
本発明の第2のものは、上記第1の発明において、開口部の周縁部に挿通部を形成し、この挿通部内にゴム紐等の伸縮部材を挿通したことを特徴とする自転車用荷籠カバーである。
本発明の第3のものは、上記第1又は第2の発明において、開口部の前方側で左右両側を連結する伸縮自在の連結部材を設け、この連結部材の適宜位置には着脱自在の連結具を配備したことを特徴とする自転車用荷籠カバーである。
ここで「前方側」というのは、上記同様に自転車のサドル側を意味する。
本発明の第4のものは、上記第1乃至第3の何れかの発明において、本体部の上面部において、その前方側又は後方側と左右両側の3方側縁部に開閉自在のスライドファスナーを設け、且つこの上面部裏面には裏打材を配設し、これにより上面部が蓋部材として開閉自在に形成されていることを特徴とする自転車用荷籠カバーである。
本発明の第1のものにおいては、本体部の前面又は後面の適宜位置で横方向に離隔させた一対の係着部材を設け、その前面又は後面の上縁部分には係止部材を設け、且つこの係止部材と上下方向に間隔を置いて係止受部を前面又は後面の適宜位置に設けているために、これらの係着部材と係止部材及び係止受部を相互に係着及び係止することにより、カバーの前面又は後面部が前後方向に移動して、その大きさが縮小される。
他方、これらの係着部材と係止部材及び係止受部を相互に離脱することにより、カバーの大きさが最大のものとなり、自転車の後方荷台に固定した拡大・縮小可能な荷籠にこれ1枚で対応することができるものとなる。
本発明の第2のものにおいては、本体部底面の開口部の周縁にゴム紐等の伸縮部材が挿通されているために、例えば、カバーの開口部前方を荷籠の前方下端部に取り付け、その後、開口部の後方側を把持して荷籠の後方側の下端部に引っ掛けるようにして簡単に装着することができる。そして、装着後は、その開口部が収縮するために、しっかりと荷籠に装着される。
この装着操作は、カバーが縮小しているとき、又はカバーが拡大しているときのいずれの場合でも同様である。
本発明の第3のものにおいては、本体部の底面開口部の左右両側を連結する伸縮自在の連結部材が設けられ、この連結部材の適宜位置には着脱自在の連結具が配備しているために、この連結具の連結を解除して分離し、連結部材を荷台の下側に配設し、その後連結具を接続することにより、連結部材が荷台を保持することができ、これによりカバーは、荷籠から外れて脱落することがなくなる。
仮に、強風等の何らかの原因で、カバーが捲くれ上がってしまっても、カバーは、連結部材が荷台を保持しているために脱落してしまうことはない。
尚、次の第4の発明のように上面部に蓋部が形成されていないものにおいては、この連結部材が荷台を保持することによって、この連結部材が設けられている部分、即ち荷籠カバーの前面側下端縁部がいわば支点箇所或は始点箇所となり、この部分を支持部分としてカバーの底面開口部の後方コーナー部を両手で把持して後方に引き伸ばし、その全体を荷籠に被覆したり、その全体を荷籠から取り外したり容易に行うことが可能となる。これによって、荷籠内の荷物の出し入れも容易となるのである。
本発明の第4のものにおいては、上記それぞれの発明において、本体部の上面部の裏面には裏打材を設け、上面部の前方側又は後方側と、左右両側の3方側縁部に開閉自在のスライドファスナーを設けたため、その上面部が、ファスナーが設けられてない後方又は前方側を支持縁部として、蓋のように開閉する。
即ち、内部の荷物の出し入れに際して、従来のカバーのように、その全体を取り外したり、取り付けたりする必要がなくなるのである。
以下、添付の図面と共に、本発明の最良の実施形態について説明する。
図1は、本発明の荷籠カバーに係る一実施形態の透視説明図である。実際には、その底面に設けられた開口部周縁に伸縮部材を備えているために、その下方部分は収縮した状態となるのであるが、理解容易化のために、その全体を拡張した状態に示したものである。
この荷籠カバーの本体部1は、その全体が略直方体形状で、下方が開口した開口部11を有する略袋形状のものである。その材質はポリエステル生地からなり、表面には防水加工が施されている。
この本体部1は、自転車の後部荷台に固定された略直方体形状の荷籠を被覆できるように、その荷籠の全体を上方からすっぽりと被覆できるような略同一の直方体形状で袋形状に形成されている。
本発明において最も特徴的な技術的事項は、自転車の後方荷台に取り付けられる荷籠で、その大きさが変更できるタイプのものに適用でき、カバーの大きさを拡大することが出来る点である。
このために、本発明においては、そのカバーの後面部20に下記のような特徴的構成を創案した。
まず、後面部20の下方側縁20sの略中央部分に横方向に相互に離隔させて、1対の相互に係着する係着部材を配置するようにした。
この1対の係着部材としてはスライドファスナー21a、21bを使用した。このスライドファスナー21a、21bを所定間隔だけ離隔してそれぞれ設ける。そして、これらを相互に係合することにより、後面部20の下方側縁20sの最下端部から上方に向かって係着部材としてのスライドファスナー21a、21bが位置し、後面部20の位置は、少し前方に移動する。
他方、上面部10の後方側縁10uの両サイド側には、係止部材としての係止片24、24が設けられており、その一方の面に係止ホック24hがそれぞれ設けられている。
この係止ホック24hと係止する係止受部としての係止ホック25を上下方向に所定の間隔を保って後面部20の適宜位置にそれぞれ設ける。
これにより、それぞれの係止ホック同士を相互に係止することにより、上面部10の後方側が後面部20の側に回りこみ、カバーの前後方向の長さが短くなる、これによりカバーの大きさは小さくなって、荷籠が縮小されたレギュラーサイズに適合するのである。
図1においては、上記の係着部材と係止部材及び係止受部が相互に分離されているために、カバーは、一番大きいサイズに拡張されているが、この状態において、自転車の後方荷台に固定された荷籠の拡大サイズに適合することとなるのである。
通常、この荷籠の拡大サイズの時に、市販の買物籠(マイ籠)がこの荷籠に収納できるのである。
使用者は、買物に行く際に、荷籠を拡大サイズにしてその中にマイ籠を収納して出掛け、このマイ籠を用いて買物を済ませ、荷物が収納されたマイ籠をそのまま荷籠にすっぽりと収め、その後、本発明に係る荷籠カバーを拡大サイズにして被覆することが出来るのである。
図1中、カバーの後面部20の上方側縁10u近傍で、それぞれの係止片24の直ぐ下に設けられた係止ホック28、28は、カバーを拡大サイズにした際、係止片24がパタつくために、係止片24をそれぞれこれらの係止ホック28に係止して固定しておくためのものであり、設けるか否かは任意のものである。
ここで、1対の係着部材として、スライドファスナーを使用したが、この係着部材は、スライドファスナーでなくとも実施可能である。
例えば、相互に係着する1対の面ファスナーを所定間隔、離隔して前記スライドファスナーと同様に、後面部20の下端側縁略中央部分から上方に向かってそれぞれ設ければよい。
或は、係止ホックを二列に複数列設して、対応する左右の係止ホックを相互に係止することによっても係着部材とすることもできる。
更には、帯状部材にボタンホールを形成し、他方にボタンを取り付け、これらを相互に係着することによって係着部材とすることも可能である。
要するに、後面部20の下方略中央部分において、後面部の横方向の長さを短くできるように、後面部20をカバーの内側に折り込むことができるように係着できるものであれば、どのような形式の係着部材でもよいのである。
これにより、カバーの左右の両側面部30、30の後方側が後面部20の方に回り込み、その前後方向長さが短縮するのである。
また、係止部材及び係止受部の方も、上記実施形態のように、係止ホックでなく、他の面ファスナー等、相互に係止でき、上面部10の後方側が後面部20の方に回り込み、その状態を維持できるように係止できるものであればどのようなものであってもよい。
更に、係止部材としての係止片24は、上記実施形態では、帯状部材のものを使用しているが、特に帯状部材を使用せずに、上面部10の後方側縁近傍に直接係止ホック等を設けて実施することもできる。
即ち例えば、後面部20の係止ホック28の箇所に、下方の係止ホック25と係止できる係止ホックを設けることにより、上面部10の後方側縁10uを後面部20側に巻き込ませることもできるのである。
本体部1の底面に設けられた開口部11には、その全周縁部に、伸縮可能な伸縮部材としてのゴム紐が挿通できる挿通部16が形成されている。この挿通部16内に伸縮自在の伸縮部材としてのゴム紐を挿通するのである。
従って、この開口部11は、収縮して小さな円形又は楕円形の開口を形成することとなり、実際には、図1のような形態を呈することはなく、ゴム紐の収縮力により、この荷籠カバーの本体部は、底面部分が収縮した状態となる。しかし、添付の図1では理解容易化のために、カバーを拡張して、荷籠に被覆されているような仮想状態を示している。
更に、本発明においては、開口部11の前方側(サドル側、矢印F)で、左右両側に渡って連結部材12a、12bを設けている。
この連結部材は、伸縮可能な帯状のゴム紐から形成されており、図中左側の側縁部から延長する連結部材12aと、図中右側の側縁部から延長する連結部材12bとから構成され、それぞれの連結部材12a、12bの先端部に雄雌合体形式のプラスチック製の連結具15が設けられている。
この連結具15を分離、接続することにより、連結部材12a、12bも相互に分離、接続することとなるのである。
連結部材12a、12bは、その全体を全てゴム紐から形成していたが、その一部分のみに伸縮性のある素材を使用してもよい。
或は、一方の連結部材12aを伸縮性のある素材から形成し、他方の連結部材12bを伸縮しない素材を使用して形成するのも自由である。
それぞれの連結部材12a、12bの長さも全く自由であって、その一方の長さを殆どゼロとすることも出来る。つまり、長さの殆どゼロの側の連結部材は、一方の連結具を取り付けるためだけに設けられていることとなるのである。
また、連結具15は、上記の例では、雌雄合体形式のプラスチック製のバックルを使用したが、このようなバックルでなく、両連結部材12a、12bの端部にホックを相互に設けたものでもよく、或は、それらの端部部分に面ファスナーを設けたものであってもよいし、鉤フックを用いて相互に連結できるようなものであってもよい。
要するに、相互に容易に着脱可能なものであれば、どのような形式の連結具でもよいのである。
本発明に係る荷籠カバーの上面部10の裏面には、約1mm程度の厚みの合成皮革を接合している。そして、上面部10の前方側、左右の両側の3方の側縁部には、スライドファスナー18が設けられ、上面部10を蓋部材として開閉自在に形成している。
これにより、カバーの全体を取り外さなくとも、内部の荷物を取り出すことが可能となる。
このように、上面部10を開閉可能な蓋部材として形成することにより、本発明に係る荷籠カバーを荷籠に装着したままで、内部のマイ籠を取り出したり、或は逆に内部に荷物を収納させることも可能となるのである。
図2は、本発明に係る荷籠カバーの大きさをレギュラーサイズに小さく変更する説明図であって、その(A)が、係着部材を相互に係着した状態を示し、その(B)が係着部材の係着、及び係止部材と係止受部との係止を完了した状態を図示している。
荷籠カバーをレギュラーサイズに縮小する手順は以下の通りである。
先ず、後面部20の下方の略中央部分に所定の間隔を置いて設けた1対の係着部材としてのスライドファスナー21a、21bの下端部を相互に係止して、スライダー21sを上方に引き上げ、両者を係着する。
これにより、後面部20の横方向の長さが縮小し、スライドファスナー21a、21bの間の生地部分は、カバーの内部に折り込まれた状態となる。
次に、上面部10の後方側縁10uの両サイドに形成されている係止部材としての係止片24、24を、後面部20のに設けられた係止ホック25、25の位置まで引き寄せ、係止片24、24に設けられている係止ホック24h、24hを係止ホック25、25に係止する。この状態を図2(B)が示している。
この状態で、上面部10の後方側は、後面部20の側に巻き込まれ、また両側の側面部30、30の後方側も後面部20の側に巻き込まれた状態となり、本発明に係るカバーの前後方向の長さが縮小するのである。
これによりこの荷籠カバーは、通常のサイズの荷籠を被覆することができるのである。
次に、通常サイズ又は拡大サイズの何れのサイズのものにおいても、本発明に係る荷籠カバーを荷籠に装着又は脱着する手順は、以下の通りとなる。
先ず、荷籠カバーの底面の開口部11に配設されている連結部材12a、12bの連結具15を分離する。
これにより分離された連結部材12a、12bを荷台の下面側に回り込ませて、連結具15を相互に接続する。この作業と共に、荷籠カバーの前方下端部の両側の角部を荷籠の前方下端の両角部に引っ掛けるのである。
次に、上記の状態を保持したままで、今度は、開口部11の後方側の両側のコーナー部を両手で把持して引き伸ばし、荷籠カバーの後方下端部両側角部を荷籠の後方下端部角部に引っ掛けるように被せて、装着が完了する。
次に、カバーを荷籠から取り外すときは、上記の逆の手順に拠ればよく、カバーの後面部20の下側に両手を回して、底面の開口部11の後方縁の両コーナー部を把持して、後方に及び上方に引き上げて、カバーを前方側に巻き上げる。
その後、カバーの前方下端縁部にある連結部材12a、12bの連結具15を分離し、底面開口部11の前方両コーナー部を荷籠の前方下端両角部から取り外せばよいのである。
尚、本発明においては、上面部10が蓋部材として開閉自在なので、内部に荷物を収納する際には、このカバーの全体を取り外す必要がない。
図3は、本発明に係る荷籠カバーの拡大サイズと通常サイズ、並びに拡縮可能荷籠を並べて配置した説明図であって、その(A)が拡大サイズを、その(B)が通常サイズを、その(C)が自転車の後方荷台に固定される荷籠を図示している。
先ず、図3(C)は、自転車の後方荷台に固定される荷籠50であって、この荷籠50は、前方部51と後方部52とからなり、後方部52が前後にスライドするように形成されている。この後方部52を後方Rに長さLだけスライドさせることによって、より小さいレギュラーサイズからマイ籠が入る拡大サイズに拡大される。
次に、図3(B)は、本発明の通常サイズの荷籠カバーを図示しており、図3(C)の荷籠の状態に適合するものである。
即ち、カバーの上面部10の後方側が長さLだけ、後面部20側に巻き込まれた状態に縮小されているのである。
更に、図3(A)は、本発明の拡大サイズのカバーを図示しており、係着部材としてのスライドファスナー21a、21bの係着が解除され、係止部材としての係止片24の係止ホック24hと係止ホック25との係止が分離された状態である。
即ち、この状態で、拡大サイズに拡大された荷籠50に適合するのである。
以上、一実施形態について説明したが、本発明においては、以下の通り種々設計変更可能である。
先ず、本発明に係る荷籠カバーにおいては、前後逆に荷籠に取り付けることができるために、前面部又は後面部というのは、相対的なものとなり、それぞれ前後逆に構成することができる。
即ち、係着部材と、係止部材及び係止受部は、後面部でなく、前面部に設けてもよいことは勿論のことである。
係着部材は、上記の通り、各種の形式のものを利用することができ、要は、カバーの後面部の横幅を縮小できるものであれば良い。また、その設ける位置も後面部の適宜位置で、その横方向長さを縮小できる位置であれば、特に限定されない。
他方、係止部材及び係止受部に関しても、カバーの上面部を後面部側に巻き込ませ且つ係止できるものであればよいのである。
カバー本体部の材質は、全く自由に必要に応じて種々変更可能である。
カバー本体部は、その材質等の選択により、カバー底面の開口部周縁に伸縮部材を挿通させずに実施することも可能である。
カバー本体部底面の開口部の前方部分に配備した連結部材及び連結具も、これを設けずに実施することも当然可能である。
或は、連結部材を開口部に複数本設けて実施することも可能である。本発明においては、上面部が蓋部材として形成することもでき、この場合には、カバーを荷台に装着したままにしておくことも可能だからである。
カバー底面開口部の周縁に挿通したゴム紐は、これをゴム紐でなく、伸縮しない普通の紐部材を挿通させて実施することもできる。
この場合には、底面開口部周縁に挿通された紐部材の両端部を後方側からその挿通部内部から外部に導出させて、カバーを荷籠に被覆した後に、これら紐部材の両端部を縛り付けることにより、カバーを荷籠にしっかりと固縛することができる。特に上面部を蓋部材として構成した場合には、カバーを永続的に荷台に取り付け可能なので、この紐部材による構成は最適なものとなる。
以上、本発明は、各種設計変更可能で、多大な効果を発揮するものである。
本発明の荷籠カバーに係る一実施形態の透視説明図である。 本発明に係る荷籠カバーを通常サイズに縮小する説明図であって、その(A)が、係着部材を相互に係着した状態を示し、その(B)が係着部材の係着、及び係止部材と係止受部との係止を完了した状態を図示している。 本発明に係る荷籠カバーと拡縮可能な荷籠を図示した説明図であって、その(A)がカバーの拡大サイズを、その(B)がカバーの通常サイズを、その(C)が自転車の後方荷台に固定される荷籠を図示している。
符号の説明
1 本体部
10 上面部
11 開口部
12a、12b 連結部材
15 連結具
16 挿通部
18 スライドファスナー
20 後面部
21a、21b スライドファスナー(係着部材)
24 係止片
24h 係止ホック(係止部材)
25 係止ホック(係止受部)
30 側面部
50 荷籠
51 前方部(荷籠)
52 後方部(荷籠)

Claims (4)

  1. 底面に開口部(11)を有し、自転車の後方荷台に固定した荷籠を上方より被覆することができる袋状の本体部(1) からなる荷籠カバーにおいて、
    本体部(1) の前面又は後面で横方向に離隔させた少なくとも一対の係着自在の係着部材(21a, 21b)を設け、
    本体部(1) の前面又は後面の上縁部分には1又は2以上の係止部材(24h) を設け、且つこれらの係止部材(24h) と上下方向に間隔を置いてこの係止部材(24h) が着脱自在に係止する係止受部(25)を本体部(1) の前面又は後面に設け、
    これにより、上記係着部材(21a, 21b)を相互に係着し、且つ上記係止部材(24h)を係止受部(25)にそれぞれ係止することにより、カバーの大きさが縮小し、逆にこれらの係着及び係止を解除するとカバーの大きさが拡大することを特徴とする自転車用荷籠カバー。
  2. 開口部(11)の周縁部に挿通部(16)を形成し、この挿通部(16)内にゴム紐等の伸縮部材を挿通したことを特徴とする請求項1に記載の自転車用荷籠カバー。
  3. 開口部(11)の前方側で左右両側を連結する伸縮自在の連結部材(12a, 12b)を設け、この連結部材(12a, 12b)の適宜位置には着脱自在の連結具(15)を配備したことを特徴とする請求項1又は2に記載の自転車用荷籠カバー。
  4. 本体部(1) の上面部(10)において、その前方側又は後方側と左右両側の3方側縁部に開閉自在のスライドファスナー(18)を設け、且つこの上面部裏面には裏打材を配設し、これにより上面部(10)が蓋部材として開閉自在に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の自転車用荷籠カバー。
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