JP5729405B2 - コイル部品 - Google Patents

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Description

本発明は、ボビン及び当該ボビンを備えるコイル部品に関する。
車載用バッテリの充電器等に組み込まれるスイッチング電源装置のトランス等に用いられるコイル巻線は、他の電子部品等からの絶縁を達成する必要がある。このためのコイル用のボビンとして、例えば、特許文献1には、本体部がコイル巻線の内側に挿入されると共に本体部の外周面から外方に突出する突起部を有するコイル用ボビンが記載されている。
特開2010−45187号公報
しかしながら、特許文献1記載のコイル用ボビンでは、コイル巻線の巻回軸に挿入されるトランスコアの絶縁、及び、コイル巻線の底面側でのトランスコアとの絶縁は達成されるが、コイル巻線の他の面においては、巻線が露出している。このため、振動や衝撃の強度や方向によっては、コイル巻線同士の接触、及び、コイル巻線と他の電子部品との接触を回避することが困難な場合が考えられる。また、これらの接触を回避する目的から、コイル用ボビンとは異なる絶縁部材等をさらに組み込むことも可能であるが、その場合には部品点数が増大するため、組立時の工程数や部品の管理コストが増大する。
本発明は上記を鑑みてなされたものであり、部品を増やすことなくコイル巻線の絶縁性を向上することができるボビン及びこのボビンに対してコイル巻線が取り付けられたコイル部品を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るボビンは、軸線を挟んで対向配置され、該軸線方向に延びる絶縁性の少なくとも2つの側壁部と、前記軸線に対して直交する面に沿って、前記2つの側壁部の端部のうち前記軸線の延びる方向に沿った同一側の端部同士を連結すると共に、前記軸線を含む領域に設けられた開口を有する絶縁性の第1の連結部と、前記軸線に対して直交する面に沿って、前記2つの側壁部の端部のうち前記第1の連結部により連結された側とは逆側の端部同士を連結する絶縁性の第2の連結部と、を備え、前記第1の連結部は、前記第2の連結部と対向する面において、前記開口の周縁から前記軸線方向に延びる内壁部を備え、前記内壁部の前記軸線方向の高さは、一方側から他方側に向かうにつれて高くなるように傾斜していることを特徴とする。
上記のボビンによれば、2つの側壁部と第1の連結部と第2の連結部とにより構成される領域の内部にコイル巻線を挿入し、さらにこれをコアにより挟み込む場合に、2つの側壁部がコイル巻線と外側の電子部品との接触を回避することができる。また、コイル巻線の上面側に設けられた第1の連結部と、下面側に設けられた第2の連結部とによって、コイル巻線を上面及び下面から挟み込むことで、上下方向においても他の電子部品との絶縁性が保たれる。また、第1の連結部に設けられる内壁部が、開口の内部に挿入されるトランスコアの脚部との絶縁を達成することができる。さらに、内壁部の高さが一方側から他方側に向かうにつれて高くなるように傾斜していることによって、内壁部の傾斜に沿ってコイル巻線をボビンに対して挿入することができるので、作業性の向上も図られている。このように、上記のボビンによれば、部品数を増やすことなく、コイル巻線の絶縁性を向上させることができる。
ここで、前記軸線に対して直交する面に沿って、前記2つの側壁部の両端部とは異なる位置で、前記2つの側壁部を連結する絶縁性の第3の連結部を備える態様とすることができる。
このように絶縁性の第3の連結部をさらに備えていることで、例えばコイル巻線が2ターン以上ある場合に、隣接する巻線の間に第3の連結部が挟まれるようにコイル巻線を挿入することで、巻線間の絶縁性を高めることができる。
また、前記内壁部は、外方に突出する突出部を備える態様とすることができる。
内壁部に設けられた突出部を利用して、コイル巻線の位置合わせを好適に行うことができると共に、振動等に由来してコイル巻線が移動することを抑制することができる。
また、本発明に係るコイル部品は、軸線の周りに1ターン以上巻回されたコイル巻線と、上記のボビンと、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係るコイル部品の他の態様として、前記軸線の周りに1ターン以上巻回されたコイル巻線と、上記のボビンと、を備えるコイル部品であって、前記コイル巻線は、板状の巻線が前記軸線方向に沿って複数連結されたものであって、前記軸線方向から見たときに環状をなすと共に、その内周側において前記軸線から外方に向けて切り込まれた切込部が設けられ、前記切込部の形状は、前記ボビンの内壁部に設けられた前記突出部に対応している態様が挙げられる。
上記のように、コイル巻線においてボビンの内壁部に設けられた突出部に対応する切込部を備えている場合、組み立て時に切込部と突出部とが嵌合するように、コイル巻線とボビンとを取り付けることで、コイル巻線の位置合わせを好適に行うことができると共に、振動・衝撃等によってコイル巻線が移動すること等を抑制することができる。
本発明によれば、部品を増やすことなくコイル巻線の絶縁性を向上することができるボビン及びこのボビンに対してコイル巻線が取り付けられたコイルコイル部品が提供される。
本実施形態に係るコイル部品を含んで構成されるトランスの概略構成図である。 トランスの分解斜視図である。 コイル巻線の構成を説明する斜視図である。 図4(A)は、コイル巻線3の平面図であり、図4(B)は、コイル巻線3の底面図である。 図5(A)は、ボビンの平面図であり、図5(B)は、ボビンの底面図である。 図5(A)におけるVI−VI矢視図である。 ボビンの斜視図である。 ボビンへのコイル巻線の取り付け方法を説明する斜視図である。 取り付け後のコイル部品についての図8におけるIX−IX矢視図に対応する図である。 取り付け後のコイル部品についての図8におけるX−X矢視図に対応する図である。 コイル部品の斜視図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態を詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
(コイル部品を含むトランスの構成)
図1及び図2を参照して、本実施形態に係るコイル部品及び当該コイル部品に含まれるボビンの構成を説明する。図1は、本実施形態に係るコイル部品を含んで構成されるトランスの概略構成図であり、図2は、トランスの分解斜視図である。
図1に示すトランス1は、インダクタンス素子、スイッチング電源装置、ノイズフィルタ、インバータ等に用いられるものである。このトランス1は、コイル部品2と、一対の磁性体コア部材6A,6Bと、を含んで構成される。また、コイル部品2は、コイル巻線3と、ボビン4と、を含んで構成される。コイル巻線3は、有端リング状の板状の巻線部材が間隔を空けて並設され、これらが図2の軸線Aに沿った所定の巻き方向となるように連結されたものであって、ボビン4の内側に挿入されている。
以下、上記のトランス1を構成する各部品について説明すると共に、上記のトランス1の組立方法を説明する。
(コイル巻線)
コイル巻線3について図3及び図4を参照しながら説明する。図3は、コイル巻線3の構成を説明する斜視図であり、図4(A)は、コイル巻線3の平面図であり、図4(B)は、コイル巻線3の底面図である。
図3,4に示すように、コイル巻線3は、略円環状であって、間を隔てて並設された有端リング状の2つの巻線部材31,32を、所定の巻き方向に連なるように連結させたものである。この有端リング状の巻線部材31,32はいわゆるC字状を呈していて、中央に円形状の開口301,302を有している。巻線部材31と巻線部材32とは、この開口301,302が連通するように重なっている。また、巻線部材31及び巻線部材32は、それぞれ1ターンの巻線であり、一端と他端との間には、それぞれ内周から外周まで延びるスリット303,304が形成されている。
さらに、巻線部材31の一端部には、開口301の軸線A(図3参照)から外方へ突出する第1の端子部33が一体的に設けられている。そして、巻線部材31の他端部はU字状の接続部34を介して巻線部材32の一端部に連結されている。巻線部材32の他端部には、開口302の軸線Aから外方へ突出する第2の端子部35が一体的に設けられている。
上記の構成を有するコイル巻線3では、第1の端子部33がコイル巻線3の始端、第2の端子部35がコイル巻線3の終端になっている。そして、第1の端子部33に電流を入力した場合、電流は、巻線部材31、接続部34、巻線部材32の順で流れ、第2の端子部35から出力される。
コイル巻線3の巻線部材31の外周には、外周の一部を直線状に切り欠いた切り欠き部36A,36Bが設けられる。同様に、巻線部材32の外周にも外周の一部を直線状に切り欠いた切り欠き部37A,37Bが設けられる。図4に示すように、巻線部材31に設けられる切り欠き部36Aと、巻線部材32に設けられる切り欠き部37Aとは、平面視で重なる位置とされている。同様に、巻線部材31に設けられる切り欠き部36Bと、巻線部材32に設けられる切り欠き部37Bとは、平面視に重なる位置とされている。また、切り欠き部36A及び36Bと、37A及び37Bとは、それぞれ軸線Aを挟んで対向する位置に、それぞれの端面が平行となるように設けられている。コイル巻線3では、この切り欠き部36A,36B,37A,37Bが設けられていることにより、切り欠き部36Aと36Bとの間の距離(37Aと37Bとの間の距離)が巻線部材31(32)の最小径となっている。すなわち、この切り欠き部36Aと36Bとの間の距離(37Aと37Bとの間の距離)がコイル巻線3の最小径となる。
また、コイル巻線3の巻線部材31の内周縁には、軸線Aから外方に向けて切り込まれた切込部38が形成されている。切込部38は、開口301の周縁に沿って所定の幅を有していると共に、開口301の径方向に所定の奥行きを有していて、巻線部材31の厚さ方向に貫通して形成されている。
そして、切込部38を形成することによって、切込部38の周囲において、電流の流れる方向に対して垂直な断面において巻線部材31の断面積が小さくなり、電気抵抗が増加することが考えられる。電気抵抗の増加は発熱等の原因となるため、回避をする必要がある。そこで、本実施形態では、切込部38が設けられた領域に対応する外周縁部39を外方に突出することで、切込部38が形成された領域における巻線部材31の幅を確保して、幅と厚みとで決定される巻線部材31の断面積の減少による電気抵抗の増加を抑えている。
以上の構成を有するコイル巻線3は、電気伝導性が高い一枚の板材を打ち抜き加工することで形成可能である。より具体的には、銅板、アルミニウム板等の板材から、第1の端子部33と、第1の端子部33に連続する巻線部材31と、巻線部材32に連続する第2の端子部35と、第2の端子部35に連続する巻線部材32と、巻線部材31,32を連結するI字状の接続部34と、を打ち抜き加工により得る。そして、接続部34をU字状に屈曲させることによって巻線部材31と32とを所定の間隙をもって重ね合わせる。これにより、導体板からなるコイル巻線3が完成する。なお、コイル巻線3はこのような折り曲げコイルに限られず、例えば、コイル部材と連結部とをねじ留めしたものであってもよいし、溶接したものであってもよい。また、リベットで固定してもよい。
(ボビン)
次に、ボビン4の構成について図5〜7を用いて説明する。図5(A)は、ボビン4の平面図であり、図5(B)は、ボビン4の底面図であり、図6は、図5(A)におけるVI−VI矢視図であり、図7は、ボビン4の斜視図である。
ボビン4は、図5〜7に示すように、コイル巻線3の軸線A方向(図2の上下方向)に沿って延びて、軸線Aを挟んで対向配置された2つの側壁部41,42と、側壁部41,42の図示上方側の端部同士をそれぞれ連結する連結部43(第1の連結部)と、側壁部41,42の図示下方側の端部同士を連結する連結部44(第2の連結部)と、を含んで構成される。側壁部41,42と連結部43,44とは絶縁性の材料により構成される。
ボビン4の側壁部41,42は略平板状且つ同一形状の部材からなり、長手方向がコイル巻線3の軸線A方向となるように設けられる。より具体的には、側壁部41,42のうち、軸線A側の面は平らであるが、軸線A側の面とは逆側の外周側の面は、軸線A方向から見たときに円弧を形成するように緩やかに曲がっている。また、側壁部41の内面41Aと側壁部42の内面42Aとの距離は、コイル巻線3の最小径である切り欠き部36Aと36Bとの間の距離(37Aと37Bとの間の距離)に基づいて設定される。
また、連結部43,44は、平板状の部材からなり中心に開口45,46をそれぞれ有するリング状の形状をなしていて、軸線Aに対して直交する方向に延びている。この開口45,46は、コイル巻線3をボビン4に対して取り付けたときに、コイル巻線3の開口と連通し、さらに磁性体コア部材6Aの脚部をこの開口に挿入可能とするために設けられている。なお、ボビン4の開口45,46の内径は、コイル巻線3に設けられる開口の内径よりも小さくされている。
ボビン4の連結部43には、内周縁から対向する連結部44方向に軸線Aに沿って延びる内壁部47が設けられる(図5(A)では、破線で示している)。内壁部47は、開口45の周縁に沿って略リング状に設けられている。内壁部47の高さ、すなわち、連結部43の下面側からの軸線A方向の長さは、図7に示すように、開口45の周縁に沿って変化している。より詳細に示すと、内壁部47の高さは、連結部43及び連結部44の中央同士を結ぶ線(図5(A)における線S)に対して一方側(図5(A)においてS1側と示す側)から他方側(図5(A)においてS2側と示す側)に向かって高くなっている。そして、内壁部47のうち、S1側であって線Sから最も離間した領域S0においては、内壁部47の高さが最も低くされていて、連結部43の下面に対する内壁部47の高さはごく僅かとなっている。この内壁部47の領域S0の高さは、ゼロでもよい。内壁部47の傾斜は、コイル巻線3をボビン4に取り付ける際に、ボビン3内へコイル巻線3を挿入しやすくすると共に、コイル巻線3をボビン4に取り付けた後に、コイル巻線3がボビン4から外れることを防ぐ機能を有する。詳細は後述する。
ボビン4の連結部43に設けられる内壁部47の幅は、開口45の内径と、コイル巻線3に設けられた開口301の内径との差よりも小さく設定され、開口45の周縁に沿ってほぼ一様である。ただし、所定の長さの領域だけ他の領域よりも幅が大きな突出部471を有する。この突出部471の長さ及び奥行き(幅)は、コイル巻線3に設けられた切込部38に対応して決められる。すなわち、コイル巻線3をボビン4に取り付けた際に、切込部38に突出部471が嵌まる構成となっている。これにより、コイル巻線3をボビン4に取り付けた後にコイル巻線3が回転することを防止している。詳細は後述する。
また、ボビン4の側壁部41のうち軸線A側の内周面41A及び側壁部42のうち軸線A側の内面42Aを接続する中板部48(第3の連結部)がさらに設けられる。この中板部48は、連結部43,44と同様に平板上の部材からなり、中心に開口49を有するリング状の形状をなしていて、連結部43,44と平行となるように設けられる。中板部48と連結部44との距離は、コイル巻線3の巻線部材が中板部48と連結部44との間に挿入可能な厚さとされている。すなわち、中板部48は、コイル巻線3をボビン4に取り付ける際に、コイル巻線3をボビン4の内側の所定の位置に適切に載置するための巻線ガイドとして機能すると共に、載置後のコイル巻線3の巻線部材同士の接触及び短絡を防止する機能を有する。
ボビン4の中板部48に設けられた開口49は、開口45,46と同様に、コイル巻線3をボビン4に対して取り付けたときに、コイル巻線3の開口と連通し、さらに磁性体コア部材6Aの脚部をこの開口に挿入可能とするために設けられている。なお、ボビン4の開口49の内径は、コイル巻線3に設けられる開口の内径よりも小さくされている。
また、ボビン4の連結部43,44には、軸線Aに対して外方へ突出するガイド部43A,44Aが一体的に設けられる。さらに、ボビン4の連結部43には、その上面から軸線A方向に沿って上方に延びる第2ガイド部43Bが設けられる。また、ボビン4の連結部44には、その下面(底面)から軸線A方向に沿って下方に延びる第2ガイド部44Bが設けられる。このガイド部43A,44A及び第2ガイド部43B,44Bは、磁性体コア部材6A,6Bをコイル部品2に対して取り付ける際に、磁性体コア6Aが振動等により動くことを防止する。詳細は後述する。
また、図6に示すように、側壁部41,42と連結部43と中板部48とにより囲まれた領域は、側面視において略矩形状の開口51を形成する。また、側壁部41,42と連結部44と中板部48とにより囲まれた領域は、側面視において略矩形状の開口52を形成する。このとき、側壁部41と側壁部42との距離は、コイル巻線3の最小径と略同一であることが好ましい。
ボビン4を構成する絶縁性の材料としては、例えばPBT(Poly Butylene Terephthalate)樹脂やPPS(Poly Phenylene Sulfide)樹脂等が、耐熱性、耐薬品性、難燃性、寸法安定性等の特性に優れていることから好適に用いられる。
(ボビンへのコイル巻線の取り付け)
次に、ボビン4へのコイル巻線3の取り付けについて、図8〜11を参照しながら説明する。図8は、ボビン4へのコイル巻線3の取り付け方法を説明する斜視図である。また、図9は、取り付け後のコイル部品についての図8におけるIX−IX矢視図であり、図10は、取り付け後のコイル部品についての図8におけるX−X矢視図である。また、図11は、コイル部品の斜視図である。
ボビン4へコイル巻線3を取り付ける際には、図8に示すように、ボビン4において、側壁部41,42及び連結部43,44により囲まれた開口(図6における開口51,52)に対して、図示手前側から図示奥側へ、すなわち、ボビン4のS1側からS2側へ向けてコイル巻線3を挿入する。このとき、コイル巻線3を、ボビン4の開口45,46,49が連通する方向とコイル巻線3の軸線とが一致し、且つ、側壁部41,42の内面が延在する方向に沿ってコイル巻線3の切り欠き部36A,36B,37A,37Bが配置されるような向きとする。そして、側壁部41の内面41Aと切り欠き部36A,37Aとが対向し、且つ、側壁部42の内面42Aと切り欠き部36B,37Bとが対向する位置までコイル巻線3を挿入する。
このとき、軸線Aを中心にコイル巻線3を回転させることで、ボビン4に対する挿入する際のコイル巻線3の向きを変更したとしても、コイル巻線3の径と比較して側壁部41,42間の距離が小さいため、コイル巻線3の挿入ができない。具体的には、例えば、軸線Aを中心に45度回転し、側壁部41,42の内面41A,42Aと切り欠き部36A,36B,37A,37Bとのなす角が45度となるような状態でコイル巻線3をボビンに挿入しようとしたとしても、切り欠き部36A,36B間の距離(切り欠き部37A,37B間の距離)よりも、切り欠き部36A,36Bが含まれない領域における巻線部材31の径が大きいため、切り欠き部36A,36B間の距離に対応して形成された側壁部41,42の内面41A,42Aの間にコイル巻線3を挿入することはできない。
コイル巻線3をボビン4に挿入する際、巻線部材31は、ボビン4の開口51側に挿入され、巻線部材32は、ボビン4の開口52側に挿入される。すなわち、中板部47が巻線部材31と巻線部材32との間に挟まれるように、ボビン4が取り付けられる。
ここで、連結部43の開口45の周縁に設けられた内壁部47は略リング状であるため、コイル巻線3を挿入しようとすると、内壁部47がコイル巻線3の巻線部材31に引っかかり挿入が困難であることが考えられる。しかしながら、本実施形態のボビン4においては、内壁部47の高さがS1側の領域S0からS2側に向けて高くなるように傾斜している。これにより、コイル巻線3がボビン4に挿入されるにつれて、巻線部材31と当接する内壁部47の高さが領域S0から徐々に高くなる。これにより、コイル巻線3の巻線部材31が接続部34を支点として下方に撓みながら、コイル巻線3をボビン4に対して挿入することができる。
そして、コイル巻線3が、ボビン4の開口45,46,49が連通する方向とコイル巻線3の軸線とが一致する位置まで挿入されると、図9及び図11に示すように、コイル巻線3の切込部38に対して内壁部47に設けられた突出部471が対応して入り込む。これにより、コイル巻線3の巻線部材31の下方への反りは元に戻り、図9及び図10に示すように、コイル巻線3の所定の位置に対してボビン4が取り付けられて、コイル部品2が形成される。
コイル部品2としてコイル巻線3とボビン4とを組立てた後は、コイル巻線3及びボビン4との位置関係の変動は抑制される。例えば、軸線A方向については、コイル巻線3の巻線部材32が連結部44と中板部48とによって挟み込まれていることと、巻線部材31の上面側が連結部43と当接していることから、コイル巻線3の移動が抑制されている。また、軸線Aに対して垂直な面方向の移動は、巻線部材31の開口301の内側にボビン4の内壁部47が嵌め込まれる状態となるので、コイル巻線3の移動が抑制される。さらに、巻線部材31の切込部38とボビン4の内壁部47に設けられた突出部471が嵌合しているので、軸線Aを中心としてコイル巻線3が回転することも抑制される。さらに、側壁41,42の間の距離は、コイル巻線3の最小径である切り欠き部36Aと36Bとの間の距離(37Aと37Bとの間の距離)に基づいて設定されるので、コイル巻線3の回転は側壁41,42によっても抑制される。
また、外周縁部39は、コイル部品2としてのコイル巻線3とボビン4を組み立てた場合の上面視において、連結部43の外周より外側に位置される部分を備えている。これにより、コイル巻線3とボビン4をリワークのために外す場合、外周縁部39を軸線Aに沿って下方に押圧することで、切込み部38と突出部471の嵌め込みが解消され、さらにコイル巻線3を領域S0側に押圧することで、簡単にコイル巻線3とボビン4を外すことができ、分解作業性に優れている。
(コイル部品)
次に、図1及び図2に戻って、トランス1について説明する。このトランス1は、上記のコイル部品2が更に一対の磁性体コア部材6A,6Bを備えるものである。
図1及び図2に示すように、磁性体コア部材6A,6Bは、コイル部品2を構成するコイル巻線3及びボビン4の開口を貫く軸線Aに沿ってコイル部品2を挟むように配置される。
磁性体コア部材6A,6Bは、フェライト粉末を圧粉成形して得られるいわゆるE型コアである。より具体的には、磁性体コア部材6Aは、長手方向を有する平板状の基部60と、基部60の一方の主面の中心に突設された円柱状の主脚61と、主脚61を挟んで基部60の端部に設けられた2本の外脚62,63とからなっている。また、磁性体コア部材6Bは、長手方向を有する平板状の基部66と、基部66の一方の主面の中心に突設された円柱状の主脚67と、主脚67を挟んで基部66の端部に設けられた2本の外脚68,69とからなっている。
磁性体コア部材6の主脚61はコイル部品2の開口、すなわち、ボビン4の連結部43の開口45、巻線部材31の開口301、ボビン4の中板部48の開口49、巻線部材32の開口302、ボビン4の連結部44の開口46を連通するように挿入される。このとき、図10に示すように、ボビン4の連結部43の開口45、中板部48の開口49、及び、連結部44の開口46の径は、巻線部材31,32の開口301,302の径よりも小さくされているため、連結部43の開口45、中板部48の開口49、連結部44の開口46が磁性体コア部材6Aの主脚61及び磁性体コア部材6Bの主脚67に僅かなクリアランスを設けて挿入されている一方、巻線部材31,32の開口301,302は、磁性体コア部材6Aの主脚61及び磁性体コア部材6Bの主脚67と当接しない。このように、ボビン4は、開口内において、磁性体コア部材6A,6Bとコイル巻線3とが接触することを防止する機能を有する。
図1に戻り、磁性体コア部材6Aの外脚62,63及び磁性体コア部材6Bの外脚68,69は、側壁41,42に沿って、外脚62と外脚68とが当接し、外脚63と外脚69とが当接するように軸線A方向に延びている。このとき、ボビン4の側壁部41,42が、コイル巻線3の外周面に沿って設けられているため、この側壁部41,42が磁性体コア部材6A,6Bとコイル巻線3とが接触することを防止する絶縁部材としての機能を有する。
また、ボビン4の連結部43,44は、コイル部品2を一対の磁性体コア部材6A,6Bで挟み込んだときに、コイル巻線3が磁性体コア部材6A,6Bと当接することを防止する絶縁部材としての機能を有する。
さらに、ボビン4の連結部43,44に、外方へ突出するガイド部43A,44Aがそれぞれ設けられ、このガイド部43A,44Aが外脚62,63,68,69と当接した状態で磁性体コア部材6A,6Bが取り付けられる。このとき、ガイド部43B,44Bによって、磁性体コア部材6A,6Bの基部60,66がそれぞれ挟み込まれる構成となる。これにより、磁性体コア部材6A,6Bとコイル部品2との間の幅方向の位置ズレの発生が抑制される。なお、ガイド部43A,43B,44A,44Bの形状は、上記に限られず、磁性体コア部材の形状に応じて適宜変更することができる。また、ボビン4の側壁部41,42にガイド部を設ける態様とすることもできる。
以上のように、本実施形態に係るボビン4及びこのボビン4とコイル巻線3とにより形成されるコイル部品2によれば、2つの側壁部41,42と2つの連結部43,44とにより構成される領域の内部にコイル巻線3を挿入し、さらにこれを磁性体コア部材6A,6Bにより挟み込む場合に、2つの側壁部41,42がコイル巻線3と外側の電子部品との接触を回避することができる。また、コイル巻線3の上面側に設けられた連結部43と、下面側に設けられた連結部44とによって、コイル巻線3を上面及び下面から挟み込むため、上下方向においても他の電子部品との絶縁性が保たれる。また、連結部43の開口45に沿って設けられる内壁部47が、開口45の内部に挿入される磁性体コア部材6A,6Bの脚部との絶縁を達成することができる。さらに、内壁部47の高さが2つの側壁部41,42の中央同士を結ぶ線Sに対する一方側(S1側)から他方側(S2側)に向かうにつれて高くなるように傾斜していることによって、内壁部47の傾斜に沿ってコイル巻線3をボビン4に対して挿入することができるので、作業性の向上も図られている。このように、本実施形態に係るボビン4及びコイル巻線3によれば、部品数を増やすことなく、コイル巻線の絶縁性を向上させることができる。
また、ボビン4が、第3の連結部となる中板部48をさらに備えていることで、2ターンあるコイル巻線3における巻線部材31と巻線部材32との間に中板部48が挟まれるようにコイル巻線3を挿入することで、巻線部材31,32間の絶縁性を高めることができる。
また、内壁部47は、軸線Aとは逆側の外方に突出する突出部471を備える態様とすることで、突出部471を利用して、コイル巻線3の位置合わせを好適に行うことができる。具体的には、コイル巻線3においてボビン4の内壁部47に設けられた突出部471に対応する切込部38を備えている構成とすることで、組み立て時に切込部28と突出部471とが嵌合するように、コイル巻線3とボビン4とを組み立てることによって、コイル巻線3の位置合わせを好適に行うことができると共に、振動・衝撃等によってコイル巻線3移動すること等を抑制することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されず、種々の変更を行うことができる。
例えば、ボビン4に設けられた側壁部41,42、連結部43,44及び中板部48の形状は適宜変更することができる。例えば、本実施形態に係るコイル部品2を構成するボビン4では、連結部43,44及び中板部48は、いずれもリング状である場合について説明したが、内壁部47が設けられる連結部43以外の連結部44及び中板部48については、リング状である必要はなく、例えば、矩形状の部材であってもよい。すなわち、連結部43,44は、側壁部41,42の端部同士を接続すればよく、その形状は上記に限定されない。ここでいう「端部」とは、側壁部41,42の端縁近傍を指す。すなわち、側壁部41,42の端縁よりも内側において、側壁部41,42が連結部43,44により連結されていてもよい。
また、本実施形態においてはコイル巻線3が2ターンである場合について説明したが、コイル巻線のターン数が増えていてもよい。その場合、ボビン4は、コイル巻線のターン数に応じて巻線同士の接触を防止するための絶縁部材をさらに備える構成とすることができる。
また、ボビン4の内壁部47に設けられた突出部471は、ボビン4において必須の構成ではない。また、ボビン4の内壁部47に突出部471が設けられない場合、コイル巻線3に切込部38が設けられている必要もない。
また、上記実施形態では、ボビン4の連結部43,44がリング状である場合について説明したが、連結部43,44は、側壁部41,42の端部同士を接続すればよく、その形状は上記に限定されない。ここでいう「端部」とは、側壁部41,42の端縁近傍を指す。すなわち、側壁部41,42の端縁よりも内側において、側壁部41,42が連結部33,34により連結されていてもよい。
また、上記実施形態において説明したコイル部品2では、ボビン4に対してコイル巻線3という1つのコイル巻線が取り付けられる構成について説明したが、コイル巻線は2つ以上であってもよく、コイル巻線の巻回数が1ターン以上あればよい。またコイル巻線を構成する巻線部材の形状は有端リング状に限られず、例えばエッジワイズコイルのような形状であってもよい。また、上記実施形態では円環状をなすコイル巻線について説明したが、コイル巻線の形状は、例えば中央部に開口を有する矩形状であってもよい。すなわち、ボビン4に対して挿入可能な形状であれば、コイル巻線の形状は特に限定されない。
また、上記実施形態のコイル部品2では、側壁部41,42が磁性体コア部材6A,6Bの外脚に対応する位置に設けられているが、この配置とは異なる位置に側壁部41,42を設ける態様としてもよい。
また、上記実施形態のボビン4においては、内壁部47の高さがS1側の領域S0からS2側に向けて全体的に徐々に高くなるように傾斜しているが、これに限らず、内壁部47の一部のみにおいて一方側から他方側に向けて高くなっている構成であってもよい。このような構成としては、例えば、領域S0から領域S1の途中までは平坦に構成し、そこから本実施形態の傾斜角度より大きい角度の傾斜を設けて高くする等、領域S0からS1側の途中までの一部の内壁部47において傾斜を設け、その他のS1側やS2側は平坦形状とする構成が挙げられる。また、S0側からS2側まで、本実施例の傾斜より緩やかな傾斜を設けて高くなっている構成でもよい。
また、一対の磁性体コア部材6A,6Bの形状は、上記実施形態に示したいわゆるEE型の形状に限られない。他のコア部材の形状としては、例えば、EE型、UI型、等が挙げられる。また、主脚、外脚とも備えていない空芯コアとすることもできる。
また、上記実施形態では、コイル部品2がトランス1に用いられるとして説明をしたが、本実施形態に係るコイル部品は、チョークコイル等の他の電子部品に適用することができる。
1…トランス、2…コイル部品、3…コイル巻線、4…ボビン、6A,6B…磁性体コア部材、31,32…巻線部材、41,42…側壁部、43,44…連結部、45,46,49…開口、47…内壁部、48…中板部。

Claims (4)

  1. ボビンと、コイル巻線と、を備えるコイル部品であって、
    前記ボビンは、
    軸線を挟んで対向配置され、該軸線方向に延びる絶縁性の少なくとも2つの側壁部と、
    前記軸線に対して直交する面に沿って、前記2つの側壁部の端部のうち前記軸線の延びる方向に沿った同一側の端部同士を連結すると共に、前記軸線を含む領域に設けられた開口を有する絶縁性の第1の連結部と、
    前記軸線に対して直交する面に沿って、前記2つの側壁部の端部のうち前記第1の連結部により連結された側とは逆側の端部同士を連結する絶縁性の第2の連結部と、を備え、
    前記第1の連結部は、前記第2の連結部と対向する面において、前記開口の周縁から前記軸線方向に延びる内壁部を備え、
    前記内壁部の軸線方向の高さは、一方側から他方側に向かうにつれて高くなるように傾斜し
    前記コイル巻線は、
    前記2つの側壁部、前記第1の連結部、及び前記第2の連結部により構成される領域の内部に配置される
    ことを特徴とするコイル部品。
  2. 前記軸線に対して直交する面に沿って、前記2つの側壁部の両端部とは異なる位置で、
    前記2つの側壁部を連結する絶縁性の第3の連結部を備えることを特徴とする請求項1記載のコイル部品
  3. 前記内壁部は、外方に突出する突出部を備えることを特徴とする請求項1又は2記載のコイル部品
  4. 記コイル巻線は、板状の巻線が前記軸線方向に沿って複数連結されて、前記軸線の周りに1ターン以上巻回されたものであって、
    前記軸線方向から見たときに環状をなすと共に、その内周側において前記軸線から外方に向けて切り込まれた切込部が設けられ、
    前記切込部の形状は、前記ボビンの内壁部に設けられた前記突出部に対応している
    ことを特徴とする請求項3に記載のコイル部品。
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