JP6495148B2 - トランス - Google Patents

トランス Download PDF

Info

Publication number
JP6495148B2
JP6495148B2 JP2015184703A JP2015184703A JP6495148B2 JP 6495148 B2 JP6495148 B2 JP 6495148B2 JP 2015184703 A JP2015184703 A JP 2015184703A JP 2015184703 A JP2015184703 A JP 2015184703A JP 6495148 B2 JP6495148 B2 JP 6495148B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
outer periphery
bobbin
transformer
primary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015184703A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017059735A (ja
Inventor
宮本 正実
正実 宮本
俊行 増田
俊行 増田
大田 智嗣
智嗣 大田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FDK Corp
Original Assignee
FDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FDK Corp filed Critical FDK Corp
Priority to JP2015184703A priority Critical patent/JP6495148B2/ja
Publication of JP2017059735A publication Critical patent/JP2017059735A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6495148B2 publication Critical patent/JP6495148B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、一次側コイルのフランジの外面に、板状の二次側コイルを配置した大電流仕様のトランスに関するものである。
車載用の電源トランス等のように、二次側コイルに大電流が流れる高圧トランスにおいては、通常、上記二次側コイルとして、抵抗値を小さくして発熱を抑制するために、銅の帯板を面内方向にリング状に形成した銅板コイルが用いられている。
ところで、このような大電流仕様の高圧コイルのうち、銅線をボビンに巻回した一次側コイルに対して出力側として2つの二次側の銅板コイルを用いるものにあっては、例えば下記特許文献1に見られるように、一次側コイルを間に挟むようにして当該一次側コイルの軸線方向の両端側に上記銅板コイルを対向配置する構成が採用されている。
図5〜図7は、本発明者等が先に開発したこの種のトランスを示すものである。
このトランスにおいては、一次側コイル1が巻回されたボビン2の両端フランジ2aの外面に、それぞれ銅板をリング状に形成した二次側コイル3が配置されたもので、二次側コイル3の引き出し部3a、3bが各々一次側コイル1の外周側に屈曲されるとともに、互いの引き出し部3aが共通端子として接続されている。
これらボビン2および二次側コイル3は、E型コア6との間の絶縁を確保するために、有底円筒状の絶縁用カバー4内に収納されている。ここで、カバー4の外壁には、引き出し部3a、3bおよび一次側コイル1の引き出し部1aを外方に引き出すための開口部4aおよび溝部4bが形成されている。他方、このカバー4の端部開口は、略円板状の絶縁用キャップ5によって塞がれている。
そして、これらカバー4およびキャップ5の外周を囲繞するようにして一対のE型コア6が対向配置されている。これらE型コア6は、その背部6aがカバー4の底板およびキャップ5の外面側に配置され、中足6bがカバー4の底板およびキャップ5に形成された孔部からボビン2内に挿入されるとともに、外足6cをカバー4の外周に位置させて配設されている。
ところで、近年、上記構成からなるトランスに対して、これまでよりも大きな電流に対応し得るものが要求されている。このような場合に、一般的には、二次側コイル3の断面積を大きくして電気容量を増す対応する方法が採られている。
しかしながら、上記二次側コイル3の断面積を大きくするために厚さ寸法を大きくすると、トランス全体の高さ寸法も大きくなり、低背化の要請に反することになるとともに、特に取付箇所に高さ制限がある場合には適用することができないという問題点を生じる。
そこで、二次側コイル3の幅寸法を大きくして断面積を増やそうとすると、図8に示すように、従来よりも二次側コイル3の外径寸法が大きくなり、この結果、実装面積が増大して省スペース化に逆行するという問題点を生じる。
特開2008−270347号公報
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、僅かな実装面積の増加により、二次側コイルの断面積を増大させて一層の大電流化に対応することが可能になるトランスを提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、一次側コイルが巻回されたボビンの少なくとも一方のフランジの外面に、帯板を面内方向にリング状に形成した二次側コイルが配置され、これら一次側コイルおよび二次側コイルを囲繞して磁路を形成するコアが配設されたトランスにおいて、上記二次側コイルの外周に、上記ボビンの軸線方向に屈曲されて上記一次側コイルの外周を囲繞する壁部を形成するとともに、当該壁部と上記一次側コイルの外周との間に絶縁部材を介装したことを特徴とするものである。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、上記ボビンの両端のフランジの外面に、それぞれ上記二次側コイルが配置されるとともに、各々の二次側コイルの外周に、上記ボビンの軸線方向に屈曲されて上記一次側コイルの外周を囲繞するとともに先端部同士が対向する壁部を形成したことを特徴とするものである。
請求項1または2に記載の発明によれば、二次側コイルの外周にボビンの軸線方向に屈曲された壁部を形成しているために、実質的に二次側コイルの幅寸法を大きくして断面積を増大させることができる。
また、一次側コイルの外周を囲繞するように形成された上記壁部と一次側コイルの外周との間に絶縁部材を介装しているために、一次側コイルと二次側コイルとの間の絶縁性も確保することができる。
さらに、実装面積における増加量は、二次側コイルにおける壁部の板厚と絶縁部材の厚さ寸法の分だけであり、しかも上記壁部は、一次側コイルの外周側に屈曲形成されているために、高さ寸法は増加することがない。この結果、僅かな実装面積の増加により、二次側コイルの断面積を大きく増加させて一層の大電流化に対応することが可能になる。
本発明の一実施形態を示す全体の斜視図である。 図1の分解斜視図である。 図1の正面図である。 図3のA−A線視断面図である。 従来のトランスを示す図で、(a)は平面図、(b)は正面図である。 図5の分解斜視図である。 図5(b)のB−B線視断面図である。 図7の二次側コイルの幅寸法を大きくした場合の縦断面図である。
図1〜図4は、本発明に係るトランスの一実施形態を示すもので、図5〜図7に示したものと同一構成部分については同一符号を付してその説明を簡略化する。
このトランスにおいては、一次側コイル1が巻回されたボビン2の両端フランジ2aの外面に、それぞれ銅板を面内方向にリング状に形成した二次側コイル10が配置されている。
これら二次側コイル10は、それぞれ従来の二次側コイル3よりも大径のリング状に形成されるとともに、ボビン2の外径寸法よりも僅かに大きな径寸法の位置から外周に至る部分が、プレス加工または絞り加工によって一次側コイル1の外周側に向けて垂直方向に屈曲されている。
これにより、二次側コイル10の外周には、一次側コイル1の外周を囲繞する壁部11が一体に形成されている。この壁部11は、全体として円筒状に形成されるとともに、一次側コイル1の引き出し部1aおよび二次側コイル10の引き出し部10a、10bを外部に引き出す部分には、それぞれ切り欠き部11aが形成されている。
さらに、一次側コイル1の外周と二次側コイル10との間には、絶縁部材12が介装されている。この絶縁部材12は、絶縁性樹脂からなる帯板をボビン2の外径よりも幾分小径の筒状に成形したもので、弾性によって開環部を広げてボビン2を挿入した後に復元させることによりボビン2の外周に嵌め込まれている。
そして、絶縁部材12が外装された一次側コイル1の両端フランジ2aの外面に、それぞれ二次側コイル10が配置され、互いの壁部11によって絶縁部材12の外周を囲繞するとともに、先端同士を間隔をおいて対向させた状態で、有底円筒状の絶縁用カバー4内に収納されている。
以上の構成からなるトランスにおいては、二次側コイル10の外周にボビン2の軸線方向に垂直に屈曲された壁部11を形成しているために、実質的に二次側コイル10の幅寸法を大きくして断面積を効果的に増大させることができる。
また、一次側コイル1の外周を囲繞するように形成された壁部11と一次側コイル1の外周との間に絶縁部材12を介装しているために、一次側コイル1と二次側コイル10との間の絶縁性も確保することができる。
さらに、絶縁用カバー4内に収納されるコイル全体の外径寸法の増加量は、二次側コイル10における壁部11の板厚に絶縁部材12の厚さ寸法を加えた分だけであるために、実装面積が僅かに大きくなるに過ぎず、しかも壁部11は、一次側コイル1の外周側に屈曲形成されているために、高さ寸法は増加することがない。この結果、僅かな実装面積の増加により、二次側コイル10の断面積を効果的に増大させて一層の大電流化に対応することが可能になる。
なお、上記実施形態においては、本発明を一次側コイル1のボビン2の両端フランジ2aの外面に、それぞれ二次側コイル10が配置された2出力タイプのトランスに適用した場合についてのみ説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、一次側コイル1のボビン2の一方のフランジ2aの外面のみに二次側コイル10が配置された1出力タイプのトランスにも同様に適用することが可能である。
1 一次側コイル
2 ボビン
2a フランジ
6 E型コア
10 二次側コイル
11 壁部
12 絶縁部材

Claims (2)

  1. 一次側コイルが巻回されたボビンの少なくとも一方のフランジの外面に、帯板を面内方向にリング状に形成した二次側コイルが配置され、これら一次側コイルおよび二次側コイルを囲繞して磁路を形成するコアが配設されたトランスにおいて、
    上記二次側コイルの外周に、上記ボビンの軸線方向に屈曲されて上記一次側コイルの外周を囲繞する壁部を形成するとともに、当該壁部と上記一次側コイルの外周との間に絶縁部材を介装したことを特徴とするトランス。
  2. 上記ボビンの両端のフランジの外面に、それぞれ上記二次側コイルが配置されるとともに、各々の二次側コイルの外周に、上記ボビンの軸線方向に屈曲されて上記一次側コイルの外周を囲繞するとともに先端部同士が対向する壁部を形成したことを特徴とする請求項1に記載のトランス。
JP2015184703A 2015-09-18 2015-09-18 トランス Active JP6495148B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015184703A JP6495148B2 (ja) 2015-09-18 2015-09-18 トランス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015184703A JP6495148B2 (ja) 2015-09-18 2015-09-18 トランス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017059735A JP2017059735A (ja) 2017-03-23
JP6495148B2 true JP6495148B2 (ja) 2019-04-03

Family

ID=58390361

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015184703A Active JP6495148B2 (ja) 2015-09-18 2015-09-18 トランス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6495148B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107610913B (zh) * 2017-11-09 2020-01-31 台达电子企业管理(上海)有限公司 磁性元件、金属环状绕组及其制备方法
JP7355520B2 (ja) * 2019-04-18 2023-10-03 Tdk株式会社 コイル装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3476411B2 (ja) * 2000-03-21 2003-12-10 Tdk株式会社 コイル装置
KR101018625B1 (ko) * 2008-08-22 2011-03-03 주식회사 동아일렉콤 맞춤형 트랜스포머 및 인덕터
JP6030828B2 (ja) * 2011-10-19 2016-11-24 株式会社タムラ製作所 トランス

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017059735A (ja) 2017-03-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6380745B2 (ja) トランス
KR101381532B1 (ko) 트랜스포머
JP6079225B2 (ja) トランス
JP6523626B2 (ja) トランス
US9564267B2 (en) Magnetic element and bobbin assembly thereof
JP5842282B2 (ja) コイル部品
JP5416078B2 (ja) 磁気部品および磁気部品の製造方法
JP6495148B2 (ja) トランス
JP6561460B2 (ja) コイル部品
JP6187806B2 (ja) トランス
JP6171384B2 (ja) トランス
JP6451229B2 (ja) トランス
US9082544B2 (en) Bobbin and coil component
JP2016025273A (ja) 巻線部品
JP2021019104A (ja) リアクトル装置
JP2014049681A (ja) トランス
JP6661360B2 (ja) ラインフィルタ
JP6623351B2 (ja) トランス
JP6239478B2 (ja) トランス構造
JP2009272438A (ja) スイッチングトランス
JP2013183066A (ja) コイル装置
JP2017073486A (ja) コイル部品
JP6559992B2 (ja) インダクタンス素子
JP2016092232A (ja) 巻線部品
JP2015207577A (ja) コイル

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20180126

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180806

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190219

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190306

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6495148

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250