JP6561460B2 - コイル部品 - Google Patents

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本発明は、環状のコイル及びその周囲に配されたコアを有するコイル部品に関する。
DC−DCコンバータ等に用いられるチョークコイルやトランス等のコイル部品は、コイルとコアとを有する。特許文献1には、コイルの内側にコアの一部(以下において、適宜、磁心部という。)が形成されたコイル部品が開示されており、コアの磁心部とコイルの内周面との間には、絶縁性を確保するためのボビンが配されている。
特開2010−45188号公報
しかしながら、特許文献1に記載のコイル部品は、磁心部とコイルとの間にボビンを介在させているため、コイル部品全体の大型化を招いてしまう。また、コアの磁心部、コイル、及びボビンの寸法公差、組付公差を考慮すると、磁心部に対してコイルの内径を充分に大きくする必要がある。これに伴い、コイルの外径も大きくなってしまい、ひいてはコイル部品全体の大型化を招いてしまう。
また、特許文献1に記載のコイル部品においては、コアの一対の磁心部同士の対向面積がインダクタンスに大きく影響するが、磁性材料の焼結体によって構成されるコアは、高い寸法精度を得ることが困難である。そのため、コイル部品のインダクタンスにばらつきが生じやすいという問題もある。
また、特許文献1に記載のコイル部品の組み立ては、コイルの内側に磁心部を挿入するようにして行うが、このとき、軸方向における磁心部の一端面上にコイルが配されないように注意が必要であり、生産性向上の観点から改善の余地がある。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、小型化、インダクタンスのばらつきの抑制、生産性の向上を図ることができるコイル部品を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、環状のコイルと、該コイルの周囲に配されたコアとを備えたコイル部品であって、
上記コアは、上記コイルの軸方向の両側に配された一対の基体部と、上記コイルの外周側に配された脚部とを有し、
上記一対の基体部は、上記コイルの内周側の空間を介して互いに対向する一対の対向面をそれぞれ備え、
該一対の対向面は、軸方向において、上記コイルの一対の端面と同等又は外側の位置に形成されており、
上記コアは、径方向に開口した開口部を有し、該開口部から上記コイルを上記コアの内側に挿入配置することができるよう構成されており、
上記一対の基体部のうちの一方の上記基体部は、少なくとも上記対向面を含む領域に、その周囲よりも、他方の上記基体部側に突出した突出面を有し、
上記他方の基体部は、上記一方の基体部側の面が平坦に形成されており、
上記コアは、上記コイルの内周側には配されておらず、
上記一対の対向面の間の距離は、上記基体部の厚みよりも小さいことを特徴とするコイル部品にある。
上記コイル部品において、上記一対の対向面は、軸方向において、コイルの一対の端面と同等又は外側の位置に形成されている。すなわち、コイルの内周側には、コアの一部が配置されていない。それゆえ、コイルの内周面とコアとの間には、両者を絶縁するための絶縁部材を設ける必要がなくなる。これにより、コイルの内周側に絶縁部材の配置スペースを設ける必要がなくなり、コイル部品全体の小型化を図ることができる。さらに、コイルの内周側に配されていたコアの一部、及び、ボビンの寸法公差、組付公差を考慮して、コイルの内径を大きくする必要性もなくなるため、これによってもコイル部品全体の小型化を図ることができる。
また、上記コイル部品においては、コイルの内周側の空間を介して互いに対向する一対の対向面の間のギャップがインダクタンスに大きく影響することとなり、対向面の面積がインダクタンスに影響する。ここで、対向面の面積は、軸方向から見たコイルの内側領域の面積であり、この面積は管理しやすい。それゆえ、コイル部品のインダクタンスのばらつきを抑制することができる。
また、コイル部品を組み立てる際、コイルは一対の基体部の間であって、脚部の内側である空間に配置すればよく、コイルの内周側にコアの一部が挿入されるようにする必要がない。それゆえ、コイル部品の生産性を向上することができる。
以上のごとく、本発明によれば、小型化、インダクタンスのばらつきの抑制、生産性の向上を図ることができるコイル部品を提供することができる。
参考例における、コイル部品の斜視図。 参考例における、コイル部品の上面図。 図2のIII−III線矢視断面図。 参考例における、コアの斜視図。 参考例における、第1コア部材を第2コア部材側から見た斜視図。 参考例における、第2コア部材の斜視図。 参考例における、コイルの斜視図。 参考例における、絶縁シートの斜視図。 参考例における、絶縁シートを組み付けたコイルの斜視図。 実施例における、コイル部品の断面図。 実施例における、第1コア部材を第2コア部材側から見た斜視図。
上記コイル部品としては、例えば、電気自動車やハイブリッド自動車等に搭載される電力変換装置に用いられるチョークコイルやトランス等とすることができる。
また、本明細書において、コイルの巻回軸の方向を軸方向という。また、コイルの巻回軸に直交する方向を径方向といい、軸方向及び径方向に直交する方向を周方向という。
参考例
コイル部品の参考例につき、図1〜図9を用いて説明する。
コイル部品1は、図2に示すごとく、環状のコイル2と、コイル2の周囲に配されたコア3とを備えている。図1、図3、図4に示すごとく、コア3は、コイル2の軸方向Zの両側に配された一対の基体部31、32と、コイル2の外周側に配された脚部33とを有する。図3、図4に示すごとく、一対の基体部31、32は、コイル2の内周側の空間を介して互いに対向する一対の対向面34、35をそれぞれ備える。図3に示すごとく、一対の対向面34、35は、軸方向Zにおいて、コイル2の一対の端面201、202と同等又は外側の位置に形成されている。
本例のコイル部品1は、電流平滑化用のチョークコイルであって、例えば、DC−DCコンバータに用いられるものとすることができる。
図1、図4に示すごとく、本例において、コア3の外形は、略直方体形状を有する。一対の基体部31、32は、それぞれ矩形平板状に形成されており、互いの主面を軸方向Zにおいて対向させて配されている。図5、図6に示すごとく、本例において、一対の基体部31、32における互いに対向する基体内向面310、320は、それぞれの基体部31、32において面一に形成されている。なお、以下において、適宜、基体部31、32の長手方向を「横方向X」といい、横方向X及び軸方向Zに直交する方向を「縦方向Y」という。
図1、図3、図4に示すごとく、一対の基体部31、32は、脚部33によって互いに連結されている。本例において、脚部33は、一対の基体部31、32の横方向Xの両端に位置する辺同士を、軸方向Zに連結している。すなわち、脚部33は、横方向Xにおけるコア3の両端部に一対形成されている。図2、図5に示すごとく、各脚部33は、一対の基体部31、32の縦方向Yの全体にわたって形成されている。また、各脚部33は、縦方向Yを長手方向とした四角柱形状を有する。図5に示すごとく、一対の脚部33は、互いに横方向Xに対向している。
図3、図4に示すごとく、コア3における一対の基体部31、32と一対の脚部33との間には、内部空間5が形成されている。すなわち、内部空間5は、コア3を縦方向Yに貫通している。そして、コア3は、径方向に開口した開口部30を有する。本例において、コア3は、縦方向Yの両側に向って開口した一対の開口部30を有する。すなわち、内部空間5の開口部30が、コア3の縦方向Yの両側面に設けられている。そして、開口部30は、軸方向Z及び横方向Xにおける寸法が、コイル2よりも大きくなっている。これにより、開口部30からコイル2をコア3の内側に挿入配置することができるよう構成されている。
図1、図3、図4に示すごとく、本例において、コア3は、2つに分割されている。図4〜図6に示すごとく、コア3は、一方の基体部31と一対の脚部33とを一体的に形成してなる第1コア部材36と、他方の基体部32を構成する板状の第2コア部材37とを軸方向Zに組み合わせてなる。縦方向Yから見たとき、第1コア部材36は略U字状を呈しており、第2コア部材37は略I字状を呈している。
図3に示すごとく、内部空間5にコイル2が挿入配置されている。コイル2は、その巻回軸方向を、一対の基体部31、32の並び方向にして配置されている。本例においては、基体部31、32における基体内向面310、320の一部が、コイル2の内周側の空間を介して互いに対向する一対の対向面34、35となっている。本例において、一対の対向面34、35の間の距離Dは、基体部31、32の厚みTよりも小さい。すなわち、本例において、軸方向Zにおける一対の基体部31、32間の距離は、軸方向Zにおける基体部31、32の厚みTよりも小さい。
図3、図7に示すごとく、コイル2は、長手方向に直交する断面形状が長方形状を有する平角導線200からなり、金属板を打ち抜いて形成されている。コイル2は、巻回方向に直交する平面による断面形状において、径方向の長さWよりも軸方向Zの長さHの方が短い。つまり、平角導線200の径方向の長さよりも、軸方向Zにおけるコイル2の一対の端面201、202間の距離の方が小さい。
コイル2は、2つの円環部21、22を有する。図2、図7に示すごとく、各円環部21、22は、略円環状に形成されており、周方向の一箇所が切り欠かれている。図3、図7に示すごとく、2つの円環部21、22は、間に隙間を介在させつつ、軸方向Zに積層配置されている。一方の円環部21の巻回方向の一端部と、他方の円環部22の巻回方向の他端部とは、軸方向Zに重なって配置されており、これらは、接続部23によって接続されている。これによって、コイル2は、2回巻回されると共に軸方向Zに積層された形状を有する。コイル2の両端からは、外部と電気的に接続するための一対の端子24が、コイル2の外側に向って形成されている。
図3に示すごとく、コイル2は、軸方向Zにおいて、基体部32に、絶縁部材を介して当接している。本例において、絶縁部材は、可撓性を有する絶縁シート4(絶縁紙)からなる。コイル2は、軸方向Zにおいて、第2コア部材37の基体部32に、絶縁シート4を介して当接している。なお、コイル2と第1コア部材36の基体部31との間には、空隙が形成されている。コイル2は、軸方向Zに隣り合う導体部同士の間に、可撓性を有する絶縁シート4が介在している。すなわち、円環部21と円環部22との間に、絶縁シート4が配されている。なお、図2においては、絶縁シート4の図示を省略している。
図3、図8に示すごとく、本例において、コイル2の一対の円環部21、22の間に介設される絶縁シート4の部位42と、コイル2とコア3の一対の基体部31、32との間にそれぞれ介設される絶縁シート4の部位41、43とは、一枚の絶縁シート4を折り畳んだ状態とすることにより構成することができる。絶縁シート4の厚みは、例えば25〜100μmとすることができる。
本例において、コイル2は、第2コア部材37の基体部32に、絶縁シート4(部位43)を介して当接している。これにより、第2コア部材37の対向面35は、軸方向Zにおいて、第2コア部材37側のコイル2の端面202と同等の位置に形成されている。また、第1コア部材36の対向面34は、コイル2の端面201よりも、軸方向Zにおけるコア3の基体部32側と反対側の位置に形成されている。
次に、本例のコイル部品1の組立方法について説明する。
図4に示すごとく、軸方向Zにおける第2コア部材37の一方側に、第1コア部材36を脚部33側から載置して、一対の基体部31、32と一対の脚部33とを有するコア3を形成する。
そして、図9に示すごとく絶縁シート4を組み付けたコイル2を、縦方向Yにおける端子24の突出側と反対側から、図4に示すコア3の開口部30から内部空間5へ挿入し、コア3に組み付ける。以上によって、本例のコイル部品1を組み立てる。
次に、本例の作用効果について説明する。
上記コイル部品1において、上記一対の対向面34、35は、軸方向Zにおいて、コイル2の一対の端面201、202と同等又は外側の位置に形成されている。すなわち、コイル2の内周側には、コア3の一部が配置されていない。それゆえ、コイル2の内周面とコア3との間には、両者を絶縁するための絶縁部材を設ける必要がなくなる。これにより、コイル2の内周側に絶縁部材の配置スペースを設ける必要がなくなり、コイル部品1全体の小型化を図ることができる。さらに、コイル2の内周側に配されていたコア3の一部、及び、ボビンの寸法公差、組付公差を考慮して、コイル2の内径を大きくする必要性もなくなるため、これによってもコイル部品1全体の小型化を図ることができる。
また、上記コイル部品1においては、コイル2の内周側の空間を介して互いに対向する一対の対向面34、35の間のギャップがインダクタンスに大きく影響することとなり、対向面34、35の面積がインダクタンスに影響する。ここで、対向面34、35の面積は、軸方向Zから見たコイル2の内側領域の面積であり、この面積は管理しやすい。本例においては、プレス加工によってコイル2を形成しており、焼結で形成されるコア3よりも寸法精度が高い。それゆえ、コイル部品1のインダクタンスのばらつきを抑制することができる。
また、コア3は、径方向に開口した開口部30を有し、開口部30からコイル2をコア3の内側に挿入配置することができるよう構成されている。それゆえ、コア3へのコイル2の配置を容易にすることができ、コイル部品1の生産性を向上させることができる。
また、コイル2は、軸方向Zにおいて、基体部32に、絶縁部材を介して当接している。それゆえ、コイル2とコア3の基体部32との絶縁を図ることができる。
また、絶縁部材は、可撓性を有する絶縁シート4からなる。それゆえ、絶縁部材がコア3の表面の形状に追従して変形することができるため、軸方向Zにおいてコイル部品1が大型化することを防ぐことができる。
また、コイル2は、軸方向Zに隣り合う導体部(円環部21、22)同士の間に、可撓性を有する絶縁シート4が介在している。それゆえ、軸方向Zにおけるコイル部品1の大型化を抑制しつつ、軸方向Zに隣り合う導体部間の絶縁を図ることができる。
また、一対の対向面34、35の間の距離Dは、基体部31、32の厚みTよりも小さいため、軸方向Zにおけるコイル部品1の小型化を図ることができる。
また、コイル2は、巻回方向に直交する平面による断面形状において、径方向の長さWよりも軸方向Zの長さHの方が短い。それゆえ、軸方向Zにおけるコイル部品1の大型化を抑制しつつ、コイル2の断面積を稼ぐことができ、インダクタンスを向上させることができる。
以上のごとく、本例によれば、小型化、インダクタンスのばらつきの抑制、生産性の向上を図ることができるコイル部品を提供することができる。
(実施例
本例は、図10、図11に示すごとく、第1コア部材36が、基体部31における第2コア部材37に対向する面のうち少なくとも対向面34を含む領域に、その周囲よりも第2コア部材37側に突出した突出面38を有する例である。
第1コア部材36の基体部31は、第2コア部材37に向って突出した突出部380を有する。図11に示すごとく、本例において、突出部380は略円柱形状を有する。突出部380の第2コア部材37側の面が突出面38である。突出面38は、軸方向Zから見た形状が略円形状を呈している。
突出面38は、軸方向Zからみたとき、一対の脚部33の間であって、基体部31の略中央に配されている。また、図10に示すごとく、突出面38は、軸方向Zから見たとき、コイル2の内周輪郭を覆うように形成されている。また、本例において、軸方向Zから見たとき、突出面38の輪郭は、コイル2の外周輪郭の内側に位置している。径方向において、突出面38における、コイル2の内周側の領域が、基体部31の対向面34である。
脚部33における第2コア部材37側の端面331は、突出面38よりも、基体部31から突出している。突出面38と、脚部33における第2コア部材37側の端面331とは、研磨加工された研磨面39である。突出面38と脚部33の端面331とは、軸方向Zに直交する方向に平坦な面となるように研磨加工されている。
その他は、参考例と同様である。なお、本例又は本例に関する図面において用いた符号のうち、参考例において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、参考例と同様の構成要素等を表す。
本例の場合には、インダクタンスに影響を及ぼす一対の対向面34、35間の間隔を管理しやすい。すなわち、対向面34は、突出面38の一部であるため、研磨のための砥石等が脚部33に干渉しないように対向面34の全体を研磨することができる。また、対向面35は、平板状の基体部32の主面の一部であるので、研磨しやすい。また、第1コア部材36と第2コア部材37とを組み合わせたときに当接する、端面331と基体部32の主面の部位とも、研磨しやすい。それゆえ、一対の対向面34、35間の間隔を管理しやすい。これに伴い、コイル部品1のインダクタンスの調整を正確かつ容易に行うことができる。
その他、参考例と同様の作用効果を有する。
なお、参考例、実施例1においては、コイル部品をチョークコイルとしたが、本発明は、これに限られず、例えばトランス等のコイル部品に適用することもできる。
また、コイルは、導線を螺旋状に巻回された例を示したが、例えば、導線を渦巻状に巻回してもよい。
また、コイルは、金属板を打ち抜いて形成する例を示したが、例えば、プリント基板や厚銅基板に、環状の導体パターンを形成したものとすることもできる。
また、コアは、縦方向から見たとき、第1コア部材は略U字状を呈したもの、第2コア部材は略I字状を呈したものを用いたが、これに限られない。例えば、縦方向から見たとき、第1コア部材、第2コア部材が、それぞれ略U字状を呈するものを用いてもよい。
1 コイル部品
2 コイル
201、202 端面
3 コア
31、32 基体部
33 脚部
34、35 対向面
X 軸方向

Claims (7)

  1. 環状のコイル(2)と、該コイル(2)の周囲に配されたコア(3)とを備えたコイル部品(1)であって、
    上記コア(3)は、上記コイル(2)の軸方向(Z)の両側に配された一対の基体部(31、32)と、上記コイル(2)の外周側に配された脚部(33)とを有し、
    上記一対の基体部(31、32)は、上記コイル(2)の内周側の空間を介して互いに対向する一対の対向面(34、35)をそれぞれ備え、
    該一対の対向面(34、35)は、軸方向(Z)において、上記コイル(2)の一対の端面(201、202)と同等又は外側の位置に形成されており、
    上記コア(3)は、径方向に開口した開口部(30)を有し、該開口部(30)から上記コイル(2)を上記コア(3)の内側に挿入配置することができるよう構成されており、
    上記一対の基体部(31、32)のうちの一方の上記基体部(31)は、少なくとも上記対向面(34)を含む領域に、その周囲よりも、他方の上記基体部(32)側に突出した突出面(38)を有し、
    上記他方の基体部(32)は、上記一方の基体部(31)側の面が平坦に形成されており、
    上記コア(3)は、上記コイル(2)の内周側には配されておらず、
    上記一対の対向面(34、35)の間の距離(D)は、上記基体部(31、32)の厚み(T)よりも小さいことを特徴とするコイル部品(1)。
  2. 上記突出面(38)は、上記コイル(2)に軸方向(Z)に重なるよう形成されていることを特徴とする請求項1に記載のコイル部品(1)。
  3. 上記コイル(2)は、軸方向(Z)において、上記基体部(31、32)に、絶縁部材を介して当接していることを特徴とする請求項1又は2に記載のコイル部品(1)。
  4. 上記絶縁部材は、可撓性を有する絶縁シート(4)からなることを特徴とする請求項3に記載のコイル部品(1)。
  5. 上記コイル(2)は、複数回巻回されると共に軸方向(Z)に積層された形状を有し、軸方向(Z)に隣り合う導体部同士の間に、可撓性を有する絶縁シート(4)が介在していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のコイル部品(1)。
  6. 上記コイル(2)は、巻回方向に直交する平面による断面形状において、径方向の長さ(W)よりも軸方向(Z)の長さ(H)の方が短いことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のコイル部品(1)。
  7. 上記コア(3)は、上記一方の基体部(31)と上記脚部(33)とを備えた第1コア部材(36)と、上記他方の基体部(32)を構成する板状の第2コア部材(37)とを、軸方向(Z)に組み合わせてなり、上記第1コア部材(36)は、上記基体部(31)に上記突出面(38)を有し、該突出面(38)と、上記脚部(33)における上記第2コア部材(37)側の端面(331)とは、研磨加工された研磨面(39)であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のコイル部品(1)。
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