JPH09270334A - 平面型磁気素子およびそれを用いたスイッチング電源 - Google Patents

平面型磁気素子およびそれを用いたスイッチング電源

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JPH09270334A
JPH09270334A JP8077543A JP7754396A JPH09270334A JP H09270334 A JPH09270334 A JP H09270334A JP 8077543 A JP8077543 A JP 8077543A JP 7754396 A JP7754396 A JP 7754396A JP H09270334 A JPH09270334 A JP H09270334A
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magnetic
magnetic body
coil
planar
magnetic material
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JP8077543A
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English (en)
Inventor
Yasuaki Moriya
泰明 森谷
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/28Coils; Windings; Conductive connections
    • H01F27/2871Pancake coils

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は優れた薄型を維持しつつ高い自己イン
ダクタンスを有する平面型磁気素子を提供することを課
題とする。 【解決手段】第一の磁性体1と、導体からなる平面形の
コイル3と、第一の磁性体1とともにコイル3を挟持す
る第二の磁性体2と、コイル3、第一の磁性体1および
第二の磁性体2の間隙に形成される磁路に存在する磁性
体とを具備することを特徴する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は平面型磁気素子およ
びそれを用いたスイッチング電源に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、各種電子機器では、小形化、軽量
化が進められており、これに伴い電子機器に搭載されて
いるスイッチング電源も小形化の要求が高まっている。
従来、このようなスイッチング電源に使用されている磁
気素子としてのチョークコイルやトランスには、フェラ
イトを用いて形成されたいわゆるEIコアやPQドラム
などの各種形状のもの、あるいは非晶質磁性合金薄帯を
巻回したコアを用いたものなどが使用されている。
【0003】ところが、これら従来の磁気素子は、薄型
化には限界があり、電子機器の小形化に応えられないこ
とが多い。そこで、最近ではチョークコイルやトランス
などの磁気素子を平面型にすることが試みられている。
【0004】すなわち、この磁気素子は第一の磁性体
と、この第一の磁性体上に配置された導体からなる平面
形のコイルと、この平面形のコイル上に配置された第二
の磁性体とを組みわせて構成したものであり、以前の磁
気素子に比較して大幅に薄型化されて、電子機器の小形
化に寄与している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の平面型磁気素子は、自己が有するインダクタンスL
の大きさには限界があり、電子機器のスイッチング電源
に使用されている磁気素子として、さらに高いインダク
タンスLを有することが要求されている。
【0006】本発明は前記事情に基づいてなされたもの
で、優れた薄型を維持しつつ高い自己インダクタンスを
有する平面型磁気素子およびそれを用いたスイッチング
電源を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の平面型
磁気素子は、第一の磁性体と、導体からなる平面形のコ
イルと、前記第一の磁性体とともに前記平面形のコイル
を挟持する第二の磁性体と、前記コイル、前記第一の磁
性体および前記第二の磁性体の間隙に形成される磁路に
存在する磁性体とを具備することを特徴する。
【0008】また、請求項2の発明の平面型磁気素子
は、第一の磁性体と、導体からなる平面形のコイルと、
前記第一の磁性体とともに前記平面形のコイルを挟持す
る第二の磁性体と、前記コイル、前記第一の磁性体およ
び前記第二の磁性体の間隙に形成される磁路に存在し前
記第一の磁性体および前記第二の磁性体の少なくとも一
方に一体に形成された磁性体とを具備することを特徴す
る。
【0009】さらに、請求項3の発明の平面型磁気素子
は、第一の磁性体と、導体からなる平面形のコイルと、
前記第一の磁性体とともに前記平面形のコイルを挟持す
る第二の磁性体と、前記コイル、前記第一の磁性体およ
び前記第二の磁性体の間隙にに形成される磁路に存在し
前記第一の磁性体および前記第二の磁性体とは別体であ
るとともに前記第一の磁性体および前記第二の磁性体の
少なくとも一方に固着された磁性体とを具備することを
特徴する。
【0010】さらにまた、請求項4の発明の平面型磁気
素子は、前記第一の磁性体および前記第二の磁性体の間
隙に形成される磁路は、前記コイルの内周側、外周側お
よび前記コイルの内周側と外周側の少なくともひとつで
あることを特徴する。
【0011】さらにまた、請求項5の発明のスイッチン
グ電源は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の
平面型磁気素子を用いたことを特徴とする。請求項1の
発明ないし請求項4の発明の平面型磁気素子において、
第一の磁性体および第二の磁性体と、磁路に配置される
磁性体を構成する磁性体は、なんら限定されるものでは
ないが、例えばパーマロイ、コバルト(Co)基非晶質
磁性合金や鉄(Fe)基非晶質磁性合金などの非晶質磁
性合金、または微細結晶を析出させたFe基軟磁性合金
(Fe基微細結晶合金と称する)などを使用することが
可能である。
【0012】これらの合金において、パーマロイ、非晶
質磁性合金、Fe基微細結晶合金は、薄帯を複数枚積層
させたものを使用する。この際、薄帯をそのまま積層し
ても良いが、薄帯間に絶縁層を介在させても良い。
【0013】前記非晶質磁性合金、Fe基微細結晶合金
の具体的一例を示すと、下記の通りとなる。Co基非晶
質磁性合金として、例えば、下記一般式、 Coab- cd (但し、式中MはFeおよびMnから選ばれる1種また
は2種の元素を、M-はMn以外の遷移金属から選ばれ
る1種または2種以上の元素を、XはSi,B,Pおよ
びCから選ばれた1種または2種以上の元素を示してい
る。a,b,c,dは夫々原子%で、60≦a≦80、
0≦b≦10、0≦c≦10、a+b+c+d=100
を満足する式である。)で組成が実質的に表されるもの
が例示される。前記のM- としては、Cr、Ni、N
b、Mo、W、Zr、Ti、V、Ta、Hf、Re、C
u、Yなどが好ましく用いられる。
【0014】また、Fe非晶質磁性合金としては、例え
ば、下記一般式、 (Fe1-e-- ex1-x (但し、式中M--は、Ti、V、Cr、Mn、Co、N
i、Zr、Nb、Mo、Ru、Hf、Ta、W、Reお
よび希土類元素から選ばれる1種または2種以上の元素
を、XはSi,B,PおよびCから選ばれた1種または
2種以上の元素を示す。e、xは夫々0≦e≦0.1
2、70≦x≦85(原子%)を満足する式である。)
で組成が実質的に表されるものが例示される。
【0015】また、Fe基微細結晶合金としては、例え
ば、下記一般式、 Fe100-f-g-h-i-j-kfgh Siijk (但し、式中AはCuおよびAuから選ばれる1種また
は2種の元素を、Dは4A族元素、5A族元素、6A族
元素および希土類元素から選ばれる1種または2種以上
の元素を、EはMn、Al、Ga、Ge、In、Snお
よび白金族元素から選ばれる1種または2種以上の元素
を、ZはC、NおよびPから選ばれる1種または2種以
上の元素を夫々示している。f、g、h、i、j、kは
夫々原子%で、0.1≦f≦8.0、0.1≦g≦1
5、0≦h≦10、0≦i≦25、1≦j≦12.0、
0≦k≦10、1≦f+g+h≦30を満足する式であ
る。)で組成が実質的に表され、平均結晶粒径が50n
m以下の微細結晶を有するものが例示される。
【0016】コイルを形成する導体としては、例えば
銅、金、銀、アルミニウムなどの単金属、あるいはそれ
らを基とする合金などの導電率が高い金属材料を採用す
ることが可能である。
【0017】請求項1の発明の平面型磁気素子では、平
面型のコイルと、この平面型のコイルを挟む第一の磁性
体および第二の磁性体の間隙に形成される磁路に、磁性
体が存在している。
【0018】このような形成によれば、磁性体が第一の
磁性体および第二の磁性体の間隙に形成される磁路の空
気部分を埋めることにより、この磁路における漏洩磁束
が減少する。このため、平面型磁気素子は薄型を保ちな
がらインダクタンスLが増大して磁気特性が向上する。
【0019】この請求項1の発明の平面型磁気素子にお
ける磁路の磁性体の配置の具体的な態様は、請求項4の
発明の適用によって挙げられる。それによると、ひとつ
はコイルの内周側に形成される磁路と、コイルの外周側
に形成される磁路の両方に夫々磁性体が設けられる。あ
るいは、コイルの内周側に形成される磁路に磁性体が設
けられる。コイルの外周側に形成される磁路に磁性体が
設けられる。
【0020】コイルの内周側に形成される磁路と、コイ
ルの外周側に形成される磁路の両方に夫々磁性体が設け
られると、コイルの内周側および外周側の両方の磁路に
おいて漏洩磁束を減少することができ、平面型磁気素子
におけるインダクタンスLを大きく増大することができ
る。
【0021】また、コイルの内周側に形成される磁路、
あるいはコイルの外周側に形成される磁路に磁性体が設
けられても、コイルの内周側あるいは外周側の磁路にお
いて漏洩磁束を減少させて、平面型磁気素子における自
己インダクタンスを増大することに寄与できる。
【0022】磁性体の形状を、コイルの内周および外周
の周方向に沿う環状にすると、コイルの内周側および外
周側に形成される磁路を、コイルの内周側および外周側
の周方向全体において埋めて漏洩磁束を減少することが
ことができ、平面型磁気素子における自己インダクタン
スを大きく増大することができる。
【0023】磁性体をコイルの内周および外周の周方向
に複数個分散して配置しても、コイルの内周側および外
周側に形成される磁路を、コイルの内周側および外周側
の周方向の広い範囲にわたって埋めて漏洩磁束を減少す
ることができ、平面型磁気素子における自己インダクタ
ンスを増大する上で寄与する。
【0024】なお、磁性体は第一の磁性体および第二の
磁性体の両方に接触すると、第一の磁性体および第二の
磁性体の間隙の磁路を結ぶ磁路を埋める効果が充分に大
きいが、第一の磁性体および第二の磁性体の磁路の少な
くとも一方に接触しているだけでも、磁路を埋める効果
は大きい。
【0025】請求項2の発明の平面型磁気素子では、コ
イル、第一の磁性体および第二の磁性体の間隙に形成さ
れる磁路に、第一の磁性体および第二の磁性体の少なく
とも一方に一体に形成された磁性体が存在している。
【0026】このような構成によれば、磁性体が第一の
磁性体および第二の磁性体を結んでそれらの間隙に形成
される磁路の空気部分を埋めることにより、この磁路に
おける漏洩磁束が減少する。このため、平面型磁気素子
における自己インダクタンスが増大して磁気特性が向上
する。そして、この発明では、第一の磁性体および第二
の磁性体を成形する時に磁路に存在する磁性体を一緒に
成形することができ、磁性体の成形が容易である。
【0027】この請求項2の発明の平面型磁気素子の磁
路における磁性体の配置の具体的な態様は、請求項4の
発明の適用によって挙げられる。それによると、ひとつ
はコイルの内周側に形成される磁路と、コイルの外周側
に形成される磁路の両方に夫々磁性体が設けられる。あ
るいは、コイルの内周側に形成される磁路に磁性体が設
けられる。コイルの外周側に形成される磁路に磁性体が
設けられる。これらの態様に基づく効果は請求項1にお
ける場合と同じである。
【0028】そして、磁性体は第一の磁性体および第二
の磁性体の両方に分けて形成される、あるいは第一の磁
性体または第二の磁性体にのみ形成される。また、磁性
体は第一の磁性体および第二の磁性体の両方に接触し、
または一方に接触する。
【0029】請求項3の発明の平面型磁気素子では、コ
イル、第一の磁性体および第二の磁性体の間隙に形成さ
れる磁路に、第一の磁性体および第二の磁性体とは別体
であるとともに第一の磁性体および前記第二の磁性体の
少なくとも一方に固着された磁性体が存在している。
【0030】このような構成によれば、磁性体が第一の
磁性体および第二の磁性体を結んで形成される磁路の空
気部分を埋めることにより、この磁路における漏洩磁束
が減少する。
【0031】このため、平面型磁気素子におけるインダ
クタンスLが増大して磁気特性が向上する。そして、こ
の発明では、第一の磁性体および第二の磁性体をコイル
に接着する時に、一緒に磁性体を第一の磁性体および第
二の磁性体の磁路の少なくとも一方に接着することがで
き、平面型磁気素子の製作が容易である。
【0032】この請求項3の発明の磁路における磁性体
の配置の具体的な態様は、請求項4の発明の適用によっ
て挙げられる。それによると、ひとつはコイルの内周側
に形成される磁路と、コイルの外周側に形成される磁路
の両方に夫々磁性体が位置する。あるいは、コイルの内
周側に形成される磁路に磁性体が位置する。あるいは、
コイルの外周側に形成される磁路に磁性体が位置する。
【0033】そして、磁性体は第一の磁性体および第二
の磁性体の両方に固着される。あるいは第一の磁性体ま
たは第二の磁性体にのみ固着される。また、磁性体は第
一の磁性体および第二の磁性体の両方に接触し、または
一方に接触する。
【0034】
【発明の実施の形態】請求項2の発明の平面型磁気素子
の実施の形態について図1ないし図3を参照して説明す
る。ここで、図1は請求項2の発明の一実施の形態にお
ける平面型磁気素子を示す分解斜視図、図2は図1の実
施の形態における平面型磁気素子を示す斜視図、図3は
請求項2の発明の磁路に存在させる磁性体の態様を変化
させた平面型磁気素子を示す中心線を通して切断した断
面図である。
【0035】以下に述べる各実施の形態は角形の磁性体
を用いた平面型磁気素子を対象にしている。図1、図2
および図3(a)はこの発明の第一の実施の形態を示し
ている。この実施の形態は、コイルの内周側に形成され
る磁路と、コイルの外周側に形成される磁路の両方に夫
々磁性体が存在するものである。
【0036】図中1は四角形をなす第一の磁性体、2は
第一の磁性体1と対向して配置された第二の磁性体であ
る。これら第一および第二の磁性体1、2を形成する材
料としては前述した各合金が挙げられるが、後述するよ
うに第一および第二の磁性体1、2は曲げ加工されるの
で、曲げ加工が容易な金属材料、例えばパーマロイで形
成することが好ましい。
【0037】3はコイルで、これは導体を例えば円形に
巻回したものである。4、5は絶縁体で、例えばポリイ
ミドフィルムで形成されている。コイル3は絶縁体4、
5を介して第一磁性体1と第二の磁性体2に挟まれてい
る。第一磁性体1と第二の磁性体2と絶縁体4、5、コ
イル3と絶縁体4、5は夫々絶縁性接着剤(図面では絶
縁性接着剤は省略されている)により接着されている。
コイル3の導体に通電することにより、その内周部およ
び外周部においてコイル3、第一の磁性体1および第二
の磁性体2を結ぶ磁路が形成される。
【0038】また、第一の磁性体1の四隅の角部は第二
の磁性体2に向けて折り曲げられ、第二の磁性体2の四
隅の角部は第一の磁性体1に向けて折り曲げられてお
り、第一の磁性体1の四隅の折り曲げ部1aと第二の磁
性体2の四隅の折り曲げ部2aとが相互に接触してい
る。
【0039】さらに、第一の磁性体1におけるコイル3
の内周部に対向する部分が内側に向けた凹入部1bが形
成され、第二の磁性体2におけるコイル3の内周部に対
向する部分が内側に向けた凹入部2bが形成されてお
り、これら第一の磁性体1の凹入部1bと第二の磁性体
2の凹入部2bとが相互に接触している。
【0040】これら第一の磁性体1の四隅角部に一体に
形成された折り曲げ部1aとこれに接触する第二の磁性
体2の四隅角部に一体に形成された折り曲げ部2aは磁
性体であり、コイル3の外周側においてコイル3、第一
の磁性体1および第二の磁性体2を結んで形成される磁
路に存在して、この磁路の空気部分を埋めることにな
る。
【0041】また、第一の磁性体1の凹入部1bとこれ
に接触する第二の磁性体2の凹入部2bは磁性体であ
り、コイル3の内周側においてコイル3、第一の磁性体
1および第二の磁性体2の間隙に形成される磁路に存在
して、この磁路の空気部分を埋めることになる。
【0042】この実施の形態の構成では、コイル3の内
周側に形成される磁路と、コイル3の外周側に形成され
る磁路の両方に夫々磁性体が設けられているので、コイ
ル3の内周側および外周側の両方の磁路において漏洩磁
束を減少することができ、平面型磁気素子における自己
のインダクタンスLを大きく増大することができる。
【0043】また、この実施の形態は、磁性体をコイル
3の内周および外周の周方向に複数個分散して配置し
て、コイル3の内周側および外周側に形成される磁路
を、コイル3の内周側および外周側の周方向の広い範囲
にわたって埋めて漏洩磁束を減少することができ、平面
型磁気素子におけるインダクタンスLを増大する上で大
きく寄与する。
【0044】このため、平面型磁気素子は薄型を保ちな
がらインダクタンスLを増大して磁気特性が向上する。
そして、この発明では、第一の磁性体1および第二の磁
性体2を成形する時に磁路に存在する磁性体を一緒に成
形することができ、磁性体の成形が容易である。
【0045】図3(b)は第二の実施の形態を示してい
る。図3(b)において図3(a)と同じ部分は同じ符
号を付して示している。この実施の形態は第一の磁性体
1および第二の磁性体2の中央部に凹入部1b、2bを
形成したものである。
【0046】第一の磁性体1の凹入部1bとこれに接触
する第二の磁性体2の凹入部2bは磁性体であり、コイ
ル3の内周側においてコイル3、第一の磁性体1および
第二の磁性体2の間隙に形成される磁路に存在してい
る。
【0047】図3(c)は第三の実施の形態を示してい
る。図3(c)において図3(a)と同じ部分は同じ符
号を付して示している。この実施の形態は第一の磁性体
1および第二の磁性体2の四隅の角部に折り曲げ部1
a、2aを形成したものである。
【0048】第一の磁性体1の四隅の折り曲げ部1aと
これに接触する第二の磁性体2の四隅の折り曲げ部2a
は磁性体であり、コイル3の外周側においてコイル3、
第一の磁性体1および第二の磁性体2を結んで形成され
る磁路に存在している。
【0049】このようにコイル3の内周側に形成される
磁路、あるいはコイル3の外周側に形成される磁路に磁
性体が設けられ態様であっても、コイル3の内周側ある
いは外周側の磁路において漏洩磁束を減少させて、平面
型磁気素子におけるインダクタンスを増大することに寄
与できる。
【0050】なお、本発明は前述した実施の形態に限定
されず、種々変形して実施することができる。例えば、
前述した実施の形態では第一の磁性体1に形成した磁性
体と第二の磁性体2に形成した磁性体とを相互に接触し
て、磁路を埋める効果を高めているが、これに限定され
ずに、両者が離れていても優れた効果を得ることができ
る。前述した実施の形態では磁性体として第一の磁性体
1および第二の磁性体2の両方に折り曲げ部1a,2
a、1b,2bを形成しているが、この態様に限定され
ず、第一の磁性体1または第二の磁性体2のいずれか一
方のみに折り曲げ部および/または凹入部を形成して良
い。
【0051】また、一の磁性体または第二の磁性体にそ
の外周部全体に磁性体として折り曲げ部を形成し、これ
ら第一の磁性体または第二の磁性体の各折り曲げ部を相
互に接触することも可能である。この場合には、第一の
磁性体または第二の磁性体を四角形であっても良いが、
円形にする方が加工が容易である。
【0052】このように磁性体の形状を、コイル13の
内周および外周の周方向に沿う環状にすると、コイル1
3の内周側および外周側に形成される磁路を、コイル1
3の内周側および外周側の周方向全体において埋めて漏
洩磁束を減少することがことができ、平面型磁気素子に
おける自己インダクタンスを大きく増大することができ
る。
【0053】次に請求項3の発明の平面型磁気素子の実
施の形態について図4を参照して説明する。図4は請求
項3の発明の磁路に存在させる磁性体の態様を変化させ
た平面型磁気素子を示す中心線を通して切断した断面図
である。
【0054】図4(a)は本発明の第一の実施の形態を
示している。図中11は第一の磁性体、12は第二の磁
性体であり、これらは磁性体11、12は四角形または
円形をなしている。第一の磁性体11と第二の磁性体1
2は、パーマロイ、非晶質磁性合金、あるいはFe基微
細結晶合金で形成されている。
【0055】13は導体を円形または四角形に巻回して
なるコイルである。コイル13は第一の磁性体11と第
二の磁性体12との間に配置され、後述するところの磁
性体粉末15を分散して含有した絶縁性接着剤14によ
り接着されている。
【0056】この実施の形態では磁性体粉末15を分散
して含有した絶縁性接着剤14は、コイル13と第一の
磁性体11および第二の磁性体12の間に充填されて、
コイル13と第一の磁性体11および第二の磁性体12
とを接着する。
【0057】さらに、絶縁性接着剤14は、第一の磁性
体11と第二の磁性体12との間においてコイル13の
内周側の空間部の全体を埋めて充填されており、また第
一の磁性体11と第二の磁性体12との間においてコイ
ル13の外周側の全周にわたって充填されて、第一の磁
性体11と第二の磁性体12とを接着している。
【0058】絶縁性接着剤14はコイル13と第一の磁
性体11および第二の磁性体12とを電気的に絶縁する
ことが要求される。また、絶縁性接着剤14に分散して
含有された磁性体粉末15は、コイル13、第一の磁性
体11および第二の磁性体12を結んで形成された磁路
に位置して、この磁路における空気部分を減少する役目
を有する第一の磁性体11および第二の磁性体12とは
別体をなす磁性体の一例である。このため、磁性体粉末
15はその役目を達成するように大きさ、分散密度を設
定する。
【0059】ただし、磁性体粉末15の役目を達成する
ように大きさ、分散密度を設定すると、コイル13と第
一の磁性体11および第二の磁性体12との間の電気的
絶縁を図る絶縁性接着剤14の絶縁性を阻害することが
ある。
【0060】この場合には、コイル13と第一の磁性体
11および第二の磁性体12との間には磁性体粉末15
を含まない絶縁性接着剤を使用する、コイル13に用い
る導体の表面に絶縁層を形成するなどの方法を採用す
る。
【0061】このような構成では、第一の磁性体11お
よび第二の磁性体12との間においてコイル13の内周
側に充填された絶縁性接着剤14に含有される磁性体粉
末15は、コイル13の内周側において形成される各磁
路の一部に存在して各磁路における空気部分を埋める。
【0062】また、第一の磁性体11および第二の磁性
体12との間においてコイル13の外周側に充填された
絶縁性接着剤14に含有される磁性体粉末15は、コイ
ル13の外周側において形成される各磁路の一部に存在
して各磁路における空気部分を埋める。
【0063】このため、コイル13の内周側に形成され
る磁路と、コイル13の外周側に形成される磁路の両方
に夫々磁性体が存在して、コイル13の内周側および外
周側の両方の磁路において漏洩磁束を減少することがこ
とができ、平面型磁気素子におけるインダクタンスLを
大きく増大することができる。
【0064】磁性体粉末15を分散して含有した絶縁性
接着剤14が第一の磁性体11および第二の磁性体12
との間においてコイル13の内周および外周の周方向に
沿って環状に充填され、磁性体である磁性体粉末15は
コイル13の内周側および外周側の円周方向全体にわた
って配置される。
【0065】このため、コイル13の内周側および外周
側に形成される磁路をコイル13の周方向全体において
埋めて漏洩磁束を減少することがことができ、平面型磁
気素子における自己インダクタンスを大きく増大するこ
とができる。
【0066】さらに、磁性体粉末15を分散して含有し
た絶縁性接着剤14は第一の磁性体11および第二の磁
性体12の両方に固着されているので、コイル13の磁
路の空気部分を一層充分に埋めて漏洩磁束を減少するこ
とがことができる。
【0067】そして、この発明では、第一の磁性体11
および第二の磁性体12をコイル13に接着する時に、
一緒に磁性体を第一の磁性体11および第二の磁性体1
2の少なくとも一方に接着することができ、平面型磁気
素子の製作が大変容易となる。 図4(b)は第二の実
施の形態を示している。図4(b)において図4(a)
と同じ部分は同じ符号を付して示している。この実施の
形態は磁性体粉末15を分散して含有した絶縁性接着剤
14が第一の磁性体11および第二の磁性体12との間
においてコイル13の内周側のみに充填されている。こ
れにより絶縁性接着剤14に含有される磁性体粉末15
は、コイル13の内周側において形成される各磁路の一
部に存在している。
【0068】図4(c)は第三の実施の形態を示してい
る。図3(c)において図3(a)と同じ部分は同じ符
号を付して示している。この実施の形態は磁性体粉末1
5を分散して含有した絶縁性接着剤14が、第一の磁性
体11および第二の磁性体12との間においてコイル1
3の外周側のみに充填されている。これにより絶縁性接
着剤14に含有される磁性体粉末15は、コイル13の
外周側において形成される各磁路の一部に存在してい
る。
【0069】このようにコイル13の内周側に形成され
る磁路、あるいはコイルの外周側に形成される磁路に磁
性体が位置しても、コイル13の内周側あるいは外周側
の磁路において漏洩磁束を減少させて、平面型磁気素子
におけるインダクタンスLを増大することに寄与でき
る。
【0070】なお、本発明は前述した実施の形態に限定
されず、種々変形して実施することができる。前述した
実施の形態において磁性体粉末15を分散して含有した
絶縁性接着剤14は、第一の磁性体および第二の磁性体
のいずれか一方に固着するのみでも良い。
【0071】磁性体粉末15を分散して含有した絶縁性
接着剤14は、コイル13の内外周の円周方向全体に充
填せずに、円周方向に間隔を存して充填しても良い。前
述した実施の形態では、第一の磁性体または第二の磁性
体とは別体の磁性体として絶縁性接着剤に含有された磁
性体粉末を用いているが、これに限定されず、例えばフ
ェライト等を用いることができる。
【0072】次に具体的な例について説明する。 具体例1 81Ni−6Mo−0.6Mn−残部Feからなる組成
で、板厚25m μ、縦11mm、横11mmの四角形のパー
マロイ板を5枚積層した第一の磁性体および第二の磁性
体の間に、ポリエステルで覆われた高さ0.5mm、幅
0.07mmのCuからなる導体を30ターン巻回するこ
とにより得られた内径4mm、外径10mmのコイルをポリ
イミドフィルムを介して挟み、これらを接着剤としてエ
ポキシ樹脂を用いて接着した。
【0073】そして、第一の磁性体および第二の磁性体
の各四隅の角部に折り曲げ部を夫々形成して相互に接触
し、且つ第一の磁性体および第二の磁性体の各中央部に
凹入部を夫々形成して相互に接触する。このようにして
コイルの内外側に磁性体が存在する平面型磁気素子(実
施の形態1)を作製した。また、第一の磁性体および第
二の磁性体の各中央部に凹入部を夫々形成して相互に接
触することにより、コイルの内側に磁性体が存在する平
面型磁気素子(実施の形態2)を作製した。また、第一
の磁性体および第二の磁性体の各四隅の角部に折り曲げ
部を夫々形成して相互に接触することにより、コイルの
外側に磁性体が存在する平面型磁気素子(実施の形態
3)を作製した。
【0074】これら各形式の平面型磁気素子を各個作製
して、LCRメータでインダクタンス値を測定した。こ
の時の測定条件は100KHz,0.1Vである。ま
た、容量は0,5Aである。この測定結果を表1に示
す。なお、比較例として従来の第一の磁性体と第2の磁
性体の間隙に形成される磁路に磁性体を存在させないこ
と以外は上記と同様の構成の平面型磁気素子(比較例
1)に関しても同様にインダクタンス値を測定した。そ
の結果も併せて表1に示す。
【0075】
【表1】
【0076】この測定結果によれば、高いインダクタン
ス値を得ることができることが判る。 具体例2 Co基非晶質合金であるCo75.3、Fe4.7 、Si4
16組成で、板厚25m μ、縦11mm、横11mmの四角
形のアモファス板を5枚積層した第一の磁性体および第
二の磁性体の間に、ポリエステルで被われた高さ0.5
mm、幅0.07mmのCuからなる導体とを30ターン巻
回することにより得られた内径4mm、外径10mmのコイ
ルをポリイミドフィルムを介して挟んだ。
【0077】そして、磁性粉末を分散含有したエポキシ
樹脂接着剤を、第一の磁性体および第二の磁性体とコイ
ルとの間、第一の磁性体および第二の磁性体との間にお
けるコイルの内周側およびコイルの外周側に夫々充填し
て全体を接着した。このようにしてコイルの内外側に磁
性体が存在する平面型磁気素子(実施の形態4)を作製
した。また、第一の磁性体および第二の磁性体とコイル
との間、第一の磁性体および第二の磁性体との間におけ
るコイルの内周側に充填して全体を接着して、コイルの
内側に磁性体が存在する平面型磁気素子(実施の形態
5)を作製した。また、第一の磁性体および第二の磁性
体とコイルとの間、第一の磁性体および第二の磁性体と
の間におけるコイルの外周側に充填して全体を接着し
て、コイルの外側に磁性体が存在する平面型磁気素子
(実施の形態6)を作製した。
【0078】これら各形式の平面型磁気素子を各個作製
して、LCRメータでインダクタンス値を測定した。こ
の時の測定条件は100KHz、0.1Vである。ま
た、容量は0,5Aである。この測定結果を表2に示
す。
【0079】なお、比較例として、従来の第一の磁性体
と第二の磁性体の間隙にう形成される磁路に磁性体を存
在させないこと以外は上記と同様の構成の平面型磁気素
子(比較例2)に関しても同様にインダクタンス値を測
定した。その結果も併せて表2に示す。
【0080】
【表2】
【0081】この測定結果によれば高いインダクタンス
値を得ることができることが判る。 具体例3 Fe基非晶質合金であるCo2 、Fe77、B8 、Si13
組成で、板厚25m μ、縦20mm、横20mmの四角形の
アモルファス板を5枚積層した第一の磁性体および第二
の磁性体の間に、ポリエステルで覆われた高さ1.0m
m、幅0.15mmのCuからなる導体を30ターン巻回
することにより得られた内径4mm、外径20mmのコイル
をポリイミドフィルムを介して挟んだ。
【0082】そして、磁性粉末を分散含有したエポキシ
樹脂接着剤を、第一の磁性体および第二の磁性体とコイ
ルとの間、第一の磁性体および第二の磁性体との間にお
けるコイルの内周側およびコイルの外周側に夫々充填し
て全体を接着した。このようにしてコイルの内外側に磁
性体が存在する平面型磁気素子(実施の形態7)を作製
した。また、第一の磁性体および第二の磁性体とコイル
との間、第一の磁性体および第二の磁性体との間におけ
るコイルの内周側に充填して全体を接着して、コイルの
内側に磁性体が存在する平面型磁気素子(実施の形態
8)を作製した。また、第一の磁性体および第二の磁性
体とコイルとの間、第一の磁性体および第二の磁性体と
の間におけるコイルの外周側に充填して全体を接着し
て、コイルの外側に磁性体が存在する平面型磁気素子
(実施の形態9)を作製した。
【0083】これら各形式の平面型磁気素子を各個作製
して、LCRメータでインダクタンス値を測定した。こ
の時の測定条件は100KHz、0.1Vである。ま
た、容量は3.0Aである。この測定結果を表3に示
す。
【0084】なお、比較例として、従来の第一の磁性体
と第二の磁性体の間隙に形成される磁路に磁性体を存在
させないこと以外は上記と同様の構成の平面型磁気素子
(比較例3)に関しても同様にイングスタンス値を測定
した。その結果も併せて表3に示す。
【0085】
【表3】
【0086】この測定結果によれば高いイングスタンス
値を得ることができることが判る。上記実施の形態1〜
9の平面型磁気素子をスイッチング電源に使用したこと
ろ、優れた特性を有するスイッチング電源が得ることが
できた。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明の平
面型磁気素子によれば、平面型のコイルと、この平面型
のコイルを挟む第一の磁性体および第二の磁性体の間隙
に形成される磁路に、磁性体が存在しているので、磁性
体が第一の磁性体および第二の磁性体の間隙に形成され
る磁路の空気部分を埋めることにより、この磁路におけ
る漏洩磁束が減少する。このため、平面型磁気素子は薄
型を保ちつつインダクタンスを増大して磁気特性を向上
することができる。
【0088】請求項2の発明の平面型磁気素子によれ
ば、コイル、第一の磁性体および第二の磁性体の間隙に
形成される磁路に、第一の磁性体および第二の磁性体の
少なくとも一方により形成された磁性体が存在している
ので、磁路における漏洩磁束が減少する。このため、平
面型磁気素子は薄型を保ちつつインダクタンスを増大し
て磁気特性を向上することができる。そして、この発明
では、第一の磁性体および第二の磁性体を成形する時に
磁路に存在する磁性体を一緒に成形することができ、磁
性体の成形が容易である。
【0089】請求項3の発明の平面型磁気素子によれ
ば、コイル、第一の磁性体および第二の磁性体の間隙に
形成される磁路に、第一の磁性体および第二の磁性体と
は別体であるとともに第一の磁性体および前記第二の磁
性体の少なくとも一方に固着された磁性体が存在してい
るので、磁性体が第一の磁性体および第二の磁性体の間
隙に形成される磁路の空気部を埋めることにより、この
磁路における漏洩磁束が減少する。このため、平面型磁
気素子は薄型を保ちつつインダクタンスを増大して磁気
特性を向上することができる。そして、この発明では、
第一の磁性体および第二の磁性体をコイルに接着する時
に、一緒に磁性体を第一の磁性体および第二の磁性体磁
路の少なくとも一方に接着することができ、平面型磁気
素子の製作が容易である。
【0090】請求項4の発明の平面型磁気素子によれ
ば、請求項2、3の平面型磁気素子において磁路に設け
る磁性体の具体的な位置を提示することができる。請求
項5の発明のスイッチング電源によれば、優れた特性を
有するスイッチング電源を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項2の発明の一実施の形態における平面型
磁気素子を示す分解斜視図。
【図2】同じ実施の形態における平面型磁気素子を示す
斜視図。
【図3】請求項2の発明の各実施の形態における平面型
磁気素子を示す断面図。
【図4】請求項3の発明の各実施の形態における平面型
磁気素子を示す断面図。
【符号の説明】
1…第一の磁性体、 1a…折り曲げ部、 1b…凹入部、 2…第二の磁性体、 2a…折り曲げ部、 2b…凹入部 3…コイル、 11…第一の磁性体、 12…第二の磁性体、 13…コイル、 14…絶縁性接着剤、 15…磁性体粉末。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一の磁性体と、導体からなる平面形の
    コイルと、前記第一の磁性体とともに前記平面形のコイ
    ルを挟持する第二の磁性体と、前記コイル、前記第一の
    磁性体および前記第二の磁性体の間隙に形成される磁路
    に存在する磁性体とを具備することを特徴する平面型磁
    気素子。
  2. 【請求項2】 第一の磁性体と、導体からなる平面形の
    コイルと、前記第一の磁性体とともに前記平面形のコイ
    ルを挟持する第二の磁性体と、前記コイル、前記第一の
    磁性体および前記第二の磁性体の間隙に形成される磁路
    に存在し前記第一の磁性体および前記第二の磁性体の少
    なくとも一方に一体に形成された磁性体とを具備するこ
    とを特徴する平面型磁気素子。
  3. 【請求項3】 第一の磁性体と、導体からなる平面形の
    コイルと、前記第一の磁性体とともに前記平面形のコイ
    ルを挟持する第二の磁性体と、前記コイル、前記第一の
    磁性体および前記第二の磁性体の間隙に形成される磁路
    に存在し前記第一の磁性体および前記第二の磁性体とは
    別体であるとともに前記第一の磁性体および前記第二の
    磁性体の少なくとも一方に固着された磁性体とを具備す
    ることを特徴する平面型磁気素子。
  4. 【請求項4】 前記第一の磁性体および前記第二の磁性
    体の間隙に形成される磁路は、前記コイルの内周側、外
    周側および前記コイルの内周側と外周側の少なくともひ
    とつであることを特徴する請求項1ないし請求項3のい
    ずれかに記載の平面型磁気素子。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の平面型磁気素子を用いたことを特徴とするスイッチ
    ング電源。
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