JP2003045724A - リアクトル - Google Patents

リアクトル

Info

Publication number
JP2003045724A
JP2003045724A JP2001227390A JP2001227390A JP2003045724A JP 2003045724 A JP2003045724 A JP 2003045724A JP 2001227390 A JP2001227390 A JP 2001227390A JP 2001227390 A JP2001227390 A JP 2001227390A JP 2003045724 A JP2003045724 A JP 2003045724A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reactor
width
height
iron core
core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001227390A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Nakamura
雅之 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2001227390A priority Critical patent/JP2003045724A/ja
Publication of JP2003045724A publication Critical patent/JP2003045724A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い収納性を確保しつつ、同じリアクトル性
能、同じ原材料費のもとで、打ち抜き回数(ショット
数)コストを削減し、高い接着強度のリアクトルを提供
することである。 【解決手段】 リアクトル1は、環状長円形軌跡の中心
線に沿って幅Wを持つ平面形状で、高さHの外形を有
し、コイル2が巻かれた二組の直方体の脚鉄心3と、半
環状形状の二組のヨーク鉄心4とを備えている。脚鉄心
3は、矩形に打ち抜かれた電磁鋼板を幅W方向に積層接
着し、高さHと幅Wの比がH/W>1である。ヨーク鉄
心4は、脚鉄心3と同じ板厚の電磁鋼板を半環状に打ち
抜き、高さH方向に積層接着したもの、またはダストコ
ア一体型で半環状形状を形成したものでもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リアクトルに係
り、特に脚鉄心が薄板を積層されてなる小型のリアクト
ルに関する。
【0002】
【従来の技術】リアクトルは、例えば鉄心にコイルを巻
くことで回路にインダクタンスを与える装置であって、
電流サージを制限するため例えば電気自動車、ハイブリ
ッド自動車等に用いられ、その普及と共に小型化高性能
化が要望されている。
【0003】図2に、従来技術の小型のリアクトルの概
念的な斜視図を示す。図2(a)は、コイルを含む全体
の構成を示し、図2(b)は、コイルを巻く前の鉄心部
分の斜視図である。リアクトル1は、全体として環状長
円形の平面形状と所定の高さを有し、コイル2が巻かれ
た二組の直方体の脚鉄心3と、半環状形状の二組のヨー
ク鉄心4とを備えている。コイル2は、図示されていな
いインシュレータ枠体に、予め所定のリアクトル特性に
あわせた線径、巻数で絶縁被覆導線を巻いて得られる。
インシュレータ枠体は脚鉄心を通すための中空部分を有
し、その材質は例えば66ナイロン等が選ばれる。
【0004】脚鉄心3は長方体の鉄心であって、例えば
50マイクロメートルの板厚の電磁鋼板(例えば珪素鋼
板等)をプレス加工の打ち抜き等を用いて、矩形形状の
薄板を多数形成し、適切な接着材をその表面に塗布し、
リアクトル1の高さH方向に積層接着し、所定のリアク
トル特性に合わせた大きさ、体積の直方体形状を得るこ
とができる。ヨーク鉄心4は、半環状形状の鉄心であ
り、脚鉄心3と同じ材質の電磁鋼板を、リアクトル1の
高さH方向に積層接着して得ることができる。そしてコ
イル2の巻かれた脚鉄心3の磁路を閉じるように、二組
の直方体形状の脚鉄心3に近接してそれぞれ二組の半環
状形状のヨーク鉄心4が配置され、相互に接着等で固定
されて、リアクトル1を形成する。
【0005】かかる構成のリアクトル1は、磁路が閉じ
ている脚鉄心3とヨーク鉄心4からなる鉄心に巻かれた
コイル2から構成されているので、コイルの線径、巻
数、コイルの巻かれている脚鉄心3部分の体積、磁路全
体の特性等で定まるインダクタンス特性を、コイル2が
接続される外部回路に与えることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来技術
は、脚鉄心もヨーク鉄心も、リアクトルの平面形状にし
たがって、薄い電磁鋼板を多数プレス加工等で打ち抜
き、これをリアクトルの高さH方向に積層するという簡
明な加工設計で、所定の特性のリアクトルを得ることが
できる。しかしリアクトルが用いられる最終製品の小型
化等から、リアクトルに小型高性能が要求されてくるに
つれ、かかるリアクトルの高さH方向に積層することに
問題が次第に生じてきた。
【0007】いまリアクトルの形状を環状長円形軌跡の
中心線に沿って幅Wを持つ平面形状で、高さHの外形を
有するものとする。この外形のリアクトルでは、平面寸
法と高さのうち、平面寸法は磁路を環状長円形軌跡で閉
じるために、幅Wを変えるとおよそ二倍の影響をうけ
る。したがって、体積あたりのリアクトル特性を向上さ
せ、収納性をあげるには、高さHを増し、幅Wを抑制す
ればよい。すなわち脚鉄心でいえば、高さHを増し、そ
の分幅Wを減らしてのっぽ型の脚鉄心にすることが考え
られる。しかしこのときには、積層接着する面から考え
ると、幅Wが減った分、接着面積が減少して接着強度が
落ちる。さらに高さHが増した分打ち抜き枚数が増大
し、コストがアップする。このように、従来技術には、
小型高性能化の要求の面から、収納性向上と、接着強度
確保やコスト低減との間に相反する課題があった。
【0008】本発明の目的は、かかる従来技術の課題を
解決し、高い収納性と、高い接着強度と、低いコストを
可能とするリアクトルを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、環状長円形軌
跡の中心線に沿って幅Wを持つ平面形状で、高さHの外
形を有するリアクトル1の収納性、打ち抜き回数(ショ
ット数)、接着強度の関係を検討する過程で、これらが
リアクトル1の高さHと幅Wの比、すなわちH/Wに密
接に関連することを見出したことに基く。したがってま
ず、収納性に上記H/Wがどのように関係するかを述
べ、ついで接着強度、打ち抜き回数(ショット数)に上
記H/Wがいかに関連するかについて述べ、その後その
知見に基く課題解決手段について述べる。
【0010】図3は、環状長円形軌跡の中心線に沿って
幅Wを持つ平面形状で、高さHの外形を有するリアクト
ル1を例にして、その収納性に幅W、高さHがどのよう
に関連するかを模式的に示したものである。比較のため
図3(a)は、幅広で高さが低い場合、図3(b)は逆
に幅が狭く高さが高い場合とし、リアクトル1の特性を
同じにして比較するため、脚鉄心3の体積を同じとし、
図示していないコイルの条件も同じとするため、脚鉄心
3間の間隔Gも同じとした。したがって図3(a)で脚
鉄心3の幅をW1、高さをH1、長さをL、ヨーク鉄心
4の中心線軌跡の半径をR1とし、図3(b)で脚鉄心
3の幅をW2、高さH2、長さをL、ヨーク鉄心4の中
心線軌跡の半径をR2とすれば、W1*H1*L=W2
*H2*L、R1=(G+W1)/2、R2=(G+W
2)/2である。
【0011】したがって、リアクトル1全体の体積で収
納性を考えるとき、脚鉄心3の体積は同じであるので、
ヨーク鉄心4の体積が問題となる。個々のヨーク鉄心4
は、半円環状をなしているが、その一個の体積は中心軌
跡の長さに注目して考えると、図3(a)で、体積=W
1*H1*π*R1、図3(b)で、体積=W2*H2
*π*R2となる。ここでW1*H1=W2*H2なの
で、結局ヨーク鉄心4の体積比較は、G+W1とG+W
2の比較になり、図3(a)の幅広W1の方が図3
(b)の幅狭W2に比較して体積が大きく、収納性が悪
い。
【0012】図4は、環状長円形軌跡の中心線に沿って
幅Wを持つ平面形状で、高さHの外形を有するリアクト
ル1において、H*W=一定として、H/Wを変えたと
きに収納性がどのような関数で表わされるかを示した。
上述のごとく、(G+W)でヨーク鉄心4の体積を示す
ことができるので、Gを定数とすれば、H/Wに対しW
がどのように変化するを計算すればよい。その結果は、
H/Wが大ほど体積が小となり、収納性が向上する。図
3では、環状長円形軌跡の中心線に沿って幅Wを持つ平
面形状で、高さHの外形を有するリアクトル1を例に
し、脚鉄心3、ヨーク鉄心4がそれぞれ二個づつのモデ
ルについて説明したが、他のモデルを用いても、リアク
トル1の特性を一定の条件とすれば、結論は変わらな
い。
【0013】つぎに、打ち抜き回数(ショット数)、接
着強度に上記H/Wがいかに関連するかについて述べ
る。この場合、脚鉄心3を電磁鋼板の積層接着構造と
し、その特性を一定、すなわち幅W*高さH*長さLを
一定として考えると、例えば電磁鋼板の板厚を変えない
とすれば、この体積の脚鉄心3を製作するのに要する電
磁鋼板の面積は同じで、また電磁鋼板表面に塗布する接
着材の厚みも変えないとすれば、その接着材の量も又同
じであり、材料費は工法によらず変わらないことがわか
る。そこで、脚鉄心3が、材料費以外の打ち抜き回数
(ショット数)コスト、接着強度が工法によりいかに影
響を受けるかについて考えるため、図5(a)に高さH
方向に電磁鋼板を積層接着する工法、図5(b)に幅W
方向に電磁鋼板を積層接着する工法を模式的に示した。
【0014】図6(a),(b)は、図5(a)に対応
して、高さH方向に電磁鋼板を積層接着する工法のとき
の打ち抜き回数(ショット数)コスト、接着強度がH/
Wにどのように関連するかを示した図である。幅W方向
に電磁鋼板を積層接着する工法のときについては、同様
に図7(a),(b)に示した。
【0015】まず打ち抜き回数(ショット数)について
考えると、工法が異なっても原材料の電磁鋼板の板厚、
総面積は変わらないのであるから、打ち抜き回数(ショ
ット数)は、接着材の厚みを一旦無視すれば、もっぱら
脚鉄心3の積層方向の寸法を電磁鋼板の板厚で徐した値
になる。例えば、図5(a)で高さH方向に積層すると
きは、高さHを電磁鋼板の板厚で徐した値が打ち抜き回
数(ショット数)となるので、H*W一定の条件で、H
/Wを変えたときの打ち抜き回数(ショット数)コスト
への影響を見るには、H*W一定のもとでのH/Wに対
するHの変化を求めればよい。その結果は、図6(a)
で示すように、H/Wが小ほど打ち抜き回数(ショット
数)コストが低下する。これに対し、図5(b)で幅W
方向に積層するときは、幅Wを電磁鋼板の板厚で徐した
値が打ち抜き回数(ショット数)となるので、H*W一
定のもとでのH/Wに対するWの変化を求めればよい。
その結果は、図7(a)で示すように、H/Wが大ほど
打ち抜き回数(ショット数)コストが低下する。
【0016】つぎに接着強度について考えると、接着強
度は打ち抜かれて積層される二枚の矩形の電磁鋼板間の
接着材が塗布される面積に比例するので、脚鉄心3の長
さLを変えないとすれば、例えば図5(a)で高さH方
向に積層接着するときは幅Wに比例する。したがってH
*W一定の条件で、H/Wを変えたときの接着強度への
影響を見るには、H*W一定のもとでのH/Wに対する
Wの変化を求めればよい。その結果は、図6(b)で示
すように、H/Wが小ほど接着強度が向上する。これに
対し、図5(b)で幅W方向に積層するときは、接着強
度は高さHに比例するので、H*W一定のもとでのH/
Wに対するHの変化を求めればよい。その結果は、図7
(b)で示すように、H/Wが大ほど接着強度が向上す
る。
【0017】いままでの検討結果をまとめたのが図8で
ある。すなわち、H*W一定の条件で、リアクトル1の
収納性は、H>Wの方が良い。そして、電磁鋼板を積層
接着してなる脚鉄心3の打ち抜き回数(ショット数)コ
ストおよび接着強度はともに、H方向積層のときはH<
Wの方が良く、W方向積層のときはH>Wの方が良い。
【0018】このように、環状長円形軌跡の中心線に沿
って幅Wを持つ平面形状で、高さHの外形を有するリア
クトル1について、その収納性、打ち抜き回数(ショッ
ト数)、接着強度のいずれもが、リアクトル1の高さH
と幅Wの比、すなわちH/Wに密接に関連することが見
出された。そこでH/Wに応じて、リアクトル1の構造
を最適に設定することで、同じ材料費のもとで、その収
納性を向上させ、打ち抜き回数(ショット数)コストを
低下させ、接着強度を向上することができることを見出
した。
【0019】かかる知見に基き、本発明に係るリアクト
ルは、環状長円形軌跡の中心線に沿って幅Wを持つ平面
形状で、高さHの外形のリアクトルであって、電磁鋼板
を積層接着し、矩形平面形状を有し、コイルが巻回され
た脚鉄心と、脚鉄心の磁路を閉じるために脚鉄心に近接
して配置されたヨーク鉄心とを備え、脚鉄心は、その外
形の寸法において高さHと幅Wの比がH/W>1であっ
て、幅W方向に積層されていることを特徴とする。
【0020】本発明に係るリアクトルは、上記高さHと
幅Wの関係において高さHと幅Wの比がH/W>1であ
る構造としたので、収納性にすぐれ、また脚鉄心の電磁
鋼板の積層接着について幅W方向に積層される構造とし
たので、打ち抜き回数(ショット数)コストを低下さ
せ、接着強度を向上させる。
【0021】また、本発明に係るリアクトルは、環状長
円形軌跡の中心線に沿って幅Wを持つ平面形状で、高さ
Hの外形のリアクトルであって、電磁鋼板を積層接着
し、矩形平面形状を有し、コイルが巻回された脚鉄心
と、脚鉄心の磁路を閉じるために脚鉄心に近接して配置
されたヨーク鉄心とを備え、脚鉄心は、その外形の寸法
において高さHが幅Wの二倍以上であって、幅W方向に
積層されていることを特徴とする。
【0022】本発明に係るリアクトルは、上記高さHと
幅Wの関係において高さHが幅Wの二倍以上の構造とし
たので、収納性にすぐれ、また脚鉄心の電磁鋼板の積層
接着について幅W方向に積層される構造としたので、打
ち抜き回数(ショット数)コストを低下させ、接着強度
を向上させる。例えば、リアクトルの特性を同一の条件
で比較すると、高さH方向に積層される構造を採用した
ときにくらべ、打ち抜き回数(ショット数)コストで二
分の一以下のショット数、接着強度で二倍以上の強度を
実現できる。
【0023】
【発明の実施の形態】図1に本発明の実施の形態に係る
リアクトル1の概念的な斜視図を示す。図1(a)は、
コイルを含む全体の構成を示し、図1(b)は、コイル
を巻く前の鉄心部分の斜視図である。図2と共通の要素
には同一の符号を付し、説明を省略する。図1におい
て、高さHと幅Wにおいて、高さHが幅Wの二倍以上の
場合の一例で、高さHが幅Wのちょうど二倍の場合を示
してある。ここにおいてコイル2を除いた図1(b)に
おいて、脚鉄心3は、矩形に打ち抜かれた電磁鋼板を幅
W方向に積層接着して得られる。例えば電磁鋼板の厚み
は50マイクロメートルで、幅Wは2cm、高さHは4
cm、長さLは10cm等の寸法で、脚鉄心3一個の体
積は80cm*cm*cmである。この場合、単純に計
算すると、10cm*4cmの矩形電磁鋼板を40枚積
層して脚鉄心3が形成される。ただし接着材の厚み等を
無視している。したがって、原材料の電磁鋼板は、40
*10*4=1600cm*cmの面積を要し、また接
着材の塗布面積は、片面塗布の場合、1600cm*c
mである。
【0024】ヨーク鉄心4は、脚鉄心3と同じ板厚の電
磁鋼板を半環状に打ち抜き、高さH方向に積層接着する
ことでも得ることができる。この場合には、製造工程が
脚鉄心3と共通化できる利点がある。また、ヨーク鉄心
4はダストコア一体型で半環状形状を形成することで得
ることもできる。ダストコア一体型とは、電磁鋼板(例
えば珪素鋼板等)の微粒子の鉄粉を絶縁処理した上で固
着化したもので、例えば脚鉄心3製造時の廃材を利用で
き、全体の材料歩留まりを上げ、コストを削減でき、ま
た円環状形状も容易に形成できる利点がある。
【0025】かかる構造のリアクトル1を、従来構造の
リアクトル1と比較する。例えば上述の例の寸法を全て
用いて、ただ脚鉄心3の電磁鋼板積層を高さH方向のま
まとした従来例を考える。この場合脚鉄心3一個の体
積、原材料の電磁鋼板の面積、接着材の塗布総面積は全
て同じなので、リアクトルの性能、原材料費は同じと考
えてよい。しかし、同じ1600cm*cmの総面積の
原材料電磁鋼板から、10cm*2cmの矩形板を80
枚打ち抜く必要があり、打ち抜き回数(ショット数)で
二倍、一枚の矩形板の接着面積は20cm*cmで二分
の一となる。
【0026】換言すれば、同じ形状、同じ性能のリアク
トル1を製造するのに、原材料たる電磁鋼板、接着材の
費用も同じであるのに、リアクトル1の構造を従来構造
から本発明の実施の形態の構造にすることで、打ち抜き
回数(ショット数)コストを二分の一、接着強度を二倍
にできた。
【0027】本発明の実施の形態においては、高さHが
幅Wの二倍の場合について詳細に説明した。しかし、高
さHと幅Wの比がH/W>2のときはもちろん、H/W
>1であって、H/W<2のときも本発明が実施でき
る。例えば高さHが幅Wの1.5倍であるときは、従来
技術に比し、打ち抜き回数(ショット数)コストで1.
5分の一、接着強度で1.5倍という顕著な効果を得る
ことができる。
【0028】
【発明の効果】高い収納性を確保しつつ、同じリアクト
ル性能、同じ原材料費のもとで、打ち抜き回数(ショッ
ト数)コストを削減し、高い接着強度のリアクトルを得
ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るリアクトルの概念
的な斜視図で、(a)はコイルを含む全体、(b)はコ
イルを巻く前の鉄心部分を示す。
【図2】 従来技術の小型のリアクトルの概念的な斜視
図で、(a)はコイルを含む全体、(b)はコイルを巻
く前の鉄心部分を示す。
【図3】 本発明の基礎となる知見のうち、収納性に幅
W、高さHがどのように関連するかを模式的に示す図
で、(a)は幅広で高さが低い場合、(b)は逆に幅が
狭く高さが高い場合を示す。
【図4】 本発明の基礎となる知見のうち、リアクトル
において、H*W=一定として、H/Wを変えたときに
収納性がどのような関数で表わされるかを示した図であ
る。
【図5】 本発明の基礎となる知見のうち、工法の差を
説明する図で、(a)に高さH方向に電磁鋼板を積層接
着する工法、(b)に幅W方向に電磁鋼板を積層接着す
る工法を模式的に示す。
【図6】 (a),(b)は、本発明の基礎となる知見
のうち、高さH方向に電磁鋼板を積層接着する工法のと
きの打ち抜き回数(ショット数)コスト、接着強度がH
/Wにどのように関連するかを示した図である。
【図7】 (a),(b)は、本発明の基礎となる知見
のうち、幅W方向に電磁鋼板を積層接着する工法のとき
の打ち抜き回数(ショット数)コスト、接着強度がH/
Wにどのように関連するかを示した図である。
【図8】 本発明の基礎となる知見をまとめた図であ
る。
【符号の説明】
1 リアクトル、2 コイル、3 脚鉄心、4 ヨーク
鉄心。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状長円形軌跡の中心線に沿って幅Wを
    持つ平面形状で、高さHの外形のリアクトルであって、 電磁鋼板を積層接着し、矩形平面形状を有し、コイルが
    巻回された脚鉄心と、 脚鉄心の磁路を閉じるために脚鉄心に近接して配置され
    たヨーク鉄心と、を備え、 脚鉄心は、その外形の寸法において高さHと幅Wの比が
    H/W>1であって、幅W方向に積層されていることを
    特徴とするリアクトル。
  2. 【請求項2】 環状長円形軌跡の中心線に沿って幅Wを
    持つ平面形状で、高さHの外形のリアクトルであって、 電磁鋼板を積層接着し、矩形平面形状を有し、コイルが
    巻回された脚鉄心と、 脚鉄心の磁路を閉じるために脚鉄心に近接して配置され
    たヨーク鉄心と、を備え、 脚鉄心は、その外形の寸法において高さHが幅Wの二倍
    以上であって、幅W方向に積層されていることを特徴と
    するリアクトル。
JP2001227390A 2001-07-27 2001-07-27 リアクトル Pending JP2003045724A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001227390A JP2003045724A (ja) 2001-07-27 2001-07-27 リアクトル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001227390A JP2003045724A (ja) 2001-07-27 2001-07-27 リアクトル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003045724A true JP2003045724A (ja) 2003-02-14

Family

ID=19060060

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001227390A Pending JP2003045724A (ja) 2001-07-27 2001-07-27 リアクトル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003045724A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006245050A (ja) * 2005-02-28 2006-09-14 Tdk Corp コイル部品及びリアクトル
JP2007266184A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Jfe Steel Kk 積層精度に優れた閉磁路リアクトル用鉄芯の製造方法および閉磁路リアクトル用鉄芯
JP2008041876A (ja) * 2006-08-04 2008-02-21 Sumitomo Electric Ind Ltd リアクトル
WO2008087885A1 (ja) * 2007-01-15 2008-07-24 Hitachi Metals, Ltd. リアクトル磁心およびリアクトル
JP2008172116A (ja) * 2007-01-15 2008-07-24 Hitachi Metals Ltd リアクトル磁心およびリアクトル
JP2008186972A (ja) * 2007-01-30 2008-08-14 Hitachi Metals Ltd リアクトル磁心およびリアクトル
JP2008186973A (ja) * 2007-01-30 2008-08-14 Hitachi Metals Ltd リアクトル磁心およびリアクトル

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006245050A (ja) * 2005-02-28 2006-09-14 Tdk Corp コイル部品及びリアクトル
JP2007266184A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Jfe Steel Kk 積層精度に優れた閉磁路リアクトル用鉄芯の製造方法および閉磁路リアクトル用鉄芯
JP2008041876A (ja) * 2006-08-04 2008-02-21 Sumitomo Electric Ind Ltd リアクトル
WO2008087885A1 (ja) * 2007-01-15 2008-07-24 Hitachi Metals, Ltd. リアクトル磁心およびリアクトル
JP2008172116A (ja) * 2007-01-15 2008-07-24 Hitachi Metals Ltd リアクトル磁心およびリアクトル
US7965163B2 (en) 2007-01-15 2011-06-21 Hitachi Metals, Ltd. Reactor core and reactor
JP2008186972A (ja) * 2007-01-30 2008-08-14 Hitachi Metals Ltd リアクトル磁心およびリアクトル
JP2008186973A (ja) * 2007-01-30 2008-08-14 Hitachi Metals Ltd リアクトル磁心およびリアクトル

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4895171B2 (ja) 複合磁心およびリアクトル
US5841335A (en) Choke coil
US20050001707A1 (en) Gapped core structure for magnetic components
JP2007013042A (ja) 複合磁心およびこれを用いたリアクトル
WO2019168158A1 (ja) 磁性コアとその製造方法、およびコイル部品
JP3359099B2 (ja) 薄膜インダクタおよび薄膜トランス
EP3032549B1 (en) Inductor
US10224141B2 (en) Coupled inductor
JP2003045724A (ja) リアクトル
US9406430B2 (en) Reactor
JP2000228319A (ja) チョークコイルおよびノイズフィルタ
JP6075678B2 (ja) 複合磁心、リアクトルおよび電源装置
JP2009117442A (ja) 複合リアクトル
JP2001068364A (ja) トロイダルコイルおよびその製造方法。
JP3162692B2 (ja) インダクター及びトランス
JP5900741B2 (ja) 複合磁心、リアクトルおよび電源装置
JP6668113B2 (ja) インダクタ
JP2572686Y2 (ja) 誘導電磁器
JP3844162B2 (ja) 磁心入りコイル
JP4724940B2 (ja) 積層型インダクタンス素子及び積層型インダクタンス素子の製造方法
JP2001257120A (ja) 多連筒状チョークコイル。
JPH09275022A (ja) 磁気特性の優れた低騒音鉄心
US20010025410A1 (en) Methods for making gapped closed-shape inductors
JPH11186061A (ja) 小型トランス
JP2003347127A (ja) 外鉄型絶縁変圧器