JPH06333747A - Emiノイズ対策用フェライトコアおよびその製造方法 - Google Patents

Emiノイズ対策用フェライトコアおよびその製造方法

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JPH06333747A
JPH06333747A JP5117221A JP11722193A JPH06333747A JP H06333747 A JPH06333747 A JP H06333747A JP 5117221 A JP5117221 A JP 5117221A JP 11722193 A JP11722193 A JP 11722193A JP H06333747 A JPH06333747 A JP H06333747A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ferrite
ferrite substrate
ferrite core
substrate
emi noise
Prior art date
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Pending
Application number
JP5117221A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidekazu Maeda
英一 前田
Motoi Nishii
基 西井
Yoshihiro Nishinaga
良博 西永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP5117221A priority Critical patent/JPH06333747A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】小形化、薄形化に対応するEMIノイズ対策用
フェライトコアおよびその製造方法を提供する。 【構成】断面が略U字状のフェライト基板の両側端の凸
部に、平板状のフェライト基板を接合材で接合し、中央
にフラットケーブルを挿入するための挿入孔を設けたこ
とを特徴とするものである。また、平面研磨した第一の
フェライト基板の表面に複数の溝と凸部を形成し、前記
第一のフェライト基板の凸部に平面研磨した第二のフェ
ライト基板を接合することにより、フラットケーブルを
挿入するための挿入孔を複数条設け、少なくとも前記第
一のフェライト基板の凸部の中心部で切断し製造したこ
とを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器の内部で発生
したノイズや、外部で発生し電線を通して電子機器へ流
れ込むノイズを除去するEMIノイズ対策用フェライト
コア、およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のEMIノイズ対策用フェライトコ
ア1は、図5に示すように、角柱状のフェライトコア1
に挿入孔2を設けた角筒形状のもので、プレス成形や押
し出し成形により一体成形される。そして、図6に示す
ように、挿入孔2にフラットケーブル3を通し、フラッ
トケーブル3を通して流れるノイズを除去する働きをす
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年の電子機器の軽薄
短小化にともない、EMIノイズ対策用のフェライトコ
アにも小形化、薄形化が要求されている。しかし、上記
従来例のフェライトコア1において小形化、薄形化を実
現しようとすると、プレス成形や押し出し成形等の一体
成形方式を用いているため、外形の肉厚が薄くなると成
形後にそりが発生するとともに、押し出し成形では成形
体の密度が下がり強度が低下する。また、薄形のフラッ
トケーブルに対応するために、挿入孔2の高さhを薄く
すると、プレス成形では金型の強度が低下するという問
題があった。
【0004】本発明は、小形化、薄形化に対応するEM
Iノイズ対策用フェライトコアおよびその製造方法を提
供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に於いては、断面が略U字状のフェライト基
板の両側端の凸部に、平板状のフェライト基板を接合材
で接合し、中央にフラットケーブルを挿入するための挿
入孔を設けたことを特徴とするものである。また、平面
研磨した第一のフェライト基板の表面に複数の溝と凸部
を形成し、前記第一のフェライト基板の凸部に平面研磨
した第二のフェライト基板を接合することにより、フラ
ットケーブルを挿入するための挿入孔を複数条設け、少
なくとも前記第一のフェライト基板の凸部の中心部で切
断し製造したことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】上記の構成によれば、フェライト基板は焼成後
に平面研磨や溝加工を行うため、焼成時のフェライト基
板の板厚は厚めで行うことになり、その結果、フェライ
ト基板の密度の低下が起こらない。また、予め平面研磨
したフェライト基板どうしを接合しているため、フェラ
イトコアの平面性が得られる。
【0007】
【実施例】以下、本発明によるEMIノイズ対策用フェ
ライトコアおよびその製造方法の一実施例を図面を用い
て説明する。本発明によるEMIノイズ対策用フェライ
トコア11は、図1に示すように、断面が略U字状のフ
ェライト基板14の両側端の凸部16に対し、接合材7
により平板状のフェライト基板18を接合し、中央にフ
ラットケーブルを挿入するための貫通した挿入孔9を設
けた角筒状の構造を有している。
【0008】EMIノイズ対策用フェライトコア11の
製造方法は、図2に示すように、フェライト原料として
Mn−Zn系フェライトやNi−Zn−Cu系フェライ
ト等を用い、例えば、Mn−Zn系フェライトではFe
2 3 を52mol%,MnOを26mol%,ZnO
を22mol%の割合で組成配合し、また、Ni−Zn
−Cu系フェライトではFe2 3 を49mol%,N
iOを13mol%,ZnOを32mol%,CuOを
6mol%の割合で組成配合したものを800〜900
℃で仮焼した後、ボールミル等で粉砕しバインダーを混
合してスラリー状にする。
【0009】そして、スラリーをドクターブレード法で
シート状に成形するか、あるいは、スプレードライヤー
で造粒しプレス成形でシート状に成形し、所定の温度
(例えばNi−Zn−Cu系フェライトでは1000〜
1200℃)で焼成した後、そりを修正するために上下
面を平面研磨して平板状の第一のフェライト基板4を得
る。その後、図3に示すように、フェライト基板4にフ
ラットケーブルを挿入するための複数の溝5と凸部6を
研磨にて形成しフェライト基板4aを得る。一方、第一
のフェライト基板4と同様にしてフェライト原料をシー
ト状に成形し焼成した後、そりを修正するために上下面
を平面研磨して平板状に形成した薄板状の第二のフェラ
イト基板8を得る。
【0010】そして、フェライト基板4aの凸部6にエ
ポキシ系樹脂接着剤等の接合材7を塗布し、図4に示す
ように、第二のフェライト基板8を、フェライト基板4
aの溝5を覆うようにして凸部6に重ね合わせ接合材7
で接合する。このように、フェライト基板4a、8は、
焼成後平面研磨や溝加工を行うため、焼成時は厚めの肉
厚で行うことになり、その結果、フェライト基板4a、
8の密度は、従来のプレス成形や押し出し成形で薄板状
に成形したものよりも高いものが得られる。
【0011】その後、フェライト基板4aの凸部6の中
心を通る位置および任意の幅寸法(同図の破線位置)で
切断し、図1に示したフェライトコア11を得る。フェ
ライトコア11の具体的なサイズは、外形の幅Wは25
mm、長さLは20mm、高さHは3mmで、フラット
ケーブル挿入孔の幅wは20mm、高さhは0.5mm
のものが用いられる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかるE
MIノイズ対策用フェライトコアおよびその製造方法に
よれば、フェライト基板を厚めの肉厚で焼成することに
より密度の低下が防止できるため、フェライト基板の強
度が低下しない。また、予め平面研磨されたフェライト
基板どうしを接合しているため、薄形のフェライトコア
でもソリが発生せず常に平面性が得られ、薄形で信頼性
の高いフェライトコアが実現できる。さらに、フラット
ケーブルを挿入する挿入孔の形成を、金型を使用せず研
磨で所定の形状に後加工するため、狭い挿入孔でも金型
の強度低下という問題がなく、しかも精度よく加工でき
るとともに、外形やフラットケーブルの挿入孔等の形状
が任意に加工でき、幅広い仕様に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるフェライト基板の斜視
図である。
【図2】本発明の実施例における溝加工後のフェライト
基板の斜視図である。
【図3】本発明の実施例における切断前のフェライトコ
アの斜視図である。
【図4】本発明の実施例における切断後のフェライトコ
アの斜視図である。
【図5】従来例のフェライトコアの斜視図である。
【図6】従来例のフェライトコアの使用状態を示す斜視
図である。
【符号の説明】
4、4a、8、14、18 フェライト基板 5 溝 6、16 凸部 7 接合材 9 挿入孔 11 EMIノイズ対策用フェラ
イトコア

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】断面が略U字状のフェライト基板の両側端
    の凸部に、平板状のフェライト基板を接合材で接合し、
    中央にフラットケーブルを挿入するための挿入孔を設け
    たことを特徴とするEMIノイズ対策用フェライトコ
    ア。
  2. 【請求項2】平面研磨した第一のフェライト基板の表面
    に複数の溝と凸部を形成し、前記第一のフェライト基板
    の凸部に平面研磨した第二のフェライト基板を接合する
    ことにより、フラットケーブルを挿入するための挿入孔
    を複数条設け、少なくとも前記第一のフェライト基板の
    凸部の中心部で切断したことを特徴とするEMIノイズ
    対策用フェライトコアの製造方法。
JP5117221A 1993-05-19 1993-05-19 Emiノイズ対策用フェライトコアおよびその製造方法 Pending JPH06333747A (ja)

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JP5117221A JPH06333747A (ja) 1993-05-19 1993-05-19 Emiノイズ対策用フェライトコアおよびその製造方法

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JP5117221A Pending JPH06333747A (ja) 1993-05-19 1993-05-19 Emiノイズ対策用フェライトコアおよびその製造方法

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JP (1) JPH06333747A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003023956A1 (en) * 2001-09-10 2003-03-20 Honeywell International Inc. Molded common mode ferrite filter for electronic sensors
JP4492834B2 (ja) * 2000-12-28 2010-06-30 Fdk株式会社 電磁波抑制体
JP2016115864A (ja) * 2014-12-17 2016-06-23 株式会社デンソー コイル部品

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WO2003023956A1 (en) * 2001-09-10 2003-03-20 Honeywell International Inc. Molded common mode ferrite filter for electronic sensors
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