JP2011198847A - リアクトル用ボビン、およびリアクトル - Google Patents
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Abstract
【課題】露出コア部の分解を抑制することができる機能を持たせたリアクトル用ボビンを提供する。
【解決手段】リアクトル用ボビン1は、内側コア部の外周を覆う筒部Cと、コイルの端面と露出コア部との間に介在される枠部F1,F2とを有する。このリアクトル用ボビン1は、一方の露出コア部側に配される第一枠部F1を含む第一分割片11と、他方の露出コア部側に配される第二枠部F2を含む第二分割片12とを組み合わせてなる。各分割片11,12は、組み合わされる分割片11,12同士を係合する係合部110,120を備え、両係合部110,120はそれぞれ、組み合わされる分割片11,12同士を筒部Cの軸方向に分離する力が加えられたとき、互いに当接し合うことで、その力に抗する係合面111,122を有する。
【選択図】図3
【解決手段】リアクトル用ボビン1は、内側コア部の外周を覆う筒部Cと、コイルの端面と露出コア部との間に介在される枠部F1,F2とを有する。このリアクトル用ボビン1は、一方の露出コア部側に配される第一枠部F1を含む第一分割片11と、他方の露出コア部側に配される第二枠部F2を含む第二分割片12とを組み合わせてなる。各分割片11,12は、組み合わされる分割片11,12同士を係合する係合部110,120を備え、両係合部110,120はそれぞれ、組み合わされる分割片11,12同士を筒部Cの軸方向に分離する力が加えられたとき、互いに当接し合うことで、その力に抗する係合面111,122を有する。
【選択図】図3
Description
本発明は、インバータにおける平滑化回路や、直流電流の昇圧回路などの構成部品であるリアクトルに用いられるリアクトル用ボビン、およびこのリアクトル用ボビンを用いたリアクトルに関するものである。
種々の電気回路に使用されるリアクトルとして、例えば、特許文献1に記載のような構成を備えるリアクトルが知られている。このリアクトルは、互いに並列状態に連結される一対のコイルと、これらコイルに嵌め込まれる環状コアとを備える。環状コアは、各コイルの内部に配される部分であって、各コイルに覆われる2つの内側コア部と、各コイルに覆われることなく露出する2つの露出コア部とに区分できる。また、このようなリアクトルには、通常、環状コアと両コイルとの絶縁を確保するリアクトル用ボビンが用いられる。リアクトル用ボビンは、内側コア部の外周を覆う2つの筒部と、両コイルの一端面と一方の露出コア部との間、および両コイルの他端面と他方の露出コア部との間に介在される2つの枠部とに分けることができる。
上記構成を備えるリアクトルでは、コイルの両端面がそれぞれリアクトル用ボビンの両枠部に接触しているため、コイルの熱膨張やスプリングバックなどによって両枠部が互いに離れる方向に押される。この枠部は露出コア部にも接触しているため、コイルにより枠部を介して露出コア部も押されることになるので、露出コア部が内側コア部から分離してしまう恐れがある。その分離を防止する対策としては、例えば、リアクトルをケース内に収納し、一方の露出コア部とケースの内壁面との間に板ばねを配置して、他方の露出コア部をケースの別の内壁面に押し付け、両露出コア部の分解を抑制することが行われている。その他、2つの露出コア部を相対的に固定する固定部材により、露出コア部の分解を抑制することも提案されている。
上述したように、従来のリアクトルでは、リアクトルの性能に直接関係のない部材により露出コア部の分解を抑制している。このような部材は、リアクトルの部品点数の低減、組み立て作業性の改善の観点から、省略することが望まれているものの、そのような構成は現在のところ提案されていない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的の一つは、露出コア部の分解を抑制することができる機能を持たせたリアクトル用ボビン、およびこのリアクトル用ボビンを用いたリアクトルを提供することにある。
本発明リアクトル用ボビンは、互いに並列状態に連結される一対のコイルと、各コイルに覆われる内側コア部及び各コイルに覆われることなく露出する露出コア部を有する環状コアとを備えるリアクトルに用いられて、環状コアとコイルとの絶縁を確保するリアクトル用ボビンであり、前記内側コア部の外周を覆う筒部と、前記コイルの端面と前記露出コア部との間に介在される枠部とを有するリアクトル用ボビンである。この本発明リアクトル用ボビンは、一方の露出コア部側に配される第一枠部を含む第一分割片と、他方の露出コア部側に配される第二枠部を含む第二分割片とを含む複数の分割片を組み合わせてなる。そして、各分割片は、組み合わされる分割片同士を係合する係合部を備え、組み合わされる分割片に備わる係合部はそれぞれ、組み合わされる分割片同士を前記筒部の軸方向に分離する力が加えられたとき、互いに当接し合うことで、その力に抗する係合面を有することを特徴とする。
上記構成によれば、係合部の係合面同士の引っ掛かりにより、組み合わされる分割片同士が、リアクトル用ボビンの筒部の軸方向に分離することを抑制することができる。筒部の軸方向はコイルの軸方向(スプリングバック時、熱膨張時のコイルの伸長方向)に一致するので、筒部の軸方向への分離が抑制されたリアクトル用ボビンは、このリアクトル用ボビンに備わる第一枠部と第二枠部によりコイルの伸長を物理的に押さえ込むことができる。
また、本発明リアクトルは、互いに並列状態に連結される一対のコイルと、各コイルに覆われる内側コア部及び各コイルに覆われることなく露出する露出コア部を有する環状コアとを備えるリアクトルであって、上記本発明リアクトル用ボビンにより、環状コアとコイルとの絶縁を確保したリアクトルである。
上記本発明リアクトルでは、本発明リアクトル用ボビンにより、コイルの伸長が押さえ込まれているので、露出コア部に作用するコイルの伸長の応力を大幅に低減することができる。そのため、本発明リアクトルにおいては、露出コア部の分解を抑制するための部材を省略することもできる。
以下、本発明リアクトル用ボビンを詳しく説明する。
リアクトル用ボビンを構成する分割片は、第一分割片と第二分割片の2つとしても良いし、これら分割片とは別の分割片を含む3つ以上としても良い。
例えば、分割片を2つとする場合、第一分割片は、第一枠部に加えて筒部の一部を含むようにし、第二分割片は、第二枠部に加えて当該筒部の残部を含むようにすると良い。その他、第一分割片(第二分割片)を第一枠部(第二枠部)と筒部とで構成し、第二分割片(第一分割片)を第二枠部(第一枠部)のみで構成しても良い。分割片の数を最小とすると、両分割片の作製が容易となるし、両分割片の組み立ても容易になる。
次に、分割片を3つ以上とする場合を説明する。例えば、分割片を3つとする場合、第一分割片を第一枠部と筒部の一部(第一枠部側の部分)とで構成し、第二分割片を第二枠部と筒部の一部(第二枠部側の部分)とで構成し、筒部の残りを第三分割片とする。その他、第一枠部と第二枠部をそれぞれ第一分割片と第二分割片とし、筒部全体を第三分割片としても良い。これらの構成は、第三分割片を、第一分割片と第二分割片とで挟み込むことでリアクトル用ボビンに組み立てられる構成である。
次に、分割片に設けられる係合部について説明する。係合部は、組み合わされる分割片同士が、筒部の軸方向に分離しないように分割片同士を係合するためのものであり、その形状は特に限定されない。例えば、後述する実施形態1の図2,3に示すように、筒部の周方向への凹凸により係合部を形成することが挙げられる。その他、後述する実施形態2の図4(B)に示すように、筒部の厚み方向への凹凸により係合部を形成しても良い。いずれの場合であっても、凹凸により係合部に形成される複数の周縁面(係合部の輪郭線に接する係合部の厚み方向に延びる面)のうち、筒部の軸に交差する周縁面が、係合される分割片の分離に抗する係合面となる。これら係合部と係合面は、実施形態に詳述する。
また、リアクトル用ボビンを構成する各分割片を構成する材料としては、絶縁性および耐熱性に優れた樹脂を使用することが好ましい。特に、各分割片を、樹脂と、この樹脂中に分散されるフィラーとから構成することが好ましい。この場合、フィラーは、絶縁性で樹脂よりも高い熱伝導性を有するものを使用すると良い。
本発明リアクトル用ボビンによれば、並列される一対のコイルに環状コアを嵌め込んだリアクトルにおいて、コイルの伸長に起因する環状コアの分解を抑制することができる。
<実施形態1>
≪リアクトルの全体構成≫
図1および図2に示すリアクトル100は、並列される一対のコイル31,32を有するコイル部材3と、両コイル31,32に嵌め込まれる環状コア4と、コイル部材3と環状コア4との間に介在され、両者の絶縁を確実にするリアクトル用ボビン1,1´とを備える。本発明のリアクトル100は、リアクトル用ボビン1,1´の形態に主たる特徴を有するものであり、リアクトル100を構成するコイル部材3および環状コア4の基本的な構成は従来と共通である。以下、まずコイル部材3と環状コア4について簡単に説明し、次いでリアクトル用ボビン1,1´について詳しく説明する。
≪リアクトルの全体構成≫
図1および図2に示すリアクトル100は、並列される一対のコイル31,32を有するコイル部材3と、両コイル31,32に嵌め込まれる環状コア4と、コイル部材3と環状コア4との間に介在され、両者の絶縁を確実にするリアクトル用ボビン1,1´とを備える。本発明のリアクトル100は、リアクトル用ボビン1,1´の形態に主たる特徴を有するものであり、リアクトル100を構成するコイル部材3および環状コア4の基本的な構成は従来と共通である。以下、まずコイル部材3と環状コア4について簡単に説明し、次いでリアクトル用ボビン1,1´について詳しく説明する。
(コイル部材)
図1,2に示すように、コイル部材3は、絶縁被覆を有する平角銅線(巻線)を螺旋状にエッジワイズ状に巻回して構成されるコイル31とコイル32を互いに並列状態に配することで形成される。コイル31とコイル32は、互いに同一巻数で、軸方向から見た形状がほぼ矩形であり、接合部のない一本の巻線で構成されている。具体的には、コイル部材3の一端面側において、巻線の始端と終端が紙面上方に引き出され、コイル部材3の他端面側において、巻線をヘアピン状に屈曲した連絡部33を介してコイル31とコイル32とが連結されている。なお、図1,2とは異なり、2つのコイルを別個に作製し、各コイルの端部同士を溶接や冷間圧接などで連結することでコイル部材を作製しても良い。
図1,2に示すように、コイル部材3は、絶縁被覆を有する平角銅線(巻線)を螺旋状にエッジワイズ状に巻回して構成されるコイル31とコイル32を互いに並列状態に配することで形成される。コイル31とコイル32は、互いに同一巻数で、軸方向から見た形状がほぼ矩形であり、接合部のない一本の巻線で構成されている。具体的には、コイル部材3の一端面側において、巻線の始端と終端が紙面上方に引き出され、コイル部材3の他端面側において、巻線をヘアピン状に屈曲した連絡部33を介してコイル31とコイル32とが連結されている。なお、図1,2とは異なり、2つのコイルを別個に作製し、各コイルの端部同士を溶接や冷間圧接などで連結することでコイル部材を作製しても良い。
(コア)
環状コア4は、コイル31,32が配置される内側コア部41,42と、コイル31,32に覆われずに露出する露出コア部43,44とを有する(主に図2を参照)。内側コア部41,42は並列して設けられ、その一方側の端部同士が一つの露出コア部43で接続されると共に、内側コア部41,42の他方の端部同士が別の露出コア部44で接続されている。つまり、2つの内側コア部41,42と2つの露出コア部43,44とが環状に繋がることで環状コア4が形成されている。
環状コア4は、コイル31,32が配置される内側コア部41,42と、コイル31,32に覆われずに露出する露出コア部43,44とを有する(主に図2を参照)。内側コア部41,42は並列して設けられ、その一方側の端部同士が一つの露出コア部43で接続されると共に、内側コア部41,42の他方の端部同士が別の露出コア部44で接続されている。つまり、2つの内側コア部41,42と2つの露出コア部43,44とが環状に繋がることで環状コア4が形成されている。
(リアクトル用ボビン)
リアクトル用ボビン1(1´)は、概略矩形の挿入孔を有するフランジ付き配管のような部材であって、筒部C(C)と枠部F1,F2(F1,F2)とに分けることができる。筒部C(C)は、内側コア部41(42)とコイル31(32)との間に介在され、内側コア部41(42)とコイル31(32)とを絶縁すると共に、両者の相対的な位置を規定する。また、枠部F1,F2(F1,F2)は、コイル31(32)の端面と露出コア部43,44との間に介在され、コイル31(32)と露出コア部43,44とを絶縁する。
リアクトル用ボビン1(1´)は、概略矩形の挿入孔を有するフランジ付き配管のような部材であって、筒部C(C)と枠部F1,F2(F1,F2)とに分けることができる。筒部C(C)は、内側コア部41(42)とコイル31(32)との間に介在され、内側コア部41(42)とコイル31(32)とを絶縁すると共に、両者の相対的な位置を規定する。また、枠部F1,F2(F1,F2)は、コイル31(32)の端面と露出コア部43,44との間に介在され、コイル31(32)と露出コア部43,44とを絶縁する。
なお、図示するリアクトル用ボビン1,1´と異なり、一つのリアクトル用ボビンを利用することもできる。その場合、露出コア部43側と露出コア部44側に一つずつ枠部を設けて、両枠部を繋ぐように二つの筒部を並列させたリアクトル用ボビンとなる。
次に、リアクトル用ボビン1,1´の特徴となる構成について詳細に説明する。両リアクトル用ボビン1,1´の基本的構成は同じであるので、以降の説明ではリアクトル用ボビン1のみを説明する。
リアクトル用ボビン1は、図3に示すように、第一分割片11と第二分割片12の二つの分割片を組み合わせることで形成される。第一分割片11(第二分割片12)は、第一枠部F1(第二枠部F2)と、筒部Cをその軸方向に凡そ半分に分割した筒部C1(筒部C2)とからなる。これら分割片11,12にはそれぞれ、複数の係合部110,120が形成されており、係合部110,120同士の係合により、両分割片11,12が筒部Cの軸方向に分離しないようになっている。ここで、リアクトルに組み付けたリアクトル用ボビン1は、基本的に外されることはないため、容易に分割片11,12に分離できなくても何ら支障はない。
係合部110と係合部120は、相補的な形状となっている。具体的には、係合部110(120)の形状は、第二分割片12(第一分割片11)の周方向に隣接する係合部120,120(110,110)間に形作られる切り欠きの形状に一致する。
次に、各係合部110,120をより具体的に説明する。まず、係合部110は、筒部C1の端部で筒部C1の周方向に形成される凹凸により形作られる。係合部110は、第一枠部F1側から幅の等しい胴部と、胴部に連続する頭部とからなる。頭部の胴部側の幅は、胴部よりも広くなっており、頭部と胴部との間に段差が形成されている。また、頭部の幅は、矢じりのように、胴部側から先端側に向かって先細りになっている。頭部の最先端の幅は、胴部の幅以下とすることが好ましい。このような形状の係合部110には、複数の周縁面(係合部の輪郭線に接する係合部の厚み方向に延びる面)が形成されることになる。それら周縁面のうち、特に、頭部と胴部との段差の位置にある周縁面を、本実施形態では係合面111と呼ぶ。この係合面111は、筒部C1の軸に直交する面であって、後述するように係合部120の係合面122に当接する。
次に、係合部120は、筒部C2の端部で筒部C2の周方向に形成される凹凸により形作られる。係合部120も、胴部と、胴部に連続する頭部とからなり、胴部と頭部との間に段差が形成されている。胴部の幅は、第二枠部F2側から先端側に向かって徐徐に狭くなり、頭部の幅は一様になっている。胴部の根元側の幅は、頭部の幅以下とすることが好ましい。このような形状の係合部120においても、係合部110と同様に、複数の周縁面が形成されることになる。それら周縁面のうち、特に、頭部と胴部との段差の位置にある周縁面を、本実施形態では係合面122と呼ぶ。この係合面122は、筒部C2の軸に直交する面であって、前述の係合部110の係合面111に当接する。
上述した係合部110,120によれば、円滑に分割片11,12を組み合わせることができる。係合部110の頭部は、先細りになっているので、係合部120,120の頭部間の隙間に入り込み易い。また、係合部の120を嵌め込む係合部110,110の頭部間の隙間は、頭部の先端側が最も広くなっているので、係合部120の頭部は、当該隙間に入り込み易い。
また、係合部110と係合部120とを係合させれば、係合面111と係合面122とが当接した状態になる。係合面111と係合面122とは、筒部Cの軸方向に両分割片11,12を引き離す方向に力を加えたときに、互いに引っ掛かって、両分割片11,12の分離を抑制する。その結果、分割片11,12の枠部F1,F2の間に配されるコイルの伸長を押さえ込むことができる。
なお、係合面111,122は、筒部Cの軸に直交する面でなくても良い。例えば、係合面111,122を、胴部に向かうに従って頭部側に切れ上がるように形成すると、釣り針の返しのように、分割片11,12の係合をより強固にできる。
以上の構成を備えるリアクトル用ボビン1は、金型内に樹脂材料を充填する射出成形により製造することができる。その場合、第一分割片11と第二分割片12のそれぞれに対応する金型を使用しても良いし、リアクトル用ボビン1の全体形状に対応する金型を使用しても良い。後者の場合、金型から外したリアクトル用ボビン1を筒部Cで切断することで、両分割片11,12を作製する。その他、第一枠部F1(第二分割片12)と筒部C1(C2)とを別個に作製し、両者を接合することで第一分割片11(第二分割片12)を作製しても良い。この場合、枠部と筒部とが容易に分離しないように、熱融着やネジ止めなどの強力な接合手段で枠部と筒部を接合する。
リアクトル用ボビン1に使用される樹脂材料としては、絶縁性に優れ、かつリアクトルの使用温度に対して軟化しない耐熱性を有する材料が好ましい。例えば、ポリフェニレンスルファイド、液晶ポリマー、エポキシなどが挙げられる。また、樹脂材料中に、フィラーを分散させておくことが好ましい。フィラーは、樹脂でできたリアクトル用ボビン1の熱伝導性を高め、リアクトルを動作させたときに環状コアで発生する熱を効率よくリアクトルの外部に放出させるためのものである。このような役割を持つフィラーの材質としては、樹脂材料よりも熱伝導性に優れるシリカやアルミナなどを挙げることができる。
≪リアクトルの組み立て≫
次に、図2を参照して、リアクトル100の組み立て方法を説明する。
次に、図2を参照して、リアクトル100の組み立て方法を説明する。
本例では、環状コア4の内側コア部41,42を形成するために複数のブロック状コア片と複数のギャップ板、および、露出コア部43,44を形成するための一対の端部コア片を用意する。ブロック状コア片、端部コア片は、磁性粉末の圧粉成形体や電磁鋼板の積層体などで構成でき、ギャップ板はアルミナなどの非磁性材で構成できる。
まず、ギャップ板を介在させて複数のブロック状コア片を接合し、内側コア部41,42を形成する。コア片とギャップ板を幾つ使用するかは、環状コア4に要求される磁気特性により適宜決定すれば良い。
次に、コイル31の一端側からコイル31の内部にリアクトル用ボビン1の第二分割片12の筒部C2を嵌め込むと共に、筒部C2の内部に内側コア部41を嵌め込む。そして、コイル31の他端側からコイルの内部に第一分割片11を嵌め込み、第一分割片11と第二分割片12とを係合させる。係合された両分割片11,12は、筒部Cの軸方向に容易に分解しないので、第一分割片11の第一枠部F1と第二分割片12の第二枠部F2とで、コイルのスプリングバックを押さえ込むことができる。なお、コイル31にリアクトル用ボビン1を組み付けた後に、内側コア部41をリアクトル用ボビン1の内部に配置しても良いし、コイル31に先に嵌め込む分割片は、第一分割片11であっても良い。
リアクトル用ボビン1´についてもリアクトル用ボビン1と同様に、コイル32と内側コア部42に組み付けることができ、その結果、コイル32のスプリングバックなどによる伸長を押さえ込むことができる。
次いで、両リアクトル用ボビン1,1´を挟むように、一対の端部コア片(露出コア部43,44)を配置し、これら露出コア部43,44を内側コア部41,42の端面に耐熱性の接着剤で接合する。これら内側コア部41,42と露出コア部43,44とで環状のコア4が形成され、リアクトル100が完成する。
以上のようにして作製したリアクトル100は、リアクトル用ボビン1,1´によりコイル31,32の伸長が押さえ込まれている。そのため、接着剤で内側コア部41,42に接合された露出コア部43,44が内側コア部41,42から分離することを抑制する部材を設ける必要がなくなる。
<実施形態2>
実施形態2では、図4に基づいて実施形態1とは異なるリアクトル用ボビン2を説明する。
実施形態2では、図4に基づいて実施形態1とは異なるリアクトル用ボビン2を説明する。
図4(A)に示されるリアクトル用ボビン2は、実施形態1と同様に、第一枠部F1と筒部C1とを備える第一分割片21と、第二枠部F2と筒部C2を備える第二分割片22の2つの分割片からなる。但し、図4(B)の部分拡大断面図に示すように、両分割片21,22同士を係合させる係合部210,220は、筒部C1,C2の厚み方向の凹凸により形成されている。
本例における係合部210,220の係合も、実施形態1と同様に、矢じりのように形成された係合部220と、その係合部220の外形に一致する係合部210との係合により行われる。そして、係合部210に形成される筒部Cの軸方向に直交する係合面211と、係合部220に形成される筒部Cの軸方向に直交する係合面222とが互いに当接することで、第一分割片21と第二分割片22とが筒部Cの軸方向に分解しないように係合される。
ここで、係合部210,220は、互いに係合させたときに、図4(B)の二点差線で示すように、厚みの一様な筒部Cとなるように厚みを調節することが好ましい。
以上説明した実施形態2の構成によっても、分割片21,22の分離を抑制することができるので、分割片21,22からなるリアクトル用ボビン2によりコイルの伸長を押さえ込み、環状コアの分解を抑制できる。
<実施形態3>
実施形態3では、図5に基づいて実施形態1,2とは異なるリアクトル用ボビン5を説明する。
実施形態3では、図5に基づいて実施形態1,2とは異なるリアクトル用ボビン5を説明する。
リアクトル用ボビン5は、第一分割片51と第二分割片52と第三分割片53の3つの分割片からなる。第一分割片51(第二分割片52)は、第一枠部F1(第二枠部F2)と、筒部Cを3つに区分したうちの一つである筒部C1(C2)とからなる。また、第三分割片53は、筒部Cを3つに区分したうちの中間の筒部C3からなる。なお、図5に示す各分割片51,52,53同士の係合は、実施形態2に示した筒部Cの厚み方向の凹凸で形成された係合部同士の係合で行っているが、実施形態1に示した筒部の周方向の凹凸で形成された係合部同士の係合で行っても良い。
実施形態3のリアクトル用ボビン5によれば、第三分割片53の軸方向長さが長いので、リアクトルを組み立てる際、筒部C内に内側コア部を配置し易い。例えば、第三分割片53の内部に内側コア部を挿入すると共に、当該分割片53の外部にコイルを嵌め込み、その状態から第一分割片51と第二分割片52とで第三分割片53を挟み込むことで、リアクトル用ボビン5をコイルと内側コア部に容易に組み付けることができる。
<実施形態4>
実施形態4では、図6に基づいて実施形態1〜3とは異なるリアクトル用ボビン6を説明する。
実施形態4では、図6に基づいて実施形態1〜3とは異なるリアクトル用ボビン6を説明する。
リアクトル用ボビン6は、第一枠部F1でできた第一分割片61と、第二枠部F2でできた第二分割片62と、筒部Cでできた第三分割片63の3つの分割片からなる。
第一分割片61と第三分割片63との係合は、第三分割片63の軸方向端部から突出するように設けられた係合部630と、第一分割片61の厚み方向への貫通孔により形成された係合部610とで行われる。係合部630は、筒部Cの厚み方向への凹凸により形成される段差を備え、この段差により筒部Cの軸方向に直交する係合面633が形成される。一方、係合部610は、貫通孔の内周面において、枠部F1の平面方向(筒部Cの厚み方向)への凹凸により形成される段差を備え、この段差により筒部Cの軸方向に直交する係合面611が形成される。
上記構成によれば、第三分割片63の突起状の係合部630を、第一分割片61の孔状の係合部610に押し込めば、係合面611と係合面633とが当接して、両分割片61,63を筒部Cの軸方向に分離しないように係合することができる。
なお、第二分割片62と第三分割片63との係合は、第一分割片61と第三分割片63との係合と同様であるので、その説明を省略する。
実施形態4のリアクトル用ボビン6によれば、実施形態3のリアクトル用ボビンと同様に、リアクトルを組み立てる際に、筒部C(第三分割片63)の内部に内側コア部を配置し易い。
<実施形態5>
実施形態5では、図7に基づいて実施形態4とは異なるリアクトル用ボビン7を説明する。
実施形態5では、図7に基づいて実施形態4とは異なるリアクトル用ボビン7を説明する。
リアクトル用ボビン7は、第一枠部F1でできた第一分割片71と、第二枠部F2でできた第二分割片72と、筒部Cでできた第三分割片73の3つの分割片からなる。
第一分割片71と第三分割片73との係合は、第一分割片71の端面から突出するように設けられた係合部710と、第三分割片73の外周縁部を筒部Cの厚み方向に切り欠くことで形成された係合部730とで行われる。この係合部710は、第一枠部F1の平面方向(筒部Cの厚み方向)への凹凸により形成される段差を備え、この段差により筒部Cの軸方向に直交する係合面711が形成される。一方、係合部730は、筒部Cの厚み方向への凹凸により形成される段差を備え、この段差により筒部Cの軸方向に直交する係合面733が形成される。
上記構成によれば、第一分割片71の突起状の係合部710を、第三分割片73の切り欠き状の係合部730に押し込めば、係合面711と係合面733とが当接して、両分割片71,73を筒部Cの軸方向に分離しないように係合することができる。
なお、第二分割片72と第三分割片73との係合は、第一分割片71と第三分割片73との係合と同様であるので、その説明を省略する。
実施形態5のリアクトル用ボビン7によれば、実施形態3,4のリアクトル用ボビンと同様に、リアクトルを組み立てる際に、筒部C(第三分割片73)の内部に内側コア部を配置し易い。
<変形実施形態>
その他、係合部を筒部の周方向の一部にしか設けない場合、筒部の軸方向と直交する方向に組み合わせた分割片がズレることがあるので、その位置ズレを防止する構成を分割片に構築しても良い。例えば、実施形態1の図3(A)において、筒部Cの両側面側にのみ係合部を設ける場合、筒部Cの上下面方向には分割片11,12はズレないが、両側面方向には分割片11,12がズレてしまう恐れがある。そこで、例えば、筒部Cの両側面側に設けられる係合部110の頭部先端の端面において、その端面の厚み方向の中間部で端面の厚みよりも薄い厚みを有する突条を設ける。そして、当該係合部110に対向する第二分割片12の端面(係合部120,120間の切り欠き底部の端面)に、前記突条に嵌合する凹溝を設ける。この構成であれば、分割片11,12の紙面厚み方向への位置ズレを防止できる。
その他、係合部を筒部の周方向の一部にしか設けない場合、筒部の軸方向と直交する方向に組み合わせた分割片がズレることがあるので、その位置ズレを防止する構成を分割片に構築しても良い。例えば、実施形態1の図3(A)において、筒部Cの両側面側にのみ係合部を設ける場合、筒部Cの上下面方向には分割片11,12はズレないが、両側面方向には分割片11,12がズレてしまう恐れがある。そこで、例えば、筒部Cの両側面側に設けられる係合部110の頭部先端の端面において、その端面の厚み方向の中間部で端面の厚みよりも薄い厚みを有する突条を設ける。そして、当該係合部110に対向する第二分割片12の端面(係合部120,120間の切り欠き底部の端面)に、前記突条に嵌合する凹溝を設ける。この構成であれば、分割片11,12の紙面厚み方向への位置ズレを防止できる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるわけではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、実施形態1の係合部の数を少なくしても良いし、実施形態2の係合部は、筒部の周面の一部にのみ形成しても良い。その他、筒部に、その内外周に貫通する開口を設け、樹脂量削減とリアクトル用ボビンの軽量化を図っても良い。
本発明リアクトル用ボビンは、種々の電気機器に搭載されるリアクトルにおいてコイルと環状コアとの間を絶縁する部材として好適に利用可能である。
100 リアクトル
1,1´ リアクトル用ボビン
F1 第一枠部 F2 第二枠部 C,C1,C2 筒部
11 第一分割片 12 第二分割片
110,120 係合部
111,122 係合面
3 コイル部材
31,32 コイル 33 連絡部
4 環状コア
41,42 内側コア部 43,44 露出コア部
2,5,6,7 リアクトル用ボビン
21,51,61,71 第一分割片 22,52,62,72 第二分割片
53,63,73 第三分割片
C3 筒部
210,220,610,630,710,730 係合部
211,222,611,633,711,733 係合面
1,1´ リアクトル用ボビン
F1 第一枠部 F2 第二枠部 C,C1,C2 筒部
11 第一分割片 12 第二分割片
110,120 係合部
111,122 係合面
3 コイル部材
31,32 コイル 33 連絡部
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41,42 内側コア部 43,44 露出コア部
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21,51,61,71 第一分割片 22,52,62,72 第二分割片
53,63,73 第三分割片
C3 筒部
210,220,610,630,710,730 係合部
211,222,611,633,711,733 係合面
Claims (6)
- 互いに並列状態に連結される一対のコイルと、各コイルに覆われる内側コア部及び各コイルに覆われることなく露出する露出コア部を有する環状コアとを備えるリアクトルに用いられて、環状コアとコイルとの絶縁を確保するリアクトル用ボビンであり、前記内側コア部の外周を覆う筒部と、前記コイルの端面と前記露出コア部との間に介在される枠部とを有するリアクトル用ボビンであって、
一方の露出コア部側に配される第一枠部を含む第一分割片と、他方の露出コア部側に配される第二枠部を含む第二分割片とを含む複数の分割片を組み合わせてなり、
各分割片は、組み合わされる分割片同士を係合する係合部を備え、
組み合わされる分割片に備わる係合部はそれぞれ、組み合わされる分割片同士を前記筒部の軸方向に分離する力が加えられたとき、互いに当接し合うことで、その力に抗する係合面を有することを特徴とするリアクトル用ボビン。 - 前記第一分割片と第二分割片の2つの分割片からなり、
前記第一分割片は、第一枠部に加えて前記筒部の一部を含み、
前記第二分割片は、第二枠部に加えて当該筒部の残部を含むことを特徴とする請求項1に記載のリアクトル用ボビン。 - 前記係合部は、前記筒部の周方向に凹凸を有することを特徴とする請求項1または2に記載のリアクトル用ボビン。
- 前記係合部は、前記筒部の厚み方向に凹凸を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のリアクトル用ボビン。
- 各分割片は、樹脂と、この樹脂中に分散されるフィラーとからなり、
前記フィラーは、前記樹脂よりも高い熱伝導性を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のリアクトル用ボビン。 - 互いに並列状態に連結される一対のコイルと、各コイルに覆われる内側コア部及び各コイルに覆われることなく露出する露出コア部を有する環状コアとを備えるリアクトルであって、
請求項1〜5のいずれか一項に記載のリアクトル用ボビンにより、環状コアとコイルとの絶縁を確保したことを特徴とするリアクトル。
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