JP5713041B2 - 自動搬送台車 - Google Patents

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本発明は、自動搬送台車に関するものである。
従来から自動搬送台車(AGV(Automated Guided Vehicle))を用いて荷の搬送を行う自動搬送システムが知られている。この自動搬送台車は、例えば走行駆動兼操向車輪、キャスター車輪、制御機器等を備えた車体の前後に、床面に敷設した誘導線の位置を検出する追従用センサを設けており、追従用センサの検出結果に基づいて車体が誘導線に沿って追従走行しながら自動走行するように、走行駆動兼操向車輪に連動された駆動モータを制御する構成とされている。また、車体には、通常、駆動用の充電式バッテリーが搭載されている(特許文献1参照)。
特開平7−330131号公報
ところで、冷凍設備を有する自動倉庫等においては、常温環境と冷凍環境との間で荷の受け渡しをする必要がある。このような場合、従来では、常温環境、冷凍環境のそれぞれに、通常電源で駆動するコンベヤやクレーン等の常設設備を個別に設置して荷の受け渡しを行っていた。しかし、クレーンを用いる高層の自動倉庫とは異なり、天井高さの低い低倉庫の場合は、このような常設設備を各環境に個別に設置すると、荷の保管スペースを占領してしまい、倉庫内スペースの有効利用を図れないという問題がある。
そこで、本願発明者は、常温環境と冷凍環境との間で上記自動搬送台車を往復させて荷の搬出入、保管を行うことを考えた。しかしながら、自動搬送台車に搭載されるバッテリーは、零下において放電能力が低下するため、電源不足に陥り易いという問題がある。このような場合には、冷凍環境で人手により自動搬送台車の復旧作業を行わなければならなくなるため、上記自動搬送システムを安易に運用することは困難であった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、車体が低温となってバッテリーを含む電子機器が動作不良となることを防止することができる自動搬送台車の提供を目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、床面に敷設した誘導線を磁気センサで検出し、車体を前記誘導線に沿って追従走行させるように走行駆動車輪部を制御する自動搬送台車であって、前記車体の内部に収容されたバッテリーと、前記車体の下面を含む外表面を形成する断熱フレームと、を有する、という構成を採用する。
また、本発明においては、前記断熱フレームは、前記床面との接地部を除いて設けられている、という構成を採用する。
また、本発明においては、前記断熱フレームは、前記磁気センサを覆う部分が樹脂部材から形成されている、という構成を採用する。
また、本発明においては、前記断熱フレームの裏側に光学センサを有しており、前記断熱フレームは、前記光学センサを覆う部分が透明部材から形成されている、という構成を採用する。
また、本発明においては、前記車体の外表面よりも内側で前記走行駆動車輪部を覆う内側断熱フレームを有する、という構成を採用する。
また、本発明においては、前記走行駆動車輪部は、エンコーダを備えており、前記エンコーダの外表面を覆う断熱材を有する、という構成を採用する。
本発明によれば、車体の外表面が、下面を含めて断熱フレームによって形成される。このため、本発明では、バッテリーを内部に収容する車体を可能な限り断熱密閉構造とすることができ、冷凍環境における底冷え等を効果的に抑制し、冷凍環境での稼働時間を大幅に拡大させることができる。
したがって、本発明では、車体が低温となってバッテリーを含む電子機器が動作不良となることを防止することができる自動搬送台車が得られる。
本発明の実施形態における自動搬送システムを適用した冷凍冷蔵設備の平面図である。 本発明の実施形態における自動搬送システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態におけるAGVの斜視図である。 本発明の実施形態におけるAGVの平面図及び側面図である。 本発明の実施形態におけるAGVの正面図及び背面図である。 本発明の実施形態における上面カバーの構成図である。 本発明の実施形態における前カバーの構成図である。 本発明の実施形態における後カバーの構成図である。 本発明の実施形態における下面カバーの構成図である。 本発明の実施形態における下面カバーの構成図である。 本発明の実施形態における走行駆動部下面カバー及び走行駆動部前後カバー及び走行駆動部側面カバーの構成図である。 本発明の実施形態における走行駆動部モータベースの構成図である。 図4(a)における矢視K−K断面に対応する断熱材の配置を示す図である。 図4()における矢視L−L断面に対応する断熱材の配置を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態における自動搬送システム1を適用した冷凍冷蔵設備2の平面図である。図2は、本発明の実施形態における自動搬送システム1の構成を示すブロック図である。
本実施形態の自動搬送システム1は、図1に示すように、二台のAGV(自動搬送台車)10を有している。図1中、符号Xは、AGV10の誘導線である。
本実施形態の自動搬送システム1は、冷凍冷蔵設備2に適用されている。冷凍冷蔵設備2は、二種類の製品(A製品、B製品)を扱う設備である。この冷凍冷蔵設備2は、製造作業室(常温環境)3と、前室4と、冷凍室(冷凍環境)5と、冷蔵室6と、凍結室7とを有する。本実施形態では、隣り合う室内同士が扉を隔てて連設されており、室内に入室する場合には扉を開けるようになっている。なお、冷凍冷蔵設備2の保管対象物としては、例えば、冷凍食品、冷凍鮮魚、バイオ製品(生物の精子・卵子)、血液製剤等が挙げられる。
製造作業室3は、室温が20℃程度に保たれた常温環境である。製造作業室3は、前室4に連設している。製造作業室3には、待機ステーション3aと、梱包ステーション3bと、入庫ステーション3cとが設けられている。
待機ステーション3aは、AGV10のホームポジションである。この待機ステーション3aには、電源装置3a1が設けられている。電源装置3a1は、AGV充電用電極と、AGVヒーティング用電源電極(車体10a(後述)及びバッテリー11(後述)の加温用)とを有している。
梱包ステーション3bは、作業台3b1の近傍に設けられている。作業台3b1では、人手による製品の梱包や、製品の仕分け分別等の所定の作業が行われる。
入庫ステーション3cは、台車スペース3c1の近傍に設けられている。台車スペース3c1には、製造作業室3に入庫されてきた製品(A製品、B製品)を載せる台車(図1において符号8で示す)が配置されるスペースである。本実施形態の自動搬送システム1は、製品を載せた台車8を、AGV10で搬送するようになっている。
前室4は、室温が5℃程度に保たれた環境である。前室4は、製造作業室3、冷凍室5、冷蔵室6、凍結室7に連設している。前室4には、出荷ステーション4aが設けられている。出荷ステーション4aは、梱包された製品を載せた台車8が配置されるスペースである。出荷ステーション4aに配置された製品は、出荷ステーション4aの上方に位置する扉を開けることで、冷凍冷蔵設備2から出荷される。
冷凍室5は、室温が−30℃程度に保たれた冷凍環境である。冷凍室5は、前室4に連設している。冷凍室5は、−25℃以下でA製品を保存するためのものであり、A製品を載せた複数の台車8を収容可能なスペースを有する。
冷蔵室6は、室温が4℃程度に保たれた環境である。冷蔵室6は、前室4に連設している。冷蔵室6は、0℃以上でB製品を保存するためのものであり、B製品を載せた複数の台車8を収容可能なスペースを有する。
凍結室7は、入庫されてきたA製品を急速凍結させる部屋であり、室温を−55℃程度まで低下できるようになっている。凍結室7は、前室4に連設している。凍結室7は、B製品を載せた台車8を一台分収容可能なスペースを有する。本実施形態の凍結室7は、5つ設けられている。なお、A製品を急速凍結させるとき、AGV10は、凍結室7から退出する。
自動搬送システム1は、図2に示すように、二台のAGV10と、AGV運行制御盤9aと、ホスト装置9bとを有する。
AGV10は、バッテリー11と、ヒーティング装置12とを有する。バッテリー11は、二次電池からなり、車体の内部に搭載され、後述する走行駆動車輪部等に電力を供給するものである。ヒーティング装置12は、車体の内部に張り巡らされた自己温度制御型電熱線を有し、温度変化に応じて電熱線自体の抵抗値が変化することにより発熱量を自動制御するものである。ヒーティングは、冷凍室5での大幅な温度低下を防ぐと共に、常温環境帰還時の結露発生を防ぐ目的がある。
バッテリー11の電極は、待機ステーション3aの電源装置3a1のAGV充電用電極と接触して通電するようになっている。また、ヒーティング装置12の電源電極は、待機ステーション3aの電源装置3a1のAGVヒーティング用電源電極と接触して通電するようになっている。本実施形態では、バッテリー11及びヒーティング装置12の電源電極が車体に対して出し入れ自在となっており、AGV10が待機ステーション3aに帰還したときに、これら電極が電源装置3a1の電極と接触することで、充電とヒーティングとが同時に行われるようになっている。
AGV運行制御盤9aは、無線通信を行い、二台のAGV10の運行を制御するものである。AGV運行制御盤9aは、ホスト装置9bとの間で、作業指令と作業結果の信号をやり取りする構成となっている。AGV運行制御盤9aは、作業指令をメモリに所定数(例えば10個)ストックし、ストック順に作業指令を二台のAGV10のいずれかに割り付けるようになっている。
ホスト装置9bは、内部メモリ、CPU(Central Processing Unit)等と、それらの間でデータ授受を行う各種入出力インターフェイス等から構成されており、設備管理者からの指令を受け付けるようになっている。ホスト装置9bは、AGV10に対する作業指令として、例えば、入庫ステーション3cでA製品を受け取って凍結室7に搬送する作業、凍結室7で凍結したA製品を受け取って冷凍室5に搬送する作業、冷凍室5で冷凍されていたA製品を受け取って梱包ステーション3bに搬送する作業、梱包ステーション3bで梱包されたA製品を受け取って冷凍室5に搬送する作業、冷凍室5で梱包されたA製品を受け取って出荷ステーション4aに搬送する作業等を指令するようになっている。
AGV10は、このような冷凍環境での作業指令を受けても、バッテリー11の温度低下による動作不良が生じないように、以下に示すような構成を有している。
図3は、本発明の実施形態におけるAGV10の斜視図である。図4は、本発明の実施形態におけるAGV10の平面図及び側面図である。図5は、本発明の実施形態におけるAGV10の正面図及び背面図である。
先ず、AGV10の基本構成について概説する。
AGV10は、図4(b)の側面図に示すように、車体10aの下面側に、磁気センサ13と、走行駆動車輪部14と、従動車輪部15と、を有する。AGV10は、床面に敷設した誘導線X(図3参照)を磁気センサ13で検出し、制御部16の制御の下、車体10aを誘導線Xに沿って追従走行させるように走行駆動車輪部14を制御する。従動車輪部15は、360°回転自在に車体10aの後部に取り付けられた自在キャスターであり、走行駆動車輪部14による追従走行にならって向きを変えつつ従動回転する構成となっている。
磁気センサ13は、床面の対象物(誘導線X)の有無を検出するものである。磁気センサ13は、車体10aの前後にコースセンサを有し、車体10aの前方にはさらにコースセンサの両サイドにマークセンサ(図示しない)を有する。
走行駆動車輪部14は、図4(a)の平面図に示すように、駆動ユニット17を二つ有しており、左右で別駆動して車体10aを操舵できるようになっている。駆動ユニット17は、車輪(接地部)18と、減速機19と、モータ20と、エンコーダ21と、を備える。
AGV10は、図4(b)に示すように、車体10aの上面側に、リフト台22と、荷検出センサ(光学センサ)23と、を有する。リフト台22は、位置合わせ突起24を有し、台車8(図3参照)をリフトアップして搬送可能とするものである。リフト台22は、シャフト装置25と接続され、上下に昇降可能に構成されている。
荷検出センサ23は、車体10aの上方に検出光を投光し、その反射光を受光することにより検出対象物(台車8)の有無を検出する光学センサである。荷検出センサ23は、車体10aの前後に設けられている。
AGV10は、図4(b)及び、図5(a)の正面図に示すように、車体10aの前面側に、ソフトバンパ26と、ウインカ27と、障害物センサ(光学センサ)28と、を有する。ソフトバンパ26は、車体10aの前方に突出して設けられている。ウインカ27は、車体10aの両サイドに設けられている。障害物センサ28は、車体10aの前方に検出光を投光し、その反射光を受光することにより検出対象物(前方障害物)を検出する光学センサである。
AGV10は、図4(b)及び、図5(b)の背面図に示すように、車体10aの後面側に、ソフトバンパ29と、ウインカ30と、障害物センサ(光学センサ)31と、無線機アンテナ32と、を有する。ソフトバンパ29は、車体10aの後方に突出して設けられている。ウインカ30は、車体10aの両サイドに設けられている。障害物センサ31は、車体10aの後方に検出光を投光し、その反射光を受光することにより検出対象物(後方障害物)を検出する光学センサである。無線機アンテナ32は、AGV運行制御盤9a(図2参照)と無線通信するためのものである。
AGV10は、図4(b)に示すように、車体10aの側面側に、コネクタ34と、光通信機35と、を有する。コネクタ34は、待機ステーション3aの電源装置3a1と接続するためのものであり、バッテリー11やヒーティング装置12の電極が設けられている。光通信機35は、電源装置3a1との間でコネクタ34の位置合わせをするためものであり、電源装置3a1側に設けられた不図示の光通信機と光信号のやり取りをする構成となっている。
上記構成のAGV10は、図4(b)に示すように、断熱構造(断熱フレーム40、内側断熱フレーム41)を有する。断熱フレーム40は、車体10aの下面を含む外表面を形成するものであり、上面カバー42(図6参照)と、前カバー43(図7参照)と、後カバー44(図8参照)と、下面カバー45(図9及び図10参照)と、走行駆動部下面カバー46(図11(a)参照)と、を有する。内側断熱フレーム41は、車体10aの外表面よりも内側で走行駆動車輪部14を覆うものであり、走行駆動部前後カバー47(図11(b)参照)と、走行駆動部側面カバー48(図11(c)参照)と、走行駆動部モータベース49(図12参照)と、を有する。
図6(a)は、上面カバー42の底面図である。図6(b)は、図6(a)の矢視A−A断面図である。図6(c)は、図6(a)の矢視B−B断面図である。
上面カバー42は、車体10aの上面側中央の外表面を形成するものである。上面カバー42は、図6(c)に示すように、断面視略コの字形状を有する。上面カバー42には、図6(a)に示すように、その上部42aに、シャフト装置25のシャフトが通るシャフト穴50と、荷検出センサ23の光が通るセンサ穴51と、が形成されている。
上面カバー42の上部42a及び側部42bの内面側には、略全面に断熱材100が貼付されている。断熱材100としては、エアロフレックスやエアロテープ等を好適に採用することができる。
上面カバー42のセンサ穴51に対応する部分には、アクリル等の透明部材からなるセンサカバー101が貼付されている。
図7(a)は、前カバー43の底面図である。図7(b)は、図7(a)の矢視C−C断面図である。図7(c)は、図7(a)の矢視D−D断面図である。
前カバー43は、車体10aの前側の外表面を形成するものである。前カバー43には、図7(a)に示すように、その上部43aに、荷検出センサ23の光が通るセンサ穴52が形成されている。また、前カバー43には、図7(a)及び図7(c)に示すように、その上部43a及び前部43cに跨って、ウインカ27の光が通るウインカ穴53が形成されている。
また、前カバー43には、図7(b)に示すように、その側部43bに、光通信機35の光が通る光通信穴54と、コネクタ34が露出可能なコネクタ穴55と、が形成されている。また、前カバー43には、図7(c)に示すように、その前部43cに、障害物センサ28の光が通るセンサ穴56が形成されている。
前カバー43の上部43a及び側部43b及び前部43cの内面側には、略全面に断熱材100が貼付されている。
前カバー43のウインカ穴53に対応する部分には、有色半透明のウインカカバー102が貼付されている。また、前カバー43のセンサ穴52,56に対応する部分には、アクリル等の透明部材からなるセンサカバー101が貼付されている。また、前カバー43の光通信穴54に対応する部分には、ガラス等の透明部材からなる通信機カバー103が貼付されている。また、前カバー43のコネクタ穴55には、不図示のヒンジ機構により開閉自在な開閉扉104が設けられている。
図8(a)は、後カバー44の底面図である。図8(b)は、図8(a)の矢視E−E断面図である。図8(c)は、図8(a)の矢視F−F断面図である。
後カバー44は、車体10aの後側の外表面を形成するものである。後カバー44には、図8(a)及び図8(c)に示すように、その上部44a及び後部44dに跨って、ウインカ30の光が通るウインカ穴57が形成されている。また、後カバー44には、図8(c)に示すように、その後部44dに、障害物センサ31の光が通るセンサ穴58と、無線機アンテナ32が取り付けられる取付穴59と、が形成されている。
後カバー44の上部44a及び側部44b及び後部44dの内面側には、略全面に断熱材100が貼付されている。
後カバー44のウインカ穴57に対応する部分には、有色半透明のウインカカバー102が貼付されている。また、後カバー44のセンサ穴58に対応する部分には、アクリル等の樹脂部材であって透明部材であるセンサカバー101が貼付されている。
図9(a)は、下面カバー45の平面図である。図9(b)は、図9(a)の矢視G−G断面図である。図10(a)は、図9(a)の矢視H−H断面図である。図10(b)は、図9(a)の矢視I−I断面図である。
下面カバー45は、車体10aの下面側の外表面を形成するものである。下面カバー45には、図9(a)に示すように、その下部45eに、前側の磁気センサ13(コースセンサ、マークセンサ)の光が通るセンサ穴60,61と、後側の磁気センサ13(コースセンサのみ)の光が通るセンサ穴62と、が形成されている。
また、下面カバー45には、図9(b)に示すように、走行駆動車輪取付部63と、従動車輪取付部64と、が形成されている。走行駆動車輪取付部63は、下面カバー45の幅方向両側に立設する門型部63aと、門型部63aを溶接する立上り部63bと、を有する(図10(a)参照)。従動車輪取付部64は、下面カバー45の幅方向に亘って延在する凸形状を有する(図10(b)参照)。また、下面カバー45には、図9(a)に示すように、走行駆動車輪取付部63を挟んだ両側にシャフト装置取付部65が形成されている。
下面カバー45の側部45b及び前部45c及び後部45d及び下部45e(シャフト装置取付部65を除く)の内面側には、略全面に断熱材100が貼付されている。シャフト装置取付部65では、シャフト装置25を精度よく取り付ける必要があるため、断熱材100は貼付されていない。また、側部45bの上面(合わせ面)にも、断熱材100が貼付されている。
下面カバー45のセンサ穴60,61,62に対応する部分には、アクリル等の樹脂部材であって透明部材であるセンサカバー101が貼付されている。
図11(a)は、走行駆動部下面カバー46を示す。走行駆動部下面カバー46には、下面カバー45にネジ止めするためのネジ止め部46aが形成されている。走行駆動部下面カバー46には、ネジ止め部46aを除く略全面に断熱材100が貼付されている。この走行駆動部下面カバー46は、図9に示すように、走行駆動車輪取付部63の下面開口を覆うように取り付けられる。
図11(b)は、走行駆動部前後カバー47を示す。走行駆動部前後カバー47には、門型部63aにネジ止めするためのネジ止め部47aが形成されている。走行駆動部前後カバー47には、ネジ止め部47aを除く略全面に断熱材100が貼付されている。この走行駆動部前後カバー47は、図9に示すように、門型部63aの前後に取り付けられる。
図11(c)は、走行駆動部側面カバー48を示す。走行駆動部側面カバー48には、門型部63aにネジ止めするためのネジ止め部48aが形成されている。走行駆動部側面カバー48には、ネジ止め部48aを除く略全面に断熱材100が貼付されている。この走行駆動部側面カバー48は、図9に示すように、門型部63aの両側面に取り付けられる。
図12(a)は、走行駆動部モータベース49の平面図である。図12(b)は、図12(a)の矢視J−J断面図である。
走行駆動部モータベース49には、図12(a)に示すように、門型部63aにネジ止めするためのネジ止め部49aと、走行駆動車輪部14の配線を通す配線穴49bと、が形成されている。走行駆動部モータベース49には、ネジ止め部49aを除く略全面に断熱材100が貼付されている。また、走行駆動部モータベース49には、図12(b)に示すように、走行駆動車輪部14を支持する支持部49cと、支持部49cを補強するリブ49dと、が形成されている。この走行駆動部モータベース49は、図9に示すように、門型部63aの上部裏側に取り付けられる。
図7に戻り、前カバー43は、上面カバー42と接続するための接続部66を有する。後カバー44は、図8に示すように、上面カバー42と接続するための接続部67を有する。これにより、上面カバー42、前カバー43、後カバー44を、一体的に接続することができる。
また、下面カバー45は、図9に示すように、上面カバー42及び前カバー43と接続するための接続部68aと、上面カバー42及び後カバー44と接続するための接続部68bと、を有する。この下面カバー45の上に、上面カバー42、前カバー43、後カバー44が一体的になったものを被せてネジ止めすることで、AGV10の断熱構造が形成される。
続いて、上記構成のAGV10の断熱材100の配置について、図13及び図14を参照して説明する。
図13は、図4(a)における矢視K−K断面に対応する断熱材100の配置を示す図である。図14は、図4(a)における矢視L−L断面に対応する断熱材100の配置を示す図である。
図13に示すように、AGV10は、車体10aの内部に収容されたバッテリー11と、車体10aの下面を含む外表面を形成する断熱フレーム40と、を有する。断熱フレーム40は、上面カバー42と、前カバー43と、後カバー44と、下面カバー45と、走行駆動部下面カバー46と、によって形成されており、その内面側の略全面に断熱材100が貼付されている。このため、本実施形態では、バッテリー11を内部に収容する車体10aを可能な限り断熱密閉構造とすることができる。
なお、シャフト装置取付部65には、シャフト装置25の取り付けの関係で断熱材100を配置できないが、シャフト装置25が設置されることで、ある程度の断熱性を得ることができる。
断熱フレーム40は、磁気センサ13等を覆う部分が樹脂製で透明のセンサカバー101から形成されている。このセンサカバー101によれば、センサ穴56,58,60,62等からの冷気の流入を防ぐと共に、磁気センサ13の磁気検出や、障害物センサ28,31等による光検出を阻害しないようにすることができる。また、断熱フレーム40は、光通信機35を覆う部分がガラスの通信機カバー103(図7(b)参照)から形成されており、電子機器の光特性に応じて透明材料を適宜選択することで、動作に影響を与えないようにしている。
また、図14に示すように、下面カバー45の側部45bの上面に断熱材100が配置されることで、下面カバー45との組み合わせ面からの冷気の流入を防ぐことができる。
また、断熱フレーム40は、図14に示すように、走行駆動部下面カバー46によって床面との接地する車輪18を除いて下面開口を覆うように設けられている。このように、車輪18だけを車体10a外に露出させることで、車体10a内部への冷気の流入を防ぐことができる。
さらに、AGV10は、車体10aの外表面よりも内側で走行駆動車輪部14を覆う内側断熱フレーム41を有する。内側断熱フレーム41は、走行駆動部下面カバー46と、走行駆動部前後カバー47と、走行駆動部側面カバー48と、走行駆動部モータベース49と、によって形成されており、その略全面に断熱材100が貼付されている。また、走行駆動車輪部14は、エンコーダ21を備えており、エンコーダ21の外表面は断熱材100で覆われている。このため、本実施形態では、車体10a内部においても走行駆動車輪部14を囲う断熱構造を形成できる。
このような本実施形態によれば、バッテリー11を内部に収容する車体10aを可能な限り断熱密閉構造とすることができ、図1に示す冷凍室5の冷凍環境における底冷え等を効果的に抑制し、冷凍環境での稼働時間を大幅に拡大させることができる。具体的に、上記構成によれば、冷凍室5において10分程度の稼働時間を確保することができる。
したがって、上述の本実施形態によれば、床面に敷設した誘導線Xを磁気センサ13で検出し、車体10aを誘導線Xに沿って追従走行させるように走行駆動車輪部14を制御するAGV10であって、車体10aの内部に収容されたバッテリー11と、車体10aの下面を含む外表面を形成する断熱フレーム40と、を有する、という構成を採用することによって、冷凍環境で車体10aが低温となってバッテリー11を含む電子機器が動作不良となることを防止することができるAGV10が得られる。
以上、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
10…AGV(自動搬送台車)、10a…車体、11…バッテリー、13…磁気センサ、14…走行駆動車輪部、18…車輪(接地部)、21…エンコーダ、23…荷検出センサ(光学センサ)、28…障害物センサ(光学センサ)、31…障害物センサ(光学センサ)、40…断熱フレーム、41…内側断熱フレーム、100…断熱材、101…センサカバー(透明部材)、X…誘導線

Claims (6)

  1. 床面に敷設した誘導線を磁気センサで検出し、車体を前記誘導線に沿って追従走行させるように走行駆動車輪部を制御する自動搬送台車であって、
    前記車体の内部に収容されたバッテリーと、
    前記車体の下面を含む外表面を形成する断熱フレームと、を有し、
    前記断熱フレームは、前記磁気センサを覆う部分が樹脂部材から形成されている、ことを特徴とする自動搬送台車。
  2. 前記断熱フレームの裏側に光学センサを有しており、
    前記断熱フレームは、前記光学センサを覆う部分が透明部材から形成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の自動搬送台車。
  3. 床面に敷設した誘導線を磁気センサで検出し、車体を前記誘導線に沿って追従走行させるように走行駆動車輪部を制御する自動搬送台車であって、
    前記車体の内部に収容されたバッテリーと、
    前記車体の下面を含む外表面を形成する断熱フレームと、を有し、
    前記断熱フレームの裏側に光学センサを有しており、
    前記断熱フレームは、前記光学センサを覆う部分が透明部材から形成されている、ことを特徴とする自動搬送台車。
  4. 前記断熱フレームは、前記床面との接地部を除いて設けられている、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の自動搬送台車。
  5. 前記車体の外表面よりも内側で前記走行駆動車輪部を覆う内側断熱フレームを有する、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の自動搬送台車。
  6. 前記走行駆動車輪部は、エンコーダを備えており、
    前記エンコーダの外表面を覆う断熱材を有する、ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の自動搬送台車。
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