JP2019044981A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Masashi Nakagawa
雅至 中川
上迫 豊志
Toyoshi Kamisako
豊志 上迫
尾関 祐仁
Sukehito Ozeki
祐仁 尾関
内山 亘
Wataru Uchiyama
亘 内山
西岡 伸一郎
Shinichiro Nishioka
伸一郎 西岡
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Abstract

【課題】移動中の水漏れを防止することができる冷蔵庫を提供する。
【解決手段】冷蔵庫10は、空気を冷却する冷却部40を有する固定ユニット20と、固定ユニットを制御する第1制御部と、物品が収容される内部空間を形成して冷却部により冷却された空気が内部空間に供給される断熱筐体50を有し、且つ、固定ユニットに連結及び分離可能な可動ユニット30と、可動ユニットを制御する第2制御部と、を備え、冷却部は、冷却した空気を断熱筐体へ供給する供給口45と、断熱筐体からの空気を回収する回収口46と、を有し、断熱筐体は、供給口から供給された空気が流入する流入口63と、回収口へ空気が流出する流出口64と、流入口を開閉可能な第1ダンパ65と、流出口を開閉可能な第2ダンパ66と、を有し、第2制御部は、第1ダンパ及び第2ダンパの開閉を可動ユニットの連結及び分離に応じて制御するように構成されている。
【選択図】図11

Description

本発明は、冷蔵庫に関する。
従来、冷蔵庫の一例として、特許文献1に示す移動式冷蔵庫が知られている。この移動式冷蔵庫は、冷蔵庫本体の底にキャスター付けられており、移動可能に構成されている。
特開平10−267512号公報
上記特許文献1の移動式冷蔵庫等の冷蔵庫には、外気に含まれる水分が庫内で結露して形成された霜を除去する霜取り装置を備えたものがある。この霜取り装置は、庫内に付いた霜をヒータ等により溶かして水に変え、この水をドレンホースを通してドレンパンに溜めている。この場合、冷蔵庫が移動した際に、その振動でドレンパンから水が漏れ出るおそれがある。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、移動中の水漏れを防止することができる冷蔵庫を提供することを目的とする。
本発明の第1態様に係る冷蔵庫は、空気を冷却する冷却部を有する固定ユニットと、前記固定ユニットを制御する第1制御部と、物品が収容される内部空間を形成して前記冷却部により冷却された空気が前記内部空間に供給される断熱筐体を有し、且つ、前記固定ユニットに連結及び分離可能な可動ユニットと、前記可動ユニットを制御する第2制御部と、を備え、前記冷却部は、冷却した空気を前記断熱筐体へ供給する供給口と、前記断熱筐体からの空気を回収する回収口と、を有し、前記断熱筐体は、前記供給口から供給された空気が流入する流入口と、前記回収口へ空気が流出する流出口と、前記流入口を開閉可能な第1ダンパと、前記流出口を開閉可能な第2ダンパと、を有し、前記第2制御部は、前記第1ダンパ及び前記第2ダンパの開閉を前記可動ユニットの連結及び分離に応じて制御するように構成されている。
この構成によれば、断熱筐体を備える可動ユニットは、冷却部を備える固定ユニットに対して、分離して移動可能である。このため、断熱筐体の移動中に冷却部は断熱筐体と共に移動しないため、移動による冷却部の水漏れを防止することができる。
本発明の第2態様に係る冷蔵庫は、第1の態様において、前記可動ユニットは、前記断熱筐体を搭載する車体をさらに有し、前記車体は、車輪と、前記車輪を駆動するモータと、前記モータに電力を供給する蓄電池とを有し、前記固定ユニットは、前記可動ユニットとの連結中に前記蓄電池に電力を供給する電力供給部をさらに有していてもよい。
この構成によれば、車体により可動ユニットは自律走行可能である。また、可動ユニットの移動中に電力供給部及び冷却部が、可動ユニットから分離されるため、可動ユニットの軽減化が図られる。
本発明の第3態様に係る冷蔵庫は、第1又は2の態様において、前記可動ユニットは、所定の中心角度の範囲に光を出射し、前記所定の中心角度の範囲内に存在する物体までの距離を検出可能な測距センサと、周囲に存在する物体を検知する障害物センサと、をさらに備え、前記第2制御部は、前記測距センサからの検知結果に基づき前記可動ユニットの走行経路を決定し、前記障害物センサからの検知結果に基づき前記可動ユニットの走行速度を変更するように構成されていてもよい。
この構成によれば、測距センサの検知結果から可動ユニットの現在位置及び周囲の地図情報を取得することができる。このため、地図情報に基づき現在位置から目標位置への移動ルートを作成し、可動ユニットを移動させることができる。また、障害物センサの検知結果から障害物を検知し、可動ユニットの停止及び移動ルートの変更により可動ユニットを安全に移動させることができる。さらに、障害物センサは、測距センサの故障などにより可動ユニットが物体に接近した場合、可動ユニットを停止したり移動ルートを変更したりして、可動ユニットのフェイルセーフを担保することができる。
本発明の第4態様に係る冷蔵庫は、第1〜3のいずれかの態様において、前記断熱筐体は、正面が開口する本体と、前記本体の開口部を開閉可能な扉とを有し、前記可動ユニットは、前記断熱筐体の内部空間の温度を検知する温度センサ、前記扉の開閉を検知する扉開閉センサ、及び、前記可動ユニットが前記固定ユニットに連結可能な位置にあるか否かを検知する位置センサの少なくともいずれか1つのセンサをさらに有し、前記固定ユニットに前記可動ユニットが連結した状態で、前記第1制御部は前記センサの検知結果を通信手段を介して取得するように構成されていてもよい。
この構成によれば、固定ユニットに可動ユニットが連結した状態であるため、位置センサ、温度センサ及び/又は扉開閉センサの検知結果に基づき、断熱筐体を冷却部によって冷却したり冷却を停止したりすることができる。
本発明の冷蔵庫によれば、移動中の水漏れを防止することができる。
本発明の実施の形態に係る冷蔵庫を概略的に示す斜視図である。 図1の断熱筐体を開放した状態を示す斜視図である。 図1の断熱筐体の扉を係止した状態の一部を示す斜視図である。 図1の断熱筐体の扉の係止を解除した状態の一部を示す斜視図である。 図1の断熱筐体の扉を開放した状態を示す斜視図である。 図1の断熱筐体の扉を開放している状態を示す斜視図である。 図1の断熱筐体を前方から視た図である。 図7のA−A線に沿って切断した断熱筐体を概略的に示す断面図である。 図1の可動ユニットが固定ユニットに連結した状態を概略的に示す断面図である。 図1の可動ユニットを下方から視た斜視図である。 図9の可動ユニットが固定ユニットから分離した状態を概略的に示す断面図である。 図1の断熱筐体を側方から視た図である。 図7のB−B線に沿って切断した断熱筐体を示す断面図である。 図1の冷蔵庫の構成を示す機能ブロック図である。 図1の断熱筐体を後方から視た斜視図である。 本発明の実施の形態の変形例に係る冷蔵庫を概略的に示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、全ての図面において、同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する場合がある。また、全ての図面において、本発明を説明するための構成要素を抜粋して図示しており、その他の構成要素については図示を省略する場合がある。さらに、以下の実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態)
<冷蔵庫の構成>
以下、本実施の形態に係る冷蔵庫10の一例について説明する。図1に示すように、冷蔵庫10は、固定ユニット20及び可動ユニット30を備え、固定ユニット20と可動ユニット30とは、別体で形成されている。なお、固定ユニット20に対して可動ユニット30側を前側と称し、その反対側を後側と称しているが、冷蔵庫10の配置はこれに限定されない。
固定ユニット20には冷却部40、電力供給部21及び第1制御部22が一体的に設けられている。可動ユニット30には断熱筐体50、車体70及び第2制御部31が一体的に設けられている。可動ユニット30は車体70により移動可能であって、固定ユニット20に対して連結及び分離可能である。
図2に示すように、断熱筐体50は、前面(正面)が開口する本体51と、本体51の開口部を開閉する扉52とを有している。本体51は、一体もしくは5つの壁により形成される箱形状であって、これらの壁に囲まれる内部空間(庫内)を有している。各壁及び扉52のそれぞれの内部空間(断熱空間)には、ガラスウール、発泡スチロール、ウレタン及び真空断熱材等の断熱材(図示せず)が収容されており、庫外からの熱侵入を抑制し、庫内の温度が低く維持されている。
扉52は、矩形の板形状であって、ヒンジ53により回転可能に本体51に支持されている。扉52は、下端部がヒンジ53により本体51の下端部に取り付けられた下開き扉であって、開いていくに伴い下方へ移動していく。ヒンジ53は、例えば、3つ設けられている。このうちの2つのヒンジ(図示せず)は扉52の下端部の両端にそれぞれ設けられ、残る1つのヒンジ53は2つのヒンジの中央に設けられている。なお、扉52の開け方は上下ではなく、通常の冷蔵庫と同様に横方向もしくは引き出し式でもかまわない。
扉52の開閉を検知する扉開閉センサ34が、断熱筐体50に設けられている。例えば、扉開閉センサ34は、本体51の前面に設けられた挿通孔34aと、挿通孔34aから突出する突起34bとを有している。扉52が閉じられていると突起34bは扉52に押されて挿通孔34aから本体51の壁内へ引っ込み、扉52が開いていると突起34bは本体51の壁内から挿通孔34aを介して前方へ突出する。扉開閉センサ34は、このように進退する突起34bの位置に基づいて扉52の開閉を検知し、第2制御部31に出力する。
本体51の天壁の上面に、可動ユニット30を操作するボタンが配置されている。ボタンとしては、例えば、扉開ボタン54、扉閉ボタン55及び指定位置復帰ボタン56が設けられている。これらのボタンが押されると、この信号が第2制御部31に出力される。
扉開ボタン54が押されると、第2制御部31は、扉52を開くように扉52に接続されたモータ(図示せず)を制御する。扉閉ボタン55が押されると、第2制御部31は、扉52を閉じるように扉52に接続されたモータ(図示せず)を制御する。指定位置復帰ボタン56が押されると、例えば、第2制御部31は、可動ユニット30を固定ユニット20に連結する所定の位置(基準位置)を指定位置として基準位置に復帰させるように車体70を制御する。なお、可動ユニット30を操作するボタンの配置はこれに限らず、スマートフォンなどの携帯端末及びリモコン等によって冷蔵庫10の外部から可動ユニット30を操作してもよい。さらに、可動ユニット30の復帰する指定位置を使用者が事前に任意に決定することができる。このプログラムによって、この任意の位置を措定位置として可動ユニット30を復帰させてもよい。
図2〜図4に示すように、例えば、本体51の前面の上側における両角部のそれぞれに、扉52を係止するための係止部58が出入りするための貫通孔57が設けられている。また、扉52の本体51側の面であって、本体51の貫通孔57に対向する位置に被係止部59が設けられている。被係止部59は、上方が開口し、下方へ窪む穴部である。
係止部58は、直動部58a、カム58b及び爪部58cを有している。直動部58aは、上下方向に延びる棒状部材であって、扉開ボタン54及び扉閉ボタン55が押されると図示しないアクチュエータの駆動により上下動する。カム58bは、例えば、三角形状であって、1つの角部が直動部58aに回転可能に連結されており、他の1つの角部が本体51に枢支されている。よって、カム58bは、直動部58aの上下動に伴い枢支点を中心にして時計回り及び反時計回りに回転する。爪部58cは、円弧形状であって、その基端が、カム58bが有する更に他の角部に固定的に接続されている。爪部58cの先端は、上述したカム58bの回転に伴い、本体51の貫通孔57内の位置と、貫通孔57から前方へ突出した位置との間を移動する。
このような係止部58等は、以下のように機能する。すなわち、図3に示すように、扉閉ボタン55が押され、扉52が本体51の開口を閉じると、直動部58aが上方に移動し、カム58b及び爪部58cが反時計回りに回転して、爪部58cの先端が本体51の貫通孔57内の位置から前方へ突出する。扉52が本体51を閉じた状態では、本体51の貫通孔57の前方に扉52の被係止部59が配置されているため、貫通孔57から突出した爪部58cが被係止部59に挿入されて係止される。これにより、扉52が本体51の開口を閉じた状態が固定される。
一方、図4に示すように、扉開ボタン54が押されると、直動部58aが下方に移動し、カム58b及び爪部58cが時計回りに回転して、爪部58cの先端が本体51の貫通孔57から突出していた前方位置から後方へ引っ込む。これにより、被係止部59に挿入されていた爪部58cが抜け、係止が解除される。そして、扉52はモータの駆動によりヒンジ53を中心に回転し、本体51の開口が開かれる。
また、可動ユニット30の走行中に扉52が開く事を防止する必要がある。このため、扉閉ボタン55が押されたときと同様に、扉52が本体51の開口を閉じた状態が固定される。
さらに、扉52の開状態においては、可動ユニット30は走行することはできないように車体70に備えられているモータ73への給電を停止させる制御を第2制御部31が行ってもよい。
また、仮に車体70が何らかの原因により暴走等の異常走行が発生したときに、車体70を停止させる手段を冷蔵庫10は備えていてもよい。例えば、スマートフォン等の携帯端末及びリモコン等によって冷蔵庫10の外部から停止信号を第2制御部31へ通信して、車体70を停止させてもいい。又は、冷蔵庫10に設けられた非常用停止ボタン(図示せず)を押し、車体70のモータ73への電源供給を停止させてることにより停止させてもよい。
図7〜図9に示すように、断熱筐体50の背壁には庫内へ空気が流入する流入口63、及び、庫内から空気が流出する流出口64が開口している。流入口63は流出口64よりも上方へ配置されている。このため、流入口63から流入した低温の空気は庫内において下方へ移動し、流出口64から流出する。
断熱筐体50には、流入口63を開閉可能なダンパ(第1ダンパ65)及び流出口64を開閉可能なダンパ(第2ダンパ66)がそれぞれ設けられている。第1ダンパ65及び第2ダンパ66の開閉は、庫内にある温度センサ36の検知結果で第1制御部22により制御されている。なお、各ダンパの開度を全開及び全閉以外にも調整可能とすることにより、流入口63から流入する空気の流量が制御されてもよい。これにより、庫内の温度が調整される。なお、このダンパ65、66の制御は、ダンパ65、66に電力供給ができる状態(例えば、可動ユニット30が固定ユニット20に接合している基準位置にある状態)に有効してもよい。この場合、冷蔵庫10の無駄な動作を省くことができる。
可動ユニット30は、図9に示すように、例えば、収納部11の奥に配置されている。収納部11は、可動ユニット30を収容可能なサイズであり、キッチンの壁等から窪んだ空間である。この場合、固定ユニット20は、図9に示すように例えば収納部11の奥の壁部に設けられている。そして、収納部11内には、固定ユニット20に対して連結可能な可動ユニット30の位置(基準位置)が設定されている。
固定ユニット20の冷却部40は、空気を冷却する冷却サイクル41と、冷却された空気が流れる冷却流路42と、冷却流路42から断熱筐体50へ空気を送る送風ファン43と、を有している。冷却サイクル41は、冷媒の圧縮を行う圧縮機44aと、圧縮機44aから供給される冷媒の蒸発熱を利用して空気を冷却する蒸発器44bとそれらを結ぶ配管等を含んでいる。
冷却部40は更に、冷却した空気を断熱筐体50へ供給する供給口45と、断熱筐体50からの空気を回収する回収口46と、を有している。このうち供給口45は冷却流路42の一端に設けられ、回収口46は他端に設けられ、当該冷却流路42はこれら供給口45と回収口46とを繋いでいる。冷却流路42には送風ファン43が配置されており、供給口45の近傍で供給口45及び流入口63を介して断熱筐体50の庫内に空気が流入する向きに配されている。圧縮機44aの駆動及び停止、並びに、送風ファン43の駆動及び停止は第1制御部22により制御されている。送風ファン43の風力は調整可能であってもよく、この場合、風量は第1制御部22により制御される。
冷却部40に断熱筐体50が連結された際に、冷却部40の供給口45は、断熱筐体50の流入口63に対向するように配置されている。これにより、供給口45及び流入口63を介して冷却部40の冷却流路42と断熱筐体50の庫内とが連通可能になる。そして、供給口45から供給される空気は流入口63から庫内へと流入する。
回収口46は、供給口45よりも下方に配置され、冷却部40に断熱筐体50が連結された際に、冷却部40の回収口46は、断熱筐体50の流出口64に対向するように配置されている。これにより、回収口46及び流出口64を介して冷却部40の冷却流路42と断熱筐体50の庫内とが連通可能になる。そして、流出口64から流出した空気は回収口46から冷却流路42へ回収される。
冷却部40には、供給口45を開閉可能なダンパ(第3ダンパ47)及び回収口46を開閉可能なダンパ(第4ダンパ48)がそれぞれ設けられている。第3ダンパ47及び第4ダンパ48の開閉は第1制御部22により制御されている。例えば、可動ユニット30が固定ユニット20から分離した場合、各ダンパが閉ざされることにより、各口から冷却部40に粉塵等の異物が侵入することが防止される。なお、各ダンパの開度を調整することにより、供給口45から供給される空気の流量が制御されてもよい。これにより、断熱筐体50の庫内の温度が調整される。
冷却部40には、除霜部49が設けられていてもよい。除霜部49は、例えば、回収口46の近傍に配置されており、ヒータ等の加熱部により構成されており、蒸発器44b等に付着した霜を溶かして水に変える。この水は、タンクに蓄えられたり、外部へ排出されたりする。また、ファン等によってこの水を蒸発する機構を固定ユニット20が有してもよい。
図8〜図11に示すように、可動ユニット30を移動させるための車体70は、車体本体71と、車輪72と、車輪72を駆動するモータ73と、モータ73に電力を供給する蓄電池74とを有している。車体本体71は、下方が開口した箱形状であって、断熱筐体50の本体51と一体的に形成されている。車体本体71の天壁は、断熱筐体50の本体51の底壁と間隔を空けて平行に設けられている。車体本体71の背壁は断熱筐体50の本体51の背壁と連続的に繋がり、車体本体71の左右側壁は断熱筐体50の本体51の左右側壁とそれぞれ後方の一部が接続している。
車輪72は、モータ73により回転する回転軸(図示せず)と、この回転軸を支持しつつ該回転軸に直交する転向軸を有する保持部(図示せず)が設けられている。従って、車輪72は回転軸が回転することにより回転し、可動ユニット30が移動する。また、左右の車輪72の回転速度を異ならせると、保持部が転向軸を中心に回転して、可動ユニット30が移動方向を変える。
例えば、車輪72は、前方に配置された左右一対の前輪と、後方に配置された左右一対の後輪とにより構成されている。この前輪はモータ73に接続して回転駆動され、後輪は前輪の動きに従って動く。
蓄電池74は、充電することで再利用可能な二次電池であり、車体本体71の天壁の後部に取り付けられており、一対の後輪の間に配置されている。自立走行時にも可動ユニット30の重心が安定し、スムーズな走行が可能となっている。蓄電池74からの電力は、モータ73、可動ユニット30に搭載されている各種センサ、第2制御部31、第1ダンパ65及び第2ダンパ66に供給される。また、蓄電池74には受電端子(図示せず)が設けられている。
電力供給部21は、図9に示すように、固定ユニット20の下方に配置されている。電力供給部21は、商用交流電源等の外部電源に接続されている。電力供給部21は、外部電源からの電力を冷却部40、第1制御部22及び可動ユニット30の車体70の蓄電池74に供給する。電力供給部21は、出力端子(図示せず)を有しており、出力端子に蓄電池74の受電端子が接触することによりこれらが接続して蓄電池74に電力を供給する。一方、図11に示すように、出力端子から受電端子が離れることによりこれらが解離して蓄電池74への電力供給が停止する。
なお、例えば、電力供給部21はコイル等を用いた出力部を備え、蓄電池74はコイル等を用いた入力部を備えていてもよい。この場合、出力部及び入力部が非接触な状態で、電力供給部21が蓄電池74に電力供給を行ってもよい。
さらに、電力供給部21から蓄電池74へ正常に給電されているかを判断する手段を冷蔵庫10は備えていてもよい。例えば、電力供給部21の入力部側の電流値を検出し、第1制御部22が給電状態を判断してもよい。この場合、電流値が所定の規定値以下の場合、第1制御部22は給電を停止するように電力供給部21を制御してもよい。
また、電力供給部21と蓄電池74との間に挟み込まれた異物を検出する手段を冷蔵庫10は備えていてもよい。例えば、電力供給部21の出力部又は蓄電池74の入力部に温度検知等のセンサを配置していてもよい。
図7、図12及び図13に示すように、可動ユニット30には測距センサ32及び障害物センサ33が搭載されている。測距センサ32には、例えば、LIDAR(Light Detection and Ranging、Laser Imaging Detection and Ranging)が用いられる。測距センサ32は、平面視で所定の中心角度θを成す範囲に光を出射し、この範囲内に存在する物体までの距離を検出し、この検出情報を第2制御部31へ出力する。なお、測距センサ32に必要な検知距離は、冷蔵庫10の使用環境等に応じて適宜選択すればよく、例えば、20m以内の範囲の物体を検知することができるものを採用することができる。
測距センサ32は、可動ユニット30における断熱筐体50と車体70との間の空間(検出空間35)であって、前後方向における可動ユニット30の中心よりも前側であり、前輪72の上部周辺に配置されている。これによって、自立走行時に車体70側から測距センサ32が受ける振動を低減し、測距センサ32の検知精度を向上できる。検出空間35(図13)は、測距センサ32を中心に所定の角度θ(例えば、270度)の範囲に亘り、測距センサ32から前方及び左右方向に拡がっており、測距センサ32を通って前後方向へ延びる直線Lに対して左右対称に設けられている。これにより、測距センサ32は、この検出空間35を通って前方及び左右方向に光を走査して、可動ユニット30の周囲の物体の位置及び形状を取得し、その物体の配置を示すマップを作成する。
障害物センサ33は、車体70の前壁に配置されており、例えば、超音波センサが用いられる。障害物センサ33は、超音波を発する発信部33a、及び、物体から反射された超音波を受信する受信部33bを有している。障害物センサ33は、上下及び左右の広範囲な周囲に存在する物体を検知し、検知信号を第2制御部31へ出力する。このような超音波センサとしては、例えば、4m以内の範囲の物体を検知することができるものを採用することができる。
図14に示すように、可動ユニット30には、扉開閉センサ34、測距センサ32及び障害物センサ33に加えて、温度センサ36が搭載されている。温度センサ36は、断熱筐体50の庫内に配置されており、庫内の温度を検知する。また、断熱筐体50の庫外側に温度センサ36を追加で配置し、外気温度を検知してもよい。更に、固定ユニット20と可動ユニット30との間には位置センサ37が設けられている。
この位置センサ37は、例えば接点スイッチ及び検出突起により構成されている。接点スイッチは、固定ユニット20の収納部11の内壁面に設けられ、検出突起は、可動ユニット30の断熱筐体50の後壁面に設けられている。従って、可動ユニット30が収納部11に入り、固定ユニット20に連結可能な位置(基準位置)にあると、検出突起に押圧されて接点スイッチの出力が切り替わる。これにより、可動ユニット30が基準位置にあるか否かが検知される。なお、位置センサ37は、接点スイッチ及び検出突起を備える構成に限られず、磁気スイッチ及び磁石を備える構成、あるいは、発光素子を用いた光学式センサ等を採用してもよい。
また、可動ユニット30には、第1ダンパ65及び第2ダンパ66に加えて、照明部67が設けられている。照明部67は断熱筐体50(図9)の庫内に配置されており、LED素子等が用いられる。照明部67の点灯及び消灯は第2制御部31により制御されている。
第1制御部22は、演算部(第1演算部22a)及び記憶部(第1記憶部22b)を有し、固定ユニット20の各部を制御している。第2制御部31は演算部(第2演算部31a)及び記憶部(第2記憶部31b)を有し、可動ユニット30の各部を制御している。
各記憶部は、ROM及びRAM等により構成されており、冷蔵庫10が機能するために必要なプログラム、及び該プログラムを実行する際に参照する各種データなどを記憶している。各演算部は、CPU等により構成されており、各記憶部のプログラムを読み出して実行する。これにより、各制御部は各部の動作を制御する。なお、各制御部は、集中制御する単独の制御装置によって構成されていてもよいし、互いに協働して分散制御する複数の制御装置によって構成されていてもよい。
さらに、固定ユニット20には第1通信部23が備えられ、可動ユニット30には第2通信部38が備えられている。上述した第1制御部22と第2制御部31とは、これら第1通信部23及び第2通信部38を介して情報を送受信する。また、第1通信部23と第2通信部38とは、通信手段であって、固定ユニット20と可動ユニット30とが連結した際に無線により通信可能に接続する。なお、第1通信部23及び第2通信部38は、可動ユニット30が固定ユニット20から離隔している場合であっても、離隔距離が所定の範囲内であれば無線により通信可能なように構成してもよい。
<冷蔵庫の動作>
冷蔵庫10の動作について、図5、図9、図11及び図14を参照して説明する。この動作は第1制御部22及び第2制御部31により制御されている。
まず、図9に示すように、可動ユニット30が収納部11に収納され、収納部11内の基準位置に配置されている。ここで、可動ユニット30が固定ユニット20と連結し、第1通信部23と第2通信部38とは通信可能に接続する。これにより、固定ユニット20の第1制御部22と、可動ユニット30の第2制御部31とが相互にデータ通信可能になっている。これにより、第1制御部22は、温度センサ36、扉開閉センサ34及び位置センサ37の少なくともいずれか1つのセンサの検知結果が通信手段を介して取得することができる。
例えば、位置センサ37は、基準位置にある可動ユニット30を検知し、この検知情報を第2通信部38を介して第1通信部23へ出力し、さらに第1通信部23から第1制御部22へ出力する。これにより、第1制御部22は、電力供給部21と可動ユニット30の蓄電池74とを接続可能であると判定し、電力供給部21を駆動して、電力供給部21から蓄電池74へ電力を供給する。
また、温度センサ36からの検知情報が第2通信部38及び第1通信部23を介して第1制御部22へ出力される。ここで、温度センサ36により検知された断熱筐体50の庫内の温度が所定温度よりも低ければ、庫内が十分に冷やされている。このため、第1制御部22は、第3ダンパ47を閉じたり、送風ファン43及び圧縮機44aの動作を停止したりして、冷却部40からの冷却空気の供給を制限する。これにより、庫内が過剰に冷却されることを防止し、冷蔵庫10の省エネルギー化を図ることができる。また、第2制御部31は、温度センサ36からの検知温度に基づき第1ダンパ65を閉じ、冷却部40からの冷却空気の供給を制限してもよい。
さらに、扉開閉センサ34からの検知情報が第2通信部38及び第1通信部23を介して第1制御部22へ出力される。ここで、扉開閉センサ34により検知された断熱筐体50の扉52が本体51を開放していれば、第1制御部22は、照明部67を点灯すると共に、冷却部40からの冷却空気の供給を制限するように、第1制御部22は第3ダンパ47、第4ダンパ48、送風ファン43及び圧縮機44aを制御する。また、第2制御部31は、扉開閉センサ34からの検知情報に基づき第1ダンパ65を閉じ、冷却部40からの冷却空気の供給を制限してもよい。
そして、固定ユニット20及び可動ユニット30とは別に設けられたリモコン12を用いて、ユーザが可動ユニット30の移動を指令する。リビング等の部屋に配置されているWiFi等の電波信号及び非可聴域の音波信号等の位置検知手段によりリモコン12の位置が部屋内の座標として特定される。この位置を目標位置とした位置情報が無線LANを経由して固定ユニット20の第1制御部22へ出力される。ここで、目標位置の位置情報はリモコン12の位置特定によるユーザの現在地とするのみでなく、部屋の地図情報からユーザが目標位置を自由に選択できるものとしてもよい。なお、このリモコン12として、スマートフォン及びタブレット等の携帯端末を用いてもよい。また、リモコン12に代えて、ユーザの音声により可動ユニット30の移動を指令してもよい。この場合、部屋には音声を検知するセンサが設けられる。
第1制御部22は、目標位置の位置情報を得ると、可動ユニット30の位置センサ37及び扉開閉センサ34から検出結果を取得する。この位置センサ37の検出により可動ユニット30が基準位置にあり、扉開閉センサ34の検出により扉52が閉鎖していたら、第1制御部22は、可動ユニット30の断熱筐体50を固定ユニット20の冷却部40から分離するために、第3ダンパ47及び第4ダンパ48を閉じ、第1ダンパ65及び第2ダンパ66の閉鎖指令を第2制御部31へ出力する。
第2制御部31は、第1制御部22からの指令を受けて、第1ダンパ65及び第2ダンパ66を閉じてから、この閉鎖情報を第1制御部22へ出力する。第1制御部22は、第2制御部31からの閉鎖情報から、可動ユニット30を固定ユニット20から分離可能な状態にあるとして、第2制御部31へ目標位置の位置情報を出力する。
第2制御部31は、目標位置の位置情報、及び、部屋の地図情報に基づき、目標位置への移動ルートを検索する。部屋の地図情報は、以前に移動した際に測距センサ32から得た検知情報に基づいて第2制御部31の第2演算部31aにより予め作成され、第2記憶部31bにより記憶されている。例えば、部屋の地図情報は、部屋における家具等の物体の位置を座標等として含んでいる。第2制御部31は、物体を避けながら、目標位置への最短ルートを移動ルートとして求める。
図11に示すように、第2制御部31は、移動ルートが決定すると、モータ73を駆動する。このモータ73により車輪72が回転し、可動ユニット30が移動し、固定ユニット20から分離する。また、第2制御部31は、移動ルートに従って、一対の前輪の回転差を調整して、可動ユニット30の移動方向を変化させる。
このように、可動ユニット30が固定ユニット20から分離して移動する。このため、固定ユニット20の冷却部40の除霜部49により取り除かれた霜の水が、可動ユニット30の移動時の振動等によって漏れることを防止することができる。また、固定ユニット20に冷却部40及び電力供給部21が配置されているため、可動ユニット30の軽減化が図られる。
この可動ユニット30の移動中、第2記憶部31bに予め記憶されている部屋の地図情報と、測距センサ32によりリアルタイムに検出された情報とが異なる場合、第2制御部31は、測距センサ32からの検出情報に基づいて地図情報を更新する。これに伴い、第2制御部31は、更新した地図情報に応じて移動ルートも修正していく。また、第2制御部31は、測距センサ32からの検出情報に基づいて部屋における可動ユニット30の位置を特定する。この特定位置と移動ルートに応じて、第2制御部31は、モータ73を制御し、移動ルートに沿って可動ユニット30を移動する。
また、移動中に、可動ユニット30の移動ルートに人等の物体(障害物)が突然、現れると、障害物センサ33がこの物体を検知し、検知結果を第2制御部31へ出力する。第2制御部31は、この検知結果に基づいて、モータ73により可動ユニット30の走行速度を変更する。これにより、モータ73の駆動を一時停止したり、移動ルートを変更したりして、可動ユニット30が物体に衝突することを防止することができる。
なお、測距センサ32についても、物体の位置が特定できるため、測距センサ32が移動ルート上の物体を検知し、この検知結果に基づき第2制御部31は可動ユニット30を停止することもできる。このように、障害物センサ33及び測距センサ32を障害物の検知センサとして用いることもできる。
さらに、例えば、測距センサ32の故障等により、第2制御部31が正確な可動ユニット30の特定位置及び地図情報が得られない場合がある。このような場合に、可動ユニット30が物体に接近することがある。ただし、障害物センサ33がこの物体を検知することにより、第2制御部31が障害物センサ33からの検知結果に基づき、可動ユニット30を停止することができる。このため、超音波センサは、可動ユニット30のフェイルセーフを担保することができる。
そして、可動ユニット30が目標位置に達すると、第2制御部31はモータ73を停止する。ここで、可動ユニット30の断熱筐体50の天面にある扉開ボタン54がユーザにより押されると、扉52が開き、断熱筐体50の本体51が開放される。
また、扉開ボタン54が押されるに伴い、照明部67が点灯する。これにより、断熱筐体50の庫内が照明部67に照らされて、ユーザは庫内を確認し易くなる。
そして、断熱筐体50の天面にある扉閉ボタン55がユーザにより押されると、扉52が閉じ、断熱筐体50の本体51が閉鎖される。さらに、断熱筐体50の天面にある指定位置復帰ボタン56がユーザにより押されると、第2制御部31は、収納部11内の基準位置を目標位置として、第2記憶部31bの地図情報に基づき移動ルートを作成する。
この際に、第2制御部31が新たな目標位置の位置情報を取得した場合には、現在地から直接、新たな目標位置に移動してもよい。また、指定位置復帰ボタン56が一定時間(例えば、1時間)以上を押されなかった場合、又は、温度センサ36が基準温度以上を検知した場合には、第2制御部31は、ユーザへアラーム等の音声及びリモコン12への通信表示等による通知をした上で、可動ユニット30を収納部11内の基準位置に戻すように制御してもよい。
第2制御部31は、扉開閉センサ34からの検知情報に基づき、扉52が閉じていることを確認してから、測距センサ32からの検知結果に基づき移動ルートに従ってモータ73を駆動する。これにより、可動ユニット30は収納部11内の基準位置に戻ると、位置センサ37は、可動ユニット30が基準位置に到達したことを検知し、この検知結果を第1制御部22及び第2制御部31へ出力する。第2制御部31はモータ73の駆動を停止し、第1制御部22は電力供給部21から蓄電池74に電力を供給させる。
また、温度センサ36により検出された庫内の温度が所定の温度よりも高く、扉開閉センサ34により検出された扉52が閉鎖されていれば、第1制御部22は各ダンパを開く。これにより、断熱筐体50の庫内と冷却部40の冷却流路42とが連通し、冷却部40による冷却空気が冷却流路42の一端の供給口45から断熱筐体50の流入口63に供給される。これにより、流入口63に通ずる庫内に冷却空気が流入し、庫内が冷却される。そして、庫内の空気は、庫内に通ずる流出口64から冷却流路42の他端の回収口46へ回収されて、再び、冷却流路42において冷却部40により冷却される。
(変形例)
冷蔵庫10は、図2、図5及び図6に示すように、本体51の右側壁及び左側壁の内面に溝部60が設けられていてもよい。この溝部60は、前後方向に伸展し、一連の後側部分(本体51の奥側に位置する部分)と前側部分とこれらの間の中間部分とを有している。このうち後側部分は水平に延び、中間部分は前側ほど上方に位置するように傾斜し、前側部分は水平に延びている。
本体51の庫内には、食品及び食器等の収容物(物品)を支持する棚61が設けられている。棚61は板形状であって、水平になるように枠部62により支持されている。左右方向における枠部62の両端部には、それぞれ左右の外方へ突出した突起(図示せず)が設けられており、これらの突起は溝部60に嵌っている。枠部62は、扉52の開閉に連動して前後方向へ移動し、この際、枠部62の突起は溝部60に沿って移動する。
例えば、図15に示すように、本体51の一方の側壁内には、前後方向に軸心を向けたボールネジ68aと、このボールネジ68aに噛合する可動板68bとが設けられている。この可動板68bは、ボールネジ68aの回転に伴って前後動すると共に、上述した枠部62の突起を上下動自在に支持する。また、ボールネジ68aを回転させるため、モータ69が本体51の後壁内に収容されている。これにより、モータ69を駆動してボールネジ68aを回転させると、可動板68bが前方又は後方へと移動し、これに伴って突起と共に枠部62も前方又は後方へ移動する。
このため、図5に示すように、扉52が開いて、枠部62が前方へ移動する場合には、前方ほど上方へ傾斜する溝部60によって枠部62が上方へ移動し、枠部62に支えられている棚61も上方へ移動して庫内から前方へ突出する。一方、図6に示すように、扉52が閉じて、枠部62が後方へ移動する場合には、後方ほど下方へ傾斜する溝部60によって枠部62が下方へ移動し、枠部62に支えられている棚61も下方へ移動して庫内に収まる。
このように、扉52が開くと、図5に示すように、棚61が上方へ移動して庫内から前方へ突出する。このため、可動ユニット30の高さが低くても、棚61の位置が上昇することにより、棚61に載った皿等をユーザが取り易くなる。
なお、この棚61が移動する機構に関しては、この冷蔵庫10の形態だけではなく、通常の冷蔵庫においても適用可能である。例えば、図16に示す家庭用の冷蔵庫200に棚61が配置されていてもよい。
冷蔵庫200は本体201を備え、本体201の背面に圧縮器202、蒸発器203、及び、蒸発器203で発生した水を貯めるための蒸発皿204が配置されている。本体201の内部空間は、仕切壁205〜207によって複数(例えば、4つ)の貯蔵室208〜211に区画されている。本体201の正面は、開放されていて、扉212〜215が設けられている。例えば、貯蔵室208に棚61が設けられている。
本体201の中央部の背面側には、仕切壁206と仕切壁207とを接続する冷却室壁体216により区画された冷却室218が設けられ、この冷却室218に蒸発器203が配設されている。蒸発器203周辺の空気が冷却され、冷却された空気は、区画壁と本体201の背面との間に形成されている冷却流路217を介して貯蔵室208〜211に供給される。
(その他の実施の形態)
上記実施の形態では、可動ユニット30において車体70にモータ73が搭載されており、可動ユニット30がモータ73により自律走行した。ただし、可動ユニット30の構成はこれに限定されない。例えば、車体70にモータ73が設けられていなくてもよい。この場合、ユーザが可動ユニット30を引っ張る等して移動させる。
上記実施の形態では、可動ユニット30に車体70が備えられていたが、備えられていなくてもよい。この場合、ユーザが可動ユニット30を台車に搭載し、これを引っ張る等して移動させることができる。
上記実施の形態では、冷蔵庫10に、供給口45を開閉可能な第3ダンパ47及び回収口46を開閉可能な第4ダンパ48がそれぞれ設けられていた。ただし、可動ユニット30が分離したとき、送風ファン43を停止することにより冷気漏れが最小減にできるため冷蔵庫10の上部にある第3ダンパ47を設けなくてもよいし、第3ダンパ47及び第4ダンパ48が設けられていなくてもよい。
上記実施の形態では、可動ユニット30に、扉開閉センサ34、温度センサ36及び位置センサ37が設けられていた。ただし、可動ユニット30に、扉開閉センサ34が設けられていなくてもよいし、温度センサ36が設けられていなくてもよいし、位置センサ37が設けられていなくてもよい。
上記実施の形態では、測距センサ32からの検知結果に基づき移動ルートに従って可動ユニット30は収納部11内の基準位置に戻った。ただし、可動ユニット30は収納部11内の基準位置に復帰する方法はこれに限定されない。例えば、収納部11内に基準位置へ誘導する信号を発信する発信部材が別途、設けられており、可動ユニット30にこの誘導信号を受信する受信部材が別途、設けられている。可動ユニット30が、収納部11の入口等の所定位置に達すると、受信部材が発信部材からの誘導信号を受信しながら、基準位置に移動する。
上記実施の形態では、測距センサ32の検出結果により可動ユニット30の周囲のマップを作成したが、マップはこれに限定されない。例えば、可動ユニット30の第2記憶部31b等のメモリにマップが予め記憶されていてもよい。この場合、可動ユニット30は、その自律走行プラグラムによって。使用者の持っているリモコン及び携帯端末等の位置を特定し、既存に保存されているマップを利用しながら、使用者近辺に走行してもよい。
上記実施の形態において、可動ユニット30には、IHヒータ等の調理部がさらに搭載されていてもよい。この料理部の電力は、蓄電池74から供給されてもよい。
なお、上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施の形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の要旨を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。
本発明に係る冷蔵庫では、移動中の水漏れを防止することができる冷蔵庫等として有用である。
10 :冷蔵庫
20 :固定ユニット
21 :電力供給部
22 :第1制御部
30 :可動ユニット
32 :測距センサ
33 :障害物センサ
34 :扉開閉センサ
36 :温度センサ
37 :位置センサ
40 :冷却部
45 :供給口
46 :回収口
50 :断熱筐体
51 :本体
52 :扉
61 :棚
63 :流入口
64 :流出口
65 :第1ダンパ
66 :第2ダンパ
70 :車体
72 :車輪
73 :モータ
74 :蓄電池

Claims (4)

  1. 空気を冷却する冷却部を有する固定ユニットと、
    前記固定ユニットを制御する第1制御部と、
    物品が収容される内部空間を形成して前記冷却部により冷却された空気が前記内部空間に供給される断熱筐体を有し、且つ、前記固定ユニットに連結及び分離可能な可動ユニットと、
    前記可動ユニットを制御する第2制御部と、を備え、
    前記冷却部は、冷却した空気を前記断熱筐体へ供給する供給口と、前記断熱筐体からの空気を回収する回収口と、を有し、
    前記断熱筐体は、前記供給口から供給された空気が流入する流入口と、前記回収口へ空気が流出する流出口と、前記流入口を開閉可能な第1ダンパと、前記流出口を開閉可能な第2ダンパと、を有し、
    前記第2制御部は、前記第1ダンパ及び前記第2ダンパの開閉を前記可動ユニットの連結及び分離に応じて制御するように構成されている、冷蔵庫。
  2. 前記可動ユニットは、前記断熱筐体を搭載する車体をさらに有し、
    前記車体は、車輪と、前記車輪を駆動するモータと、前記モータに電力を供給する蓄電池とを有し、
    前記固定ユニットは、前記可動ユニットとの連結中に前記蓄電池に電力を供給する電力供給部をさらに有する、請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記可動ユニットは、
    所定の中心角度の範囲に光を出射し、前記所定の中心角度の範囲内に存在する物体までの距離を検出可能な測距センサと、
    周囲に存在する物体を検知する障害物センサと、をさらに備え、
    前記第2制御部は、前記測距センサからの検知結果に基づき前記可動ユニットの走行経路を決定し、前記障害物センサからの検知結果に基づき前記可動ユニットの走行速度を変更するように構成されている、請求項1又は2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記断熱筐体は、正面が開口する本体と、前記本体の開口部を開閉可能な扉とを有し、
    前記可動ユニットは、前記断熱筐体の内部空間の温度を検知する温度センサ、前記扉の開閉を検知する扉開閉センサ、及び、前記可動ユニットが前記固定ユニットに連結可能な位置にあるか否かを検知する位置センサの少なくともいずれか1つのセンサをさらに有し、
    前記固定ユニットに前記可動ユニットが連結した状態で、前記第1制御部は前記センサの検知結果を通信手段を介して取得するよう構成されていている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
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