JP2011067398A - 配膳車 - Google Patents

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Abstract

【課題】配膳車の移動中に施設内の設備や側壁に接触する可能性を低減させると共に、扉が開いたままでの移動の可能性を低減させることを可能にする。
【解決手段】配膳車1の各側面1aの直進方向の両端部近傍に、送信側センサユニット20a及び受信側センサユニット20bを設け、送信側センサユニット20aの送信部(赤外線LED21)から受信側センサユニット20bの受信部(受光素子22)に向けて検出媒体である赤外線を出力する。保温庫の扉6が開いていた場合や、配膳車1の側面1aが障害物に接近したときには、赤外線が遮られるので、いずれかの受光素子22からの出力が変化したときに、平方ランプを点滅させたり、警報音を出力させたりする。さらに、必要に応じて車輪にブレーキを掛ける。
【選択図】図3

Description

本発明は、短時間に多数の食事を提供する際に使用される配膳車に関するものである。
病院、老人保健施設、ホテル、学校などの施設において食事を提供するにあたって、配膳車が用いられている(例えば、特許文献1参照)。このような配膳車には、モータの駆動力によって走行する自走式のものと、人の力によって牽引又は推進されるもの(手押し式)が存在する。また、自走式の配膳車には、人がハンドルを操作することによって移動方向が制御される、いわゆるパワーアシスト式のものと、あらかじめ設定されたルートに従って無人走行する自律移動式のものが含まれる。
一般的に、上記施設においては、廊下などの側壁に手摺りが設けられていたり、休憩用の長椅子や自動販売機などが設置されていたりする。そのため、配膳車の移動中にこれらの設備の角に配膳車の側面が接触し、配膳車自体が損傷するだけでなく、上記設備も損傷するといった問題がある。また、通路の曲がり角においては、配膳車の車輪の内輪差により、配膳車の側面が側壁の角に接触する可能性が高い。仮に、配膳車の側面が障害物に接触すると、その時の衝撃が配膳車全体に伝わり、その衝撃でトレイ上の食品がこぼれたりする可能性もある。さらに、配膳車の保温庫の扉を閉め忘れた場合や、扉が完全に閉められていない場合は、開いた扉が上記設備などの激突し、扉が破損する可能性がある。特に、扉がガラス窓を有する場合は、割れたガラスの破片が飛び散ると危険である。
特開2001−194051号公報
本発明は上記従来例の問題点を解決するためになされたものであり、配膳車の移動中に施設内の設備や側壁に接触する可能性を低減させると共に、扉が開いたままでの移動の可能性を低減させることを可能にする配膳車を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、食品が載置された複数のトレイを、水平方向に複数列、垂直方向に複数段に配列した状態で搬送する配膳車であって、その直進方向に平行な両側面に、該側面から一定の範囲内に障害物が存在する場合に、その障害物の存在を検出する障害物センサを備え、前記障害物センサが、障害物の存在を検出したときに、少なくとも視覚的又は聴覚的手段を用いて警報を出力することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の配膳車において、前記複数のトレイを水平方向に複数列、垂直方向に複数段に配列した状態で、一定の温度範囲に保温する保温庫をさらに備え、前記障害物センサは、前記保温庫の扉が開いているときに、該扉を障害物として検出することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の配膳車において、車輪を回転駆動させるための駆動装置をさらに備え、前記障害物センサが、障害物の存在を検出したときに、前記駆動装置を強制的に停止させ又は前記車輪にブレーキを掛けることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の配膳車において、前記障害物センサは、前記直進方向における前記側面の両端部近傍に設けられ、障害物検出媒体を出力する送信側センサユニット及び該送信側センサユニットから出力された検出媒体を受信する受信側センサユニットを備え、前記送信側センサユニットは、前記側面に平行な平面を含むように前記検出媒体を出力することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4に記載の配膳車において、前記受信側センサユニットは、垂直方向に配置され、前記検出媒体を受信する複数の受信部を備えていることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項5に記載の配膳車において、前記送信側センサユニットは、前記検出媒体を出力する少なくとも1つの送信部を備え、1つの前記送信部から少なくとも2つの前記受信部に向けて前記検出媒体を送信することを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項4乃至請求項6のいずれか一項に記載の配膳車において、前記検出媒体は赤外線であることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、配膳車の各側面に障害物センサを設け、その障害物センサが側面から一定の範囲内に障害物が存在することを検出したときに、視覚的又は聴覚的手段、例えば警報ランプや警報音を出力することによって、配膳作業者に、そのまま走行すれば、配膳車の側面が障害物に接触したりする可能性があることを認識させることができる。障害物センサの構成や障害物検出媒体は特に限定されないが、赤外線、超音波、圧縮空気など、障害物によって遮られることによって直進性が妨げられるようなものを用いることができる。
請求項2の発明によれば、保温庫の扉が開いている場合、例えば扉を閉め忘れている場合や、一旦閉めた扉が走行中に開いた場合にも、開いた扉を障害物として検出するので、配膳作業者に、配膳車の扉が壁面や障害物に接触する可能性があることを認識させることができる。
請求項3の発明によれば、障害物センサが、障害物の存在を検出したときに、駆動装置を強制的に停止させ又は車輪にブレーキを掛けるので、配膳車の扉や側面が側壁や障害物に接触することを未然に防止することができる。
請求項4の発明によれば、障害物センサは、配膳車の直進方向における側面の両端部近傍に設けられた送信側センサユニット及び受信側センサユニットを備え、送信側センサユニットから、側面に平行な平面を含むように検出媒体が出力されるので、配膳車の直進方向のほぼ全長に亘る範囲において、障害物の存在を検出することができる。また、配膳車の側面からの障害物センサの突出量は、専ら側面と側面に平行な平面の距離によって支配されるので、例えば、扉がガラス窓を有しており、且つ、検出媒体として赤外線を用いた場合に、この距離を扉の厚さプラス扉のガラス窓を指示するフレームの幅よりも若干小さくなるように設定すれば、扉が開いているときでも、赤外線フレームによって遮られ、ガラス窓を透過することはないので、扉が開いていることを検出することができる。また、障害物センサの側面からの突出量が比較的小さくなるので、配膳車の幅の増大を抑制することができる。
請求項5の発明によれば、受信側センサユニットの受信部が垂直方向に複数配置されているので、さらに、配膳車の高さ方向の広範囲において、障害物の存在を検出することができる。複数の受信部は、一定間隔であってもよいし、隙間なく連続的に配列してもよいし、あるいは、あらかじめ障害物の垂直方向の位置がわかっている場合は、その障害物に対応する高さに配置してもよい。
請求項6の発明によれば、1つの送信部から少なくとも2つの受信部に向けて検出媒体を送信するので、送信部の数が受信部の数よりも少なくなり、コストダウンを図ることができる。また、例えば、送信部から検出媒体に拡がりを持たせて出力させることにより、送信側センサユニット及び受信側センサユニットの相対的な位置合わせ精度をやや粗くすることも可能である。
請求項7の発明によれば、検出媒体を赤外線とすることにより、比較的安価な赤外線LEDや受光素子などを用いることができ、障害物センサを設けることによるコスト上昇を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る配膳車の保温庫の扉を閉じた状態を示す図。 上記配膳車の保温庫の扉を開いた状態を示す図。 上記配膳車の、特に障害物センサの構成を示す斜視図。 上記配膳車が通路の曲がり角を通過するときの状態を示す平面図。
本発明の一実施形態に係る配膳車について、図面を参照しつつ説明する。図1は、本実施形態に係る配膳車1の保温庫の扉6を閉じた状態を示し、図2は配膳車1の保温庫の扉6を開いた状態を示す。また、図3は配膳車1の、特に障害物センサの構成を示す斜視図である。
配膳車1は、基本的に、移動装置(台車)2と、移動装置2の上に搭載された保温庫3で構成されている。移動装置2は、自走式のものであってもよく、あるいは手押し式のものであってもよい。また、自走式移動装置の場合、地図上における自己位置を認識しながらあらかじめ設定されたルートに沿って自律移動するタイプのものの他、あらかじめ床に埋設された誘導装置に誘導されながら移動するタイプのもの、ガイドレールに沿って移動するタイプのものなど、あるいは配膳担当者によって操作されるタイプのものなどであってもよい。
本実施形態に係る配膳車1では、図1及び図2に示すように、保温庫3の開口部に複数(例えば4つ)の扉6が蝶番を介して取り付けられている。図示した構成例では、1つの開口部に対して2つの扉6が、それぞれ観音開き可能に取り付けられている。但し、扉6の構成はこれに限定されるものではなく、1つの開口部に対して2つに折りたたみ可能な1つの扉を設けてもよい。さらに、保温庫3の構造は特に限定されず、冷蔵された食品を保冷状態で配膳すると共に、加熱調理された食品を保温状態で配膳する、いわゆるクックサーブ方式のものであってもよいし、あるいは、冷風及び温風によって保温庫3内の食品を冷蔵及び再加熱することができる、いわゆるクックチル方式のものであってもよい。
なお、本実施形態の説明における「保温庫3」の「保温」とは、保温庫内の温度を一定の範囲に維持することをいい、外気温から断熱するだけの場合と、冷却装置及び加熱装置を備え、保温庫内に適宜冷風及び温風を供給する冷蔵庫及び温蔵庫の機能を有する場合の両方を意味する。「再加熱」とは、庫内温度を一定時間120〜130℃の高温に維持して、庫内の食品の温度を75℃に加熱することを意味する。また、上記「保温状態」とは、75℃程度に加熱(再加熱を含む)された食品を、加熱された状態に近い状態のまま維持することを意味する。
一般的に、クックサーブ方式の配膳車では、保温庫の庫内温度がそれほど高くはならないので、内部が見えるようにガラス窓を備えた扉が取り付けられている。それに対して、クックチル方式の配膳車では、保温庫の庫内温度が上記120〜130℃の高温になるので、保温材を金属板で覆うように構成された扉が取り付けられている。また、再加熱時に不用意に扉が開かないように、クックチル方式の配膳車の扉にはロック機構が設けられている。それに対して、クックサーブ方式の配膳車の扉は、閉じる方向にばねで付勢されているものが一般的である。
また、病院、老人保健施設、ホテル、学校などの施設において提供される食事には、牛乳やジュースなどの飲料、果物やケーキなどのデザート類、サラダなどのように冷蔵されたままの状態で提供される食品と、揚げ物、焼き物、シチューなどのように加熱調理された状態で提供される食品が含まれる。そのため、本実施形態で使用されるトレイ4は、加熱される食品が搭載される加熱スペース4aと、加熱されない食品が搭載される非加熱スペース4bで構成されている。間仕切りフレーム10は、このトレイ4の構造に対応して、その両側壁10a,10bには、トレイ4を、例えば水平方向に2列、垂直方向に複数段に収納しうるように、トレイ4の加熱スペース4aと非加熱スペース4bの配列方向の両側壁と係合される水平なガイドレールが形成されている。また、間仕切りフレーム10の中央部付近(必ずしも中央ではない)には、垂直な断熱壁10cが設けられており、断熱壁10cには、上記ガイドレールに対応して、トレイ4の加熱スペース4aと非加熱スペース4bの間の仕切り部分が挿入される水平な複数のスリット及びそのスリットを塞ぐための垂直方向に変位する可動板が設けられている(自明につき図示せず)。
また、保温庫3の内部は、2つの空間3a,3bに区分され、各空間3a,3bには、上記間仕切りフレーム10が装着されている。2つの空間3a,3bに間仕切りフレーム10が装着されると、各空間3a,3bは、断熱壁10cによって、第1保温庫31,32と、第2保温庫41,42に区分される。第1保温庫31,32は、トレイ4の加熱スペース4aに対応し、加熱調理された食品を保温する。また、第2保温庫41,42は、トレイ4の非加熱スペース4bに対応し、加熱されずに提供される食品を保冷する。なお、図2に示す構成例では、見かけ上は4つの保温庫を有することになるが、保温庫3の中央部に2つの第1保温庫31,32を隣接させているので、2つの第1保温庫31,32を1つの保温庫とみなして管理又は制御することも可能である。
クックチル方式の配膳車の場合、保温庫3の本体内部には、第1保温庫31,32に向けて温風を供給するためのヒータ、ファン、温風ダクトなどが設けられており、また、第1保温庫31,32及び第2保温庫41,42に冷風を供給するための冷凍機エバポレータ、ファン、冷風ダクトなどが設けられている。なお、これらは、従来のものと同様であり、本発明の要旨とは直接関係がないので、図示を省略する。
さらに、保温庫3の両側面1aで、且つ、配膳車1の前後方向の両端部近傍には、配膳車1の側面1aの近傍の障害物を検出するための障害物センサ20が設けられている。障害物センサ20は、図3に示すように、配膳車1の前後方向に配置された少なくとも1組の送信側センサユニット20a及び受信側センサユニット20bで構成され、送信側センサユニット20aから保温庫3の側面1aに平行な平面を含むように検出媒体として赤外線を出力し、受信側センサユニット20bによって赤外線を受光するように構成されている。赤外線が障害物によって遮られると、受信側センサユニット20bによって赤外線が受光されないので、配膳車1の側面1aの近傍に障害物が存在することがわかる。赤外線LED21は、連続的に赤外線ビームを出力してもよいし、一定の周期でパルス状に赤外線ビームを出力してもよい。
一般的に、障害物はどの高さに存在するか予測がつかないので、障害物センサ20は、配膳車1の垂直方向の全範囲で障害物を検出できることが好ましい。従って、配膳車1の高さ方向の全範囲に亘って障害物を検出できるように、受信側センサユニット20bにおいて、垂直方向に隙間無く受光素子を配列することが理想的である。しかしながら、製造コストや消費電力などを考慮すると現実的ではないので、最も問題となる障害物が存在すると予想される範囲に設けられていればよい。この構成例では、一例として、通路の曲がり角に突き出た手摺りにガラス窓が接触して破損することを最も危険な状態であると想定し(図4参照)、扉5のガラス窓6aをカバーしうる範囲に障害物センサ20を設けている。
具体的には、図3に示すように、送信側センサユニット20aでは、赤外線LED21が垂直方向に多数配列され、受信側センサユニット20bでは、赤外線受光素子22が垂直方向に配列されている。なお、送信側センサユニット20aの個々の赤外線LED21と受信側センサユニット20bの個々の受光素子22の位置を合わせるのは困難であること及び、多数の赤外線LED21を用いることは経済的でないことから、送信側センサユニット20aでは、受信側センサユニット20bの受光素子22の数よりも少ない数の赤外線LED21と、拡散板23及び円筒状レンズ24などを用いて垂直方向に細長い面発光装置を構成してもよい。また、受信側センサユニット20bにおける受光素子22の間隔は、想定される障害物が検出できればよく、例えば手摺りの太さを考慮して、手摺りがどの位置にあっても、必ず少なくとも1つの赤外線受光素子22の受信面が遮られるような間隔であればよい。なお、受信側センサユニット20b又はその受光素子22には、赤外線以外の可視光や紫外線をカットするためのフィルタ25が設けられていることはいうまでもない。
次に、送信側センサユニット20aの赤外線LED21及び受信側センサユニット20bの受光素子22の配膳車1の側面1aからの突出位置(突出量)について説明する。配膳車1の側面1aと障害物9の接触は、図4に示すように、通路の曲がり角を曲がろうとして又は障害物を避けようとして操舵輪が首を振る際、内輪差によって配膳車1の側面1aが障害物9に接近することによって起こる。従って、配膳車1の全長や車輪の位置に応じて変化するが、赤外線LED21及び受光素子22は、それぞれ配膳車1の側面1aからより突出しているほど、配膳車1の側面1aと障害物9の接触を防止することができる。一方、赤外線LED21及び受光素子22の突出量は、直接的に配膳車1の幅の増加を意味し、突出量が大きい場合は、配膳車1の走行の妨げとなる。さらに、扉6がガラス窓を有している場合、赤外線LED21及び受光素子22の突出量が多くすぎると、仮に扉6を閉め忘れたとしても、赤外線がガラス窓を透過して、扉6の閉め忘れを検出できない場合が生じる。従って、赤外線LED21及び受光素子22の配膳車1の側面1aからの突出量は、35mm程度よりも小さいことが好ましい。そうすることによって、扉6がガラス窓を有している場合でも、ガラス窓以外のフレーム部分が障害物センサ20の検知範囲に入るので、扉6の閉め忘れを検知することができる。
障害物センサ20は、例えば配膳車1の側面1aに設けられた制御ユニット7に接続されている。制御ユニット7は、CPUなどで構成された制御部7aと、音声を出力するスピーカ7bと、表示装置と入力装置を兼ねたタッチパネル7cと、警報ランプ7dなどで構成されている。配膳車1が手押し式のものである場合、障害物センサ20が障害物の存在を検知すると、制御部7aは、警報ランプ7dを点滅させると共に、スピーカ7bから警報音を出力する。それによって、配膳作業者は、扉6を閉め忘れたこと、移動中に扉6が開いたこと、あるいは障害物に接触する可能性があることを認識することができる。さらに、車輪にブレーキを掛けて走行できなくするようにしてもよい。一方、配膳車1が自走式のものである場合、障害物センサ20が障害物の存在を検知すると、制御部7aは、警報ランプ7dを点滅させると共に、スピーカ7bから警報音を出力すると共に、駆動装置を強制的に停止させたり、車輪にブレーキを掛けたりする。それによって、配膳車1の側面1aが障害物に接触することを未然に防止することができる。
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、本発明に係る配膳車は、少なくとも、食品が載置された複数のトレイを、水平方向に複数列、垂直方向に複数段に配列した状態で搬送可能であり、その直進方向に平行な両側面に、該側面から一定の範囲内に障害物が存在する場合に、その障害物の存在を検出する障害物センサを備え、障害物センサが、障害物の存在を検出したときに、少なくとも視覚的又は聴覚的手段を用いて警報を出力するように構成されていればよく、必ずしも保温庫又は扉を備えていなくてもよい。また、配膳車は自走式である必要はなく、手押し式であってもよい。
さらに、本発明は、様々な変形が可能である。例えば、障害物センサ20の送信側センサユニット20aとして、赤外線LEDと可動ミラーを用いて、赤外線ビームを配膳車1の側面に平行な面内で走査させるように構成してもよい。また、赤外線の代わりに超音波や圧縮空気など、直進性を有する障害物検出媒体を用いてもよい。また、配膳車1の各国面1aに設置される送信側センサユニット20a及び受信側センサユニット20bは、必ずしも複数の赤外線LED及び複数の受光素子を備えるように一体化されている必要はなく、1つの赤外線LEDを備えた送信側センサユニット及び1つの受光素子を備えた受信側センサユニットを一対にして、複数箇所に設置してもよい。あるいは、あらかじめ手摺りなどの障害物の位置がわかっている場合には、配膳車1の各側面1aにそれぞれ障害物に対応する1又は複数箇所にのみ設置してもよい。
1 配膳車
2 移動装置
3 保温庫
4 トレイ
4a 加熱スペース
4b 非加熱スペース
6 扉
7 制御ユニット
9 障害物
10 間仕切りフレーム
20 障害物センサ
20a 送信側センサユニット
20b 受信側センサユニット
21 赤外線LED
22 受光素子
23 拡散板
24 円筒状レンズ
25 フィルタ
31,32 第1保温庫
41,42 第2保温庫

Claims (7)

  1. 食品が載置された複数のトレイを、水平方向に複数列、垂直方向に複数段に配列した状態で搬送する配膳車であって、
    その直進方向に平行な両側面に、該側面から一定の範囲内に障害物が存在する場合に、その障害物の存在を検出する障害物センサを備え、
    前記障害物センサが、障害物の存在を検出したときに、少なくとも視覚的又は聴覚的手段を用いて警報を出力することを特徴とする配膳車。
  2. 前記複数のトレイを水平方向に複数列、垂直方向に複数段に配列した状態で、一定の温度範囲に保温する保温庫をさらに備え、
    前記障害物センサは、前記保温庫の扉が開いているときに、該扉を障害物として検出することを特徴とする請求項1に記載の配膳車。
  3. 車輪を回転駆動させるための駆動装置をさらに備え、
    前記障害物センサが、障害物の存在を検出したときに、前記駆動装置を強制的に停止させ又は前記車輪にブレーキを掛けることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の配膳車。
  4. 前記障害物センサは、前記直進方向における前記側面の両端部近傍に設けられ、障害物検出媒体を出力する送信側センサユニット及び該送信側センサユニットから出力された検出媒体を受信する受信側センサユニットを備え、
    前記送信側センサユニットは、前記側面に平行な平面を含むように前記検出媒体を出力することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の配膳車。
  5. 前記受信側センサユニットは、垂直方向に配置され、前記検出媒体を受信する複数の受信部を備えていることを特徴とする請求項4に記載の配膳車。
  6. 前記送信側センサユニットは、前記検出媒体を出力する少なくとも1つの送信部を備え、1つの前記送信部から少なくとも2つの前記受信部に向けて前記検出媒体を送信することを特徴とする請求項5に記載の配膳車。
  7. 前記検出媒体は赤外線であることを特徴とする請求項4乃至請求項6のいずれか一項に記載の配膳車。
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