JPH07289361A - 配膳車 - Google Patents

配膳車

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JPH07289361A
JPH07289361A JP11171394A JP11171394A JPH07289361A JP H07289361 A JPH07289361 A JP H07289361A JP 11171394 A JP11171394 A JP 11171394A JP 11171394 A JP11171394 A JP 11171394A JP H07289361 A JPH07289361 A JP H07289361A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 温蔵室と冷蔵室とを画成する隔壁を薄く形成
しても十分な断熱効果を得ることができ、しかも、隔壁
を薄く形成できる分、収納スペースを広く確保すること
ができると共に、車体重量を軽減することができ、牽引
作業負担が軽減される配膳車を提供する。 【構成】 配膳車を、隔壁によって温蔵室と冷蔵室とに
画成された移動可能な車体と、温蔵室と冷蔵室とを開閉
する扉体と、を有して構成し、上記扉体には、上記隔壁
に形成されてなる隔壁流路へ扉体閉時に連通接続される
外気導入部を開設し、該外気導入部から導入された外気
は、上記隔壁流路を経て上記隔壁流路の奥行側に連通形
成された排気路から車体外へと排気されるように構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、病院やホテル等で使
用される配膳車に係り、特に、温蔵室と冷蔵室とを画成
する隔壁の断熱効果を高めることができる配膳車に関す
る。
【0002】
【従来技術とその課題】周知のように、配膳車は、スー
プや煮物または御飯等の温かい料理とサラダやジュース
類等の冷たいものを大量に運搬する器具として広く用い
られており、その構成も、上記温かい料理と冷たい料理
等を1人前づつ保持できるように構成されてなる連結ト
レーを着脱自在に庫内に保持し、かつ、温かい料理は温
蔵室に、冷たい料理は冷蔵室に、と区画して収納できる
ように構成されたものが殆どである。
【0003】このため、上記従来の配膳車にあっては、
温蔵室と冷蔵室とを画成する隔壁を断熱材で構成したも
のが殆どであり、また、大量の配膳を行なわなければな
らないため配膳時間が必然的に長くなるため、比較的厚
い断熱材を使用して断熱しなければならず、その分、庫
内スペースが小さくなり、また、車体重量も嵩むため、
移動に要する力も増大し疲労し易い、という問題を有し
ていた。
【0004】この発明は、かかる現状に鑑み創案された
ものであって、その目的とするところは、比較的簡単な
構成で隔壁の断熱効果を増加させることができ、以っ
て、庫内スペースを広く確保することができると共に、
断熱材を厚く形成しなくても十分な断熱効果が得られる
ため、車体重量も大幅に軽減することができ、移動操作
を容易に行なうことができる配膳車を提供しようとする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明にあっては、配膳車を、隔壁によって温蔵
室と冷蔵室とに画成された移動可能な車体と、上記温蔵
室と冷蔵室とを開閉する扉体と、を有して構成し、上記
扉体には、上記隔壁に形成されてなる隔壁流路へ扉体閉
時に連通接続される外気導入部を開設し、該外気導入部
から導入された外気は、上記隔壁流路を経て上記隔壁流
路の奥行側に連通形成された排気路から車体外へと排気
されるように構成したことを特徴とするものである。
【0006】
【実施例】以下、添付図面に示す一実施例に基づき、こ
の発明を詳細に説明する。
【0007】図1乃至図4に示すように、この実施例に
係る配膳車1は、隔壁2によって温蔵室3と冷蔵室4と
に画成された車体5と、上記温蔵室3と冷蔵室4とを開
閉する扉体6と、から構成されている。
【0008】車体5は、その底部24にブレーキ機構
(図示せず)を備えた方向転換可能に軸支された左右の
車輪7,9と、固定された大車輪8とが軸支されて取り
付けられており、これら各車輪7,8,9の周囲には、
足等の巻き込みを防止し、かつ、衝突時の衝撃を緩衝す
るバンパー10が取り付けられている。
【0009】また、上記車体5の前後部には、電源コー
ド端子11と、電源スイッチや照明スイッチ或は温調切
換スイッチやファンスイッチ等で構成された操作スイッ
チ12および温度等の調整ダイヤル13と、方向変換用
把手14,14と、この押進用把手14,14間に配設
された起伏自在な牽引用把手15と、配膳リストファイ
ルなどが収納されるポケット16と、が配設されてい
る。尚、上記電源コード端子11は、コードリール(図
示せず)によって巻き取り・引き出し自在に構成されて
いる。
【0010】このように構成された上記車体5には、上
記温蔵室3と冷蔵室4からなる一組のトレー収納室A
が、図3に示すように、前後左右に4室並設されてお
り、これら各トレー収納室Aの周囲は、断熱材で相互に
熱の影響を受けないように画成されて形成されている。
尚、この実施例では、4室のトレー収納室Aの内側(車
体中心部側)を冷蔵室4として構成し、外側を温蔵室3
として構成することで、冷房器(図示せず)と温風器
(図示せず)との配管を簡略化することができ、また、
冷蔵室を車体中心部側に寄せることで、外気による冷蔵
効率の低下を有効に防止することができる。
【0011】また、各トレー収納室Aの開口部側には、
観音開き式の上記扉体6が開閉自在に軸支されている。
尚、図2中符号Eは、各扉体6の表面側枠部に形成され
た把手である。
【0012】さらに、上記各トレー収納室Aの温蔵室3
と冷蔵室4とを縦方向に画成する隔壁2は、断熱材で断
面形状が略O字状に形成された隔壁構成部材20が所定
間隔毎に離間して構成されており、隔壁構成部材20の
内部には、中空状の隔壁流路21が形成されている。
【0013】図5に示すように、これら隔壁流路21の
各前端部は、上記扉体6を閉めた時に、該扉体6の相対
向する扉枠26と扉枠6との間に形成される外気導入部
27と連通接続されるように構成されていると共に、こ
れら各隔壁流路21の奥行端部は、図4と図5に示すよ
うに、車体5の左右中心位置に形成された縦排気路22
と連通接続されて形成されている。尚、図5中符号23
は、扉体6の各扉枠26の裏面側に配設されたパッキン
グである。また、上記隔壁構成部材20の前端部には、
ゴミ等が入らないように、例えば、パンチングメタル等
で構成されたフィルター(図示せず)を配設するのが望
ましい。
【0014】そして、上記縦排気路22の上端部、即
ち、車体5の天板部Gには、扉体6の外気導入部27か
ら導入された外気を、上記各隔壁流路21から縦排気路
22へと吸引し車体外へと強制排気するファンFが配設
されている。尚、上記縦排気路22の下端部は、図4に
示すように、車体5の底板24に開設されたドレン孔2
5と連通接続されており、各トレー収納室Aを水洗いし
たときに、上記各隔壁流路21に流入した水が自然に排
水されるように構成されている。尚、この発明では、上
記ファンFを廃止し、外気導入部27から導入された外
気を自然対流によって排気するように構成してもよい。
【0015】このように、上記隔壁2を中空状に形成す
ることで、隔壁自体の重量を大幅に軽減することがで
き、また、上記中空状の隔壁流路21を流れる外気を介
在させることで断熱効果を十分確保することができる。
【0016】このように構成された隔壁2によって画成
される温蔵室3と冷蔵室4の相対向する各一側面には、
温かい料理を載せる部分Bと冷たい料理等を載せる部分
Cとが連設されたトレーT(図1参照)の両側縁部がス
ライド自在に保持されるL字状の棚受けレール28,2
8が平行に固着されている。
【0017】この棚受けレール28,28は、上記隔壁
2を構成する隔壁構成部材20間に形成され、かつ、上
記トレーTの連結部D(図1参照)が挿入されるスリッ
ト29と平行に取り付けられており、これら各棚受けレ
ール28,28とスリット29は、各トレー収納室Aの
縦方向に沿って所要数形成されている。
【0018】このように各トレー収納室Aを構成するこ
とで、各トレーTは、その両側縁部が棚受けレール2
8,28に保持され、かつ、その連結部Dが各壁構成部
材20間に形成されたスリット29に挿入され保持され
るので、温蔵料理は温蔵室3内に、冷蔵食品は冷蔵部4
内に安定的に収納することができ、また、トレーTの挿
脱作業も容易である、という効果が得られる。
【0019】このような収納物の取り出し作業をさらに
容易にし、かつ、断熱効果を向上させるため、この実施
例では、図6に示すように、扉体6を2枚ガラス30,
30で構成し、上記温蔵室3側の2枚ガラス30,30
の間に、トレー収納室A内が車体外から容易に目視確認
できるように、遠赤外線による輻射保温効果が良好なパ
ンチングメタル板31を介装して構成した。
【0020】このようなパンチングメタル板31を、温
蔵室3側の2枚ガラス30,30の間に介装すること
で、上記保温効果と内部の目視確認に加え、図7に示す
ようなマグネットプレートMを着脱自在に吸着させるこ
とができる。勿論、上記パンチングメタル板31の大き
さをマグネットプレートMを吸着させる大きさに形成し
て介装させてもよい。
【0021】例えば、各トレー収納室Aの配膳場所が、
A棟,B棟,C棟等のように異なる場合には、配膳場所
を示すマグネットプレートMを扉体6のガラス30に止
着させることで、配膳場所に対応するトレーTの取り出
し作業が容易となる。勿論、上記マグネットプレートM
は、予め配膳場所を印刷して構成する必要はなく、例え
ば、表面をホワイトボードのように形成して、ペンで文
字等を書いたり消したりすることができるように構成
し、または、配膳する部屋番号や配膳される人等を表示
する色や模様・形状のプレートとすることもできる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る配
膳車にあっては、温蔵室と冷蔵室とを画成する隔壁に、
中空状の隔壁流路を形成し、この隔壁流路に扉体の外気
導入部から外気を導入させて縦排気路から車体外へと排
気するように構成したので、隔壁を薄く形成しても十分
な断熱効果を得ることができるため、温風器や冷蔵器を
小型化することができ、しかも、隔壁を薄く形成できる
分、収納スペースを広く確保することができると共に、
車体重量を軽減することができ、牽引作業負担が軽減さ
れる等、幾多の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る配膳車の構成を示す
斜視図である。
【図2】同配膳車の正面図である。
【図3】同配膳車の水平断面図である。
【図4】同配膳車の縦断面図である。
【図5】同配膳車の外気取り入れ部の構成を拡大して示
す断面図である。
【図6】同配膳車の扉体の構成を一部断面して示す斜視
図である。
【図7】同配膳車の扉体に吸着される種々の形態からな
るマグネットプレートを示す説明図である。
【符号の説明】
A トレー収納室 T トレー 1 配膳車 2 隔壁 3 温蔵室 4 冷蔵室 5 車体 6 扉体 21 隔壁流路 22 縦排気路 27 扉体の外気導入部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隔壁によって温蔵室と冷蔵室とに画成さ
    れた移動可能な車体と、上記温蔵室と冷蔵室とを開閉す
    る扉体と、を有して構成されてなり、上記扉体には、上
    記隔壁に形成されてなる隔壁流路へ扉体閉時に連通接続
    される外気導入部を開設し、該外気導入部から導入され
    た外気は、上記隔壁流路を経て上記隔壁流路の奥行側に
    連通形成された排気路から車体外へと排気されるように
    構成されていることを特徴とする配膳車。
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