JP5709441B2 - 液体組成物、セット、液体カートリッジ、インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置 - Google Patents
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以下、本発明の液体組成物を構成する各成分について説明する。本発明の液体組成物は、インクで記録した画像に影響を及ぼさないためには、無色、乳白色又は白色であることが好ましい。特に、純水で50倍(質量倍)に希釈した液体組成物の吸光スペクトルが、400nm乃至800nmの範囲においてピークを有さないものが好ましい。このような液体組成物は、色材を含有しないことが好ましい。
本発明において「有機酸」とは、有機化合物のうち酸であるものを意味する。本発明の液体組成物に用いるカルボキシ基を有する有機酸としては、水への溶解度が優れるため、カルボキシ基の炭素原子を除いたアルキル鎖の炭素数が3以下のものが好ましく用いられる。例えば、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸などのモノカルボン酸;シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸などのジカルボン酸;リンゴ酸、酒石酸などのヒドロキシカルボン酸が挙げられる。
本発明の液体組成物に用いる多価金属イオンとしては、二価以上の金属イオンが挙げられる。二価の金属イオンとしては、ベリリウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム及びラジウムなどのアルカリ土類金属、三価以上の金属イオンとしてはアルミニウム、イットリウム、ジルコニウム、鉄やその他の遷移金属イオンが挙げられる。本発明において、前記多価金属イオンは水酸化物、塩化物などの塩の形態で液体組成物に添加することができ、解離して生じるイオンとして用いられてもよい。本発明においては、液体組成物中で多価金属イオンとなりやすいことから、スルホン酸基を有する有機酸の多価金属塩、より好ましくはアルカリ土類金属塩の形態で添加されることが好ましい。その一例として、メタンスルホン酸カルシウムなどが挙げられる。
本発明の液体組成物に用いるスルホン酸基を有する有機酸は、水溶性が高いものが好ましく用いられる。本発明の液体組成物に用いるスルホン酸基を有する有機酸は、極性官能基としてスルホン酸以外のアニオン性基を更に有していてもよいが、極性官能基が、スルホン酸基のみの有機酸がより好ましく用いられる。本発明の液体組成物に用いるスルホン酸基を有する有機酸の一例として、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸などが挙げられる。本発明においては、多価金属イオンを含む有機酸と、スルホン酸基を有する有機酸を別々に含有させても良いが、特に好ましくはスルホン酸基を有する有機酸の多価金属塩を含有させる方法が挙げられる。尚、液体組成物中においては、スルホン酸基を有する有機酸の少なくとも一部はイオンの形態として存在するが、本発明においてはこの状態を含めて「液体組成物がスルホン酸基を有する有機酸を含有する」と記載する。尚、本発明の液体組成物に用いるスルホン酸基を有する有機酸は、アミノ基は有さない。
本発明の液体組成物中のカルボキシ基を有する有機酸の含有量(質量%)がスルホン酸基を有する有機酸の含有量(質量%)に対して、質量比率で0.3倍以上5.0倍以下であることが好ましい。上記質量比率が、0.3倍未満のときは、カルボキシ基を有する有機酸の含有量が少なく、色材を含むインクを凝集させる能力が十分でなく、光学濃度を十分に向上させる効果が得られない場合がある。また、上記質量比率が5.0倍よりも高いときには、スルホン酸基を有する有機酸の含有量によっては、その溶解度が低く、ヘッド内で析出し固着してしまう場合もあり得る。尚、各有機酸の含有量は、液体組成物全質量を基準とした含有量の値であり、また、酸型として計算するものとする。
本発明の液体組成物に用いるアルカリ金属イオンとしては、具体的に、リチウム、カリウム、ナトリウムなどが挙げられる。これらのアルカリ金属イオンは水酸化物などの塩の形態でインクに添加することができ、解離して生じるイオンとして用いられてもよい。取り扱いの容易さの点から、例えば、水酸化物の形態で添加されることが好ましい。その一例として、水酸化カリウム、水酸化ナトリウムなどが挙げられる。
本発明の液体組成物には、水、又は、水及び水溶性有機溶剤の混合溶媒である水性媒体を用いることができる。水は脱イオン水(イオン交換水)を用いることが好ましい。液体組成物中の水の含有量(質量%)は、液体組成物全質量を基準として、50.0質量%以上95.0質量%以下であることが好ましい。
本発明の液体組成物には、上記成分の他に、尿素、尿素誘導体、トリメチロールプロパン、トリメチロールエタンなどの常温で固体の水溶性有機化合物を含有させてもよい。また、必要に応じて所望の物性値を有する液体組成物とするために、界面活性剤、pH調整剤、防錆剤、防腐剤、防黴剤、酸化防止剤、還元防止剤などの種々の添加剤を含有してもよい。
<インクの色材>
次に、本発明の液体組成物と共に用いられるインクの色材について説明する。色材としては、染料及び顔料の少なくとも一方を用いるのが好ましい。本発明においては、堅牢性などの観点から顔料が好ましい。また、顔料と染料を併用してもよい。また、色材の含有量としては、インク全質量を基準として、0.1質量%以上15.0質量%以下が適しており、さらには1.0質量%以上10.0質量%以下とするのがより好ましい。
本発明の液体組成物と共に用いられるインクは公知の染料をいずれも使用することができる。具体的には、直接染料、酸性染料、塩基性染料、分散染料、食用染料などが挙げられ、本発明の液体組成物とインクが混合された際に凝集するものを選択する。
本発明の液体組成物と共に用いられるインクは公知の無機顔料や有機顔料をいずれも使用することができる。顔料の分散方法としては、分散剤として樹脂を用いる樹脂分散タイプの顔料(高分子分散剤を使用した樹脂分散型顔料、顔料粒子の表面を樹脂で被覆したマイクロカプセル型顔料、顔料粒子の表面に高分子を含む有機基が化学的に結合したポリマー結合型自己分散顔料)や顔料粒子の表面に親水性基を導入した自己分散タイプの顔料(自己分散型顔料)が挙げられる。無論、分散方法の異なる顔料を併用することも可能である。
本発明においては、インクの色材として顔料を用いる場合は、その分散方式としては、樹脂分散タイプの顔料とすることが特に好ましい。この場合の分散剤としては、アニオン性基の作用によって上記の顔料を水性媒体に安定に分散させることのできるものが好適に用いられる。分散剤として使用する樹脂は、従来のインクに用いられているものをいずれも好ましく使用することができる。また、これらの分散剤は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により得られるポリスチレン換算の重量平均分子量が1,000以上30,000以下の範囲のものが好ましく、特には3,000以上15,000以下の範囲のものが好ましい。また、分散剤として使用する樹脂は、その酸価が50.0mgKOH/g以上300.0mgKOH/g以下の範囲のものが好ましい。特には、100.0mgKOH/g以上150.0mgKOH/g以下の範囲のものが好ましい。
インクには、水、又は、水及び水溶性有機溶剤の混合溶媒である水性媒体を用いることができる。インク中の水溶性有機溶剤の含有量(質量%)は、インク全質量を基準として、3.0質量%以上50.0質量%以下であることが好ましい。水溶性有機溶剤としては、液体組成物に使用可能なものとして挙げた水溶性有機溶剤と同様のものを使用することができる。水は脱イオン水(イオン交換水)を用いることが好ましい。インク中の水の含有量(質量%)は、インク全質量を基準として、50.0質量%以上95.0質量%以下であることが好ましい。また、インクには、上記の液体組成物に使用可能なものとして挙げたその他の成分と同様のものを使用することができる。
本発明の液体組成物は、色材を含有するインクと組み合わせてセットとした場合において好ましく使用することができる。本発明におけるセットは、本発明の液体組成物を、シアン、マゼンタ、イエロー、レッド、グリーン、ブルー、ブラックなどの各色のインクと共に用いる状態のことである。尚、セットとして組み合わせることのできるインクについての限定は特になく、本発明の液体組成物と混合された際に凝集するインクが少なくとも一つあればよい。また、本発明におけるセットとは、液体カートリッジが複数一体になっている液体カートリッジ自体は無論のこと、単独の液体カートリッジを複数組み合わせて使用する場合も含み、更に、前記液体カートリッジ及び記録ヘッドを一体としたものも含まれる。
本発明のインクジェット記録方法は、液体組成物を熱エネルギーの作用により吐出する工程を有するインクジェット記録方法である。本発明のインクジェット記録方法は、液体組成物を熱エネルギーの作用により記録ヘッドから吐出して記録媒体上に付与する工程(A)と、インクを記録媒体に付与する工程(B)の2つの工程を有する。工程(A)を工程(B)に先立って行っても、工程(B)の後に工程(A)を行っても構わないが、光学濃度及び定着性の向上の観点から、工程(A)を工程(B)に先立って行う方がより好ましい。
本発明の液体カートリッジは、上記で説明した本発明の液体組成物を収容する収容部を備えた液体カートリッジである。
本発明の液体組成物を用いて記録を行うのに好適な記録ユニットは、吐出口から液体組成物を吐出するための熱エネルギーを発生させる発熱抵抗体が設けられたサーマルインクジェット記録ヘッドを具備し、かつ、液体組成物を収容する収容部を有する。さらに上記発熱抵抗体が、液体組成物と接する面に金属及び金属の酸化物の少なくとも一方を含む保護層を有するものである。前記金属及び金属の酸化物の少なくとも一方の具体例は、例えば、Ta、Zr、Ti、Ni、Al、Wなどの金属及びこれらの金属の酸化物が挙げられる。また、本発明における記録ユニットとしては、前記液体カートリッジ及び記録ヘッドを一体としたものが好ましく用いられる。
本発明のインクジェット記録装置は、液体組成物を吐出するための熱エネルギーを発生させる発熱抵抗体が設けられたサーマルインクジェット記録ヘッドを具備し、かつ、液体組成物の収容部を有するものが挙げられる。記録ヘッドは、ひとつの記録素子に液体組成物の吐出口列とインクの吐出口列とが設けられた構成であっても、又は、各吐出口列が複数の記録素子にそれぞれ設けられた構成であってもよい。固着の抑制などのインク及び液体組成物の信頼性の観点から、一般的なインクジェット記録装置では、ひとつの記録素子に対して、ひとつのキャップが設けられてキャッピングが行われる構成となっているため、後者の構成がより好ましい。また、記録ヘッドに対して、好ましい負圧を作用させるための構成を液体カートリッジに設ける場合には、以下の構成とすることができる。即ち、液体カートリッジの収容部に吸収体を配置した形態、又は、可撓性の収容袋とこれに対してその内容積を拡張する方向の付勢力を作用するばね部とを有した形態などとすることができる。
以下に示す手順により、顔料(カーボンブラック)分散液を調製した。スチレン−(n−ブチルアクリレート)−アクリル酸樹脂(組成(モル)比33:44:23、重量平均分子量5,000、酸価120.2mgKOH/g)を水酸化カリウム(KOH)にて1当量で中和した20.0%の樹脂水溶液37.5部、カーボンブラック15.0部、水47.5部を混合し、ジルコニアビーズを用いて、ビーズミルにて分散し、カーボンブラック顔料分散液(顔料濃度15.0%、樹脂濃度7.5%、体積平均粒径105nm)を得た。
得られたカーボンブラック顔料分散液を用い、以下の各成分を混合して、十分撹拌した。その後、ポアサイズ1.2μmのセルロースアセテートフィルター(アドバンテック製)にて加圧濾過を行いインクとした。得られたインクは、下記で調整した液体組成物と組み合わせてセットとして用いた。
顔料分散液 20.0%
ポリエチレングリコール600 9.0%
グリセリン 6.0%
アセチレノールE100(川研ファインケミカル社製) 1.0%
水 64.0%
表1〜3に示した組成の各成分を混合して、十分撹拌した。その後、ポアサイズ0.45μmのセルロースアセテートフィルター(アドバンテック製)にて加圧濾過を行い、液体組成物を調製した。pH調整は8mol/L規定の水酸化カリウム(KOH)又は水酸化ナトリウム(NaOH)の水溶液を用いて行い、表1〜3に示した値となるように調整した。この際、液体組成物のpH測定をpHメータ(商品名:F−21;堀場製作所製)を用い、25℃で行った。尚、表中のアセチレノールE100は川研ファインケミカル社製の界面活性剤である。
(削れ)
上記で得られた液体組成物をそれぞれ、熱エネルギーの作用によりインクや液体組成物を吐出する記録ヘッドを具備するインクジェット記録装置(商品名:PIXUS iP3300;キヤノン製)に搭載した。記録条件を1滴あたりの吐出量:5pL、吐出周波数:15,000ヘルツ、吐出回数:3.0×108回として、連続吐出試験を行った。尚、上記インクジェット記録装置の記録ヘッドには発熱抵抗体の保護層としてタンタル及びタンタルの酸化物が用いられている。連続吐出試験後に、FIB−SEM(商品名:DB235;FEI社製)を用い、ヘッドの発熱抵抗体の保護層を切断した断面のSEM観察を行った。発熱抵抗体の保護層の厚さの残存率を以下の式より算出した。
発熱抵抗体の保護層の厚さの残存率(%)={(連続吐出試験後の発熱抵抗体の保護層の厚さ)/(連続吐出試験前の発熱抵抗体の保護層の厚さ)}×100
評価基準は以下の通りである。評価結果を表1〜3に示した。本発明においては、下記の評価基準で、Aが好ましいレベルとし、Bが許容できないレベルとした。
A:発熱抵抗体の保護層の厚さの残存率が50%以上であった
B:発熱抵抗体の保護層の厚さの残存率が50%未満であった。
上記で得られたインク及び液体組成物をそれぞれ、熱エネルギーの作用により液体を吐出する記録ヘッドを具備するインクジェット記録装置(商品名:PIXUS Pro9500;キヤノン製)に搭載した。尚、上記インクジェット記録装置の記録ヘッドには発熱抵抗体の保護層としてタンタル及びタンタルの酸化物が用いられている。また、上記記録ヘッドは2つの記録素子を有するが、液体組成物とインクが別の記録素子にそれぞれ設けられた吐出口列から吐出されるようにした。記録条件を、温度:23℃、相対湿度:55%、記録密度:4,800dpi×2,400dpi、1滴あたりの吐出量:3.0pLとした。そして、記録媒体にインクの記録デューティを150%、液体組成物の記録デューティを50%とした画像を形成した。尚、上記インクジェット記録装置を用いて、解像度600dpi×600dpiで1/600dpi×1/600dpiの単位領域に1滴あたり3.5pLの体積のインクを4滴付与する条件を、記録デューティが100%として評価を行った。液体組成物を記録媒体に付与し、その後、インクを記録媒体の前記液体組成物を付与した領域に重ねて付与した。得られた記録物を温度23℃、相対湿度55%の環境下で24時間乾燥させ、評価用の画像とした。
AA:光学濃度が1.50以上であった
A:光学濃度が1.45以上1.50未満であった
B:光学濃度が1.40以上1.45未満であった
C:光学濃度が1.30以上1.40未満であった
D:光学濃度が1.30未満であった。
Claims (10)
- 色材を含有するインクと共に用いられ、発熱抵抗体及び前記発熱抵抗体の保護層を有し、前記保護層が液体組成物と接触する層としての金属及び金属の酸化物の少なくとも一方を含む記録ヘッドから、前記発熱抵抗体の熱エネルギーの作用により吐出される液体組成物であって、
前記液体組成物が、カルボキシ基を有する有機酸、アルカリ金属イオン、スルホン酸基を有し、アミノ基を有さない有機酸、多価金属イオン及び水を含有することを特徴とする液体組成物。 - 前記カルボキシ基を有する有機酸がジカルボン酸である請求項1に記載の液体組成物。
- 前記液体組成物のpHが3.5以上5.5以下である請求項1又は2に記載の液体組成物。
- 前記カルボキシ基を有する有機酸の含有量が液体組成物全質量を基準として、3.0質量%以上15.0質量%以下である請求項1乃至3のいずれか1項に記載の液体組成物。
- 前記カルボキシ基を有する有機酸の含有量(質量%)が前記スルホン酸基を有し、アミノ基を有さない有機酸の含有量(質量%)に対して、質量比率で0.3倍以上5.0倍以下である請求項1乃至4のいずれか1項に記載の液体組成物。
- 色材を含有するインク及び液体組成物で構成されるセットであって、前記液体組成物が請求項1乃至5のいずれか1項に記載の液体組成物であることを特徴とするセット。
- 液体組成物を収容する収容部を備えた液体カートリッジであって、前記液体組成物が請求項1乃至5のいずれか1項に記載の液体組成物であることを特徴とする液体カートリッジ。
- 液体組成物を熱エネルギーの作用により吐出する工程を有するインクジェット記録方法であって、前記液体組成物が請求項1乃至5のいずれか1項に記載の液体組成物であることを特徴とするインクジェット記録方法。
- 液体組成物を収容する収容部と、液体組成物を吐出するための記録ヘッドとを備えたインクジェット記録装置であって、前記液体組成物が請求項1乃至5のいずれか1項に記載の液体組成物であることを特徴とするインクジェット記録装置。
- 前記金属及び金属の酸化物の少なくとも一方が、タンタル及びタンタルの酸化物の少なくとも一方である請求項9に記載のインクジェット記録装置。
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