JP5705634B2 - 燃料電池セル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池セル装置に関する。
近年、次世代エネルギーとして、燃料ガス(水素含有ガス)と酸素含有ガス(空気等)とを用いて600℃〜1000℃の高温下で発電する燃料電池セルを集電部材を介して複数個立設して電気的に直列に接続してなる燃料電池セル装置が知られている。そして、燃料電池セルと集電部材とを導電性接合材を用いて接合することが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−339904号公報
しかしながら、燃料電池セルと集電部材とを導電性接合材を介して接合した場合に、集電部材の表面が平らであることから、集電部材と導電性接合材との接合強度が弱く、燃料電池装置の作製時や運搬時などに集電部材と燃料電池セルとが剥離する問題があった。
本発明の燃料電池セル装置は、第1の方向に配列された複数個の燃料電池セルと、該複数個の燃料電池セルの間に配置されており、前記燃料電池セルに向かい合う第1表面と、該第1表面よりも前記第1の方向との交差角が小さくなる方向に沿って配列された第2表面とを備えており、該第2表面に凹部を有する集電部材と、該集電部材の前記第1表面から前記第2表面にかけて設けられており、一部が前記凹部内に設けられ、前記燃料電池セルと前記集電部材とを接合する導電性接合材とを備え、前記凹部は、該凹部の開口部を含む前記第1の方向に沿った断面で断面視したとき、前記開口部よりも内方で、前記開口部の周囲に位置する表面の背後に流入部を有しており、該流入部に前記導電性接合材の一部が収容されている。
本発明によれば、集電部材と導電性接合材との接合強度を向上させることができ、集電部材と燃料電池セルとの剥離を抑えることができる。
本発明の一実施形態である燃料電池セル装置を示す図で、(a)は燃料電池セル装置を概略的に示す側面図、(b)は(a)の一部を拡大して示す平面図である。 図1に示す集電部材を抜粋して示す斜視図である。 (a)は図2に示す集電部材のA−A線断面図、(b)は図2に示す集電部材のB−B線断面図である。 図3(b)に示す集電部材の集電部を拡大して示す拡大断面図である。 図1に示す燃料電池セル装置における燃料電池セルと集電部材との接合状態を示す縦断面図である。 本発明の他の実施形態に係る燃料電池セル装置における燃料電池セルと集電部材との接合状態を示す縦断面図である。 本発明の他の実施形態である燃料電池セル装置を構成する集電部材の集電部を拡大して示す拡大断面図である。 図7に示す集電部材を用いて構成される燃料電池セル装置の一部を抜粋して示す縦断面図である。 図1に示す燃料電池セル装置を収納容器に収納してなる燃料電池モジュールを分解して示す外観斜視図である。 図9に示す燃料電池モジュールを外装ケースに収納してなる燃料電池装置を示す斜視図である。
本発明の第1の実施形態である燃料電池セル装置1について図1を用いて説明する。
燃料電池セル装置1(以下、セルスタック装置1と称する場合がある。)は、内部にガス流路12を有して、一対の対向する主面をもつ全体的に見て柱状の導電性支持体7の一方の主面上に内側電極層である燃料極層8と、固体電解質層9と、外側電極層である空気極層10とをこの順に積層してなる発電部を備える燃料電池セル3を有している。そして燃料電池セル3は他方の主面のうち外側電極層が形成されていない部位にインターコネクタ11を積層してなる柱状(中空平板状)であり、これらの燃料電池セル3の複数個を1列に配列し、隣接する燃料電池セル3間に集電部材4を配置することで、燃料電池セル3同士を電気的に直列に接続してなるセルスタック2を備えている。
燃料電池セル3と集電部材4とは詳しくは後述するが、導電性接合材13を介して接合されており、それにより、複数個の燃料電池セル3を集電部材4を介して電気的および機械的に接合して、セルスタック2を形成している。
また、インターコネクタ11の外面にはP型半導体層(図示せず)を設けることもできる。集電部材4を、P型半導体層を介してインターコネクタ11に接続させることより、両者の接触がオーム接触となって電位降下を少なくすることができる。このP型半導体層は、空気極層10の外面にも設けてもよい。
そして、セルスタック2を構成する各燃料電池セル3の下端が、燃料電池セル3の内部に設けられたガス流路12を介して燃料電池セル3に燃料ガスを供給するためのガスタンク6に、ガラス等のシール材(図示せず)により固定されている。
図1に示すセルスタック装置1においては、燃料電池セル3のガス流路12の内部を燃料ガスとして水素含有ガスを流れるとともに、燃料電池セル3の間に配置された集電部材4の内部を酸素含有ガス(空気)が流れる構成となる。それにより、燃料極層8にガスタンク6から燃料ガスが供給され、空気極層10に集電部材4の内部を通じて酸素含有ガスが供給されることで、燃料電池セル3の発電が行なわれる。以下の説明においては、外側電極層を空気極層10、内側電極層を燃料極層8として説明する。
セルスタック装置1は、図1に示す第1の方向である燃料電池セル3の配列方向の両端から集電部材4を介してセルスタック2を挟持するように、ガスタンク6に下端が固定された弾性変形可能な導電部材5を具備している。ここで、図1に示す導電部材5は、セルスタック2の端部に位置するように設けられた平板部5aと、第1の方向に沿って外側に向けて延びた形状で、セルスタック2(燃料電池セル3)の発電により生じる電流を引出すための電流引出部5bとを有している。なお、第1の方向とは燃料電池セル装置1で発電した電流の流れ方向である。
以下に、図1において示す燃料電池セル3を構成する各部材について説明する。
燃料極層8は、一般的に公知のものを使用することができ、多孔質の導電性セラミックス、例えば希土類元素が固溶しているZrO(安定化ジルコニアと称する)とNiおよび/またはNiOとから形成することができる。
固体電解質層9は、電極間の電子の橋渡しをする電解質としての機能を有していると同時に、燃料ガスと酸素含有ガスとのリークを防止するためにガス遮断性を有することが必要とされ、3〜15モル%の希土類元素が固溶したZrOから形成される。なお、上記特性を有する限りにおいては、他の材料等を用いて形成してもよい。
空気極層10は、一般的に用いられるものであれば特に制限はなく、例えば、いわゆるABO型のペロブスカイト型酸化物からなる導電性セラミックスから形成することができる。空気極層10はガス透過性を有していることが必要であり、開気孔率が20%以上、特に30〜50%の範囲とすることができる。
インターコネクタ11は、導電性セラミックスから形成することができるが、燃料ガス(水素含有ガス)および酸素含有ガス(空気等)と接触するため、耐還元性及び耐酸化性を有することが必要であり、それゆえランタンクロマイト(LaCrO)を使用することができる。インターコネクタ11は、導電性支持体7に形成された複数のガス流路12を流通する燃料ガス、および導電性支持体7の外側を流通する酸素含有ガスのリークを防止するために緻密質でなければならず、93%以上、特に95%以上の相対密度であることが好ましい。
導電性支持体7としては、燃料ガスを燃料極層8まで透過するためにガス透過性であること、さらには、インターコネクタ11を介して集電するために導電性であることが必要とされる。したがって、導電性支持体7としては、かかる要求を満足するものを材質を用いる必要があり、例えば導電性セラミックスやサーメット等を用いることができる。
なお、燃料電池セル3を作製するにあたり、燃料極層8または固体電解質層9との同時焼成により導電性支持体7を作製する場合においては、鉄属金属成分と特定希土類酸化物とから導電性支持体7を形成することができる。また、導電性支持体7は、所要ガス透過性を備えるために開気孔率が30%以上、特に35〜50%の範囲にあるのが好適であり、そしてまたその導電率は50S/cm以上、さらには300S/cm以上、440S/cm以上にしてもよい。
さらに、P型半導体層(図示せず)としては、遷移金属ペロブスカイト型酸化物からなる層を例示することができる。具体的には、インターコネクタ11を構成するランタンクロマイトよりも電子伝導性が大きいもの、例えば、BサイトにMn、Fe、Coなどが存在するランタンマンガナイト(LaSrMnO)、ランタンフェライト(LaSrFeO)、ランタンコバルタイト(LaSrCoO)などの少なくとも一種からなるP型半導体セラミックスを使用することができる。このようなP型半導体層の厚みは、一般に、30〜100μmの範囲とすることが好ましい。
導電性接合材13は、燃料電池セル3と集電部材4とを接合するために設けられており、導電性セラミックス等を用いて形成することができる。導電性セラミックスとしては、空気極層10を形成するものと同様のものを用いることができ、空気極層10と同じ成分により形成すると、空気極層10と導電性接合材13との接合強度が高くなるため空気極層10と同じ成分により形成することが好ましい。
具体的には、LaSrCoFeO、LaSrMnO、LaSrCoO等を用いることができる。これらの材料を単一の材料を用いて作製してもよく、2種以上組み合わせて導電性接合材13を作製してもよい。
また、導電性接合材13は、粒径の異なる異種材料により構成してもよく、粒径の同じ異種材料により構成してもよい。さらに、粒径の異なる同材料により構成してもよく、粒
径の同じ同材料により構成してもよい。異なる粒径を用いた場合には微粒の粒径を0.1〜0.5μm、粗粒の粒径を1.0〜3.0μmとすることが好ましい。また同じ粒径で導電性接合材13を構成する場合は、粒径が0.5〜3μmとすることが好ましい。
このように、異なる粒径の材料を用いて導電性接合材13を作製することにより、粒径の大きな粗粒が導電性接合材13の強度を向上させるとともに、粒径の小さな微粒が導電性接合材13の焼結性を向上させることができる。
次に、集電部材4について図2〜4を用いて説明する。図2においては集電部材4の表面に設けられた凹部15を省略して示している。また、矢印にて第1の方向を示す。
図2に示す集電部材4は、隣接する一方の燃料電池セル3と接合される複数の第1集電片4aと、隣接する他方の燃料電池セル3と接合される複数の第2集電片4bと、複数の第1集電片4aおよび複数の第2集電片4bの一端同士を連結する第1連結部4cと、複数の第1集電片4aおよび複数の第2集電片4bの他端同士を連結する第2連結部4dとを一組のユニットとし、これらのユニットの複数組が、燃料電池セル3の長手方向に導電性連結片4eにより連結されて構成されている。第1集電片4aおよび第2集電片4bは、燃料電池セル3に接合される部位を示し、これらの部位が燃料電池セル3の発電により電力を取り出す集電部4fとなっている。
燃料電池セル3において、上述したように、固体電解質層9を介して燃料極層8と、空気極層10とが対向する部位が発電する部位となる。それゆえ、燃料電池セル3の発電部で発電された電流を効率よく集電するにあたり、集電部材4の燃料電池セル3の長手方向に沿った長さは、燃料電池セル3における外側電極層10の長手方向における長さと同等以上とすることがよい。
集電部材4は、耐熱性および導電性を有する必要があり、例えば合金または導電性セラミックスやサーメット等により作製することができる。特には、集電部材4は、高温の酸化雰囲気に曝されることから4〜30%の割合でCrを含有する合金から作製することができ、Fe−Crの合金やNi−Crの合金等により作製できる。
また、集電部材4は、燃料電池セル装置1の作動時に高温の酸化雰囲気に曝されることから、集電部材4の表面に、耐酸化性のコーティングを施してもよい。それにより、集電部材4の劣化を低減することができる。耐酸化性のコーディングを施す部位としては、集電部材4の全表面に施すことが好ましい。それにより、集電部材4の表面が高温の酸化雰囲気に曝されることを抑えることができる。また、凹部15を構成する内壁の表面にも設けてもよい。その場合においても、集電部材4の表面が高温の酸化雰囲気に曝されることを抑えることができる。
集電部材4を、Crを含有する合金で作製する場合には、合金に含まれるCrが燃料電池セル3に拡散することを低減するために、Cr拡散抑制層(図示せず)をコーティングにて形成してもよい。Cr拡散抑制層としては、Znの酸化物、あるいはLaおよびSrを含有するペロブスカイト型酸化物を用いることができる。Cr拡散抑制層は後述する凹部を形成した後に、作製することが好ましい。
図3に示すように、第1集電片4aおよび第2集電片4bは、第1の方向に対して異なる角度で交差する第1表面4g、第2表面4hおよび第3表面4iを有している。言い換えると、燃料電池セル3と対向する第1表面4gと、第1表面4gの両側に隣り合う第2表面4hおよび第3表面4iとを有している。そして、第1集電片4aおよび第2集電片4bの第2表面4hおよび第3表面4iにそれぞれ複数の凹部15が設けられている。図
3(b)、図4に示すように、凹部15は、内部に向かうにつれて先細り形状に形成されており、燃料電池セル3と対向する第1表面4gに対して、第1表面4gと反対側に向けて斜めに設けられている。
そのため、第2表面4hに設けられた凹部15は、凹部15の開口部15aを含む断面で断面視したとき、開口部15aよりも内方で、開口部15aの周囲に位置する表面の背後に流入部15bを有している。同様に、第3表面4iに設けられた凹部15は、凹部15の開口部15aを含む断面で断面視したとき、開口部15aよりも内方で、開口部15aの周囲に位置する表面の背後に流入部15bを有している。
また、凹部15が集電部4fの表面から内方に向かうにつれて先細り形状を有している。なお、図4に示すように、凹部15が断面視して鋭角な略三角形状をした先細り形状となっており、凹部15の先細りとなっている先の角度15cは10〜30°とすることが好ましい。また、開口部15aを含む断面で断面視して略三角形状の例を示したが、凹部15の形状は三角形状に限定されるものではない。また、先細り形状が漸次細くなる形状でなく、集電部材4の内方に向かうにつれて段階的に細くなっていてもよい。
ここで、開口部15aを含む任意の断面で断面視したとき、開口部15aよりも内方に位置し、第2表面4hおよび第3表面4iの周囲に位置する表面の背後に流入部を有するとは、図4に示すように、第2表面4hまたは第3表面4iの周囲の表面の背後に位置する凹部の壁と、第2表面4hまたは第3表面4iに設けられた開口部15aの周縁からおろした二点鎖線にて示す垂線とで囲まれる領域のことをいう。
凹部15は、導電性接合材13との接合強度の観点から、集電部7fの第2表面4hから内部に向けて5〜100μmの深さ(図4で示すL)で設けることが好ましく、凹部15の開口部15aは5〜50μmの大きさ(図4で示すW)で設けることが好ましい。これにより、後述するように導電性接合材13の一部を凹部15内へ充填するにあたり、凹部15の内部へ充填し易くなり、また、アンカー効果による集電部材4と導電性接合材13との接合強度を向上させることができる。
ここで、集電部材4の作製方法について説明する。一枚の矩形状をした板部材にプレス加工を施して板部材の幅方向に延びるスリットを板部材の長手方向に複数形成する。そして、第1集電片4aおよび第2集電片4bとなるスリット間の部位を交互に引き出すことにより、図2に示す集電部材4を作製することができる。そして、凹部15に対応する凸部を有した部材を第2表面4hおよび第3表面4iに押し付けてめり込ませることにより、凹部15を形成する。凹部15を先細り形状とすることで、集電部材4に凹部15を容易に設けることができる。
また、第1集電片4aおよび第2集電片4bとなるスリット間の部位をはさんで引き出す部材の第2表面4hおよび第3表面4iと対向する面に凹部15に対応する凸部を設け、引き出す際に凸部をめり込ませて凹部15を形成しながら交互に引き出してもよい。
次に、集電部材4と燃料電池セル3との導電性接合材13による接合状態について、図5を用いて説明する。
図5に示すように集電部材4と燃料電池セル3とは導電性接合材13を介して接合されている。つまり、導電性接合材13により、集電部材4と燃料電池セル3とは電気的および機械的に接続されている。導電性接合材13は、集電部4fの第1表面4g、第2表面4hおよび第3表面4iと接するように設けられており、第2表面4hおよび第3表面4iに接する導電性接合材13はそれぞれ接合される燃料電池セル3側の方に多く配置され
ている。また、集電部材4の全周を被覆することにより、集電部4fを完全に覆うように導電性接合材13を設けてもよい。
導電性接合材13は、燃料電池セル3と集電部材4とを接合するために配置されており、燃料電池セル3の空気極層10側には、空気極層10の全面にわたり設けられている。燃料電池セル3のインターコネクタ11側には、導電性接合材13がインターコネクタ11の全面にわたり設けられている。なお、空気極層10やインターコネクタ11の一部にのみ導電性接合材13を設けて、集電部材4と燃料電池セル3とを接合してもよい。
そのため、図5に示すように、凹部15の内部には、導電性接合材13が収容されることとなり、流入部にも導電性接合材13が収容され、アンカー効果により、集電部材4と導電性接合材13との接合強度を向上させることができる。
凹部15は、開口部15aよりも内方で、開口部15aの周囲に位置する表面の背後に流入部を有しており、この流入部に導電性接合材13の一部が収容されている。言い換えると、集電部材4の開口部15aが設けられた第2表面4hまたは第3表面4iから透視して、開口部15aよりも外側の領域に凹部15の一部が設けられており、この凹部15の一部にも導電性接合材13が収容されている。
そのため、集電部材4は、第1表面4gに対して第1の方向における集電部材4と燃料電池セル3との接合強度を向上させることができるとともに、第1表面4gに沿う方向における集電部材4と燃料電池セル3との接合強度を向上させることができる。それにより、接続信頼性の向上した燃料電池セル装置1とすることができる。
また、集電部材4は、隣り合う燃料電池セル3とそれぞれ接合するために、複数の集電部4fを備えており、一方の燃料電池セル3と接合される、隣り合う一方の集電部4fの第2表面4hと隣り合う他方の集電部4fの第3表面4iとが向かい合うように配置されている。そして、一方の集電部4fの第2表面4hおよび他方の集電部4fの第3表面4iに凹部15が設けられている。言い換えると複数の集電部4f同士が対向する表面に凹部15設けられている。そして、第2表面4hに設けられた凹部15および第3表面4iに設けられた凹部15は、第1表面4gの反対側に向けて傾いた状態で形成されている。
凹部15が、一方の集電部4fの第2表面4hおよび他方の集電部4fの第3表面4iに設けられていることから、集電部4fの配列方向(第1表面4gに沿う方向)における燃料電池セル3と集電部材4との接合強度を向上することができる。また、第2表面4hおよび第3表面4iに設けられた凹部15が、それぞれ第1表面4gの反対側に向けて傾いた状態で形成されていることから、例えば、第2表面4hに設けられた凹部15の開口部15aから凹部15の底部側に向けて延びる方向に応力が働いた場合においても、第3表面4iに設けられた凹部15により、集電部材4と導電性接合材13とが剥離することを抑えることができる。
また、第1表面4gに凹部15が設けられておらず、第2表面4hおよび第3表面4iにそれぞれ凹部15が設けられていることから、第1表面4gよりも第1の方向との交差角が小さくなる方向に沿って配置された第2表面4hおよび第3表面iに、凹部15が多く設けられている。言い換えると、集電部4fは、第1の方向との交差角が大きい表面よりも、第1の方向との交差角が小さい表面に凹部15が多く設けられている。
それにより、燃料電池セル3と向かい合う第1表面4gに設けられる凹部15の数が、
集電部4fの他の表面(例えば第2表面4hあるいは第3表面4i)に設けられる凹部15の数よりも少ないこととなる。そのため、第1の方向に流れる電流を妨げず、集電部材
4と導電性接合材13との接合強度を向上させることができる。つまり、集電部材4における電気的な抵抗の増大を抑えることができる。
集電部4fの各表面に設ける凹部15は、集電部材4の形状や大きさによりその形状や設ける数を適宜設定することができるが、例えば、第1表面4gに凹部15を設ける場合、開口部15aが第1表面4gの面積の1〜5%となるように設けることが好ましい。その場合において、第2表面4hおよび第3表面4iに設ける凹部15は、それぞれの表面の面積の3〜10%となるように設けることが好ましい。
また、第1表面4gに凹部15を設ける場合、それぞれの凹部15の開口部15aの面積の総和が、第2表面4hおよび第3表面4iに設けるそれぞれの凹部15の開口部15aの面積の総和よりも小さくなるように設けることが好ましい。それにより、第1の方向における集電部4fの電気抵抗の増大を抑えることができる。さらに、第1表面4gに設ける凹部15の深さLを他の表面における凹部15よりも深くすることで、集電部材4と導電性接合材13との接合強度を強固にしつつ、電気抵抗の増大を抑えることができる。
第1の方向と第1表面4gまたは第2表面4hとの交差角とは、第1表面4gまたは第2表面4hと第1の方向に沿った直線とにより形成される角度である。ここで、第1の方向との交差角が小さい第2表面としては、第1の方向に対して斜めに配置されているものも含み、第1の方向と平行な第2表面も含む。
なお、図5においては第1表面4gに凹部15を設けていない例を示したが、第1表面4gに、第2表面4hまたは第3表面4iに設けられる凹部15よりも少なく凹部15を設けてもよい。それにより、第1の方向の接合強度を向上させることができる。
図6を用いて本発明の第2の実施形態である燃料電池セル装置17(セルスタック装置17)について説明する。
セルスタック装置17は、集電部材18に設けられた凹部15の配置および傾きの向きが、セルスタック装置1とは異なり、その他の構成は、セルスタック装置1と同様である。以下、同様の部材については同じ番号を付して示す。
集電部材18は、燃料電池セル3の空気極10と接合する側の第2集電片18bに設けられた凹部15が、第2表面18hおよび第3表面18iのうち第1表面18gと反対にある表面側に設けられている。また、凹部15が第1表面18g側に傾斜している点で集電部材4と構成が異なる。つまり、第2集電片18bにおいて、第2表面18hのうち第1表面18g側には凹部15が設けられておらず、凹部15が、第2表面18hのうち第1表面18gと反対側にある表面側に設けられている。また、第3表面18iに設けられた凹部15も同様に、第3表面18iのうち第1表面18gと反対にある表面側に設けられており、第2集電片18bにおいて、第3表面18iのうち第1表面18g側には凹部15が設けられていない。この場合においても、導電性接合材13と集電部材4との接合強度を向上させることができる。
図7、8を用いて、本発明の第3の実施形態であるセルスタック装置19を構成する集電部材4´について説明する。
凹部15´を含む任意の断面で断面視したとき、凹部15´は、開口部15´aを上面として、底部(図示せず)を底面とする台形形状を有しており、凹部15´を構成する側壁が内部へ向かうにつれて外側に広がるテーパー状となっている。そのため、開口部15´aよりも内方に位置する流入部15´bが、集電部材4´の第2表面4´hまたは第3
表面4´iの周囲の背後に位置している。また、凹部15´の内部に導電性接合材13が充填され、収容されている。
そのため、充填された導電性接合材13が、導電性接合材13と集電部材4´とに生じた応力に対して凹部15´内で引っかかり、燃料電池セル3と集電部材4との接合強度を向上させることができる。また、第1表面4´gの延びる方向にそれぞれ流入部15´b
が設けられていることから、さらに燃料電池セル3と集電部材4との接合強度を向上させることができる。
凹部15´の底部は、開口部15´aよりも大きければよく、開口部15´aの径の大きさ(図7で示すW)の1.5〜2.5倍であることが好ましい。また、凹部15´の深さ(図7で示すL)は、5〜100μmであることが好ましい。それにより、導電性接合材13と、凹部15の内壁との接触面積を増加させることができ、集電部材4と導電性接合材13との接合強度を向上させることができる。
次に、集電部材4´と燃料電池セル3との接合状態について図8を用いて説明する。
図8に示すセルスタック装置19は、集電部材4´を用いている点で第2の実施形態に係るセルスタック装置17と異なり、その他の点はセルスタック装置17と同じである。
集電部材4´は、燃料電池セル3の空気極10と接合する側の第2集電片4´bに設けられた凹部15´が、第2集電片4´bにおける第2表面4´hおよび第3表面4´iの第1表面4´g側には凹部15´が設けられておらず、第2表面4´hおよび第3表面4´iの第1表面4´gと反対側に設けられている点が集電部材4と構成が異なる。そして、集電部材4´に設けられている凹部15´は、開口15aを含む任意の断面で断面視したとき台形形状を有している。
凹部15´が台形形状を有していることから、開口部15´aを含むように断面視して、開口部15´aの両方の外側に凹部15´の流入部15´bがその内部にも形成されており、導電性接合材13が充填されていることから、集電部材4´と導電性接合材13との接合強度をさらに向上させることができる。
次に、セルスタック装置1を収納容器21内に収納してなる燃料電池モジュール20について図9を用いて説明する。
図9に示す燃料電池モジュール20は、燃料電池セル3にて使用する燃料ガスを得るために、天然ガスや灯油等の原燃料を改質して燃料ガスを生成するための改質器22をセルスタック2の上方に配置している。そして、改質器22で生成された燃料ガスは、ガス流通管23を介してガスタンク6に供給され、ガスタンク6を介して燃料電池セル3の内部に設けられたガス流路(図示せず)に供給される。
なお、図9においては、収納容器21の一部(前後面)を取り外し、内部に収納されているセルスタック装置1および改質器22を後方に取り出した状態を示している。ここで、図9に示した燃料電池モジュール20においては、セルスタック装置1を、収納容器21内にスライドして収納することが可能である。
また収納容器21の内部に設けられた酸素含有ガス導入部材24は、図9においてはガスタンク6に並置されたセルスタック2の間に配置されるとともに、酸素含有ガスが、燃料ガスの流れに合わせて、燃料電池セル3の側方を下端部側(一端部側)から上端部側(他端部側)に向かって流れるように、燃料電池セル3の下端部側に酸素含有ガスを供給す
るように構成されている。そして、燃料電池セル3のガス流路より排出される発電に使用されなかった余剰の燃料ガス(燃料オフガス)を燃料電池セル3の上端部の上方で燃焼させることにより、セルスタック2の温度を効果的に上昇させることができ、セルスタック装置1の起動を早めることができる。また、燃料電池セル3の上端部の上方にて、燃料電池セル3のガス流路から排出される発電に使用されなかった燃料ガスを燃焼させることにより、セルスタック2の上方に配置された改質器22を温めることができる。それにより、改質器22で効率よく改質反応を行うことができる。
次に、燃料電池モジュール20と、燃料電池モジュール20を作動させるための補機(図示せず)とを外装ケースに収納してなる燃料電池装置25について図10を用いて説明する。
図10に示す燃料電池装置25は、支柱26と外装板27から構成される外装ケース内を仕切板28により上下に区画し、その上方側を上述した燃料電池モジュール20を収納するモジュール収納室29とし、下方側を燃料電池モジュール20を作動させるための補機を収納する補機収納室30として構成されている。なお、補機収納室30に収納する補機を省略して示している。
また、仕切板28には、補機収納室30の空気をモジュール収納室29側に流すための空気流通口31が設けられており、モジュール収納室29を構成する外装板27の一部に、モジュール収納室29内の空気を排気するための排気口32が設けられている。
以上、本発明について詳細に説明したが、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更、改良等が可能である。
例えば、上述したセルスタック装置1においては、燃料電池セル3のガス流路12に燃料ガスを供給し、燃料電池セル3の外側に酸素含有ガスを供給する例を示したが、ガス流路12に酸素含有ガスを供給し、燃料電池セル3の外側に燃料ガスを供給する構成としてもかまわない。その場合においては、内側電極層を空気極層10とし、外側電極層を燃料極層8とする構成の燃料電池セル3とすればよい。その際は、導電性接合材13の成分を燃料極層8と同様の組成にすることにより、外側電極層としての燃料極層8と導電性接合材13との接合強度を向上させることができる。
集電部材4は表面の一部に凹部15を有するものであればよく、凹部15の形状は限定されるものではない。例えば、凹部15をくぼみやへこみ等の形状にした場合においても、アンカー効果により集電部材4と導電性接合材13との接合強度を向上させることができ、集電部材4と燃料電池セル3との剥離を抑えることができる。
さらに、本明細書においては、長手方向に複数形成された集電部4fにより構成された集電部材4の例を示したが、一枚の集電部4fにより集電部材4を構成してもよい。
1、17、19:燃料電池セル装置
2:セルスタック
3:燃料電池セル
4、4´、18:集電部材
4a、4´a、18a:第1集電片
4b、4´b、18b:第2集電片
4f、4´c、18f:集電部
4g、4´d、18g:第1表面
4h、4´e、18h:第2表面
4i、4´f、18i:第3表面
6:ガスタンク
13:導電性接合材
15、15´:凹部
15a、15´a:開口部
15b、15´b:流入部
20:燃料電池モジュール
25:燃料電池装置

Claims (2)

  1. 第1の方向に配列された複数個の燃料電池セルと、
    該複数個の燃料電池セルの間に配置されており、前記燃料電池セルに向かい合う第1表面と、該第1表面よりも前記第1の方向との交差角が小さくなる方向に沿って配列された第2表面とを備えており、該第2表面に凹部を有する集電部材と、
    該集電部材の前記第1表面から前記第2表面にかけて設けられており、一部が前記凹部内に設けられ、前記燃料電池セルと前記集電部材とを接合する導電性接合材とを備え、
    前記凹部は、該凹部の開口部を含む前記第1の方向に沿った断面で断面視したとき、
    前記開口部よりも内方で、前記開口部の周囲に位置する表面の背後に流入部を有しており、該流入部に前記導電性接合材の一部が収容されていることを特徴とする燃料電池セル装置。
  2. 記第1表面よりも前記第2表面に前記凹部が多く設けられている請求項1に記載の燃料電池セル装置。
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