JP5697246B2 - エピタキシャル成長用サセプタ、これを用いたエピタキシャル成長装置およびこれを用いたエピタキシャル成長方法 - Google Patents
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Description
特許文献1には、半導体体基板載置用の凹部を有する気相成長用サセプタが開示されている。特許文献1に記載されている気相成長用サセプタについて、図14(a)および(b)、図15(a)および(b)を用いて説明する。
図14(a)および(b)は従来の気相成長用サセプタにおけるウエハの反りと従来の気相成長用サセプタの凹部との関係を示す図である。また、(図15(a)および(b)は、球面状の凹部の底面に研磨面を有する従来の気相成長用サセプタにおけるウエハの反りと従来のサセプタの凹部との関係を示す図である。
従来、図14(a)および(b)に示すように、シリコン薄膜等の半導体薄膜を形成するための気相成長用サセプタ1としては、ウエハ3を載置する球面状の凹部2を有するものが用いられている。この球面状の凹部2を用いることにより、サセプタの温度上昇に伴い、ウエハ3の熱膨張による反りの発生により、ウエハ3が球面状の凹部2と密着し、均一な温度分布とすることができる気相成長用サセプタが知られている。
また、本発明は、元素の組成あるいは膜厚のばらつきが生じたりすることなく、均一で信頼性の高い薄膜を形成することのできるエピタキシャル成長装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、元素の組成あるいは膜厚のばらつきが生じたりすることなく、均一で信頼性の高い薄膜を形成することのできるエピタキシャル成長方法を提供することを目的とする。
[1]
ウエハを載置するウエハ載置面に凹部を有するエピタキシャル成長用サセプタであって、
前記凹部は底面に凸面を有し、前記凹部は中心軸を有し、前記ウエハ載置面に対して垂直に分割し、前記凹部の前記中心軸を含む断面が、前記中心軸と前記凸面の周縁との中間部で、前記中心軸上の上端と前記周縁とを通る円の外周面よりも外側に突出する領域を有し、
前記凹部の前記凸面と前記中心軸との交点Oから距離Rにおける領域に前記エピタキシャル成長用サセプタの外側で接する球面の半径は、前記交点Oから離れるに従って連続的に小さくなるエピタキシャル成長用サセプタ。
[2]
請求項1に記載のエピタキシャル成長用サセプタであって、
前記ウエハ載置面に対して垂直に分割し、
前記凹部の前記中心軸を含むエピタキシャル成長用サセプタの断面の曲率半径が最外周外側に行くほど小さいエピタキシャル成長用サセプタ。
[3]
請求項1に記載のエピタキシャル成長用サセプタであって、
前記凹部の凸面は、凸面の頂部に中心軸を含む点を中心とする平坦面を有するエピタキシャル成長用サセプタ。
[4]
請求項1乃至3のいずれか1項に記載のエピタキシャル成長用サセプタであって、
前記エピタキシャル成長用サセプタは、黒鉛を主成分とする基材と、前記基材表面を覆うセラミック被膜とを有するエピタキシャル成長用サセプタ。
[5]
請求項4に記載のエピタキシャル成長用サセプタであって、
前記セラミック被膜は、SiC膜またはTaC膜であるエピタキシャル成長用サセプタ。
[6]
請求項4又は5に記載のエピタキシャル成長用サセプタであって、
前記セラミック被膜は、CVD法により形成したCVD膜であるエピタキシャル成長用サセプタ。
[7]
請求項1乃至6のいずれか1項に記載のエピタキシャル成長用サセプタであって、
前記エピタキシャル成長用サセプタは、誘導加熱で使用されるエピタキシャル成長用サセプタ。
[8]
請求項1乃至7のいずれか1項に記載のエピタキシャル成長用サセプタと、
前記エピタキシャル成長用サセプタを収容するエピタキシャル成長用チャンバーと、
前記エピタキシャル成長用チャンバーにガスを供給するガス供給部と、
エピタキシャル成長用サセプタを加熱する加熱部とを具備したエピタキシャル成長装置。
[9]
請求項8項に記載のエピタキシャル成長装置であって、
前記加熱部は、前記エピタキシャル成長用サセプタを誘導加熱する誘導加熱部であるエ
ピタキシャル成長装置。
[10]
請求項1乃至7のいずれか1項に記載のエピタキシャル成長用サセプタを用意する工程と、
前記エピタキシャル成長用サセプタに、ウエハを載置し、第1の成長温度まで昇温し、
第1のガスを供給して前記ウエハ表面に第1の膜を成長させる第1の成長工程と、
前記第1の膜の成膜された前記ウエハを第2の温度まで降下させる工程と、
前記第2の温度で、第2のガスを供給して前記第1の膜表面に第2の膜を成長させる第2の成長工程と、を含み、
前記第2の成長工程において、前記第1の膜の成膜された前記ウエハが、前記エピタキシャル成長用サセプタの前記中心軸上の前記上端に当接し、外側に突出する領域に当接し、次いで前記周縁とを通る円の外周面に当接するように構成されたエピタキシャル成長方法。
本発明において、エピタキシャル成長用サセプタの凹部の凸面とは、エピタキシャル成長用サセプタの凹部に内部から外側に向かって凸状に形成された凸面を示し、エピタキシャル成長用サセプタの凹部の凹面とは、エピタキシャル成長用サセプタ凹部に内部に向かって外側から凹状に形成された凹面を示す。ウエハの凸面となる反りとは、エピタキシャル成長用サセプタの凹部の凸面と同一方向の反りを示し、ウエハの凹面となる反りとは、エピタキシャル成長用サセプタの凹部の凹面と同一方向の反りを示す。
以下、エピタキシャル成長用サセプタを単にサセプタともいう。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1のエピタキシャル成長用サセプタ10の平面図、図2(a)は、図1のA−A断面の曲線を外接円によって説明する図、図2(b)は、図1のA−A断面の曲線を曲率半径によって説明する図である。図3(a)乃至(c)は本発明の実施の形態1のエピタキシャル成長用サセプタ10の原理を説明するための図、図4は本発明の実施の形態1のエピタキシャル成長用サセプタ10を用いたエピタキシャル成長装置を示す概要図、図5は本発明の実施の形態1のエピタキシャル成長装置を用いて製造される発光ダイオードを示す図、図6(a)乃至(c)は、本発明の実施の形態1のエピタキシャル成長装置を用いた発光ダイオードの製造工程を示す図である。図7は本発明の実施の形態1のエピタキシャル成長装置を用いたエピタキシャル成長工程における温度プロファイルと時間の関係を示す図である。
さらに、図2(b)に示すように、ウエハ載置面を垂直に分割し、凹部の中心軸を含むエピタキシャル成長用サセプタの断面の曲率半径が最外周外側に行くほど小さくなるように形成している。
本実施の形態1では、波長360nmの光を発光する紫外線発光ダイオードを形成する実施の形態の一例である。図5は本実施の形態の紫外線発光ダイオードの構成を示す断面図である。本実施の形態1の紫外線発光ダイオードLは、サファイア基板上にAlN単結晶層を積層して形成したAlN積層サファイア基板100上にエピタキシャル成長により順次化合物半導体薄膜を形成して得られるものである。この紫外線発光ダイオードLは図5に示すように、AlN積層サファイア基板100上に、膜厚1μmのSiドープトn−AlGaN単結晶層101、膜厚50nmのSiドープトn−AlGaInN活性層102、膜厚3nmのAlGaN層/膜厚3nmのMgドープトp−GaN層からなる5周期超格子層103、及び膜厚0.1μmのMgドープトp−GaN層104の積層構造を備えている。
Siドープトn−AlGaN層とは、Gaの一部をAlで置換したn型のAlGaNにSiをドープした層、Mgドープトp−GaN層とは、Mgをドープしたp型のGaN層をそれぞれ示している。
このとき、ウエハWはサファイア基板と膜厚1μmのSiドープトn−AlGaN単結晶層101との格子定数の差によって歪みが生じ凸形状の反りが発生するため、エピタキシャル成長用サセプタ凹部の凸面とウエハとの接する箇所は、エピタキシャル成長用サセプタの凹部の中心軸上から離れた環状の領域に移っていく。
また、本発明によれば、ウエハとエピタキシャル成長用サセプタの接する箇所が成膜の進行と共に連続的に移動していくので、組成、膜質、膜厚などのばらつきの少ないエピタキシャルウエハを提供することができる。
ところで、従来のエピタキシャル成長用サセプタは、Si(基材)-Si(膜)などのホモエピタキシャル成長、あるいは、異質材料を成膜するヘテロエピタキシャル成長であっても基材と成長層の格子定数及び熱膨張係数は近い組み合わせで行われるので、成長時におけるウエハの反りは、主にウエハ内の温度の不均一に起因するものである。このためウエハの反り方は表裏の温度差に対応した曲率半径となるよう一定の反り方となる。このため、エピタキシャル成長用サセプタの凹面の形状(曲率半径)をエピタキシャル成長用サセプタの反りに合わせることより、エピタキシャル成長用サセプタとウエハを密着させるようエピタキシャル成長用サセプタの凹部底面の曲率半径を制御することができた。
従来のエピタキシャル成長用サセプタの凹部底面には球面の凸面を有する。凸面は一定の曲率半径rsを有している。ウエハが凸形状に変形する場合に、ウエハの反りの曲率半径をrwとすると、
1)rw>rsの場合、ウエハとエピタキシャル成長用サセプタ凹部が、中心部のみが接する(図16(a)参照)
2)rw=rsの場合、ウエハとエピタキシャル成長用サセプタ凹部の全面が接する(図16(b)参照)
3)rw<rsの場合、ウエハとエピタキシャル成長用サセプタ凹部の周辺部のみが接するようになる。(図16(c)参照)
凸面の高さは、例えばウエハ載置面がΦ50mmの場合10〜50μmである。
図8は本発明の実施の形態2のエピタキシャル成長用サセプタ10の断面図である。図9(a)乃至(c)は本発明の実施の形態2のウエハの反りとエピタキシャル成長用サセプタの凹部との関係とを示す図である。
本実施の形態2では、エピタキシャル成長用サセプタ10の凹部の凸面13は、凸面13の頂部に中心軸O1を含む点を中心とする平坦面F1を有する点で前記実施の形態1のエピタキシャル成長用サセプタと異なり、他部については前記実施の形態1と同様である。
本実施の形態2の構成によれば、中心軸に近接して平坦面F1を有していることから、図9(a)に示すように、反りが小さい時は当接領域が大きく、エピタキシャル成長用サセプタからウエハへの熱の伝導が大きくなる。この場合も前記実施の形態1と同様、反りが生じ平坦面から曲面上をウエハが順次当接していくが、順次当接部が外側に移動していく際、図9(b)に示すように、凸面13とウエハ(W)とが当接し易くなり、確実な熱接触が実現される。
図10は本発明の実施の形態3のエピタキシャル成長用サセプタの断面図である。図11(a)乃至(c)は、本発明の実施の形態3のウエハの反りとエピタキシャル成長用サセプタの凹部との関係とを示す図である。
本実施の形態3では、エピタキシャル成長用サセプタの前記凹部の凸面は、中心軸を含むエピタキシャル成長用サセプタの断面が連続的な曲線と直線F2との組み合わせである点で前記実施の形態1のエピタキシャル成長用サセプタと異なり、他部については前記実施の形態1と同様である。
本実施の形態3によれば、エピタキシャル成長用サセプタの凹部の凸面が、中心軸を含むエピタキシャル成長用サセプタの断面において連続的な曲線と直線F2との接続部が突出している。図11(a)に示すように、ウエハの反りが小さい時は当接領域が、中心軸との交点Oの付近であり、ウエハの反りが大きくなっていくと、順次当接点が外側に移動していく。この場合も前記実施の形態1と同様、ウエハの反りが生じ曲面から平坦面上をウエハが順次当接していく。順次当接部が外側に移動していく際、図11(b)に示すように、順次凸面13とウエハ(W)とが当接し、直線F2の領域がウエハに接する状態を経て当接部が外側に移動していく。このようにして、順次当接部が外側に移動していく際、当接領域が変化していき、均一で確実な熱接触が実現される。
図12は本発明の実施の形態4のエピタキシャル成長用サセプタの断面図である。図13(a)乃至(c)は本発明の実施の形態4のウエハの反りとエピタキシャル成長用サセプタの凹部との関係とを示す図である。
本実施の形態4では、エピタキシャル成長用サセプタの凹部の凸面が、中心軸を含むサセプタの断面において直線Fの組み合わせである点で前記実施の形態1のエピタキシャル成長用サセプタと異なり、他部については前記実施の形態1と同様である。
このように、本実施の形態4のエピタキシャル成長用サセプタによれば、平面F同士の接続部が突出し、ウエハに反りが生じ、順次当接部が外側に移動していく際、当接し易くなり、確実な熱接触が実現される。
11 ウエハ載置面
12 凹部
13 凸面
F1 平坦面
F2,F 平面
20 反応管
30 ガス供給部
40 誘導加熱部
W ウエハ
100 サファイア基板
101 Siドープトn−AlGaN単結晶層
102 Siドープトn−AlGaInN活性層
103 5周期超格子層
104 Mgドープトp−GaN層
Claims (10)
- ウエハを載置するウエハ載置面に凹部を有するエピタキシャル成長用サセプタであって、
前記凹部は底面に凸面を有し、前記凹部は中心軸を有し、前記ウエハ載置面に対して垂直に分割し、前記凹部の前記中心軸を含む断面が、前記中心軸と前記凸面の周縁との中間部で、前記中心軸上の上端と前記周縁とを通る円の外周面よりも外側に突出する領域を有し、
前記凹部の前記凸面と前記中心軸との交点Oから距離Rにおける領域に前記エピタキシャル成長用サセプタの外側で接する球面の半径は、前記交点Oから離れるに従って連続的に小さくなるエピタキシャル成長用サセプタ。 - 請求項1に記載のエピタキシャル成長用サセプタであって、
前記ウエハ載置面に対して垂直に分割し、
前記凹部の前記中心軸を含むエピタキシャル成長用サセプタの断面の曲率半径が最外周外側に行くほど小さいエピタキシャル成長用サセプタ。 - 請求項1に記載のエピタキシャル成長用サセプタであって、
前記凹部の凸面は、凸面の頂部に中心軸を含む点を中心とする平坦面を有するエピタキシャル成長用サセプタ。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のエピタキシャル成長用サセプタであって、
前記エピタキシャル成長用サセプタは、黒鉛を主成分とする基材と、前記基材表面を覆うセラミック被膜とを有するエピタキシャル成長用サセプタ。 - 請求項4に記載のエピタキシャル成長用サセプタであって、
前記セラミック被膜は、SiC膜またはTaC膜であるエピタキシャル成長用サセプタ。 - 請求項4又は5に記載のエピタキシャル成長用サセプタであって、
前記セラミック被膜は、CVD法により形成したCVD膜であるエピタキシャル成長用サセプタ。 - 請求項1乃至6のいずれか1項に記載のエピタキシャル成長用サセプタであって、
前記エピタキシャル成長用サセプタは、誘導加熱で使用されるエピタキシャル成長用サセプタ。 - 請求項1乃至7のいずれか1項に記載のエピタキシャル成長用サセプタと、
前記エピタキシャル成長用サセプタを収容するエピタキシャル成長用チャンバーと、
前記エピタキシャル成長用チャンバーにガスを供給するガス供給部と、
エピタキシャル成長用サセプタを加熱する加熱部とを具備したエピタキシャル成長装置。 - 請求項8項に記載のエピタキシャル成長装置であって、
前記加熱部は、前記エピタキシャル成長用サセプタを誘導加熱する誘導加熱部であるエ
ピタキシャル成長装置。 - 請求項1乃至7のいずれか1項に記載のエピタキシャル成長用サセプタを用意する工程と、
前記エピタキシャル成長用サセプタに、ウエハを載置し、第1の成長温度まで昇温し、
第1のガスを供給して前記ウエハ表面に第1の膜を成長させる第1の成長工程と、
前記第1の膜の成膜された前記ウエハを第2の温度まで降下させる工程と、
前記第2の温度で、第2のガスを供給して前記第1の膜表面に第2の膜を成長させる第2の成長工程と、を含み、
前記第2の成長工程において、前記第1の膜の成膜された前記ウエハが、前記エピタキシャル成長用サセプタの前記中心軸上の前記上端に当接し、外側に突出する領域に当接し、次いで前記周縁とを通る円の外周面に当接するように構成されたエピタキシャル成長方法。
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