JP5696286B2 - 綴じ機 - Google Patents

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Description

本発明は、重ね合わせた複数枚の用紙の端部を一体的に綴じ合わせる綴じ機のうち、特に金属製の針を使用しない方式の綴じ機に関する。
従来、この種の綴じ機として、抜き刃とパンチプレートにより複数枚の用紙から切り起こされた切起片を用いて、それら複数枚の用紙を相互に接合するための綴じ機が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
この綴じ機は、抜き刃が、パンチプレートから上方に離間した状態の待機位置と、パンチプレートの下方まで貫通した状態の穿孔位置との間を上下移動する。詳述すれば、抜き刃が、操作レバーに加えられる操作力によって待機位置から穿孔位置まで移動することで、パンチプレートの上面側に載せられた用紙に打ち抜き孔が穿設され、この打ち抜き動作によって生じる切起片が用紙の下面側に位置する。そして、抜き刃が穿孔位置から待機位置まで移動する際に、前記切起片の先端側が、切込刃の窓によって用紙の上面側に持ち上げられることで、複数枚の用紙が相互に綴じられるものである。
ところが、このような綴じ機では、用紙のどの位置に抜き刃が貫入するのかがわかりにくいという問題がある。すなわち、待機位置に位置する抜き刃とパンチプレート上に載置された用紙の上面との間に一定以上の距離があるため、打ち抜き孔があけられる位置をおおむね予想することができるものの、打ち抜き孔の正確な位置を把握することが困難である。そのため、場合によっては、文字等の用紙に書かれた必要情報が打ち抜き孔によって見えなくなってしまう、というおそれがあった。この問題を解消するために、例えば、抜き刃が用紙に接近する位置までは、操作レバーをゆっくりと操作する等の微妙な調整を行うことで打ち抜き孔の正確な位置を把握するという方法も考えられるが、使用者にとってこのような調整はわずらわしく、なんらかの対策が望まれていた。
特開平8−300847号公報
本発明は、用紙に穿孔される打ち抜き孔の位置がわかりにくい、という課題を解消することができる綴じ機を提供することを目的とする。
本発明は、以上のような課題を解決するために、次のような構成を採用したものである。すなわち、本発明にかかる綴じ機は、複数枚の用紙に抜き刃を用いて打ち抜き孔を形成するとともに切込刃を用いてカット孔を形成し、その打ち抜き孔から切り起こされた切起片を前記切込刃に設けられた窓に挿入した状態で当該切込刃を用紙から抜き取り、前記切起片を前記カット孔に挿通させることによりそれら複数枚の用紙を相互に綴じることができるようにした綴じ機であって、待機位置から一時的に突出側に移動することによって前記打ち抜き孔及びカット孔を形成するための抜き刃及び切込刃と、前記抜き刃及び切込刃を前記待機位置で収容するベース部と、このベース部の外面側に用紙を挿入するための隙間を介して配されたパンチ台とを備えてなり、前記パンチ台が、前記抜き刃及び切込刃が挿入可能な刃貫通孔と、この刃貫通孔を通して前記用紙並びに待機位置から一時的に突出側に移動した切込刃の窓に挿入された前記切起片を視認可能な窓とを有するものであり、前記パンチ台の窓が、透明な窓カバーによって覆われたものであり、前記窓カバーが、前記窓に開閉可能に取り付けられており、前記窓カバーは、開放した際に前記抜き刃及び切込刃に使用者の手が届かないように、一定の位置で前記窓カバーの開放が止まるように設定されていることを特徴とする。
ここで、「用紙」とは、シート状になっているものであれば、どのようなものであってもよく、紙製のものの他、プラスチック製や金属製のものも含まれる。
このようなものであれば、前記窓から刃貫通孔を通して用紙を視認可能であるため、用紙のどの部分に打ち抜き孔が穿孔されるかを視覚的に把握することができる。そのため、刃貫通孔に対する用紙の位置を調整するだけで、用紙の所望の位置に打ち抜き孔を穿孔することができる。
特に、前記ベース部は、操作レバーに加えられる操作力を利用して前記抜き刃及び切込刃を突没方向に動作させる刃駆動機構が設けられているものが好ましい。
この刃駆動機構の好適な一態様としては、前記抜き刃及び切込刃を保持し前記ベース部に対して突没方向に昇降可能なスライド部材と、このスライド部材を前記操作レバーに加えられる操作力により前記抜き刃及び切込刃が用紙を貫通する穿孔位置まで突出側へ動作させる刃打ち込み機構と、前記スライド部材を前記抜き刃及び切込刃が用紙から抜き取られる前記待機位置まで復帰させる刃抜き取り機構とを備えているものが挙げられる。
抜き刃の好適な一態様としては、その先端縁に前記打ち抜き孔に対応する形状をなす刃先を有するとともに、その側端縁に前記打ち抜き孔の基端を成形する刃先を有するものが挙げられる。
用紙の角部を綴じるためには、前記用紙挿入用隙間に挿入された用紙が当接する部位に、前記用紙の角部を当接させることにより用紙の位置決めを行う位置決め部を形成しているものが好ましい。
この位置決め部の具体的な一態様としては、前記当接する部位を平面視略直角二等辺三角形状に切り欠いて形成されたものが挙げられる。
前記パンチ台の窓は、透明な窓カバーによって覆われている。
パンチ台は、前記刃貫通孔から前記用紙の切り粉が落ちることを抑制する壁を備えているものが好ましい。
本発明によれば、用紙に穿孔される打ち抜き孔の位置がわかりにくい、という課題を解消することができる綴じ機を提供することができる。
本発明の一実施形態を示す綴じ機の全体斜視図。 同実施形態の綴じ機の側面図。 同実施形態の綴じ機の平面図。 図2におけるX−X線断面図。 図4におけるY−Y線断面図。 同実施形態の要部を示す分解斜視図。 同実施形態の刃駆動機構を示す側面図。 同実施形態の要部を示す平面図。 同実施形態の打ち抜き孔及びカット孔を模式的に示す平面図。 同実施形態の切込刃を示す斜視図。 操作レバーを操作しない状態の図3におけるZ−Z線断面図。 操作レバーを操作した状態の図3におけるZ−Z線断面図。 同実施形態の綴じ機の作動を示す概略図。 同実施形態の綴じ機の作動を示す概略図。 同実施形態の綴じ機の作動を示す概略図。 同実施形態の綴じ機の作動を示す概略図。 本発明の他の実施形態にかかる切込刃の要部を示す平面図。 同実施形態の打ち抜き孔及びカット孔を模式的に示す平面図。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
この綴じ機1は、図1ないし図16に示すように、複数枚の用紙Pに打ち抜き孔P1及びカット孔P2を形成するとともに、その打ち抜き孔P1から切り起こされた切起片P11を前記カット孔P2に挿通させることにより、それら複数枚の用紙Pを相互に綴じて冊子Bを作ることができるようにしたものである。
この冊子Bは、図4及び図5に示すように、複数枚の用紙Pを束ねてなるもので、それらの用紙Pは角部P4に設定した一ヵ所の接合部分P3において相互に接合されている。この接合部分P3は、用紙Pの一面Pa側から貫入させた抜き刃32により各用紙Pに形成された打ち抜き孔P1と、この打ち抜き孔P1に隣接させて前記各用紙Pに形成された引き上げ用カット孔P2と、前記打ち抜き孔P1から用紙Pの他面Pb側に切り起こされた切起片P11とから構成されている。そして、前記切起片P11の先端P12側を、前記カット孔P2を貫通させて前記用紙Pの一面Pa側に導出させることによって、前記複数枚の用紙Pの角部P4が相互に接合されている。前記打ち抜き孔P1は、一端が半円弧状をなすとともに他端が前記切起片P11の基端P13に連続する長孔状のものである。
このように用紙Pを綴じる際に使用される綴じ機1について、図1ないし図12を参照して説明する。
この綴じ機1は、図1ないし図12に示すように、複数枚の用紙Pを接合して前記冊子Bを作るためのもので、待機位置(N)から一時的に突出側たる上方に移動することによって前記打ち抜き孔P1及びカット孔P2を形成するための抜き刃32及び切込刃33と、前記抜き刃32及び切込刃33を前記待機位置(N)で収容するベース部2と、前記抜き刃32及び切込刃33を保持し前記ベース部2に対して突没方向たる上下方向に昇降可能なスライド部材31と、このベース部2の外面側たる上向面F14側に用紙Pを挿入するための隙間35を介して配されたパンチ台4とを備えてなる。そして、前記ベース部2には、操作レバー5が回動可能に取り付けてあるとともに、このベース部2の内部には、前記操作レバー5に接続されたリンク機構6が収容してある。
ベース部2は、図1、図2、図11及び図12に示すように、内部に前記スライド部材31及び前記リンク機構6を配する空間を備えたベースフレーム21と、このベースフレーム21の下側に外嵌されるベースカバー22とからなる。
ベースフレーム21は、図1、図11及び図12に示すように、ベース部2の上向面F14を形成する前部ハウジングFと、操作レバー5の上方に位置し操作レバー5を操作する際に手をかけるハンドル部を形成する後部ハウジングRとからなり、合成樹脂により一体に成形されている。
前部ハウジングFは、図11及び図12に示すように、天壁F1と、この天壁F1の前縁から垂下する前壁F2と、前記天壁F1の左右両側縁から垂下する左右の側壁F3とからなり、内部に刃ユニット3を収容するための空間を備えている。前記天壁F1は、前記抜き刃32及び切込刃33が通過するための開口F11を有している。この天壁F1の下面側には、前記開口F11縁の近傍に設けられ後述するインナーカム34の軸341を受けるための図示しない軸受部と、この軸受部に隣接して設けられインナーカム34のアーム344を係止するための係止壁F13とを設けている。この天壁F1の上面である上向面F14と、前記パンチ台4の下向面414との間に用紙Pを挿入するための隙間35を形成している。この実施形態においては、前記天壁F1の上向面F14の前記開口F11よりも用紙挿入側に位置する部位に、前記接合部分P13を下側から挟圧するための隆起部F15を設けている。この隆起部F15は、ベースフレーム21に一体に形成されたもので、前記隙間35に挿入された用紙Pを抜き取る際に前記切起片P11を案内するための傾斜面F16を備えている。前記側壁F3には、前側に前記スライド部材31を鉛直方向に案内するためのレール溝F31が設けられているとともに、中央にドライブシャフト36を上下方向に案内するための長孔F32が設けられている。この側壁F3には、下側の支軸53を介して操作レバー5が上下方向に回動可能に取り付けられている。また、この前部ハウジングFの天壁F1の上面と後述するパンチプレート41との間に用紙Pを挿入するための用紙挿入用隙間35を形成している。
後部ハウジングRは、図4、図11及び図12に示すように、手を掛けるのに適した形状をなすもので、前記前部ハウジングFの天壁F1の後端から立ち上がる前壁R1と、この前壁R1の上端から後方に延伸する天壁R2と、この天壁R2の左右両側端から垂下する左右の側壁R3と、前記天壁R2の後端から垂下する後壁R4とからなり、内部にリンク機構6を収容するための空間を備えている。前記側壁R3には、上側の支軸27を介して第1のリンクメンバ61が回動可能に取り付けられている。
ベースカバー22は、図1、図2、図11及び図12に示すように、前記ベースフレーム21の下側に外嵌されるもので、これらベースカバー22とベースフレーム21とは前端部及び後端部にそれぞれ設けられた係合爪23a、23bによって係り合っている。このベースカバー22は、前側にスライドカバー取付部25を備えるとともに、中央部にキャップ取付部26と、このキャップ取付部26に隣接して操作レバー5との干渉を避けるための窓24が設けられている。なお、前記スライドカバー取付部25には、前記前部ハウジングF内に溜まった紙粉を外部に取り除くために開閉可能なスライドカバー28を取り付けている。また、前記キャップ取付部26には、前記ベースカバー22をベースフレーム21に取り付けるためのキャップ29を取り付けている。すなわち、このキャップ29に貫通させたビス20をトップケース42に設けられた図示しないねじ部に螺着することによって、トップケース42とベースカバー22とをベースフレーム21に着脱可能に取り付けている。
このようにしてなるベースフレーム21内に、抜き刃32及び切込刃33を有した刃ユニット3を収納している。
刃ユニット3は、図6、図7、図11及び図12に示すように、前記ベースフレーム21のレール溝F31に案内されて鉛直姿勢を維持しつつ昇降可能なスライド部材31と、このスライド部材31に取り付けられた抜き刃32と、この抜き刃32に隣接させて配された切込刃33と、前記抜き刃32の内側に配され前記抜き刃32内に収まる初期姿勢(S)から抜き刃32外に突出する回動姿勢(K)との間で、前記スライド部材31に軸341を介して回転可能に枢止されたインナーカム34と、前記初期姿勢(S)に自己復帰する方向に前記インナーカム34を回動付勢するコイルスプリングS2とを具備してなる。
スライド部材31は、図6、図7、図11及び図12に示すように、前記ベースフレーム21のレール溝F31に上下方向にスライド可能に係合する突条311を備えたブロック状のもので、ドライブシャフト36を介して前記リンク機構6に接続されている。すなわち、このドライブシャフト36は、前記リンク機構6の第1のリンクメンバ61の先端に設けられた長孔614に係わり合わせてある。前記スライド部材31は、上方に開放された箱状のもので、前記抜き刃32及び切込刃33の下半部が収容され得るようになっている。
切込刃33は、図9に示すように、ほぼH字形のカット孔P2を形成するためのものである。具体的には、直線状をなすメインスリットLと、このメインスリットLの両端から一方向、すなわちこの切込刃33に対応する抜き刃32が配置されている側と反対の方向に屈曲して伸びる第1のサブスリットL1と、前記メインスリットLの両端から他方向、すなわちこの切込刃33に対応する抜き刃32が配置されている側の方向に屈曲して伸びる第2のサブスリットL2とからなり、前記第1のサブスリットL1と前記第2のサブスリットL2とが、一定の角度をなすカット孔P2を形成するためのものである。なお、この実施形態においては、前記第1のサブスリットL1の長さを前記第2のサブスリットL2の長さよりも長くしている。
すなわち、この切込刃33は、図6ないし図8及び図10ないし図12に示すように、1枚の板金素材に打ち抜き加工及び折り曲げ加工を施すことにより作られたもので、前記メインスリットLを形成するためのメインブレードDと、前記第1のサブスリットL1を形成するための第1サブブレードD1と、前記第2のサブスリットL2を形成するための第2サブブレードD2とを具備してなる。前記メインブレードDは、インナーカム34を受け入れるための窓D3を介して下ブレード部D4と刃本体331を有する上ブレード部D5とに分断されており、その下ブレード部D4と上ブレード部D5とは第1サブブレードD1により構造的に連結されている。この実施形態においては、第1サブブレードD1は、その基端縁が前記メインブレードDを介して一体に連続するもので、この第1サブブレードD1の基端縁における前記窓D3に対応する部分に、前記第2サブブレードD2が連続形成されている。すなわち、この第2サブブレードD2は、板金素材を前記折曲線部D6で折り曲げることにより、前記窓D3から切り起こされたものである。
なお、この第2サブブレードD2は、図6、図8及び図10に示すように、その切り起こし加工の前に前記第1サブブレードD1に対して180度未満の角度G2をなすように予備切り起こし加工が施されている。これによって、前記第1サブブレードD1が直角よりも若干小さな角度G1で折り曲げられており、前記第2サブブレードD2の前記メインブレードDに対する切り起こし角度G3は最終的に90度よりも小さくなるように設定されているが、後述するような図17及び図18に示すようなものであってもよい。
抜き刃32は、図6ないし図8、図11及び図12に示すように、1枚の板金素材に打ち抜き加工及び折り曲げ加工を施すことにより作られたもので、中間部に軸341を有するとともに先端縁及び側端縁に前記打ち抜き孔P1を打ち抜くための刃本体322、323を備えたもので、その軸341が前記刃ユニット3のスライド部材31に支持されている。すなわち、前記抜き刃32は、前記打ち抜き孔P1に対応する形状をなす先端縁に設けられた刃本体322と、前記打ち抜き孔P1の基端P14を成形する側端縁に設けられた刃本体323とを有するものである。前記刃本体322は、平面視U字形に連続する刃先を有しており、前記刃本体323は、用紙Pへの貫入方向に沿って連続する刃先を有している。これらの刃先に囲まれた空間、すなわち前記抜き刃32の内部空間には、前記切起片P11を前記切込刃33に設けられた窓D3に挿入させるためのインナーカム34を設けている。
インナーカム34は、図6、図8、図11及び図12に示すように、基端に軸341を有するとともに先端に前記切起片P11を前記切込刃33に設けられた窓D3に挿入させるための押し出し部343を備えたもので、その軸341が前記抜き刃32及びスライド部材31に支持されている。前記インナーカム34の基端には、該インナーカム34を回動させるためのアーム344が突出させてある。このインナーカム34は、前記スライド部材31が上方へ移動する際に、前記アーム344の上面が前記ベースフレーム21に設けられた係止壁F13の下縁に当接するように設定してある。そして、当接後さらにスライド部材31が上方へ移動することにより、基端の軸341が前記ベースフレーム21に設けられた軸受部に支持されながら、該インナーカム34が回動姿勢(K)にまで回動するように構成されている。すなわち、用紙Pに打ち抜き孔P1が形成された後に、前記インナーカム34が切起片P11を押圧しつつ切込刃33方向に回動するように構成されている。
以上のようにしてなる刃ユニット3は、操作レバー5を操作することで、前記ベースフレーム21に収容されたリンク機構6を介して上方に移動されるようにしている。
操作レバー5は、図1、図2、図7、図11及び図12に示すように、金属製のレバープレート51と、このレバープレート51の外方に装着される樹脂製のレバーカバー52とからなる。前記レバープレート51は、板金素材を折曲加工したもので、底壁511と、この底壁511の両側縁から立ち上がる側壁512とを有している。
リンク機構6は、図7、図11及び図12に示すように、先端61aが前記ドライブシャフト36を介して前記スライド部材31に接続されるとともに後端61bが前記ベースフレーム21に上側の支軸27を介して接続される第1のリンクメンバ61と、この第1のリンクメンバ61の下方に位置させて前記ベースフレーム21に保持された下側の支軸53を軸にして前記第1のリンクメンバ61を上方に押し上げるための第2及び第3のリンクメンバ62、63とを具備してなる。
ここで、第2及び第3のリンクメンバ62、63は、トグル的な倍力作用をなすように配置されている。すなわち、前記第2のリンクメンバ62は、基端62aが前記ベースフレーム21に下側の支軸53を介して接続されたものであり、前記操作レバー5が上方に回動操作された場合に前記基端62aを中心に回転動作する。この第2のリンクメンバ62は、前記操作レバー5に一体に設けられており、下側の支軸53を操作レバー5の支軸と共通のものとしている。また、前記第3のリンクメンバ63は、前記第2のリンクメンバ62の回動端62bと前記第1のリンクメンバ61の中間61cとを連結するものである。具体的には、この第3のリンクメンバ63は、一端63aを第1結合軸66を介して前記第1のリンクメンバ61に枢着するとともに、他端63bを第2結合軸67を介して前記第2のリンクメンバ62の回動端62bに枢着したものである。したがって、第2結合軸67は、レバープレート51の底壁511にほぼ沿った操作レバー5の芯上に、直接は設けられておらず、操作レバー5の前記芯から第2のリンクメンバ62を介して離れた位置に設けられている。すなわち、第2結合軸67が操作レバー5の前記芯よりも第1のリンクメンバ61側に位置するように、前記操作レバー5と前記第3のリンクメンバ63との位置関係が設定されている。換言すれば、第2結合軸67が、前記操作レバー5の下側の支軸53とこの支軸53を中心に回動する回動端51aとを結んだ軸線と、前記第1のリンクメンバ61の上側の支軸27とこの支軸27を中心に回動する回動端たる先端61aとを結んだ軸線との間に配されるように設定されている。
第1のリンクメンバ61は、図4、図7、図11及び図12に示すように、天壁611と、この天壁611の左右両側縁から垂下する左右の側壁612とを備えた金属製のものである。前記天壁611には、該天壁611と前記ベースフレーム21の後部ハウジングRの天壁R2との間に配されるコイルスプリングS3を配するためのスプリング保持部613が設けてあり、このコイルスプリングS3により前記第1のリンクメンバ61は下方に付勢されている。前記左右の側壁612の前端部には、前記ドライブシャフト36を案内するための長孔614を設けている。
第2のリンクメンバ62は、図7、図11及び図12に示すように、前記レバープレート51の側壁512に一体に設けられている。すなわち、この実施形態における前記第2のリンクメンバ62と前記操作レバー5のレバープレート51とは、共通の板金素材により作られた一体構造物であり、前記下側の支軸53を貫通させるための共通貫通孔621を備えている。
第3のリンクメンバ63は、図7、図11及び図12に示すように、底壁631と、この底壁631の左右両側縁から立ち上がる左右の側壁632とを備えたチャンネル状をなす金属製のものである。
パンチ台4は、図1ないし図3、図11及び図12に示すように、前記抜き刃32及び切込刃33が挿入可能な刃貫通孔411、422と、この刃貫通孔411、422を通して前記用紙Pを視認可能な窓421とを有するものである。具体的には、このパンチ台4は、扁平箱形をなすトップケース42と、このトップケース42の下部に前記抜き刃32と協働して用紙Pに打ち抜き孔P1を穿孔するためのパンチプレート41とを備えている。前記トップケース42は、上方及び前方に開放された窓421を有している。このトップケース42は、前記抜き刃32が通過する穿孔部423と、前記切込刃33が通過する通過孔424とを備えた樹脂製のもので、前記刃貫通孔422から前記用紙Pの切り粉が落ちることを抑制する壁425が、前記穿孔部423及び通過孔424の縁から立ち上げて形成されている。
壁425は、前記穿孔部423及び通過孔424の縁に沿って土手状をなすように連続的に形成されている。詳述すれば、この壁425は、前部に低い壁を設けるとともに後部に高い壁426を設けて高低差のあるものとしている。そして、この高い壁426は、後述する窓カバー43を一定の位置まで開けた際に、刃貫通孔422の上方へ使用者の指が入って、前記抜き刃32及び切込刃33に不意に触ってしまうことを防止または抑制するための役割も担っている。また、トップケース42の前記壁425の後側は、前記ベースフレーム21の後部ハウジングRの外側を覆うようにして嵌め合わせられる。
パンチプレート41は、図6、図11及び図12に示すように、前記抜き刃32と協働して用紙Pに打ち抜き孔P1を穿設するための穿孔部412と、前記切込刃33が通過する通過孔413とを備えた金属製のもので、前記トップケース42の下面に重ね合わせた状態で、前記ベースフレーム21に図示しないビス及び位置決めピンを用いて取り付けられている。この実施形態においては、前記パンチプレート41の下向面414における前記刃貫通孔411よりも用紙挿入側に位置する部位に、前記接合部分P13を上側から挟圧するための隆起部415を設けている。
窓421は、図3、図11及び図12に示すように、透明な窓カバー43によって覆われている。この窓カバー43は、前記トップケース42内に溜まった紙粉を外部に取り除くために開閉可能に取り付けられている。また、この窓カバー43は、開放した際に抜き刃32及び切込刃33に使用者の手が届かなくなるように、一定の位置で止まるように設定されている。具体的には、図2及び図3に二点鎖線で示すように、前記パンチプレート41及びトップケース42の穿孔部412、423の上方を覆うとともに通過孔413、424の上方を露出させるような位置まで開放し得るようになっている。すなわち、この窓カバー43は、トップケース42の壁425の上方に設けられ、低い壁の上方を覆うとともに高い壁426の上方を露出させるような位置まで開放し得るようになっている。
このような綴じ機1において、図4、図11及び図12に示すように、前記前記用紙挿入用隙間35に挿入された用紙Pが当接する部位、すなわち隙間35の奥に配された係止壁I3に、前記用紙Pの角部P4を当接させることにより用紙Pの位置決めを行う位置決め部I1を形成している。前記係止壁I3は、用紙Pの一辺を挿入した際の挿入量を規定するものである。この係止壁I3は、ベース部2の後部ハウジングRの前端に設けられたパンチプレート取付座としての機能を有しており、この係止壁I3の上面に前記パンチ台4のパンチプレート41が取り付けられる。前記係止壁I3の中央部には、該係止壁I3を平面視略直角二等辺三角形状に切り欠いて形成された位置決め部I1を有している。また、前記綴じ機1の両側面には、図1ないし図4に示すように、位置決め部I1により位置決めした用紙Pの位置決め状態を確認するための目印I2を設けている。具体的には、前記パンチ台4のトップケース42の外面に、位置決め部I1によって正確に位置決めされた場合の用紙Pの姿勢を示唆するための目印I2が設けられている。この目印I2は、平面視において用紙Pの辺とトップケース42の外面との交点に対応する部位に設けられた縦筋状の突条である。
なお、本発明の刃駆動機構7とは、図13ないし図16に示すように、前記ベース部2に設けられ、操作レバー5に加えられる操作力を利用して前記抜き刃32及び切込刃33の上下方向に動作させるものであり、詳述すれば、前記抜き刃32及び切込刃33を保持し前記ベース部2に対して上下方向に昇降可能なスライド部材31と、このスライド部材31を前記操作レバー5に加えられる操作力により前記抜き刃32及び切込刃33が用紙Pを貫通する穿孔位置(C)まで上方へ動作させる刃打ち込み機構8と、前記スライド部材31を前記抜き刃32及び切込刃33が用紙Pから抜き取られる前記待機位置(N)まで復帰させる刃抜き取り機構9とを主体に構成されている。
詳述すれば、前記刃打ち込み機構8は、図7に示すように、操作レバー5に加えられる操作力を利用して、前記抜き刃32及び前記切込刃33を保持したスライド部材31を上方に移動させ、前記抜き刃32及び切込刃33をベースフレーム21の上向面F14側の隙間35にセットされた用紙Pに貫入させるためのもので、前記操作レバー5とスライド部材31との間に配された前記リンク機構6を主体にして構成されている。
また、本発明の刃抜き取り機構9は、図15に示すように、前記抜き刃32及び前記切込刃33を保持したスライド部材31を前記ベースフレーム21を足場にして下方に付勢する弾性体たる前記コイルスプリングS1と、前記第1のリンクメンバ61を前記ベースフレーム21を足場にして下方に付勢する弾性体たる前記コイルスプリングS3とを主体に構成されている。
なお、この実施形態のように、スライド部材31と、操作レバー5とをリンク機構6により接続しておけば、刃抜き取り機構9の性能をさらに向上させることができる。すなわち、用紙Pの枚数が多くなり、前記コイルスプリングS1及びコイルスプリングS3の力だけでは切起片P11を用紙Pの一面Pa側に引き抜くことができない場合でも、前記操作レバー5に、下方への操作力を加えることによって、引き抜きを完了させることが可能となる。
次に、この綴じ機1の作動を説明する。
操作レバー5を操作しない状態では、図13に示すように、スライド部材31が下限位置に保持されており、前記インナーカム34が抜き刃32内に収容された初期姿勢(S)を保っている。この状態で、重ね合わせた複数枚の用紙Pをベースフレーム21の上向面F14とパンチプレート41の下向面414との間に形成されている隙間35の奥まで挿入する。そして、窓カバー43の上方から、刃貫通孔411、422を通して用紙Pに穿孔される打ち抜き孔P1及びカット孔P2の位置を確認する。また、綴じ機1の側面側から、目印I2を用いて、位置決め部I1により位置決めした用紙Pの位置決め状態を確認する。しかる後に、操作レバー5を上方に操作すると、この操作レバー5に加えられた力が、リンク機構6を通じてスライド部材31の上方への動きに変換して伝えられる。
詳述すれば、操作レバー5を上方に操作すると、この操作レバー5のレバープレート51は、下側の支軸53を中心に回転動作するとともに、このレバープレート51に一体に設けられた第2のリンクメンバ62が下側の支軸53を中心に上方に回転動作する。その結果、この第2のリンクメンバ62の回動端側に設けられた第2結合軸67は、第1のリンクメンバ61の方向へ、すなわち前方上方へと移動することとなる。前記第2結合軸67を介して接続された第3のリンクメンバ63は、第2のリンクメンバ62の回転動作に伴って、起立しながら第1のリンクメンバ61を上方へ押し上げる。すなわち、前記第3のリンクメンバ63の回動端側に設けられた第1結合軸66は、前記コイルスプリングS3の付勢力に抗して第1のリンクメンバ61の中央61cを上方に押す方向へと移動する。それによって、前記第1のリンクメンバ61は、上側の支軸27を中心に回転動作するため、その前端部61aが上方に移動する。
このようにして、前記操作レバー5を上方に操作した力が、前記第2のリンクメンバ62、第3のリンクメンバ63、及び第1のリンクメンバ61を介してドライブシャフト36に伝達される。その結果、前記スライド部材31を上方に移動させることとなる。
スライド部材31が上方に移動を始めると、最初に前記スライド部材31の底壁と前記ベースフレーム21の前部ハウジングFの天壁F1との間に配されたコイルスプリングS1が圧縮され、このコイルスプリングS1の付勢力に抗してスライド部材31が上昇する。その後、このスライド部材31に取り付けられた抜き刃32及び切込刃33の先端が用紙Pの一面Paに当接し、この用紙Pがパンチプレート41に押し付けられる位置まで押し上げられる。そして、この位置から操作レバー5をさらに上方に操作すると、前記抜き刃32及び切込刃33の刃本体322、331によって用紙Pがパンチプレート41に押しつけられた状態のまま、図14に示す状態を経て、前記抜き刃32及び前記切込刃33が前記用紙Pを貫通し、その用紙Pに打ち抜き孔P1及びカット孔P2が穿孔される。穿孔後さらに、前記抜き刃32及び前記切込刃33が上昇すると、図15に示すように、前記抜き刃32の内部に配されるインナーカム34のアーム344が前記係止壁F13に当接し、インナーカム34とスライド部材31との間に配されるコイルスプリングS2の付勢力に抗して、前記インナーカム34が回動姿勢(K)にまで回動する。その結果、打ち抜き孔P1から用紙Pの他面Pb側に切り起こされた切起片P11の先端P12側が、切込刃33の窓D3に挿入される。
ついで、操作レバー5への操作を解除すると、前記コイルスプリングS2の付勢により前記インナーカム34が回動姿勢(K)から初期姿勢(S)に復帰する。そして、前記抜き刃32及び切込刃33がコイルスプリングS1及びコイルスプリングS3の付勢により没入側たる下方に移動し、図16に示すように、用紙Pがパンチプレート41から引き離されながら抜き刃32及び切込刃33が用紙Pから抜き取られる。その際に、切込刃33の窓D3に挿入されている切起片P11がカット孔P2を通過して用紙Pの一面Pa側に抜き出され、この切込刃33により複数の用紙Pが結合される。この状態で、用紙Pを綴じ機1から抜き取れば、その途上において、前記ベースフレーム21の隆起部F15と、前記パンチプレート41の隆起部415との間に形成された狭い隙間に、前記傾斜面F16の案内作用に強制的に導かれることになり、前記用紙Pの接合部分P3が厚み方向に圧縮変形され、図16に二点鎖線で示すように、前述した冊子Bができあがる。なお、前記コイルスプリングS1及びコイルスプリングS3の弾性力のみでは前記抜き刃32及び切込刃33を用紙Pの一面Pa側に引き抜くことができない場合には、前記操作レバー5を下方に操作してその引き抜きを助勢すればよい。
以上に述べたように、本実施形態に係る綴じ機1は、複数枚の用紙Pに打ち抜き孔P1及びカット孔P2を形成するとともにその打ち抜き孔P1から切り起こされた切起片P11を前記カット孔P2に挿通させることによりそれら複数枚の用紙Pを相互に綴じることができるようにしたものであって、一時的に上方に移動することによって前記打ち抜き孔P1及びカット孔P2を形成するための抜き刃32及び切込刃33と、前記抜き刃32及び切込刃33を待機位置(N)で収容するベース部2と、このベース部2の上向面F14側に用紙Pを挿入するための隙間35を介して配されたパンチ台4とを備えてなり、前記パンチ台4が、前記抜き刃32及び切込刃33が挿入可能な刃貫通孔411、422と、この刃貫通孔411、422を通して前記用紙Pを視認可能な窓421とを有するので、前記窓421から刃貫通孔411、422を通して用紙Pを視認可能であるため、用紙Pのどの部分に打ち抜き孔P1が穿孔されるかを視覚的に把握することができる。そのため、刃貫通孔411、422に対する用紙Pの位置を調整するだけで、用紙Pの所望の位置に打ち抜き孔P1を穿孔することができる。本発明によれば、少なくとも打ち抜き孔P1があけられる位置を把握することができるが、本実施形態のように切込刃33の上方においても窓421を介して視認可能としているため、用紙Pの所望の位置にカット孔P2を形成することもできる。
また、この綴じ機1の使用者は用紙Pがどのように綴じられるのかを目で見ることができるため、綴じ機1の使用の際に、心地良い使用感を与えることができる。
特に、本実施形態では、前記窓42には窓カバー43が取り付けられることによって窓42が覆われている。しかし、この窓カバー43が透明なものであるため、窓カバー43を通して刃貫通孔411、422及び用紙Pを視認することができる。
さらに、前記用紙挿入用隙間35に挿入された用紙Pが当接する係止壁I3に、前記用紙Pの角部P4を当接させることによりその位置決めを行う位置決め部I1を形成しているので、用紙Pをこの位置決め部I1にセットするだけで、用紙Pの角部P4の適切な位置に打ち抜き孔P1及びカット孔P2を穿孔することができる。
特に、本実施形態では、前記位置決め部I1が、前記係止壁I3を平面視略直角二等辺三角形状に切り欠いて形成されたものであるので、用紙Pの角部P4を容易にセットすることができる。さらに、このようにしてセットされた用紙Pは、目印I2を用いて、正確な位置にセットされているか否かを確認することができる。
また、パンチ台4のトップケース42に壁425を設けているので、前記刃貫通孔411、422から前記用紙Pの切り粉が落ちることを抑制することができる。さらに、窓カバー43が開けられても、前記窓カバー43が開いて使用者の手の届き得る位置に高い壁426が立設されているため、使用者の手が直接切込刃33及び抜き刃34に触れることが防止または抑制される。
また、冊子Bの接合部分P3が厚み方向に圧縮変形させられているので、打ち抜き孔P1から切り起こされた切起片P11により複数枚の用紙Pを接合することになり、ステープルの役割をなす切起片P11と用紙Pとが同質の紙製のものとなるため、廃棄する際にステープルを除去する必要がなくなる。そのため、用紙Pから金属製の針等を除去する細かな作業が不要となり、多くの用紙Pを廃棄する場合であっても、多大な労力と時間を要することなく廃棄することが可能となる。
さらに、前記切起片P11による接合部分P3が圧縮されて、前記接合部分P3が用紙Pの弾性により接合直後の形態に戻らない状態まで圧縮変形させられているため、接合部分P3がかさばるのを抑制することができる。
また、使用者がこのような綴じ機1に設けられた操作レバー5を握る及び解除という一連の操作を行うことにより、複数枚の用紙Pの打ち抜き孔P1を形成するとともにその打ち抜き孔P1から切り起こされた切起片P11を用いてそれら複数枚の用紙Pが相互に接合されており、その接合部分P3が圧縮変形された冊子Bを作ることができる。
また、パンチプレート41をベースフレーム21に固定しているので、綴じ機1全体の剛性を高めることができ、安定した操作が可能になる。
この切込刃33は、サブブレードD1、D2が前記窓D3の両側辺を境界にして折り曲げて形成されているので、前記メインスリットLの寸法と、前記用紙Pから打ち抜かれた切起片P11の巾寸法を略同じ寸法に設定することができる。したがって、カット孔P2が一直線状のものと比較してメインスリットLを小さく設定することができる。さらに、該切込片P11をカット孔P2に通して綴じ込んだ際の切込片P11の横ずれ及びそれに伴うカット孔P2付近の用紙Pの破れ等を抑制することも可能となる。また、用紙Pが比較的厚みを有する場合や、用紙Pの枚数が多い場合であっても、メインスリットLとサブスリットL1、L2とにより囲まれた部分が切込刃33の引き抜き時に用紙Pの厚み方向に変形することになるので、より軽い操作力で操作レバー5を引き上げることができる。すなわち、操作レバー5へ反発力を与えるコイルスプリングをそれほど強力なものとする必要がなくなる。
この抜き刃32は、先端側のみならず側端側にも刃本体323を有しているので、打ち抜き孔P1の形状を綺麗にすることができる。すなわち、抜き刃32の側端側の刃本体323は、用紙Pの打ち抜き方向に沿って設けられているので、このような抜き刃32によって成形された打ち抜き孔P1は、前記側端側の刃本体323を有しない抜き刃32によって成形された打ち抜き孔P1に比べて、前記打ち抜き孔P1の端部P14の成形をより精密に行うことができる。したがって、打ち抜き孔P1の基端P14から破れが生じるのを抑制または防止することができる。また、インナーカム34が切起片P11を押圧する際に、切起片P11が切込刃33の窓D3を通過できないほど長くなってしまう、という不具合の発生を効果的に抑制または防止することができ、前記切起片P11の基端P13が破断するのを抑制または防止することができる。
なお、本発明は以上に述べた実施形態に限られない。
切込刃の刃本体、すなわち、メインブレードに形成された刃、並びに、第1サブブレード及び第2サブブレードに形成された刃はそれぞれ、本実施形態で示したようないわゆる片刃構造であってもよいが、素材の厚み方向に刃先を有した両刃構造であってもよい。
また、切込刃及びこの切込刃によって形成されるカット孔の他の実施形態としては、図17及び図18に示すようなものが挙げられる。すなわち、この切込刃A33は、図18に示すように、ほぼH字形のカット孔AP2を形成するためのものである。具体的には、直線状をなすメインスリットALと、このメインスリットALの両端から一方向に屈曲して伸びる第1のサブスリットAL1と、前記メインスリットALの両端から他方向にほぼ直角に屈曲して伸びる第2のサブスリットAL2とからなる。
すなわち、この切込刃A33は、図17に示すように、1枚の板金素材に打ち抜き加工及び折り曲げ加工を施すことにより作られたもので、前記メインスリットALを形成するためのメインブレードADと、前記第1のサブスリットAL1を形成するための第1サブブレードAD1と、前記第2のサブスリットAL2を形成するための第2サブブレードAD2とを具備してなる。この第2サブブレードAD2は、板金素材を図示しない前記折曲線部でほぼ直角に折り曲げることにより、窓から切り起こされたもので、図17に示すように、その切り起こし加工の前に前記第1サブブレードAD1に対して180度未満の角度AG2をなすように予備切り起こし加工が施されている。これによって、前記第1サブブレードAD1が直角よりも若干小さな角度AG1で折り曲げられており、前記第2サブブレードAD2の前記メインブレードADに対する切り起こし角度AG3は最終的にほぼ90度となるように設定されている。なお、この切り起こし角度は、90度よりも大きくなるように設定されているものであってもよい。
用紙は、シート状であれば、紙製またはプラスチック製等種々変更可能である。また、同質の材料により作られた複数枚のシート体を綴じるようにすれば、分別廃棄の際の手間をより少なくすることができる。
また、用紙に打ち抜き孔及びカット孔を設ける位置は、角部に限られず、用紙の辺に沿った位置であってもよい。さらに、打ち抜き孔及びカット孔は、冊子に対して1つに限られず、複数の打ち抜き孔及びカット孔を有するものであってもよいが、本実施形態に示すような打ち抜き孔を1つのみ設ける場合には、横ずれが発生しやすいため特に有効である。打ち抜き孔及びカット孔を複数にする場合に、例えば、2つの打ち抜き孔をファイル等の綴じ具の綴じ桿のピッチに対応させて形成すれば、前記打ち抜き孔を2つの綴じ桿を有したファイルに冊子を綴じるための綴じ孔として利用することができる。また、打ち抜き孔及びカット孔の大きさ及び形状も種々変更可能である。
刃ユニットは、切込刃、抜き刃、及びインナーカムの3ピース構造のみならず、切込刃及び抜き刃の2ピース構造であってもよい。この際、抜き刃は、穿孔姿勢から回動姿勢までの間で回動可能に設けられ穿孔姿勢において打ち抜き孔を形成し得るものとするのが好ましい。すなわち、抜き刃が、パンチ台の下面側に配された用紙に一面側から該抜き刃を貫入させる穿孔機構と、用紙を貫通した抜き刃を回動姿勢まで回動させて打ち抜き孔から他面側へ切り起こされた切起片を保持した切込刃を切起片とともに用紙の一面側に抜き出させる刃抜き取り機構とを備えたものにすればよい。なお、3ピース構造にすれば、2ピース構造のものと比べて、切起片を押し入れる用途としてのインナーカムを用いるので、抜き刃の設計の自由度を高めることができるため、例えば、本実施形態で示したような側端縁に刃本体を有した抜き刃を用いること等が可能となる。
位置決め部は、ベースフレーム及びその係止壁に設けられているものに限られず、その形状も種々変更可能である。例えば、位置決め部は、ベース部のベースカバー、パンチプレート、トップケース等に設けられるものであってもよい。また、係止壁を有さずに用紙の角部を合わせる得る窪み等を設けるものであってもよい。
上述した実施形態においては、前記ベースフレームの隆起部と、前記パンチプレートの隆起部とを主体に圧縮機構を構成したものであるが、綴じるべき用紙の枚数が比較的少ない場合には、このような圧縮機構を有しないものであってもよい。すなわち、本発明は、切起片が引き上げ用カット孔を貫通してなる接合部分を厚み方向に圧縮変形させる圧縮機構を有しないものであっても、その効果を奏し得るものであるが、さらに前記圧縮機構を有していれば、冊子の接合部分がかさばるのを抑制することができる。
刃打ち込み機構は、リンク機構を利用しないものであっても、前記ベース部に操作レバーに加えられる操作力を利用して前記抜き刃及び切込刃を上下方向に動作させるものであればどのようなものであってもよい。
また、刃抜き取り機構は、コイルスプリングS3のみを主体に構成されるものであってもよい。すなわち、前記コイルスプリングS1を配さない場合であっても、コイルスプリングS3の下方への付勢力によって第1のリンクメンバ61が下方に回動し、この回動動作によってドライブシャフト36が下方に押し下げられ、その結果として刃ユニット3が待機位置まで退避するようにすればよい。
インナーカムは、アームが直接係止壁に当接するものに限られず、アームの先端に設けられた軸状の突起を有するものであってもよい。この場合、前記軸状の突起が前記係止壁の下面に該インナーカムが初期姿勢から回動姿勢まで回動するようにすればよい。
第2のリンクメンバとレバープレートは、それぞれ別体として設けられるものであってもよく、さらに、第2のリンクメンバの下側の支軸とレバープレートの支軸とは、それぞれベース部に回転可能に軸支されるものであれば、それらの支軸を共通とするものには限られない。
窓カバーは、本実施形態においては、切込刃の上方が開放されるように設定していたが、土手状の壁が比較的低い場合には、使用者の安全確保のため、切込刃の上方も覆う位置までしか開かないように設定するのがよい。
また、スライド部材の突没方向は、本実施形態に示す上下方向に限られず、例えば、上下を逆向きにして、抜き刃及び切込刃の突出側を下方とし、没入側を上方として使用することも可能である。
その他、本発明の趣旨を損ねない範囲で種々に変更してよい。
P…用紙
P1…打ち抜き孔
P11…切起片
P2…カット孔
1…綴じ機
2…ベース部
31…スライド部材
32…抜き刃
322、323…刃本体
33…切込刃
(N)…待機位置
(C)…穿孔位置
35…隙間
4…パンチ台
411、422…刃貫通孔
421…窓
425…壁
43…窓カバー
5…操作レバー
7…刃駆動機構
8…刃打ち込み機構
9…刃抜き取り機構
I1…位置決め部

Claims (7)

  1. 複数枚の用紙に抜き刃を用いて打ち抜き孔を形成するとともに切込刃を用いてカット孔を形成し、その打ち抜き孔から切り起こされた切起片を前記切込刃に設けられた窓に挿入した状態で当該切込刃を用紙から抜き取り、前記切起片を前記カット孔に挿通させることによりそれら複数枚の用紙を相互に綴じることができるようにした綴じ機であって、
    待機位置から一時的に突出側に移動することによって前記打ち抜き孔及びカット孔を形成するための抜き刃及び切込刃と、前記抜き刃及び切込刃を前記待機位置で収容するベース部と、このベース部の外面側に用紙を挿入するための隙間を介して配されたパンチ台とを備えてなり、
    前記パンチ台が、前記抜き刃及び切込刃が挿入可能な刃貫通孔と、この刃貫通孔を通して前記用紙並びに待機位置から一時的に突出側に移動した切込刃の窓に挿入された前記切起片を視認可能な窓とを有するものであり、
    前記パンチ台の窓が、透明な窓カバーによって覆われたものであり、
    前記窓カバーが、前記窓に開閉可能に取り付けられており、
    前記窓カバーは、開放した際に前記抜き刃及び切込刃に使用者の手が届かないように、一定の位置で前記窓カバーの開放が止まるように設定されていることを特徴とする綴じ機。
  2. 前記ベース部に操作レバーに加えられる操作力を利用して前記抜き刃及び切込刃を突没方向に動作させる刃駆動機構を設けている請求項1記載の綴じ機。
  3. 前記刃駆動機構が、前記抜き刃及び切込刃を保持し前記ベース部に対して突没方向に昇降可能なスライド部材と、このスライド部材を前記操作レバーに加えられる操作力により前記抜き刃及び切込刃が用紙を貫通する穿孔位置まで突出側へ動作させる刃打ち込み機構と、前記スライド部材を前記抜き刃及び切込刃が用紙から抜き取られる前記待機位置まで復帰させる刃抜き取り機構とを備えている請求項2記載の綴じ機。
  4. 前記抜き刃が、その先端縁に前記打ち抜き孔に対応する形状をなす刃先を有するとともに、その側端縁に前記打ち抜き孔の基端を成形する刃先を有するものである請求項1、2または3記載の綴じ機。
  5. 前記用紙挿入用隙間に挿入された用紙が当接する部位に、前記用紙の角部を当接させることにより用紙の位置決めを行う位置決め部を形成している請求項1、2、3または4記載の綴じ機。
  6. 前記位置決め部が、前記当接する部位を平面視略直角二等辺三角形状に切り欠いて形成されたものである請求項5記載の綴じ機。
  7. 前記パンチ台が、前記刃貫通孔から前記用紙の切り粉が落ちることを抑制する壁を備えている請求項1、2、3、4、5または6記載の綴じ機。
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