JP4103765B2 - ステープラーのステープル脚切断機構 - Google Patents

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本発明は、コ字形に成形されたステープルを綴じ用紙に向けて打ち出して綴じ用紙の裏面側に貫通したステープル脚を綴じ用紙の裏面に沿って折り曲げるようにしたステープラーに関し、特に、綴じ用紙の裏面側へ貫通したステープルの脚部を綴じ用紙の厚さに応じて切断するようにしたステープル脚の切断機構を備えたステープラーのステープル脚切断機構に関するものである。
通常、複数枚の綴じ用紙を束ねて綴るようにしたステープルでは、綴じ用紙の綴じ合わせ枚数に対応させて脚長さを変えた数種類のステープルが用意されており、綴じ用紙の厚さに応じた脚長さのステープルをステープラーに装填して使用するようにしている。しかしながら、綴じ合わせする綴じ用紙の厚さが頻繁に変わる場合に、そのたびにいちいちその綴じ用紙の厚さに対応したステープルを装填し直すわけにはいかないので、通常ステープラーには、そのステープラーによって綴じることのできる最大厚さの綴じ用紙に対応したステープル脚長さのステープルが装填されている。このため、このステープラーによって最大厚さより薄い綴じ用紙を綴る場合には、ステープル脚の綴じ用紙の裏面側へ貫通される長さが長くなり、クリンチャ機構によってこのステープル脚が屈曲される際にステープル脚の先端が綴じ用紙を再貫通して表面側へ突出してしまう現象が発生することがある。
複写機等に内蔵されて複写された用紙を束ねて綴じ合わせするようにしたステープラー等においては、上記のように薄い綴じ用紙を綴るときにステープル脚が綴じ用紙の表面側へ突出してしまうことを防止するために、綴じ用紙の裏面側に突出したステープル脚の長さがほぼ一定となるように、綴じ用紙を貫通したステープル脚の先端部分を切断するようにしたステープル脚切断機構を備えたステープラーが提案されている。このステープル脚切断機構では、綴じ用紙の裏面側に貫通したステープル脚を綴じ用紙の裏面に沿って屈曲させる可動クリンチャと、この可動クリンチャと対向して配置されている固定カッタとによって構成されており、綴じ用紙を貫通した後のステープル脚の先端部分を可動クリンチャに形成した可動切断縁と固定カッタの固定切断縁とによって切断するようにしたもので、ステープル脚の可動クリンチャによる折り曲げと同時にステープル脚の先端を切断させるようにしている。
特公平2−21922号公報
また、綴じ用紙を貫通したステープル脚と係合してこれを綴じ用紙の裏面に沿って屈曲させる可動クリンチャの下方に、ステープル脚の貫通方向と略直交する方向に移動可能であり綴じ用紙を貫通したステープル脚と係合する第1の切断縁が形成された可動切断部材を設け、この可動切断部材の移動を案内するようにした固定切断部材に、前記可動切断部材の第1の切断縁と協働してステープル脚を切断する固定切断部材に形成した第2の切断縁を形成したステープル脚切断機構も提案されている。このステープル脚切断機構では、綴じ用紙を貫通したステープル脚を前記可動及び固定の各々の切断部材に形成した第1及び第2の切断縁と係合させて、可動切断部材を固定切断部材に沿って移動させることによってステープル脚の先端部分を切断し、その後に可動クリンチャ機構によってステープル脚を綴じ用紙の裏面に沿って屈曲させるようにしている。
実公平3−25930号公報
しかしながら、前述の可動クリンチャによって、ステープル脚を切断する機構においては、一対の可動クリンチャの各々が軸止されて回動できるようにする支持されており、この2個の可動クリンチャの可動切断縁と固定切断縁との間でステープル脚を切断させるために、両切断縁間のクリアランス量等の設定に高い寸法精度が要求されるので、部品寸法、加工、及び組立等の精度が要求され、部品コストや製品コストが高くなってしまい、また摩耗等によって切断不良やクリンチ不良等の作動障害が発生するという問題があった。また、切断後のステープル脚の端面に形成されるバリの方向がステープル脚の外側に形成されるため、ステープル綴じした後のステープルに接触して怪我をする恐れがある。
また、可動クリンチャの下方に可動切断部材を設けて、この可動切断部材をステープル脚の貫通方向と略直交する方向に移動させることによって固定切断部材との間でステープル脚を切断するようにしている後者の従来技術では、可動クリンチャと可動切断部材とを同一の平面上に配置しなければならないため、可動クリンチャのステープル脚と係合する部分の長さを大きく形成することができず、従ってステープル脚のクリンチ形状を安定した形状に屈曲されることができないという問題が発生していた。また、ステープル脚の切断端部に決断時に形成されるバリの方向が、ステープルの側面方向に形成されるようになるため、ステープル綴じした後のステープルに接触して怪我をする恐れがある。
本発明は上記欠点を解決し、可動クリンチャによる安定したクリンチ形状が得られるとともに、切断した後のステープル脚の先端面に形成されるバリによって怪我をする恐れのないステープル脚切断機構を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明に係るステープラーのステープル脚切断機構は、打込機構部によって綴じ用紙に向けて打ち出されて綴じ用紙を貫通されたステープルのステープル脚を、一対の可動クリンチャを待機位置から作動位置へ回動させることによって綴じ用紙の裏面に沿って折り曲げるようにしたステープラーにおいて、一対のステープル脚の間に配置される固定カッターとこの固定カッターに対してステープル脚の外側から内側へ向けて作動される切断縁が形成された一対の可動カッターとからなるステープル切断機構を設け、前記ステープル脚切断機構を打込機構のステープル打出部と対向した可動クリンチャの作動領域内へ進出される位置と、可動クリンチャの作動領域から退避した位置との間でスライド可能に配置し、前記ステープル脚切断機構を待機位置に回動させた可動クリンチャの作動領域に進出させて綴じ用紙を貫通したステープル脚を切断し、ステープル脚切断機構を可動クリンチャの作動領域から退避させた後に前記可動クリンチャを作動位置へ回動作動させて所定長さに切断されたステープル脚を綴じ用紙に沿って屈曲させるようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、固定カッターをステープル脚の間に配置させて、可動カッターをステープル脚の外側から内側へ向けて作動させることによってステープル脚の先端部分を切断させるようにしているので、ステープル綴じした状態ではステープル脚の切断面に形成されるバリがステープル脚の内側即ち綴じ用紙面側に向けて形成され、ステープル脚の先端面のバリが綴じ用紙の裏面側に密着した状態で綴じられ、手がステープル脚に接触してもバリと接触することが無く、ステープル脚の切断によって生ずるバリによって怪我をする恐れが無い。
更に、前記ステープル脚切断機構を、可動クリンチャが回動作動する領域であるステープル打出部と対向した位置と、可動クリンチャが回動作動する領域から退避した位置との間で移動可能に配置し、待機位置に回動させた可動クリンチャの間にステープル脚切断機構を進出させた状態で、綴じ用紙を貫通させたステープル脚をステープル脚切断機構によって切断させ、このステープル脚切断機構を可動クリンチャの作動領域から退避させた後に、可動クリンチャによって切断したステープル脚を屈曲させるようにしているので、可動クリンチャのステープル脚との係合される部分の長さを大きく形成することが可能となり、可動クリンチャをステープル脚の先端部と係合させて良好な綴り形状を得ることができる。
可動クリンチャによる安定したクリンチ形状を得るとともに、ステープル脚の先端面に形成されるバリによって怪我をする恐れのないステープル脚切断機構を提供するという目的を、ステープル脚の間に配置される固定カッターとこの固定カッターに対してステープル脚の外側から内側へ向けて作動される切断縁が形成された一対の可動カッターとからなるステープル切断機構を設け、このステープル脚切断機構を打込機構のステープル打出部と対向した可動クリンチャの作動領域内へ進出される位置と、可動クリンチャの作動領域から退避した位置との間でスライド可能に配置させることによって実現した。
以下、本発明の実施例を説明する。図1は本発明のステープル脚切断機構を実施したステープラーであり、このステープラー1の外郭を形成している機枠2内には電動モータとこの電動モータによって回転駆動される駆動機構が収容されており、更に上記機枠2の下部には前記駆動機構によって駆動されてコ字形に成形されたステープルを綴じ用紙に向けて打ち出す打込機構部3が形成されている。この実施例によるステープラー1の打込機構部3は、互いに連結された多数の真直状のステープル材を成形手段によってコ字形のステープルに成形すると共に、打出手段によってこの成形されたステープルを打込機構部3の上方に配置された綴じ用紙に向けて上向きに打ち出すように構成している。更に、前記打込機構部3と対向した機枠2の上部には綴じ用紙の上方側へ貫通したステープル脚を綴じ用紙の上面に沿って折り曲げるクリンチャ機構部4が形成されている。
前記クリンチャ機構部4は先端部が打込機構部3に対して近接及び離反する方向に回動可能に機枠2に対して支持されており、打込機構部3とクリンチャ機構部4との間に綴じ用紙が配置された後、図2に示すようにクリンチャ機構部4が打込機構部3の方向へ作動されて打込機構部3とクリンチャ機構部4との間で綴じ用紙を挟持するように作動される。図3及び図4に示すように、前記クリンチャ機構部4には綴じ用紙を貫通して綴じ用紙の上面側に突出されたステープルの脚と係合してこのステープル脚を綴じ用紙の上面に沿って屈曲させる一対の可動クリンチャ5が各々回動軸6によって支持プレート7に対して回動可能に設けられている。図3及び図4に示すように前記可動クリンチャ5が待機位置に回動されている状態で、打込機構部3から綴じ用紙に向けてステープルSが打ち出され、可動クリンチャ5が図5及び図6に示すように回動軸6を中心として待機位置から作動位置へ回動駆動されることによって、綴じ用紙を貫通したステープル脚S1を綴じ用紙の上面に沿って屈曲させて綴じ用紙の綴りが行なわれる。なお、綴じ用紙の綴りが完了した後はクリンチャ機構部4は再び打込機構部3から離反する方向に作動されて図1に示す初期位置へ作動する。
上記打込機構部3から打ち出されて打込機構部3の上方に配置された綴じ用紙を貫通したステープル脚S1は可動クリンチャ5と係合されて綴じ用紙の面に沿って屈曲されるが、コ字形に成形されたステープル脚S1の長さは一定の長さであるのに対して、綴じられる綴じ用紙の枚数は変動するので、綴じ用紙の裏面側へ貫通されるステープル脚S1の突出長さは綴じ用紙の厚さに応じて変動する。前記クリンチャ機構部4には、綴じ用紙を貫通したステープル脚S1の突出長さを一定にしてステープルSによる良好な綴り状態を形成するために、綴じ用紙を貫通したステープル脚S1を適宜の長さに切断するステープル脚切断機構10が形成されている。
ステープル脚切断機構10は図7に示すように、綴じ用紙を貫通して綴じ用紙の上面側に突出された一対のステープル脚S1の間に配置される固定カッター11と、この固定カッター11の上面に密着した状態で回動軸12を中心として回動可能に支持されている一対の可動カッター13とによって形成されており、固定カッター11と可動カッター13との間に配置されたステープル脚S1を、図8に示すように、前記可動カッター13の切断縁14をステープル脚の外側から内側方向へ向けて作動させるように可動カッター13を回動軸12を中心として回動させることによって、固定カッター11の両側の切断縁15との間でステープル脚S1の先端部分を所定の長さ切断するようにしている。このように可動カッター13の切断縁14をステープル脚S1の外側から内側へ向けて作動させてステープル脚S1の先端部分を切断させることにより、ステープル脚S1の切断された端面に形成されるバリの方向が端面のステープル脚S1の内側即ち綴じ用紙面側に向けて形成されるようになり、ステープルSにより綴じ用紙を綴じた状態でバリが綴じ用紙に密着する方向に配置される。
ステープル脚S1を綴じ用紙に沿って屈曲させる可動クリンチャ5は、前記クリンチャ機構部4の打込機構部3から綴じ用紙に向けてステープルが打ち出されるステープル打出部と対向した位置に形成されており、更に、打込機構部3のステープル打出部と対向した可動クリンチャ5の作動領域には前記上記固定カッター11と可動カッター13とにより構成されているステープル脚切断機構10が配置される。ステープル脚切断機構10の固定カッター11と可動カッター13とを保持しているスライドプレート19が基盤20に対してスライド可能に支持されており、このステープル脚切断機構10の固定カッター11と可動カッター13とが図9及び図10に示すように、可動クリンチャ5が待機位置に回動されている時に前記支持プレート7に形成された開口部8から可動クリンチャ5の作動領域であるステープル打出部へ進出できるようにされている。そして可動クリンチャ5が回動作動される際には、図11及び図12に示すように、ステープル脚切断機構10を可動クリンチャの作動領域から退避させるようにしており、これによって可動クリンチャ5とステープル脚切断機構10とが干渉しないようにしている。
前記可動クリンチャ5が図3及び図4に示すように待機位置に回動されているときに、図9及び図10に示すように、ステープル脚切断機構10の固定カッター11と可動カッター13との各々の切断縁14、15が支持プレート7に形成されている開口部8を貫挿して前方へ突出され、待機位置に回動されている一対の可動クリンチャ5の間に進入されてステープル打出部に対向して配置され、打込機構部3のステープル打出部から打ち出されて綴じ用紙を貫通したステープル脚S1の先端部を前記ステープル脚切断機構10によって切断した後に、図11及び図12に示すように、可動クリンチャ5の間からステープル脚切断機構10を退避作動させて、可動クリンチャ5を回動作動させて所定長さに切断されたステープル脚S1を綴じ用紙の裏面に沿って折り曲げて綴じ用紙を綴じ込むように作動する。
なお、ステープル脚切断機構10によって切断された切断屑が、ステープラーの駆動機構等や部品の隙間に進入して駆動機構等に作動障害等が発生するのを防止するために、ステープル切断機構10の固定カッター11と可動カッター13とによって切断された切断屑は、固定カッター11の切断縁15の後方側に形成されている開口16を経由してステープル脚切断機構10の下面側に形成されているシュート17上に落下されるようにされており、このシュート17によって機枠2の側面に形成されている屑ケース18内に誘導されて屑ケース18内に貯められるようにされている。
以下、上記実施例の作動状態を説明する。初期状態では図1に示すようにクリンチャ機構部4が打込機構部3に対して上方に作動された状態に配置されており、打込機構部3の上面とクリンチャ機構部4の下面との間に綴じ用紙を挿入できるように間隙が形成されている。また、クリンチャ機構部4の可動クリンチャ5は図4に示すように待機位置に回動作動されており、ステープル脚切断機構10は図11及び図12に示す退避位置へ作動されている。
前記打込機構部3とクリンチャ機構部4との間に綴じ用紙が配置されると図2に示すようにクリンチャ機構部4が打込機構部3の方向に作動されてクリンチャ機構部4と打込機構部3との間で綴じ用紙を挟持させる。これと同期してステープル脚切断機構10が前方へスライド移動されて図8及び図9に示すように固定カッター11と可動カッター13の切断縁14、15が打込機構部3のステープル打出部と対向した位置に配置される。この後、打込機構部3のステープル打出機構によってコ字形に成形されたステープルが打込機構部3とクリンチャ機構部4との間で挟持されている綴じ用紙に向けて打ち込まれ、一対のステープル脚S1が綴じ用紙を貫通して綴じ用紙の上面側に配置されている固定カッター11の両側に配置される。
打込機構部3によりステープルSの打込みが完了した時点で、図8及び図13に示すように、ステープル脚切断機構10の一対の可動カッター13が回動軸12を中心として回動作動されて、これにより可動カッター13の切断縁14と固定カッター11の切断縁15によってステープル脚S1の先端部が切断される。ステープル脚切断機構10の固定カッター11と可動カッター13とは綴じ用紙の上面から一定の位置に配置されているので、固定カッター11と可動カッター13によって先端が切断された後のステープル脚の長さは常に一定の長さになる。また、このときステープル脚の基部側の内側面が固定カッター11の切断縁15によって支持されて、ステープル脚の先端側の部分が可動カッター13の切断縁14によって外側から内側へ向けて移動されて切断されるので、ステープル脚の切断面に形成されるバリがステープル脚S1の内側即ち綴じ用紙面側に向けて形成されることになる。
ステープル脚切断機構10によりステープル脚S1の先端部分の切断が終了した後に、ステープル脚切断機構10は図11及び図12に示すようにステープル打出部と対向した位置すなわち可動クリンチャ5の作動領域から退避作動され、これによって可動クリンチャ5が回動できるようになり、図5及び図6に示すように回動クリンチャ5が回動軸6を中心として回動作動されて所定の長さに切断されたステープル脚を綴じ用紙の上面に沿って屈曲させて一連のステープル綴じ作動が完了する。
なお、ステープル脚切断機構10が図11及び図12に示す待機位置に配置されたときに、固定カッター11の後方側に形成された開口16を介して可動カッター13によって切断されたステープル脚の切断屑がステープル脚切断機構10の下面側に形成されているシュート17上に落下され、シュート17によって誘導された切断屑が機枠2の側面に形成されている屑ケース18内に誘導されて貯められる。
上記のように、ステープル脚切断機構10によって切断された後のステープル脚S1の長さを常に一定の長さになるようにステープル脚S1の先端を切断しているので、薄い綴じ用紙を綴じた場合でもステープル脚S1の先端が綴じ用紙を再貫通して表面側に突出してしまうことがなく安定した綴じ状態が維持できる。また、ステープル脚S1の切断面に形成されるバリがステープル脚S1の内側即ち綴じ用紙面側に向けて形成されるので、ステープル綴じした状態ではステープル脚S1の先端面のバリが綴じ用紙の裏面側に密着した状態で綴じられ、ステープル綴じした後のステープル脚S1に手が接触してもバリと接触することが無く、ステープル脚S1の切断によって生ずるバリによって怪我をする恐れが無い。
更に、前記ステープル脚切断機構10を、可動クリンチャ5が回動作動する領域であるステープル打出部と対向した位置と、可動クリンチャ5が回動作動する領域から退避した位置との間でスライド移動可能に配置し、退避位置に回動させた可動クリンチャ5の間にステープル脚切断機構10を進出させてステープル脚を切断した後にステープル脚切断機構10を可動クリンチャ5の間から退避させて、可動クリンチャ5によって切断したステープル脚を屈曲させるようにしているので、可動クリンチャ5のステープル脚S1との係合部分の長さを大きく形成することが可能となり、可動クリンチャをステープル脚S1の先端部と係合させて安定した綴り形状を形成させることができる。
本発明のステープル脚切断機構を実施したステープラーの側面図 クリンチャ機構部が作動した状態の図1と同じステープラーの側面図 可動クリンチャが待機位置へ作動した状態のクリンチャ機構部の正面図 図3と同じ状態のクリンチャ機構部の斜視図 可動クリンチャが作動位置へ回動された状態のクリンチャ機構部の正面図 図5と同じ状態のクリンチャ機構部の斜視図 固定カッターと可動カッターの間にステープル脚を受け入れ可能な状態のステープル脚切断機構の平面図 可動カッターを回動作動してステープル脚を切断した状態のステープル脚切断機構の平面図 ステープル打出部へ進出されたステープル脚切断機構の側面図 図8と同様の状態のステープル脚切断機構の斜視図 ステープル打出部から退避位置へ作動したステープル脚切断機構の側面図 図10と同様の状態のステープル脚切断機構の斜視図 ステープルを切断した状態のステープル脚切断機構の斜視図
符号の説明
1 ステープラー
3 打込機構部
4 クリンチャ機構部
5 可動クリンチャ
10 ステープル脚切断機構
11 固定カッター
13 可動カッター
14 切断縁
15 切断縁

Claims (1)

  1. 打込機構部から綴じ用紙に向けて打ち出されたステープルの綴じ用紙を貫通したステープル脚を、一対の可動クリンチャを待機位置から作動位置へ回動させることによって綴じ用紙の裏面に沿って折り曲げるようにしたステープラーにおいて、一対のステープル脚の間に配置される固定カッターとこの固定カッターに対してステープル脚の外側から内側へ向けて作動される切断縁が形成された一対の可動カッターとからなるステープル切断機構を設け、前記ステープル脚切断機構を打込機構のステープル打出部と対向した可動クリンチャの作動領域内へ進出される位置と、可動クリンチャの作動領域から退避した位置との間でスライド可能に配置し、前記ステープル脚切断機構を待機位置に回動させた可動クリンチャの作動領域に進出させて綴じ用紙を貫通したステープル脚を切断し、ステープル脚切断機構を可動クリンチャの作動領域から退避させた後に前記可動クリンチャを作動位置へ回動作動させて所定長さに切断されたステープル脚を綴じ用紙に沿って屈曲させるようにしたことを特徴とするステープラーのステープル脚切断機構。
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