JP4954312B2 - 綴じ装置の舌片カッター、および綴じ装置 - Google Patents

綴じ装置の舌片カッター、および綴じ装置 Download PDF

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Description

本発明は、金属製の針を使用せずに書類等の綴じ対象物を綴じる綴じ装置の舌片カッター、および綴じ装置に関する。
金属製の針を使用せずに書類等の綴じ対象物に切り込みを入れて舌片とスリットとを形成し、その舌片をスリットに通すことにより書類を綴じる綴じ装置として、例えば、舌片とスリットを形成する薄板状の2つのカッター(第1および第2ポンチ)と、形成した舌片を折り曲げてスリットに差し込む回動爪とを用いた装置や(例えば、特許文献1参照。)、舌片を形成するカッターに回動爪の機能を持たせた装置が提案されている(例えば、特許文献2,3参照。)。
特開平8−300847号公報 特表平9−512241号公報 特開2008−110468号公報
しかし、前記特許文献1に記載された綴じ装置の舌片カッター(第1ポンチ)は、薄板状のまま書類等の綴じ対象物に切り込みを入れ、舌片を形成するので、長期間使用等すると、カッター先端が広がる等して、切り口が安定しない、という課題がある。
また、前記特許文献2,3の装置では、舌片カッターを厚板状に一体成形して回転爪の機能も持たせているので、前記特許文献1の舌片カッターのように、カッター先端が広がるという不具合は生じ難いものの、厚板状に一体成形していることからカッター先端を鋭利に製造することが困難であり、長期間使用等すると、カッター先端が磨耗し易く、舌片の切り口が毛羽立ったり、粗くなり、切り口が安定しない、という課題がある。
そこで、本発明は、製造コストをかけずに、舌片の切り口が安定する綴じ装置の舌片カッター、および綴じ装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明の綴じ装置の舌片カッターは、綴じ対象物に切り込みを入れて舌片を形成し、形成した舌片をスリットカッターにより形成されたスリットに通すことにより、綴じ対象物を綴じる綴じ装置の舌片カッターであって、薄板先端に前記舌片を形成するための刃部が形成された薄板刃先端部を有する薄板刃本体と、前記薄板刃本体の内側に挿入されるスペーサ本体と、を有し、前記薄板刃先端部における前記刃部の反対側には、前記刃部の方向に窪んだ凹部が形成されている一方、前記凹部に相当する前記スペーサ本体における箇所には、前記凹部に嵌る第1の凸部が形成されている、綴じ装置の舌片カッターである。
ここで、前記綴じ装置の舌片カッターにおいて、前記凹部および前記第1の凸部の形状は、ほぼ半円形状である、ようにすると更に良い。
また、前記綴じ装置の舌片カッターにおいて、前記スペーサ本体の基部の前方には、前記薄板刃本体の基部よりも前方に突出し、かつ、前記スペーサ本体より厚くなり、前記薄板刃本体の基部を前方から支持する第2の凸部が形成されている、ようにすると更に良い。
また、前記綴じ装置の舌片カッターにおいて、前記スペーサ本体の基部の後方には、前記薄板刃本体の基部よりも後方に突出し、かつ、前記スペーサ本体より厚くなり、前記薄板刃本体の基部を後方から支持する第3の凸部が形成されている、ようにすると更に良い。
また、本発明の綴じ装置は、前述のいずれかの綴じ装置の舌片カッターと、前記綴じ装置の舌片カッターにより形成された舌片を通すスリットを形成するスリットカッターと、を有し、前記綴じ装置の舌片カッターにより綴じ対象物に舌片を形成し折り曲げ、前記スリットカッターにより形成されたスリットに通すことにより前記綴じ対象物を綴じる、ことを特徴とする綴じ装置である。
本発明の綴じ装置の舌片カッター、および綴じ装置では、少なくとも、薄板先端に前記舌片を形成するための刃部が形成された薄板刃先端部を有する薄板刃本体と、前記薄板刃本体の内側に挿入されるスペーサ本体と、を有し、前記薄板刃先端部における前記刃部の反対側には、前記刃部の方向に窪んだ凹部が形成されている一方、前記凹部に相当する前記スペーサ本体における箇所には、前記凹部に嵌る第1の凸部が形成されているので、製造コストをかけずに、舌片の切り口を安定させることができる。
(a),(b)、それぞれ、実施の形態1の綴じ装置の舌片カッターの外観の一例を示す前方斜視図、後方斜視図である。 図1に示す実施の形態1の綴じ装置の舌片カッターの分解斜視図である。 (a)〜(e)、それぞれ、実施の形態1の綴じ装置の舌片カッターの正面図、上面図、左側面図、右側面図、底面図である。 図3に示す実施の形態1の綴じ装置の舌片カッターのA−A線断面図である。 (a),(b)、それぞれ、実施の形態2の綴じ装置の外観の一例を示す前方斜視図、後方斜視図である。 図5に示す実施の形態2の綴じ装置の分解斜視図である。
実施の形態1.
まず、本発明の実施の形態1として、綴じ装置の舌片カッター1の一例について説明する。
図1(a),(b)は、それぞれ、実施の形態1の舌片カッター1の外観の一例を示す前方斜視図、後方斜視図、図2は、図1に示す実施の形態1の舌片カッター1の分解斜視図、図3(a)〜(e)は、それぞれ、図1に示す実施の形態1の舌片カッター1の正面図、上面図、左側面図、右側面図、底面図、図4は、図1に示す実施の形態1の舌片カッター1のA−A線断面図である。
図1〜図3等に示すように、本実施の形態1の舌片カッター1は、薄板刃本体11と、スペーサ本体12とを有する。
薄板刃本体11は、例えば、ステンレス等の金属や合金等の薄板を所定形状にカット後、ほぼU字状に折り曲げて形成されるもので、薄板先端に書類等の綴じ対象物に切り込みを入れる刃部111aが形成された薄板刃先端部111と、当該薄板刃先端部111より幅が狭い薄板刃胴部112と、薄板刃胴部112と連続し軸孔113aが形成された薄板刃基部113とを有する。なお、本実施の形態では、書類等を綴じ対象物としているが、書類等は一例であり、薄手のプラスティック等も綴じ対象物としても勿論よい。
そして、薄板刃先端部111における刃部111aの反対側には、刃部111aの方向に半円形状に窪んだ凹部111bが形成されている。
一方、スペーサ本体12は、U字状に折り曲げて形成された薄板刃本体11の内側に挿入されるもので、樹脂等から構成され、薄板刃本体11の薄板刃先端部111、薄板刃胴部112、薄板刃基部113に対応する、スペーサ先端部121と、スペーサ胴部122と、スペーサ基部123とを有する。
スペーサ先端部121には、薄板刃先端部111の凹部111bに相当する箇所に、凹部111bに嵌る、ほぼ半円形状の第1の凸部121aが形成されている。
また、スペーサ基部123には、薄板刃基部113の軸孔113aに相当する位置に、軸孔113aより若干大きい径の軸孔123aが形成されている。
そして、本実施の形態1では、スペーサ基部123の前方には、薄板刃本体11の薄板刃基部113よりも前方に突出し、スペーサ本体12より厚くなり、薄板刃基部113を前方から支持する第2の凸部123bが形成されている。なお、第2の凸部123bの下方には、回動した綴じ装置の舌片カッター1を戻すためのスプリング14(後述の図6等参照。)が嵌るスプリング用凸部123dが形成されている。
また、本実施の形態では、スペーサ基部123側の後方には、薄板刃本体11の薄板刃基部113よりも後方に突出し、スペーサ本体12より厚くなり、薄板刃基部113を後方より位置決めする第3の凸部123cが形成されている。
そして、本実施の形態1では、スペーサ本体12に設けられたこれら第1の凸部121a、第2の凸部123b、および第3の凸部123cの側面と、薄板刃先端部111の側面とをほぼ面一にしている。なお、面一でなくても、これら第1〜第3の凸部121a〜123cの側面が薄板刃先端部111の側面より突出していなければ良い。
次に、図4を参照して、本実施の形態の薄板刃本体11に設けた凹部111bと、スペーサ本体12に設けた第1の突出部121aとによる、薄板刃本体11の開き防止機能について説明する。
図4に示すように、薄板刃先端部111に形成した刃部111aは、実施の形態2にて説明する下側押え台40(後述の図6等参照。)のカッター通し孔40a周縁との間の隙間をなるべく小さく設定すると、綴じ対象物に対し容易、且つ、確実に切り込みを入れることが可能になるので、図1〜図4に示すように、薄板刃先端部111の裏と表への両面の刃付けではなく、彫刻刀のように外側から内側に傾斜した片面に刃付けをした刃部111aを形成している。
刃部111aは、舌片形成時には、図4に示すように、綴じ対象物から抵抗力F,F’を受け、薄板刃先端部111には、外側に開こうとする力N,N’が発生する。
ところで、薄板刃本体11は、その薄板の厚みをなるべく薄くしないと、U字形状に折り曲げることが困難になるので、一般的に、0.5mm〜0.6mm程度の薄板を使用している。
そのため、薄板刃本体11が、舌片形成時に、綴じ対象物から外側に開こうとする力N,N’を受けると、薄板刃先端部111が外側に変形し、場合によっては、元の形状に戻り切れず、薄板刃先端部111が受け側の下側押え台40(後述の図6参照。)のカッター通し孔40a周縁に接触する可能性がある。特に、薄板刃本体11は、長期間使用すると、径時変化により、薄板刃本体11のバネ性が除々に弱くなり、薄板刃先端部111が開き易くなる。
そこで、本実施の形態では、薄板刃先端部111における刃部111aの反対側にほぼ半円形状の凹部111bを設ける一方、スペーサ先端部121に薄板刃先端部111の凹部111bの半円形状に合わせた第1の凸部121aを設け、薄板刃先端部111の凹部111bと、スペーサ本体12の第1の凸部121aとの間の摩擦力M,M’により、薄板刃本体11が開こうとする力N,N’を止めようとするものである。
つまり、本実施の形態では、舌片形成時に、薄板刃先端部111の刃部111aが綴じ対象物から抵抗力F,F’を受けると、薄板刃先端部111はスペーサ本体12の第1の凸部121aから反発力H,H’を受け、刃部111aに開こうとする力N,N’が発生するが、刃部111aとは反対側の凹部111bがスペーサ先端部121の第1の凸部121aから反発力として垂直抗力H,H’を受けるので、広がろうとする力N,N’の反対方向にそれぞれ静止摩擦力M,M’が発生し、この静止摩擦力M,M’により、薄板刃先端部111の開きを防止する。
ここで、一般的に、静止摩擦力M(M’)=垂直抗力H(H’)×摩擦係数μである。そのため、舌片形成時に薄板刃本体11の先端に綴じ対象物から受ける抵抗力FとF’が大きくなればなるほど、反発力である垂直抗力H,H’も大きくなる。つまり、摩擦係数μが一定の場合、垂直抗力H,H’が大きくなればなるほど、静止摩擦力M,M’は大きくなるので、綴じ対象物を綴じるときほど、薄板刃先端部111の開きをより防止することができる。
従って、本実施の形態1の舌片カッター1では、舌片形成時、薄板刃先端部111の凹部111bと、スペーサ本体12の第1の凸部121aとの間の静止摩擦力M,M’により、薄板刃本体11の薄板刃先端部111が外側に広がることを確実に防止することができる。
特に、本実施の形態1の舌片カッター1では、舌片形成時や、形成した舌片を折り曲げる際に、薄板刃本体11の刃部111aが綴じ対象物から受けた抵抗力F,F’を、凹部111bを介してスペーサ本体12の第1の凸部121aが直接受けるので、薄板刃先端部111が薄板刃基部113の方向へ折れ曲がること等も防止することができる。
また、本実施の形態1の舌片カッター1では、薄板刃先端部111の凹部111bと、スペーサ本体12の第1の凸部121aとの形状を、それぞれ嵌り合う半円形状に形成しているので、舌片形成時や、形成した舌片を折り曲げる際に、薄板刃先端部111が綴じ対象物から様々な方向(角度)から抵抗力F,F’を受けても、分散して均一に支持することができる。
また、本実施の形態1の舌片カッター1では、スペーサ基部123に第2の凸部123bおよび第3の凸部123cを設けているので、薄板刃先端部111が綴じ対象物に対し切り込みをいれる際、薄板刃本体11が綴じ対象物から受ける抵抗力F,F’を、第1の凸部121aだけでなく、第2の凸部123bおよび第3の凸部123cを介してスペーサ本体12でも受けるので、その抵抗力F,F’を舌片カッター1全体で受けることができると共に、薄板刃本体11がスペーサ本体12からずれることも防止することができる。さらに、薄板刃本体11にスペーサ本体12を挿入あるいは嵌める際に、スペーサ本体12の第2の凸部123bおよび第3の凸部123cがガイドあるいは位置決めの役目を果たすので、薄板刃本体11の軸孔113aとペーサ本体12の軸孔123aの位置等を容易に位置合わせすることができる。
なお、本実施の形態1の舌片カッター1では、薄板刃本体11を、上述のような薄板刃先端部111、薄板刃胴部112、薄板刃基部113を有するものとして説明したが、本発明では、これに限らず、薄板先端に舌片を形成するための刃部111aが形成された薄板刃先端部を有するものであれば、上述のものに限定されるものではなく、例えば、薄板刃胴部112を省略した形状のものでも、薄板刃本体11をU字状に折り曲げたものでなくても、さらには薄板を折り曲げ後に所定形状にカットして薄板刃本体11を形成したようなものでも勿論良い。
また、本実施の形態1の舌片カッター1では、薄板刃先端部111の凹部111bと、スペーサ本体12の第1の凸部121の形状を、嵌り合うほぼ半円形状として説明したが、本発明では、これに限らず、薄板刃先端部111が綴じ対象物を切断する際に、その綴じ対象物から受ける反力や静止摩擦力により、薄板刃本体11の薄板刃先端部111が外側に広がることを防止することができるのであれば、半円形状に限らず、円形状や、楕円形状、半楕円形状、正方形、長方形、三角形等、互いに嵌り合う形状であれば良い。
また、本実施の形態1の舌片カッター1では、スペーサ本体12には、スペーサ先端部121に第1の凸部121aを設けると共に、スペーサ基部123に、第2の凸部123bと、第3の凸部123cとを設けて説明したが、本発明では、これに限らず、第2の凸部123bと第3の凸部123cの双方を省略しても良いし、さらには第2の凸部123bまたは第3の凸部123cのいずれか一方を省略するようにしても勿論よい。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2として、実施の形態1の舌片カッター1を使用した綴じ装置2の一例について説明する。
図5(a),(b)は、それぞれ、実施の形態1の舌片カッター1を使用した本発明に係る綴じ装置2の外観の一例を示す前方斜視図、後方斜視図である。
図5(a),(b)に示すように、本発明に係る綴じ装置2は、レバー部20と、上側押え部30と、下側押え部40と、台座部50と、を有する。なお、実施の形態1の舌片カッター1は、次の図6に示すように台座本体51上に設けられるが、図5では、下側押え部40に隠れ、現れていない。
図6は、図5に示す実施の形態2の綴じ装置2の一例の分解斜視図である。
図6において、図5に示す実施の形態2の綴じ装置2は、まず、レバー部20を構成する樹脂製のレバーカバー21および金属製等のレバー本体22と、レバーカバー21とレバー本体22とを留めるピン23と、書類等の綴じ対象物を上方から押える上側押え部30と、スプリング31と、綴じ対象物を下方から押える下側押え部40と、台座部50を構成する台座本体51および軸受け部付き台座カバー52と、回動軸53とを有する。
さらに、実施の形態2の綴じ装置2では、下側押え部40の中であって台座本体51上に、薄板刃本体11とスペーサ本体12とからなる一対の実施の形態1の舌片カッター1と、舌片カッター1を台座本体51に回動可能に取付けるためのピン13と、スペーサ本体12のスプリング用凸部123d(図1〜図3参照。)に嵌り、回動した舌片カッター1を回動前の状態に戻すためのスプリング14と、舌片を挿入するスリットを形成するためのスリットカッター15と、降下した下側押え部40等を上昇させ元に戻すためのスプリング16とを有する。なお、スリットカッター15は、綴じ装置の舌片カッター1と同様に、独立させて2つ設けるようにしても勿論よい。
そして、実施の形態2の綴じ装置2の組立て時には、ピン23は、レバー本体22のピン孔22aと、上側押え部30のピン孔30aとに通して、レバー部20に上側押え部30を取付ける一方、回動軸53は、軸受け部付き台座カバー52の軸孔52a、レバー本体22の軸孔22bとに通してレバー部20を台座部50に取付ける。
なお、実施の形態2の綴じ装置2の動作は、前述の特許文献2,3等のものとほぼ同様であるが、簡単に説明する。
つまり、上側押え部30と、下側押え部40との間に、綴じ対象物である書類等を挿入してレバー部20を押し下げると、下側押え部40に形成されたカッター通し孔40a(図6参照)から、それぞれ、本実施の形態の舌片カッター1が上昇して、書類等に舌片を形成すると共に、スリットカッター15も上昇して、書類等にスリットを形成する。
さらに、レバー部20を押し下げると、綴じ装置の舌片カッター1が回動して、形成した舌片をスリットカッター15の開口部15a(図6参照)に挿入する。
そして、押し下げたレバー部20を戻すと、上昇および回動した舌片カッター1が戻ると共に、上昇したスリットカッター15が開口部15aに舌片部を挟んだまま戻り、舌片カッター1が形成した舌片部を、スリットカッター15が形成したスリットに通して、書類等を綴じることになる。
従って、本実施の形態2の綴じ装置2によれば、実施の形態1の舌片カッター1を利用して、金属製の針を使用せずに書類等の綴じ対象物に切り込みを入れて舌片とスリットとを形成し、その舌片をスリットに通すことにより、金属製の針を使用せずに書類等を綴じることができる。
なお、本実施の形態2の綴じ装置2では、舌片カッター1を2つ設けて説明したが、これはあくまで一例であり、本発明では、舌片カッター1が1つでも、あるいは3つ以上設けられていても勿論よい。また、本実施の形態2では、綴じ装置2に、2つの舌片カッター1に角度をもたせて対向させ、いわゆるハの字に配置しているが、これもあくまで一例であり、本発明では、複数の綴じ装置の舌片カッター1を一直線上に配置しても、さらには平行に配置するようにしても勿論よい。
本発明に係る綴じ装置の舌片カッターおよび綴じ装置によれば、製造コストをかけずに、舌片の切り口が安定するので、金属製の針を使用せずに書類等の綴じ対象物を綴じる、環境に優しいエコな綴じ装置の舌片カッターおよび綴じ装置として産業上の利用可能性があり、特に、金属製の針を使用できない食品業界等の分野や、綴じた書類等をそのままシュレッダーにより廃棄する分野等で産業上の利用可能性が大きい。
1 舌片カッター
11 薄板刃本体
111 薄板刃先端部
111a 刃部
111b 凹部
112 薄板刃胴部
113 薄板刃基部
113a 軸孔
12 スペーサ本体
121 スペーサ先端部
121a 第1の凸部
122 スペーサ胴部
123 スペーサ基部
123a 軸孔
123b 第2の凸部
123c 第3の凸部
15 スリットカッター
2 綴じ装置
20 レバー部
30 上側押え部
40 下側押え部
50 台座部

Claims (5)

  1. 綴じ対象物に切り込みを入れて舌片を形成し、形成した舌片をスリットカッターにより形成されたスリットに通すことにより、綴じ対象物を綴じる綴じ装置の舌片カッターであって、
    薄板先端に前記舌片を形成するための刃部が形成された薄板刃先端部を有する薄板刃本体と、
    前記薄板刃本体の内側に挿入されるスペーサ本体と、を有し、
    前記薄板刃先端部における前記刃部の反対側には、前記刃部の方向に窪んだ凹部が形成されている一方、
    前記凹部に相当する前記スペーサ本体における箇所には、前記凹部に嵌る第1の凸部が形成されている、綴じ装置の舌片カッター。
  2. 請求項1記載の綴じ装置の舌片カッターにおいて、
    前記凹部および前記第1の凸部の形状は、ほぼ半円形状である、綴じ装置の舌片カッター。
  3. 請求項1または請求項2記載の綴じ装置の舌片カッターにおいて、
    前記スペーサ本体の基部の前方には、
    前記薄板刃本体の基部よりも前方に突出し、かつ、前記スペーサ本体より厚くなり、前記薄板刃本体の基部を前方から支持する第2の凸部が形成されている、綴じ装置の舌片カッター。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一の請求項に記載の綴じ装置の舌片カッターにおいて、
    前記スペーサ本体の基部の後方には、
    前記薄板刃本体の基部よりも後方に突出し、かつ、前記スペーサ本体より厚くなり、前記薄板刃本体の基部を後方から支持する第3の凸部が形成されている、綴じ装置の舌片カッター。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか一の請求項に記載の綴じ装置の舌片カッターと、
    前記綴じ装置の舌片カッターにより形成された舌片を通すスリットを形成するスリットカッターと、
    を有し、前記綴じ装置の舌片カッターにより綴じ対象物に舌片を形成し折り曲げ、前記スリットカッターにより形成されたスリットに通すことにより前記綴じ対象物を綴じる、
    ことを特徴とする綴じ装置。
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