JP4507022B1 - 留め具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】留め付けたままの状態で安定するための機能として、ピン側の後端に、ピンの裏側面よりも裏方に出っ張る部分をもつものにした。これにより、留め具は留め付けたままの状態で安定し、同時に紙片もしっかり留め押えできるものになった。
【選択図】 図1
Description
端的に云うならば、留め付けた状態が安定するための手立てをもつものでなかった。
本発明は、二手に折り曲がって挟み合うピン側と押え側(押えとも云う)を有してなる留め具に於いて、留め具を、留め付けた時点の状態のままに安定させるための機能として、ピン側の後端に、ピンの裏側面よりも裏方に出っ張る部分(P2)をもったことを特徴とする留め具である。
因みに、ピン側と押え側の区分(境界)は、ピンの延長線上(図2で示したmの位置)であるとする。
このとき、ピンの裏側面よりも裏方に出っ張った部分は、突き込むピンの傾きを一定にする機能をもつ。ピンを突き込んでいく過程では、前押えに働く挟み押えるバネの反動を受け、ピンを突き込んでいくにつれて、突き込みにかかる抵抗が徐々に強くなり、突き込むことを中止させるブレーキ機能として働く。
尚、ピンの裏側面よりも裏方に出っ張る部分を、図1〜5、10に示すように、ピンの延長を「折り曲げて成す形態」は、前記した基本的な機能に加えて、シンプルである、機能的である、安価でつくれるなどの副次効果をもたらすことから、これを請求項2として請求するものとした。
図2、9、10に示したものは、敢えて、格別の「つまみ代」あるいは「おさえ代」をもたない形のもの、即ち、本発明の基本のかたちを示したものである。
勿論のこと、図2、9、10のものも、つまみ代またはおさえ代を設ければ、更に使い易いものになる。
尚、別部材を付け合せて成す場合、あるいはプラスチック素材を成形して成す場合などは、上記つまみ代は折り曲りに依らないかたちで設けても良い。即ち、つまみもち易い形で正面内側に出っ張る部分を成せば良い。
因みに、裏方に出っ張る部分(後押え)と、正面内側に出っ張る部分(つまみ代)をワンセットで、折り曲りに依らないかたちで設けるのも一案である。
尚、本発明で云う「つまみ代」とは、指の腹に当る程度の幅あるいは面を成すかたちに折り曲った複線部分を成し、その複線部分を正面手前方向に張り出すかたちで設けるものである。
プラスチック素材を成形して成す場合などは、折り曲りに依らない(で上記の幅あるいは面を成す)ものであっても良い。
留め付けるときに於ける、突き込むピンの傾きを一定にする機能、及びブレーキ機能は、留め付けた状態に於いては、図8に示すように、3点で留め付くあるいは留め押える機能として働き、発明の課題を完全に解決するものになった。
ピンと押えとが挟み合うとき、挟み合う部分が互いに向い合う面あるいは向い合う方向を正面あるいは正面方向と云う。云い換えるなら、ピンと押えとが、挟み合う力の作用が反発し合う方向が正面あるいは正面方向である。
ピンと押えとが互いに向い合う側を、内側または正面内側と云う。ピン側について云うとき、正面内側の反対側を裏側と云う。裏側の外を裏方と云う。押え側について云うとき、正面内側の反対側を正面外側またはおもて側または手前側と云う。依って、図4、5に示すおさえ代(P4)は、正面脇方または正面横方に出っ張る部分として表現する。
本発明の説明では、刺し込むとする意味合いも含んで、差し込む、差し入るなどの表現を使用する。
後押えは、図1〜5、9、10に示すように、ピンの裏側面の延長線上(m)よりも裏方に出っ張りを成す部分である。
後押えは、ピンを突き込んでいくときに、段ボール箱の板面を擦って進む部分なので、図に示すように角(かど)張らないようになっているのが良い。
後押えの出っ張りの程度によって、突き込むピンの角度が左右されることになる。
出っ張りが過少であると、突き込み時のブレーキ機能が働かないものになる。また、後押えとして、ピン孔位置から離れた(逸れたあるいは外れた)位置で紙片を留め押える機能も働かないものになる。
出っ張りが過大であると、突き込むピンの角度が大きすぎて、ピンが安定した状態に据え付く所定の長さを突き込むことができないまま、途中で突っ掛って(突き止って)しまうものになる。
但し、本発明では、ストッパーとなるようなかたちは、ブレーキ機能が優先あるいは主導するかたちの中で容認されるものである。
ピンは、先端が段ボールのおもて紙に突き刺さる程度に尖っているものであれば良い。
平線で成したものは、それ自体の形状から、平たく、段ボールの穴目にマッチしてスムーズに突き込むことができるとともに安定した状態に留め付くことができる。穴目に沿わないかたちで突き込む場合であっても、ピン先で裂き切って突き進むので、本発明の用途に適うものである。尚、ピン先の尖りは図10(3)で示すように、諸刃の切っ先にしておくことが大切である。丸線にするか、平線にするかは製作コストとの見合いである。
前押えは、押え側の先端部分で、ピンと挟み合う部分である。前押えは3つの役割りがある。
役割りの1は、前押えの突端(先端)は、図6に示すように、ピン先を段ボール箱に向けて突き立てたとき、突き出ている所定のピン先部分だけが、突き刺さった段階で突き止まる機能、あるいは突き止める機能(即ち、突き止まるに足る形状のヘッドあるいはフェースとなる形状)をもつことである。
尚、図1、5に示すものは、側面図(2)で示すように、ピンに押え付く部分を、ピンに対して平たくクロスするかたちを説明している。また、図1、2、3、5、9、10のものは、側面図(2)で示すように、ピンの正面内側に突合するかたちを説明しているが、これらのかたちに限らず、図4(2)に示すように、ピンを僅かに跨ぐかたち、即ち、ピンの両脇に僅かに行き違うかたちにすれば、更に効果的に挟み押えるものになる。
平線を用いて成す留め具の場合であれば、切断面自体が横幅をもっており、切断面の角(かど)がとれていれば、前項で説明した図1のものの場合と同様の挟み入れ口を成すものになる。また、前押えの部分は、敢えて図1、5のように折り曲げなくても、図1、5のものと同様に、ピンを縦に見る状態でピンに横幅をもって当接する形態のものになる。
ここで説明しておきたいことは、本発明の留め具は、挟み留め具として、ピン側(のピン)と押え側(の前押えの部分)とが挟み合うものとしている。従って、構成を説明するとき「押え側(の前押え)はピンと挟み合う」と説明しているが、図8に示すように留め付けた状態に於いては、前押えは段ボール板の表紙(おもて紙)に阻まれていて、ピンと直接に挟み合ってはいない。また、ピンはピン孔に突っ掛っていて、前押えと離れる方向に向いている。即ち、使用していない状態に於いて、挟み合っている部分は、留め付けた状態に於いて、挟み合っていない。
即ち、本発明は、ピンがピン孔に突っ掛った状態に留め付く作用に働く形態、並びに押え側(の前押え)に働く挟み押えるバネの反動を効率よく受ける形態、並びにピンがピン孔に突っ掛った状態を維持するに足る形態の「後押え」をもったことである。そして、その形態が留め具自体を安定した状態に留め付け、結果として、紙片をしっかり留め押える働きをなすものにしたことである。
前押えに付いて、3つの役割りをもつものとして一括りにしているが、厳密に云うならば、役割りの1と、役割りの3とは直接の係りをもつものではない。図1、2、3、4、5、9、10で示すかたちからすれば、押え側のピン先寄りの先端部分が、ピンに押え付いている或いは挟み合っているように示しているが、これらは、ノーマルな形を以って説明しているものであって、例えば、図3のもので説明するならば、押え側のピン先寄りの先端部分から内に曲り込み、やや内に入った位置、即ち、先端ではなく先端からやや内に入った位置で、ピンに押え付くあるいはピンと挟み合うものであっても良い。
押え側主体部(Q1)は、ピン側の後端につながり、ピン側に間隔をあけ前押えの部分まで延びる部分であって、次の役割りをもつ。
役割りの1、ピン側と挟み合うためのバネをなす部分である。
役割りの2、ピン先寄りの位置に前押えを構成するために、ピン先の位置まで張り渡す部分である。
役割りの3、付け外しの操作のためにつまみもつ基本的な部位である。
役割りの4、前押えに働く挟み押えるバネの反動を後押えに伝える部位である。
図1は、つまみ代を、ピン側(のピンと後押えの間)に設けた例である。図3は、押え側に設けた例である。
押え側に設ける場合、図3の例では、ピンの正面に沿って折り曲るものとしているが、内側(ピンとの間)に曲り込んで設けても、外側(ピン側と対向する側の反対側)に折り返して設けても良い。
尚、ピン側の正面に沿って延びるかたちに折り曲る分には、適宜の折り曲りのものとして良い。
尚、おさえ代は、本留め具を格別に使い易いものとする効果的な手段である。
本発明は、その困窮から開放するものであり、画期的な貢献ができるものである。
配送時の整理伝票の仮留めなどにも利用できるものである。貼り付け、張り替えが適宜に行える。
掲示板として段ボール板を使用し、そこに掲示紙片を留め付ける用途にも使用できる。
P1 ピン
P2 後押え(但し、ピン側の後端に設けたもの)
P3 つまみ代(但し、ピン側に設けたもの)
Q 押え側(Q1、Q2、Q3、Q4 を含む部分)
Q1 押え側主体部
Q2 前押え
Q3 つまみ代(但し、押え側に設けたもの)
Q4 おさえ代
a 前押えと後押えの支点となる位置
(突き入ったピンのピン孔寄りの位置)
b 押え側の挟み押えるバネの作用が働く位置(前押えの部分)
c 押え側の挟み押えるバネの反動を受けて押え付く位置(後押えの部分)
Claims (4)
- (イ) 二手に折り曲って挟み合うピン側と押え側を有してなる留め具に於いて、
(ロ) ピン先部分は、ピン先方向に向く押え側の先端部分よりも突き出てなる、
(ハ) ピン先方向に向く押え側の先端部分は、ピンを突き立てたとき、ピン先部分が所定以上に突き入らないようにするための、突き止まる機能、あるいは突き止める機能をもつ、
(ニ) 留め具を留め付けた状態のままに安定させるための機能として、ピン側の後端に、ピンの裏側面よりも裏方に出っ張る部分をもつ、
(ホ) 以上の構成をもち、ピン側の後端に、ピンの裏側面よりも裏方に出っ張る部分をもったことを特徴とする留め具。 - ピンの裏側面よりも裏方に出っ張る部分が、ピンの延長の折り曲りでなる請求項1記載の留め具。
- ピンと、ピンの裏方に出っ張る部分との間に、正面内側に出っ張る部分をもつ請求項1又は2記載の留め具。
- 押え側に、つまみもつための幅あるいは面を成す部分、あるいは、ピンを突き込むときに、指が滑らないための滑り止めとなる機能をもつ請求項1又は2記載の留め具。
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