JP5691430B2 - 紙幣処理装置 - Google Patents
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本発明は、このような問題を解決することを課題とし、紙幣の搬送路で発生原因が除去できない紙幣の詰まりが発生した場合であっても装置の稼働率の低下を抑制することを目的とする。
図1および図2において、紙幣処理装置1は、入出金口部21と、搬送部22と、鑑別部23と、一時保留部24と、紙幣カセット部25(25a、25b、25c、25d)と、リジェクト紙幣収納部26と、記憶部27と、制御部28とからなり、現金自動預払機や自動券売機等の自動取引装置に搭載され、紙幣の入金処理、出金処理等を行うものである。
なお、分岐路221a〜221dも紙幣搬送路22と同様に紙幣を搬送することができるようになっている。また、本実施例では、分岐220dおよび分岐路221dを備えた構成としているが、分岐220dよりも奥に紙幣搬送路が存在しない場合、分岐を設けることなく直接、紙幣カセット部(D)25dに紙幣搬送路22を接続するようにしても良い。
また、鑑別部23は通過する紙幣の間隔や斜行等の搬送異常を検知することができるようになっており、この鑑別部23により入金処理において偽券または搬送異常と鑑別された異常紙幣を入金リジェクト紙幣という。
入金処理では、まず入出金口部21に投入された紙幣を、紙幣搬送路22a、22b、22cを経由して一時保留部24へ搬送する。このとき、鑑別部23で入金リジェクト紙幣と鑑別された紙幣は紙幣搬送路22bにより入出金口部21へ搬送される。次に、入金金額が確認され、入金取引が成立すると一時保留部24に集積された紙幣は、紙幣搬送路22c、22b、22e、22f、22g、22hを経由して紙幣カセット部(A)25a、紙幣カセット部(B)25b、紙幣カセット部(C)25cまたは紙幣カセット部(D)25dへ搬送される。このとき、金種が判別できない等の異常紙幣と鑑別部23で鑑別された紙幣は紙幣搬送路22c、22b、22e、22f、22g、22h、22iを経由してリジェクト紙幣収納部26へ搬送される。
制御部28は、CPU(Central Processing Unit)等の演算および制御手段で構成され、記憶部27に格納された各種制御プログラムに基づいて紙幣処理装置1全体の動作を制御する。
したがって、紙幣詰まりの発生原因が除去できていない紙幣搬送路22gを紙幣が通ることがないため、紙幣カセット部(A)25a、紙幣カセット部(B)25bを使用した出金処理を可能とすることができる。
したがって、紙幣詰まりの発生原因が除去できていない紙幣搬送路22fを紙幣が通ることがないため、紙幣カセット部(A)25aを使用した出金処理を可能とすることができる。
また、制御部28は、紙幣の搬送機能を縮退した場合、縮退した紙幣搬送路および紙幣カセット部の駆動を停止し、動作を行わないようにする。
まず、紙幣処理装置1の制御部28は、入金処理または出金処理を行い、その入金処理または出金処理において紙幣搬送路22上に配設されたセンサにより紙幣の詰まりを検知し、紙幣の詰まりを検知したセンサにより、紙幣詰まりが発生した場所(箇所)を記憶部27に記憶するものとする。
S2:その結果、自動復旧処理に成功、すなわち紙幣搬送路22の残留紙幣が除去すること等に成功し、紙幣詰まりの発生原因を除去することができたときは、本縮退処理を終了し、入出金処理を継続して行う。一方、自動復旧処理に失敗、すなわち紙幣搬送路22の残留紙幣を除去すること等に失敗し、紙幣詰まりの発生原因を除去することができなかったときは、処理をS3へ移行する。
S5:障害発生箇所情報が入出金口部21、一時保留部24または鑑別部23であると判定した制御部28は、入出金処理を行うことができないので紙幣処理装置1を休止状態とし、保守員や係員の介入や遠隔地からの初期化指示を待機するものとする。
S8:制御部28は、紙幣カセット部(D)25dおよび紙幣カセット部(C)25cの機能を縮退させる縮退情報を記憶部27に記憶させ、処理をS10へ移行する。
S10:制御部28は、記憶部27に記憶された縮退情報に基づいて紙幣カセット部25の機能を縮退させ、縮退させた紙幣カセット部25以外の紙幣カセット部25を使用して出金処理を行うようにし、紙幣処理装置1を復旧させて本縮退処理を終了する。
このようにして、制御部28は、入出金処理等を継続して行うために紙幣搬送路22等に残留した紙幣の除去や紙幣搬送機構等の正常動作の確認ができなかった紙幣搬送路の機能を縮退し、正常に動作できる紙幣搬送路で出金処理を行う。したがって、紙幣処理装置1の稼働率の低下を抑制することができる。
図4において、記憶部27は設定データ記憶領域271を備え、また制御部28は上位I/F(インターフェース)制御手段282を備えている。
次に、縮退設定情報として入出金処理許可設定情報が設定された場合の紙幣処理装置の動作を図2に基づいて説明する。
したがって、紙幣カセット部(A)25aを使用した出金処理のみを可能とする。
また、出金処理においては、紙幣カセット部(A)25aに収納されている金種の紙幣(例えば、万円券の紙幣)の出金処理を行う。
なお、紙幣カセット部(A)25aを入金庫、紙幣カセット部(B)25bを入出金庫に設定するようにしても良い。
したがって、紙幣カセット部(A)25a、紙幣カセット部(B)25bおよび紙幣カセット部(C)25cを使用して入金処理を可能とすることができ、紙幣カセット部(A)25aおよび紙幣カセット部(B)25bを使用して出金処理を可能とすることができる。
このように、制御部28は、縮退設定情報として入出金処理許可設定情報が設定されているとき、紙幣搬送路22gまたは紙幣搬送路22hにおいて紙幣詰まりが発生し、自動復旧動作を行った結果、紙幣詰まりの発生原因が除去できなかった場合、ひとつの紙幣カセット部を入金庫に切り替えて入金処理および出金処理の両処理を行うようにする。
まず、紙幣処理装置の制御部が行う縮退情報設定処理を図5の第2の実施例における縮退情報設定処理を示すフローチャートの図中Sで表すステップにしたがって図4を参照しながら説明する。
なお、上位装置からの縮退設定指示は、紙幣処理装置1の電源投入直後等、入出金処理を実行していないときに受信するものとする。
まず、紙幣処理装置1の制御部28は、入金処理または出金処理を行い、その入金処理または出金処理において、紙幣搬送路22上に配設されたセンサにより紙幣の詰まりを検知し、紙幣の詰まりを検知したセンサにより、紙幣詰まりが発生した場所(箇所)を記憶部27に記憶するものとする。
S31、S32:制御部28は、記憶部27の設定データ記憶領域271から縮退設定情報を読み出し、読み出した縮退設定情報が、入金処理および出金処理を許可する入出金処理許可設定情報であると判定すると処理をS33へ移行し、出金処理のみを許可する出金処理許可設定情報であると判定すると処理をS35へ移行する。
21 入出金口部
22 搬送部(紙幣搬送路)
220 分岐
221 分岐路
23 鑑別部
24 一時保留部
25 紙幣カセット部
25a 紙幣カセット部(A)
25b 紙幣カセット部(B)
25c 紙幣カセット部(C)
25d 紙幣カセット部(D)
26 リジェクト紙幣収納部
27 記憶部
271 設定データ記憶領域
28 制御部
282 上位I/F制御手段
Claims (2)
- 入出金口と紙幣を収納する複数の紙幣収納庫とを結ぶ紙幣搬送路を備え、入出金口に投入された紙幣を前記紙幣搬送路で搬送して紙幣収納庫に収納する入金処理および紙幣収納庫に収納された紙幣を前記紙幣搬送路で入出金口へ搬送する出金処理を行う紙幣処理装置において、
前記紙幣搬送路で搬送される紙幣の詰まりを検知する紙幣詰まり検知手段と、
前記紙幣詰まり検知手段で検知した紙幣詰まりの発生原因を除去する自動復旧手段と、
前記紙幣搬送路に形成された複数の分岐に分岐路を介して接続された複数の紙幣収納庫と、
縮退設定情報として前記紙幣搬送路の機能縮退時の出金処理または入出金処理の許可設定を行う縮退設定手段とを備え、
前記紙幣搬送路の分岐間で発生した紙幣詰まりの発生原因を前記自動復旧手段で除去できない場合、前記縮退設定情報に基づいて前記紙幣詰まりが発生した分岐間を通過する入金処理および出金処理の実施を制限する制御部を設け、
前記制御部は、前記紙幣搬送路の分岐間で発生した紙幣詰まりの発生原因を前記自動復旧手段で除去できない場合、前記紙幣詰まりが発生した箇所と前記入出金口との間の前記分岐に接続された前記紙幣収納庫からの出金処理の実施を許可し、入金処理の実施を制限することを特徴とする紙幣処理装置。 - 入出金口と紙幣を収納する複数の紙幣収納庫とを結ぶ紙幣搬送路を備え、入出金口に投入された紙幣を前記紙幣搬送路で搬送して紙幣収納庫に収納する入金処理および紙幣収納庫に収納された紙幣を前記紙幣搬送路で入出金口へ搬送する出金処理を行う紙幣処理装置において、
前記紙幣搬送路で搬送される紙幣の詰まりを検知する紙幣詰まり検知手段と、
前記紙幣詰まり検知手段で検知した紙幣詰まりの発生原因を除去する自動復旧手段と、
前記紙幣搬送路に形成された複数の分岐に分岐路を介して接続された複数の紙幣収納庫と、
縮退設定情報として前記紙幣搬送路の機能縮退時の出金処理または入出金処理の許可設定を行う縮退設定手段とを備え、
前記紙幣搬送路の分岐間で発生した紙幣詰まりの発生原因を前記自動復旧手段で除去できない場合、前記縮退設定情報に基づいて前記紙幣詰まりが発生した分岐間を通過する入金処理および出金処理の実施を制限する制御部を設け、
前記制御部は、前記紙幣搬送路の分岐間で発生した紙幣詰まりの発生原因を前記自動復旧手段で除去できない場合、前記紙幣詰まりが発生した箇所と前記入出金口との間の前記分岐に接続された前記紙幣収納庫のうち、一の前記紙幣収納庫からの出金処理の実施を制限するとともに該紙幣収納庫への入金処理の実施を許可し、他の前記紙幣収納庫での出金処理および入金処理の実施を許可することを特徴とする紙幣処理装置。
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