JP5681903B2 - ルアー - Google Patents

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Description

本発明は、球状重りが移動することによって重心が変化し得るルアーに関する。
従来、例えば、特許文献1のようなルアーが知られている。この従来のルアー100は、図8及び図9に示すように、ボディ200と、前記ボディ200の前後方向に伸び且つボディ200内に設けられた重り移動空間300と、前記重り移動空間300内に収容され且つ重り移動空間300に沿ってボディ200の前後方向に移動可能な鋼球500(球状重り)と、前記重り移動空間300の前方部に設けられた磁石600と、を有する。
この磁石600の表面は、前記重り移動空間300の前方部側に露出している。従って、重り移動空間300の前方部に移動した鋼球500は、磁力を通じて、磁石600の表面に直接付着する。また、前記重り移動空間300の両側面には、左右の側面レール310,312がそれぞれ突出され、さらに、重り移動空間の上面には、上面レール314が下方に突出されている。これら左右の側面レール310、312及び上面レール314は、重り移動空間300の中心軸と平行な方向に伸びた、長状の突起部からなる。
前記ルアー100を投げたときには、鋼球500が磁石600から離れ、且つその鋼球500がボディ200の後方部に移動する。よって、ルアー100が遠くへ飛んでいく。一方、ルアー100が着水したときには、鋼球500がボディ200の前方部に移動し、且つ磁力を通じて磁石600の表面にその鋼球500が付着して保持される。鋼球500が磁石600に保持されることによって、ルアー100の前方部が重くなる。この状態でルアー100を引っ張ると、ルアー100はその後方部を左右に揺りながら遊泳する。
このように、上記従来のルアー100においては、鋼球500がボディ200内を前後に移動することによって、ルアー100の重心が変化し得る。
ところで、上記従来のルアー100においては、鋼球500が、左右の側面レール310,312の各先端面及び上面レール314の先端面に接しながら重り移動空間300内を移動する。これら各レール310,312,314は、重り移動空間300内で移動する鋼球500が横ぶれ及び/又は縦ぶれすることを防止する機能がある。さらに、これら各レール310,312,314は、磁石600に保持された鋼球500が横ぶれ及び/又は縦ぶれすることを防止する機能がある。なお、前記「横ぶれする」とは、重り移動空間の中心軸を基準にして、その中心軸の左右方向に鋼球(重り)が振動することをいい、前記「縦ぶれする」とは、その中心軸の上下方向に鋼球(重り)が振動することをいう。
しかしながら、上記各レールを設けただけでは、磁石600に付着した鋼球500が横ぶれ及び/又は縦ぶれすることを十分に防止できない場合がある。磁石600に付着した鋼球500が横ぶれ及び/又は縦ぶれすると、ルアー100の遊泳中、鋼球500が磁石600から外れる或いは鋼球500が振動することによって、ルアー100の遊泳アクションが悪くなるという問題がある。
具体的には、一般にルアーの浮力を設定するため、様々な大きさの鋼球が重り移動空間に収容される(上述のように、鋼球はルアーの重りである)。例えば、より深く沈むルアーを得たい場合には、大径の鋼球が用いられ、一方、あまり沈まないルアーを得たい場合には、小径の鋼球が用いられる。
上記従来のルアー100において、大径の鋼球に合致し得る各レールが設けられた重り移動空間内に小径の鋼球を収容した場合には、磁石に付着した前記小径の鋼球が横ぶれ及び/又は縦ぶれすることを十分に防止できない。他方、小径の鋼球に合致し得る各レールが設けられた重り移動空間内には、大径の鋼球を収容できない。すなわち、大径の鋼球は、突出高さの低い各レール(対向するレールの各先端面間の間隔が広い各レール)が設けられた重り移動空間に収容しなければならない。一方、小径の鋼球は、突出高さの高い各レールが設けられた重り移動空間に収容しなければならない。このように、従来のルアー100においては、鋼球500の径に対応した重り移動空間300を個々に形成しなければならない。
しかしながら、様々な大きさの鋼球毎に重り移動空間を形成する、つまり、様々な大きさの鋼球毎に複数種のボディを製造することは、ルアーの製造コストの増大を招く。他方、大径の鋼球に合致し得る各レールが設けられた重り移動空間(1つの重り移動空間)に、小径の鋼球を収容すると、上述のように、磁石に付着した鋼球が横ぶれ及び/又は縦ぶれすることを十分に防止できない。
日本国実用新案出願公開昭63−20766号公報
本発明の目的は、球状重りが移動することによって重心が変化し得るルアーにおいて、前方部に保持された球状重りが横ぶれ及び/又は縦ぶれすることを防止でき、且つ、製造コストを抑えることができるルアーを提供することである。
本発明のルアーは、ボディと、前記ボディの前後方向に伸び且つボディ内に設けられた重り移動空間と、前記重り移動空間内に収容され且つ重り移動空間に沿ってボディの前後方向に移動可能な球状重りと、前記重り移動空間の前方側に設けられ且つ磁力を通じて前記球状重りを保持する保持部材と、を有し、前記重り移動空間の前方部と保持部材との間に、仕切壁が設けられており、前記仕切壁が、孔と、前記孔の周囲に形成され且つ前記重り移動空間側から前記保持部材側に向かって次第に薄くなった傾斜面部と、を有し、前記孔を介して、前記球状重りが前記保持部材の表面に直接接するように構成されている
本発明の好ましいルアーは、前記保持部材が、ゴム磁石から形成されている。
本発明のルアーは、保持部材によってボディの前方部に保持された球状重りが横ぶれ及び/又は縦ぶれし難い。従って、本発明によれば、後方部を良好に左右に揺りながら遊泳するルアーを提供できる。さらに、本発明によれば、このようなルアーを比較的安価に得ることができる。
本発明の1つの実施形態に係るルアーの側面図。 図1のII−II線で切断した断面図。 図1のIII−III線で切断した断面を拡大した図。 図2の断面図において、仕切壁周辺を拡大した図。 本発明の他の実施形態に係るルアーの、仕切壁周辺を拡大した図。 本発明の更に他の実施形態に係るルアーの断面図(図3と同じ方向で切断した断面図)。 本発明の更に他の実施形態に係るルアーの断面図(図3と同じ方向で切断した断面図)。 従来のルアーの横断面図。 図9のIX-IX線で切断した断面図。
[1つの実施形態に係るルアー]
図1は、本発明のルアーの側面図であり、図2及び3は、図1のルアーを縦及び横方向でそれぞれ切断した断面図であり、図4は、図2の一部拡大図である。なお、図3及び4において、球状重りを二点鎖線で表している。
図1〜図4において、ルアー1は、ボディ2と、前記ボディ2の内部に設けられた重り移動空間3と、前記重り移動空間3内に収容された球状重り5と、前記重り移動空間3の前方側に設けられた保持部材6と、前記重り移動空間3の前方部と保持部材6との間に設けられた仕切壁7と、を有する。この仕切壁7は、テーパとされた傾斜面部8を有する。傾斜面部8は、前記重り移動空間3側から保持部材6の中央部側に向かって厚みが次第に薄くなった部分である。
以下、各構成部材ごとに分けながら、本発明のルアー1の詳細を説明する。
[ボディ及び重り移動空間について]
図示したボディ2においては、その外形が小魚を真似た形状とされている。もっとも、ボディ2の外形は、小魚に似た形状に限られず、様々な形状に変更してもよい。
さらに、ボディ2の外面に、無数の小さな窪み(ディンプル)が形成されていてもよい(図示せず)。ボディ2の表面が無数の小さな窪みを有することにより、ルアー1を投げたときに、ルアー1が空気抵抗を受け難くなる。従って、より遠くに投げ飛ばすことができるルアー1を提供できる。
ボディ2は、それ自体、水(淡水及び海水を含む)に浮く部材である。
ボディ2の比重は、1未満であれば特に限定されないが、好ましくは0.9以下であり、より好ましくは0.8以下であり、特に好ましくは0.6以下である。
前記ボディ2は、非磁性材料で形成されている。
ここで、本明細書において、非磁性材料とは、それ自身磁性を帯びておらず且つ磁石を近づけても磁性を帯びない材料(つまり、磁石に付かない材料)をいう。磁性材料とは、磁石を近づけると磁性を帯びる性質を有する材料(つまり、磁石に付く材料)をいう。磁石とは、外部から磁場や電流の供給を受けずに磁界を有するもの(磁性材料を引き付ける性質を有するもの)をいう。
ボディ2の材質は、特に限定されず、例えば、ABS樹脂などの硬質合成樹脂、ウレタンなどの軟質合成樹脂、発泡ウレタンなどの発泡合成樹脂、木、及び2以上の素材を組み合わせた複合材料などが挙げられる。
ボディ2は、中空状であってもよいし、中実状であってもよい。なお、中実状のボディ2とは、その内部に空洞部を有しないボディ2である。
1つの実施形態のボディ2は、図2に示すように、その内部に空洞部22を有する(つまり、中空状である)。内部に空洞部22を形成することにより、比重が1を超えるボディ材料(例えば、ABS樹脂など)を用いた場合でも、比重0.9以下のボディ2を容易に作製できる。中空状のボディ2は、例えば、硬質合成樹脂で形成される。
さらに、ボディ2の内部には、重り移動空間3が形成されている。重り移動空間3は、ボディ2の前後方向に延びる細長い筒状の空間である。重り移動空間3内に収容された球状重り5が重り移動空間3の前後方向(伸びる方向)に円滑に移動できることを条件にして、重り移動空間3の縦断面形状は、特に限定されない。本実施形態では、重り移動空間3の断面形状は、図3に示すように、略正方形状とされている。もっとも、重り移動空間3の断面形状は、略円形状などに形成してもよい。
ボディ2内に形成された複数の壁によって囲われた空間が、上記重り移動空間3である。この複数の壁は、非磁性材料から形成されている。
縦断面形状が略正方形状である上記重り移動空間3は、ボディ2の前後方向に延びる上下一対の上壁31及び下壁32と、ボディ2の前後方向に延び且つ前記上壁31及び下壁32の間に介在された左右一対の左壁33及び右壁34と、によって囲われた空間である。この上壁31、下壁32、左壁33及び右壁34の各表面は、平坦面とされている。
これら各壁31,32,33,34は、通常、ボディ2と一体的に成形される(つまり、各壁とボディ2は、同一の材料から形成される)。もっとも、ボディ2とは別個独立に各壁の部材を成形し、この各壁の部材をボディ2の内部に接合することによって、上記重り移動空間3を形成してもよい。
また、必要に応じて、前記左壁33及び右壁34の各表面に、及び/又は、前記上壁31及び下壁32の各表面に、上記従来のルアーと同様に、レールをそれぞれ突出してもよい(レールは図示せず)。このレールは、上記従来のルアーと同様に、重り移動空間3の中心軸と平行な方向に伸びる、長状の突起部から構成される。
前記ボディ2は、通常、複数の成形体からなる。例えば、ボディ2は、左右対称一対の半割成形体を接合することによって形成されている。このような一対の半割成形体を接合して得られるボディ2は、その内部に空洞部及び重り移動空間3を容易に形成できるので好ましい。
なお、ボディ2の前端部には、ライン(釣り糸)を締結するための環状のライン連結部41が突出されている。
ボディ2の後端部には、釣り針を係止するための環状の釣り針連結部43が突出されている。ボディ2の腹部略中央部にも、同様の環状の釣り針連結部44が突出されている。フック状の釣り針42(例えばトレブルフックなど)が、前記釣り針連結部43,44にそれぞれ係止されている。
ボディ2の頭部下方部には、水流抵抗板45が突出されている。この水流抵抗板45は、ボディ2から一体的に突出されている。水流抵抗板45は、ルアー1を揺れ動かす機能を有する。つまり、水中でルアー1を引っ張ったときに水流抵抗板45に水流が当たることによって、ルアー1が揺れ動く。
[仕切壁について]
仕切壁7は、重り移動空間3の前方部に設けられている。仕切壁7は、重り移動空間3と保持部材6の間に介在している。この仕切壁7は、保持部材6の表面に仕切壁7の裏面が接するように配置されている。或いは、仕切壁7は、隙間を有した状態で保持部材6の表面に配置されていてもよい(図示せず)。
この仕切壁7は、磁力の透過を阻害しない材料で形成されていることが好ましい。仕切壁7の形成材料は特に限定されないが、仕切壁7の形成材料は、非磁性材料又は磁性材料が好ましく、更に、非磁性材料がより好ましい。本実施形態では、仕切壁7は、ボディ2と一体的に成形されている(つまり、仕切壁7とボディ2は、同一の材料から形成される)。もっとも、ボディ2とは別個独立に仕切壁7を成形し、この仕切壁7を重り移動空間3の前方部に取り付けてもよい。
仕切壁7は、傾斜面部8を有する。この傾斜面部8は、仕切壁7の一部分であって、重り移動空間3側から保持部材6の中央部側に向かって厚みが次第に薄くなった部分である。
本実施形態では、仕切壁7に円形の孔9が形成され、この円形の孔9の周囲に前記傾斜面部8が連続的に形成されている。つまり、仕切壁7は、仕切壁の中央部に向かうに従って厚みが次第に薄くなった正面視リング状の傾斜面部8と、傾斜面部8で囲われる内側に開口された円形の孔9と、を有する。この傾斜面部8は、図3に示すように、正面視略円形リング状とされていることが好ましい。なお、本明細書において、正面視の形状は、重り移動空間側から仕切壁の法線方向に傾斜面部を見たときの形状をいう。
この仕切壁7の裏面側には、保持部材6が配置されている。従って、保持部材6の表面の中央部は、仕切壁7の孔9から露出している。
重り移動空間3の前方部に移動した球状重り5は、前記仕切壁7の傾斜面部8の内側(傾斜面部8の内側とは、傾斜面部8で囲われた領域)に嵌り込み且つ傾斜面部8の表面に接すると共に、前記孔9から露出した保持部材8の表面に磁力を通じて付着する。
[保持部材について]
保持部材6は、重り移動空間3の前方側に設けられている。
上記仕切壁7の裏面側には、保持部材6を収納するためのケース部21が形成されている。このケース部21に保持部材6が嵌め入れられている。
前記保持部材6は、球状重り5を引き寄せ、重り移動空間3の前方部に球状重り5を保持する部材である。球状重り5が磁性材料から形成されている本実施形態においては、保持部材6は、磁石(永久磁石)から形成されている。磁石としては、例えば、フェライト磁石、アルニコ磁石、磁石鋼、樹脂磁石、ゴム磁石などが挙げられる。前記樹脂磁石は、金属などが混合された樹脂を成形することにより得られる磁石であり、前記ゴム磁石は、金属などが混合されたゴムを成形することにより得られる磁石である。前記保持部材6がゴム磁石からなる場合、保持部材6に球状重り5が当たったときの衝撃及び衝撃音を緩和できる。
保持部材6の形状は、特に限定されず、例えば、その形状としては所定厚みの板状などが挙げられる。
[球状重りについて]
球状重り5は、重り移動空間3内に移動自在に収容されている。上述のように、重り移動空間3は、ボディ2の前後方向に延びる細長い筒状である。球状重り5は、この重り移動空間3の前後方向に移動可能である。
球状重り5は、比重の大きい磁性材料を球状に形成することによって得られる。球状重り5の比重は、ボディ2に比して十分に大きければ特に限定されないが、好ましくは6以上であり、より好ましくは7以上である。
磁性材料としては、特に限定されないが、代表的には、鉄、ニッケル、コバルトなどの鉄族金属、鉄族金属を含む合金、及び鉄族金属の酸化物などが挙げられる。このような磁性材料は、比重が6以上であり且つ強磁性を有するので、球状重り5の形成材料として好ましい。例えば、球状重り5は、鋼球からなる。
ルアー1の浮力設定に応じて、重り移動空間3には、様々な大きさの球状重り5が収容される。球状重り5の直径(大きさ)は、特に限定さないが、通常、2mm〜15mm程度であり、好ましくは、3mm〜10mm程度である。
本実施形態のルアー1においては、重り移動空間3内に、2個の球状重り5が収容されている。もっとも、重り移動空間内に球状重りが1個だけ収容されていてもよいし、3個以上収容されていてもよい(図示せず)。複数(2個又は3個以上)の球状重りが収容される場合、これらの球状重りは通常全て同じものが用いられるが、これらの球状重りの一部又は全部が異なっていてもよい。
重り移動空間3内に、複数の球状重り5が収納されている場合、各球状重り5は、重り移動空間3内において前後に並んで移動する。
そして、前方の球状重り5は磁力を通じて保持部材6に付着し、一方、後方の球状重り5は磁力を通じて前方の球状重り5に付着する。すなわち、保持部材6に付着した前方の球状重り5を介して保持部材6の磁力が後方の球状重り5に作用することによって、複数の球状重り5が前後に並んで保持部材6に保持される。
[ルアーの使用例について]
上記ルアー1は、ライン連結部41にラインを結んで使用される。ルアー1を投げたときには、慣性によって球状重り5が重り移動空間3の後方部に移動する。従って、ルアー1の重心が後方寄りとなり、ルアー1の後方部を先頭にしてルアー1を遠くに飛ばすことができる。一方、ルアー1が着水したときには、球状重り5がボディ2の前方部に移動し、保持部材6の磁力によって、球状重り5がボディ2の前方部に保持される(図2参照)。このように球状重り5が仕切壁7の表面に保持されることによって、ルアー1の前方部に重心が移る。この状態のルアー1を引っ張ると、後方部を左右に揺りながらルアー1が遊泳する。
本発明のルアー1は、保持部材6と重り移動空間3の前方部との間に、傾斜面部8を有する仕切壁7が設けられている。この傾斜面部8は、重り移動空間3側から保持部材6の中央部側に向かって次第に薄くなったテーパ状の面である。重り移動空間3の前方に移動した球状重り5は、前記傾斜面部8の内側に嵌り込み、球状重り5の表面が傾斜面部8の表面に接すると共に、磁力を通じて保持部材8に付着する。前記傾斜面部8の表面に接した状態の球状重り5は、この傾斜面部8に支持されることによって動き難くなる。このため、ルアー1の遊泳中に、前記保持部材8に付着した球状重り5が横ぶれ及び/又は縦ぶれすることを防止できる。
また、本発明のルアー1においては、大径の球状重り及びこれよりも直径の小さい小径の球状重りを使用しても、これら何れの球状重りも傾斜面部8の内側に嵌り込む。従って、本発明によれば、1つの形状の重り移動空間3(1つの形状のボディ2)に、大径の球状重り又は小径の球状重りを適宜選択して収容しても、これら球状重りが横ぶれすることを防止できる。このように本発明によれば、球状重り5の大きさに対応した、異なる重り移動空間3をそれぞれ形成する必要がないので、ルアー1の製造コストを抑制できる。
[他の実施形態に係るルアー]
本発明のルアーは、上記実施形態に示したような構造に限られず、様々な構造に変更できる。以下、上記実施形態と異なる構成を主として説明し、上記実施形態と同様の構成については、その説明を省略し、用語及び符号を援用する。
上記実施形態では、仕切壁7は、円形の孔9を有するが、例えば、仕切壁7は、孔を有しないものでもよい。例えば、図5に示すように、仕切壁7の表面(重り移動空間3と対向する面)が、皿状の凹み部71を有していてもよい。この凹み部71は、例えば、正面略円形状に形成されている。この皿状の凹み部71は、その中央が最も深く、その中央から全方位の外方向に向かって徐々に浅くなっている。つまり、皿状の凹み部71を有する仕切壁7においては、凹み部71の中央に対応した部分の厚みが最も薄く、その部分の周囲の部分の厚みが外方向に向かうに従って徐々に厚くなっている。この周囲の部分が、仕切壁7の傾斜面部8に相当する。
また、上記実施形態では、傾斜面部8は、正面視略円形リング状であるが、傾斜面部8は、正面視略四角形リング状、正面視略六角形リング状などに形成されていてもよい(図示せず)。
さらに、上記実施形態では、傾斜面部8は、周方向に連続的に形成された形状(正面視リング状)であるが、傾斜面部8は、周方向に部分的に形成されていてもよい。傾斜面部が周方向に部分的に設けられる形態を、図6及び図7に示す。
図6の仕切壁7においては、左右一対の正面視略円弧状の傾斜面部8R,8Lが、所定間隔を開けて向かい合って設けられている。
図7の仕切壁7においては、上下一対の正面視略円弧状の傾斜面部8U,8Dが、所定間隔を開けて向かい合って設けられている。
図6の傾斜面部8R,8Lを有するルアーは、球状重り5が横ぶれすることを効果的に防止でき、図7の傾斜面部8U,8Dを有するルアーは、球状重り5が縦ぶれすることを効果的に防止できる。
本発明のルアーは、ブラックバス、スズキ、シイラ、タコ、烏賊などの各種の釣りに使用できる。
1 ルアー
2 ボディ
3 重り移動空間
5 球状重り
6 保持部材
7 仕切壁
8 傾斜面部

Claims (2)

  1. ボディと、前記ボディの前後方向に伸び且つボディ内に設けられた重り移動空間と、前記重り移動空間内に収容され且つ重り移動空間に沿ってボディの前後方向に移動可能な球状重りと、前記重り移動空間の前方側に設けられ且つ磁力を通じて前記球状重りを保持する保持部材と、を有し、
    前記重り移動空間の前方部と保持部材との間に、仕切壁が設けられており、
    前記仕切壁が、孔と、前記孔の周囲に形成され且つ前記重り移動空間側から前記保持部材側に向かって次第に薄くなった傾斜面部と、を有し、
    前記孔を介して、前記球状重りが前記保持部材の表面に直接接するように構成されたルアー。
  2. 前記保持部材が、ゴム磁石から形成されている請求項1に記載のルアー
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