JP4444716B2 - ルアー - Google Patents
ルアー Download PDFInfo
- Publication number
- JP4444716B2 JP4444716B2 JP2004105163A JP2004105163A JP4444716B2 JP 4444716 B2 JP4444716 B2 JP 4444716B2 JP 2004105163 A JP2004105163 A JP 2004105163A JP 2004105163 A JP2004105163 A JP 2004105163A JP 4444716 B2 JP4444716 B2 JP 4444716B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- lure
- movement guide
- moving
- holding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
即ち、ルアーの泳動を良好とするため、一般に錘を保持する位置はルアーの中央または中央よりやや前方側(腹針があるときは腹針近傍)となるが、この位置に重量が残ると、キャスティングした際にルアー後方への錘の重心移動の効率が悪く、ルアーの飛行が安定し難くなる。
而も、基板31がルアー13の略中央に装着されているため、図5のルアー1と同様、キャスティング時に移動錘25と保持錘25が後方へ移動しても基板31分の重量が装着部位に残って重心移動の効率が悪く、ルアー31の飛行が安定し難い欠点があった。
また、キャスティングの際には、第1移動案内部と第2移動案内部の錘が、夫々ルアーの後方に移動するため、ルアーの中央部付近に重量が残らず、錘の重心移動の効率が良好となってルアーの飛行姿勢が安定する利点を有する。
更にまた、請求項5に係る発明によれば、傾斜部によって錘が孔側へ転動するため、第1移動案内部の前方に移動した錘と確実に接触させることができる。
図1及び図2は請求項1乃至請求項5の第一実施形態に係るルアーを示し、図に於て、41はABS樹脂等の合成樹脂からなる左右一対のルアー外表体43,45を接合して形成されたルアー本体で、従来と同様、ルアー本体41は小魚状に形成されて、その表面に図示しない装飾が施されている。
また、構造自体に浮力を持たせるため、ルアー本体41の内部は仕切壁49を介して2つの中空部51,53が、ルアー本体41の頭部側と、腹部から尾部側とに亘って区画形成されており、仕切壁49は、ルアー外表体43に突設されたリブ(図示せず)と、ルアー外表体45に同じく突設されたリブ55とで形成されている。
ルアー63をキャスティングした際に十分な飛距離が得られるように移動錘65は鉄(比重7.8)等を用いることができるが、より大きな飛距離が得られるように比重12以上の金属(鉛より比重が大きい)で形成することが好ましい。このため、本実施形態では、移動錘65を鉄を含む(または散在する)比重12以上17以下のタングステン合金として磁性を持たせている。尚、タングステンやタングステン合金を磁性体で被覆してもよい。
更に、図2に示すように上記凹部91と第1移動案内部85を仕切る仕切壁83の前端側には、凹部91方向へ順次小径となる断面円弧状をなし、第1移動案内部85から第2移動案内部87へ通じる孔93が移動錘65の外形形状に沿って設けられており、図1に示すように移動錘65が第1移動案内部85の前方に移動すると、移動錘65は当該孔93に係合するようになっている。
そして、キャスティングに当たり、竿先のガイドよりわずかに釣糸を繰り出してルアー63を垂下したキャスティング体制に入ると、移動錘65と保持錘89は磁力に抗して離れ、図1の二点鎖線で示すように移動錘65と保持錘89は、第1,第2移動案内部85,87の後方(図中、矢印A,B方向)へ夫々移動するようになっている。そして、着水後、釣糸が引かれリップ47が作用してルアー63が前傾すると、移動錘65が第1移動案内部85を前方に移動して前記孔93に係合し、保持錘89が仕切壁83に沿って前記凹部91内まで移動して位置決めされるようになっている。
本実施形態に係るルアー63はこのように構成されているから、当該ルアー63を用いて釣りを行う際に、ルアー63を垂下したキャスティング体勢に入ると、図1の二点鎖線で示すように移動錘65と保持錘89は、夫々、第1,第2移動案内部85,87の後端部まで移動する。
而して、斯様に移動錘65と保持錘89がルアー63の前方側へ移動すると、移動錘65が孔93に係合してその外周が僅かに凹部91側へ突出し、また、凹部91内に入り込んだ保持錘89は傾斜部95によって孔93方向へ転動するため、移動錘65と保持錘89が接触し、移動錘65が保持錘89に磁力で吸着されて第1移動案内部85の前方で保持され、移動錘65と保持錘89の移動が規制される。
このように本実施形態は、磁石を用いて移動錘65を第1移動案内部85の前方で保持するに当たり、磁石を保持錘89としてキャスティングの際にこれをルアー63(第2移動案内部87)の後方に移動させる構成としたので、図5及び図6の従来例と異なり、キャスティング時に釣針止着部59付近に重量が残らず、この結果、斯かる従来例に比し移動錘65と保持錘89の重心移動の効率が良好となって、ルアー63の飛行姿勢が安定することとなった。
図3は請求項1乃至請求項5に係るルアーの第二実施形態を示し、本実施形態は、前記第2移動案内部87に代え、ルアー本体の頭部側に、当該第2移動案内部87より移動距離の短い移動案内部を大きな傾斜角で形成したものである。
図中、97はルアー本体41-1内に仕切壁49と平行に設けられた仕切壁で、両仕切壁49,97によって、ルアー本体41-1の頭部側に第1移動案内部85より移動距離の短い第2移動案内部99が、第1移動案内部85より大きな傾斜角でルアー本体41-1の前後方向に形成されている。
尚、本実施形態では、第一実施形態の固定錘61は装着しない構造となっている。
本実施形態に係るルアー63-1はこのように構成されているから、既述したルアー63と同様、ルアー63-1を垂下したキャスティング体勢に入ると、図3の二点鎖線で示すように移動錘65と保持錘89は、夫々、第1,第2移動案内部85,99の後端部まで移動する。
このように本実施形態に係るルアー45-1も、磁石を用いて移動錘65を第1移動案内部85の前方で保持するに当たり、磁石を保持錘89としてキャスティングの際にこれをルアー63-1(第2移動案内部99)の後方に移動させる構成としたので、図1の第一実施形態と同様、所期の目的を達成することが可能である。
図4は請求項1及び請求項2の一実施形態に係るルアーを示し、以下、本実施形態を図面に基づいて説明するが、図1の実施形態と同一のものには同一符号を付してそれらの説明は省略する。
そして、ルアー外表体103,105の口部には、夫々、半割れリップ107a,107bが一体に突設されており、両ルアー外表体103,105を接着剤等で接合してルアー本体101の口部にリップ107が形成されている。
一方、釣針止着部113には、ルアー本体101の腹部外周からピン67が止着され、更に、ルアー本体101の口部と尾部に設けた厚肉な釣糸止着部115と釣針止着部117にピン73,75が止着されている。そして、ルアー本体41の腹部と尾部に止着されたピン67,75に、スプリットリング77を介して釣針79が取り付けられている。
図示するように線材119は側面視略V字状に形成されており、その一端は、釣針止着部113より後方のルアー本体101の背面側内面に突設した支持突起121に埋設され、他端側は、尾部側の釣針止着部117に埋設されている。
そして、キャスティングに当たり、ルアー127を垂下したキャスティング体制に入ると、移動錘65-1と保持錘89-1は、夫々、図4の二点鎖線で示すように線材119に沿って第1,第2移動案内部123,125の後方へ移動する。そして、着水後、釣糸が引かれリップ107が作用してルアー127が前傾すると、線材119に沿って移動錘65-1と保持錘89-1が、夫々、第1移動案内部123と第2移動案内部125の前方に移動して、図4の実線で示すように互いに接触(衝突)するようになっている。
而して、この状態でキャスティングすると、その慣性力で移動錘65-1と保持錘89-1が第1,第2移動案内部123,125の後端部に位置し乍ら、ルアー127は尾部側を先頭に飛んで行くが、移動錘65-1と保持錘89-1が第1,第2移動案内部123,125の後端部に寄っているため、重心がルアー127の後方に移動しており釣針止着部113付近に重量が残らないため、ルアー127は飛行姿勢が崩れることなく安定して遠くへ飛んで行く。
また、本実施形態も、図1の実施形態に比し第2移動案内部125を急傾斜且つ短寸に形成したため、後方へ移動した保持錘89-1が速やかに図4の実線で示す位置に復帰して、ルアー123が速やかに泳動状態に復帰する利点を有する。
43,43-1,45,45-1,103,105 ルアー外表体
47,107 リップ
49,83,97 仕切壁
51,53,109 中空部
57,111 固定錘装着部
59,113 釣針止着部
61 固定錘
63,63-1,127 ルアー
65,65-1 移動錘
79 釣針
85,123 第1移動案内部
87,99,125 第2移動案内部
89,89-1 保持錘
91 凹部
93 孔
95 傾斜部
119 線材
121 支持突起
Claims (5)
- ルアー本体内に錘を移動自在に収容したルアーに於て、
上記ルアー本体内に、錘を移動自在に保持する第1移動案内部をルアー本体の前後方向に設け、当該第1移動案内部と異なる錘を移動自在に保持する第2移動案内部を設けて、第1移動案内部の前方に移動した錘と第2移動案内部の錘とを接触可能とすると共に、
第1,第2移動案内部に保持される錘を磁力により吸着可能な磁性体で形成し、
接触した第1,第2移動案内部の錘が磁力で吸着して、互いの移動が規制されることを特徴とするルアー。 - 第2移動案内部は、ルアー本体の前後方向に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のルアー。
- 第1移動案内部の前方と第2移動案内部との間に孔が開口する仕切壁が形成され、当該孔を介して第1,第2移動案内部の錘が接触することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のルアー。
- 孔は、第1移動案内部から第2移動案内部方向へ順次小径とされていることを特徴とする請求項3に記載のルアー。
- 第2移動案内部は、移動自在に保持した錘を孔側へ移動させる傾斜部が設けられていることを特徴とする請求項3または請求項4に記載のルアー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004105163A JP4444716B2 (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | ルアー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004105163A JP4444716B2 (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | ルアー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005287360A JP2005287360A (ja) | 2005-10-20 |
JP4444716B2 true JP4444716B2 (ja) | 2010-03-31 |
Family
ID=35321016
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004105163A Expired - Fee Related JP4444716B2 (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | ルアー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4444716B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5313085B2 (ja) * | 2009-09-07 | 2013-10-09 | 株式会社シマノ | ルアー |
WO2011092832A1 (ja) | 2010-01-29 | 2011-08-04 | 株式会社デュエル | ルアー |
EP3045040B1 (en) * | 2014-12-11 | 2017-11-29 | Duel Co., Inc. | Fishing lure |
US11197469B2 (en) * | 2017-07-03 | 2021-12-14 | Duel Co., Inc. | Lure |
-
2004
- 2004-03-31 JP JP2004105163A patent/JP4444716B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005287360A (ja) | 2005-10-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0315021Y2 (ja) | ||
CN109475110B (zh) | 诱饵 | |
EP3045040B1 (en) | Fishing lure | |
JP4444716B2 (ja) | ルアー | |
JP2002272320A (ja) | 重心移動式ルアー | |
JP2010068712A (ja) | ルアー | |
JP6388521B2 (ja) | 釣り用ルアー | |
JP3629402B2 (ja) | ルアーの重心移動部材 | |
JP2005287359A (ja) | ルアー | |
JP6646402B2 (ja) | ルアー | |
JP6666140B2 (ja) | 重心移動式ルアー | |
JP3772120B2 (ja) | 魚釣用ルアー | |
JP2000139276A (ja) | ルアー | |
JP2012231699A (ja) | 魚釣り用ルアー | |
JP3771508B2 (ja) | ルア− | |
JP2747502B2 (ja) | 擬似餌 | |
JP2009178041A (ja) | 釣り用錘とこの錘を内装した疑似餌 | |
JP2012044963A (ja) | ルアー | |
JP7376093B2 (ja) | ルアー | |
JPH10295223A (ja) | ルアー | |
JPH0741342Y2 (ja) | ルアー | |
JPH10210883A (ja) | ルアー | |
JP3040539U (ja) | フィッシング用ルアー | |
JP5841272B1 (ja) | ルアー | |
JP2012244963A (ja) | ルアー |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070109 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090401 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100112 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100114 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130122 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |