JP4444716B2 - ルアー - Google Patents

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本発明は、キャスティング時の錘の重心移動の効率化を図ったルアーに関する。
特許文献1または特許文献2に開示されるように、従来、ルアーフィッシングに用いるルアーは、内部を中空に形成して構造自体に浮力を持たせると共に、内部に重心移動用の錘を前後方向へ移動自在に収容して、キャスティング時に後方へ移動した錘の重量で飛距離を確保し、また、着水後に前方へ移動する錘の重心移動を利用して良好な泳動姿勢を確保しつつ、前方へ移動した錘の保持手段を設けて泳動の安定を図っている。
図5は特許文献1に開示されたルアーを示し、このルアー1は、ルアー本体3内に移動案内部(移動通路)5をルアー1の前後方向に亘って形成し、当該移動案内部5内に鋼球からなる錘7を前後方向へ移動自在に収容すると共に、移動案内部5の前側隔壁9に、慣性によって前方へ移動した錘7を吸着する磁石11を装着したもので、錘7を磁石11で保持することによって、ルアー1を動かしたときの泳動が安定する。
また、図6及び図7は特許文献2に開示されたルアーを示し、このルアー13は、ルアー本体15内に設けた2つのリブ17,19によって、磁石からなる基本錘21の移動案内部23と、タングステンからなる移動錘25と炭素鋼からなる保持錘27との移動案内部29を交差するように設けると共に、図7の如くリブ17の下部の裏面側と移動案内部29との間に強磁性体からなる基板31を架設したもので、リブ17に設けた小孔33から基板31に設けた突起35が嵌合し、当該突起35が基本錘21のストッパとして機能するようになっている。
而して、このルアー13によれば、図7に示すように基本錘21の磁力が基板31を介して保持錘27に作用するため、移動錘25が保持錘27と基板31との間で挟持された状態で保持されて、ルアー13を動かしたときの泳動が安定する。
実公平3−15021号公報 特開2001−299154号公報
しかし乍ら、図5のルアー1にあっては、ルアー1の中央よりやや前方側の位置に重量体たる磁石11が配置されているため、キャスティング時に錘7が後方へ移動しても、磁石11分の重量がその装着部位に残り、ルアー1後方への錘7の重心移動の効率が悪かった。
即ち、ルアーの泳動を良好とするため、一般に錘を保持する位置はルアーの中央または中央よりやや前方側(腹針があるときは腹針近傍)となるが、この位置に重量が残ると、キャスティングした際にルアー後方への錘の重心移動の効率が悪く、ルアーの飛行が安定し難くなる。
一方、図6のルアー13にあっては、基本錘21の磁性を保持錘27に伝える基板31をルアー本体15内に装着しているため構造が複雑であった。
而も、基板31がルアー13の略中央に装着されているため、図5のルアー1と同様、キャスティング時に移動錘25と保持錘25が後方へ移動しても基板31分の重量が装着部位に残って重心移動の効率が悪く、ルアー31の飛行が安定し難い欠点があった。
本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもので、キャスティング時の錘の重心移動の効率化を図って、飛行姿勢の安定化を図ったルアーを提供することを目的とする。
斯かる目的を達成するため、請求項1に係る発明は、ルアー本体内に錘を移動自在に収容したルアーに於て、上記ルアー本体内に、錘を移動自在に保持する第1移動案内部をルアー本体の前後方向に設け、当該第1移動案内部と異なる錘を移動自在に保持する第2移動案内部を設けて、第1移動案内部の前方に移動した錘と第2移動案内部の錘とを接触可能とすると共に、第1,第2移動案内部に保持される錘を磁力により吸着可能な磁性体で形成し、接触した第1,第2移動案内部の錘が磁力で吸着して、互いの移動が規制されることを特徴とする。
そして、請求項2に係る発明は、請求項1に記載のルアーに於て、第2移動案内部は、ルアー本体の前後方向に設けられていることを特徴とし、請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載のルアーに於て、第1移動案内部の前方と第2移動案内部との間に孔が開口する仕切壁が形成され、当該孔を介して第1,第2移動案内部の錘が接触することを特徴とする。
更に、請求項4に係る発明は、請求項3に記載のルアーに於て、孔は、第1移動案内部から第2移動案内部方向へ順次小径とされていることを特徴とし、請求項5に係る発明は、請求項3または請求項4に記載のルアーに於て、第2移動案内部は、移動自在に保持した錘を孔側へ移動させる傾斜部が設けられていることを特徴とする。
各請求項に係る発明によれば、キャスティングされたルアーが着水し、第1移動案内部の錘が前方へ移動して第2移動案内部の錘と接触すると、錘は磁力で吸着されて互いの移動が規制されるため、第1移動案内部の錘を当該第1移動案内部の前方で保持することができ、泳動が安定する。
また、キャスティングの際には、第1移動案内部と第2移動案内部の錘が、夫々ルアーの後方に移動するため、ルアーの中央部付近に重量が残らず、錘の重心移動の効率が良好となってルアーの飛行姿勢が安定する利点を有する。
また、請求項4に係る発明によれば、孔が第1移動案内部から第2移動案内部方向へ順次小径とされているため、第2移動案内部側の錘が孔にはまって動き難くなることが防止される。
更にまた、請求項5に係る発明によれば、傾斜部によって錘が孔側へ転動するため、第1移動案内部の前方に移動した錘と確実に接触させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1及び図2は請求項1乃至請求項5の第一実施形態に係るルアーを示し、図に於て、41はABS樹脂等の合成樹脂からなる左右一対のルアー外表体43,45を接合して形成されたルアー本体で、従来と同様、ルアー本体41は小魚状に形成されて、その表面に図示しない装飾が施されている。
そして、ルアー外表体43,45の口部には、夫々、半割れリップ47a,47bが一体に突設されており、両ルアー外表体43,45を溶接等で接合してルアー本体41の口部にリップ47が形成されている。
また、構造自体に浮力を持たせるため、ルアー本体41の内部は仕切壁49を介して2つの中空部51,53が、ルアー本体41の頭部側と、腹部から尾部側とに亘って区画形成されており、仕切壁49は、ルアー外表体43に突設されたリブ(図示せず)と、ルアー外表体45に同じく突設されたリブ55とで形成されている。
そして、図2に示すように仕切壁49で区画された中空部51,53間の腹部の内底面に、厚肉な固定錘装着部57と釣針止着部59が一体に連設されており、中空部51側に位置する固定錘装着部57内にバランス調整用の球状の固定錘61が装着され、当該固定錘61は、ルアー63の前傾姿勢を維持しつつ、後述する移動錘65と共にルアー63のバランスを保つように機能する。
一方、中空部53側に位置する釣針止着部59には、ルアー本体41の腹部外周からピン67が止着され、更に、ルアー本体41の口部と尾部に設けた厚肉な釣糸止着部69と釣針止着部71にピン73,75が止着されている。そして、ルアー本体41の腹部と尾部に止着されたピン67,75に、スプリットリング77を介して釣針79が取り付けられている。
更に、図1に示すように上記中空部53内には、釣針止着部71から釣針止着部59に亘ってルアー外表体43に突設したリブ(図示せず)と、ルアー外表体45に同じく突設したリブ81からなる仕切壁83により、ルアー本体41の尾部から腹部に亘って下方へ傾斜する中空な第1移動案内部(第1移動通路)85が、ルアー本体41の内底面に沿って前後方向に形成されると共に、仕切壁83に区画されてその上側に第2移動案内部(第2移動通路)87がルアー本体41の前後方向に設けられている。
また、既述したリブ81と図示しないルアー外表体43側のリブで形成された仕切壁83は、図示するように前側が斜め下方へ屈曲して、当該仕切壁83と既述した仕切壁49とで、後述する保持錘89を位置決めする凹部91が形成されており、当該凹部91の底部が既述した釣針止着部59の上面となっている。そして、キャスティングされたルアー63の着水後、第2移動案内部87の前方に移動した保持錘89は、上記凹部91内に入り込んで位置決めされるようになっている。
そして、第1移動案内部85内に、鉄粉が混入されて磁性を持ったタングステン合金からなる球状の移動錘65が前後方向へ転動することで移動可能に収容され、第2移動案内部87内に、磁石からなる球状の保持錘89が前後方向へ転動することで移動可能に収容されている。
ルアー63をキャスティングした際に十分な飛距離が得られるように移動錘65は鉄(比重7.8)等を用いることができるが、より大きな飛距離が得られるように比重12以上の金属(鉛より比重が大きい)で形成することが好ましい。このため、本実施形態では、移動錘65を鉄を含む(または散在する)比重12以上17以下のタングステン合金として磁性を持たせている。尚、タングステンやタングステン合金を磁性体で被覆してもよい。
また、保持錘89は、例えばネオジウム磁石(ネオジウム,鉄,ボロン等からなり比重7.4)等の磁石を用いる。
更に、図2に示すように上記凹部91と第1移動案内部85を仕切る仕切壁83の前端側には、凹部91方向へ順次小径となる断面円弧状をなし、第1移動案内部85から第2移動案内部87へ通じる孔93が移動錘65の外形形状に沿って設けられており、図1に示すように移動錘65が第1移動案内部85の前方に移動すると、移動錘65は当該孔93に係合するようになっている。
而して、斯様に移動錘65が孔93に係合すると、僅かにその外周が凹部91側へ突出して、当該凹部91内に位置決めされた保持錘89と接触するようになっており、斯様に移動錘65が保持錘89に接触すると、保持錘89の磁力で移動錘65が保持錘89に吸着されて、図1の如く第1移動案内部85の前方で、移動錘65が第2移動案内部87の前方に移動した保持錘89によって保持されるようになっている。
また、図2に示すように凹部91の底部には、当該凹部91に入り込んだ保持錘89を積極的に孔93方向へ転動させる傾斜部95が設けられている。
そして、キャスティングに当たり、竿先のガイドよりわずかに釣糸を繰り出してルアー63を垂下したキャスティング体制に入ると、移動錘65と保持錘89は磁力に抗して離れ、図1の二点鎖線で示すように移動錘65と保持錘89は、第1,第2移動案内部85,87の後方(図中、矢印A,B方向)へ夫々移動するようになっている。そして、着水後、釣糸が引かれリップ47が作用してルアー63が前傾すると、移動錘65が第1移動案内部85を前方に移動して前記孔93に係合し、保持錘89が仕切壁83に沿って前記凹部91内まで移動して位置決めされるようになっている。
尚、本実施形態に係るルアー63は、図1の実線の如く移動錘65と保持錘89が前方に移動した状態で、重心が釣針止着部59近傍に設定されている。
本実施形態に係るルアー63はこのように構成されているから、当該ルアー63を用いて釣りを行う際に、ルアー63を垂下したキャスティング体勢に入ると、図1の二点鎖線で示すように移動錘65と保持錘89は、夫々、第1,第2移動案内部85,87の後端部まで移動する。
而して、この状態でキャスティングすると、その慣性力で移動錘65と保持錘89が第1,第2移動案内部85,87の後端部に位置し乍ら、ルアー63は尾部側を先頭に飛んで行くが、移動錘65と保持錘89が第1,第2移動案内部85,87の後端部に寄っているため、重心がルアー63の後方に移動し、而も、図5及び図6の従来例と異なり、釣針止着部59付近に重量が残らないため、ルアー63は飛行姿勢が崩れることなく安定して遠くへ飛んで行く。
そして、着水後、ピン73に連結した釣糸を引くことでリップ47が作用してルアー63が前傾し、これと同時に移動錘65と保持錘89が第1,第2移動案内部85,87に沿ってルアー63の前方側へ移動する。
而して、斯様に移動錘65と保持錘89がルアー63の前方側へ移動すると、移動錘65が孔93に係合してその外周が僅かに凹部91側へ突出し、また、凹部91内に入り込んだ保持錘89は傾斜部95によって孔93方向へ転動するため、移動錘65と保持錘89が接触し、移動錘65が保持錘89に磁力で吸着されて第1移動案内部85の前方で保持され、移動錘65と保持錘89の移動が規制される。
この後、リップ47やルアー63の外表面の水の抵抗,固定錘61と移動錘65等の作用でルアー63は口部側を下に向け乍ら、安定して泳動することとなる。
このように本実施形態は、磁石を用いて移動錘65を第1移動案内部85の前方で保持するに当たり、磁石を保持錘89としてキャスティングの際にこれをルアー63(第2移動案内部87)の後方に移動させる構成としたので、図5及び図6の従来例と異なり、キャスティング時に釣針止着部59付近に重量が残らず、この結果、斯かる従来例に比し移動錘65と保持錘89の重心移動の効率が良好となって、ルアー63の飛行姿勢が安定することとなった。
而も、凹部91に開口する孔93は第1移動案内部85側に比し小径とされているため、保持錘89が孔93にはまって動き難くなることがないし、傾斜部95によって保持錘89が孔93側へ転動するため、保持錘89と移動錘65を確実に接触させることが可能である。
図3は請求項1乃至請求項5に係るルアーの第二実施形態を示し、本実施形態は、前記第2移動案内部87に代え、ルアー本体の頭部側に、当該第2移動案内部87より移動距離の短い移動案内部を大きな傾斜角で形成したものである。
以下、本実施形態を図面に基づいて説明するが、上記第一実施形態と同一のものには同一符号を付してそれらの説明は省略する。
図中、97はルアー本体41-1内に仕切壁49と平行に設けられた仕切壁で、両仕切壁49,97によって、ルアー本体41-1の頭部側に第1移動案内部85より移動距離の短い第2移動案内部99が、第1移動案内部85より大きな傾斜角でルアー本体41-1の前後方向に形成されている。
而して、上記仕切壁97は、ルアー本体41-1を形成する左右一対のルアー外表体43-1,45-1に突設したリブ101によって形成されており、ルアー外表体43-1側に突設した図示しないリブと、ルアー外表体45-1側に突設したリブ101は、いずれも孔93が開口する仕切壁83部分を構成するリブ81と面一に形成されて、ルアー本体41-1の背面部内面に亘って突設されている。
そして、第2移動案内部99内に保持錘89が移動自在に収容されている。
尚、本実施形態では、第一実施形態の固定錘61は装着しない構造となっている。
本実施形態に係るルアー63-1はこのように構成されているから、既述したルアー63と同様、ルアー63-1を垂下したキャスティング体勢に入ると、図3の二点鎖線で示すように移動錘65と保持錘89は、夫々、第1,第2移動案内部85,99の後端部まで移動する。
而して、この状態でキャスティングすると、その慣性力で移動錘65と保持錘89が第1,第2移動案内部85,99の後端部に位置し乍ら、ルアー63-1は尾部側を先頭に飛んで行くが、移動錘65と保持錘89が第1,第2移動案内部85,99の後端部に寄って重心がルアー63-1の後方に移動しており、而も、本実施形態に於ても、釣針止着部59付近に重量が残らないため、ルアー63-1は飛行姿勢が崩れることなく安定して遠くへ飛んで行く。
そして、着水後、ピン73に連結した釣糸を引くことでリップ47が作用してルアー63-1が前傾し、これと同時に移動錘65と保持錘89が第1,第2移動案内部85,99に沿ってルアー63-1の前方側へ移動するが、第2移動案内部99は第1移動案内部85に比し急傾斜且つ短寸に設定されているため、保持錘89が速やかに図3の実線で示す位置に移動して、ルアー63-1は速やかに泳動状態に復帰する。
而して、斯様に移動錘65と保持錘89がルアー63-1の前方側へ移動すると、移動錘65が孔93に係合してその外周が僅かに凹部91側へ突出し、また、第2移動案内部99の前方に移動した保持錘89は傾斜部95によって孔93方向へ転動するため、移動錘65と保持錘89が接触し、移動錘65が保持錘89に磁力で吸着されて第1移動案内部85の前方で保持される。
この後、リップ47やルアー63-1の外表面の水の抵抗等の作用でルアー63-1は口部側を下に向け乍ら、安定して泳動することとなる。
このように本実施形態に係るルアー45-1も、磁石を用いて移動錘65を第1移動案内部85の前方で保持するに当たり、磁石を保持錘89としてキャスティングの際にこれをルアー63-1(第2移動案内部99)の後方に移動させる構成としたので、図1の第一実施形態と同様、所期の目的を達成することが可能である。
また、本実施形態は、図1の実施形態に比し第2移動案内部99を急傾斜且つ短寸に形成したため、ルアー63-1の後方へ移動した保持錘89が速やかに図3の実線で示す位置に復帰して、ルアー63-1が速やかに泳動状態に復帰する利点を有する。
図4は請求項1及び請求項2の一実施形態に係るルアーを示し、以下、本実施形態を図面に基づいて説明するが、図1の実施形態と同一のものには同一符号を付してそれらの説明は省略する。
図中、101はABS樹脂等の合成樹脂からなる左右一対のルアー外表体103,105を接合して形成されたルアー本体で、ルアー本体101は小魚状に形成されて、その表面に図示しない装飾が施されている。
そして、ルアー外表体103,105の口部には、夫々、半割れリップ107a,107bが一体に突設されており、両ルアー外表体103,105を接着剤等で接合してルアー本体101の口部にリップ107が形成されている。
また、構造自体に浮力を持たせるため、図2に示すようにルアー本体101はその内部に中空部109が形成されているが、その腹部に厚肉な固定錘装着部111と釣針止着部113が内方へ突設されており、固定錘装着部111内に固定錘61が装着されている。
一方、釣針止着部113には、ルアー本体101の腹部外周からピン67が止着され、更に、ルアー本体101の口部と尾部に設けた厚肉な釣糸止着部115と釣針止着部117にピン73,75が止着されている。そして、ルアー本体41の腹部と尾部に止着されたピン67,75に、スプリットリング77を介して釣針79が取り付けられている。
そして、上記中空部109内に、ステンレス等の非磁性体からなる1本の線材119が、移動錘65-1と保持錘89-1の移動案内部として架け渡されている。
図示するように線材119は側面視略V字状に形成されており、その一端は、釣針止着部113より後方のルアー本体101の背面側内面に突設した支持突起121に埋設され、他端側は、尾部側の釣針止着部117に埋設されている。
そして、線材119の屈曲部が釣針止着部113に埋設されて、上記釣針止着部117と当該釣針止着部113間の緩やかにルアー本体101の前方へ下るように傾斜した線材119が、移動錘65-1を保持する第1移動案内部123とされ、前記支持突起121と釣針止着部113間の第1移動案内部123より短く、これより急傾斜した線材119が、保持錘89-1を保持する第2移動案内部125とされている。そして、第1移動案内部123の線材119に、既述した移動錘65と同一材料で形成された球状の移動錘65-1が遊嵌保持され、移動錘65-1は線材119に沿ってルアー本体101の前後方向へ移動自在となっている。
同様に、第2移動案内部125の線材119に、既述した保持錘89と同一材料で形成された球状の保持錘89-1が遊嵌保持されて、保持錘89-1が線材119に沿ってルアー本体101の前後方向へ移動自在となっている。
そして、キャスティングに当たり、ルアー127を垂下したキャスティング体制に入ると、移動錘65-1と保持錘89-1は、夫々、図4の二点鎖線で示すように線材119に沿って第1,第2移動案内部123,125の後方へ移動する。そして、着水後、釣糸が引かれリップ107が作用してルアー127が前傾すると、線材119に沿って移動錘65-1と保持錘89-1が、夫々、第1移動案内部123と第2移動案内部125の前方に移動して、図4の実線で示すように互いに接触(衝突)するようになっている。
而して、保持錘89-1は磁石で形成されているから、斯様に移動錘65-1と保持錘89-1が前方に移動して接触すると、保持錘89-1の磁力で移動錘65-1が保持錘89-1に吸着されて、図示するように第1移動案内部123の前方で移動錘65-1が保持錘89-1によって保持されるようになっている。そして、キャスティング体制に入ると、移動錘65-1と保持錘89-1は磁力に抗して離れて、既述したように第1,第2移動案内部123,125の後方へ夫々移動するように構成されている。
本実施形態はこのように構成されているから、ルアー127を垂下したキャスティング体勢に入ると、図4の二点鎖線で示すように移動錘65-1と保持錘89-1は、線材119に沿って第1,第2移動案内部123,125の後端部まで移動する。
而して、この状態でキャスティングすると、その慣性力で移動錘65-1と保持錘89-1が第1,第2移動案内部123,125の後端部に位置し乍ら、ルアー127は尾部側を先頭に飛んで行くが、移動錘65-1と保持錘89-1が第1,第2移動案内部123,125の後端部に寄っているため、重心がルアー127の後方に移動しており釣針止着部113付近に重量が残らないため、ルアー127は飛行姿勢が崩れることなく安定して遠くへ飛んで行く。
そして、着水後、ピン73に連結した釣糸を引くことでリップ107が作用してルアー127が前傾し、これと同時に移動錘65-1と保持錘89-1が線材119に沿ってルアー127の前方側へ移動して接触するため、保持錘89-1の磁力で移動錘65-1が保持錘89-1に吸着されて、第1移動案内部123の前方で移動錘65-1が保持錘89-1によって保持されることとなる。
このように本実施形態も、磁石を用いて移動錘65-1を第1移動案内部123の前方で保持するに当たり、磁石を保持錘89-1としてキャスティングの際にこれを第2移動案内部125の後方へ移動させる構成としたので、図1の第一実施形態と同様、所期の目的を達成することが可能である。
また、本実施形態も、図1の実施形態に比し第2移動案内部125を急傾斜且つ短寸に形成したため、後方へ移動した保持錘89-1が速やかに図4の実線で示す位置に復帰して、ルアー123が速やかに泳動状態に復帰する利点を有する。
請求項1乃至請求項5の第一実施形態に係るルアーの要部断面図である。 図1に示すルアーの要部拡大断面図である。 請求項1乃至請求項5の第二実施形態に係るルアーの要部断面図である。 請求項1及び請求項2の一実施形態に係るルアーの要部断面図である。 従来のルアーの断面図である。 従来の他のルアーの要部断面図である。 図6に示すルアーの要部拡大断面図である。
符号の説明
41,41-1,101 ルアー本体
43,43-1,45,45-1,103,105 ルアー外表体
47,107 リップ
49,83,97 仕切壁
51,53,109 中空部
57,111 固定錘装着部
59,113 釣針止着部
61 固定錘
63,63-1,127 ルアー
65,65-1 移動錘
79 釣針
85,123 第1移動案内部
87,99,125 第2移動案内部
89,89-1 保持錘
91 凹部
93 孔
95 傾斜部
119 線材
121 支持突起

Claims (5)

  1. ルアー本体内に錘を移動自在に収容したルアーに於て、
    上記ルアー本体内に、錘を移動自在に保持する第1移動案内部をルアー本体の前後方向に設け、当該第1移動案内部と異なる錘を移動自在に保持する第2移動案内部を設けて、第1移動案内部の前方に移動した錘と第2移動案内部の錘とを接触可能とすると共に、
    第1,第2移動案内部に保持される錘を磁力により吸着可能な磁性体で形成し、
    接触した第1,第2移動案内部の錘が磁力で吸着して、互いの移動が規制されることを特徴とするルアー。
  2. 第2移動案内部は、ルアー本体の前後方向に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のルアー。
  3. 第1移動案内部の前方と第2移動案内部との間に孔が開口する仕切壁が形成され、当該孔を介して第1,第2移動案内部の錘が接触することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のルアー。
  4. 孔は、第1移動案内部から第2移動案内部方向へ順次小径とされていることを特徴とする請求項3に記載のルアー。
  5. 第2移動案内部は、移動自在に保持した錘を孔側へ移動させる傾斜部が設けられていることを特徴とする請求項3または請求項4に記載のルアー。
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