JP2005261385A - ルアー - Google Patents

ルアー Download PDF

Info

Publication number
JP2005261385A
JP2005261385A JP2004082525A JP2004082525A JP2005261385A JP 2005261385 A JP2005261385 A JP 2005261385A JP 2004082525 A JP2004082525 A JP 2004082525A JP 2004082525 A JP2004082525 A JP 2004082525A JP 2005261385 A JP2005261385 A JP 2005261385A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lure
weight
main body
weights
holding body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004082525A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Ito
秀輝 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2004082525A priority Critical patent/JP2005261385A/ja
Publication of JP2005261385A publication Critical patent/JP2005261385A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 本体の設計変更をしないでウエイトの数を増減のみで種々のタイプに対応できるようにして製造コストの低減を図るとともに、ウエイトの数が増減されてもリーリング時及びキャスティング時のバランスを保持できるようにした。
【解決手段】 前端側に釣糸が結束されるとともに長手方向に沿って分割形成した一対の分割体10a,10bを互いに接合して形成される非磁着性の本体10と、この本体10内で前後方向に移動可能な磁着性の1個または2個以上のウエイト25と、本体10内に形成され各ウエイト25を移動可能にガイドする移動経路部30と、この移動経路部30の経路の途中に設けられ各ウエイト25を磁着により保持する保持体40とを備え、分割体10a,10bの接合前に保持体40を移動経路部30の経路上で、前後方向に位置調整可能にした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、釣りに用いられるルアーに係り、特に、重心を移動させることができるルアーに関する。
一般に、釣りに用いられるルアーにあっては、図8に示すように、ルアーが湖や川等の水面付近を泳ぐフローティングタイプL1と、水面から所定間隔潜って泳ぐサスペンドタイプL2と、水中深く潜って湖や川等の底近傍を泳ぐシンキングタイプL3の3つのタイプがある。
従来、フローティングタイプのルアーとしては、例えば、特許文献1(特開2001−299154号公報)に記載されたものが知られている。
図9に示すように、このルアーLaは、前端側に釣糸が結束される樹脂などで中空形成された磁着性の疑似魚状本体1と、この本体1の内部で移動可能な磁着性で球状の2つの第1ウエイト2と、この2つの第1ウエイト2を本体1内下側で本体1の長手方向に沿って移動可能にガイドする第1移動経路部3と、本体1内で移動可能なマグネットからなる球状の第2ウエイト4と、この第2ウエイト4を本体1内の第1移動経路部3の前側において第1ウエイト2と交差する方向に移動可能にガイドする後側上方へ傾斜した第2移動経路部5とを備え、第1及び第2ウエイト2,4の移動により重心を移動させることができるようにしている。また、第1及び第2移動経路部3,5の前端には、山形の金属製基板6が設けられ、この前端位置において基板6を介してマグネットからなる第2ウエイト4が第1ウエイト2を磁着保持する。また、このルアーLaの本体1の中央下部及び後端には、釣針を係止するためのフック7が設けられている。
このルアーLaを用いて釣りを行なう際、ルアーLaのキャスティング時には、第1及び第2ウエイト2,4が後端へ移動し、重心が後端側へ移動するので遠投性とコントロール性が向上させられる。一方、リーリング時には、第1及び第2ウエイト2,4が磁力により前端に移動して互いに磁着し、重心が中央に位置するようになるので、疑似魚状のルアーLaが泳ぐような姿勢をとるようになる。
ところで、このフローティングタイプL1のルアーLaにおいて、製造段階で、サスペンドタイプL2及びシンキングタイプL3のいずれかのタイプになるようにルアーLa全体の重さを調整するが、その場合には、その泳ぎが自然になるようにルアーLa全体の重心が本体1中央下部のフック7の位置にくるように考慮して、第1及び第2ウエイト2,4の両方の数あるいは重さを増加させて調整する。
特開2001−299154号公報
しかしながら、上記従来のルアーLaにあっては、タイプ変更しようとした場合に、ルアーLaの後側に位置する第1ウエイト2の数や重さに応じて、ルアーLaの前側に位置する第2ウエイト4の数や重さを増やさなければならなくなり、その為、リーリング時には重心が中央に位置するのでバランスが良いが、反面、キャスティング時には、前側が重くなって、バランスを失ってしまうことがあり、飛行に支障を生じさせるという問題があった。
この問題の解消のために、本体の形状をフローティングタイプL1,サスペンドタイプL2及びシンキングタイプL3の夫々のタイプに対応して作成し、前側の第2ウエイト4の重さをそのままにして、後側の第1ウエイト2の重さのみを変えてルアーLaの前後のバランスを均等に保つことが考えられる。しかし、この場合、逐一、本体1を別々に作らなければならなくなり、本体の種類が多くなって、製造コストが高くなってしまうという問題があった。
本発明は上記の問題点に鑑みて為されたもので、本体の設計変更をしないでウエイトの数の増減のみで種々のタイプに対応できるようにして製造コストの低減を図るとともに、ウエイトの数が増減されてもリーリング時及びキャスティング時のバランスを保持できるようにしたルアーを提供することを目的とする。
このような目的を達成するための本発明のルアーは、前端側に釣糸が結束される非磁着性の本体と、該本体内で前後方向に移動可能な磁着性の1個または2個以上のウエイトと、上記本体内に形成され上記各ウエイトを移動可能にガイドするガイド壁を有した移動経路部と、該移動経路部の経路の途中に設けられ上記各ウエイトを磁着により保持する保持体とを備え、上記ウエイトの移動により重心を移動させることができるルアーにおいて、上記保持体を上記移動経路部の経路上で、前後方向に位置調整可能にしている。
このルアーの製造の際には、移動経路部の途中に保持体を設けるとともに、この保持体より後側にウエイトを入れてルアーのタイプに応じてウエイトの数を増減する。この際、このウエイトの数に応じて保持体を移動させ、保持体によるウエイトの保持時におけるルアー全体の重心の位置を変更する。そのため、ウエイトの数が増減しても、重心の位置をウエイトの保持時にルアーの前後のバランスが均等になる位置に位置させられるようになる。これにより、本体の設計変更をしないでよくなり、容易にタイプを変更して製造できるようになるので、ルアーの金型を新たに作る等の製造コストが低減される。
このルアーを用いて釣りを行なう際には、ルアーを、釣竿から延びる釣糸に結束し、この釣竿を操作してルアーをキャスティングする。この際、ウエイトに急激な遠心力が加わり、このウエイトが保持体から離間するとともに、移動経路部内を通って後方に移動する。この際、ウエイトが移動経路部の後端に衝止することでルアーは遠方へ飛行していく。この場合、ウエイトは前側には無いので、後側に作用する力が大きくなり、そのため、より確実に遠方へ飛行させることができる。
次に、ルアーが着水すると、保持体にウエイトが磁着する。この状態では、保持体の位置調整により重心が本体前後の重さのバランスが均等になる位置に位置させられているので、ルアーが水中で略水平状態になる。そして、この状態で、リーリングが行なわれると、重心を軸にルアーがあたかも魚のように動く泳ぎをするようになる。
より詳しくは、前端側に釣糸が結束される非磁着性の本体と、該本体内で前後方向に移動可能な磁着性の1個または2個以上のウエイトと、上記本体内に形成され上記各ウエイトを移動可能にガイドする移動経路部と、上記移動経路部の経路の途中に設けられ上記各ウエイトを磁着により保持する保持体とを備え、上記ウエイトの移動により重心を移動させることができるルアーにおいて、上記本体を、長手方向に沿って分割形成した一対の分割体を互いに接合して形成し、当該分割体の接合前に上記保持体を上記移動経路部の経路上で、前後方向に位置調整可能にしている。
このルアーの製造の際には、一対の分割体のうちいずれか一方の分割体において、移動経路の途中に保持体を設けるとともに、この保持体より後側にウエイトを入れる。この状態で、他方の分割体を、一方の分割体に合わせる。この際、分割体の接合面は接着剤等により接着される。
この場合、分割体の接合前に、ルアーのタイプに応じてウエイトの数を増減するとともに、このウエイトの数に応じて保持体を移動させ、保持体によるウエイトの保持時におけるルアー全体の重心の位置を変更する。そのため、ウエイトの数が増減しても、重心の位置をウエイトの保持時にルアーの前後のバランスが均等になる位置に位置させられるようになる。これにより、本体の設計変更をしないでよくなり、容易にタイプを変更して製造できるようになるので、ルアーの金型を新たに作る等の製造コストが低減される。
また、このルアーにおいて、ルアーの泳ぎの試験を行なう際にあっても、分割体同士を仮止めする等して止めておけば、再び分割して、ウエイトの数を増減させて保持体の位置を調整するだけで容易にタイプ変更できるので、試験を容易に行なえるようになる。
また、必要に応じ、上記移動経路部に上記保持体を着脱可能に支持する支持部を所定間隔で複数設けている。
これにより、ウエイトの数に応じて保持体の位置を調整する際、支持部を所定間隔で複数設けているので、保持体を段階的に移動するだけで、重心調整ができ、調整作業が容易になる。また、調整作業が容易なので、ルアーの泳ぎの試験の際、重心の位置調整が容易なので、試験も容易になる。
更に、必要に応じ、上記支持部を、上記移動経路部のガイド壁の前後方向に所定間隔で複数形成され、上記保持体が係合する溝で構成している。
溝なので、着脱が容易であり、また、保持体の係合が確実になる。
更にまた、必要に応じ、上記保持体を、ウエイトを磁着するマグネットと、該マグネットの一端に設けられる板状の支持板とを備えて構成し、上記溝を上記保持体の支持板が着脱自在に係合する形状に形成している。
マグネットの磁着によりウエイトを確実に保持できるようになる。また、溝に係合した支持板によりマグネットが確実に支持されるので、これによってもウエイトの保持が確実になる。
そしてまた、必要に応じ、上記本体に、基端部が固定され釣針を係止するためのフックを備え、上記移動経路部の前後方向の中間であって、該移動経路部のガイド壁に上記フックの基端部を埋設している。
フックの基端部を移動経路部のガイド壁に埋設したので、フックの前側に保持体を位置させ、ウエイトがフックのある前後を移動可能にできることになり、そのため、経路上にフックの基端部があるものと比較して、フックの基端部により保持体の位置調整が制限されなくなり、ルアーの前後方向において保持体の位置調整の自由度が高くなる。そのため、ウエイトの数の自由度も高くなる。
本発明のルアーによれば、保持体を移動経路部の経路上で、前後方向に位置調整可能にしたので、ルアーの製造の際に、ルアーのタイプに応じてウエイトの数を増減しても、このウエイトの数に応じて保持体を移動させることで、重心の位置をウエイトの保持時にルアーの前後のバランスが均等になる位置に位置させることができ、本体の設計変更をしなくても、容易にタイプを変更して製造できるようになり、ルアーの金型を新たに作る等の製造コストが低減される。また、キャスティング時には、全てのウエイトが移動経路部の後端に衝止して、後側に作用する力が大きくなり、より確実に遠方へ飛行させることができる。リーリングの際には、重心の位置の調整が行なわれているので、この重心を軸にルアーがあたかも魚のように動く泳ぎをするようになる。
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施の形態に係るルアーについて詳細に説明する。
図1乃至図6には、本発明の実施の形態に係るルアーLを示している。
このルアーLの基本的構成は、前端側に釣糸が結束される非磁着性の本体10と、この本体10内で前後方向に移動可能な磁着性の1個または2個以上のウエイト25と、本体10内に形成され各ウエイト25を移動可能にガイドするガイド壁36を有した移動経路部30と、移動経路部30の経路の途中に設けられ各ウエイト25を磁着により保持する保持体40とを備えてなる。そして、このルアーLは、本体10が、長手方向に沿って分割形成した一対の分割体10a,10bを互いに接合して形成され、分割体10a,10bの接合前に保持体40を移動経路部30の経路上で、前後方向に位置調整可能に形成されている。
詳しくは、本体10は、例えば、外形が疑似魚状に形成され、下縁は略直線状に形成され上縁は弧状に形成されている。本体10は、本体10の前後方向においてその重心が後述の第1フック15が設けられる位置に位置するように形成されている。一対の分割体10aにおいては、一方の分割体10aと他方の分割体10bとは略左右対称に設けられ、接合面11は樹脂等の接着剤で接合されている。
また、本体10の前端側には、本体10に一体に設けられるリップ12が設けられている。このリップ12には、釣竿から延びる釣糸が結束されるリング状の釣糸結束部13が設けられている。
更に、本体10には、この本体10に基端部16が固定され釣針を係止するための第1フック15が備えられている。
第1フック15は、平面板状に形成される基端部16と、この基端部16に立設されるリング状のリング部17とを備えて構成されている。また、この第1フック15は、本体10に、移動経路部30の前後方向の中間であって、移動経路部30のガイド壁36に基端部16が埋設されて備えられている。
第1フック15の基端部16は、分割体10a,10bの接合前に、各分割体10a,10bのガイド壁36の接合面11に凹設される凹溝18に嵌合され、分割体10a,10bの接合とともに、埋設されて本体10に備えられる。第1フック15のリング部17は、分割体10a,10bの接合前に、凹溝18からルアーLの下側外側に連通する連通溝19aを通過させられて、分割体10a,10bの接合後に、各連通溝19aから本体10の外側に露出させられる。
また、本体10には、この本体10に基端部16が固定され釣針を係止するための第2フック20が備えられている。
第2フック20は、一方側23及び他方側24に孔を有した8字状のリング部材21で構成されている。このリング部材21は、一方側23が本体10の後端部に埋設されるとともに、他方側24が本体10の外部に露出させられてこれに釣針(図示せず)が係止可能に形成されている。このリング部材21の一方側は、分割体10a,10bの接合前に、本体10の後端側に設けられる嵌合部22に嵌合させられ、分割体10a,10bの接合とともに本体10に埋設される。
ウエイト25は、本体10の内部に設けられ、例えば、移動経路部30を転動する球状の金属で形成されている。このウエイト25は、図8に示すように、ルアーLが湖や川等の水面付近を泳ぐフローティングタイプL1と、水面から所定間隔潜って泳ぐサスペンドタイプL2と、水中深く潜って湖や川等の底近傍を泳ぐシンキングタイプL3の3つのタイプに応じ、ルアーL全体の重さを調整するために、分割体10a,10bの接合の前にその数が変えられて本体10内に設けられている。
実施の形態においては、ウエイト25は、直径6mmのボールで構成した。
移動経路部30は、本体10の内部に略直線状に設けられ、本体10の下縁に沿う横断面U字状のガイド壁36と、ガイド壁36の両側壁36bから相対向して突設される一対の凸条37とで構成されている。移動経路部30の前端30aは、本体10の前端の後位にあり、後端30bは、第2フック20の前位に位置させられている。また、移動経路部30のガイド壁36の底面36aは、第1フック15のある位置から前端30a側及び後端30b側の夫々に向けて下る斜面に形成されている。分割体10a,10bが接合された状態では両方の凸条37間には、ウエイト25が転動してガイドされる隙間が形成される。
保持体40は、分割体10aの接合前に移動経路部30の経路上で、前後方向に位置調整可能に設けられる。
詳しくは、この保持体40は、移動経路部30に所定間隔で複数設けられる支持部45により、着脱可能に支持されている。保持体40は、ウエイト25を磁着するマグネット41と、マグネット41の一端に設けられ後述の支持部45の溝46に着脱自在に係合する円形板状の支持板42とを備えて構成されている。
マグネット41は、円柱状に形成され、ルアーLの長手方向に軸を平行にして設けられるとともに、この軸方向の端面に磁極を有している。
支持板42は、磁着可能な金属で形成されるとともに、マグネット41と磁着している。
支持部45は、ルアーLの前後方向であって移動経路部30のガイド壁36の底面36a及び凸条37に所定間隔で複数形成される保持体40の支持板42が係合可能な溝46で構成されている。この溝46は、例えば、ウエイト25の半径と略同じ間隔で形成され(実施の形態では3mmの間隔で5つ)、ウエイト25の数nに対して、前後方向の後ろからn番目の溝46に支持板42が係合される。
次に、このルアーLの製造の仕方について説明する。まず、フローティングタイプL1の場合について説明する。実施の形態のルアーLにおいては、ウエイト(25)1個のものをフローティングタイプL1としている。
この場合、例えば、図1乃至図4に示す、マグネット41と支持板42とを磁着させて保持体40を形成するとともに、一対の分割体10a,10bのうちいずれか一方の分割体(実施の形態においては分割体10a)において、支持部45の溝46に保持体40の支持板42を係合させる。この場合、ウエイト25の数に合わせて支持板42の係合,位置を調整する。実施の形態においては、ウエイト25は1個なので、支持部45の溝46のうち、ルアーLの前後方向において後ろから1番目の溝46に支持板42を係合する。そして、保持体40の後側の移動経路部30に、1個のウエイト25を入れる。
次に、リップ12に釣糸結束部13を設け、第1フック15の基端部16を凹溝18に、第1フック15のリング部17を連通溝19aに、第2フック20のリング部材21の一方側23を嵌合部22に夫々嵌合する。そして、他方の分割体10bを、一方の分割体10aに合わせる。この際、分割体10a,10bの接合面11を接着剤等により接着する。
次に、図1及び図5に示すように、サスペンドタイプL2の製造の仕方について説明する。実施の形態のルアーLにおいては、ウエイト(25)2個のものを、サスペンドタイプL2にしている。
このルアーLは、上記ウエイト25の数が1個の場合と同様に、例えば、マグネット41と支持板42とを磁着させて保持体40を形成するとともに、ウエイト25が2個の場合なので、この保持体40の支持板42を、支持部45の溝46のうち、ルアーLの前後方向において後ろから2番目の溝46に係合する。そして、移動経路部30に2個のウエイト25を入れる。これ以外は上記ウエイト(25)1個の場合と同様である。
次にまた、図1及び図6に示すように、ウエイト25の数を3個にした場合のルアーLの製造の仕方について説明する。実施の形態のルアーLにおいては、ウエイト(25)3個にしたものをシンキングタイプL3にしている。
このルアーLは、上記ウエイト25の数が1個の場合と同様に、例えば、マグネット41と支持板42とを磁着させて保持体40を形成するとともに、ウエイト25が3個の場合なので、この保持体40の支持板42を、支持部45の溝46のうち、ルアーLの前後方向において後ろから3番目の溝46に係合する。そして、移動経路部30に3個のウエイト25を入れる。これ以外は上記ウエイト(25)1個の場合と同様である。
これにより、ウエイト25の数が増減しても、保持体40の位置を調整することで重心の位置をルアーLの前後のバランスが均等になる位置に位置させられるようになる。これにより、本体10の設計変更をしないでよくなり、容易にタイプを変更して製造できるようになるので、ルアーLの金型を新たに作る等の製造コストが低減される。
また、第1フック15の基端部16を移動経路部30のガイド壁36に埋設したので、従来のものと比較して、第1フック15の基端部16により保持体40の位置調整が制限されなくなることから、ルアーLの前後方向において保持体40の位置調整の自由度が高くなる。そのため、ウエイト25の数の自由度も高くなる。
更に、支持部45が所定間隔で複数設けられているので、ウエイト25の数に応じて、保持体40を段階的に移動するだけで、保持体40の位置調整を行なうことができ、位置調整が容易になる。
また、支持部45が溝46で構成されているので、保持体40の係合が確実になる。
この実施の形態に係るルアーLを用いて釣りを行なう際には、以下のようにして行なう。まず、第1フック15及び第2フック20に釣針(図示せず)を係止したフローティングタイプL1,サスペンドタイプL2及びシンキングタイプL3のいずれかのタイプのルアーLを、釣竿(図示せず)から延びる釣糸に結束する。
そして、この釣竿を操作してルアーLをキャスティングする。この際、図2,図5及び図6に示すように、ウエイト25に急激な遠心力が加わり、このウエイト25は保持体40のマグネット41から離間するとともに、移動経路部30内を通って後方に移動し、移動経路部30の後端30bに衝止する。
この際、ウエイト25は、本体10の前側になく全て後側に移動していくので、後側に作用する力が大きくなる。そのため、飛行時のルアーLのバランスが良くなり、このルアーLを遠方へ飛行させられるようになる。
また、この際、ウエイト25は、凸条37により上下方向の動きが制限されるとともにガイド壁36との接触面積が小さくなっているので、移動抵抗が少なくなり、そのため、移動が円滑になり、ルアーLの応答性が向上させられる。
このように、ウエイト25が移動経路部30の後端30bに衝止することでルアーLは遠方へ飛行していく。この場合、ウエイト25はルアーLの前側には無いので、後側に作用する力が大きくなり、そのため、より確実に遠方へ飛行させることができる。
次に、ルアーLが着水すると、保持体40のマグネット41によりウエイト25がマグネット41側に引っ張られるとともに、この保持体40に磁着する。この際にも、ウエイト25は、凸条37により上下方向の動きが制限されるとともにガイド壁36との接触面積が小さくなっているので、移動抵抗が少なくなり、ルアーLの応答性が向上させられる。また、この際、ウエイト25の重さにより、フローティングタイプL1は水面近傍を、サスペンドタイプL2は水中を、シンキングタイプL3は底の方に沈んでいく。
この状態においては、フローティングタイプL1,サスペンドタイプL2及びシンキングタイプL3のいずれの場合にも、保持体40の位置調整により重心がルアーLの前後方向において第1フック15のある位置に位置させられているので、本体10前後の重さのバランスが均等になりルアーLが水中で略水平状態になる。そして、この状態で、リーリングが行なわれると、ルアーLは、重心を軸にしてあたかも魚のように動く泳ぎをするようになる。そのため、ウエイト25の数が増減されていても、ルアーLの泳ぎが損なわれないようになる。
次に、本発明の別の実施の形態に係るルアーについて説明する。
図7に示すように、このルアーLは、上記のものとは、保持体40及び支持部45が異なっている。
詳しくは、保持体40を円柱状のマグネット41で構成するとともに、支持部45をこの保持体40であるマグネット41が係合する溝46aで構成している。これ以外の構成は上記と同様である。
このルアーLは、支持板が無い分、部品点数が低減されているので、それだけ、組み立て作業が容易になる。
この他の作用,効果は上記と同様である。
尚、本発明のルアーLは、上記実施の形態に限定されるものでなく、保持体40を金属で形成し、ウエイト25をマグネット41で形成してもよい。
尚また、フローティングタイプL1,サスペンドタイプL2及びシンキングタイプL3と、ウエイト25の数の関係は、本体10の素材や形状及びウエイト25の比重等により異なるので、上記に限定されるものでなく、ウエイト25の数及び保持体40の位置を適宜変更して差し支えない。
本発明の実施の形態に係るルアーの分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係るルアーを示し、ウエイトの数を1個にした縦断面図である。 本発明の実施の形態に係るルアーの図1中A−A線の断面を示す図である。 本発明の実施の形態に係るルアーを示す要部拡大図である。 本発明の実施の形態に係るルアーを示し、ウエイトの数を2個にした縦断面図である。 本発明の実施の形態に係るルアーを示し、ウエイトの数を3個にした縦断面図である。 本発明の別の実施の形態に係るルアーを示す要部拡大図である。 ルアーのタイプの一例を示す図である。 従来のルアーの一例を示す図である。
符号の説明
L ルアー
L1 フローティングタイプのルアー
L2 サスペンドタイプのルアー
L3 シンキングタイプのルアー
10 本体
10a,10b 分割体
11 接合面
12 リップ
13 釣糸結束部
15 第1フック
16 基端部
17 リング部
18 凹溝
19 連通孔
19a 連通溝
20 第2フック
21 リング部材
22 嵌合部
25 ウエイト
30 移動経路部
30a 前端
30b 後端
36 ガイド壁
36a 底面
36b 側壁
37 凸条
40 保持体
41 マグネット
42 支持板
45 支持部
46 溝

Claims (6)

  1. 前端側に釣糸が結束される非磁着性の本体と、該本体内で前後方向に移動可能な磁着性の1個または2個以上のウエイトと、上記本体内に形成され上記各ウエイトを移動可能にガイドするガイド壁を有した移動経路部と、該移動経路部の経路の途中に設けられ上記各ウエイトを磁着により保持する保持体とを備え、上記ウエイトの移動により重心を移動させることができるルアーにおいて、
    上記保持体を上記移動経路部の経路上で、前後方向に位置調整可能にしたことを特徴とするルアー。
  2. 前端側に釣糸が結束される非磁着性の本体と、該本体内で前後方向に移動可能な磁着性の1個または2個以上のウエイトと、上記本体内に形成され上記各ウエイトを移動可能にガイドするガイド壁を有した移動経路部と、該移動経路部の経路の途中に設けられ上記各ウエイトを磁着により保持する保持体とを備え、上記ウエイトの移動により重心を移動させることができるルアーにおいて、
    上記本体を、長手方向に沿って分割形成した一対の分割体を互いに接合して形成し、当該分割体の接合前に上記保持体を上記移動経路部の経路上で、前後方向に位置調整可能にしたことを特徴とするルアー。
  3. 上記移動経路部に上記保持体を着脱可能に支持する支持部を所定間隔で複数設けたことを特徴とする請求項2記載のルアー。
  4. 上記支持部を、上記移動経路部のガイド壁の前後方向に所定間隔で複数形成され、上記保持体が係合する溝で構成したことを特徴とする請求項2または3記載のルアー。
  5. 上記保持体を、ウエイトを磁着するマグネットと、該マグネットの一端に設けられる板状の支持板とを備えて構成し、上記溝を上記保持体の支持板が着脱自在に係合する形状に形成したことを特徴とする請求項4記載のルアー。
  6. 上記本体に、基端部が固定され釣針を係止するためのフックを備え、
    上記移動経路部の前後方向の中間であって、該移動経路部のガイド壁に上記フックの基端部を埋設したことを特徴とする請求項1,2,3,4または5記載のルアー。
JP2004082525A 2004-03-22 2004-03-22 ルアー Pending JP2005261385A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004082525A JP2005261385A (ja) 2004-03-22 2004-03-22 ルアー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004082525A JP2005261385A (ja) 2004-03-22 2004-03-22 ルアー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005261385A true JP2005261385A (ja) 2005-09-29

Family

ID=35086543

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004082525A Pending JP2005261385A (ja) 2004-03-22 2004-03-22 ルアー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005261385A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007222007A (ja) * 2006-02-21 2007-09-06 Shimano Inc ルアー
CN110122440A (zh) * 2019-06-03 2019-08-16 李海洋 磁力撞击型重心转移系统
JP2021048790A (ja) * 2019-09-25 2021-04-01 バスデイ株式会社 ルアー
JP2021126099A (ja) * 2020-02-17 2021-09-02 株式会社タックルハウス ルアー

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007222007A (ja) * 2006-02-21 2007-09-06 Shimano Inc ルアー
CN110122440A (zh) * 2019-06-03 2019-08-16 李海洋 磁力撞击型重心转移系统
JP2021048790A (ja) * 2019-09-25 2021-04-01 バスデイ株式会社 ルアー
JP7351511B2 (ja) 2019-09-25 2023-09-27 バスデイ株式会社 ルアー
JP2021126099A (ja) * 2020-02-17 2021-09-02 株式会社タックルハウス ルアー
JP7114099B2 (ja) 2020-02-17 2022-08-08 株式会社タックルハウス ルアー

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6671996B1 (en) Lure
EP3045040B1 (en) Fishing lure
US9635841B2 (en) Lure
JP6534360B2 (ja) 釣用の仕掛け
US7059080B2 (en) Fishing lure system
JP2005261385A (ja) ルアー
US20150201600A1 (en) Magnetic line and lure restraint for enhanced casting
JP2007053956A (ja) 魚釣り用ルアー
US20110252691A1 (en) Diving planer for fishing
JP3629402B2 (ja) ルアーの重心移動部材
JP6656851B2 (ja) ルアー
JP2011135896A (ja) ジグヘッド
JP2005287360A (ja) ルアー
JP2747502B2 (ja) 擬似餌
JP3905723B2 (ja) 魚釣用ルアー
JP4828252B2 (ja) ジグヘッド
JP2005287359A (ja) ルアー
JP6521808B2 (ja) ルアー
JP5981152B2 (ja) リップルアー
JP2004222522A (ja) ルアー
JP4808508B2 (ja) ルアー
JP2003061531A (ja) 浮き及びルアー
JP2004222521A (ja) ルアー
KR200344897Y1 (ko) 부력조절이 용이한 낚시용 수중찌
JP2024016410A (ja) 釣用ルアー