JP3618196B2 - ルアー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はキャスティングに好適なルアーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ルアーはルアー本体がバルサ材等の木材や硬質の合成樹脂によって魚形状に成形されており、内部を中空に成形して構造自体に浮力を持たせると共に、内部に鋼球からなる重錘体(移動錘)を前後方向へ移動自在に収容して、キャスティングの飛距離を確保している。
【0003】
図6は実公平3−15021号公報に開示されたルアーを示し、当該ルアー1は、左右一対のルアー外表体3を貼り合わせてルアー本体5が成形されている。
そして、キャスティングの飛距離を確保しつつ、着水後、重錘体(移動錘)7を所定の位置に保持してルアー1の泳動姿勢を維持できるように、ルアー本体5内に中空な移動案内部(移動通路)9をルアー本体5の腹部から尾びれ部に亘って形成し、当該移動案内部9内に球状の重錘体7を前後方向へ移動可能に収納すると共に、移動案内部9の前側に重錘体7の保持手段として磁石11を装着したものである。
【0004】
又、移動案内部9の後側には、ゴム等の弾性部材を丸棒状に成形した緩衝部材13が前後方向に配されており、当該緩衝部材13によって重錘体7の停止時の衝撃を緩和し、重錘体7と移動案内部9の後側壁面15との衝突音の発生を防止している。
一方、図7は上記実公平3−15021号公報に開示されたルアーの他の従来例を示し、このルアー1−1は上記磁石11に代え、移動案内部9の前側底部に係合凹部17を設けて、着水後、重錘体7を当該係合凹部17に保持できるようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
然し乍ら、上記従来例にあっては、重錘体7の移動時に重錘体7が移動案内部9の内面に接して生ずる摺動音や、磁石11,係合凹部17に重錘体7が保持される際に生ずる磁石11や移動案内部9の前側壁面19との衝突音や振動が、魚に警戒心を生じさせてしまう欠点が指摘されていた。
【0006】
又、図6のルアー1にあっては、重量物である磁石11を用いるため、ルアー1の全重量に対する重錘体7の重量の割合を大きくすることができず、更に又、図7のルアー1−1の如く単に移動案内部9の前側底部に係合凹部17を設けて、重錘体7の自重で保持を図る構造では、例えば水の抵抗等でルアー1−1が若干後傾したような場合に重錘体7が係合凹部17から転がり出て、ルアー1−1の泳動が悪化してしまう不具合もあった。
【0007】
本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもので、キャスティングの十分な飛距離を確保しつつ、着水後、重錘体を所定の位置に確実に保持して良好な泳動姿勢が維持でき、又、重錘体の前後方向への移動による衝突音や振動をなくして魚に警戒心を生じさせる虞のないルアーを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
斯かる目的を達成するため、請求項1に係る発明は、ルアー本体内部に、ルアー本体の前後方向へ重錘体の移動案内部を形成し、当該移動案内部に重錘体を移動可能に装着したルアーに於て、上記移動案内部と重錘体との当接部に緩衝材を取り付けたものである。
【0009】
そして、請求項2に係る発明は、請求項1記載のルアーに於て、移動案内部は、重錘体がルアー本体の前後方向へ移動可能な中空な移動通路からなり、移動通路はその内面全体に緩衝材が取り付けられていることを特徴とし、請求項3に係る発明は、請求項1記載のルアーに於て、移動案内部は、重錘体がルアー本体の前後方向へ移動可能な中空な移動通路からなり、重錘体はその外表面の全面に緩衝材が取り付けられていることを特徴とする。
【0010】
又、請求項4に係る発明は、移動案内部が、ルアー本体内部に設けた空間部に前後方向へ架け渡され、重錘体を遊貫保持した線材からなり、当該線材の外周面又は重錘体に設けた線材挿通孔の内周面の少なくとも何れか一方に緩衝材を取り付けたことを特徴としている。
【0011】
(作用)
請求項1に係る発明によれば、竿先のガイドよりわずかに釣糸を繰り出してルアーを垂下したキャスティング体制に入ると、重錘体は移動案内部の後端部まで移動するが、移動案内部と重錘体との当接部に緩衝材が取り付けられているため、緩衝材が重錘体の移動に伴う振動や衝突音等の発生を防止する。
【0012】
而して、この状態でキャスティングすると、その慣性力で重錘体が移動案内部の後端部に位置した状態でルアーは尾びれ部側を先頭に飛んで行くが、ルアーは重錘体が後端部に寄っているため重心が後方におかれ、飛行バランスが崩れることなく飛んで行くこととなる。
そして、着水後、ルアーは釣糸が引かれることで前傾するため、重錘体は移動案内部の前側へ移動して所定の位置でルアーのバランスを保ち、ルアーは口部側を下に向け乍ら泳動して擬似動作を行い、魚を誘うこととなるが、着水後、重錘体が移動案内部を移動する際にも、緩衝材が重錘体の移動に伴う振動や衝突音等の発生を防止する。
【0013】
而も、緩衝材の摩擦抵抗によって、所定の位置に移動した重錘体の保持が図られるため、水の抵抗等でルアーが若干後傾したような場合に重錘体が後方へ移動してしまうこともないし、泳動時に於ける重錘体と移動案内部との接触による音の発生も緩衝材が防止する。
同様に、請求項2及び請求項3に係る発明にあっても、緩衝材が移動通路内の重錘体の移動に伴う振動や衝突音等の発生を防止し、請求項4に係る発明によれば、緩衝材が線材に沿って重錘体が移動する際に生ずる振動や衝突音等の発生を防止することとなる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づき詳細に説明する。
図1乃至図3は請求項1及び請求項2に係るルアーの一実施形態を示し、図中、21はABS樹脂からなる左右一対のルアー外表体23,25を接合して成形されたルアー本体で、従来と同様、当該ルアー本体21は魚形状に成形されてその表面に図示しない魚模様が施されている。
【0015】
そして、ルアー外表体23,25の口部には、夫々、半割れリップ27a,27bが一体成形されており、両ルアー外表体23,25を接着剤等で接合することで、ルアー本体21の口部にリップ27が形成されている。
【0016】
又、図2に示すようにルアー外表体23の接合面には、ダルマピン29,31,33を係止する係止ピン35,37,39が突設され、一方、ルアー外表体25の接合面には、各係止ピン35,37,39に対応して図示しない係止凹部が形成されており、両ルアー外表体23,25の接合に当たりこれらを夫々係合することで、両ルアー外表体23,25が確実に接合されるようになっている。
【0017】
そして、図1に示すようにルアー本体21の口部に位置するダルマピン29に釣糸41が止着され、又、ルアー本体21の腹部と尾びれ部に位置するダルマピン31,33に、夫々、スプリットリング43を介して釣針45が止着されている。
又、構造自体に浮力を持たせるため、図2及び図3に示すようにルアー本体21の内部は中空に成形されているが、その内底面側にはルアー外表体23,25に突設したリブ47a,47bによって天井面47が成形された中空な移動通路(移動案内部)49が、ルアー本体21の腹部から尾びれ部に亘って前後方向に設けられている。
【0018】
そして、移動通路49内に、硬炭素鋼からなる球状の重錘体(移動錘)51が前後方向へ移動可能に収納されているが、移動通路49の前側には下方へ湾曲した係合凹部53が形成されており、着水後、当該係合凹部53に重錘体51が保持されるようになっている。
その他、図2中、55はルアー本体1の頭部側に装着された従来周知のバランス調整用の重錘体(固定錘)で、当該重錘体55によってルアー57の前傾姿勢を維持しつつ、係合凹部53に保持された重錘体51と共にルアー57のバランスを保つようになっている。
【0019】
而して、本実施形態に係るルアー57は、上述の如き従来と同様の構成に加え、以下の如き特徴を有する。
既述したように、重錘体(移動錘)が移動通路を移動する際に生ずる振動や摺動音,衝突音が魚を警戒させてしまう。
【0020】
そこで、本実施形態は、図1及び図3に示すように移動通路49の内面全体に、ゴム(シリコンラバー)からなる緩衝材59を層状に取り付けて、重錘体51の移動に伴う振動や衝突音等の発生を防止したもので、緩衝材59は、ルアー外表体23,25の接合に当たり、移動通路49の内面形状に沿って予めゴムで成形した半割れ緩衝材59a,59bを各ルアー外表体23,25内に嵌め込んで、接着したものである。
【0021】
尚、上記緩衝材59に代え、ルアー外表体23,25の接合に当たり、ゴムやウレタン等を塗布して緩衝材を移動通路49の内面全体に取り付けてもよい。
本実施形態に係るルアー57はこのように構成されているから、当該ルアー57を用いて釣りを行う際に、図示しない竿先のガイドよりわずかに釣糸41を繰り出してルアー57を垂下したキャスティング体制に入ると、重錘体51は図2の二点鎖線で示すように移動通路49の後端部まで移動するが、上述したように移動通路49の内面全体にゴムからなる緩衝材59が層状に取り付けられているため、緩衝材59が重錘体51の移動に伴う振動や衝突音等の発生を防止する。
【0022】
而して、この状態でキャスティングすると、その慣性力で重錘体51が移動通路49の後端部に位置した状態でルアー57は尾びれ部側を先頭に飛んで行くが、ルアー57は重錘体51が移動通路49の後端部に寄っているため重心が後方におかれ、飛行バランスが崩れることなく飛んで行くこととなる。
そして、着水後、ルアー57は釣糸41が引かれることでリップ27が作用して前傾するため、重錘体51は移動通路49の前側へ移動して係合凹部53に係合し、当該部位で重錘体55と共にルアー57のバランスを保つこととなる。そして、リップ27と重錘体51,55の作用で、ルアー57は口部側を下に向け乍ら泳動して擬似動作を行い、魚を誘うこととなるが、着水後、重錘体51が移動通路49を移動する際にも、緩衝材59が重錘体51の移動に伴う振動や衝突音等の発生を防止する。
【0023】
而も、緩衝材59の摩擦抵抗によって、係合凹部53に係合した重錘体51の保持が図られるため、水の抵抗等でルアー57が若干後傾したような場合に重錘体51が係合凹部53から容易に転がり出てしまうこともないし、泳動時に於ける係合凹部53と重錘体51との接触による音の発生も緩衝材59が防止することとなる。
【0024】
このように、本実施形態は、従来、重錘体51が移動通路49内を前後方向へ移動する際に発生していた振動や摺動音,衝突音をなくすことができ、又、泳動時に於ける係合凹部53と重錘体51との接触による音の発生も緩衝材59によって防止することができるので、魚に警戒心を生じさせる虞がなくなり、漁獲を増大させることが可能となる。
【0025】
又、本実施形態によれば、キャスティング時に重錘体51がルアー57の後方に移動して重心が後方におかれるため、飛行バランスが崩れることがなく飛距離が確保されると共に、着水後、係合凹部53に係合した重錘体51の保持が緩衝材59の摩擦抵抗によって図られるため、ルアー57の泳動が悪化することもない。
【0026】
更に又、本実施形態によれば、移動通路49の内面全体に緩衝材59を取り付けたことで、重錘体51による移動通路49の破損を防止できる利点を有する。
図4は請求項1及び請求項3に係るルアーの一実施形態を示し、本実施形態は、移動通路49内に2個の球状の重錘体61を収納したルアー63に於て、重錘体61の外表面の全面にゴム(シリコンラバー)からなる緩衝材65を層状に取り付けると共に、移動通路49の係合凹部53と後側壁面49aに、夫々、ゴム(シリコンラバー)からなる緩衝材67,69を取り付けたものであるが、緩衝材67,69は省略してもよい。
【0027】
尚、その他の構成は図1に示す実施形態と同様であるので、同一のものには同一符号を付してそれらの説明は省略する。
而して、本実施形態によっても、上記実施形態と同様、キャスティング体制に入ると、重錘体61は図4の二点鎖線で示すように移動通路49の後端部まで移動するが、重錘体61の外表面の全面にゴムからなる緩衝材65が層状に取り付けられているため、緩衝材65,69が重錘体61の移動に伴う振動や衝突音等の発生を防止する。
【0028】
そして、この状態でキャスティングすると、その慣性力で重錘体61が移動通路49の後端部に位置した状態でルアー63は尾びれ部側を先頭に飛んで行くが、ルアー63は重錘体61が移動通路49の後端部に寄っているため重心が後方におかれ、飛行バランスが崩れることなく飛んで行くこととなる。
そして、着水後、ルアー63は釣糸が引かれることでリップ27が作用して前傾するため、重錘体61は移動通路49の前側へ移動して係合凹部53に係合し、当該部位で重錘体55と共にルアー63のバランスを保つこととなる。そして、リップ27と重錘体55,61の作用で、ルアー63は口部側を下に向け乍ら泳動して擬似動作を行い、魚を誘うこととなるが、着水後、重錘体61が移動通路49を移動する際にも、緩衝材65,67が重錘体61の移動に伴う振動や衝突音等の発生を防止し、又、泳動時に於ける係合凹部53と重錘体61との接触による音の発生も、緩衝材65,67が防止する。
【0029】
而も、緩衝材65,67相互の摩擦抵抗によって、係合凹部53に係合した重錘体61の保持が図られるため、重錘体61が係合凹部53から容易に転がり出てしまうこともない。
従って、本実施形態によっても、上記実施形態と同様、所期の目的を達成することが可能であることは勿論、本実施形態の如き構成によれば、移動通路内に複数個の重錘体を収納した場合に、重錘体相互の衝突音の発生を防止することが可能となるし、上記実施形態に比し製造も容易である。
【0030】
図5は請求項1及び請求項4に係るルアーの一実施形態を示し、図中、71はABS樹脂からなる左右一対のルアー外表体73,75を接合して成形されたルアー本体で、当該ルアー本体71もその表面に図示しない魚模様が施されており、ルアー本体71の口部にはリップ77が形成されている。
そして、ルアー外表体73の接合面には、ダルマピン29,31,33を係止する係止ピン79,81,83が突設され、一方、ルアー外表体75の接合面には、各係止ピン79,81,83に対応して図示しない係止凹部が形成されており、両ルアー外表体73,75の接合に当たりこれらを夫々係合することで、両ルアー外表体73,75が確実に接合されるようになっている。
【0031】
又、構造自体に浮力を持たせるため、ルアー本体71はその内部に空洞部85が形成されているが、当該空洞部85内には、金属やプラスチックからなる線材87が重錘体89の移動案内部としてルアー本体71の前後方向に架け渡されている。
線材87は、重錘体89に設けた線材挿通孔91を挿通して、上記係止ピン81が形成されたルアー外表体73側の突片93と、ルアー外表体73の尾びれ部側の背部に突設された突片95との間に架け渡されており、重錘体89は当該線材87に遊貫保持されて、ルアー本体71の前後方向へ移動可能とされている。
【0032】
そして、本実施形態は、上記線材87と各突片93,95との接続部に、夫々、ゴム(シリコンラバー)からなる緩衝材97,99を取り付けると共に、線材挿通孔91の内周面に緩衝材97と同一材料からなる緩衝材101を取り付けて、重錘体89の前後方向への移動に伴い発生する振動や摺動音,衝突音をなくしたものである。
【0033】
その他、図中、102はバランス調整用の重錘体(固定錘)である。
本実施形態に係るルアー103はこのように構成されているから、キャスティング体制に入ると、重錘体89は図5の二点鎖線で示すように線材87の後端部まで移動するが、線材87と突片95との接続部及び線材挿通孔91の内周面に夫々緩衝材99,101が取り付けられているため、これらの緩衝材99,101が重錘体89の移動に伴う振動や衝突音等の発生を防止する。
【0034】
そして、この状態でキャスティングすると、その慣性力で重錘体89が線材87の後端部に位置した状態でルアー103は尾びれ部側を先頭に飛んで行くが、ルアー103は重錘体89が尾びれ部側に寄っているため重心が後方におかれ、飛行バランスが崩れることなく飛んで行くこととなる。
又、着水後、ルアー103は釣糸が引かれることでリップ77が作用して前傾するため、重錘体89は線材87に沿ってルアー本体71の前側へ移動し、突片93に当接して重錘体102と共にルアー103のバランスを保つこととなる。
【0035】
そして、リップ77と重錘体89,102の作用で、ルアー103は口部側を下に向け乍ら泳動して擬似動作を行い、魚を誘うこととなるが、着水後、重錘体89が線材87を移動する際にも、緩衝材97,101が重錘体89の移動に伴う振動や衝突音等の発生を防止する。
而も、緩衝材101の摩擦抵抗と線材87の傾きによって、突片93に当接した重錘体89の保持が図られるため、ルアー103の泳動が悪化することもない。
【0036】
従って、本実施形態によっても、上記各実施形態と同様、所期の目的を達成することが可能である。
尚、図5に示す実施形態では、線材挿通孔91の内周面に緩衝材101を取り付けたが、線材の外周面に緩衝材を取り付けてもよいし、線材挿通孔91の内周面と線材の外周面の双方に緩衝材を取り付けてもよいことは勿論である。
【0037】
又、上記各実施形態では、緩衝材としてゴム(シリコンラバー)を用いたが、緩衝材の材料として、その他、例えば発泡プラスチックやポリエチレン系のTPE,天然ゴム,合成ゴム等のエラストマー、更には又、皮革材料を用いることも可能である。
【0038】
【発明の効果】
以上述べたように、各請求項に係るルアーによれば、重錘体が移動案内部を前後方向へ移動する際に発生していた振動や摺動音,衝突音をなくすことができるので、魚に警戒心を生じさせる虞がなくなり、漁獲を増大させることが可能となる。
【0039】
又、キャスティング時に重錘体がルアーの後方に移動して重心が後方におかれるため、飛行バランスが崩れることがなく飛距離が確保されると共に、着水後、重錘体の保持が緩衝材の摩擦抵抗によって図られるため、ルアーの泳動が悪化することもない。
更に又、重錘体と移動案内部との当接部に緩衝材を取り付けたことで、重錘体による移動案内部の破損を防止することができる利点を有する。
そして、請求項3に係るルアーによれば、移動案内部に複数個の重錘体を装着した場合に、重錘体相互の衝突音の発生を防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1及び請求項2の一実施形態に係るルアーの側面図である。
【図2】図1に示すルアーの縦断面図である。
【図3】図1のIII−III線断面図である。
【図4】請求項1及び請求項3の一実施形態に係るルアーの縦断面図である。
【図5】請求項1及び請求項4の一実施形態に係るルアーの要部切欠き縦断面図である。
【図6】従来のルアーの縦断面図である。
【図7】従来の他のルアーの縦断面図である。
【符号の説明】
21,71 ルアー本体
23,25,73,75 ルアー外表体
27,77 リップ
49 移動通路
51,61,89 重錘体
53 係合凹部
57,63,103 ルアー
59,65,67,69,97,99,101 緩衝材
85 空洞部
87 線材
91 線材挿通孔

Claims (4)

  1. ルアー本体内部に、ルアー本体の前後方向へ重錘体の移動案内部を形成し、当該移動案内部に重錘体を移動可能に装着したルアーに於て、上記移動案内部と重錘体との当接部に、緩衝材を取り付けたことを特徴とするルアー。
  2. 移動案内部は、重錘体がルアー本体の前後方向へ移動可能な中空な移動通路からなり、移動通路は、その内面全体に緩衝材が取り付けられていることを特徴とする請求項1記載のルアー。
  3. 移動案内部は、重錘体がルアー本体の前後方向へ移動可能な中空な移動通路からなり、重錘体は、その外表面の全面に緩衝材が取り付けられていることを特徴とする請求項1記載のルアー。
  4. 移動案内部は、ルアー本体内部に設けた空間部に前後方向へ架け渡され、重錘体を遊貫保持した線材からなり、当該線材の外周面又は重錘体に設けた線材挿通孔の内周面の少なくとも何れか一方に、緩衝材を取り付けたことを特徴とする請求項1記載のルアー。
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