JP3202084U - ルアー - Google Patents

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Abstract

【課題】キャスティング時に錘が保持部から離れ、且つ、着水後の遊泳時に吸着された錘が保持部から離れ難く、さらに、製造容易な重心移動式のルアーを提供する。【解決手段】ルアー1Aは、ボディ2と、ボディ2内に設けられた錘移動空間3と、錘移動空間3内に移動可能に収容された錘5Aと、錘移動空間の一方側に設けられ且つ錘5Aを吸着する保持部6Aと、を有し、錘5Aが、タングステン合金の磁性体から形成され、保持部6Aが、残留磁束密度200〜420mT、保磁力220〜300A/mの磁石から形成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、錘(おもり)の移動によって重心が変化する魚釣り用のルアーに関する。
従来、錘の移動によって重心を変化させることができるルアーが知られている(特許文献1)。
この特許文献1のルアーは、鋼球からなる錘を使用すると錘の体積を増やさざるを得ないという点に鑑みて、重心移動のための錘が、磁石に引き付けられる磁性を示す第1の物質(鉄など)で形成された外周部と、前記第1の物質より比重が大きく且つ磁石に引き付けられない第2の物質で形成された内部と、から形成されている。
しかしながら、かかるルアーは、錘の比重が大きくなるので、錘が磁石から簡単に外れてしまうという問題点がある。
具体的には、重心移動式のルアーは、キャスティング時に磁石から離れていた錘が、着水後に磁石に吸着されることによってルアーの前方側に重心が移動し、ルアーを引き寄せることにより小魚に似せた遊泳が可能となる。しかしながら、上記ルアーは、錘が重いので、ルアーを引いた際に、錘が磁石から不用意に離れてしまって重心が後方側に移動し、望ましい遊泳ができない場合がある。
さらに、上記ルアーの錘は、第1の物質で形成された外周部の内側に第2の物質で形成された内部を一体化して製造するが、別々の部分を一体化して製造することが煩雑であるという問題点もある。
特開平11−113449号
本発明の課題は、キャスティング時に錘が保持部から離れ、且つ、着水後の遊泳時に吸着された錘が保持部から離れ難く、さらに、製造容易な重心移動式のルアーを提供することである。
本発明の第1のルアーは、ボディと、前記ボディ内に設けられた錘移動空間と、前記錘移動空間内に移動可能に収容された錘と、前記錘移動空間の一方側に設けられ且つ前記錘を吸着する保持部と、を有し、前記錘が、タングステン合金の磁性体から形成された錘を含み、前記保持部が、残留磁束密度200〜420mT、保磁力220〜300A/mの磁石から形成されている。
本発明の第2のルアーは、ボディと、前記ボディ内に設けられた錘移動空間と、前記錘移動空間内に移動可能に収容された錘と、前記錘移動空間の一方側に設けられ且つ前記錘を吸着する保持部と、を有し、前記保持部が、磁性体から形成され、前記錘が、タングステン合金の磁石から形成された錘を含み、前記タングステン合金の磁石が、残留磁束密度200〜420mT、保磁力220〜300A/mである。
本発明の好ましいルアーは、前記錘移動空間内に、独立した複数の錘が収容されており、前記複数の錘のうちの少なくとも1つの錘が、前記タングステン合金からなる。
本発明の好ましいルアーは、前記錘移動空間が、ボディの前後方向に延在されており、前記保持部が、前記錘移動空間を仕切る仕切壁の前端壁に設けられている。
本発明の好ましいルアーは、前記錘移動空間が、ボディの前後方向に延在されており、前記保持部が、前記錘移動空間を仕切る仕切壁の周壁前方部に設けられている。
本発明の好ましいルアーは、前記錘移動空間内に、独立した複数の錘が収容されており、前記複数の錘のうち、錘移動空間の最も前方側に位置する錘が、前記タングステン合金からなり、且つ、残る錘が、磁性体からなる。
本発明の好ましいルアーは、前記錘移動空間内に、独立した複数の錘が収容されており、前記複数の錘のうち、錘移動空間の最も後方側に位置する錘が、前記タングステン合金からなり、且つ、残る錘が、非磁性体からなる。
本発明のルアーは、キャスティング時に錘が保持部から離れ、且つ、着水後の遊泳時に吸着された錘が保持部から離れ難い。かかる本発明のルアーを使用すれば、良好な釣果を期待できる。
また、本発明のルアーの錘は、タングステン合金という1つの物質を用いて形成されているので、ルアーを容易に製造することができる。
本発明の第1実施形態に係るルアーの側面図。 図1のルアーの断面図。 本発明の第2実施形態に係るルアーの断面図。 本発明の第3実施形態に係るルアーの断面図。 本発明の第3実施形態の変形例に係るルアーの断面図。 本発明の第4実施形態に係るルアーの断面図。 衝撃吸収部の拡大斜視図。 錘が後方に移動した状態のルアーの断面図。
[第1実施形態に係るルアー]
図1は、本発明のルアーの側面図であり、図2は、図1のルアーを前方から見て縦に切断した断面図である。
図1及び図2において、ルアー1Aは、ボディ2と、前記ボディ2の内部に設けられた錘移動空間3と、前記錘移動空間3内に収容された錘5Aと、前記錘移動空間3の一方側に設けられた保持部6Aと、を有する。
以下、各構成ごとに分けながら、本発明のルアーの詳細を説明する。
(ボディ及び錘移動空間)
図示したボディ2においては、その外形が小魚を真似た形状とされている。もっとも、ボディ2の外形は、小魚に似た形状に限られず、様々な形状に変更してもよい。
さらに、ボディ2の外面に、無数の小さな窪み(ディンプル)が形成されていてもよい(図示せず)。ボディ2の表面が無数の小さな窪みを有することにより、ルアー1Aを投げたときに、ルアー1Aが空気抵抗を受け難くなる。従って、より遠くに投げることができるルアー1Aを提供できる。
ボディ2は、それ自体、水(淡水及び海水を含む)に浮く部材である。
ボディ2の比重は、1未満であれば特に限定されないが、好ましくは0.9以下であり、より好ましくは0.8以下であり、特に好ましくは0.6以下である。前記ボディ2は、非磁性材料で形成されている。
ここで、本明細書において、非磁性材料は、それ自身磁性を帯びておらず且つ磁石を近づけても磁性を帯びない材料(つまり、磁石に付かない材料)をいう。磁石は、外部から磁場や電流の供給を受けずに磁界を有する材料(磁性材料を引き付ける性質を有する材料)をいう。
ボディ2の材質は、特に限定されず、例えば、ABS樹脂などの硬質合成樹脂、ウレタンなどの軟質合成樹脂、発泡ウレタンなどの発泡合成樹脂、木、及び2以上の素材を組み合わせた複合材料などが挙げられる。
ボディ2は、中空状の錘移動空間3が内部に形成されていることを条件として、その錘移動空間3を除いた領域が中空状であってもよいし、中実状であってもよい。図示例のボディ2は、ボディ2の表面を構成する中空状の外壁21と、その中空状の外壁21の内部に、中空状の錘移動空間3を仕切るための仕切壁22と、から形成されている。仕切壁22の内面で囲われた範囲が、錘移動空間3である。
前記ボディ2の内部に形成された錘移動空間3は、例えば、1つの方向が他の方向(他の方向は前記1つの方向と直交する方向である)よりも長く延びた空間である。錘移動空間3は、ボディ2の何れの方向に延在されていてもよい。好ましくは、前記錘移動空間3の延びる方向(錘移動空間3の長軸方向)は、ボディ2の前後方向であり、より好ましくは、前記錘移動空間3は、ボディ2の前後方向に延びる細長い筒状の空間である。錘移動空間3は、通常、直線状に形成されるが、錘5Aの移動を阻害しないことを条件として、錘移動空間3は、非直線状(例えば、蛇行、屈曲など)でもよい。
錘移動空間3内に収容された錘5Aが錘移動空間3の長軸方向(図示例では、前後方向)に移動できることを条件にして、錘移動空間3の筒形状は、特に限定されない。本実施形態では、仕切壁22が、四角筒状に形成されており、好ましくは、底面を略正方形とする四角筒状に形成されている。もっとも、仕切壁22は、円筒状又は楕円筒状などに形成されていてもよい。
また、必要に応じて、前記仕切壁22の内面に、凸状又は凹状のレールを設けてもよい(図示せず)。前記レールは、通常、錘移動空間3の長軸方向と平行な方向に延設される。
前記ボディ2は、通常、複数の成形体からなる。例えば、ボディ2は、左右対称一対の半割成形体を接合することによって形成されている。
なお、ボディ2の前端には、ライン(釣り糸)を締結するための環状のライン連結部91が突出されている。
ボディ2の後端には、釣り針を係止するための環状の釣り針連結部92が突出されている。ボディ2の腹部略中央部にも、同様の環状の釣り針連結部93が突出されている。フック状の釣り針82,83(例えばトレブルフックなど)が、前記釣り針連結部92,93にそれぞれ係止されている。
ボディ2の前下方部には、水流抵抗板94が突出されている。この水流抵抗板94は、ボディ2から一体的に突出されている。水流抵抗板94は、ルアー1Aを揺れ動かす機能を有する。つまり、水中でルアー1Aを引っ張ったときに水流抵抗板94に水流が当たることによって、ルアー1Aが揺れ動く。
(錘及び保持部)
錘5Aは、錘移動空間3内に移動自在に収容されている。上述のように、錘移動空間3は、ボディ2の前後方向に延びる細長い筒状である。錘5Aは、この錘移動空間3の前後方向に移動可能である。
錘5Aの形状は、錘移動空間3を転動又は摺動できる形状であれば特に限定されず、例えば、図示したような、球状、その他、図示しないが、円柱状などが挙げられる。
前記錘5Aは、1つの錘移動空間3内に、1つだけ収容されていてもよい。また、図示したように、3つの錘51A,52A,53Aが収容されていてもよい。なお、錘移動空間3内に複数の錘5Aが入れられる場合、図示したように、錘5Aは、3つに限られず、2つでもよいし、4つ以上であってもよい。なお、複数の錘5Aは、それぞれ独立している。
本実施形態では、前記錘5Aは、タングステン合金の磁性体から形成された錘を含んでいる。前記のように錘5Aが錘移動空間3に1つ入れられている場合には、その錘5Aがタングステン合金の磁性体から形成される。
錘5Aが錘移動空間3に複数個入れられている場合には、そのうち少なくとも1つの錘5Aがタングステン合金の磁性体から形成され、好ましくは、少なくとも最も前方側の錘51Aがタングステン合金の磁性体から形成され、より好ましくは、複数の全ての錘5Aがタングステン合金の磁性体から形成される。
錘5Aが錘移動空間3に複数個入れられている場合において、全ての錘5Aがタングステン合金の磁性体から形成されていてもよいし、その複数のうちの1つ又は2つ以上の錘5Aがタングステン合金の磁性体から形成され且つ残る錘5Aが他の物質の磁性体から形成されていてもよい。前記他の物質の磁性体としては、室温で強磁性を示す金属、例えば、鉄、ニッケル、コバルトなどの鉄族金属;鉄族金属を含む合金;及び鉄族金属の酸化物などからなる磁性体が挙げられる。
前記タングステン合金の磁性体は、タングステンと、ニッケル、鉄及び銅から選ばれる少なくとも1種と、からなる合金の磁性体であり、主成分であるタングステンを70質量%以上含み、好ましくは80重量%以上含んでいる。タングステンの上限は、特に限定されないが、例えば、90重量%以下である。前記ニッケル、鉄及び銅から選ばれる少なくとも1種は、10重量%を超え30重量%未満配合される。なお、磁性体の機能を損なわない範囲で、タングステン、ニッケル、鉄及び銅以外の他の成分が若干量含まれていてもよい。
前記磁性体は、タングステンと、ニッケル、鉄及び銅から選ばれる少なくとも1種とを所要量配合し、これを十分に混合した後、錘の形状(例えば、球状)に圧縮成形し、その合金の融点以下の高温で焼結することにより得られる。その成形焼結体の表面を研磨することにより、タングステン合金の磁性体からなる錘を得ることができる。
前記タングステン合金の磁性体からなる錘5Aの比重は、適宜設定できるが、例えば、その比重は12〜20であり、好ましくは13〜16である。このような比重の錘5Aは、比較的小さくても重く、ルアー全体を小型化させることができる。特に、複数の錘5Aの全てをタングステン合金の磁性体から形成することにより、より小型のルアー1Aを提供できる。
なお、前記他の物質の磁性体からなる錘5Aの比重についても適宜設定できるが、例えば、その比重は6〜12であり、好ましくは7〜10である。
前記錘5Aの直径(大きさ)は、特に限定さないが、通常、2mm〜15mm程度であり、好ましくは、3mm〜10mm程度である。
本明細書において、「XXX〜YYY]という記載は、「XXX以上YYY以下」を意味する。
保持部6Aは、錘移動空間3の一方側に設けられている。
本実施形態では、保持部6Aは、図2に示すように、錘移動空間3の前端壁に設けられている。なお、錘移動空間3を形成する仕切壁22の前端壁には、保持部6Aを収納するための収納凹部が形成されている。前記保持部6Aは、錘移動空間3に露出した状態で収納凹部に埋め込まれて固定されている。
前記保持部6Aは、錘5Aを吸着し、錘移動空間3の一方側(前方側)に錘5Aを保持する部分である。錘5Aが磁性体から形成されている本実施形態においては、保持部6Aは、磁石(永久磁石)から形成されている。磁石としては、例えば、フェライト磁石、磁石鋼、樹脂磁石、ゴム磁石などが挙げられる。前記樹脂磁石は、金属などが混合された樹脂を成形することにより得られる磁石であり、前記ゴム磁石は、金属などが混合されたゴムを成形することにより得られる磁石である。前記保持部6Aがゴム磁石からなる場合、保持部6Aに錘5Aが当たったときの衝撃及び衝撃音を緩和できる。
保持部6Aの形状は、特に限定されず、例えば、その形状としては所定厚みの板状などが挙げられる。
前記保持部6Aを構成する磁石は、その残留磁束密度が200〜420mTで且つその保磁力が220〜300A/mのものが用いられ、好ましくは、残留磁束密度が205〜400mTで且つその保磁力が230〜285A/mのものが用いられる。
前記残留磁束密度及び保磁力は、ガウスメーター(株式会社エーデーエス製、品番:MODEL HGM−8900S)を用いて測定できる。
(ルアーの使用例)
上記ルアー1Aは、ライン連結部91にラインを結んで使用される。ルアー1Aを投げたときには、慣性によって錘5Aが錘移動空間3の後方側に移動する。従って、ルアー1Aの重心が後方寄りとなり、ルアー1Aの後方部を先頭にしてルアー1Aを遠くに飛ばすことができる。特に、タングステン合金は比重が大きいので、錘がタングステン合金の磁石からなる本実施形態のルアー1Aは、より遠くに飛ばすことができる。
一方、ルアー1Aが着水したときには、錘5Aがボディ2の前方側に移動し、錘5Aが保持部6Aに吸着されてボディ2の前方側に保持される(図2参照)。このように錘5Aが保持部6Aに保持されることによって、ルアー1Aの重心が前方側に移動する。この状態のルアー1Aを前記ラインを引き寄せることによって引っ張ると、後方部を左右に揺りながらルアー1Aが遊泳する。
なお、複数の錘5Aが収容されている場合、前方の錘5Aが磁力によって保持部6Aに吸着され、後方の錘5Aは磁力を通じて前方の錘5Aに付着する。すなわち、保持部6Aに吸着された前方の錘5Aを介して保持部6Aの磁力が後方の錘5Aに作用することによって、複数の錘5Aが前後に並んで保持部6Aに保持される。
本発明のルアー1Aの保持部6Aは、残留磁束密度が200〜420mTで且つその保磁力が220〜300A/mの磁石から形成されている。かかる残留磁束密度及び保磁力の磁石は、比較的比重の大きいタングステン合金からなる錘5Aを十分に吸着できる。このため、着水後の遊泳時に、吸着された錘5Aが保持部6Aから不用意に離れることを防止できる。他方、キャスティング時には、強い遠心力が働くため、錘5Aが保持部6Aから離れて後方側に移動するので、ルアー1Aを遠くへ飛ばすことができる。かかるルアー1Aを使用すれば、良好な釣果を期待できる。
さらに、上述のようにキャスティング時には、強い遠心力が錘に作用するので、保持部の磁力が極めて強くても、キャスティング時に錘が保持部から離れるが、磁力が強過ぎると、ボディの腹部に取り付けた釣り針が、前記保持部の磁力に引き付けられてボディに引っ付くおそれがある。この点、前記範囲の残留磁束密度及び保磁力の場合、釣り針83がボディに引っ付くことを防止できる。なお、ルアー1Aを軽くキャスティングしたときでも、錘5Aが保持部6Aから外れ易いので、ルアー1Aを近距離のポイントに確実に投げ込むことができる。
また、上記ルアー1Aの錘5Aは、タングステン合金という1つの物質を用いて形成できるので、従来のルアーに比して、錘5Aを容易に製造できる。このため、本発明のルアー1Aは、容易に製造することができる。
[第2実施形態に係るルアー]
第2実施形態のルアーは、保持部が磁性体から形成され、錘がタングステン合金の磁石から形成された錘を含んでいる点で上記第1実施形態と異なる。
以下、第2実施形態について説明するが、上記第1実施形態と同様の構成及び効果は、(それを説明したものとみなして)その説明を省略し、用語及び符号を適宜援用する。
第2実施形態のルアーも、1つの錘移動空間に複数個の錘が収容されていてもよいが、図3では、錘移動空間3に1つの錘5Bが入れられているルアー1Bを例示している。
この錘5Bは、タングステン合金の磁石から形成されている。
錘5Bを構成するタングステン合金の磁石は、残留磁束密度が200〜420mTで且つその保磁力が220〜300A/mのものが用いられ、好ましくは、残留磁束密度が205〜400mTで且つその保磁力が230〜285A/mのものが用いられる。
タングステン合金の磁石は、タングステンと、酸化鉄と、からなる合金の磁石であり、主成分であるタングステンを70質量%以上含み、好ましくは80重量%以上含んでいる。タングステンの上限は、特に限定されないが、例えば、90重量%以下である。他方、酸化鉄は、10重量%を超え30重量%未満配合される。なお、磁石機能を損なわない範囲で、タングステン及び酸化鉄以外の他の成分が若干量含まれていてもよい。
前記タングステン合金の磁石は、タングステンと酸化鉄とを所要量配合し、これを十分に混合した後、錘の形状(例えば、球状)に圧縮成形し、その合金の融点以下の高温で焼結した後、その成形焼結体の表面を研磨する。そして、その成形焼結体を着磁することにより、タングステン合金の磁石からなる錘を得ることができる。
他方、保持部6Bは、磁性体から形成されている。前記磁性体としては、室温で強磁性を示す金属、例えば、鉄、ニッケル、コバルトなどの鉄族金属;鉄族金属を含む合金;及び鉄族金属の酸化物などが挙げられる。
第2実施形態のルアー1Bも、上記第1実施形態と同様に使用でき、同様の効果を奏する。
[第3実施形態に係るルアー]
第3実施形態のルアーは、保持部が仕切壁の周壁前方部に形成されている点で上記第1及び第2実施形態と異なる。
以下、第3実施形態について説明するが、上記第1及び第2実施形態と同様の構成及び効果は、(それを説明したものとみなして)その説明を省略し、用語及び符号を適宜援用する。
図4において、第3実施形態のルアー1Cは、保持部6Cが錘移動空間3の周壁前方部の下部に設けられている。錘移動空間3を形成する仕切壁22の周壁前方部の下部には、保持部6Cを収納するための収納凹部が形成されており、その収納凹部に保持部6Cが固定されている。なお、仕切壁22の下壁は、ボディ2の外壁21と兼用されている。
前記保持部6Cは、第1実施形態の磁石から形成されていてもよいし、第2実施形態の磁性体から形成されていてもよい。
(保持部が磁石から形成されている場合)
第3実施形態の保持部6Cが磁石で形成されている場合、その磁石は、上記第1実施形態と同様な残留磁束密度及び保磁力のものが用いられる。
また、錘5Cは、錘移動空間3に1つ収容されていてもよいし、複数収容されていてもよい。複数の錘5Cを収容する場合(例えば、図示したように、3つの錘51C,52C,53Cを収容した場合)、最も後方側に位置する錘53Cが、タングステン合金の磁性体から形成され、且つ、残る錘51C,52Cは、全て非磁性体から形成されていることが好ましい。
前方側の錘51Cが磁性体であると、最も後方側の錘53Cが保持部6Cに直接吸着されないことがある。換言すると、最も前方側の錘51Cが、(錘移動空間3の前端にまで移動しないうちに)仕切壁22の周壁に設けられた保持部6Cに吸着されることがある。この場合、ルアー1Cの重心が中央部寄りになる。最も後方側の錘53Cを磁性体とし、且つ、その他の錘51C,52Cを非磁性体とすることにより、図4に示すように、最も前方側の錘51Cが錘移動空間3の前端に位置した状態で全ての錘51C,52C,53Cを保持できるようになる。
(保持部が磁性体から形成されている場合)
第3実施形態の保持部6Cが磁性体で形成されている場合、錘5Cがタングステン合金の磁石から形成される。その磁石は、上記第2実施形態と同様なタングステン合金の磁石が用いられる。
また、錘5Cが、錘移動空間3に複数収容されている場合(例えば、図4に示すように、3つの錘51C,52C,53Cを収容した場合)、最も後方側に位置する錘53Cが、タングステン合金の磁石から形成され、且つ、残る錘51C,52Cは、全て非磁性体から形成される、或いは、残る錘5Cのうち前記磁石からなる錘53Cに隣接する錘52Cが非磁性体から形成され且つ前記磁石からなる錘53Cに隣接しない錘51Cが磁性体から形成されることが好ましい。
図示例では、最も前方部の錘51Cが、タングステン合金の磁性体又は他の物質の磁性体から形成され、中間の錘52Cが、非磁性体から形成され、最も後方部の錘53Cがタングステン合金の磁石から形成される。
このように構成することにより、図4に示すように、最も前方側の錘53Cが錘移動空間3の前端に位置した状態で全ての錘51C,52C,53Cを保持できるようになる。
なお、第3実施形態において、保持部6Cは、仕切壁22の周壁前方部の下部に設けられているが、例えば、図5に示すように、保持部6Cが、仕切壁22の周壁前方部の周囲全体に設けられていてもよい。例えば、保持部6Cを短いパイプ状に形成し、この保持部6Cを仕切壁22の周壁前方部の収納凹部に埋め込むことにより、図5に示すルアー1Cが得られる。
[第4実施形態に係るルアー]
第4実施形態のルアーは、錘移動空間の後端に衝撃吸収部が設けられている点で上記第1乃至第3実施形態と異なる。
以下、第4実施形態について説明するが、上記第1乃至第3実施形態と同様の構成及び効果は、(それを説明したものとみなして)その説明を省略し、用語及び符号を適宜援用する。
図6において、第4実施形態のルアー1Dは、錘移動空間3の後端に衝撃吸収部7が設けられている。なお、第4実施形態のルアー1Dの基本構成は、便宜上、第1実施形態のルアーの基本構成を図示している。
具体的には、錘移動空間3を形成する仕切壁22の後端壁には、孔22aが形成されている。衝撃吸収部7の一部が前記孔22aから錘移動空間3に突出するようにして、衝撃吸収部7はボディ2に固定されている。衝撃吸収部7は、図7にも示すように、肉厚のある筒状に形成されている。この衝撃吸収部7の中心穴71を、ボディ2の内面から突設された固定軸部23に嵌め入れることによって、衝撃吸収部7がボディ2に固定されている。衝撃吸収部7の形成材料は、特に限定されず、ゴム、エラストマーなどの軟質樹脂、発泡樹脂などが挙げられる。
本実施形態のルアー1Dも、上記第1実施形態と同様に使用でき、同様の効果を奏する。さらに、ルアーのキャスティング時に錘5Aが錘移動空間3の後方側に移動した際、図8に示すように、その錘5Aが衝撃吸収部7に当たる。このため、本実施形態のルアー1Dは、前記錘5Aが当たった際の衝撃が直接ボディ2に伝わり難く、仕切壁22の後端壁を含むボディ2が壊れ難くなる。特に、錘5Aがタングステン合金からなる場合、(タングステン合金は比重が大きいので)ボディ2に大きな衝撃が加わるところ、本実施形態のように衝撃吸収部7を設けることにより、ボディ2が損壊し難くなる。
1A,1B,1C,1D ルアー
2 ボディ
3 錘移動空間
5A,5B,5C 錘
6A,6B,6C 保持部

Claims (7)

  1. ボディと、前記ボディ内に設けられた錘移動空間と、前記錘移動空間内に移動可能に収容された錘と、前記錘移動空間の一方側に設けられ且つ前記錘を吸着する保持部と、を有し、
    前記錘が、タングステン合金の磁性体から形成された錘を含み、
    前記保持部が、残留磁束密度200〜420mT、保磁力220〜300A/mの磁石から形成されている、ルアー。
  2. ボディと、前記ボディ内に設けられた錘移動空間と、前記錘移動空間内に移動可能に収容された錘と、前記錘移動空間の一方側に設けられ且つ前記錘を吸着する保持部と、を有し、
    前記保持部が、磁性体から形成され、
    前記錘が、タングステン合金の磁石から形成された錘を含み、前記タングステン合金の磁石が、残留磁束密度200〜420mT、保磁力220〜300A/mである、ルアー。
  3. 前記錘移動空間内に、独立した複数の錘が収容されており、
    前記複数の錘のうちの少なくとも1つの錘が、前記タングステン合金からなる、請求項1または2に記載のルアー。
  4. 前記錘移動空間が、ボディの前後方向に延在されており、
    前記保持部が、前記錘移動空間を仕切る仕切壁の前端壁に設けられている、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のルアー。
  5. 前記錘移動空間が、ボディの前後方向に延在されており、
    前記保持部が、前記錘移動空間を仕切る仕切壁の周壁前方部に設けられている、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のルアー。
  6. 前記錘移動空間内に、独立した複数の錘が収容されており、
    前記複数の錘のうち、錘移動空間の最も前方側に位置する錘が、前記タングステン合金からなり、且つ、残る錘が、磁性体からなる、請求項4に記載のルアー。
  7. 前記錘移動空間内に、独立した複数の錘が収容されており、
    前記複数の錘のうち、錘移動空間の最も後方側に位置する錘が、前記タングステン合金からなり、且つ、残る錘が、非磁性体からなる、請求項5に記載のルアー。
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